JP2017127748A - 吊下げ保持具 - Google Patents

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正彦 立澤
竹則 立澤
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Abstract

【課題】 首から吊下げた携帯電子機器などの被保持物を操作する際に、首に掛け回したストラップの長さをその都度調整する煩わしさを回避する吊下げ保持具を提供することにある。
【解決手段】 第1のストラップ15が巻き取られる第1ドラム13には弾性的に復帰し且つ押圧可能な押ボタンを有する第1の回転ロック機構28が設けられ、この第1の回転ロック機構28は常時は第1ドラム13の回転をロックし、押ボタンの押圧動作によって回転のロックを解除する一方、第2のストラップ16が巻き取られる第2ドラム14には第2の回転ロック機構38が設けられ、この第2の回転ロック機構38は常時は第2ドラム14の回転をロックし、第2のストラップ16の引き出し動作時又は巻き取り動作時には第2ドラム14の回転のロックを解除する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、携帯電話やスマートフォンなどの携帯電子機器やカードホルダ等を首から下げた状態で保持するための吊下げ保持具に関するものである。
従来、この種の吊下げ保持具としては、例えば特許文献1に記載の携帯保持具が知られている。この携帯保持具1は、図29に示したように、ケース本体2と、このケース本体2内に収納されるストラップ3と、このストラップ3を巻き取るためにケース本体2に対して回転自在に設けられるドラム(図示せず)と、携帯電子機器7を吊り下げるためにケース本体2の下端に設けられた連結部材4とを備えている。ケース本体2の上部にはストラップ3を引き出すための一対の開口部5が設けられ、またケース本体2の中央部にはストラップ3を所定の長さに引き出して固定するためのロックボタン6が設けられている。なお、ケース本体2内にはドラムをストラップ3の巻き取り方向に付勢する駆動バネ(図示せず)が設けられている。また、ドラムとロックボタン6との間にはドラムの回転を規制したり、解除するためのロック機構(図示せず)が設けられている。
このような携帯保持具1にあっては、まずケース本体2に収納されたストラップ3を所定の長さに引き出すため、ケース本体2のロックボタン6を押してロック機構を解除し、ストラップ3を開口部5から所定の長さまで引き出しロックボタン6を離してロックする。ストラップ3はケース本体2の一対の開口部5からリング状に引き出されるので、これを首に掛けてケース本体2を胸元に吊るす。次いで、ケース本体2の位置を調整するために、再びロックボタン6を押してドラムのロック機構を解除し、ストラップ3をドラムに巻き取って短くし、ケース本体2を少し引き上げる。さらに、ケース本体2の下端の連結部材4に携帯電子機器7を取り付けて首から吊るした状態で保持する。なお、ストラップ3の長さを調整することで携帯電子機器7を胸のポケットに入れて保持することもできる。
しかしながら、上記従来の携帯保持具1にあっては、携帯電子機器7を操作しようとする場合は、その都度ロックボタン6を押してロック機構を解除し、ロックボタン6を押し続けた状態で首に掛けたストラップ3の長さを調整して、ケース本体2自体を引き下げなければならず、非常に煩わしいものであった。また、携帯電子機器7は連結部材4によってケース本体2に装着されているために、携帯電子機器7を操作する場合にはケース本体2が携帯電子機器7と一緒になって動くことから、ケース本体2が邪魔をして携帯電子機器7の操作性に影響を及ぼすおそれがあった。
特開2009−66276号公報
そこで、本発明が解決しようとする課題は、首から吊下げた携帯電子機器などの被保持物を操作する際に、首に掛け回したストラップの長さを調整してケース本体自体を下方位置まで移動させるなどの煩わしさを回避すると共に、被保持物の操作性に影響を与えないような吊下げ保持具を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明に係る吊下げ保持具は、独立して駆動する少なくとも2つのドラムと、一方のドラムに巻き取られる第1のストラップ及び他方のドラムに巻き取られる第2のストラップと、第1及び第2のストラップをそれぞれ巻き取る方向に各ドラムを付勢するそれぞれの駆動バネと、を備え、前記第1のストラップが巻き取られる一方のドラムには弾性的に復帰し且つ押圧可能な押ボタンを有する第1の回転ロック機構が設けられ、この第1の回転ロック機構は常時は前記一方のドラムの回転をロックし、押ボタンの押圧動作によって前記一方のドラムの回転のロックを解除する一方、前記第2のストラップが巻き取られる他方のドラムには第2の回転ロック機構が設けられ、この第2の回転ロック機構は常時はドラムの回転をロックし、第2のストラップの引き出し動作時、又は第2のストラップの巻き取り動作時には他方のドラムの回転のロックを解除する。
上記吊下げ保持具の一実施例では、前記第1のストラップが巻き取られるドラムと第2のストラップが巻き取られるドラムが一つのケース内で上下に重ねられた状態で配置され、又は一つのケース内で左右に並べられた状態で配置されている。
また、上記吊下げ保持具の他の実施例では、前記第1のストラップが巻き取られるドラムと第2のストラップが巻き取られるドラムは、それぞれが独立したケース内に配置され、独立したケース同士の間は前記第1のストラップによって連結されると共に、第1のストラップが伸縮することによって独立したケース同士が近づき又は遠ざかる。
本発明に係る吊下げ保持具は、被保持物を操作する際には吊下げ保持具を動かすことなく、被保持物に連結された第2のストラップの長さを調整するだけで被保持物を操作し易い位置に移動させることができる。また、被保持物を操作位置から保持位置に戻す際にも吊下げ保持具を動かすことなく、被保持物に連結されている第2のストラップをドラムに巻き取るだけで、所定の保持位置まで引き上げることができる。
本発明の第1実施例に係る吊下げ保持具に携帯電子機器を連結した状態を示す斜視図である。 各ケース内に配置されたドラムを示す平面図である。 図2におけるA−A線断面図である。 図2と同様の平面図である。 図4におけるB−B線断面図である。 図1に示した吊下げ保持具を首に吊るす時の手順を示す説明図である。 携帯電子機器を操作する時の吊下げ保持具の状態を示す斜視図である。 携帯電子機器を使用する時の吊下げ保持具の状態を示す斜視図である。 本発明の第2実施例に係る吊下げ保持具を示す斜視図である。 吊下げ保持具の収納状態を示す平面図である。 吊下げ保持具の他の収納状態を示す側面図である。 本発明の第3実施例に係る吊下げ保持具を示す斜視図である。 図12におけるC−C線断面図である。 本発明の第4実施例に係る吊下げ保持具を示す斜視図である。 第1のストラップを巻き取った状態を示す平面図である。 本発明の第5実施例に係る吊下げ保持具を示す斜視図である。 図16におけるD−D線断面図である。 本発明の第6実施例に係る吊下げ保持具を示す斜視図である。 本発明の第7実施例に係る吊下げ保持具を示す斜視図である。 図19の吊下げ保持具に備わる第5ケースとこの第5ケースに取り付けられるクリップ体の斜視図である。 上記クリップ体を取り付けた第5ケースの側面図である。 上記第5ケースの部分断面図である。 上記クリップ体の回転状態を示す作用図である。 図19における係合手段の断面図である。 上記係合手段のオス側部材の開閉動作を示す斜視図である。 上記オス側部材を閉じたときの斜視図である。 上記第5ケースの第1の装着状態を示す説明図である。 上記第5ケースの第2の装着状態を示す説明図である。 従来の携帯保持具の一例を示す斜視図である。
以下添付図面に基づいて、本発明に係る吊下げ保持具の実施形態を詳細に説明する。図1乃至図5には、本発明に係る吊下げ保持具の第1実施例が示される。この吊下げ保持具10は、2つに分離された第1ケース11および第2ケース12と、各ケース11,12内に回転自在に配置された第1ドラム13および第2ドラム14と、これらドラム13,14にそれぞれ巻き取られる2本のストラップ15,16とを備える。第1ドラム13に巻き取られる第1のストラップ15は首に掛けるためのもので幅の狭い帯状のリボンで形成されており、第2ドラム14に巻き取られる第2のストラップ16は携帯電話やスマートフォンなどの携帯電子機器17に連結するためのもので細くて長い強い糸で形成されている。
第1ケース11は円盤形状をしており、その左右両側には第1のストラップ15を引き出すための一対の開口部18a,18bがスリット状に設けられる。一方の開口部18aから引き出されるストラップ部15aの先端には係合手段19のメス側部材19aが取り付けられ、他方の開口部18bから引き出されたストラップ部15bの先端は第2ケース12の一方の肩部12aにストッパ20によって固定されている。なお、第2ケース12の他方の肩部12bには第1のストラップ15と同じリボンからなる固定ストラップ15cの基端部がストッパ20によって固定されている。この固定ストラップ15cの長さは短く調整されており、その先端には前記係合手段19のオス側部材19bが取り付けられている。このオス側部材19bはメス側部材19aに嵌合する一対の弾性係合片19cを有している。
一方、前記第2ケース12は平面略U字状の扁平形状をしており、その上端中央に凹み部12cを有している。この凹み部12cは前記第1ケース11の外周と略同じ曲率で形成されており、第1ケース11の外周の一部が第2ケース12の凹み部12cに収まるようになっている。また、第2ケース12の下端には第2のストラップ16を引き出すために小さな円形の開口部21が設けられている。上述したように、第2のストラップ16は携帯電話やスマートフォンなどの携帯電子機器17に連結するためのもので、先端には前記と同様、係合手段22のメス側部材22aが取り付けられている。また、携帯電子機器17の方にオス側部材22bを取り付けておくことで、携帯電子機器17を脱着可能に連結することができる。なお、上記係合手段19,22のメス側部材とオス側部材は上記の実施例とは逆に取り付けられていてもよい。
前記第1ケース11内に回転自在に配置された第1ドラム13は、第1ケース11と一体成形の支軸23に回転自在に支持され、外周部には第1のストラップ15を巻き取るための外周溝25が形成され、また内側には第1のストラップ15の巻き取り方向に第1ドラム13を付勢する駆動バネ26の収納凹部27が形成されている。
また、前記第1ドラム13にはドラムの回転を規制する第1の回転ロック機構28が設けられている。この第1の回転ロック機構28は、第1ドラム13の上面の中央部に設けられた被係合部としての3方向の係合溝29と、この係合溝29と係合する押ボタン30とで構成される。この押ボタン30は、第1ケース11の上面に押圧可能に設けられた平面三角形状の筒体で構成され、前記係合溝29に対応する係合部としての3つの係合片31が押ボタン30の下端から外側へ水平方向に突出している他、内部にはコイルバネ32が収納されている。
上記の第1の回転ロック機構28は次のように作用する。常態時は図2及び図3に示したように、コイルバネ32の作用によって押ボタン30が弾性的に押し上げられ、係合片31が第1ドラム13の係合溝29に係合することで、ドラムの回転が規制される。一方、図4及び図5に示したように押ボタン30を指で押すと、コイルバネ32に抗して押ボタン30が弾性的に押し下げられ、係合片31と係合溝29との係合が外れることで、第1ドラム13の回転のロックが解除される。その結果、第1のストラップ15を自由に引き出すことができ、また第1のストラップ15の巻き取りも自在となる。
すなわち、第1のストラップ15を第1ケース11から所定の長さ引き出す場合や、第1のストラップ15を第1ドラム13に巻き取る場合などには、押ボタン30を指で押して第1ドラム13のロックを解除することで、第1のストラップ15を自由に引き出したり巻き取ったりすることができる。一方、押ボタン30から指を離してバネ復帰させることで第1ドラム13の回転が規制され、第1のストラップ15の動きを拘束することで第1のストラップ15を所定の長さに保つことができる。
一方、第2ケース12内に回転自在に配置された第2ドラム14は、第2ケース12と一体成形の支軸24に回転自在に支持され、外周部には第2のストラップ16を巻き取るための外周溝35が形成され、また内側には第2のストラップ16の巻き取り方向に第2ドラム14を付勢する駆動バネ36の収納凹部37が形成されている。
また、上記第2ドラム14にもドラムの回転を規制する第2の回転ロック機構38が設けられている。この第2の回転ロック機構38は、前記第1ドラム13に設けられた第1の回転ロック機構28とは異なり、第2ドラム14の上面に形成された第1円盤部39およびこの第1円盤部39より小さい直径を有する第2円盤部40と、後端部が第2ケース12の裏面に固定され先端部が長く延びて第1及び第2円盤部39,40の外周面並びに第1円盤部39の上面を弾性的に押圧するバネ部材41とを備える。このバネ部材41は線材によって形成されており、後端部には第2ケース12と一体成形された円柱突起42に嵌め入れる渦巻部43が形成され、この渦巻部43の近傍が一対のストッパ部材44に挟持されている。
また、前記第1円盤部39には第2のストラップ16が引き出される方向にドラムを回転した時に、バネ部材41の先端部41aを第2円盤部40の外周面から第1円盤部39の外周面に移動させる第1溝部45と、第2のストラップ16を巻き取る際に、バネ部材41の先端部41aと係合して、ドラムの巻き取り方向への回転を規制する第2溝部46と、さらに第2のストラップ16が再び引き出される方向にドラムが回転した時に、バネ部材41の先端部41aを前記第2溝部46から第2円盤部40の外周面に移動させる斜面47とが形成されている。
図2及び図3には第2のストラップ16が第2ドラム14に巻き取られている状態のバネ部材41の位置が示されており、バネ部材41の先端部41aは第2円盤部40の外周面を弾性的に押圧している。この状態から第2のストラップ16を引き出すと、ドラムは図2において時計回り方向に回転し、バネ部材41の先端部41aは第2円盤部40の外周面から第1溝部45に導かれて第1円盤部39の外周面に移動する。第2のストラップ16が強く引かれている時は、バネ部材41の先端部41aが第2溝部46に押し込まれることがないので、図4に示されるようにバネ部材41の先端部41aは第1円盤部39の外周面を移動し続け、第2のストラップ16を所望の長さまで引き出すことができる。
引き出す力を弱めると、駆動バネ36の作用によって第2ドラム14には第2のストラップ16を巻き取る方向への回転力(図4において反時計回り方向の回転力)が生じる。ドラムが僅かに回転すると第1円盤部39の外周面にあったバネ部材41の先端部41aが第2溝部46に押し込まれて溝部の縦壁と係合し(図4においてバネ部材41を仮想線で示す)、ドラムの反時計回り方向への回転が阻止され、第2のストラップ16の引き出された状態が保たれる。
さらに、この状態から第2のストラップ16を巻き取る場合は、第2のストラップ16を少し引っ張って第2ドラム14を時計回り方向に回転させる。するとバネ部材41の先端部41aが第2溝部46に係合された位置から斜面47を登って第2円盤部40の外周面に押し出される。ほぼ同時に第2のストラップ16を引っ張る力を緩めると第2ドラム14は駆動バネ36の作用によって反時計回り方向の回転力が加わる。この駆動バネ36の作用によって、バネ部材41の先端部41aが第2円盤部40の外周面を押圧した状態のまま第2ドラム14の反時計回り方向の回転が確保され、スムーズに第2のストラップ16を巻き取ることができる。
なお、第2のストラップ16の巻き取り動作を途中で止めたい場合には、再び第2のストラップ16を少し引っ張って第2ドラム14の回転を時計回り方向に戻したのちに力を少し緩める。すると上記と同様、駆動バネ36の作用によって第2ドラム14が反時計回り方向に回転し、バネ部材41の先端部41aが再び第2溝部46に押し込まれて第2ドラム14の反時計回り方向の回転が阻止されることになる。
図6乃至図8には本発明に係る吊下げ保持具10の一使用例が示されている。先ず、図6(a)に示したように、第1ケース11の上面に設けられた押ボタン30を押しながら第1のストラップ15のストラップ部15a,15bを引き出す。少し長めに引き出してから首に掛け回し、前記メス側部材19aと固定ストラップ部15cの先端に取り付けられたオス側部材19bとを係合して第1のストラップ15をリング状にする。このとき、第1ケース11が首の略真後ろに位置し、第2ケース12が胸元に位置するように調整する。
次いで、図6(b)に示したように、押ボタン30を再び押して第1のストラップ15を少し巻き取り、第2ケース12の高さ位置を調整する。なお、上記吊下げ保持具10を首から吊るす場合に、予めストラップ部15aとストラップ部15bとを係合手段19によって連結しておき、長めに引き出したリング状の第1のストラップ15を頭から被るようにしても良い。
次いで、第2ケース12の下端から第2のストラップ16を強く引っ張って引き出し、先端に取り付けた係合手段22のメス側部材22aを携帯電子機器17側に取り付けたオス側部材22bに係合させて連結する。これによって、携帯電子機器17を胸のポケット48に入れて保持したり、胸の前にぶら下げた状態で保持することができる。
携帯電子機器17を操作する場合には、図7に示したように、胸のポケット48から携帯電子機器17を取り出し、手に持ったまま前方に腕を伸ばす。すると腕を伸ばした動きに伴って第2のストラップ16が第2ケース12から引き出され、腕の動きを止めるとその位置で第2のストラップ16の引き出された状態が保たれる。
図8に示したように、第2のストラップ16の引き出し長さが十分確保された時点で、携帯電子機器17を耳に当てて音声通話をしたり、携帯電子機器17の表面パネルに指で情報入力を操作することができる。
携帯電子機器17の操作が終了したら、図7に示したように再び腕を前方に伸ばし、その状態からさらに腕を僅かに伸ばすことで、第2ドラム14を第2のストラップ16が巻き取られる方向に回転させる。そして、第2のストラップ16が適当な長さにまで巻き取られたら腕の動きを止め、その位置から僅かに第2のストラップ16を引き出すことで第2ドラム14の回転が阻止される。それによって、第2のストラップ16はその時の長さが保たれるので、携帯電子機器17を再び胸のポケット48に入れて保持する。
図9及び図10には本発明に係る吊下げ保持具の第2実施例が示されている。この実施例に係る吊下げ保持具50は、先の第1実施例と同様、第1ケース11と第2ケース12とを備え、各ケース内に配置された第1ドラム(図示せず)と第2ドラム(図示せず)に第1のストラップ15と第2のストラップ16がそれぞれ巻き取られる構造となっている。先の実施例と異なるのは、第1ケース11と第2ケース12とが第1のストラップ15によって直接繋がっている点であり、第1ケース11の左右両側から引き出される一対のストラップ部15a,15bは、その先端が第2ケース12の上端の両肩部12a,12bにそれぞれ固定されている。すなわち、この実施例に係る第1のストラップ15は、先の実施例のような係合手段19を備えていない。
したがって、この実施例に係る吊下げ保持具50では、第1ケース11の押ボタン30を指で押したまま第1ケース11と第2ケース12とを互いに引き離すと第1のストラップ15が引き出される。第1のストラップ15が適当な長さに引き出された所で押ボタン30から指を離し、第1ケース11を頭から被るだけで装着することができる。
また、この実施例では図10に示したように、第1のストラップ15が巻き取られている状態では、第1ケース11と第2ケース12とが互いに引き寄せ合って、第2ケースの上端中央の凹み部12cに第1ケース11の外周の一部が嵌まり込むことで両者が一体となる。特に、第1ケース11と第2ケース12との間に両者を水平方向で一体にする連結手段51、例えば第2ケース12の上端中央の凹み部12cに突起51aを形成し、第1ケース11の外周に前記突起51aが嵌まり込む係合溝51bを形成しておくことで両者を連結することができ、吊下げ保持具50を使用しない時の取り扱いが簡便となる。
なお、図11に示したように、第1ケース11と第2ケース12とを上下方向で一体に連結させることもできる。この場合には、例えば、第1ケース11の裏面側に突起51aを形成し、第2ケース12の裏面側に前記突起51aが嵌まり込む係合溝51bを形成しておくことで、両者を上下方向で連結することができ、さらにコンパクトに収納できる。
図12及び図13には本発明に係る吊下げ保持具の第3実施例が示されている。この実施例に係る吊下げ保持具60の特徴は、先の実施例における第1ケース11と第2ケース12とを上下に重ねたような一体構造からなる第3ケース61を備えていることであり、この第3ケース61内に、前記第1実施例と同様の第1ドラム13及び第2ドラム14が上下に重ねて配置されている。なお、この第3ケース61の平面形状は、第1実施例における第2ケース12と略同一形状である。
第1ドラム13及び第2ドラム14は、第3ケース61の本体62と一体成形された一対の支軸65a,65bにそれぞれ支持されている。第1ドラム13及び第2ドラム14をケース内に配置した後、第3ケース61の本体62に上下から上蓋63と下蓋64を被せることによって、本実施例の吊下げ保持具60が構成される。なお、第3ケース61の上蓋63には第1ドラム13の第1の回転ロック機構28を解除する押ボタン30が設けられている。
この実施例にあっては、第1ドラム13に巻き取られている第1のストラップ15は、上蓋63の一方の肩部63aに設けられた開口部66から引き出される。なお、上蓋63の他方の肩部63bには第1実施例と同様、先端に係合手段19のオス側部材19bが取り付けられた固定ストラップ部15cの基端部が固定されている。また、第1のストラップ15の先端には係合手段19のメス側部材19aが取り付けられている。
一方、第2ドラム14に巻き取られる第2のストラップ16は、第3ケース61の下部において、本体62と下蓋64との合わせ部に設けられた円形の小さな開口部67から引き出される。この第2のストラップ16の先端にも第1実施例と同様、係合手段22のメス側部材22aが取り付けられている。なお、第1ドラム13及び第2ドラム14の回転ロック機構は、その構成が先の第1実施例とほぼ同一であるので、同様の構成には同一の符号を付すことで詳細な説明を省略する。
この実施例に係る吊下げ保持具60を使用する際には、先ず上蓋63の押ボタン30を指で押して第3ケース61から第1のストラップ15を長く引き出し、首に掛け回したのち係合手段19のメス側部材19aとオス側部材19bとを係合する。第3ケース61が胸元に位置するように第1のストラップ15の長さを調整した後、第2のストラップ16を第3ケース61から引き出し、その先端に取り付けた係合手段22のメス側部材22aと携帯電子機器17に取り付けた係合手段22のオス側部材22bとを係合させる。
この実施例に係る吊下げ保持具60にあっては、第1ドラム13と第2ドラム14を一つのケース内に収めることができたので、先の実施例に比べて更なるコンパクト化が図られることになり、胸元がスッキリして見た目にも違和感がなく、身飾的な効果も期待できる。
図14及び図15には本発明に係る吊下げ保持具の第4実施例が示される。この実施例に係る吊下げ保持具70は、先の第3実施例と同様、第3ケース61内に第1ドラム(図示せず)と第2ドラム(図示せず)が配置され、各ドラムに第1のストラップ15と第2のストラップ16がそれぞれ巻き取られる構造となっている。先の実施例と異なるのは、第1ドラムに巻き取られる第1のストラップ15が第3ケース61の上蓋63の両肩部63a,63bに設けられた開口部66a,66bから同時に引き出されることで、リング状に形成される点である。すなわち、この実施例に係る第1のストラップ15は、先の実施例のような係合手段19を備えていない。
また、この実施例では第1のストラップ15が第1ドラムに巻き取られる場合は、図14及び図15に示したように、第1のストラップ15は上蓋63の上端の両肩部63a,63bの間に張り渡されるので、第3ケース61の上端中央の凹み部12cと第1のストラップ15との間の形成される隙間71に指を入れ、第1のストラップ15を引っ張ることで容易に引き出すことができる。第1のストラップ15を適当な長さに引き出し、頭から被るだけで容易に装着することができる。首に掛けた第1ストラップ15の長さは上蓋63の上面に設けられた押ボタン30を押して回転ロック機構を解除することで調整できる。
図16及び図17には本発明に係る吊下げ保持具の第5実施例が示されている。この実施形態に係る吊下げ保持具80の特徴は、第1実施例における第1ケース11と第2ケース12とを横に並べて合体させたような扁平形状をした第4ケース81を備えていることであり、第4ケース81の上端中央には第1実施例の第2ケース12と同様の凹み部81cが形成されている。また、この第4ケース81内には第1実施例と同じ構成からなる第1ドラム13及び第2ドラム14が横に並べて配置されている。
第1ドラム13及び第2ドラム14は、図17に示したように、第4ケース81と一体成形の一対の支軸82,83にそれぞれ支持されており、それぞれのドラムに第1のストラップ15及び第2のストラップ16が巻き取られる構成となっている。第1のストラップ15は、第4ケース81の一方の肩部81aに設けられたスリット状の開口部84aから引き出され、その先端には係合手段19のメス側部材19aが取り付けられている。また、第4ケース81の他方の肩部81bには長さの短い固定ストラップ15cが設けられ、その先端には係合手段19のオス側部材19bが取り付けられている。また、第2のストラップ16は、先の実施例と同様、第4ケース81の下部に設けられた小さな円形の開口部85から引き出される。また、第1ドラム13が配置された位置に対応する第4ケース81の上面には、第1ドラム13の回転ロック機構を解除する押ボタンが設けられている。なお、第1ドラム13及び第2ドラム14の回転ロック機構は、その構成が先の第1実施例とほぼ同一であるので、同様の構成には同一の符号を付すことで詳細な説明を省略する。
この実施例に係る吊下げ保持具80は、第3実施例のものより平面形状が多少大きいものの、薄型に形成されているので、胸元から突出することなく、胸元にぴったりと密着するのでそれほど目立たない。
図18には本発明に係る吊下げ保持具の第6実施例が示されている。この吊下げ保持具90は、第1のストラップ15が第4ケース81の上部の両肩部81a,81bに設けられた一対の開口部84a,84bから同時に引き出される他は、第5実施例と同様の構成からなるので、同様の構成には同一の符号を付すことで、詳細な説明を省略する。また、この実施例の吊下げ保持具90は、第4実施例と同様、第1のストラップ15が第1ドラムに巻き取られる場合は、第1のストラップ15が第4ケース81の両肩部81a,81bの間に張り渡されるので、第4ケース81の上端中央の凹み部81cと第1のストラップ15との間の形成される隙間91に指を入れ、第1のストラップ15を引っ張ることで容易に引き出すことができる。
図19乃至図28には本発明に係る吊下げ保持具の第7実施例が示されている。この吊下げ保持具100は、第1及び第2のストラップ15,16の巻き取り機構やロック機構等を収容するケースを円盤状の一つの第5ケース101によって形成したものである。また、この第5ケース101の一方には、一対の第1のストラップ15a,15bを引き出すための一対の孔部からなる開口部105a,105bが近接して設けられている。この吊下げ保持具100は、図12及び図13に示した第3実施例に係る吊下げ保持具60と基本構造は同一であるが、前述したように、第5ケース101の形状が円盤状であると共に、図20に示すように、第5ケース101にクリップ体110を装着可能としたものである。
前記第5ケース101は、周面108を有する本体102と、この本体102の上下に組み合わされる上蓋103及び下蓋104とによって円盤状に形成されている。また、前記本体102には、クリップ体110を装着させるための溝条部107が周面108に沿って形成されている。
図19に示したように、前記上蓋103には、第5ケース101に内蔵されている回転ロック機構を解除する押ボタン30が上面に、第1のストラップ15a,15bをループ状に引き出すための一対の開口部105a,105bが側面の近接した位置に設けられている。また、下蓋104には第2のストラップ16を一方向に引き出すための開口部106が前記一対の開口部105a,105bと対向する周面108に設けられている。前記第2のストラップ16は携帯電話やスマートフォンなどの携帯電子機器17、あるいは、図25及び図26に示すように、IDカード類が挿入可能なカードホルダ118を連結するためのもので、先端には係合手段115のメス側部材116が取り付けられている。また、携帯電子機器17やカードホルダ118等の被保持物の方に松葉紐119を介してオス側部材117を取り付けておくことで、被保持体を脱着可能に連結することができる。なお、第5ケース101の内部構造については、第3実施例に係る吊下げ保持具60と同一であるので詳細な説明を省略する。
この実施例にあっては、一対の開口部105a,105bが一ヶ所に近接して設けられているため、それぞれの開口部105a,105bから第1のストラップ15a,15bを略同時に且つバランスよく引き出すことができる。また、第1のストラップ15a,15bの収納も容易となり、コンパクトにまとまるといった利点がある。前記引き出された第1のストラップ15a,15bは、それぞれの先端に設けられているメス側部材19aにオス側部材19bを嵌合させることによって首に掛けるためのループを形成する。
前記クリップ体110は、図20乃至図23に示したように、前記溝条部107に沿って嵌まり込む一対の腕部111と、この一対の腕部111の略中央部から直交する方向にU状に延び、下蓋104の表面に接するように形成される挟持部112とを備える。本実施例では、一本の線材(ワイヤ)を折り曲げることによって、一対の腕部111及び挟持部112が一体となったクリップ体110を形成し、このクリップ体110の腕部111及び挟持部112に弾性を持たせたものである。前記一対の腕部111は、前記溝条部107の径よりも僅かに狭くなるように形成され、一対の腕部111を広げるようにして溝条部107に嵌め込ませることができる。また、前記挟持部112は、先端部が下蓋104の表面に弾性的に押圧するように、下向きに突出するように折り曲げ形成される。
前記クリップ体110は、一対の腕部111の両先端部111aを指で広げながら溝条部107にどの方向からも嵌め込むことができるので、着脱が容易であり、装着した際には溝条部107に弾性的に嵌合させることができる。また、図23に示したように、装着したクリップ体110は、第5ケース101の周面108に沿って自由に回転可能となる。これによって、挟持部112によるクリップ位置を360度の範囲で任意に設定することができる。
本実施例では、図20及び図21に示したように、前記溝条部107を本体102の周面108に沿って一周するように形成したが、挟持部112の回転範囲に合わせて円弧状に形成してもよい。また、図22に示したように、前記溝条部107が腕部111を包み込むようになだらかに湾曲して凹設することによって、クリップ体110の回転動作が滑らかになると共に、周面108と一体化して第5ケース101からの脱落を防止することができる。
前記係合手段115のオス側部材117は、図24に示すように、上板117aと下板117bとからなる一枚の板状部材を折り重ねるようにして形成され、上板117aと下板117bが樹脂ヒンジからなる折り曲げ部121によって開閉自在となる。また、折り曲げ部121には、図19に示したように、松葉紐119を通すための紐孔120が設けられる。そして、上板117aと下板117bとを折り重ねた際には、一定の隙間122が形成される。図25及び図26は、前記オス側部材117にカードホルダ118を取り付ける例を示したものである。図25に示したように、前記オス側部材117の上板117a又は下板117bの先端部117c,117dをカードホルダ118の取付孔123に通した後、折り曲げ部121で折り曲げ、図26に示したように、前記先端部117c,117dを合わせるようにして上板117aと下板117bとを閉じる。各先端部117c,117dには、それぞれ一対の弾性係合片117eを有しており、各先端部117c,117dを重ね合わせた状態でメス側部材116に弾性係合され、第2のストラップ16に連結される。このとき、カードホルダ118は、上板117aと下板117bとの隙間122で保持されることとなる。なお、図25及び図26では省略したが、紐孔120に通された松葉紐119は、ボールペンなどの筆記具やアクセサリ類などを吊り下げて利用することができる。
図27及び図28は、上記吊下げ保持具100の使用例を示したものである。この吊下げ保持具100にあっては、第5ケース101にクリップ体110を備えているので、首に掛けている第1のストラップ15から第2のストラップ16の先に吊り下げているカードホルダ118や携帯電子機器17等の被保持物までが直に垂れ下がることなく、中間位置にある第5ケース101を介して簡単に胸ポケット113や襟元114等に留めることができる。これによって、第2のストラップ16による保持範囲を限定した状態でカードホルダ118を引き出すなどして提示したり、カードホルダ118に挿入されているIDカードを読取機等にかざしたりすることができる。また、第5ケース101に対してクリップ体110が回転可能となっているので、胸ポケットの位置や男女で異なる服の襟合わせの方向に応じた装着が可能となる。さらに、第1のストラップ15が、近接する一対の開口部105から引き出されるため、全体のコンパクト化が図られると共に、第5ケース101が円盤状の対称形となっているので、胸元がスッキリし、装着による違和感もない。
本実施例では、一対の腕部111と挟持部112とからなるクリップ体110を一本のワイヤの曲げ加工によって形成し、クリップ体110に弾性を持たせたものであるが、前記溝条部107に嵌まり込む腕部と挟持部とを別体で形成し、それぞれを溶接等によって組み合わせて形成してもよい。また、前記挟持部を様々な形状にし、表面に模様等を施すことによって、デザイン性に富んだ吊下げ保持具を形成することができ、クリップ体の交換や様々な装飾性を備えた挟持部による着せ替え等も容易となる。
なお、上記のいずれの実施例においても第2のストラップ16を巻き取る第2ドラム14に第2の回転ロック機構38が設けられている場合を説明したが、例えば上記第7実施例で示したように、携帯電子機器の代わりに身分証(IDカード)のような被保持物を本発明の吊下げ保持具を利用して首から吊り下げる場合には、上記の第2の回転ロック機構38は設けなくてもよい。すなわち、身分証(IDカード)の場合には第2ドラム14からの第2のストラップ16の引き出しと第2ドラム14への巻き取りができれば足りるからである。身分証(IDカード)を外して収納する時に第1のストラップ15を第1ドラム13に巻き取ることができるので、コンパクトな収納が可能となる。
10 吊下げ保持具
11 第1ケース
12 第2ケース
12a,12b 肩部
12c 凹み部
13 第1ドラム
14 第2ドラム
15 第1のストラップ
15a,15b ストラップ部
15c 固定ストラップ部
16 第2のストラップ
17 携帯電子機器(被保持物)
18a,18b 開口部
19 係合手段
19a メス側部材
19b オス側部材
19c 弾性係合片
20 ストッパ
21 開口部
22 係合手段
22a メス側部材
22b オス側部材
23,24 支軸
25 外周溝
26 駆動バネ
27 収納凹部
28 第1の回転ロック機構
29 係合溝
30 押ボタン
31 係合片
32 コイルバネ
35 外周溝
36 駆動バネ
37 収納凹部
38 第2の回転ロック機構
39 第1円盤部
40 第2円盤部
41 バネ部材
41a 先端部
42 円柱突起
43 渦巻部
44 ストッパ部材
45 第1溝部
46 第2溝部
47 斜面
48 ポケット
50 吊下げ保持具
51 連結手段
60 吊下げ保持具
61 第3ケース
62 本体
63 上蓋
64 下蓋
65a,65b 支軸
66,67 開口部
70 吊下げ保持具
71 隙間
80 吊下げ保持具
81 第4ケース
81a,81b 肩部
81c 凹み部
82,83 支軸
84a,84b 開口部
85 開口部
90 吊下げ保持具
91 隙間
100 吊下げ保持具
101 第5ケース
102 本体
103 上蓋
104 下蓋
105a,105b 開口部
106 開口部
107 溝条部
108 周面
110 クリップ体
111 腕部
111a 先端部
112 挟持部
113 胸ポケット
114 襟元
115 係合手段
116 メス側部材
117 オス側部材
117a 上板
117b 下板
117c,117d 先端部
117e 弾性係合片
118 カードホルダ(被保持物)
119 松葉紐
120 紐孔
121 折り曲げ部
122 隙間
123 取付孔

Claims (13)

  1. 独立して駆動する少なくとも2つのドラムと、
    一方のドラムに巻き取られる第1のストラップ及び他方のドラムに巻き取られる第2のストラップと、
    第1及び第2のストラップをそれぞれ巻き取る方向に各ドラムを付勢するそれぞれの駆動バネと、を備え、
    前記第1のストラップが巻き取られる一方のドラムには弾性的に復帰し且つ押圧可能な押ボタンを有する第1の回転ロック機構が設けられ、この第1の回転ロック機構は常時は前記一方のドラムの回転をロックし、押ボタンの押圧動作によって前記一方のドラムの回転のロックを解除する一方、
    前記第2のストラップが巻き取られる他方のドラムには第2の回転ロック機構が設けられ、この第2の回転ロック機構は常時はドラムの回転をロックし、第2のストラップの引き出し動作時、又は第2のストラップの巻き取り動作時には他方のドラムの回転のロックを解除する吊下げ保持具。
  2. 前記第1の回転ロック機構は、前記押ボタンに設けられる係合部と、ドラムに設けられる被係合部とを備え、
    常時は押ボタンの係合部が一方のドラムの被係合部と係合して一方のドラムの回転をロックする一方、押ボタンの押圧動作によって係合部が被係合部から外れて一方のドラムの回転のロックを解除する請求項1に記載の吊下げ保持具。
  3. 前記第1のストラップが巻き取られる一方のドラムと第2のストラップが巻き取られる他方のドラムが一つのケース内で上下に重ねられた状態で配置され、又は一つのケース内で横に並べられた状態で配置されている請求項1に記載の吊下げ保持具。
  4. 前記第1のストラップが巻き取られる一方のドラムと第2のストラップが巻き取られる他方のドラムは、それぞれが独立したケース内に配置され、独立したケース同士の間は前記第1のストラップによって連結されると共に、第1のストラップが伸縮することによって独立したケース同士が近づき又は遠ざかる請求項1に記載の吊下げ保持具。
  5. 前記独立したケース同士が近づいた時に、第1のストラップが一方のドラムに巻き取られることで独立したケース同士が接触する請求項4に記載の吊下げ保持具。
  6. 前記独立したケース同士の間には、両者が接触した時に両者を一体にする連結手段が設けられている請求項5に記載の吊下げ保持具。
  7. 前記第2のストラップの先端には被保持物を保持するための係合手段が設けられている請求項1に記載の吊下げ保持具。
  8. 前記一つのケースの上端部には第1のストラップを引き出すための開口部が設けられ、前記一つのケースの下端部には第2のストラップを引き出すための開口部が設けられている請求項3に記載の吊下げ保持具。
  9. 前記一つのケースが周面を有する円盤状に形成され、その周面の対向する位置には一方に第1のストラップを引き出すための開口部が設けられ、他方に第2のストラップを引き出すための開口部が設けられている請求項3に記載の吊下げ保持具。
  10. 前記一つのケースの周面には全周方向に溝条部が設けられ、この溝条部にクリップ体が取り付けられる請求項9に記載の吊下げ保持具。
  11. 前記クリップ体は弾性を備え、前記溝条部に弾性的に嵌まり込む腕部と、この腕部から延びて前記ケースの一面に弾性的に当接する挟持部とを有し、前記腕部が溝条部内を周方向に回転可能である請求項10に記載の吊下げ保持具。
  12. 前記クリップ体が線材によって形成され、前記溝条部に弾性的に嵌まり込む腕部が溝条部の形状に略対応した円弧状に形成され、腕部から延びて前記ケースの一面に弾性的に当接する挟持部が腕部の略中央部でU状に形成されている請求項11に記載の吊下げ保持具。
  13. 前記第1のストラップを引き出すための開口部は、近接して設けられた2つの孔部からなる請求項9に記載の吊下げ保持具。
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