JP2017127150A - モータにおけるステータの固定構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】ステータに起因する騒音を低減することができ、かつ軸方向荷重に対してステータをハウジングに強固に固定することができるモータにおけるステータの固定構造を提供する。
【解決手段】モータ1は、ハウジング8に、このハウジング8の内周面との間に隙間δ1を介して環状のステータ9が固定される。ステータ9の軸方向端面に環状の端板部材33が軸方向に沿う第1の固定具35によって固定される。端板部材33は外径部に,外径側に突出する複数の突起部33aを有し、これら複数の突起部33aに軸方向に貫通する固定具挿通孔40が設けられている。ハウジング8の内周に複数の突起部33aに対面する軸方向面41が形成されている。固定具挿通孔40に挿通された第2の固定具36によって、端板部材33の突起部33aがハウジング8の軸方向面41に固定される.
【選択図】図1
【解決手段】モータ1は、ハウジング8に、このハウジング8の内周面との間に隙間δ1を介して環状のステータ9が固定される。ステータ9の軸方向端面に環状の端板部材33が軸方向に沿う第1の固定具35によって固定される。端板部材33は外径部に,外径側に突出する複数の突起部33aを有し、これら複数の突起部33aに軸方向に貫通する固定具挿通孔40が設けられている。ハウジング8の内周に複数の突起部33aに対面する軸方向面41が形成されている。固定具挿通孔40に挿通された第2の固定具36によって、端板部材33の突起部33aがハウジング8の軸方向面41に固定される.
【選択図】図1
Description
この発明は、例えばインホイールモータ等のモータにおけるステータの固定構造に関し、特にステータの変形による振動の伝播を低減する技術に関する。
モータは車両、産業用機械等に広く利用されており、小型、軽量で、高効率、高出力であることが求められる。また、インホイールモータ等の車載を目的としたモータにおいては、車内空間の騒音を低減するために、その振動源の振動を抑制することが不可欠である。
図9は従来のインホイールモータの一例を示す。このインホイールモータは、ステータ109に軸方向孔80が設けられ、この軸方向孔80に挿通されたボルト81を、モータハウジング108の内周面に形成された段面82に螺着させることで、ステータ109がモータハウジング108に固定される。なお、図9は、モータ101と、減速機102と、車輪用軸受105とを組み合わせたモータ駆動装置を示している。
モータ101では、ステータ109に作用する電磁力が径方向に働くことにより、ステータ109の外周に沿って径方向の振動が発生し、ステータ109が径方向に伸縮することがある。図9に示す従来のステータの固定方法は、ステータ109がモータハウジング108に接触して固定されているので、ステータ109の径方向の伸縮がモータハウジング108に直接伝達される。駆動源としてモータ101が搭載された車両の場合、上記ステータ109の振動の伝播が主な騒音の原因となる。
上記ステータに起因する騒音を低減するために、ステータを固定する種々の方法が提案されている。代表的な提案を以下に示す。
(1)特許文献1
この提案は、モータの固定子(ステータ)の変形による固定子と回転子の隙間寸法の変化を防止する密閉型の圧縮機に関わる。この密閉型の圧縮機は、モータの固定子が、固定子に設けられたボルト穴を介してボルト締めにより、圧縮機構部に固定される構造である。前記ボルト穴の内径によって形成される空間内に、ボルトのねじ部の外径とボルト穴の内径によって形成される空隙寸法よりも小なる空隙寸法を形成する手段が設けられている。
この提案は、モータの固定子(ステータ)の変形による固定子と回転子の隙間寸法の変化を防止する密閉型の圧縮機に関わる。この密閉型の圧縮機は、モータの固定子が、固定子に設けられたボルト穴を介してボルト締めにより、圧縮機構部に固定される構造である。前記ボルト穴の内径によって形成される空間内に、ボルトのねじ部の外径とボルト穴の内径によって形成される空隙寸法よりも小なる空隙寸法を形成する手段が設けられている。
(2)特許文献2
この提案は、ロータと、ロータの周囲に配置されるステータと、ステータを収容するハウジングと、ハウジングに取付けられた蓋とを備えたモータにおいて、ステータをボルトによりハウジングに固定すると共に、ステータとハウジングとの隙間に制振部材を介在させることで、ステータの振動がハウジングへ伝達するのを減衰させる。
この提案は、ロータと、ロータの周囲に配置されるステータと、ステータを収容するハウジングと、ハウジングに取付けられた蓋とを備えたモータにおいて、ステータをボルトによりハウジングに固定すると共に、ステータとハウジングとの隙間に制振部材を介在させることで、ステータの振動がハウジングへ伝達するのを減衰させる。
(3)特許文献3
この提案は、車両に搭載される駆動装置のステータコアの変形および移動が抑制されるステータの固定構造である。このステータの固定構造は、ハウジングの内周面とステータの外周面との間に隙間が形成され、ステータの端面がハウジングにねじで固定され、締結部が軸方向反対側に位置するステータコアの軸方向端面に固定され、ハウジングの内周面に当接する当接部を備える。
この提案は、車両に搭載される駆動装置のステータコアの変形および移動が抑制されるステータの固定構造である。このステータの固定構造は、ハウジングの内周面とステータの外周面との間に隙間が形成され、ステータの端面がハウジングにねじで固定され、締結部が軸方向反対側に位置するステータコアの軸方向端面に固定され、ハウジングの内周面に当接する当接部を備える。
特許文献1では、長いボルトによりステータが被固定物に固定されているため、共振が問題となる。
特許文献2では、ステータに作用する電磁力が径方向に働くことにより、ステータの外周に沿って径方向の振動が発生して、ステータが径方向に伸縮する場合、ステータとハウジングの隙間に設けた制振部材を介してステータの振動がハウジングに直接伝達される可能性がある。
特許文献3では、ハウジングの内周面とステータの外周面との間に隙間が形成されているため、ステータの振動がハウジングに伝達され難い。しかし、ステータの端面をハウジングの軸方向面に直接接触させ、ボルトによりステータがハウジングに強固に固定されているため、ステータの変形による振動が、直接またはボルトを介してハウジングに伝達し易い可能性がある。
車載用のモータは、回転方向のトルク反力を受けるだけでなく、衝突時には軸方向荷重を受ける。このため、車載用のモータは、ステータに起因する騒音を低減することに加えて、軸方向荷重に対してステータをハウジングに強固に固定することが求められる。つまり、ステータの回転方向のずれを防止するだけでなく、衝突時の軸方向の抜けにも対応可能であることが要求される。衝突時に考慮すべき軸方向荷重は、トルク反力として回転方向にかかる荷重を比べて大きいことから、車載を目的としたモータでは、トルク反力のみを考慮することで足りる一般的なモータと比べて大きな締結力が必要となる。
この発明の目的は、ステータに起因する騒音を低減することができ、かつ軸方向荷重に対してステータをハウジングに強固に固定することができるモータにおけるステータの固定構造を提供することである。
この発明のモータにおけるステータの固定構造は、ハウジングに、このハウジングの内周面との間に隙間を介して環状のステータが固定されたモータにおけるステータの固定構造であって、
前記ステータの軸方向端面に環状の端板部材が軸方向に沿う第1の固定具によって固定され、この端板部材は外径部に外径側に突出する複数の突起部を有し、これら複数の突起部に軸方向に貫通する固定具挿通孔が設けられ、前記ハウジングの内周に前記複数の突起部に対面する軸方向面が形成され、前記固定具挿通孔に挿通された第2の固定具によって前記端板部材の前記突起部が前記ハウジングの前記軸方向面に固定されたことを特徴とする。
前記ステータの軸方向端面に環状の端板部材が軸方向に沿う第1の固定具によって固定され、この端板部材は外径部に外径側に突出する複数の突起部を有し、これら複数の突起部に軸方向に貫通する固定具挿通孔が設けられ、前記ハウジングの内周に前記複数の突起部に対面する軸方向面が形成され、前記固定具挿通孔に挿通された第2の固定具によって前記端板部材の前記突起部が前記ハウジングの前記軸方向面に固定されたことを特徴とする。
このステータの固定構造によると、ステータは軸方向端面で端板部材を介してハウジングに軸方向に固定されていて、ハウジングの内周面とステータの外周面との間に隙間があるため、ステータが径方向に変形しても変形箇所がハウジングに当たらず、またステータがハウジングに直接に固定されるのではなく、軸方向端面で端板部材を介してハウジングに固定されているため、端板部材の弾性変形でステータの振動が吸収される。これらのため、ステータからハウジングへの振動伝達が抑制される。また、端板部材の外径部に突出する突起部で端板部材をハウジングに固定したことにより、ステータの支持剛性が低下し、ステータの振動がハウジングにより一層伝達し難い。
一方で、ステータと端板部材とが軸方向に沿う第1の固定具によって固定され、かつ端板部材の突起部とハウジングの軸方向面とが、突起部に設けられた軸方向の固定具挿通孔に挿通された第2の固定具よって固定されるため、端板部材を介する固定でありながら、軸方向荷重に対してステータをハウジングに強固に固定することができる。このため、大きな軸方向荷重を受けた場合でも、ステータを固定状態に保持することができる。
前記軸方向面は、前記ハウジングの内周の全周に亘って形成されていても良い。
この場合、軸方向面が円周方向に沿って部分的に形成されている構成と比較して、ハウジングの内周部の加工が容易である。
この場合、軸方向面が円周方向に沿って部分的に形成されている構成と比較して、ハウジングの内周部の加工が容易である。
また、前記ハウジングの内周面は段付き面であり、この内周面における大径部分と内径部分との間の段面が前記軸方向面であっても良い。
この場合、ハウジングの内周面の軸方向の一部に内径側に突出する部分を設け、その突出する部分の側面を軸方向面とする場合と比較して、ハウジングにおける軸方向面が設けられる部分の剛性が高い。
この場合、ハウジングの内周面の軸方向の一部に内径側に突出する部分を設け、その突出する部分の側面を軸方向面とする場合と比較して、ハウジングにおける軸方向面が設けられる部分の剛性が高い。
この発明において、前記端板部材の前記突起部は、互いに円周方向に離れた3箇所以上に配置されていると良い。
突起部が互いに円周方向に離れた3箇所以上に配置されていると、端板部材とハウジングとが軸方向に直交する面内で互いに動かないように固定することができる。
突起部が互いに円周方向に離れた3箇所以上に配置されていると、端板部材とハウジングとが軸方向に直交する面内で互いに動かないように固定することができる。
この発明において、前記端板部材に、前記ハウジングの内周面と前記ステータの外周面との間に挿入され、前記ハウジングに対する前記ステータの芯出しを行う芯出し部が設けられていると良い。
端板部材に芯出し部が設けられていると、ステータの軸心とハウジングの軸心を一致させることができ、ロータの偏心による機械的振動を抑えることが可能となる。
端板部材に芯出し部が設けられていると、ステータの軸心とハウジングの軸心を一致させることができ、ロータの偏心による機械的振動を抑えることが可能となる。
この発明において、前記ステータに前記第1の固定具が挿通される軸方向孔が設けられると共に、前記ステータにおける前記端板部材が配置された軸方向端面とは反対側の軸方向端面に環状の共締用部材が配置され、前記端板部材と前記共締用部材とが前記第1の固定具で共締めされることで、前記ステータの軸方向端面に前記端板部材が固定されていても良い。
この場合、各第1の固定具における端板部材に連結される側と反対側の端部が、環状の共締用部材を介して互いに連結されるため、第1の固定具の変形を抑制できる。
この場合、各第1の固定具における端板部材に連結される側と反対側の端部が、環状の共締用部材を介して互いに連結されるため、第1の固定具の変形を抑制できる。
上記のように共締用部材を設ける場合、前記共締用部材と前記ハウジングの内周面との間に隙間が形成されていると良い。
共締用部材とハウジングの内周面との間に隙間が形成されていると、ステータの振動が共締用部材を介してハウジングに伝達されることを防げる。
共締用部材とハウジングの内周面との間に隙間が形成されていると、ステータの振動が共締用部材を介してハウジングに伝達されることを防げる。
この発明のモータにおけるステータの固定構造は、ハウジングに、このハウジングの内周面との間に隙間を介して環状のステータが固定され、前記ステータの軸方向端面に環状の端板部材が軸方向に沿う第1の固定具によって固定され、この端板部材は外径部に外径側に突出する複数の突起部を有し、これら複数の突起部に軸方向に貫通する固定具挿通孔が設けられ、前記ハウジングの内周に前記複数の突起部に対面する軸方向面が形成され、前記固定具挿通孔に挿通された第2の固定具によって前記端板部材の前記突起部が前記ハウジングの前記軸方向面に固定されたため、ステータに起因する騒音を低減することができ、かつ軸方向荷重に対してステータをハウジングに強固に固定することができる。
この発明の実施形態に係るステータの固定構造を備えたモータ駆動装置を図1ないし図6と共に説明する。
図1に示すように、モータ駆動装置は、車輪を駆動するモータ1と、このモータ1の回転を減速する減速機2と、この減速機2の入力軸3(減速機入力軸3と称す)と同軸の出力部材4によって回転される車輪用軸受5と、油冷式冷却装置Rとを備える。車輪用軸受5とモータ1との間に減速機2を介在させ、車輪用軸受5で支持される駆動輪である車輪のハブと、モータ1の回転軸6とを同軸心上で連結してある。このモータ駆動装置は、一部または全体が車輪内に配置されるインホイールモータ駆動装置である。
図1に示すように、モータ駆動装置は、車輪を駆動するモータ1と、このモータ1の回転を減速する減速機2と、この減速機2の入力軸3(減速機入力軸3と称す)と同軸の出力部材4によって回転される車輪用軸受5と、油冷式冷却装置Rとを備える。車輪用軸受5とモータ1との間に減速機2を介在させ、車輪用軸受5で支持される駆動輪である車輪のハブと、モータ1の回転軸6とを同軸心上で連結してある。このモータ駆動装置は、一部または全体が車輪内に配置されるインホイールモータ駆動装置である。
減速機2を収納する減速機ハウジング7には、車両における図示外のサスペンションが連結される。なお、この明細書において、モータ駆動装置を車両に設けた状態で車両の車幅方向の外側寄りとなる側をアウトボード側と呼び、車両の車幅方向の中央寄りとなる側をインボード側と呼ぶ。
モータ1は、モータハウジング8に固定したステータ9と、回転軸6に固定したロータ10との間にラジアルギャップを設けたIPMモータ(いわゆる埋込み磁石型同期モータ)である。モータハウジング8には、軸方向に離隔して転がり軸受11,12が設けられ、これら転がり軸受11,12に回転軸6が回転自在に支持されている。
図2はステータ9をモータ軸心と平行な方向から見た図である。ステータ9は、ステータコア30とコイル31とを有する。ステータコア30は、例えば積層鋼板等の軟質磁性材料からなる。ステータコア30は、外周面が断面円形とされた環状で、その内周面に内径側に突出する複数の歯部30aが円周方向に並んで形成されている。コイル31は、ステータコア30の各歯部30aに巻回される。ステータコア30とコイル31との間には、絶縁部材32を介在させてある。
図1において、ステータ9は、モータハウジング8に、このモータハウジング8の内周面との間に隙間δ1を介して固定される。モータハウジング8の内周面は、インボード側の端部の内径が大きく形成された段付き面であり、この内周面における小径部分の内周にステータ9のステータコア30が配置される。ステータ9の固定には、端板部材33と、共締用部材34と、第1および第2の固定具35,36とが用いられる。第1および第2の固定具35,36は、共にボルトからなる。
端板部材33は環状の板材であって、各コイル31の外周で、かつステータコア30のインボード側の端面に当接させて配置される。図1のIII−III断面図である図3に示すように、端板部材33には、円周方向に等配で並ぶ複数の第1の固定具挿通孔37が設けられている。これら複数の第1の固定具挿通孔37に対応して、ステータコア30に複数の軸方向孔38(図1および図2)が貫通して設けられている。各軸方向孔38は、ステータコア30の各歯部30a(図2)の円周方向中心と同じ円周方向位置にある。
共締用部材34も環状の板材であって、ステータコア30のアウトボード側の端面に当接して配置される。この共締用部材34には、前記第1の固定具挿通孔37および軸方向孔38に対応してねじ孔39が設けられている。共締用部材34の外径は、モータハウジング8の内周面における小径部分の内径よりも小さく、共締用部材34の外周面とモータハウジング8の内周面との間に隙間δ2が形成されている。
図1およびその部分拡大図である図4(A)のように、第1の固定具35をインボード側から端板部材33の第1の固定具挿通孔37およびステータコア30の軸方向孔38に挿通し、その先端のねじ部を共締用部材34のねじ孔39(図1)に螺着させることにより、端板部材33と共締用部材34とでステータコア30を両側から挟み込んで共締めする。
図3に図示するように、端板部材33は、外径部に外径側に突出する複数の突起部33aを有する。突起部33aの配置は、互いに円周方向に離れた3箇所以上とするのが良い。図の例では、円周方向に等配で4箇所に突起部33aが設けられている。これら突起部33aには、軸方向に貫通する第2の固定具挿通孔40が設けられている。
図4(A)に示すように、突起部33aは、モータハウジング8の内周面における大径部分と内径部分との間の段面41に対面する。段面41は、請求項で言う「軸方向面」である。段面41からなる軸方向面は、モータハウジング8の内周の全周に亘って形成されている。この段面41には、前記第2の固定具挿通孔40に対応して、軸方向に延びるねじ孔42が設けられている。前記軸方向面をモータハウジング8の内周面の段面41とせずに、モータハウジング8の内周における突起部33aに対応する円周方向箇所に部分的に軸方向面を設けても良い。
この実施形態のように、段面41である軸方向面がモータハウジング8の内周の全周に亘って形成されていると、軸方向面が円周方向に沿って部分的に形成されている構成と比較して、モータハウジング8の内周部の加工が容易である。
また、モータハウジング8の内周面が段付き面であり、この内周面における大径部分と内径部分との間の段面41を軸方向面とすると、モータハウジング8の内周面の軸方向の一部に内径側に突出する部分を設け、その突出する部分の側面を軸方向面とする場合と比較して、モータハウジング8における軸方向面が設けられる部分の剛性が高い。
第2の固定具36をインボード側から前記第2の固定具挿通孔40に挿通し、そのねじ部を前記ねじ孔42に螺着させることにより、端板部材33の突起部33aがモータハウジング8の段面41に固定される。突起部33aが互いに円周方向に離れた3箇所以上に配置されていると、端板部材33とモータハウジング8とが軸方向に直交する面内で互いに動かないように固定することができる。
また、端板部材33のアウトボード側の面には、円環状の突起である芯出し部33bが設けられている。端板部材33をステータコア30およびモータハウジング8に固定した状態で、芯出し部33bがステータコア30の外周面とモータハウジング8の内周面との間に挿入されることで、モータハウジング8に対するステータ9の芯出しが行われる。なお、芯出し部33bは、図示の例では、円周方向の一部にスリットが入っていて、図1の下部は、そのスリットの箇所で断面されている。また、芯出し部33bは、円環状に限らず、円周方向に沿って部分的に設けられたものであっても良い。
図4(A)の例では、芯出し部33bの内径面とステータコア30の外周面とが接触し、かつ芯出し部33bの外周面とモータハウジング8の内周面とが接触している。このように芯出し部33bの内径面および外周面をステータコア30およびモータハウジング8にそれぞれ接触させる加工が困難な場合は、図4(B)のように、芯出し部33bの内径面および外周面のいずれかだけが接触するようにしても良い。図4(B)の例は、芯出し部33bの内径面とステータコア30の外周面とが接触している。
図1において、ロータ10は、ロータコア10aと、このロータコア10aの内部の開口部に配置された磁石(図示せず)と、ロータコア10aを回転軸6に固定する固定体13とで構成される。固定体13は、回転軸6のフランジ部6aにボルト45で固定される基部13aと、この基部13aの外径端からアウトボード側およびインボード側に延びる円筒部13bと、この円筒部13bのアウトボード側端およびインボード側端から外径側に延びる一対の鍔部13c,13cとからなる。ロータコア10aは、固定体13の一対の鍔部13c,13c間に固定されている。
前記回転軸6は、モータ1の駆動力を減速機2に伝達する軸である。回転軸6は筒状であり、そのアウトボード側部分に減速機入力軸3のインボード側部分が嵌合している。回転軸6と減速機入力軸3とは、互いにスプライン嵌合(セレーション嵌合も含む。以下、同じ)している。減速機入力軸3は、転がり軸受14a,14bによって回転自在に支持されている。転がり軸受14aは出力部材4のカップ部内に嵌合し、転がり軸受14bは筒状の連結部材4a内に嵌合している。出力部材4のカップ部と連結部材4aとは、内ピン22を介して互いに連結されている。
減速機入力軸3の外周面には、偏心部15,16が設けられる。これら偏心部15,16は偏心運動による遠心力が互いに打ち消されるように180°位相をずらして設けられている。減速機2は、曲線板17,18と、複数の外ピン19と、カウンタウェイト21とを有するサイクロイド減速機である。
図5は、図1のV−V断面となる減速機部分の断面図である。減速機2は、外形がなだらかな波状のトロコイド曲線で形成された2枚の曲線板17,18が、それぞれ転がり軸受85を介して、各偏心部15,16に装着してある。これら各曲線板17,18の偏心運動を外周側で案内する複数の外ピン19を、それぞれ減速機ハウジング7の内側に設け、前記複数の内ピン22を、各曲線板17,18の内部に設けられた複数の円形の貫通孔89に挿入状態に係合させてある。
図6に拡大して示すように、各外ピン19と各内ピン22には針状ころ軸受92,93が装着される。各外ピン19は、それぞれ針状ころ軸受92で両端支持され、これら針状ころ軸受92の外輪92aが減速機ハウジング7に固定され外ピン19は回転自在に支持され、各曲線板17,18の外周面と転接し、それぞれ各曲線板17,18の外周との接触抵抗を低減する。また各内ピン22は、針状ころ軸受93の外輪93aが、それぞれ各曲線板17,18の各貫通孔89の内周と各内ピン22との接触抵抗を低減する。
よって、図1に示すように、各曲線板17,18の偏心運動をスムーズに車輪用軸受5の内方部材(回転輪)5aに回転運動として伝達し得る。回転軸6が回転すると、この回転軸6と一体回転する減速機入力軸3に設けられた各曲線板17,18が偏心運動を行う。このとき外ピン19が偏心運動する各曲線板17,18の外周面と転がり接触するように係合すると共に、各曲線板17,18が、内ピン22と貫通孔89(図6)との係合によって、各曲線板17,18の自転運動のみが出力部材4および車輪用軸受5の内方部材5aに回転運動として伝達される。回転軸6の回転に対して内方部材5aの回転は減速されたものとなる。
車輪用軸受5は内方部材5aと外方部材5bの間にボールを組み込んだ複列アンギュラ玉軸受であり、外方部材5bはフランジ5cにより減速機ハウジング7にボルト固定されている。内方部材5aは、出力部材4にスプライン嵌合(セレーション嵌合も含む)している。内方部材5aに伝達された回転運動は、内方部材5aにおけるアウトボード側の外周面に設けられた車輪取付フランジ5dからタイヤに伝達される。
次に、図1と共に油冷式冷却装置Rについて説明する。
この油冷式冷却装置Rは、モータ1および減速機2の冷却と、減速機2の潤滑とを兼ねている。油冷式冷却装置Rは、減速機ハウジング7とモータハウジング8の境界部に設けられたポンプ50と、減速機ハウジング7の底部に設けられた油溜り51と、モータ1および減速機2の各部に設けられた油路52〜60とで構成される。
この油冷式冷却装置Rは、モータ1および減速機2の冷却と、減速機2の潤滑とを兼ねている。油冷式冷却装置Rは、減速機ハウジング7とモータハウジング8の境界部に設けられたポンプ50と、減速機ハウジング7の底部に設けられた油溜り51と、モータ1および減速機2の各部に設けられた油路52〜60とで構成される。
ポンプ50は、例えばサイクロイドポンプであって、油溜り51の冷却油を、吸込み油路52を介して吸い込み、送出し油路53に送り出す。送出し油路53は、モータハウジング8内に設けられ、上方へ延びている。送出し油路53の上端は、モータハウジング8内を軸方向に沿って延びる軸方向油路54のアウトボード側端に連通している。軸方向油路54のインボード側端は、モータハウジング8の蓋8aに設けられた連絡油路55の上端に連通している。連絡油路55の下端はモータ軸心の位置まで延び、その下端がモータ軸心給油路56に連通している。モータ軸心給油路56は、回転軸6の軸心に沿って、インボード側からアウトボード側へ延びている。
モータ軸心給油路56は、そのアウトボード側端で減速機入力軸3内の減速機軸心給油路57に連通すると共に、その軸方向中間部で吐出油路60に連通している。
減速機軸心給油路57は、減速機入力軸3内に軸心に沿って設けられ、インボード側からアウトボード側へ延びている。そして、減速機軸心給油路57における前記偏心部15,16が設けられる軸方向位置から、減速機供給油路58が減速機ハウジング7内へ延びている。また、減速機ハウジング7の内部と油溜り51とが、排出油路59で連通されている。
吐出油路60は、径方向孔61、間隙部62、油溝63、および油孔64で構成される。径方向孔61は、回転軸6および固定体13の基部13aに亘ってモータ径方向に設けられ、内径端がモータ軸心給油路56に連通し、外径端が間隙部62に開口している。間隙部62は、固定体13の円筒部13bとロータコア10aの内周面との間に形成された空間部である。油溝63は、固定体13の鍔部13cにおけるロータコア10aの端面に接する内側面に沿って設けられ、モータ径方向の内径端が間隙部62に連通している。油孔64は、油溝63のモータ径方向の外径端からモータ軸方向外側かつモータ径方向の外径側に向かって斜めに延び、先端がモータハウジング8の内部空間に開口している。
モータハウジング8の内部空間の下端となるモータハウジング8の底部には、排油溝65が設けられている。この排油溝65は、前記油溜り51に連通している。
ポンプ50から送り出された冷却油は、送出し油路53、軸方向油路54、および連絡油路55を順に通って、モータ軸心給油路56へ流れる。モータ軸心給油路56を流れる冷却油の一部は減速機軸心給油路57に流れ、残りは吐出油路60に流れる。
減速機軸心給油路57に流れた冷却油は、ポンプ50の圧力と減速機入力軸3の回転に伴う遠心力とによって、減速機供給油路58を通って減速機ハウジング7の内部へ供給される。この冷却油によって、減速機2内の各部が潤滑および冷却される。潤滑および冷却に供された冷却油は重力によって下方に移動して、排出油路59を介して油溜り51に戻される。
吐出油路60に流れた冷却油は、径方向孔61、間隙部62、油溝63、および油孔64を順に通って、モータハウジング8の内部空間に吐出される。ロータコア10aに接する間隙部62および油溝63を冷却油が通る際に、ロータコア10aが冷却される。油孔64から吐出された冷却油は、吐出時の圧力とロータ10の回転による遠心力とによって外径側へ拡散し、ステータ9のコイル31を冷却する。その後、冷却油はモータハウジング8の底部の排油溝65に集められ、この排油溝65から油溜り51に戻される。
このモータ駆動装置は以上の構成であり、減速機ハウジング7およびモータハウジング8を介して車体に固定される。そのため、モータ駆動装置の振動が車体に直接伝達される。車体に伝達された振動は、車室内への騒音となる可能性がある。
モータ駆動装置の振動源としては、駆動源となるモータ1の偏心等による機械的な振動、および電磁振動が挙げられる。前記機械的な振動の一つに、ステータ9の変形、移動等による振動がある。この振動は、ステータ9がモータハウジング8に強固に固定されている場合、ステータ9の変形に伴う振動がモータハウジング8に伝達され易い。
また、ステータ9は、ロータ10の回転トルクの反力を受けるだけでなく、駆動輪である車輪を介して様々な外部振動を受けるため、この外部振動に対する耐衝撃性を有する程度に、モータハウジング8に強固に固定する必要がある。つまり、車載を目的としたモータ1のステータ9の固定には、ステータ9の振動をモータハウジング8に伝達し難く、かつステータ9をモータハウジング8に強固に固定するという相反する特性が要求される。
上記実施形態のステータの固定構造であると、ステータ9は軸方向端面で端板部材33を介してモータハウジング8に軸方向に固定されていて、モータハウジング8の内周面とステータ9の外周面との間に隙間δ1があるため、ステータ9が径方向に変形しても変形箇所がモータハウジング8に当たらず、またステータ9がモータハウジング8に直接に固定されるのではなく、軸方向端面で端板部材33を介してモータハウジング8に固定されているため、端板部材33の弾性変形でステータ9の振動が吸収される。これらのため、ステータ9からモータハウジング8への振動伝達が抑制される。
さらに、端板部材33の外径部に突出する突起部33aで端板部材33をモータハウジング8に固定したことにより、ステータ9の支持剛性が低下し、ステータ9の振動がモータハウジング8により一層伝達し難い。共締用部材34の外周面とモータハウジング8の内周面との間に隙間δ2が形成されているため、ステータ9の振動が共締用部材34を介してモータハウジング8に伝達されることはない。
上記共締用部材34とモータハウジング8の内周面との間の隙間δ2は、例えば5〜50μm程度とする。このように、共締用部材34とモータハウジング8の内周面とを僅かな隙間δ2を介して対向させると、外部からの衝撃に対して端板部材33がステータ9を支持しきれずに変形し、ステータ9が変位した場合、共締用部材34がモータハウジング8の内周面に接触することで、ステータ9の大きな変位を抑制することができる。
また、共締用部材34が設けられていると、第1の固定具35における端板部材33に連結される側と反対側の端部が、環状の共締用部材34を介して互いに連結されるため、各第1の固定具35の変形を抑制できるという効果がある。
上記のように、ステータ9の振動がモータハウジング8に伝達され難い構造である一方で、外部振動による軸方向荷重に対する対策がとられている。すなわち、ステータ9と端板部材33とが軸方向に沿う第1の固定具35によって固定され、かつ端板部材33の突起部33aとモータハウジング8の段面41とが、突起部33aに設けられた軸方向の第2の固定具挿通孔40に挿通された第2の固定具36によって固定されるため、軸方向荷重に対してステータ9をモータハウジング8に強固に固定することができる。このため、衝突時等に大きな軸方向荷重を受けた場合でも、ステータ9を固定状態に保持することができる。
さらに、端板部材33に、モータハウジング8に対するステータ9の芯出しを行う芯出し部33aが設けられているため、ステータ9の軸心とモータハウジング8の軸心を一致させることができ、ロータ10の偏心による機械的振動を抑えることが可能である。
端板部材33に芯出し部33bを設ける代わりに、図7に示すように、位置決めピン70によってモータハウジング8に対するステータ9の芯出しを行っても良い。図7の例の場合、端板部材33の外径部に、前記固定用の突起部33aとは別に、位置決め用の突起部33cが設けられており、この突起部33cに開けられたピン孔71とステータ9に設けられたピン孔(図示せず)とに位置決めピン70を挿通することで、ステータ9の芯出しを行う。
図8はこの発明の異なる実施形態を示す。このモータ駆動装置のモータ1は、ステータ9の支持構造が前記実施形態と若干異なる。すなわち、共締用部材34(図1参照)を設けずに、第1の固定具35のみでステータ9に端板部材33を固定している。具体的には、端板部材33の前記第1の固定具挿通孔37(図4参照)に代えてねじ孔72が設けられており、第1の固定具35をアウトボード側からステータコア30の軸方向孔38に挿通し、その先端のねじ部を端板部材33のねじ孔72に螺着させることにより、ステータコア30が端板部材33に固定される。
以上の点を除けば、図1ないし図6に示す先の実施形態と同じ構成である。構成が同じ箇所については、図面に同一符号を付して表わし、説明を省略する。
以上、実施形態に基づいてこの発明を実施するための形態を説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。この発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1…モータ
8…モータハウジング
9…ステータ
33…端板部材
33a…突起部
33b…芯出し部
34…共締用部材
35…第1の固定具
36…第2の固定具
38…軸方向孔
40…第2の固定具挿通孔
41…段面(軸方向面)
δ1,δ2…隙間
8…モータハウジング
9…ステータ
33…端板部材
33a…突起部
33b…芯出し部
34…共締用部材
35…第1の固定具
36…第2の固定具
38…軸方向孔
40…第2の固定具挿通孔
41…段面(軸方向面)
δ1,δ2…隙間
Claims (7)
- ハウジングに、このハウジングの内周面との間に隙間を介して環状のステータが固定されたモータにおけるステータの固定構造であって、
前記ステータの軸方向端面に環状の端板部材が軸方向に沿う第1の固定具によって固定され、この端板部材は外径部に外径側に突出する複数の突起部を有し、これら複数の突起部に軸方向に貫通する固定具挿通孔が設けられ、前記ハウジングの内周に前記複数の突起部に対面する軸方向面が形成され、前記固定具挿通孔に挿通された第2の固定具によって前記端板部材の前記突起部が前記ハウジングの前記軸方向面に固定されたことを特徴とするモータにおけるステータの固定構造。 - 請求項1に記載のモータにおけるステータの固定構造において、前記軸方向面は、前記ハウジングの内周の全周に亘って形成されているステータの固定構造。
- 請求項1に記載のモータにおけるステータの固定構造において、前記ハウジングの内周面は段付き面であり、この内周面における大径部分と内径部分との間の段面が前記軸方向面であるモータにおけるステータの固定構造。
- 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のモータにおけるステータの固定構造において、前記端板部材の前記突起部は、互いに円周方向に離れた3箇所以上に配置されているモータにおけるステータの固定構造。
- 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のモータにおけるステータの固定構造において、前記端板部材に、前記ハウジングの内周面と前記ステータの外周面との間に挿入され、前記ハウジングに対する前記ステータの芯出しを行う芯出し部が設けられているモータにおけるステータの固定構造。
- 請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のモータにおけるステータの固定構造において、前記ステータに前記第1の固定具が挿通される軸方向孔が設けられると共に、前記ステータにおける前記端板部材が配置された軸方向端面とは反対側の軸方向端面に環状の共締用部材が配置され、前記端板部材と前記共締用部材とが前記第1の固定具で共締めされることで、前記ステータの軸方向端面に前記端板部材が固定されたモータにおけるステータの固定構造。
- 請求項6に記載のモータにおけるステータの固定構造において、前記共締用部材と前記ハウジングの内周面との間に隙間が形成されているモータにおけるステータの固定構造。
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-
2016
- 2016-01-15 JP JP2016005913A patent/JP2017127150A/ja active Pending
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