JP5908368B2 - 鞍乗型車両の操作部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、鞍乗型車両の操作部構造に関するものである。
従来、鞍乗型車両の操作部構造として、例えば特許文献1に見られるようなものが知られている。同文献の符号を借りて説明すると、この鞍乗型車両の操作部構造は、
鞍乗型車両におけるハンドルパイプ(1)と、
このハンドルパイプ(1)に相対回転可能に組みつけられるスロットル(4)と、
前記鞍乗型車両に搭載された内燃機関に供給される空気量を調整するスロットルバルブ(図示されていない)と、
それぞれ芯線(6,6)と該芯線(6)を覆うケーブルアウタとを有する一対のケーブルで構成され、各ケーブルの芯線(6)の一端部が前記スロットル(4)に、他端部が前記スロットルバルブにそれぞれ固定され、前記スロットル(4)の操作方向に応じて、一対のケールのうちのいずれか一方のケーブルの芯線(6)が引かれることにより前記スロットルバルブを開き方向または閉じ方向に可変させるスロットルケーブルと、
2分割されたケース半体同士を結合させることで前記スロットル(4)の一部と前記スロットルケーブルの一端部とを保持するとともに前記ハンドルパイプ(1)に固定されるスロットルハウジング(3)と、
このスロットルハウジング(3)で挟持され、前記芯線(6)の屈曲部をガイドするスライダ(8)と、を備えている。
実開昭58−44293号公報
上述した従来の鞍乗型車両の操作部構造は、一対のケーブル(スロットルケーブル)とスライダとが別々に独立してスロットルハウジングに組み付けられる構造であった。
そのため、一対のケーブル(スロットルケーブル)とスライダとのスロットルハウジングへの組み付け作業に熟練を要し、組み付け性の向上が求められていた。
本発明が解決しようとする課題は、一対のケーブルとスライダとのスロットルハウジングへの組み付け性を向上させることができる鞍乗型車両の操作部構造を提供することである。
上記課題を解決するために本発明の鞍乗型車両の操作部構造は、
鞍乗型車両におけるハンドルパイプと、
このハンドルパイプに相対回転可能に組みつけられるスロットルと、
前記鞍乗型車両に搭載された内燃機関に供給される空気量を調整するスロットルバルブと、
それぞれ芯線と該芯線を覆うケーブルアウタとを有する一対のケーブルで構成され、各ケーブルの芯線の一端部が前記スロットルに、他端部が前記スロットルバルブにそれぞれ固定され、前記スロットルの操作方向に応じて、一対のケールのうちのいずれか一方のケーブルの芯線が引かれることにより前記スロットルバルブを開き方向または閉じ方向に可変させるスロットルケーブルと、
2分割されたケース半体同士を結合させることで前記スロットルの一部と前記スロットルケーブルの一端部とを保持するとともに前記ハンドルパイプに固定されるスロットルハウジングと、
このスロットルハウジングで挟持され、前記芯線の屈曲部をガイドするスライダと、
を備えた鞍乗型車両の操作部構造において、
前記一対のケーブルアウタの一端部と前記スライダとを一体化可能に構成し、その一体化物を前記2分割されたスロットルハウジングで挟持したことを特徴とする。
この鞍乗型車両の操作部構造によれば、一対のケーブルアウタの一端部とスライダとを一体化し、その一体化物を、2分割されたスロットルハウジングで挟持することにより、スライダと一対のケーブルアウタを一体的にスロットルハウジングに組み付けることができる。
したがって、一対のケーブルとスライダとのスロットルハウジングへの組み付け性を向上させることができる。
この鞍乗型車両の操作部構造は、前記一対のケーブルアウタの一端部同士を固定するエンドピースを備えた構成とし、このエンドピースと前記スライダとを結合させることで前記一体化物を構成することができる。
このように構成すると、一対のケーブルアウタの一端部同士を固定するエンドピースとスライダとを結合して一体化物を構成でき、その一体化物をスロットルハウジングで挟持することができるため、ケーブルアウタのサブ組立が可能となり、生産性が向上する。
この鞍乗型車両の操作部構造においては、
前記エンドピースとスライダとの間に、前記一対の芯線を通過させるシール部材を挟持した構成とすることができる。
このように構成すると、一対の芯線のシール部材をエンドピースとスライダとの間に挟持させるため、シール部材を芯線毎に組み付ける必要が無くなり、さらに、エンドピースとスライダとを一体化する際にシール部材も一体化することができるため、シール性を向上させることができると同時に生産性も向上させることができる。
この鞍乗型車両の操作部構造においては、
前記エンドピースおよびスライダを貫通する貫通穴を設け、該貫通穴に挿入することでエンドピースとスライダとを相対移動不能に位置決めする突起を前記スロットルハウジングに一体に設けた構成とすることができる。
このように構成すると、エンドピースおよびスライダの位置決め部材を別途追加する必要が無くなるため、生産性を向上させることができる。
この鞍乗型車両の操作部構造においては、
前記エンドピースは、前記芯線が挿通される挿通孔を有しかつ前記スライダに結合される結合凸部を有しているとともに、
前記スライダは、前記エンドピースの結合凸部を受け入れる受け入れ凹部と、この受け入れ凹部に受け入れられた前記結合凸部における挿通孔に連通し、前記芯線をガイドする凹溝とを有し、
前記凹溝側から該凹溝をガイドとして前記エンドピースにおける挿通孔にシール部材が挿入される構成とすることができる。
このように構成すると、シール部材を、凹溝をガイドとして利用しながら、エンドピース内に挿入することができるため、シール部材の組み付け性を向上させることができる。
この鞍乗型車両の操作部構造においては、
前記エンドピースの外周に突部を設ける一方、前記スロットルハウジングに、前記突部と当接する、前記ケーブルの長手方向と直行する位置決め面を設け、該位置決め面と前記突部とを当接させることで、前記エンドピースとスロットルハウジングとを、ケーブル長手方向に関して相対移動不能に位置決めした構成とすることができる。
このように構成すると、エンドピースとスロットルハウジングの形状を工夫することで、位置決めを行うことができるため、位置決めのための別部材を廃して、生産性を向上させることができる。
この鞍乗型車両の操作部構造においては、
前記一体化物を前記ハンドルパイプの上方に配置した構成とすることができる。
このように構成すると、一体化物がハンドルパイプの上方に位置するため、スロットルハウジング内に雨水等が浸入したとしても、ケーブル内への水の浸入を抑制することができる。
この鞍乗型車両の操作部構造においては、
前記シール部材は、エンドピースとスライダとによってケーブル長手方向で挟持される基部と、この基部からエンドピース側に向かって伸びてエンドピース内に配置されるチューブと、このチューブ部の内周面によって形成される芯線とのシール面とを備え、
前記チューブ部の外周面と前記エンドピースとの間に、隙間が設けられている構成とすることができる。
このように構成すると、チューブ部の外周面とエンドピースとの間に隙間が設けられていることによって、芯線の動的な挙動に追従するようにしてチューブ部が変形しやすくなる。すなわち、芯線の動的挙動に対するチューブ部の追従性が良好となり、シール性および芯線の摺動性が向上する。
本発明に係る鞍乗型車両の操作部構造の一実施の形態を示す部分省略平断面図(図2におけるI−I断面図)。 図1におけるII−II断面図。 一方のケース半体42を取り外した状態の斜視図(図1におけるIII矢視図)。 一方のケース半体41を取り外した状態の斜視図(図1におけるIV矢視図)。 エンドピース60を示す図で、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は左側面図、(d)は右側面図、(e)は斜視図。 スライダ50を示す図で、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は左側面図、(d)は底面図。 スライダ50を示す図で、(a)は斜め上方から見た斜視図、(b)は斜め下方から見た斜視図。 シール部材80および該シール部材80を用いたシール構造の斜視図を一緒に示した図。 同上シール構造の断面図(図8におけるIX−IX面図)。 他のシール構造を示す図で、シール部材90および該シール部材90を用いたシール構造の断面図を一緒に示した図。 他の実施の形態を示す図で、(a)は部分省略側面図、(b)は図(a)における部分省略b矢視図。 同上実施の形態およびその周辺構造の外観斜視図。
以下、本発明に係る鞍乗型車両の操作部構造の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、各図において、同一部分ないし相当する部分には、同一の符号を付してある。
図1〜図4に示すように、この実施の形態の鞍乗型車両の操作部構造は、鞍乗型車両(図示せず)におけるハンドルパイプ10と、このハンドルパイプ10に相対回転可能に組みつけられるスロットル20と、鞍乗型車両に搭載された内燃機関に供給される空気量を調整するスロットルバルブ(図示せず)と、それぞれ芯線31と該芯線31を覆うケーブルアウタ32とを有する一対のケーブル33、33で構成され、各ケーブル33の芯線31、31’(特に区別する必要がない限り符号31を付す)の一端部31bが前記スロットル20に、他端部(図示せず)が前記スロットルバルブにそれぞれ固定され、前記スロットル20の操作方向に応じて、一対のケール33,33のうちのいずれか一方のケーブル33の芯線31が引かれることにより前記スロットルバルブを開き方向または閉じ方向に可変させるスロットルケーブル30と、2分割されたケース半体41,42同士を結合させることでスロットル20の一部とスロットルケーブル30の一端部とを保持するとともにハンドルパイプ10に固定されるスロットルハウジング40と、このスロットルハウジング40(ケース半体41,42)で挟持され、芯線31の屈曲部31cをガイドするスライダ50とを備えている。
そして、この実施の形態の鞍乗型車両の操作部構造は、前記一対のケーブルアウタ32,32の一端部32b、32bと前記スライダ50とを一体化可能に構成し、その一体化物70を前記2分割されたスロットルハウジング40(ケース半体41,42)で挟持した構成となっている。
この鞍乗型車両の操作部構造によれば、一対のケーブルアウタ32の一端部32bとスライダ50とを一体化し、その一体化物70を、2分割されたスロットルハウジング40(ケース半体41,42)で挟持することにより、スライダ50と一対のケーブルアウタ32とを一体的にスロットルハウジング40に組み付けることができる。
したがって、一対のケーブル33とスライダ50とのスロットルハウジング40への組み付け性を向上させることができる。
この鞍乗型車両の操作部構造は、一対のケーブルアウタ32の一端部32b同士を固定するエンドピース60を備えており、このエンドピース60とスライダ50とを結合させることで一体化物70を構成している。
このように構成すると、一対のケーブルアウタ32の一端部32b同士を固定するエンドピース60とスライダ50とを結合して一体化物70を構成でき、その一体化物70をスロットルハウジング40で挟持することができるため、ケーブルアウタ32のサブ組立が可能となり、生産性が向上する。
図1および図5に示すように、エンドピース60は、スロットルハウジング40によって挟持され保持される基部61と、この基部61からスライダ50側に伸び、スライダ50に結合される結合凸部62と、基部61からスライダ50の反対側に伸び、一対のケーブルアウタ32の一端部32b、32bが固定されるケーブルアウタ固定部63とを有している。
基部61の両側面には、それぞれ凹部61bが設けられている一方、スロットルハウジング40をなすケース半体41,42の内面には、凹部61bと嵌り合う凸部41b、42bが設けられており、スロットルハウジング40でエンドピース60を挟持した際、これら凹部61b、61bと凸部41b、42bとが嵌り合うことによって、スロットルハウジング40とエンドピース60との、ケーブル33の長手方向における位置決めがなされる。
別言すれば、エンドピース60の外周には突部61p、61pが設けられている一方、スロットルハウジング40には、突部61pと当接する、ケーブル33の長手方向と直行する位置決め面41s、41s、42s、42sが設けられており、該位置決め面41s、41s、42s、42sと前記突部61p、61pとが当接することで、エンドピース60とスロットルハウジング40とが、ケーブル長手方向に関して相対移動不能に位置決めされる構成となっている。
このように構成すると、エンドピース60とスロットルハウジング40の形状を工夫することで、両者の位置決めを行うことができるため、位置決めのための別部材を廃して、生産性を向上させることができる。
結合凸部62は、スライダ50に設けられている受け入れ凹部52(図6,図7参照)に嵌め込まれ、これによって、スライダ50とエンドピース60とが結合される。
結合凸部62には、芯線31が挿通される挿通孔62h、62hが設けられている。
ケーブルアウタ固定部63は、スロットルハウジング40から突出している。ケーブルアウタ固定部63は、ケーブルアウタ32の一端部32bが嵌め込まれて固定される穴63h、63hを有している。これらの穴63h、63hにそれぞれケーブルアウタ32の一端部32bが嵌め込まれて固定されることでケーブル33、33とエンドピース60とが結合される。
図1〜図7に示すように、スライダ50は、エンドピース60との結合部51と、この結合部51からスロットル20における芯線31の巻き掛け部21に向かって湾曲状かつ末広がり状に伸びる芯線ガイド部53とを有している。
結合部51に、前記エンドピース60の結合凸部52を受け入れる受け入れ凹部52が設けられている。
芯線ガイド部53には、受け入れ凹部52に受け入れられたエンドピース60の結合凸部62における挿通孔62hに連通し、芯線31をガイドする凹溝(ガイド溝)54,54が形成されている。
一体化物70は、エンドピース60に一対のケーブルアウタ32の一端部32bをそれぞれ固定し、そのエンドピース60とスライダ50とを結合することで構成することができる。
一対のケーブルアウタ32およびエンドピース60の挿通孔62hにはそれぞれ芯線31が挿通され、各芯線31の一端部31bにはコマ(タイコ)31dが固定される。
図1〜図4に示すように、スロットル20の一端部には、一対の芯線31,31’の巻き掛け部21が設けられている。巻き掛け部21は、一対のフランジ22,22と、これらフランジ22、22の間に設けられた芯線31の巻き掛け溝23と、前記フランジ22,22と一体に設けられていて、前記一対のコマ31dがそれぞれ掛け止められる一対の係合穴24,25(図2)が設けられている。一方の係合穴25は長穴状に形成されている。
一方の芯線31は、そのコマ31dを前記係合穴24に嵌め込み、巻き掛け溝23に対して図2において時計回りに巻き掛けることでスロットル20に連結される。他方の芯線31’は、そのコマ31dを前記係合穴25に嵌め込み、巻き掛け溝23に対して図2において反時計回りに巻き掛けることでスロットル20に連結される。各係合穴24,25と巻き掛け溝23との間には、芯線31を通すためのスリット26が設けられている。
一体化物70は、該一体化物70に挿通した芯線31を以上のようにしてスロットル20に連結した後、各芯線31の屈曲部31cをスライダ50のガイド溝54にそれぞれ沿わせた状態で、スロットルハウジング40(ケース半体41,42)で挟持するようにして保持し、スロットルハウジング40をハンドルパイプ10に固定することで、スロットルハウジング40およびスロットル20とともにハンドルパイプ10に取り付けられる。なお、芯線31をスライダ50のガイド溝54に沿わせる作業は、スライダ50の外側面56(図7(a)参照)が開放されていることで、容易に行うことができる。
上記各部材がハンドルパイプ10に取り付けられた状態において、スロットル20を図2において反時計方向へ回動させると一方の芯線31が引かれてスロットルバルブが開き方向へ動き、スロットル20を図2において時計方向へ回動させると他方の芯線31’が引かれてスロットルバルブが閉じ方向へ動く。
スロットルハウジング40をなすケース半体41,42の結合構造は適宜の構造を採用することができる。
例えば、図3,図4に示すように、ケース半体41,42にそれぞれボルトの挿通孔41h、41h、42h、42h(ケース半体42の挿通孔42hについては図4において一つのみ図示)を設け、各穴にボルト(図示せず)を挿通し、ボルトナットで締結することができる。
また、図3,図4に示すように、一方のケース半体42の接合面にリブ42rを設けるとともに、他方のケース半体41の接合面に前記リブ42rと嵌り合う凹溝41gを設けることによって、ケース半体41,42同士の接合作業の容易化を図ることができる。
また、図1,図2に示すように、一方のケース半体42に係合爪42fを設けるとともに、他方のケース半体41に前記係合爪42gと係脱可能な係合穴41jを設けることによって、ケース半体41,42同士の仮止めを可能とし、一体化物70のスロットルハウジング40への組込作業の容易化を図ることができる。
いずれの結合構造を採用するにせよ、前述したように、一体化物70は、スロットルハウジング40から突出する部位(この実施の形態ではケーブルアウタ固定部63)を有しているので、一体化物70をスロットルハウジング40に組み込む際には、その突出部位(63)を持ちながら行うことができる。したがって、組込作業を容易に行うことができる。
図2に示すように、ケース半体41,42の内面には、それぞれスライダ50を保持する保持片43を一体的に設けることができる。
図4に示すように、スライダ50における結合部51の外周面に係合凸部51pを設ける一方、スロットルハウジング40の内面に係合凹部40cを設け、これら係合凸部51pと係合凹部40cとを係合させることで、スロットルハウジング40とスライダ50との位置決めを行うようにすることもできる。
このような鞍乗型車両の操作部構造においては、前記一体化物70はハンドルパイプ10の上方に配置する構成(図1〜図4参照)とすることが望ましい。
そのように構成すると、一体化物70がハンドルパイプ10の上方に位置するため、スロットルハウジング40内に雨水等が浸入したとしても、ケーブル33内への水の浸入を抑制することができる。
したがって、シール部材を廃止することも可能である。
しかし、例えば以下のようにシール部材を設けることにより、防水性を向上させることができる。
例えば、図8,図9に示すように、スライダ50における凹溝(ガイド溝)54側から該凹溝54をガイドとしてエンドピース60における挿通孔62hにシール部材80が挿入される構成とすることができる。
このように構成すると、シール部材80を、凹溝54をガイドとして利用しながら、エンドピース60内に挿入することができるため、シール部材80の組み付け性を向上させることができる。
図8、図9に示すシール部材80は、基部81と、この基部81からスライダ50におけるガイド溝54に向かって伸びる一対の脚部82,82と、この脚部82のそれぞれの下端からエンドピース60側に向かって伸びるチューブ部83,83と、前記基部81に設けられた位置決め穴85とを有している。
一方、図1および図5〜図7に示すように、スライダ50におけるエンドピース60との結合部51、およびエンドピース60における結合凸部62にも、対応する位置にそれぞれ位置決め穴55、65が設けられている。
このシール部材80は、チューブ部83,83をエンドピース60における挿通孔62h、62hに挿入し、上記位置決め穴55,65,85に、共通の位置決め突起(例えばピン(図示せず))を挿入することによってスライダ50およびエンドピース60と結合される。
このように構成すると、シール部材80の固定部がエンドピース60とスライダ50の固定と共用されることから、組み付け工数を低減して、生産性を向上させることができる。
シール部材80はゴム等の弾性部材で構成される。
また、例えば図10に示すように、エンドピース60とスライダ50との間に、一対の芯線31を通過させるシール部材90を挟持した構成とすることができる。
このように構成すると、一対の芯線31のシール部材90をエンドピース60とスライダ50との間に挟持させるため、シール部材90を芯線31毎に組み付ける必要が無くなり、さらに、エンドピース60とスライダ50とを一体化する際にシール部材90も一体化することができるため、シール性を向上させることができると同時に生産性も向上させることができる。
図10に示すシール部材90は、基部91と、この基部91からエンドピース60側に向かって伸びるチューブ部93,93と、このチューブ部93の内周面(93s)によって形成される芯線31とのシール面93sと、前記基部91に設けられた、エンドピース60における結合凸部62との係合凹部92とを有している。シール部材90はゴム等の弾性部材で構成される。
一方、図10に示すエンドピース60における結合凸部62には、小径部からなる第2係合凸部62bが設けられている。
このシール部材90は、チューブ部93,93をエンドピース60における挿通孔62h、62hに挿入するとともに、基部91の係合凹部92とエンドピース60における第2係合凸部62bとを嵌め合わせ、基部91をエンドピース60とスライダ50とで挟持することによって、スライダ50およびエンドピース60と結合される。
スライダ50およびエンドピース60に結合された状態で、チューブ部93の外周面とエンドピース60との間には、隙間Cが形成される。
このように構成すると、チューブ部93の外周面とエンドピース60との間に隙間Cが設けられていることによって、芯線31の動的な挙動に追従するようにしてチューブ部93が変形しやすくなる。すなわち、芯線31の動的挙動に対するチューブ部93の追従性が良好となり、シール性および芯線31の摺動性が向上する。
隙間Cは、エンドピース60における挿通孔62hの内径D2とチューブ部93の外径D1との差として形成される。
図11に示すように、エンドピース60とスライダ50とを相対移動不能に位置決めする突起(例えばピン)45は、スロットルハウジング40に一体に設けた構成とすることができる。
このように構成すると、エンドピース60およびスライダ50の位置決め部材を別途追加する必要が無くなるため、生産性を向上させることができる。
図11に示すスロットルハウジング40は、割面40dでケース半体41,42に分割されるハウジングであり、ケース半体42の底部内面にピン45が一体に設けられている。
図11に示す実施の形態においては、エンドピース60の外周に一対のフランジ状の突部66,66を設ける一方、スロットルハウジング40の内外面46b、46cで、前記突部66と当接する、ケーブルの長手方向と直行する位置決め面を構成し、該位置決め面46b、46cと前記突部66,66とを当接させることで、エンドピース60とスロットルハウジング40とを、ケーブル長手方向に関して相対移動不能に位置決めした構成となっている。
このような構成としても、エンドピース60とスロットルハウジング40の形状工夫により、位置決めを行うことができるため、位置決めのための別部材を廃して、生産性を向上させることができる。
図11に示すスロットルハウジング40は、例えば図12に示すように、ハンドルカバーHCに隣接させて設ける場合に適した形状のスロットルハウジングである。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能である。
例えば、スライダ50とエンドピース60は別体ではなく、一体に構成することもできる。
また、エンドピース60とスライダ50との結合、およびシール部材80との結合は、ピンによる結合だけでなく、圧入や接着による結合、または嵌合のみによる結合としてもよい。
また、エンドピース60、スライダ50、およびシール部材90の結合も、圧入や接着による結合、または嵌合のみによる結合とすることができる。
10:ハンドルパイプ、20:スロットル、30:スロットルケーブル、31:芯線、31b:一端部、32:ケーブルアウタ、32b:一端部、33:ケーブル、40:スロットルハウジング、41,42:ケース半体、41s、42s、46b、46c:位置決め面、45:突起、50:スライダ、52:受け入れ凹部、54:ガイド溝(凹溝)、55:貫通穴、60:エンドピース、61p、66:突部、62:結合凸部、62h:挿通孔、65:貫通穴、70:一体化物、80,90:シール部材。

Claims (8)

  1. 鞍乗型車両におけるハンドルパイプ(10)と、
    このハンドルパイプ(10)に相対回転可能に組みつけられるスロットル(20)と、
    前記鞍乗型車両に搭載された内燃機関に供給される空気量を調整するスロットルバルブと、
    それぞれ芯線(31)と該芯線(31)を覆うケーブルアウタ(32)とを有する一対のケーブル(33)で構成され、各ケーブル(33)の芯線(31)の一端部(31b)が前記スロットル(20)に、他端部が前記スロットルバルブにそれぞれ固定され、前記スロットル(20)の操作方向に応じて、一対のケールのうちのいずれか一方のケーブル(33)の芯線(31)が引かれることにより前記スロットルバルブを開き方向または閉じ方向に可変させるスロットルケーブル(30)と、
    2分割されたケース半体(41,42)同士を結合させることで前記スロットル(20)の一部と前記スロットルケーブル(30)の一端部とを保持するとともに前記ハンドルパイプ(10)に固定されるスロットルハウジング(40)と、
    このスロットルハウジング(40)で挟持され、前記芯線(31)の屈曲部(31c)をガイドするスライダ(50)と、
    を備えた鞍乗型車両の操作部構造において、
    前記一対のケーブルアウタ(32)の一端部(32b)と前記スライダ(50)とを一体化可能に構成し、その一体化物(70)を前記2分割されたスロットルハウジング(40)で挟持したことを特徴とする鞍乗型車両の操作部構造。
  2. 請求項1において、
    前記一対のケーブルアウタ(32)の一端部(32b)同士を固定するエンドピース(60)を備え、
    このエンドピース(60)と前記スライダ(50)とを結合させることで前記一体化物(70)を構成することを特徴とする鞍乗型車両の操作部構造。
  3. 請求項2において、
    前記エンドピース(60)とスライダ(50)との間に、前記一対の芯線(31)を通過させるシール部材(90)を挟持したことを特徴とする鞍乗型車両の操作部構造。
  4. 請求項2において、
    前記エンドピース(60)およびスライダ(50)を貫通する貫通穴(55,56)を設け、該貫通穴(55,56)に挿入することでエンドピース(60)とスライダ(50)とを相対移動不能に位置決めする突起(45)を前記スロットルハウジング(40)に一体に設けたことを特徴とする鞍乗型車両の操作部構造。
  5. 請求項2において、
    前記エンドピース(60)は、前記芯線(31)が挿通される挿通孔(62h)を有しかつ前記スライダ(50)に結合される結合凸部(62)を有しているとともに、
    前記スライダ(50)は、前記エンドピース(60)の結合凸部(62)を受け入れる受け入れ凹部(52)と、この受け入れ凹部(52)に受け入れられた前記結合凸部(62)における挿通孔(62h)に連通し、前記芯線(31)をガイドする凹溝(54)とを有し、
    前記凹溝(54)側から該凹溝(54)をガイドとして前記エンドピース(60)における挿通孔(62h)にシール部材(80)が挿入されることを特徴とする鞍乗型車両の操作部構造。
  6. 請求項2〜5のうちいずれか一項において、
    前記エンドピース(60)の外周に突部(61p、66)を設ける一方、前記スロットルハウジング(40)に、前記突部(61p、66)と当接する、前記ケーブル(33)の長手方向と直行する位置決め面(41s、42s、46b、46c)を設け、該位置決め面(41s、42s、46b、46c)と前記突部(61p、66)とを当接させることで、前記エンドピース(60)とスロットルハウジング(40)とを、ケーブル長手方向に関して相対移動不能に位置決めしたことを特徴とする鞍乗型車両の操作部構造。
  7. 請求項1〜6のうちいずれか一項において、
    前記一体化物(70)を前記ハンドルパイプ(10)の上方に配置したことを特徴とする鞍乗型車両の操作部構造。
  8. 請求項3において、
    前記シール部材(90)は、エンドピース(60)とスライダ(50)とによってケーブル長手方向で挟持される基部(91)と、この基部(91)からエンドピース(60)側に向かって伸びてエンドピース(60)内に配置されるチューブ部(93)と、このチューブ部(93)の内周面(93s)によって形成される芯線(31)とのシール面(93s)とを備え、
    前記チューブ部(93)の外周面と前記エンドピースとの間に、隙間(C)が設けられていることを特徴とする鞍乗型車両の操作部構造。
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