JP2017125538A - 管状体保持具 - Google Patents

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祐希 中上
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Abstract

【課題】構造の簡素化を図りつつ管状体を容易に保持することができる、管状体保持具を提供する。【解決手段】本発明に係る管状体保持具は、管状体20を保持する保持面2を有する一対の保持部3と、保持部3のそれぞれの一端から延びる脚部6と、互いの保持面2が向かい合うと共に脚部6を開閉させるときに当該脚部6側から保持面2が離間及び接近するように一対の保持部3の他端を連結する可動連結部4と、を備える。【選択図】図7

Description

本発明は、管状体保持具に関する。
従来の管状体保持具には、例えば、2つの挟持板でガスコック(管状体)の接続部を挟圧して保持し、これら挟持板をボルトによって脚に締結したのち、脚に設けた固定片を、壁等の固定面に固定するガスコック取付具がある(例えば、特許文献1参照。)。
実開昭57−33363号公報
しかしながら、従来の管状体保持具は、保持部と脚部とをボルトで締結するため、構造が複雑であり、管状体を保持するときの作業性に改善の余地がある。
本発明の目的は、管状体の保持を容易に行うことができる、管状体保持具を提供することにある。
本発明に係る管状体保持具は、管状体を保持する保持面を有する一対の保持部と、当該保持部のそれぞれの一端から延びる脚部と、互いの前記保持面を向かい合わせると共に前記脚部を開閉させることにより当該脚部側から前記保持面を離間及び接近させることができるように前記一対の保持部の他端を連結する連結部と、を備える。
本発明に係る管状体保持具によれば、2つの保持面を脚部側から離間及び接近させてこれら保持面の間に管状体を配置するだけで、当該管状体の保持を容易に行うことができる。
本発明に係る管状体保持具では、前記連結部は、可撓性を有することが好ましい。
この場合、構造の簡素化を図りつつ管状体の保持を容易に行うことができる。
本発明に係る管状体保持具では、前記連結部に開口部を有することが好ましい。
この場合、管状体の外面に突出部を備える場合にも、当該突出部を前記開口部に貫通させることで、管状体の保持を容易に行うことができる。
本発明に係る管状体保持具では、一方の前記脚部の内面に突起を有し、他方の前記脚部の内面に前記脚部を閉じたときに前記突起と係合可能な凹部を有することが好ましい。
この場合、突起と溝とを係合させることにより、脚部が互いにずれることなく、2つの脚部を一体に閉じることができ、管状体の保持をより容易に行うことができる。
本発明に係る管状体保持具では、閉じられた2つの前記脚部が配置される開口部を有する固定部を備えることが好ましい。
この場合、2つの脚部を固定部の開口部に配置することにより、管状体の固定を容易に行うことができる。
本発明に係る管状体保持具では、前記連結部に、厚肉の補強部を設けておくことが好ましい。
この場合、管状体保持具の耐久性を高めることができる。
本発明に係る管状体保持具では、前記保持部の前記脚部側に、厚肉の補強部を設けておくことが好ましい。
この場合、管状体保持具の耐久性を高めることができる。
本発明によれば、構造の簡素化を図りつつ、管状体を容易に保持することができる、管状体保持具を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る管状体保持具を構成する保持具本体を示す斜視図である。 図1の保持具本体の正面図である。 図1の保持具本体の側面図である。 図1の保持具本体を一方の脚部側から一部断面で示す側面図である。 図1の保持具本体を他方の脚部側から一部断面で示す側面図である。 図1の保持具本体を固定可能な固定部の斜視図である。 図1の保持具本体を図6の固定部に固定して形成された、本発明の一実施形態に係る管状体保持具を用いて、管状体の一例である流量調整バルブを保持した状態を斜め正面から示す斜視図である。 図7を斜め背面から示す斜視図である。 図7を底面側から示す斜視図である。 図7〜図9の流量調整バルブを示す斜視図である。 (a)は、本発明に係る脚部の他の実施形態を示す部分斜視図であり、(b)は、(a)の脚部を閉じた状態を底面から示す平面図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態に係る管状体保持具を説明する。
図1〜5には、本発明の一実施形態に係る管状体保持具を構成する保持具本体1を示す。
保持具本体1は、管状体を保持する保持面2を有する一対の保持部3と、当該保持部3のそれぞれの一端から延びる脚部6と、互いの保持面2を向かい合わせると共に脚部6を開閉させることにより当該脚部6側から保持面2を離間及び接近させることができるように一対の保持部3の他端を連結する可動連結部(連結部)4と、を備える。
本実施形態では、可動連結部4は、一対の保持部3の他端と一体に形成され、可撓性を有している。これにより、2つの脚部6を把持したのち、これら脚部6を開閉すれば、図2の矢印に示すように、2つの保持部3の保持面2を、可動連結部4を基点に脚部6側から左右に離間及び接近させることができる。
本実施形態では、保持具本体1は、脚部6側から保持面2を離間及び接近させることができるように、保持部3、可動連結部4及び脚部6が合成樹脂により一体に形成されている。合成樹脂としては、例えば、ポリプロピレン(PP)、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)等の熱可塑性樹脂が挙げられる。本実施形態では、可動連結部4は、図2の正面視で、アーチ状の形状をしている。また、可動連結部4は、保持面2を脚部6側から離間及び接近させることができるように一対の保持部3の他端を連結する構成であればよい。このため、可動連結部4は例えば、蝶番等の機械的要素で構成することもできる。
本実施形態では、保持具本体1は、可動連結部4の内面4fが管状体の上側表面を保持する保持面を構成している。また、本実施形態では、保持具本体1は、可動連結部4に、厚肉の補強部5を設けている。補強部5は、可動連結部4の一部として一体に形成されている。本実施形態では、補強部5は、図2の正面視で、可動連結部4の他の部分よりも厚肉に形成されている。また、補強部5は、図2の正面視で、可動連結部4が保持部3と連結する2つの連結端のほぼ中央に配置されている。
更に、本実施形態では、保持具本体1は、図1及び図3〜図5に示すように、可動連結部4に開口部A1を有している。管状体がその外面に突出部や分岐部を備える場合、管状体に設けた突出部を開口部A1に貫通させることで、突出部が邪魔になることなく、管状体を保持することができる。
本実施形態では、保持具本体1は、図2及び図4に示すように、一方の脚部6の内面6f1に当該脚部6の延在方向に沿って延びる突起(以下、「第1突起」ともいう。)11を有し、図2及び図5に示すように、他方の脚部6の内面6f1に当該脚部6の延在方向に沿って延びると共に脚部6を閉じたときに第1突起11と係合可能な溝(以下、「第1溝」ともいう。)12を有している。
本実施形態では、図1〜図5に示すように、脚部6は、それぞれ、矩形の横断面形状で形作られている。本実施形態では、図2に示すように、正面に向かって左側の脚部6が一方の脚部6に相当し、この脚部6の内面6f1に、第1突起11が形成されている。また、図2に示すように、正面に向かって右側の脚部6が他方の脚部6に相当し、この脚部6の内面6f1に、第1溝12が形成されている。2つの脚部6を互いに接近させると、一方の脚部6の第1突起11と他方の脚部6の第1溝12とが係合した後、2つの脚部6の内面6f1が接触することにより、2つの脚部6が閉じられる。このため、閉じられた2つの脚部6は、互いの内面6f1に沿ってずれることがない。
特に、本実施形態では、第1突起11と第1溝12とを係合させると、第1突起11と第1溝12とは基本的に、相対的に動かし得えない。具体例としては、第1突起11と第1溝12とは、損傷させることなく分離可能な中間ばめによって固定されている。或いは、第1突起11と第1溝12とは、損傷させることなく分離することが困難な締りばめによって強固に固定することができる。これにより、2つの脚部6を閉じた後も、管状体を2つの保持部3で挟んで保持した状態を維持することができる。そして、1つに合さった2つの脚部6を、そのまま、所望の固定部分(例えば、壁面)に形成された開口部に挿入することにより、当該固定部分に管状体を固定することができる。
なお、本発明では、第1突起11と第1溝12とを係合させるとは、第1突起11と第1溝12とが相対的に動かし得る場合も含む。具体例としては、第1突起11と第1溝12とは、すき間ばめによって固定することもできる。即ち、第1突起11と第1溝12とが相対的に動かすことができることにより、2つの脚部6を容易に開くことができる状態も含まれる。この場合、例えば、1つに合さった2つの脚部6を、そのまま、所望の固定部分に形成された開口部に挿入したとき、可動連結部4の復元力により、2つの脚部6が開いて固定部分に形成された開口部の内面を押圧することができる。
更に、本実施形態では、図1〜図3に示すように、保持具本体1は、少なくとも一方の脚部6の外面6f2に、当該脚部6の延在方向に沿って延びる突起(以下、「第2突起」ともいう。)13を有している。本実施形態では、図2に示すように、保持具本体1は、2つの第2突起13を有している。具体的には、2つの脚部6の外面6f2に、それぞれ、第2突起13が形成されている。
加えて、図6に示すように、本実施形態に係る管状体保持具は、閉じられた2つの脚部6が配置される開口部A2を有する固定部7を備えている。本実施形態では、固定部7は、合成樹脂で形成されている。合成樹脂としては、例えば、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)、ポリプロピレン(PP)等の熱可塑性樹脂が挙げられる。
また、本実施形態では、固定部7の開口部A2は、固定部7の平面視で、正方形の形状に形作られている。また、本実施形態では、固定部7は、開口部A2を形作る内面7fに、脚部6の第2突起13と係合可能な溝(以下、「第2溝」ともいう。)14を有している。第2溝14は、第2突起13に対応させて、対向する2箇所の位置に形成されている。本実施形態では、第2溝14は、保持具本体1の向きを変更して固定できるように、4箇所の位置に形成されている。
本実施形態に係る管状体保持具では、保持具本体1の脚部6に形成した第2突起13と、固定部7に形成した第2溝14とを案内として、2つの脚部6を固定部7の開口部A2に配置することができる。
本実施形態では、脚部6の第2突起13と固定部7の第2溝14とを係合させると、第2突起13と第2溝14とは、相対的に動かし得る。具体例としては、脚部6の第2突起13と固定部7の第2溝14とは、すき間ばめによって固定されることにより、第2突起13及び第2溝14を互いに容易にスライドさせることができる。この場合、保持具本体1の2つの脚部6と固定部7の開口部A2との案内を容易に行うことができる。なお、本実施形態では、開口部A2を形作る内面7fは、脚部6が挿入される側の開口部A2の面積がその反対側の開口部A2の面積よりも大きくなるように傾斜させたテーパ面として形成されている。この場合、2つの脚部6を開口部A2に挿入し易く、また、固定部7に対して強固に固定することができる。
また、本発明では、脚部6の第2突起13と固定部7の第2溝14とを係合させるとは、第2突起13と第2溝14とが基本的に、相対的に動かし得えない場合も含む。具体例としては、第2突起13と第2溝14とを損傷させることなく分離可能な中間ばめによって固定することができる。或いは、第2突起13と第2溝14とは、損傷させることなく分離することが困難な締りばめによって強固に固定することもできる。この場合、2つの脚部6を固定部7に対して強固に固定することができる。
また、本実施形態では、固定部7には、所望の固定部分に、固定部7を固定するための取付孔A3が形成されている。本実施形態では、取付孔A3は、開口部A2を挟んだ2箇所の位置に形成されている。固定部7は、ボルト等の固定具を取付孔A3に貫通させることにより、所望の固定部分に締結(固定)することができる。
本実施形態に係る管状体保持具は、保持部3の外面を平面とすることが好ましい。本実施形態では、図1〜図3に示すように、2つの保持部3は、それぞれ、可動連結部4に繋がる可動連結部側部分3aと、脚部6に繋がる脚部側部分3bとを有している。図2に示すように、可動連結部側部分3aは、脚部側部分3bよりも横幅が広く、可動連結部側部分3aと脚部側部分3bとの間には、段差が形成されている。また、本実施形態では、可動連結部側部分3aの外面3f1及び脚部側部分3bの外面3f2はいずれも平面である。
更に、本実施形態に係る管状体保持具は、保持部3の脚部6側に、厚肉の補強部を有することが好ましい。本実施形態では、前記補強部は、脚部6に繋がる脚部側部分3bに相当し、図2の正面視で明らかなように、保持部3の他の部分(可動連結部側部分3a)よりも厚肉に形成されている。
図7〜図9は、保持具本体1を固定部7に固定して形成された、本発明の一実施形態に係る管状体保持具を用いて、管状体の一例である流量調整バルブ20を保持して固定した状態を示す。本実施形態では、流量調整バルブ20は、図10に示すように、バルブ本体21の外面に間隔を置いて設けられた2つのフランジ部22と、これらフランジ部22の間に配置されてバルブ本体21の外面に設けられたボトム部23と、バルブ本体21の外面に設けられてボトム部23と対向するように突出する突出部24と、突出部24の外面に設けられてバルブ本体21、ボトム部23及び突出部24の延在方向と直交する向きに突出する2つの側面部25と、を有している。
ここで、本実施形態に係る管状体保持具を用いることにより、流量調整バルブ20を壁面等の所望の固定部分に固定する方法の一例を説明する。本実施形態に係る管状体保持具は、保持具本体1及び固定部7で構成されている。
作業者は先ず、保持具本体1を用いて流量調整バルブ20のセットを行う。具体的には、作業者は先ず、保持具本体1の2つの脚部6を開いて、図2の「開」方向に動かすことで、可動連結部4を基点に、2つの保持部3を脚部2側から左右に離間させる。次いで、開かれた2つの脚部6の間から流量調整バルブ20を挿入する。このとき、流量調整バルブ20の突出部24は、可動連結部4に形成された開口部A1を貫通させる。
その後、2つの脚部6を図2の「閉」方向に動かすことで、或いは、可動連結部4の復元力を用いることで、2つの保持部3を接近させれば、流量調整バルブ20を可動連結部4の内面4fと共に保持部3の保持面2で保持することができる。このとき、本実施形態では、一方の脚部6に形成した第1突起11と、他方の脚部6に形成した第1溝12とが係合することで、閉じられた2つの脚部6は、互いの内面6f1に沿ってずれることがない。このため、図7〜図9に示すように、2つの脚部6は、互いの内面6f1が接触したままの状態で閉じられている。
なお、本実施形態では、2つの脚部6を閉じた状態で、流量調整バルブ20の上側表面(ここでは、フランジ部22の上面)は、可動連結部4の内面4fで保持されており、流量調整バルブ20の突出部24は、図1及び図3〜図5に示す可動連結部4の開口部A1を貫通している。流量調整バルブ20の片側表面の一部(ここでは、フランジ部22の片側下面)は、図1、図2、図4及び図5に示す保持部3の保持面2aで保持されている。また、流量調整バルブ20の片側表面の他の一部(ここでは、ボトム部23の下側面及び底面)は、図1、図4及び図5に示す保持部3の保持面2b及び2cで保持されている。更に、流量調整バルブ20の片側表面の更に他の一部(ここでは、側面部の表面25)は、図1、図2、図4及び図5に示す保持部3の保持面2d及び2eで保持されている。
更に作業者は、保持具本体1で流量調整バルブ20を保持したまま、1つに合わさった2つの脚部6を固定部7に形成した開口部A2に挿入することで、図7〜図9に示すように、保持具本体1を固定部7に組み付けることができる。このとき、1つに合わさった2つの脚部6は、脚部6に形成した第2突起13と、固定部7に形成した第2溝14とを案内として、固定部7の開口部A2に容易に配置することができる。
また、本実施形態では、上述したとおり、固定部7の開口部A2を形作る内面7fは、脚部6が挿入される側の開口部A2の面積が大きくなるように傾斜させたテーパ面として形成されている。このため、本実施形態では、1つに合わさった2つの脚部6を固定部7の開口部A2に容易に配置することができる。
固定部7の開口部A2に配置された2つの脚部6は、接着等の方法で固定する他、固定部7に対して圧入させることでも固定することができるように構成することもできる。これにより、図7〜図9に示す流量調整バルブ20を保持した本発明の一実施形態に係る管状体保持具は、全体を1つのユニットとして取り扱うことができる。即ち、図7〜図9に示す状態で固定部7を所望の固定部分に固定すれば、流量調整バルブ20を壁面等の固定部分から間隔を置いて配置することができる。
なお、本実施形態では、図7〜図9に示すように、流量調整バルブ20が固定部7の延在方向(固定部7の平面視で2つの開口部A3を通る方向)に対して直交する方向に方向付けられるように、保持具本体1及び固定部7を固定しているが、脚部6に形成した第2突起13と、固定部7に形成した第2溝14との組み合わせを変更することにより、流量調整バルブ20が固定部7の延在方向に対して平行方向に方向付けられるように、保持具本体1及び固定部7を固定することもできる。
ところで、脚部6の内面に設けた第1突起11及び第1溝12は、図11(a)及び図11(b)に示すような形態を採用することができる。この形態では、脚部6の内面6f1に脚部6の延在方向に沿って延びる段差を形成した鍵爪状の形状としている。この鍵爪部分が第1溝12を形作ると共に、当該鍵爪部分と隣り合う内面6f1側の部分が第1突起11を形作っている。
即ち、本実施形態では、一方の脚部6の内面6f1に当該脚部6の延在方向に沿って延びる鍵爪形状の第1突起11を有し、他方の脚部6の内面6f1に当該脚部6の延在方向に沿って延びると共に第1突起11と係合可能な鍵爪形状の第2溝12を有している。この場合、鍵爪形状の第1突起11が鍵爪形状の第2溝12に引っ掛かることによって、2つの脚部6を開き方向に対して強固に固定することができる。また、本実施形態では、図11(a)及び図11(b)に示すように、1つの脚部6の内面が2つの内面6f1で構成されるため、2つの脚部6が開閉する方向に対して直交する位置にも第2突起13を形成することができる。このため、本実施形態では、1つの脚部6に2つの第2突起13を形成することができる。また、本実施形態の変形例として、1つの脚部6に2つの第2突起13のうちのいずれか一方のみを形成することもできる。
本実施形態に係る管状体保持具の効果について説明する。
本実施形態に係る管状体保持具は、管状体(ここでは、流量調整バルブ20)を保持する保持面2を有する一対の保持部3と、当該保持部3のそれぞれの一端から延びる脚部6と、互いの保持面2を向かい合わせると共に脚部6を開閉させることにより当該脚部6側から保持面2を離間及び接近させることができるように一対の保持部3の他端を連結する可動連結部4と、を備える。本実施形態に係る管状体保持具によれば、2つの保持面2を脚部6側から離間及び接近させてこれら保持面2の間に流量調整バルブ20を配置するだけで、当該流量調整バルブ20の保持を容易に行うことができる。
また、本実施形態に係る管状体保持具では、可動連結部4は、可撓性を有している。この場合、可動連結部4が1つの部分として可動するため、より構造の簡素化を図りつつ流量調整バルブ20の保持を容易に行うことができる。
また、本実施形態に係る管状体保持具では、可動連結部4に開口部A1を有している。この場合、本実施形態のように、流量調整バルブ20の外面に突出部20を備える場合にも、当該突出部20を開口部A1に貫通させることで、流量調整バルブ20の保持を容易に行うことができる。また、可動連結部4に開口部A1が形成されることにより、可動連結部4の可撓性が増加するため、より容易に流量調整バルブ20を2つの保持面2aの間に配置することができる。
さらに、本実施形態に係る管状体保持具では、一方の脚部6の内面6f1に当該脚部6の延在方向に沿って延びる第1突起11を有し、他方の脚部6の内面6f1に当該脚部6の延在方向に沿って延びると共に脚部6を閉じたときに第1突起11と係合可能な第1溝12を有している。この場合、第1突起11と第1溝12とを係合させることにより、脚部6が互いにずれることなく、2つの脚部6を一体に閉じることができ、流量調整バルブ20の保持をより容易に行うことができる。また、2つの脚部6を一体に閉じることができることにより、流量調整バルブ20を保持後に脚部6の長さを所望の長さに調整する場合、2つの脚部6を合わせた状態での切断が容易である。
また、本実施形態に係る管状体保持具では、閉じられた2つの脚部6が配置される開口部A2を有する固定部7を備えている。この場合、2つの脚部6を固定部7の開口部A2に配置することにより、流量調整バルブ20の固定を容易に行うことができる。
更に、本実施形態に係る管状体保持具では、少なくとも一方の脚部6の外面6f2に、当該脚部6の延在方向に沿って延びる第2突起13を有し、固定部7の開口部A2の内面7fに、脚部6の外面6f2に有する第2突起13と係合可能な第2溝14を有している。この場合、第2突起13及び第2溝14を案内として、2つの脚部6を固定部7の開口部A2に配置することにより、流量調整バルブ20の固定をより容易に行うことができる。
本実施形態に係る管状体保持具では、保持部3の外面3fを平面としている。この場合、レンチ等の工具で可動連結部側部分3aを挟持することにより、管状体保持具を流量調整バルブ20ごと容易に取り扱うことができる。具体例としては、流量調整バルブ20の一方側(図10では、ボトム部23及び突出部24よりも図面左側の部分)に、他の部材(例えば、水栓器具等の密封部材)を接続するためのねじ構造を備える場合、平坦な保持部3の外面をレンチで押さえることにより、流量調整バルブ20の前記ねじ構造に、他の部材を取り付け易くすることができる。
更に、本実施形態では、図10に示すように、流量調整バルブ20の側面部25も平面で構成されている。この場合、流量調整バルブ20の側面部25と保持具本体1の保持面2eとが面接触した状態で、流量調整バルブ20が保持具本体1に固定されるため、レンチ等の工具で保持部3の可動連結部側部分3aを挟持しつつ他の部材に流量調整バルブ20を捩じ込む際、保持部3の変形や破損を防ぐことができる。また、この場合、流量調整バルブ20の変形や破損も併せて防ぐことができる。
本実施形態に係る管状体保持具では、可動連結部4に、厚肉の補強部5を有している。この場合、繰り返し変形が想定される可動連結部4の耐久性、ひいては、管状体保持具の耐久性を高めることができる。
本実施形態に係る管状体保持具では、保持部3の脚部6側に、厚肉の補強部3bを有している。この場合、流量調整バルブ20を下側から保持する保持部3の耐久性、ひいては、管状体保持具の耐久性を高めることができる。
上述のとおり、本実施形態に係る管状体保持具によれば、流量調整バルブ20を保持するときの作業性が改善される。また、本実施形態に係る管状体保持具によれば、少なくとも、保持部3と脚部6とを連結するボルト等の連結要素が不要なため、管状体保持具の構造が簡素化される。従って、本実施形態に係る管状体保持具によれば、構造の簡素化を図りつつ流量調整バルブ20の保持を容易に行うことができる、管状体保持具を提供することができる。また、本実施形態に係る管状体保持具によれば、管状体保持具の部品点数が削減されることにより、部品点数に起因する様々なコスト性も改善される。
上述したところは、本発明の一実施形態を開示したにすぎず、特許請求の範囲に従えば、様々な変更が可能となる。例えば、本実施形態に係る管状体保持具では、脚部6の断面形状は、矩形形状に限定されることなく、正方形や三角形等の多角形状、円形や楕円形状等の、様々な形状を採用することができる。また、保持具本体1や固定部7は、合成樹脂で形成したものを例示したが、金属で形成したものとすることができる。管状体には、流量調整バルブ以外にも、例えば、管継手、樹脂管、金属管が挙げられる。このため、保持部3の保持面2の形状は、管状体の表面形状に対応させることにより、適宜変更することができる。
本発明は、例えば、住宅・プラント配管、例えば、給水・給湯配管や排水配管、空調配管に採用することができる。
1;保持具本体, 2、2a〜2e;保持面, 3;保持部, 3a;保持部の連結部側部分, 3b;保持部の脚部側部分(保持部の補強部), 3f;保持部の外面, 4;可動連結部, 5;連結部の補強部, 6;脚部, 6f1;脚部の内面, 6f2;脚部の外面, 7;固定部, 11;第1突起(脚部の内面の突起), 12;第1溝(脚部の内面の溝), 13;第2突起(脚部の外面の突起), 14;第2溝(固定部の開口部の内面に形成した溝), 20;流量調整バルブ(管状体), 21;バルブ本体, 22;フランジ部, 23;ボトム部, 24;突出部, 25;側面部, A1;可動連結部の開口部(連結部の開口部), A2;固定部の開口部

Claims (7)

  1. 管状体を保持する保持面を有する一対の保持部と、当該保持部のそれぞれの一端から延びる脚部と、互いの前記保持面を向かい合わせると共に前記脚部を開閉させることにより当該脚部側から前記保持面を離間及び接近させることができるように前記一対の保持部の他端を連結する連結部と、を備える管状体保持具。
  2. 請求項1において、前記連結部は、可撓性を有する、管状体保持具。
  3. 請求項1又は2において、前記連結部に開口部を有する、管状体保持具。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項において、一方の前記脚部の内面に突起を有し、他方の前記脚部の内面に前記脚部を閉じたときに前記突起と係合可能な凹部を有する、管状体保持具。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項において、閉じられた2つの前記脚部が配置される開口部を有する固定部を備える、管状体保持具。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項において、前記連結部に、厚肉の補強部を設けた、管状体保持具。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項において、前記保持部の前記脚部側に、厚肉の補強部を設けた、管状体保持具。
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