JP2017129015A - 樹脂製インペラ - Google Patents
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Abstract
【課題】効率の向上と出力の向上の両立が可能な樹脂製インペラを提供する。【解決手段】樹脂製インペラは、中心軸部3とその中心軸部3の周囲に等間隔で複数形成された羽根5とを有し、中心軸部3の軸心CLを中心として回転することにより、中心軸部3の軸心CLに沿った方向から隣り合う羽根5間に流入した流体を中心軸部3の軸心CLに直交する径方向外方側へ向けて流出させる。羽根5は、中心軸部3の軸心CLに沿った一端側から他端側に向かって螺旋状に形成されている。羽根5の径方向外方端側には、中心軸部3の軸心CLと直交する径方向外方へ向かうに従って回転方向側への変形量が漸増するように形成された第1流れ修整部11と、第1流れ修整部11の径方向外方端に滑らかに接続され且つ中心軸部3の軸心CLと直交する径方向外方へ向かうに従って回転方向と逆方向側への変形量が漸増するように形成された第2流れ修整部12と、を有する。【選択図】図3
Description
この発明は、軸方向に沿って流入した流体を径方向外方へ向けて流出させる樹脂製インペラに関する。
近年、樹脂製のインペラは、射出成形により製造されている。すなわち、樹脂製のインペラは、金型のキャビティ内に溶融樹脂を射出し、金型のキャビティ内に射出した溶融樹脂が冷却固化した後、金型のキャビティ内から取り出される射出成形品である。
図7は、このようなインペラ100の射出成形金型101を示す図である。なお、図7(a)は、第1金型102を取り除いて示す第2金型103の平面図である。また、図7(b)は、射出成形金型101の縦断面図である。
この図7に示すように、インペラ100の射出成形金型101は、第1金型102と第2金型103の型合わせ面104側にキャビティ105が形成され、このキャビティ105に複数の中駒106がスライド移動できるように配置され、各中駒106間の隙間に流れ込んだ溶融樹脂によって羽根107が形成されるようになっている。各中駒106は、第1金型102と第2金型103が分離した後(型開きした後)、インペラ100の径方向外方へスライド移動させられ、インペラ100から分離させられることによって、インペラ100と第2金型103との分離を可能にしている(特許文献1参照)。
しかしながら、図7(a)に示すインペラ100は、羽根107が一方向に湾曲する円弧形状であるため、回転エネルギーを流体の運動エネルギーに変換する効率の向上と出力(単位時間当たりの流体の流量等)の向上とを両立できないという問題を有していた。
そこで、本発明は、効率の向上と出力の向上を両立できる樹脂製インペラの提供を目的とする。
本発明は、中心軸部3と前記中心軸部3の周囲に等間隔で複数形成された羽根5とを有し、前記中心軸部3の軸心CLを中心として回転することにより、前記中心軸部3の軸心CLに沿った方向から隣り合う前記羽根5,5間に流入した流体を前記中心軸部3の前記軸心CLに直交する径方向外方側へ向けて流出させる樹脂製インペラ1に関するものである。本発明において、前記羽根5は、前記中心軸部3の軸心CLに沿った一端7側から他端8側に向かって螺旋状に形成されている。また、前記羽根5の径方向外方端側には、前記中心軸部3の前記軸心CLと直交する径方向外方へ向かうに従って回転方向側への変形量が漸増するように形成された第1流れ修整部11と、前記第1流れ修整部11の径方向外方端に滑らかに接続され且つ前記中心軸部3の前記軸心CLと直交する径方向外方へ向かうに従って前記回転方向と逆方向側への変形量が漸増するように形成された第2流れ修整部12と、が形成されている。
本発明に係る樹脂製インペラは、羽根の第1流れ修整部が出力の向上を可能にし、羽根の第2流れ修整部が効率の向上を可能にするため、効率の向上と出力の向上を両立することができる。
以下、本発明の実施例を図面に基づき詳述する。
(インペラ)
図1は、本発明の実施例に係る樹脂製インペラ1(以下、インペラ1と略称する)を示す図である。なお、図1(a)は、インペラ1の平面図である。また、図1(b)は、インペラ1の正面図である。また、図1(c)は、インペラ1の裏面図である。
図1は、本発明の実施例に係る樹脂製インペラ1(以下、インペラ1と略称する)を示す図である。なお、図1(a)は、インペラ1の平面図である。また、図1(b)は、インペラ1の正面図である。また、図1(c)は、インペラ1の裏面図である。
図1に示すように、本実施例に係るインペラ1は、軸穴2が形成された円筒状の中心軸部3と、この中心軸部3の外周側に一体に形成された略テーパ形状の羽根支持部4と、中心軸部3の外周面3a及び羽根支持部4の外表面4aに跨って形成され且つ中心軸部3の周囲に等間隔で位置するように複数形成された羽根5と、隣り合う羽根5,5間の羽根支持部4の外表面4aに形成された補助羽根6とを有している(図2参照)。このようなインペラ1は、炭素繊維含有PEEK、炭素繊維含有PPS等の合成樹脂材料を使用して射出成形される。
羽根5は、中心軸部3の軸心CLに沿った一端7側から他端8側に向かって一定のねじれ角(θ)で螺旋状に形成されている(図3及び図4参照)。この羽根5のねじれ方向は、図1(a)に示すように、インペラ1が反時計回り方向(左回り方向)に回転させられる場合、中心軸部3の軸心CLに沿った一端7側から他端8側へ向かって時計回り方向(右回り方向)のねじれとなるように形成されている。なお、図4は、羽根5の高さ位置(中心軸部3の軸心CLに沿った方向の位置Z0〜Zn)と羽根5の径方向外方端の位置(r0〜rn)との関係を示す図(羽根5のねじれ状態を示す図)であり、羽根5が一定のねじれ角θで形成されていることを示している。
図2(a)及び図3(a)は、インペラ1の羽根5の基本形状を簡略化して示す図であり、インペラ1の断面図である。これらの図に示すように、羽根5は、薄板状に形成されており、中心軸部3の外周面3aから中心軸部3の軸心CLに直交する径方向外方側へ向かって延び、その径方向外方端が羽根支持部4の径方向外方端に一致している。そして、羽根5は、径方向内方端から径方向外方端寄りの部分まで径方向に沿って直線状に延びる無修整形状部10が形成されている。また、羽根5の径方向外方端側には、無修整形状部10の径方向外方端に滑らかに接続され且つ径方向外方へ向かうに従ってインペラ1の回転方向側への変形量が漸増するように形成された第1流れ修整部11と、第1流れ修整部11の径方向外方端に滑らかに接続され且つ径方向外方へ向かうに従ってインペラ1の回転方向と逆方向側への変形量が漸増するように形成された第2流れ修整部12と、が形成されている。これら第1流れ修整部11と第2流れ修整部12の接続部分13は、インペラ1の回転方向に向かって凸形状の湾曲形状になっており、第1流れ修整部11を流動する流体を第2流れ修整部12に滑らかに案内できるようになっている。そして、第2流れ修整部12の径方向外方端は、羽根5の径方向外方端であり、流体の流出端になる。なお、図4の羽根5の高さ寸法(h)は、図2(a)において、中心軸部3の軸心CLに沿った羽根5の一端Z0から羽根5の他端Znまでの軸心CLに沿った長さ寸法である。
図2(b)は、図1に示したインペラ1の羽根5の形状を簡略化して示す図であり、インペラ1の断面図である。この図2(b)に示すインペラ1の羽根5は、インペラ1を遠心圧縮機のケース等に収容するため、図2(a)に示した羽根5の径方向外方端側で且つ軸心CLに沿った一端7側を略1/4楕円形状に切り欠いた形状になっている。
図2(c)は、図1に示したインペラ1の補助羽根6の形状を簡略化して示す図であり、インペラ1の断面図である。この図2(c)に示すインペラ1の補助羽根6は、図2(b)に示した羽根5の軸心CLに沿った一端7から高さ寸法hの60%を切り欠いた形状(羽根5の流体流入側を切り欠いたような形状)になっている。
図1及び図2に示すように、インペラ1の羽根支持部4は、複数の羽根5を接続し、且つ、隣り合う羽根5,5間の流路の底面を形作るようになっており、中心軸部3の肉厚寸法と同様の肉厚寸法に形成された板状体である。この羽根支持部4の外表面4aは、中心軸部3の軸心CLに沿った方向から隣り合う羽根5,5間に流入した流体を中心軸部3の軸心CLに直交する径方向外方側へ向けて滑らかに案内する湾曲面状になっている。この羽根支持部4の裏面4bと中心軸部3の外周面3aとの間には、中心軸部3の軸心CLに沿った断面形状が略三角形状の肉抜き部14が形成されている。
(射出成形金型)
図5乃至図6は、本発明の実施例に係るインペラ1の射出成形金型20を示す図である。これらの図に示すように、射出成形金型20は、固定側金型21と、可動側金型22と、これら固定側金型21と可動側金型22との間に配置されたキャビティ駒23と、を有している。そして、図5(a)に示すように、射出成形金型20は、キャビティ駒23を固定側金型21と可動側金型22との間に挟み込む型締め時に、キャビティ駒23の内部空間がインペラ1を形作るためのキャビティ24になるように構成されている。また、キャビティ駒23は、支持駒部25と、この支持駒部25に軸受26を介して回転可能に支持された中駒部27と、を有している。
図5乃至図6は、本発明の実施例に係るインペラ1の射出成形金型20を示す図である。これらの図に示すように、射出成形金型20は、固定側金型21と、可動側金型22と、これら固定側金型21と可動側金型22との間に配置されたキャビティ駒23と、を有している。そして、図5(a)に示すように、射出成形金型20は、キャビティ駒23を固定側金型21と可動側金型22との間に挟み込む型締め時に、キャビティ駒23の内部空間がインペラ1を形作るためのキャビティ24になるように構成されている。また、キャビティ駒23は、支持駒部25と、この支持駒部25に軸受26を介して回転可能に支持された中駒部27と、を有している。
(射出成形方法)
図5乃至図6を参照し、本実施例に係るインペラ1の射出成形方法を説明する。
図5乃至図6を参照し、本実施例に係るインペラ1の射出成形方法を説明する。
図5(a)に示すように、キャビティ駒23の中駒部27が固定側金型21に接触し且つ可動側金型22がキャビティ駒23の中駒部27に接触した型締め状態において、中駒部27の内部にインペラ1を形作るためのキャビティ24が形成され、このキャビティ24内に固定側金型21のゲート28から溶融樹脂が射出される(第1成形工程)。
この第1成形工程において、キャビティ24内にゲート28から射出された溶融樹脂は、インペラ1の軸心CLに沿った一端7側に位置する小径部分側からインペラ1の軸心CLに沿った他端8側bに位置する大径部分側へ円滑に流動するようになっている。そのため、本実施例に係るインペラ1の射出成形方法は、例えば、インペラ1の軸心CLに沿った他端8側に位置する大径部分側からインペラ1の軸心CLに沿った一端7側に位置する小径部分側へ向けて流動するようにゲート28が配置される場合と比較し、キャビティ24(特に、羽根5を形作る部分)への充填効率が良くなる。また、射出成形金型20のゲート28は、インペラ1の軸心CLに沿った一端7側の小径部分側に配置されているため、インペラ1の軸心CLに沿った他端8側に位置する大径部分の羽根5及び補助羽根6の末端まで保圧を十分に加えることができる。その結果、本実施例に係る射出成形金型20を使用したインペラ1の射出成形方法によれば、高精度のインペラ1を製造することができる。
次に、キャビティ24内に射出された溶融樹脂を保圧した状態で冷却固化した後、図5(b)に示すように、キャビティ駒23と可動側金型22を一体として固定側金型21から分離し、キャビティ24内のインペラ1(キャビティ24内で固化した樹脂)とゲート28内の樹脂とを切り離す(第2成形工程)。そして、キャビティ駒23及び可動側金型22は、図5(a)の型締め位置から図5(b)の第1の離型位置まで一体となって移動する。
この第2成形工程において、キャビティ24内で冷却固化した樹脂材料製のインペラ1は、金属製のキャビティ駒23及び可動側金型22よりも収縮率が大きいため、羽根5及び補助羽根6を形作るための中駒部27の螺旋状溝30と羽根5及び補助羽根6との間に隙間が生じ、羽根支持部4が可動側金型22の軸型部31及び円錐台形状部32を締め付ける。また、この第2成形工程において、インペラ1は、羽根5及び補助羽根6が中駒部27の螺旋状溝30で形作られ、表面に従来例のような型割面が位置しないため、表面にバリが生じない。
次に、キャビティ駒23が可動側金型22と共に第1の離型位置(図5(b)に示す位置)まで移動した後、可動側金型22がキャビティ駒23から分離して第2の離型位置(図6(a)に示す位置)へ向けて移動すると、インペラ1の羽根支持部4が可動側金型22の軸型部31及び円錐台形状部32を締め付けた状態で可動側金型22と共に移動し、インペラ1の螺旋状の羽根5及び補助羽根6が中駒部27の螺旋状溝30内をスライド移動する(図5(b)及び図6(a)参照)。その結果、キャビティ駒23の中駒部27は、可動側金型22と一体に移動するインペラ1の羽根5及び補助羽根6によって回動させられて、可動側金型22と一体に移動するインペラ1から分離される(第3成形工程)。
次に、図6(a)に示すように、可動側金型22が第2の離型位置まで移動すると、インペラ1は、可動側金型22に収容されたエジェクタスリーブ33及びエジェクタピン34で押されて可動側金型22から分離され、射出成形金型20から取り出される(図6(b)参照)。
(本実施例の効果)
以上のような本実施例に係るインペラ1は、羽根5及び補助羽根6の径方向外方端側に形成された第1流れ修整部11が出口側流路を狭め、第1流れ修整部11が径方向外方へ向けて流出する流体の流速を滑らかに増すことができると共に、第2流れ修整部12が羽根5及び補助羽根6の径方向外方端から流体を滑らかに流出させることにより、流体の圧力損失を低減できる。その結果、本実施例に係るインペラ1は、効率(インペラ1の回転エネルギーを流体の運動エネルギーに変換する効率)の向上と出力(単位時間当たりの流体の流量等)の向上とを両立させることができる。
以上のような本実施例に係るインペラ1は、羽根5及び補助羽根6の径方向外方端側に形成された第1流れ修整部11が出口側流路を狭め、第1流れ修整部11が径方向外方へ向けて流出する流体の流速を滑らかに増すことができると共に、第2流れ修整部12が羽根5及び補助羽根6の径方向外方端から流体を滑らかに流出させることにより、流体の圧力損失を低減できる。その結果、本実施例に係るインペラ1は、効率(インペラ1の回転エネルギーを流体の運動エネルギーに変換する効率)の向上と出力(単位時間当たりの流体の流量等)の向上とを両立させることができる。
また、以上のような本実施例に係るインペラ1は、羽根5及び補助羽根6が一定のねじれ角θで形成され、螺旋状の羽根5及び補助羽根6が中駒部27の螺旋状溝30内をスライド移動することができるため、キャビティ駒23の中駒部27を相対回動させながら、キャビティ駒23の中駒部27を中心軸部3の軸心CLに沿った方向に相対移動させることができ、キャビティ駒23の中駒部27から円滑に分離することが可能になる。その結果、本実施例に係るインペラ1は、羽根5及び補助羽根6を中駒部27に彫り込まれた螺旋状溝30(キャビティ24の一部)で形作ることができ、中駒部27が各羽根5毎に分割されておらず、羽根5及び補助羽根6の表面に型割面が位置しないため、羽根5及び補助羽根6の表面にバリが生じることがなく、後加工としてのバリ除去に要する製造コストを削減できる。このような本実施例に係るインペラ1に対し、図7に示した従来のインペラ100は、各中駒106と第1金型102との型割面(分割面)108a〜108cが羽根107の表面に位置するため、各羽根107の表面稜線に沿ってバリが生じやすい。例えば、ターボチャージャーに使用されるインペラ100は、羽根107の表面稜線にバリが生じると、その羽根107のバリによって流体の流れが妨げられ、ターボチャージャーの効率が低下する。そのため、図7に示した従来のインペラ100は、各羽根107の表面に生じたバリを研磨加工等の二次加工によって除去するようになっており、製造コストが嵩むという問題を有していた。本実施例に係るインペラ1は、このような従来のインペラ100の問題点を解消できる。
(インペラの変形例)
本発明に係るインペラ1は、上記実施例のインペラ1に限定されず、羽根5及び補助羽根6が弾性変形した状態で中駒部27の螺旋状溝30内をスライド移動でき、羽根5及び補助羽根6が中駒部27を回転させながら中駒部27から円滑に分離される限り、ねじれ角を中心軸部3の軸心CLに沿った一端7側から他端8側に向かって変化させてもよい。
本発明に係るインペラ1は、上記実施例のインペラ1に限定されず、羽根5及び補助羽根6が弾性変形した状態で中駒部27の螺旋状溝30内をスライド移動でき、羽根5及び補助羽根6が中駒部27を回転させながら中駒部27から円滑に分離される限り、ねじれ角を中心軸部3の軸心CLに沿った一端7側から他端8側に向かって変化させてもよい。
また、本発明に係るインペラ1は、上記実施例のインペラ1に限定されず、補助羽根6の高さ(h1)を羽根5の最大径や求められている出力性能に応じた最適の寸法に決定することができる。
また、本発明に係るインペラ1は、上記実施例のインペラ1に限定されず、羽根5のみで求められている性能を発揮できる場合、補助羽根6を省略してもよい。
1……インペラ(樹脂製インペラ)、3……中心軸部、5……羽根、CL……軸心、7……一端、8……他端、11……第1流れ修整部、12……第2流れ修整部
Claims (3)
- 中心軸部と前記中心軸部の周囲に等間隔で複数形成された羽根とを有し、前記中心軸部の軸心を中心として回転することにより、前記中心軸部の軸心に沿った方向から隣り合う前記羽根間に流入した流体を前記中心軸部の前記軸心に直交する径方向外方側へ向けて流出させる樹脂製インペラにおいて、
前記羽根は、前記中心軸部の軸心に沿った一端側から他端側に向かって螺旋状に形成され、
前記羽根の径方向外方端側には、前記中心軸部の前記軸心と直交する径方向外方へ向かうに従って回転方向側への変形量が漸増するように形成された第1流れ修整部と、前記第1流れ修整部の径方向外方端に滑らかに接続され且つ前記中心軸部の前記軸心と直交する径方向外方へ向かうに従って前記回転方向と逆方向側への変形量が漸増するように形成された第2流れ修整部と、を有する、
ことを特徴とする樹脂製インペラ。 - 前記羽根は、前記中心軸部の軸心に沿った一端側から他端側に向かって一定のねじれ角で螺旋状に形成された、
ことを特徴とする請求項1に記載の樹脂製インペラ。 - 前記中心軸部の外周側には、前記複数の羽根を接続し、且つ、隣り合う前記羽根間の流路の底面を形作る羽根支持部が形成され、
前記羽根支持部は、前記中心軸部の軸心に沿った方向から隣り合う前記羽根間に流入した流体を前記中心軸部の前記軸心に直交する径方向外方側へ向けて滑らかに案内する湾曲面状の外表面が形成され、
前記羽根支持部の前記外表面で且つ隣り合う前記羽根間には、前記羽根の流体流入側を切り欠いたような形状の補助羽根が形成された、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の樹脂製インペラ。
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