JP2017124891A - シートカセットとシート収納装置及び画像形成装置 - Google Patents

シートカセットとシート収納装置及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】シート収納装置から引き出したカセットユニットに、シートを安定した状態で仮置きできるようにして、後端規制部材の位置調整を容易に行えるようにすること。
【解決手段】カセットユニット220は、シート収納装置1Bに引き出し可能に設けられている。カセットユニット220は、引き出し方向Aに対して交差する方向にシートが給送可能に載置される載置部と、カセット221に位置調節可能に設けられて、載置部に載置されたシートの給送方向の後端部を整合する後端規制部材224と、を備えている。後端規制部材224は、載置部のシート幅方向の中心CLよりカセットユニット220の奥側に配置されている。このため、カセットの手前角部221dにシートを安定した状態で仮置きできる。また、後端規制部材224の位置調整を容易に行える。
【選択図】図5

Description

本発明は、シートを載置するシートカセットと、このシートカセットが装着されるシート収納装置と、このシート収納装置を備えてシート収納装置からのシートに画像を形成する画像形成装置とに関する。
従来、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置は、画像を形成するためのシートを収納するシートカセットとしてのカセットユニットを有するシート収納装置を備えている(特許文献1)。図13は、従来のカセットユニット920と、シート収納装置900Bとの図であり、画像形成装置900の装置本体900Aの下部に設けたシート収納装置900Bからカセットユニット920を引き出したときの斜視図である。図14は、図13の平面図である。図15は、図14に示したカセットユニット920のカセット921にシートを仮置きした図である。図16は、従来のカセットユニット920のカセット921のサイズ目盛927,928を示す図である。
図13に示すようにカセットユニット920は、シート収納装置900Bから手前側の矢印A方向に引き出されると、カセットユニット920の奥側の部分がシート収納装置900Bに支持されて片持ち状態になる。
カセットユニット920は、シートが載置されるカセット921を備えている。カセット921には、カセットに載置されたシート(図13には不図示)の給送方向Bに対して後端位置を規制する後端規制部材924と、給送方向に対して交差するシート幅方向の位置を規制する1対の幅規制部材925A,925Bが設けられている。ユーザは、使用するシートのサイズに合わせて、後端規制部材924と1対の幅規制部材925A,925Bとを、カセット921に設けられたサイズ目盛927,928(図16)の位置に合わせる。そして、ユーザは、シートを位置決めされた後端規制部材924と1対の幅規制部材925A,925Bとの間に落とし込むようにして挿入し、シートをカセット中板926の上に載置する。カセット中板926は、シートを押し上げるようになっている。
ところで、ユーザは、カセット921にシートを載置する際、場合によっては、束状のシートを一方の手に持ったままで、他方の手でカセットユニット920をシート収納装置900Bから引き出すことがある。そのとき、後端規制部材924と1対の幅規制部材925A,925Bとの位置が載置するシートのサイズと異なっている場合がある。このような場合、ユーザは、手に持っているシートを一旦、テーブルなど任意の平面部分に仮置きしてから、後端規制部材924と1対の幅規制部材925A,925Bとをサイズ目盛927,928に位置を合わせることがある。
特開2012−188241号公報
しかし、画像形成装置の周囲にシートを仮置きする平面部分が無い場合がある。このような場合、ユーザは、図15に示すように、シートをやむを得ずカセットユニット920に仮置きすることがある。この場合、シートをカセットユニット920に安定した状態で仮置きするのに、シートを後端規制部材924と1対の幅規制部材925A,925Bを覆ってカセットユニット920に仮置きすることがある。しかし、後端規制部材924と1対の幅規制部材925A,925Bとの位置をサイズ目盛927,928(図16)に合わせることができない。このため、ユーザは、一方の手でシートを保持して、1対の幅規制部材925A,925Bが表出する位置までカセット921から外側にずらして、1対の幅規制部材925A,925Bの位置を調節する。しかし、後端規制部材924は、カセットユニット920の引き出し距離のほぼ中央に配置されている。このため、後端規制部材924が表出する位置までシートをずらして、後端規制部材924の位置を調整すると、シートを保持しにくくなることがあった。
このため、従来のシートカセットとしてのカセットユニット920は、ユーザがシートを不安定な状態で保持して、後端部整合体としての後端規制部材924の位置を調整しなければならなかった。
本発明は、後端部整合体の操作を容易に行えるシートカセットを提供することにある。
本発明のシートカセットは、シート収納装置に引き出し可能に設けられて、給送されるシートを載置する載置部を有しており、位置調節可能に設けられて、前記載置部に載置されるシートの給送方向の後端部を整合する後端部整合体を備え、前記後端部整合体の位置調節する際に操作する操作部は、引き出された際に前記載置部の中央より奥側に配置されている。
本発明のシートカセットは、後端部整合体の操作を容易に行えるという効果を奏する。
本発明の実施形態の画像形成装置のシート搬送方向に沿った断面概略図である。 図1の画像形成装置の右下部分の拡大図であり、本発明の第1実施形態のシートカセットとしてのカセットユニットの一部分を示した図である。 画像形成装置の右下部分の外観斜視図であり、本発明の第1実施形態のシートカセットとしてのカセットユニットの外観斜視図である。 図3において、本発明の第1実施形態のシートカセットとしてのカセットユニットをシート収納装置から引き出したときのカセットユニットの平面図である。 図4のカセットユニットのカセットにシートを仮置きした図である。 図4のカセットユニットのカセットにシートを載置した図である。 本発明の第2実施形態のシートカセットとしてのカセットユニットをシート収納装置から引き出したときのカセットユニットの平面図であり、図4に相当する図である。 図7のカセットユニットのカセットにシートを仮置きした図である。 図7のカセットユニットのカセットにシートを載置した図である。 図7の後端規制部材、後端位置決め刻み及び斜行案内溝等の部分拡大図である。 図7の後端位置決め刻みの拡大図である。 図7の後端規制部材のリンク部材と後端位置決め刻みとの断面拡大図である。 従来のシートカセットとしてのカセットユニットと、シート収納装置との図であり、画像形成装置の装置本体の下部に設けたシート収納装置からカセットユニットを引き出したときの斜視図である。 図13の平面図である。 図14に示したカセットユニットのカセットにシートを仮置きした図である。 従来のカセットユニットのカセットのサイズ目盛を示す図である。
以下、本発明の実施形態のシートカセットとしてのカセットユニットと、このカセットユニットを保持するシート収納装置と、このシート収納装置を装置本体の下部に備えた画像形成装置とを図を用いて説明する。
(画像形成装置1)
図1は、本発明の実施形態の画像形成装置1のシート搬送方向に沿った断面概略図である。図2は、図1の画像形成装置1の右下部分の拡大図であり、本発明の実施形態のシートカセットとしてのカセットユニット220の一部分を示した図である。なお、画像形成装置1を使用するときに臨む正面側を「手前側」とし、背面側を「奥側」と、図1の右側を「右側」とし、左側を「左側」とする。
画像形成装置1は、装置本体1Aと、装置本体1Aの上部に設けられて原稿の画像を読み取る画像読取装置100とを備えている。画像形成装置1は、画像読取装置100が読み取った原稿の画像情報、或いは外部情報機器としてのファクシミリやパソコン等からの外部の画像情報に基づいても、シートに画像を形成することができるようになっている。
装置本体1A内には、シートPを給送するシート給送部110と、シートPにトナー像を形成する画像形成部120と、シートPにトナー像を定着する定着器130と、シートPを排出する排出部140等が設けられている。さらに、装置本体1A内には、シートの両面に画像を形成するとき、シートを、再度、画像形成部120に案内するシート反転部150も設けられている。
シート給送部110は、装置本体1Aの下部に設けられている。シート給送部110は、シートPを積載するシートカセットとしてのカセットユニット220と、カセットユニット220が装着されるシート収納装置1Bとを備えている。さらに、シート給送部110は、カセットユニット220のカセット221に載置されたシートPをピックアップするピックアップローラ128と、ピックアップされたシートPを分離給送する分離ローラ対113等を備えている。シート収納装置1Bは、装置本体1Aの下部に設けられている。シート収納装置1Bは、カセットユニット220を図4の矢印A方向に引き出し可能に、かつ矢印D方向に押し込み可能に保持している。なお、カセットユニット220は、シート収納装置1Bから引き出して抜き取られて、着脱自在にシート収納装置1Bに設けられるようになっていてもよい。
また、シート給送部110は、装置本体1Aの側方からシートPを手差し給送可能な手差し給紙部116も備えている。手差し給紙部116は、シートPを積載する手差しトレイ117と、手差しトレイ117に積載されたシートPを分離給送する分離給送ローラ118とを備えている。手差しトレイ117は、装置本体1Aに開閉自在に設けられており、開いた状態でシートを積載できるようになっている。
画像形成部120は、シート給送部110の上方に設けられている。画像形成部(画像形成手段)120は、トナー像が形成される感光ドラム121と、感光ドラム121の表面を一様に帯電する帯電ローラ122と、レーザ光Lを照射して感光ドラム121に静電潜像を形成するレーザ照射装置123とを備えている。さらに、画像形成部120は、感光ドラム121の静電潜像をトナー像にする現像装置124と、感光ドラムに当接する転写ローラ125と、感光ドラムの表面に残留した残留トナーを回収する残留トナー回収器126等も備えている。残留トナー回収器126は、感光ドラム121の傍に設けられている。
定着器130は、画像形成部120のシート搬送方向の下流側のシート搬送路に設けられている。排出部140は、定着器130の下流側に設けられて、シートPを装置本体1Aの内部から排出する排出ローラ対141と、排出されたシートPを積載する排出トレイ142とを備えている。
画像読取装置100は、画像形成装置1の装置本体1Aの上部に設けられている。画像読取装置100は、原稿が載置される原稿載置部(原稿載置装置)101と、画像読取部としての読取スキャナ102等を備えている。
次に、画像形成装置1の動作を説明する。画像形成装置1の画像形成ジョブが開始されると、画像読取装置100は、ユーザによって原稿載置部101に載置された原稿を読取スキャナ102で読み取り、読み取った情報を画像情報としてレーザ照射装置123に送信する。読取スキャナ102は矢印K方向に移動しながら原稿を読み取り、その後、矢印J方向に移動して元の位置に戻る。レーザ照射装置123は、読取スキャナ102から送信されてくる原稿等の画像情報に応じて、感光ドラム121の表面にレーザ光Lを照射する。なお、レーザ照射装置123は、外部の情報機器から送信されてくる原稿等の画像情報に応じて、感光ドラム121の表面にレーザ光Lを照射することもできる。
すると、帯電ローラ122によって所定の極性電位に一様に帯電されている感光ドラム121の周面が露光されて、感光ドラム121の周面に静電潜像が形成される。感光ドラム121の周面に形成された静電潜像は、現像装置124によってトナー現像されて、トナー像として可視化される。感光ドラム121は、トナー像を担持する像担持体である。
このトナー像の形成動作に並行して、ピックアップローラ128がカセット221からシートを送り出し、分離ローラ対113が引き継いでシートを矢印B方向に搬送する。このとき、カセット221からシートが重なって送り出されると、分離ローラ対113がシートを1枚に分離して搬送する。その後、シートは、搬送ローラ対114により、搬送ローラ対114の下流側のシート搬送路に設けられたレジストローラ対115に搬送される。そして、シートは、レジストローラ対115で斜行が補正される。斜行が補正されたシートPは、その後、所定のタイミングで感光ドラム121と転写ローラ125との転写ニップNPに搬送され、可視化されたトナー像が転写ローラ125によって転写される。トナー像が転写されたシートPは、転写ニップNPから定着器130に搬送され、定着器130で加熱、加圧されて、トナー像を定着される。その後、トナー像が定着されたシートPは、排出ローラ対141によって排出トレイ142に排出される。これによって、画像形成装置1の画像形成ジョブが終了する。
次に、シートの裏面にトナー像を形成する動作を説明する。シートの表面(おもてめん)にトナー像を形成されたシートPは、中間排出ローラ対151によってシート反転部150に送られて、反転パス152、反転ローラ153の順に搬送され、先端が胴内排紙方向(矢印E方向)に排出される。反転ローラ153は、狭持したシートPの後端が搬送路切替部材154を抜けて、所定の位置(図示していないシート検知センサの通過時間から算出)に到達すると逆回転する。シートPは、逆回転した反転ローラ153によって、再び装置本体内に引き込まれ(矢印F方向)、両面搬送ローラ対155aに搬送される。この間にシートは表裏反転されたことになる。シートは、両面搬送ローラ対155a,155b,155cによって再びレジストローラ対115、転写ニップNPに搬送される。この際、シートPの裏面側が感光ドラム121側にくるようになっている。シートPは、転写ニップNPで裏面にトナー像を転写され、その後、定着器130でトナー像を定着されて、排出ローラ対141によって排出トレイ142に排出される。これによって、画像形成装置1は、一連の画像形成動作が終了する。
(第1実施形態のシートカセットとしてのカセットユニット220とシート収納装置1B)
図3は、画像形成装置1の右下部分の外観斜視図であり、本発明の第1実施形態のシートカセットとしてのカセットユニット220の外観斜視図である。図4は、図3において、本発明の第1実施形態のシートカセットとしてのカセットユニット220をシート収納装置1Bから引き出したときのカセットユニット220の平面図である。図5は、図4のカセットユニット220のカセット221にシートPを仮置きした図である。図6は、図4のカセットユニット220のカセット221にシートPを載置した図である。
図1において、カセットユニット220は、画像形成装置1の装置本体1Aの下部に設けられたシート収納装置1Bに設けられている。カセットユニット220はシートPを格納する(載置される)カセット221をベースにして形成されている。カセットユニット220は上部が開放された箱状に形成されている。カセットユニット220は、図4の手前側に(矢印A方向に)引き出せるように、かつ引き出された後、奥側に(矢印D方向)に押し込まれるように、シート収納装置1Bに設けられている。なお、カセットユニット220は、シート収納装置1Bに設けられたままであってもよいし、シート収納装置1Bに着脱自在に設けられていてもよい。
カセット221内には、カセット中板226と、後端規制部材224と、1対の側端規制部材225A,225B等が設けられている。カセット中板226は、図1に示すようにシートPが載置されるようになっている。カセット中板226は、シート給送方向Bの上流端部226aをカセット221の前壁221aと奥壁221bとに回転自在に支持されている。このため、カセット中板226は、下流端部226bが上下方向(図1、矢印C方向)に傾動して、ピックアップローラ128(図1)に接近離間するようになっている。シート給送方向Bは、カセット221の引き出し方向Aに対して交差する方向である。カセット中板226の上面226cと、カセット221内の底面221cは、シートPが載置される載置部228を形成している。
後端部整合体としての後端規制部材224は、カセット221に位置調節可能に設けられて、載置部228に載置されたシートPの給送方向Bの後端部を整合するようになっている。カセット221の底部の奥側には、給送方向Bに案内溝233が形成されている。案内部としての案内溝233は、後端規制部材224を給送方向Bに位置調節可能に案内する溝である。
カセット221内の底面221cには、シートの給送方向Bのシートの長さサイズを示す長さサイズ目盛229が案内溝233に沿って形成されている。サイズ目盛229は、カセット221に載置されるシートの長さサイズに対応する位置に後端規制部材224を位置決めするときの目安となる目盛である。
後端規制部材224は、後述する位置決め爪を有している。また、この位置決め爪が係合する後端位置決め刻み230が、カセット221の底面221cに多数形成されている。後端位置決め刻み230は、カセットユニット220の引き出し方向Aに平行に、かつシート給送方向Bに多数配列されている。後端規制部材224は、長さサイズ目盛229を目安にして位置決めされた後、位置決め爪を後端位置決め刻み230に係合することで、カセット221に載置されるシートの給送方向Bのサイズに対応する位置に位置決めされるようになっている。
後端規制部材224は、後端規制部材224の操作部224aが載置部228のシートの幅方向(矢印A,D方向)の中心線(中央)CLよりも奥側に位置するように配置されている。なお、操作部224aは、後述する図10において、符号324aで示すような部分である。また、中心線CLは、後述する1対の側端規制部材225A,225Bが互いに接近離間移動する中心でもある。
幅整合体としての1対の側端規制部材225A,225Bは、カセット221にシートPの給送方向Bに対して直交するシートの幅方向(矢印A,D方向)に互いに接近離間可能に位置調節可能に設けられている。側端規制部材225A,225Bは、不図示で公知のラックとピニオンとからなる連動機構によって、互いに接近離間移動して、載置部228に載置されたシートの側端を整合し、シートの幅方向の位置決めをするようになっている。カセット221の底部のカセットユニット220の引き出し方向(矢印A方向)に不図示の案内溝が形成されている。この案内溝は、側端規制部材225A,225Bをシートの幅方向に案内する溝である。
カセット中板226には、シートの幅方向のサイズを示す幅サイズ目盛231が形成されている。幅サイズ目盛231は、カセット221に載置されるシートの幅サイズに対応する位置に側端規制部材225A,225Bを位置決めするときの目安となる目盛である。
側端規制部材225A,225Bは位置決め爪を有している。位置決め爪は、後述する図12において符号324dで示すような形状をしている。また、この位置決め爪が係合する幅位置決め刻み232が、カセット221の底面221cに多数形成されている。幅位置決め刻み232は、後述する図11において符号330で示すような形状をしている。幅位置決め刻み232は、シート給送方向Bに平行に、かつカセットユニット220の引き出し方向Aに多数配列されている。側端規制部材225A,225Bは、幅サイズ目盛229を目安にして位置決めされた後、位置決め爪を幅位置決め刻み232に係合することで、カセット221に載置されるシートの幅方向のサイズに対応する位置に位置決めされるようになっている。
次に、カセットユニット220のカセット221にシートを載置する動作を説明する。
カセットユニット220のカセット221にシートを載置するには、カセットユニット220をシート収納装置1Bから手前側に引き出す必要がある。それには、カセット221(図3)のフロントカバー222の右側にある開ボタン223を押す必要がある。開ボタン223を押すと、不図示のリンクアームが係合している不図示の軸から外れて、カセットユニット220は、不図示の圧縮ばねに押されて、手前側(矢印A方向)に押し出される。カセットユニット220は、全体の途中までしか押し出されない。このため、その後、ユーザが、フロントカバー222に形成されたへこみ部分222a(図4)に指を掛けてカセットユニット220を手前側に引き出す。
カセットユニット220はシートPをカセット221の真上からセットできる位置まで引き出せる。その引き出した状態が図4である。最も引き出されたカセットユニット220は、シート収納装置1Bに支持される部分がカセットユニット220のシート収納装置1B側の一部のみになってしまう。しかし、その支持部分は、カセットユニット220を最も引き出した状態において、フロントカバー222を上方から例えば約100Nで押しても破損しない程度の保持剛性を備えている。
ユーザは、カセットユニット220のカセット221にシートを補充する場合、補給する束状のシートを保管棚や保管庫などから持ち出してきて、画像形成装置1の前に立ち、カセットユニット220を引き出す。その際、持ち出してきたシートのサイズとカセットユニット220内の後端規制部材224及び1対の側端規制部材225A,225Bの位置が一致していない場合がある。その場合、ユーザは、手に持っているシートを一旦どこかに仮置きしてから、後端規制部材224及び側端規制部材225A,225Bを載置するシートのサイズよりやや大きめの位置に移動させようとする。しかし、シートを仮置きできる場所が周囲にない場合、引き出したカセットユニット220上に仮置きをする必要が生じる。
そのとき、ユーザは、落下しないように凹凸が少なく安定するように最大限に引き出されたカセットユニット220に、図5に示すように仮置きすることがある。なお、後端規制部材224及び側端規制部材225A,225Bは、カセット221の上端よりも、上方に突出しない高さに形成されている。このため、カセットユニット220の上面は、平坦に形成されている。
最大限引き出されたカセットユニット220にシートを載置するとき、シートPの一方の長辺Paの中央付近をカセット221の手前角部221dに配置し、シートの短辺Pbの両方がカセットから均等にはみ出すように仮置きすることが多い。ちなみに、はみ出すように仮置きすると、一旦手を離したシートを再度持つとき掴み易いという一面もある。
このようにして仮置きされたシートは、1対の側端規制部材225A,225Bを避けて仮置きされている。一方、後端規制部材224は、中心線CLよりも奥側に配置されているため、従来、図14、図15に示すように、後端規制部材924が、載置部の中央に配置されていた場合と異なって、仮置きしたシートによって覆われることがない。このため、シートカセットは、カセットにシートを仮置きしたままで、1対の側端規制部材と後端規制部材とをシートのサイズに応じた位置に移動させて、シートの幅整合及び後端整合と、シートの位置決めとを、容易に行うことができる。
(第2実施形態のシートカセットとしてのカセットユニット320とシート収納装置1B)
本発明の第2実施形態のシートカセットとしてのカセットユニット320は、後端規制部材324の位置調節方向が給送方向Bの下流に行くにしたがって中心線CLに斜めに近づくようになっている。
図7は、本発明の第2実施形態のシートカセットとしてのカセットユニット320をシート収納装置1Bから引き出したときのカセットユニット320の平面図であり、図4に相当する図である。図8は、図7のカセットユニット320のカセット321にシートPを仮置きした図である。図9は、図7のカセットユニット320のカセット321にシートPを載置した図である。図10は、図7の後端規制部材324、後端位置決め刻み330及び斜行案内溝333等の部分拡大図である。図11は、図7の後端位置決め刻み330の拡大図である。図12は、図7の後端規制部材324のリンク部材324cと後端位置決め刻み330との断面拡大図である。
図7、図8において、図4乃至図6と同一部分については、同一符号を付して説明を省略する。なお、図4乃至図6におけるカセットの符号221を、図7乃至図9においては、321に変更した。このため、符号221a,221b,221c,221dは、符号321a,321b,321c,321dに変更し、その部分の説明は省略する。
後端部整合体としての後端規制部材324は、カセット321に位置調節可能に設けられて、載置部328に載置されたシートPの給送方向Bの後端部を整合するようになっている。カセット321の底部の奥側には、給送方向Bの下流に行くにしたがって中心線CLに近づく斜めの斜行案内溝333が形成されている。案内部としての斜行案内溝333は、後端規制部材324を中心線CLに対して斜めに接近離間する方向に位置調節可能に案内する溝である。
カセット321内の底面321cには、シートの給送方向Bのシートの長さサイズを示す長さサイズ目盛329が斜めの斜行案内溝333に沿って斜めに形成されている。サイズ目盛329は、カセット321に載置されるシートの長さサイズに対応する位置に後端規制部材324を位置決めするときの目安となる目盛である。
後端規制部材324(図10)は、後端規制部材324のフレーム324bにユーザが操作する操作部324aと、操作部324aに連動して昇降するリンク部材324c(図12)とを有している。リンク部材324cの下部には、後端位置決め刻み330に係合する位置決め爪324dが形成されている。位置決め爪324dが係合する後端位置決め刻み330は、カセット321の底面321cに斜行案内溝333に沿って多数形成されている。後端位置決め刻み330は、斜行案内溝333に対して直角に、かつ斜行案内溝333に沿って多数配列されている。
ユーザが操作部324aとフレーム324bとを挟み込むようにして摘まむと、リンク部材324cが上昇して位置決め爪324dが、カセット321に形成された後端位置決め刻み330から離間する。後端規制部材324は、長さサイズ目盛329を目安にして位置決めされた後、摘まんだ状態を解除すると、位置決め爪324dが後端位置決め刻み330に係合する。これによって、後端規制部材324は、シートの長さサイズに応じた位置に調整されて位置決めされたことになる。
後端規制部材324も、後端規制部材324の操作部324aが載置部328のシート幅方向の中心線(中央)CLよりも奥側に位置するように配置されて、中心線CLよりも奥側の領域内を移動できるようになっている。
後端規制部材324の位置調節方向を図7乃至図9に示すように、斜めにしても、シートをカセットユニット320のカセット321に仮置きしたままで、後端規制部材324の位置をシートの長さサイズに合わせて容易に調節することができる。しかも、後端規制部材324は、図4乃至図5に示す後端規制部材224よりも、手前側で位置の調節を行えるので、位置調整操作が容易である。
また、一般に、画像形成装置に使用されるシートは、規格のAサイズ、Bサイズが多く、図9に示すように、幅が狭いと長さも短くなる。このため、1対の側端規制部材325A,325Bを互いに接近させて、シートの幅中心を載置部328の中心線CLに一致させてシートの幅方向の位置を決めた場合、幅の狭いシート程、後端規制部材324を中心線CLに近付けなければならない。そこで、図7乃至図9に示す後端規制部材324のように、斜めの方向に位置調節を行えると、規格のAサイズ、Bサイズにおける小さいサイズのシートであっても、容易にシートの整合と位置決めとを行うことができる。
以上の後端規制部材224,324は、カセットユニット220,320を引き出した際の載置部228,328の中央より奥側に配置されている。しかし、後端規制部材224,324は、ユーザが操作する後端規制部材の操作部224a,324aが少なくとも載置部228,328の中央CLより奥側に配置されていてもよい。
また、カセットユニットを引き出した際に、シートの給送方向との関係で、後端規制部材が、ユーザの手前側に配置される場合がある。このような場合、ユーザが操作する操作部とシートが接触する後端規制部材とを別々の部材にして、リンク等で接続してもよい。この場合も、操作部を、カセットユニットを引き出した際の載置部の中央より奥側に配置すると、シート収納装置1Bから引き出したカセットユニットにシートを安定した状態で仮置きすることができる。また、ユーザが、後端部整合体としての後端規制部材の位置調節操作を容易に行うことができる。
なお、シートの幅を整合する1対の側端規制部材は、奥側の側端規制部材としてカセットの奥壁221b,321bを使用し、手前側の側端規制部材を奥壁221b、321bに対して接近離間させて、シートの幅整合を行うようにしてもよい。この場合には、奥壁221b,321bを基準にしてシートの幅整合を行うことになる。
以上説明した、シート収納装置1Bとカセットユニット220,320は、画像形成装置1の装置本体1Aの下部に固定的に設けられているが、オプションとして着脱自在に設けられるようになっていてもよい。或いは、シート収納装置1Bとカセットユニット220,320は、複数重ねて着脱自在に設けられていてもよい。
また、画像形成装置1は、以上のカセットユニット220,320を備えていると、カセット221,321から給送されてくるシートが所定の位置を給送されてくるので、シートに対して画像を所定の位置に正確に形成することができる。
1:画像形成装置、1A:画像形成装置の装置本体、1B:シート収納装置、100:画像読取装置、110:シート給送部(給送手段)、120:画像形成部(画像形成手段)、220:カセットユニット(シートカセット)、221:カセット、221d:カセットの手前角部、224:後端規制部材(後端部整合体)、224a:操作部、228:載置部、233:案内溝(案内部)、320:カセットユニット(シートカセット)、321:カセット、321d:カセットの手前角部、324:後端規制部材(後端部整合体)、324a:操作部、328:載置部、333:案内溝(案内部)、A:カセットの引き出し方向、B:シートの給送方向、D:カセットの押し込み方向、P:シート。

Claims (7)

  1. シート収納装置に引き出し可能に設けられて、給送されるシートを載置する載置部を有するシートカセットにおいて、
    位置調節可能に設けられて、前記載置部に載置されるシートの給送方向の後端部を整合する後端部整合体を備え、
    前記後端部整合体の位置調節する際に操作する操作部は、引き出された際に前記載置部の中央より奥側に配置されている、
    ことを特徴とするシートカセット。
  2. シート収納装置に引き出し可能に設けられて、給送されるシートを載置する載置部を有するシートカセットにおいて、
    位置調節可能に設けられて、前記載置部に載置されるシートの給送方向の後端部を整合する後端部整合体と、
    前記後端部整合体を前記給送方向に案内する案内部と、を備え、
    前記案内部は、引き出された際に前記載置部の中央より奥側に配置されている、
    ことを特徴とするシートカセット。
  3. シート収納装置に引き出し可能に設けられて、給送されるシートを載置する載置部を有するシートカセットにおいて、
    位置調節可能に設けられて、前記載置部に載置されるシートの給送方向の後端部を整合する後端部整合体と、
    前記後端部整合体を前記給送方向に案内する案内部と、を備え、
    前記案内部は、引き出された際に前記載置部の奥側から手前側に近づくように、前記後端部整合体を斜めに配置されている、
    ことを特徴とするシートカセット。
  4. 前記後端部整合体は、該後端部整合体の位置調節する際に操作する操作部を備え、
    前記操作部は、前記案内部より前記引き出し方向の奥側に配置されている、
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載のシートカセット。
  5. 前記引き出し方向に互いに接近離間可能に設けられて、前記載置部に載置されるシートの幅整合をする1対の幅整合体を備えている、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシートカセット。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシートカセットを引き出し可能に備えて、シートを収納する、
    ことを特徴とするシート収納装置。
  7. 請求項6に記載のシート収納装置を有し、前記シート収納装置のシートカセットに載置されたシートを給送する給送手段と、
    前記給送手段によって給送されたシートに画像を形成する画像形成手段と、を備えている、
    ことを特徴とする画像形成装置。
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