JP2017124329A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】斬新な演出や変化に富んだ多彩な演出を実行可能な遊技機を提供する。【解決手段】遊技に係る第1演出画像を表示可能な演出表示装置77と、第1演出画像とは異なる第2演出画像を表示可能であって、演出表示装置77の表示領域に表示される第1演出画像を隠蔽可能な隠蔽位置と、隠蔽位置において隠蔽された表示領域に表示される第1演出画像を視認可能な開放位置に移動可能な可動演出表示装置72とを備える。演出表示装置77は、可動演出表示装置72が隠蔽位置にあるとき、起動中の制御プログラムを終了させることなく表示領域に第1演出画像を非表示とする状態に制御される。【選択図】 図3

Description

本発明は、遊技機に関する。
従来、遊技機においては、演出の効果を高めるために、遊技情報を表示する演出表示装置の演出表示領域の前面を左右一対の隠蔽装置の開閉により隠蔽及び開放する遊技機が知られている(特許文献1)。
また、遊技情報を表示するメイン表示装置の前面にメイン表示装置よりも相対的に小型のサブ表示装置を配置して、それぞれのサブ表示装置において表示演出を実行することによって表示に係る演出の効果を高めるものが知られている(特許文献2)。
特開2010−194188公報 特開2012−5693号公報
特許文献1、2に記載の遊技機のように、現行の遊技機は通常遊技状態において、後側の表示装置(例えば、メイン表示装置)が数字等の図柄を変動表示及び停止表示する等の表示演出を行う。そして、当該表示演出において所謂リーチ演出のように演出が発展した場合、メイン表示装置の前面に、移動可能な隠蔽装置やメイン表示装置とは異なる別の表示装置(例えば、サブ表示装置)等が出現する。そして、隠蔽装置やサブ表示装置は、メイン表示装置のリーチ演出と連動して、メイン表示装置の前面を移動してメイン表示装置の表示領域を隠蔽したり、所定の表現(表示)を行うことによりメイン表示装置が表示する主要演出の演出効果を高める補助演出をする。即ち、現行の多くの遊技機が、後側のメイン表示装置が主要演出を行い、前側のサブ表示装置(隠蔽装置)が補助演出を行なっている。
本発明は、上記の現行の遊技機とは全く異なる構成により、斬新な演出や変化に富んだ多彩な演出が実行可能な遊技機の提供を目的とする。
そこで上記目的を達成するため、本発明は、遊技球が流下可能な遊技領域を形成する遊技盤と、前記遊技盤に配置され、遊技に係る第1演出画像を表示可能な表示領域を有する演出表示装置と、前記遊技に係る前記第1演出画像とは異なる第2演出画像を表示可能であって、前記演出表示装置の前記表示領域に表示される前記第1演出画像を隠蔽可能な隠蔽位置及び前記隠蔽位置において隠蔽した前記表示領域に表示される前記第1演出画像を視認可能とする開放位置に移動可能な可動演出表示装置とを備え、前記演出表示装置は、前記可動演出表示装置が前記隠蔽位置にあるとき、前記表示領域に前記第1演出画像を非表示とする状態に制御される。
本発明によれば、斬新な演出や変化に富んだ多彩な演出を実行可能であり、さらには省電力設定状態によって不要な電力の消費を抑えることが可能な遊技機を提供することができる。
本発明に係る遊技機の前方斜視図である。 同じく遊技機の背面図である。 同じく遊技機の遊技盤の拡大正面図である。 同じく遊技機の各構成要素の制御関係を示すブロック図である。 同じく遊技機における遊技領域の正面拡大図である(可動演出表示装置が役物等隠蔽位置、主シャッタ役物が領域隠蔽位置)。 同じく遊技機における遊技領域の正面拡大図である(可動演出表示装置が役物等開放位置、主シャッタ役物が領域開放位置)。 同じく遊技機における遊技領域の正面拡大図である(可動演出表示装置が役物等開放位置、主シャッタ役物が領域開放位置)。 同じく遊技機における遊技領域の正面拡大図である(可動演出表示装置が役物等開放位置、主シャッタ役物が領域隠蔽位置)。 同じく遊技機における遊技領域の正面拡大図である(可動演出表示装置が役物等開放位置、主シャッタ役物が領域隠蔽位置、補助役物が視認可能位置)。 同じく遊技機における遊技領域の正面拡大図である(可動演出表示装置が役物等開放位置、主シャッタ役物が上昇、副シャッタ役物が所定の領域を開放)。 同じく遊技機における遊技領域の正面拡大図である(可動演出表示装置が役物等開放位置、主シャッタ役物が上昇、副シャッタ役物が表示を変更)。 図3におけるXII−XII線における断面図である。 同じく遊技機における副シャッタ役物の模式図(分解斜視図)である。 図3のXIV−XIV線における要部の断面模式図である。 図14の副シャッタ役物の所定の領域の開放位置における要部の断面模式図である。 変形例における遊技機の遊技領域の正面拡大図である(可動演出表示装置が役物等隠蔽位置、主シャッタ役物が上昇、副シャッタ役物が所定の領域を開放)。
以下、図1〜図15を参照し、発明の実施形態を通じて本発明を詳説するが、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、実施形態の中で説明される特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。また、本実施形態の遊技機は、パチンコ機(弾球遊技機)であるが、本発明はパチンコ機に限らず、スロットマシン(回動式遊技機)等を含むものでもよい。
なお、以下の説明において遊技機(パチンコ機)の各部の左右方向は、その遊技機に対面する遊技者にとっての左右方向に一致させて説明する。また、前後方向は遊技機を基準として説明する。
[遊技機]
図1に示すように、本実施形態の遊技機1は、遊技場の島設備に設置される縦長方形状の機枠2と、この機枠2に開き戸状に開閉自在に取り付けられた本体枠3と、当該本体枠3の内側に装着され、後側に配置された役物等が視認可能な透明性を有する遊技盤30と、同じく当該本体枠3の内側に装着され後述する遊技情報表示ユニット70(図3参照)を収容し前面に遊技盤30が取付けられるセット盤(図示省略)と、本体枠3の前面に開き戸状に開閉自在に取り付けられ、遊技盤30を視認させるよう中央に大きくガラス窓4aが設けられたガラス扉4と、本体枠3の下側に開閉自在に設けられ、遊技球を貯留する受皿6を有する前面ボード5と、本体枠3内の下部に配設された遊技球を発射するための発射装置7a(図4参照)と、前面ボード5に取り付けられ、遊技者の回転操作に基づいて遊技球を発射装置7aに発射させるためのハンドル7と、ガラス扉4の左右の上部にそれぞれ設けられ、遊技の状況に応じた効果音を出力するスピーカ8と、ガラス扉4の左右両側にそれぞれ設けられ、遊技の状況に応じて点灯、消灯及び点滅する照明演出を行う照明装置9とを備える。
図2に示すように、遊技機1の背面側には、遊技機1全体を制御するための各種処理を実行し、その処理結果に応じ、遊技を制御するための各種の制御コマンドを演算処理して出力する主制御装置(制御装置)100と、主制御装置100の上方に配置され、主制御装置100からの制御コマンドを受信して、スピーカ8、照明装置9、後述する遊技情報表示ユニット70等などへ制御コマンドを送信して演出に係る制御を実行するサブ制御装置(制御装置)200と、主制御装置100の下方に配置され、主制御装置100からの制御コマンドを受信することによって、サブ制御装置200の右隣に配置されている入賞した賞球を払い出すための賞球払出装置310の作動を制御して、受皿6へ遊技球を払出すとともに、ハンドル7の回転操作量に応じて発射装置7aの作動を制御して(遊技者の操作によって、ハンドル7の回転操作量が大となると、遊技機1の前面側に設けられる発射装置7aに対して遊技球の射出力が大となるように制御して)遊技領域31への遊技球の発射を行う払出発射制御装置300とが設けられる。また、図2における払出発射制御装置300の左隣には、各制御装置に電力を供給するための電源装置400が設けられる。
ここで、主制御装置100、サブ制御装置200、及び払出発射制御装置300は何れもCPUと、コンピュータプログラム及び遊技処理に必要なデータを格納したROMと、CPUがROMに格納されたコンピュータプログラムに従って処理を行うための一時記憶領域であるRAMとを備えるマイクロコンピュータである。
主に図3に示すように、遊技盤30は、後側の可動役物等を視認可能とするために透明性を有し、その盤面に遊技球が流下する遊技領域31を備える。受皿6に貯留された遊技球は、発射装置7aにより発射されて図3に示す矢印方向へ飛んで発射口34を通過し、遊技領域31の上部に到達し、遊技領域31内を流下することになる。
[遊技領域]
遊技領域31は、ガラス窓4aを透して視認することができる(図1参照)。
図3に示すように、遊技領域31は、遊技球の滑走方向を規制する遊技球規制レール33によって略円形状となるように区画形成されている。換言すると、遊技盤30は遊技球規制レール33より内側の遊技領域31と外側とに区画される。
図3に示すように、遊技領域31は、その略中央に遊技盤30の後方に配置される遊技情報表示ユニット70の演出表示装置77等を、透明な遊技盤30を透さず視認可能とする開口部50aを有し、誘導路50bから遊技球を一旦受け入れてステージ52上を揺動させて第1始動入賞口61へ流下させるセンター役物50と、センター役物50内のステージ52の上方に設けられ、上端部が前方に突出することによって誘導路50bから流下してきた遊技球の遊技盤30の後側への進入を防止するための透明の遊技球進入防止壁53と、遊技球の入賞を契機(所定の契機)に、主制御装置100により後述する第1特別図柄抽選等が実行される第1始動入賞口61と、同じく遊技球の入賞を契機(所定の契機)に、主制御装置100により後述する第2特別図柄抽選等が実行される第2始動入賞口62と、第2始動入賞口62上部の入口側に設けられた左右1対の羽根部材63aであって、電動チューリップ駆動装置(ソレノイド)63b(図4参照)への通電により、一対の羽根部材63aの先端が基端を中心として互いに離れて第2始動入賞口62の入口を拡大して遊技球の流入を可能とするとともに、先端が互いに接近し第2始動入賞口62の入口を縮小して遊技球の流入を不能とするように回動する電動チューリップ63と、遊技球が通過可能なゲート構造をなし、遊技球が通過することを契機に、主制御装置100により電動チューリップ63の開放契機となる後述する普通図柄に係る抽選(普図抽選、普通図柄抽選ともいう)が実行されるスルーチャッカ64と、横長な長方形の開口であり一度に複数の遊技球が入賞可能な大入賞口65と、アタッカ駆動装置66b(図4参照)によって大入賞口65の略相補的形状をなす蓋部材66aを回動させることにより、後述する特図抽選の結果、当選した場合に大入賞口65を遊技球の流入を可能とする開放状態と常態(後述する通常遊技状態)で遊技球の流入を不能とする閉鎖状態とに変位させるアタッカ装置66と、遊技球の入賞を契機に、抽選は実行されず、払出しのみが行われる一般入賞口67と、遊技領域31の最下部に位置し入賞せずに流下してきた遊技球を回収するアウト口68とを設ける。なお、図3に示すように、第1始動入賞口61、第2始動入賞口62及びアウト口68の後側が後述する補助役物75の待機位置となっているが、補助役物75は、遊技盤30の後面に設けられた各入賞口61、62及びアウト口68の遊技球の各回収路(図示省略)の後方に干渉しないように配置される。
図3に示すように、遊技情報表示ユニット70は、変位(移動状態)等によって遊技状態等を示唆可能な可動役物である主シャッタ役物73、手指役物74、補助役物75及び副シャッタ役物76と、画像によって遊技状態等を表示可能な液晶表示器である演出表示装置77と、変位(移動状態)及び画像によって遊技状態等を表示可能な可動演出表示装置72等から構成される。可動役物と液晶表示器による演出の組み合わせにより演出のバリエーションを増加させることができる。
上記構成により、遊技球の始動入賞口61、62への入賞に基づいて行われる、第1特別図柄抽選(第2特別図柄抽選)の結果が当選となって大当り遊技となった場合に、アタッカ装置66は、大入賞口65を所定のラウンド数開放して(ラウンド処理ともいう)、多数の遊技球を大入賞口65に入賞可能とする。これにより、払出し可能な出球(賞球)数を、ラウンド処理されない通常遊技と比較して増大させることにより、遊技者にとって有利な有利遊技を提供することができる。
なお、第1始動入賞口61、第2始動入賞口62、大入賞口65、スルーチャッカ64、一般入賞口67のそれぞれには、遊技球の通過を検知する第1始動入賞口検知センサ91、第2始動入賞口検知センサ92、大入賞口検知センサ93、スルーチャッカ検知センサ94、一般入賞口検知センサ95が内蔵されている。
これらの検知センサ91〜95は、遊技球の通過に伴い遊技球検知信号(電気信号)を出力する磁気センサであり、その遊技球検知信号は主制御装置100に入力される(図4参照)。各入賞口61、62、65、67は、各センサ91、92、93、95により遊技球の流入を検知することに基づいて賞球を伴う入賞とし得るようになっている。
主に図3に示すように、遊技盤30の遊技球規制レール33の外側の右下隅部には、数字や絵柄等からなる特別図柄を表示可能な2桁の7セグメント表示装置であって、後述する第1特別図柄抽選の抽選結果として第1特別図柄が表示されるよう主制御装置100によって制御される第1特別図柄表示装置40a、同じく後述する第2特別図柄抽選の抽選結果として第2特別図柄が表示されるよう主制御装置100によって制御される第2特別図柄表示装置40bと、2つのLEDランプを設け後述する普通図柄抽選の抽選結果が表示されるよう主制御装置100によって制御される普通図柄表示装置41とが設けられている。
ここで、本実施形態の遊技機における「1遊技」は、第1特別図柄表示装置40a、または第2特別図柄表示装置40bが作動することとなる第1始動入賞口61または第2始動入賞口62への遊技球の入賞を始期とし、第1特別図柄表示装置40a、または第2特別図柄表示装置40bの特別図柄が変動(変動表示ともいう)を開始したときから、当該変動が継続している状態を経て、当該変動が終了する特別図柄の停止(停止表示ともいう)時を終期とする期間の遊技単位である。
次に、図4を参照し、主要な制御装置について詳説しながら本実施形態の遊技機の機能(制御)について説明する。
[主制御装置]
主制御装置(制御装置)100は、遊技機1全体を統括的に制御するものであって、図4に示すように、各入賞口等に設けられている検知センサ91〜95からの遊技球の検知信号の入力に基づいて抽選、賞品球の払い出し等を実行し、抽選結果に基づいて遊技状態を移行し、制御コマンドを各種装置に送信して各種装置の作動の制御を実行する。
主制御装置100は、第1始動入賞口検知センサ91からの検知信号の入力に基づいて、第1特別図柄に係る電子抽選である第1特別図柄抽選(単に、特図抽選ともいう)を実行して当選(以下、大当りともいう)か非当選(以下、ハズレともいう)かを決定するとともに特図の種類(特図の最終停止形態)を決定し、第1特図の変動パターンに係る電子抽選である第1特図変動パターン抽選を実行して変動パターンを決定する。
また、主制御装置100は、第2始動入賞口検知センサ92からの検知信号の入力に基づいて、第2特別図柄に係る電子抽選である第2特別図柄抽選(単に、特図抽選ともいう)を実行して当選(以下、大当りともいう)か非当選(以下、ハズレともいう)かを決定するとともに特図の種類(特図の最終停止形態)を決定し、第2特図の変動パターンに係る電子抽選である第2特図変動パターン抽選を実行して変動パターンを決定する。
ここで、変動パターンには「信頼度」、「変動時間」等のパラメータが設定されている。
信頼度は段階的に「低」、「中」、「高(最高)」等が設けられる。例えば、特図抽選の結果、当選となった場合に選択されやすく、かつ非当選となった場合に選択されにくい変動パターンには、信頼度「高(最高)」が設定され、当選となった場合に選択されにくく、かつ非当選となった場合に選択されやすい変動パターンには信頼度「低」が設定され、それらの中間程度の変動パターンには信頼度「中」が設定される。即ち、特図抽選の結果、当選となった場合に表示され易くなるような確率に設定された変動パターンほど信頼度が高く、非当選の際に表示され易くなるような確率に設定された変動パターンほど信頼度が低い。
変動時間は信頼度が高い変動パターンほど長く設定されており、信頼度が低い変動パターンほど短く設定されている(一部例外として、信頼度が高いが、変動時間が短いパターンも有る)。
主制御装置100は、第1特図に係る変動パターンに基づいて第1特別図柄を第1特別図柄表示装置40aに変動表示させ、特図の種類に基づいて変動表示中の第1特別図柄を最終停止形態で表示させる制御を実行する。また、主制御装置100は、第2特図に係る変動パターンに基づいて第2特別図柄を第2特別図柄表示装置40bに変動表示させ、特図の種類に基づいて変動表示中の第2特別図柄を最終停止形態で表示させる制御を実行する。
主制御装置100の特図抽選の結果、当選となった場合、特図の種類(特別図柄の最終停止形態)に応じて当り遊技の種類が確定する。さらに、当り遊技の種類に応じて、大当り遊技に係る期待出球量が確定し、かつ当該当り遊技後の遊技状態が確定する。
即ち、本実施形態の遊技機における大当り遊技における期待出球量は当り遊技の種類に応じて、約600、900、1200、1500発のように段階的に設定されている。さらに、一度に約2000発の出球量が期待できる遊技の種類(超大当り)が設定されている。
また、当り遊技の種類に応じて、当該当り遊技が、後述する普通図柄抽選の当選確率のみが向上する後述する所謂時短遊技を伴う単発当り、または当り遊技後における特図抽選の当選確率及び普図抽選の当選確率が向上する所謂確変状態(以下、単に確変、確変遊技、確変遊技状態ともいう)を伴う確変当り、期待出球数が他の当りと比較して最も多く、かつ確変遊技が伴う超大当たり等が選択される。
従って、本実施形態の遊技機において、遊技者にとって遊技の有利性は、単発当り<確変当り<超大当りの順で段階的に設定されている。
一方、特図抽選の当選確率においては、単発当り>確変当たり>超大当たりとなるように設定されており、より有利な遊技ほど当選し難いように設定されている。
図4に示すように、主制御装置100は、スルーチャッカ検知センサ94からの検知信号に基づいて、普通図柄(普図ともいう)に係る電子抽選である普通図柄抽選を実行する。主制御装置100は普通図柄表示装置41に当該抽選の結果を表示する制御を実行する。主制御装置100は、主制御装置100が普図抽選の結果当選した場合に、ソレノイド63bの作動を制御することにより電動チューリップ63の1対の羽根部材63aを開放し、ハズレの場合には閉鎖状態を維持するように制御する。
ここで、主制御装置100は、普図抽選の当選確率が高確率状態となった場合は、普通図柄に係る抽選の当選確率を略100%(低確率状態では略1%)に向上させ、当選時の開放回数を例えば5回(低確率状態では1回)に増加させ、さらに普図抽選に係る抽選時間、換言すると、普通図柄に係る抽選から当該抽選結果の報知までに要する時間を短くする。これにより、所謂時短状態(時短遊技)となって電動チューリップ63が開放状態となりやすくなり、第2始動入賞口62への入賞確率が向上し、継続的に入賞に係る賞球を得つつ、短期間で連続的に抽選(特図抽選)がなされるため遊技球を減らさずに効率的に遊技(特図抽選)を行うことができる。
なお、上述の確変遊技は、特図抽選の当選確率が高確率状態を伴う時短遊技である。
図4に示すように、主制御装置100は、第1始動入賞口検知センサ91、第2始動入賞口検知センサ92、大入賞口検知センサ93、及び一般入賞口検知センサ95からの検知信号の入力に基づいて、各入賞口に予め対応付けられている賞球の払出個数に係る賞球信号を払出発射制御装置300に送信し、払出発射制御装置300を制御して賞球払出装置301によって遊技球を受皿6へ払い出させる。
主制御装置100は、特図抽選の結果が当選となった場合に、大当り遊技として、遊技の種類に応じて所定の期待出球量を払出し可能となるように、アタッカ装置66のアタッカ駆動装置66bにラウンド処理を実行させる制御を行う。
また、主制御装置100は、遊技状態を移行する制御を行う。ここで遊技状態は、大別すると通常遊技状態と特定遊技状態とが設定されている。
通常遊技状態は、特図当選確率が所定の値(例えば1/300)に設定され、遊技球を消費する遊技状態である。当該特図抽選の当選(大当り)の確率を鑑みると、通常遊技状態は特定遊技状態と比べて多くの時間行われる遊技と言える。一方、特定遊技状態は、通常遊技状態よりも遊技者にとって有利な遊技状態であって、例えば、遊技球が継続的に増加する大当り遊技状態、または、大当り遊技後の確変遊技状態及び時短遊技状態等の複数の有利な遊技状態が設定されている。また、本発明においては、特定遊技状態には、遊遊技者にとって有利な遊技状態(大当り遊技や確変遊技等)への移行の可能性や確定等を示唆するリーチ演出等も含むものとする。なお、リーチ演出等は後述するサブ制御装置200によって制御される。
図4に示すように、主制御装置100は、少なくとも上述の抽選結果情報(特図抽選の抽選結果に係る情報、変動パターンに係る情報)を制御コマンドとしてサブ制御装置200へ送信する。
[サブ制御装置]
次に、サブ制御装置(制御装置)200について説明する。
図4に示すように、サブ制御装置200は、主制御装置100からの制御コマンドを受信して、特図抽選の当否結果に応じた演出を制御するための演出パターン(1遊技内で行われる演出)を決定するための演出パターン抽選を行い、当該演出パターンに基づいて、複数の演出装置(スピーカ8、照明装置9、遊技情報表示ユニット70)のうち、一または複数の演出装置の演出の制御を実行する。
演出パターンは、スピーカ8から出力される音響に係る情報、照明装置9による照明演出に係る情報、可動演出表示装置72に表示される演出画像及び移動態様に係る情報、主シャッタ役物73、手指役物74、補助役物75、副シャッタ役物76等の移動態様に係る情報、演出表示装置77に表示される演出画像に係る情報等がそれぞれ設定されている。
演出パターン抽選は、上述の変動パターンのパラメータである「信頼度」及び「変動時間」に基づいて行われる。例えば、サブ制御装置200は、変動パターンに、信頼度「X」、変動時間「Y秒」が設定されている場合は、当該条件である信頼度「X」及び変動時間「Y秒」を満たす複数の演出パターンが設定された抽選テーブルを参照して抽選を行う。
従って、抽選の結果選択された演出パターンには、先の変動パターンに係る信頼度及び変動時間が引き継がれることとなる(変動時間は演出時間として引き継がれる)。
さらに、演出パターンには、上述の信頼度に対応する一連の演出として、所謂リーチ演出が設定されている。リーチ演出には、信頼度に応じてノーマルリーチ演出、スーパーリーチ演出、スペシャルリーチ演出等が設定されている。リーチ演出の具体的説明については、リーチ演出を表示する可動演出表示装置72、及びリーチ演出に係る補助役物75の説明に合わせて行う。
サブ制御装置200は、上述のように選択された演出パターンに基づいて、遊技情報表示ユニット70の表示装置(後述する、可動演出表示装置72、演出表示装置77)に、所定の演出図柄を表示する制御を実行する。具体的には、所定の演出パターンに基づいて、第1演出図柄S1(第2演出図柄S2)を当該表示装置の表示領域に変動表示(例えば、序列が定められた複数の記号または数値を所定速度で順番にリールが回転するように変動表示)させるとともに、各演出図柄S1、S2の表示上の後側に遊技状態に対応する変動画像または静止画像である背景画像及びキャラクタ画像等を変動表示させ、第1特別図柄(第2特別図柄)の停止時期と略同期して、第1演出図柄S1(第2演出図柄S2)を停止表示する制御を実行する(図6参照)。
第1演出図柄S1は、第1特別図柄表示装置40a(図3参照)に表示される第1特別図柄の変動表示及び停止表示と略連動して前記表示装置の表示領域に変動表示及び停止表示される(図6参照)。即ち、通常遊技状態において、第1始動入賞口61(図3参照)への遊技球の入賞を契機に前記表示装置の表示領域に変動表示及び停止表示される図柄である。
一方、第2演出図柄S2は、第2特別図柄表示装置40b(図3参照)に表示される第2特別図柄の変動表示及び停止表示と略連動して前記表示装置の表示領域に変動表示及び停止表示される(図6参照)。即ち、確変遊技や時短遊技において、第2始動入賞口62(図3参照)への遊技球の入賞を契機に前記表示装置の表示領域に変動表示及び停止表示される図柄である。
また、本実施形態の遊技機では、第1演出図柄S1及び第2演出図柄S2は共通図柄(デザイン)を使用しているが、遊技状態の差別化を図るために別図柄(デザイン)を使用するようにしてもよい。例えば、「7」を示す場合、第1演出図柄S1においては「炎」をモチーフにした「7」を、第2演出図柄S2においては「雷」をモチーフにした「7」を形成するようにしてもよい。
また、サブ制御装置200は、同じく演出パターンに基づいて、スピーカ8の音響演出の実行を制御し、照明装置9の照明演出の実行を制御し、遊技情報表示ユニット70の可動役物(可動演出表示装置72、主シャッタ役物73、手指役物74、補助役物75、副シャッタ役物76)の各駆動装置(図示省略)を制御して、その駆動力により変動演出の実行を制御して一体感ある演出を提供する。ここでいう駆動装置は、電気的駆動源であって、例えば、モータやソレノイド等をいう。
なお、主制御装置100及びサブ制御装置200を1つの制御装置として構成し、主制御装置100及びサブ制御装置200の上述の機能を集約させるようにしてもよい。
[遊技情報表示ユニット]
次に、遊技情報表示ユニット70について詳説する。
遊技情報表示ユニット70は、遊技盤30とその後方に設けられたセット盤(図示省略)との間に設けられ、サブ制御装置200の制御によって遊技状態等を種々の演出態様で表示可能となっている。
主に図3及び図5に示すように、遊技情報表示ユニット70は、ベース体71に取付けられる役物等から構成され、前側から可動演出表示装置72、主シャッタ役物73、手指役物74、補助役物75、副シャッタ役物76、演出表示装置77、及び各役物の駆動源となる駆動装置(図示省略)等を設ける。なお、演出表示装置77は上記セット盤の後側から取付けられるが、説明の便宜上、遊技情報表示ユニット70の構成要素の一部として説明する。
ここで上記セット盤は、前方が開放し遊技機1の各構成部材を収容可能な略箱型形状をなし、略中央に演出表示装置77の演出画像を表示する表示領域を前方から視認可能とするための開口部(図示省略)を有し、本体枠3に取付けられる。
(ベース体)
主に図5に示すように、ベース体71は、上記セット盤の内寸より小寸であって、上記セット盤に収容可能な外形をなしており、略中央には、演出表示装置77の表示領域等を前方から視認可能とする開口部71aを設ける。また、ベース体71には、可動演出表示装置72を左右方向へ移動可能に支持する案内部材(図示省略)、主シャッタ役物73を左右方向へ移動可能に支持する案内部材(図示省略)、補助役物75を上下方向へ移動可能に支持する案内部材(図示省略)及び副シャッタ役物76を左右方向へ移動可能に支持する案内部材710を設ける。
(可動演出表示装置)
主に図3及び図5に示すように、可動演出表示装置72は、演出画像を表示可能な表示領域を有する左右一対の縦長矩形の液晶表示部72a、72bと、ベース体71に固定される案内部材(図示省略)と、液晶表示部72a、72bの駆動源となる駆動装置(図示省略)とから構成される。液晶表示部72a、72bの周囲にはフレーム721a、721bが設けられる。左右のフレーム721a、721bは互いに対向する内端部に、内向きに開口する切欠き部722a、722bが形成されている。フレーム721a、721bを含む液晶表示部72a、72b(以下、単に液晶表示部72a、72bという)は、単体で演出表示装置77の表示領域の半分程度を隠蔽可能な寸法を有する。
主に図5、図6に示すように、左右の液晶表示部72a、72bは、それぞれがベース体71に設けられた左右方向の案内部材(図示省略)に沿って左右方向へ移動可能に設けられる。
液晶表示部72a、72bは、サブ制御装置200による駆動装置(図示省略)の制御によって、図5に示すように、演出表示装置77の表示領域の略中央で互いに隣接して、後述する後側の領域隠蔽位置の主シャッタ役物73を隠蔽する役物等隠蔽位置(隠蔽位置)と、図8等に示すように、左右方向へ互いに離れて後側の領域隠蔽位置の主シャッタ役物73を視認可能とする役物等開放位置(開放位置)とに開閉移動可能となっている。なお、可動演出表示装置72は、役物等隠蔽位置が通常遊技状態における初期位置となっている。
また、液晶表示部72a、72bは、役物等隠蔽位置で演出表示装置77の表示領域を隠蔽し、役物等開放位置で演出表示装置77の表示領域を開放して視認可能となっている(図6等参照)。液晶表示部72a、72bは、役物等隠蔽位置で後述するサブ演出画像SP(図6等参照)を隠蔽することによってメイン演出画像MPを際立たせることができる。
液晶表示部72a、72bは、後述の所謂リーチ状態や大当り遊技状態(特定遊技状態)となったときに、役物等隠蔽位置から役物等開放位置へ移動する。これにより、特定遊技状態において、液晶表示部72a、72b及び演出表示装置77の表示領域を並列に並べて左右方向に拡張することができるため、演出の迫力を高め遊技状態の特別感を向上させることができる。
可動演出表示装置72は、役物等隠蔽位置及び役物等開放位置間を多段階に変位可能であって、後側の主シャッタ役物73及び演出表示装置77を段階的に隠蔽したり開放したりする。また、可動演出表示装置72は、いずれの状態においても振動可能となっている。
なお、可動演出表示装置72が変動する際、可動演出表示装置72及び演出表示装置77の少なくとも一方が、その可動演出表示装置72の変動に応じた表示演出を実行することにより、変化に富んだ多彩な演出の提供を可能とし、遊技の興趣性を向上させることができる。
液晶表示部72a、72bは、図6に示す役物等隠蔽位置において、サブ制御装置200の制御により主要演出を構成するメイン演出画像(第2演出画像)MPを表示する。ここでいうメイン演出画像MPは、上述の第1演出図柄S1、背景画像及びキャラクタ画像を含む。
また、メイン演出画像MPは、主シャッタ役物73、手指役物74、補助役物75、副シャッタ役物76、演出表示装置77のそれぞれの演出と関連付けられた連係画像AP1(連係演出)を含む。連係画像AP1は、主シャッタ役物73、手指役物74、補助役物75、副シャッタ役物76、演出表示装置77のそれぞれの演出を際立てたり、補助したり、補完するための画像(演出)である。
例えば、可動演出表示装置72は、開閉移動する可動演出表示装置72の連係画像AP1として「扉」画像または「鉄格子」画像等を表示領域に表示することにより、迫真性を有する演出の実行が可能となる。さらに、後述の手指役物74と「扉」画像等との連係により迫真性を向上させることができる。具体的には、手指役物74が可動演出表示装置72を掴んだ際、掴まれた部分の近傍に亀裂が入ったり、破壊される等の効果画像を表示するこができる。これらの連係画像AP1により、演出全体の迫力が増加し、躍動感のある演出を提供することができる。
可動演出表示装置72は、通常遊技状態において、役物等隠蔽位置でメイン演出画像MPとして、左側の液晶表示部72aと右側の液晶表示部72bの各表示領域に1桁(1個)の第1演出図柄S1、S1及び背景画像等を変動表示及び停止表示する。第1演出図柄S1、S1が同一図柄で停止した場合は、リーチ状態(特定遊技状態)となって演出が展開する。
可動演出表示装置72は、リーチ状態、大当り遊技状態等(特定遊技状態)に移行した際に、役物等隠蔽位置から役物等開放位置に移動し、後述する演出表示装置77のリーチ演出または大当り遊技に係る演出(サブ演出画像SP)に対応して補助的な連係画像AP1を表示する。例えば、大当り遊技状態の際に、可動演出表示装置72が連係画像AP1として、ラウンド数、大当りの種類、当り連荘数等を表示することによって、演出表示装置77にはラウンド数等を表示する必要がなくなり演出表示装置77の表示領域を最大限に活かすサブ演出画像SPを表示することができる。
また、液晶表示部72a、72bは、役物等開放位置において、視認可能な演出表示装置77とともに、3つの表示領域に亘った1つの演出画像を表示するようにしてもよい。これにより、表示演出の迫力を高めることができ遊技の興趣性を向上させることができる。
図3等に示すように、可動演出表示装置72は、役物等隠蔽位置において、フレーム721a、721bの切欠き部722a、722bによって形成された隙間Cを透して、主シャッタ役物73の一部が視認できるようになっている。これにより、液晶表示部72a、72bが役物等隠蔽位置においても、主シャッタ役物73の存在感を遊技者に認識させることができ、液晶表示部72a、72bが役物等開放位置となった際の遊技の展開に期待感を抱かせることができる。
また図3等に示すように、可動演出表示装置72は、役物等隠蔽位置において、演出表示装置77の表示領域における両側部を視認可能とすることにより、後述する演出表示装置77の連係画像AP2を表示することができ、可動演出表示装置72等の演出を補助することができるようになっている。
(演出表示装置)
主に図3に示すように、演出表示装置77は、センター役物50の開口部50aを透して視認可能であって、演出画像を表示可能な表示領域を有する液晶表示装置からなり、上記セット盤の後面に取付けられる。なお、演出表示装置77は遊技盤30に設けてもよい。
演出表示装置77は、可動演出表示装置72が役物等開放位置に移動して、演出表示装置77の表示領域が視認可能となった状態で、サブ制御装置200の制御により補助演出を構成するサブ演出画像SP(第1演出画像)を表示する。
ここで、サブ演出画像SPは、遊技状態が特定遊技状態に係る演出画像であって、リーチ演出に係る画像、大当り遊技状態、確変遊技に係る画像を含む。
また、サブ演出画像SPは、可動演出表示装置72、主シャッタ役物73、手指役物74、補助役物75、副シャッタ役物76のそれぞれの演出と関連付けられた連係画像AP2(連係演出)を含む。連係画像AP2(連係演出)は、役物等隠蔽位置における可動演出表示装置72、主シャッタ役物73、手指役物74、補助役物75、副シャッタ役物76のそれぞれの演出を際立てたり、補助したり、補完するための画像(演出)である。
演出表示装置77は、特定遊技状態におけるサブ演出画像SPとして、リーチ演出が発展した場合(後述するスーパーリーチ演出の際)に表示する物語性を有するストーリー演出等に係る演出画像を変動表示する。そして、リーチ演出において最後に停止表示する第1演出図柄S1を変動表示及び停止表示する。
また、演出表示装置77は、大当り遊技状態に移行した場合、大当りの種類、ラウンド数、当り連荘数等の変化に伴って展開される発展演出等の大当り演出画像を変動表示する。
さらに、演出表示装置77は、確変遊技に移行した場合、3桁の第2演出図柄S2、S2、S2、または1桁の第2演出図柄S2を変動表示及び停止表示する。なお、確変遊技においても1桁の第2演出図柄S2のみを表示してもよく、その場合、可動演出表示装置72が役物等開放位置で2桁の第2演出図柄S2、S2を表示することによって、3桁の第2演出図柄S2、S2、S2を適切に表示するようにする。
〈リーチ演出について〉
ここで、本実施形態の遊技機におけるリーチ演出について説明する。
「リーチ演出」とは、複数の図柄列(本実施形態の遊技機では3列)から構成される第1演出図柄S1(第2演出図柄S2)を用いて、例えば、可動演出表示装置72の液晶表示部72a、72bにおいて2列の図柄列を先に停止表示する際に、停止表示される図柄が同一の図柄の組み合わせ(リーチ)となった場合に(例えば、図5中に示す「7」、「7」)、その状態を維持し、または演出を発展させて、図6に示す演出表示装置77において最後に停止する第1演出図柄S1(第2演出図柄S2)の停止図柄(以下、最終停止図柄という)に期待をもたせる演出である。
なお、上記「リーチ演出」とは異なるが、演出表示装置77において1列の図柄列を先に停止させて、擬似リーチ状態として演出を発展させ、最終停止図柄として、可動演出表示装置72の液晶表示部72a、72bにおいて2列の図柄列を同時に停止するようにしてもよい。
演出表示装置77が主に表示するリーチ演出には、ノーマルリーチ演出、スーパーリーチ演出が設定されている。
図5に示すように、ノーマルリーチ演出は、可動演出表示装置72に停止表示された第1演出図柄S1、S1(第2演出図柄S2、S2)が、例えば、図中に示す「7」、「7」のように同一のリーチ図柄となって、リーチ状態となった場合に、図6に示すように、可動演出表示装置72が役物等開放位置に移動して、演出表示装置77の表示領域を視認可能とする(以下、第1リーチアクションという)。そして、演出表示装置77の表示領域に変動表示される最終停止図柄(S1またはS2)(サブ演出画像SP)が停止表示されるまで当該リーチ状態を維持(表示)する。なお、ノーマルリーチ演出において、第1リーチアクションとして、可動演出表示装置72が役物等開放位置へ移動する際、可動演出表示装置72の移動と連動(同期)して主シャッタ役物73も後述する領域隠蔽位置から領域開放位置へ移動することによって、演出表示装置77の表示領域を視認可能とする。
ノーマルリーチ演出は、信頼度が「低」であり、演出変動時間も相対的に短い。
図7に示すように、スーパーリーチ演出は、リーチ状態において上述の第1リーチアクション後に、可動演出表示装置72の表示領域に停止表示されているリーチ表示中の第1演出図柄S1、S1(第2演出図柄S2、S2)及び演出表示装置77の表示領域に変動表示されている変動図柄S1(S2)を縮小した縮小画像DPを液晶表示部72a、72bの一方の表示領域の角隅部に表示し(以下、第2リーチアクションという)、演出表示装置77の表示領域において、例えば対決型のストーリー演出(サブ演出画像SP)を表示し、その演出の展開(例えば、勝敗)によって当選または非当選を示唆する演出である。
図7に示すように、可動演出表示装置72は、第2リーチアクションにおいて、第1演出図柄S1、S1(第2演出図柄S2、S2)を、右側の液晶表示部72bに縮小画像DPとして縮小表示することにより、空いた表示領域に連係画像AP1(MP)を表示して演出表示装置77のストーリー演出等を際立たせる連係演出を実行する。なお、縮小画像DPは演出表示装置77の表示領域の角隅部に表示してもよい。
スーパーリーチ演出は、信頼度が「中〜高」であって、演出時間も相対的に長い。
各リーチ演出(後述するスペシャルリーチ演出を含む)後、可動演出表示装置72及び演出表示装置77の各表示領域に表示されているストーリー演出や縮小画像DP等を非表示とし、特図抽選の結果、当選の場合には、可動演出表示装置72の液晶表示部72a、72b及び演出表示装置77の各表示領域に同一の第1演出図柄S1、S1、S1(第2演出図柄S2、S2、S2)を再表示して大当りを告知する。
一方、特図抽選の結果、非当選の場合には、演出表示装置77の表示領域に、液晶表示部72a、72bに再表示されるリーチ状態の第1演出図柄S1、S1(第2演出図柄S2、S2)と異なる図柄S1(サブ演出画像SP)を表示してハズレを告知する。
さらに、図3、図16に示すように、演出表示装置77は、連係画像AP2(サブ演出画像SP)として、可動演出表示装置72が役物等隠蔽位置において、可動演出表示装置72に隠蔽されない演出表示装置77の表示領域(表示領域の両側部)に可動演出表示装置72の演出を補強する演出を表示する。具体的には、可動演出表示装置72の表示領域において変動表示される第1演出図柄S1(第2演出図柄S2)がリーチとなる前兆として、例えば信頼度「高〜最高」の演出パターンに含まれる「稲妻」の画像を表示する(図3等を参照)。これにより、遊技者はその後の遊技の展開を期待することができ、遊技の趣向性を向上させることができる。
このように、通常遊技状態において役物等隠蔽位置でメイン演出画像MPを表示する可動演出表示装置72が、特定遊技状態に移行することに基づいて、役物等開放位置に移動することによって演出表示装置77の表示領域を視認可能とし、演出表示装置77が特定遊技状態に係るサブ演出画像SPを表示することにより、演出の特別感を向上させることができ、演出の効果を最大限に発揮することができる。
また、可動演出表示装置72と演出表示装置77とは、遊技状態に応じて一方が他方の、他方が一方の演出を、また下記のように双方が他の役物等の演出を補助する演出を行うため、それらの演出の組み合わせにより演出の自由度が向上し、斬新な演出や変化に富んだ多彩な演出を提供することができる。
すなわち、従来の遊技機の表示装置(例えば、前側に補助演出を行う可動演出表示装置、後側に主要演出を行う演出表示装置というように一定の機能的関連性を有するもの)とは明らかに異なる新規な遊技機の提供が可能となる。
〈省電力設定について〉
演出表示装置77は、サブ制御装置200により、役物等隠蔽位置の可動演出表示装置72に隠蔽された状態で、起動中のプログラムなどを終了させることなく、画像等を非表示としつつ、素早い復帰(サブ演出画像SPの表示)を可能とする待機電源状態となるように制御される。
演出表示装置77の周囲(例えば、可動演出表示装置72の後面)にはフルカラーLED等である補助ランプ(図示省略)が設けられる。補助ランプは、可動演出表示装置72が役物等隠蔽位置において演出表示装置77が待機電源状態中に、サブ制御装置200の制御により継続的に点灯または点滅する。これにより、可動演出表示装置72に隠蔽された演出表示装置77から光が発せられる様に見せることができる。
従って、演出表示装置77が待機電源状態であっても、補助ランプの点灯等により、視覚的に起動している状態とほぼ変わらない状態(明るさや色彩等)を維持しつつ省エネルギー状態を保つことができる(以下、省エネモードという)。
ここで、省エネモードの始動契機を、遊技が継続してt秒(例えば60秒)間行われないこととすることができる。なお、可動演出表示装置72が役物等開放位置において遊技が行われずt秒経過した場合は、可動演出表示装置72は役物等隠蔽位置に移動した後、省エネモードが始動するようサブ制御装置200により制御されるようにしてもよい。
上記構成により、演出表示装置77は、省エネモードによって、通常の表示態様を略維持した状態で、通常の起動状態と比較して大きく電力を節約しつつ、遊技が開始された際には素早い復帰(サブ演出画像SPの表示)が可能となる。
(主シャッタ役物)
主シャッタ役物73は、前側の可動演出表示装置72と後側の演出表示装置77との間に配置される(図12参照)。
主に図8に示すように、主シャッタ役物73は、左右一対の略平板状のシャッタ部73a、73bから構成される。シャッタ部73a、73bは、互いに隣接した隣接状態でその上側部が遊技盤30の開口部50aから視認可能となっており、演出表示装置77の表示領域の大部分を隠蔽可能とし、その下側部が遊技盤30の後側の下部に位置して視認不能となるような上下方に長寸の形状をなしている。なお、遊技盤30の後側の下部には、後側の構成部材が視認できないように目隠し部材(図示省略)が設けられている。
また、主シャッタ役物73の前面下部には、隣接状態のシャッタ部73a、73bの境目を基準とする線対称に配置され、前後方向の軸に回転可能に支持されるローラ73c、73cが設けられる。
図8に示すように、シャッタ部73a、73bは、その外形が射出成形により形成され、隣接状態(連結または略連結した状態を含む)で、一つの人型の意匠を形成することにより、遊技領域31の略中央に人の上半身を出現可能としている。隣接状態のシャッタ部73a、73bは、前後の可動演出表示装置72、演出表示装置77の関係から、可動演出表示装置72の後面に潜む人(図5参照)、または演出表示装置77の前面を殆ど覆うように立ちはだかる人(図8参照)の態様を演出として表現することができる。
シャッタ部73a、73bは、ベース体71に設けられた左右方向の案内部材(図示省略)に沿って左右方向へ移動可能に設けられる。シャッタ部73a、73bは、サブ制御装置200による駆動装置(図示省略)の制御によって、図8等に示すように、演出表示装置77の表示領域の略中央で互いに隣接(略結合)して一体となって演出表示装置77の前面の大部分を隠蔽する領域隠蔽位置と、図6に示すように、左右方向へ互いに離れて演出表示装置77の表示領域の前面を視認可能とする領域開放位置とに移動可能となっている。なお、主シャッタ役物73は、領域隠蔽位置が通常遊技状態における初期位置となっている。
さらに、シャッタ部73a、73bの後側には、隣接状態のシャッタ部73a、73bを上下動可能とするための上下方向の案内部材(図示省略)が設けられる。シャッタ部73a、73bは、後述する補助役物75の駆動装置(図示省略)の駆動力により、一体となった隣接状態を維持した状態で、図8に示す領域隠蔽位置である下端位置、及び図6に示すように、主シャッタ役物73の頭部が演出表示装置77の上部より上方に突出する上端位置に上下動可能となっている。
なお、本実施形態の遊技機において、主シャッタ役物73は、可動演出表示装置72が役物等開放位置のときに、視認可能な状態で下端位置から上端位置へ上昇するようになっている。
また、別途、主シャッタ役物73の上下移動用の駆動装置(図示省略)を設けることによって、主シャッタ役物73を、単独で上下移動させるようにしてもよい。
主シャッタ役物73は、領域開放位置及び領域隠蔽位置間、または下端位置及び上端位置間を、多段階に変位可能であって、演出表示装置77の表示領域を段階的に隠蔽したり開放したりする。また、主シャッタ役物73は、いずれの状態においても振動可能となっている。
さらに、主シャッタ役物73は、可動演出表示装置72の変動(例えば、左右動)に連動(同期)させて変動(例えば、上下動または左右動)するようにしてもよい。
このように主シャッタ役物73が、他の役物等と連動(同期)して変動することによって、他の役物等の演出との相乗効果により躍動感のある演出を遊技者に提供することが可能となり、遊技の興趣性を向上させることができる。また、演出表示装置77及び可動演出表示装置72の少なくとも一方は、主シャッタ役物73の変動態様(停止位置及び振動等)に対応した表示演出を実行することによって、さらに演出を盛り上げることができる。
主シャッタ役物73に係る演出パターンについては、以下の補助役物75の説明の際に行う。
(補助役物)
主に図8に示す補助役物75は、射出成形により隣接状態の主シャッタ役物73の下部と略同一幅のベルトの形状をなし、主シャッタ役物73の前面下部に重なり合うように配置される。補助役物75の前面は、ベルトの立体形状が施され、補助役物75の後面には正面視倒立ハの字型の押上部75aが設けられている。押上部75aの上面は、内端から外端に向かって上方に傾斜する傾斜面を形成している。
補助役物75は、ベース体71に設けられた上下方向の案内部材(図示省略)に沿って上下方向へ移動可能に設けられる。補助役物75は、サブ制御装置200による駆動装置(図示省略)の制御によって、図8に示すように、遊技盤30の後側の下部であって前方から視認不能な待機位置と、図9に示すように、待機位置の上方の遊技球進入防止壁53(図3参照)の後側であって、遊技球進入防止壁53を透して補助役物75が視認可能な視認可能位置と、図11に示すように、視認可能位置の上方であって補助役物75の全部が露出する露出位置との間をそれぞれ上下移動可能となっている。なお、補助役物75は、待機位置が通常遊技状態における初期位置となっている。
図9に示すように、補助役物75は、待機位置から上昇して視認可能位置に移動すると、押上部75a、75aが上述する主シャッタ役物73のローラ73c、73cに当接する当接状態となる。このように当接状態となる位置において、主シャッタ役物73(人)が補助役物75(ベルト)を装着したような表示態様であるベルト装着状態となる。
さらに、補助役物75が視認可能位置から上昇し、当接状態の主シャッタ役物73を押し上げると、ローラ73c、73cは押上部75a、75aの傾斜面に沿って、下方へ相対移動しつつシャッタ部73a、73bにおける互いの近接方向へ移動し、ローラ73c、73cの移動に伴って、シャッタ部73a、73bは互いに確実に整合するまで近接方向に移動する。図10に示すように、シャッタ部73a、73bが互いに整合した後、補助役物75とともに、シャッタ部73a、73bは上方へ移動する。
従って、補助役物75は、視認可能位置から露出位置へ移動することによって、シャッタ部73a、73bを、互いに整合させてがたつきがない状態とすると共に、主シャッタ役物73との相対的な位置を維持したベルト装着状態で上昇させることが可能となっている。
なお、補助役物75は、視認可能位置を通常遊技状態における初期位置として露出位置との間のみを移動可能とするようにしてもよい。
ここで、主シャッタ役物73及び補助役物75に係る演出パターンであるリーチ演出としてスペシャルリーチ演出が設定されている。
スペシャルリーチ演出は、上述のリーチ状態において、第1リーチアクションとして可動演出表示装置72のみが役物等隠蔽位置から役物等開放位置に移動して、隣接状態の主シャッタ役物73を前方から視認可能とする。なお、第1リーチアクションと略同時に第2リーチアクションが行われる。
大当りが確定している場合は、その後、主シャッタ役物73が振動したり、揺動したりして、所定の時間経過後に、補助役物75が視認可能位置に移動し、主シャッタ役物73と当接することによりベルト装着状態となって大当り遊技が確定したことを示唆(告知)する(大当り確定演出)。
図11に示すように、上述の大当り確定演出後に、主シャッタ役物73と当接している補助役物75は、主シャッタ役物73とともに上昇することによって、大当りの遊技の種類が、例えば確変当たりが確定していることを示唆(告知)する(確変当り確定演出)。換言すると、主シャッタ役物73の上昇によって、確変当たりが確定していることを示唆(告知)する。
この際、可動演出表示装置72は主シャッタ役物73との連係演出として、表示領域に演出パターンの信頼度を色や図柄によって示唆する連係画像AP1を主シャッタ役物73の動作に連動(同期)して表示するようにしてもよい。
スペシャルリーチ演出は、信頼度が「最高」であって、演出時間も相対的に長い。
なお、補助役物75のベルト形状は、チャンピオンベルトがより好ましい。これにより、主シャッタ役物73と補助役物75がベルト装着状態となることによって、チャンピオンベルトを巻いた勝利者を表現することができ、これをもって効果的に遊技の大当りの確定または大当りの種類を示唆することできる。
(手指役物)
図12に示すように、手指役物74は、左右一対の平面視L字型をなし、正面視人の手(指)の形状をなす指可動役物74a、74b(図3等参照)から構成され、左右の可動演出表示装置72のそれぞれの後面に設けられる。
左右の指可動役物74a、74bは、可動演出表示装置72の左右の液晶表示部72a、72bの後面に上下方向の軸部材によってL字型の一辺の端部が回転可能に支持され、他辺の先端部が可動演出表示装置72の間から出没可能となっている。
図12に示すように、指可動役物74a、74bは、サブ制御装置200による駆動装置(図示省略)の制御によって、可動演出表示装置72の液晶表示部72a、72bの後面に完全に隠れる第1態様と、可動演出表示装置72の隙間Cから先端部を前方へ出現させて左右の液晶表示部72a、72bの内端部にそれぞれ当接(係合)する第2態様とに変位可能となっている。指可動役物74a、74bは第2態様において、液晶表示部72a、72bの内端部を掴むような視認態様となっている。
液晶表示部72a、72bが役物等開放位置に移動する際、指可動役物74a、74bは、第2態様を維持して液晶表示部72a、72bの内端部を掴むようにして液晶表示部72a、72bの移動に従動する。
なお、手指役物74は、第1態様が通常遊技状態における初期状態(初期位置)となっている。
上述の構成により「指(手)」形の手指役物74は、可動演出表示装置72の後側に配置される「人(体)」形の主シャッタ役物73との関係から、第1態様から第2態様に変位する様子が、人が扉(可動演出表示装置72が「扉」画像を表示領域に表示している場合)を掴んでいる様を表現することができ、さらに、第2態様を維持した状態で、可動演出表示装置72が役物等開放位置へ移動する様子が、人が扉を開ける(こじ開ける)様子を表現することができる。これにより演出の迫真性が向上し、躍動感のある演出表現が可能となり、遊技の興趣性を向上させることができる。
ここで、演出パターンとして、例えば、信頼度が「低〜中」の場合、手指役物74を第1態様のまま変位させず、可動演出表示装置72が役物等開放位置へ移動するパターン(ノーマルリーチ演出に発展しやすいパターン)を設定し、信頼度が「大〜最大」の場合、手指役物74を第2態様に変位させて、可動演出表示装置72が役物等開放位置へ移動するパターン(スーパーリーチ演出またはスペシャルリーチ演出に発展しやすいパターン)を設定する。これにより、手指役物74の出現(第2態様への変位)がスーパーリーチ演出またはスペシャルリーチ演出の前兆演出となり、遊技者は手指役物74の出現の有無により、その後の遊技の展開を期待したり予想したりすることができるため、遊技の趣向性が向上する。
なお、上述の演出パターンに限らず、手指役物74は、単に可動演出表示装置72が役物等開放位置に移動する直前に、第2態様に変位して、可動演出表示装置72の開放のみを示唆してもよい。
また、手指役物74が第2態様へ変位する際、役物等隠蔽位置の液晶表示部72a、72bの間に形成された隙間Cから手指役物74の先端を前方へ出現させるが、その隙間Cの幅が十分ではない場合は、可動演出表示装置72は、手指役物74が出現可能な隙間を設けるように一旦開放してから所定の役物等隠蔽位置に移動するようにしてもよい。
また、手指役物74は、扉を開けることができそうな形状(態様)であれば人の手に形状は限定されず、動物等の手足や鈎状の器具等でもよい。
(副シャッタ役物)
主に図3に示すように、副シャッタ役物76は、正面視正方形または略正方形の左側の副シャッタ役物76Lと右側の副シャッタ役物76Rとから構成され、可動演出表示装置72、及び主シャッタ役物73の上方に配置される。
主に図10に示すように、左右の副シャッタ役物76L、76Rは、サブ制御装置200による駆動装置(図示省略)の制御によって、互いに接近し、遊技領域の中央にある所定の領域Fを占有(閉鎖)する占有位置(近接位置)と、占有位置において中央左寄りに位置する左側の副シャッタ役物76Lは左側へ、中央右よりに位置する右側の副シャッタ役物76Rは右側へ互いに離れて当該領域Fを開放する領域Fの開放位置とに移動可能である。なお、副シャッタ役物76は、占有位置が通常遊技状態における初期位置となっている。
左右の副シャッタ役物76L、76Rは、主シャッタ役物73に連動して作動する。即ち、左右の副シャッタ役物76L、76Rは、主シャッタ役物73の上昇に連動して、占有位置から領域Fの開放位置に移動して領域Fを開放することによって、主シャッタ役物73が左側の副シャッタ役物76Lと、右側の副シャッタ役物76Rとの間にある領域Fまで上昇することを可能とする。
主シャッタ役物73が可動演出表示装置72の演出画像の表示に連動して移動する場合は、副シャッタ役物76も連動して作動することになるため、演出の相乗効果により、躍動感のある印象強い演出を提供することができる。
また、左右の副シャッタ76L、76Rは、主シャッタ役物73に連動せずに、左右の副シャッタ役物76L、76Rが占有位置から領域Fの開放位置に移動した後、主シャッタ役物73が上昇を開始してもよい。
図14及び図15に示すように、左右の副シャッタ役物76L、76Rは、後面に、側面視コ字状の係合溝を有する被案内部760を設けており、主に図5に示すベース体71に固定される案内部材710によって左右方向移動可能に支持されている。
案内部材710は、被案内部760に係合する案内部711と、案内部711の後端から下方に延出し、ベース体71に固定される接続片712とを有する。
また、案内部711は、主シャッタ役物73が上昇した際に衝突しないための上下方向に貫通する通孔713を設けている。
なお、主に図14に示すように、左右の副シャッタ役物76L、76Rは、後方に配置されたベース体71の案内部材710によって支持されているが、案内部材710が固定されるベース体71を左右の副シャッタ役物76L、76Rの前方に配置して、左右の副シャッタ役物76L、76Rを前方から支持するようにしてもよい。
また、主シャッタ役物73の真上に左右の副シャッタ役物76L、76Rを配置してもよい。この構成によると、左右の副シャッタ役物76L、76Rが領域Fの開放位置に移動した場合、主シャッタ役物73の上昇軌道上に障害となる部材が存在しなくなるため、通孔713を設ける必要がなく、製造コストを削減することができる。
上記構成とすることにより、通常遊技状態において、左右の副シャッタ役物76L、76Rが占有位置にあることによって、左右の副シャッタ役物76L、76Rの下側にある主シャッタ役物73が上昇できないことを印象付けておきながら、特定遊技状態への移行(確変遊技の確定等)に基づいて、左右の副シャッタ役物76L、76Rが開放位置に移動して領域Fを開放し、通常遊技状態では想像しがたかった主シャッタ役物73の上方への移動を可能とすることによって、演出の特別感を表現することができる。
また、主シャッタ役物73が補助役物75と当接した状態で領域Fまで上昇することによって、チャンピオンベルトを巻いた勝利者が上昇する様子を表現することができる。これにより、勝利者の勝利のイメージをより強く表現することが可能となり、有利な遊技を提供することを、演出を通じて示唆することが可能となる。
本実施形態において、左右の副シャッタ役物76L、76Rは所定の文字を表すものとし、左側の副シャッタ役物76Lと、右側の副シャッタ役物76Rとにより、ひとつの熟語となることを想定している。
文字の表現方法として、左右の副シャッタ役物76L、76Rの正面に文字を描画すことや、左右の副シャッタ役物76L、76Rの形状を文字形とすることが考えられる。また、文字に限定することなく、図形、記号、図柄、模様、または、左右一対で形成される絵柄等としてもよい。
左側の副シャッタ役物76Lは、平板状の左側の前部シャッタ役物76aと、左側の前部シャッタ役物76aの後面に重なり合う平板状の左側の後部シャッタ役物76cとを含み、左側の前部シャッタ役物76aは左側の後部シャッタ役物76cの表面に沿って上下方向にスライド可能に固定される。
図13に示すように、左側の前部シャッタ役物76aの表面には、図柄761a、例えば図中「A」とする文字が表されている。また、左側の後部シャッタ役物76cの表面には、図柄761c、例えば図中「C」とする文字が表されている。
右側の副シャッタ役物76Rは、平板状の右側の前部シャッタ役物76bと、右側の前部シャッタ役物76bの後面に重なり合う平板状の右側の後部シャッタ役物76dとを含み、右側の前部シャッタ役物76bは右側の後部シャッタ役物76dの表面に沿って上下方向にスライド可能に固定される。
図13に示すように、右側の前部シャッタ役物76bの表面には、図柄761b、例えば図中「B」とする文字が表されている。また、右側の後部シャッタ役物76dの表面には、図柄761d、例えば図中「D」とする文字が表されている。
図14及び15に示すように、上述の被案内部760は、後部シャッタ役物76c、76dの後面に設けられており、案内部材710によって支持されている。
また、左右の前部シャッタ役物76a、76b、及び左右の後部シャッタ役物76c、76dは、各々熟語を表す文字を想定しているが、4つの副シャッタ役物76で意味をなす四字熟語等としてもよいし、文字に限定することもない。
以下、副シャッタ役物76の動作を説明する。
図10に示すように、特定遊技状態へ移行(例えば、確変遊技が確定)したことを示唆するため、左右の副シャッタ役物76L、76Rは、左側の前部シャッタ役物76aと左側の後部シャッタ役物76c、及び右側の前部シャッタ役物76bと右側の後部シャッタ役物76dが互いに前後重なり合う状態で、所定の領域Fを占有(閉鎖)する占有位置から当該領域Fを開放する領域Fの開放位置へスライド移動をする。その際、左右の副シャッタ役物76L、76Rのうち左側の前部シャッタ役物76a及びその図柄761a並びに右側の前部シャッタ役物76b及びその図柄761bのみが前方から視認可能となっている。
図11に示すように、左右の副シャッタ役物76L、76Rが、各々領域Fの開放位置へ移動した後、さらに、特定遊技状態が発展(例えば、超大当り遊技が確定)したことを示唆するため、左右の前部シャッタ役物76a、76bのみが下方へスライド移動する。
それによって、左右の前部シャッタ役物76a、76bが、役物等開放位置にある可動演出表示装置72の後側に移動するため、左右の副シャッタ役物76L、76Rのうち左側の後部シャッタ役物76c及びその図柄761c並びに右側の後部シャッタ役物76d及びその図柄761dのみが前方から視認可能として、例えば、超大当りの確定を示唆する。
以上のように、左右の副シャッタ役物76L、76Rは、通常遊技状態において、占有位置で左右の副シャッタ役物76L、76Rのうち左右の前部シャッタ役物76a、76bに付された文字「A」及び「B」のみを前方から視認可能とし、特定遊技状態への移行に基づいて、領域Fの開放位置へ移動し、その後、特定遊技状態が発展して、左右の前部シャッタ役物76a、76bのみが下方へ瞬時にスライド移動することによって、左右の後部シャッタ役物76c、76dに付された文字「C」及び「D」のみを前方から視認可能とする。これにより「A」から「C」及び「B」から「D」に文字を変化させることができ、文字による遊技状態の示唆をすることができ、意外性がある可動役物の挙動により演出の特別感を表現することができる。
例えば、副シャッタ役物76に付された文字「A」を「一」、「B」を「発」、「C」を「逆」、及び「D」を「転」とした場合、「一発」から「逆転」に文字を変化させることができる。
また、左右の副シャッタ役物76L、76Rが、占有位置から領域Fの開放位置間を多段階に変位可能とすることによって、演出のバリエーションを増加させることができる。また、左右の前部シャッタ役物76a、76bが下方へスライド移動するタイミングを一定とせずに、様々なタイミングで移動することにより、遊技者に対してさらに意外性のある演出を提供することができる。
なお、遊技情報表示ユニット70の可動演出表示装置72、主シャッタ役物73、補助役物75、及び副シャッタ役物76において用いられる上記案内部材(図示省略)は、ガイドレールと当該ガイドレールに沿って移動可能なガイドローラや、ラックとラックに噛合するピニオン等を採用することができる。
[遊技情報表示ユニットに係る動作]
次に、遊技情報表示ユニット70が実行する演出に係る動作を説明する。
(通常遊技状態)
通常遊技状態において、初期位置として、可動演出表示装置72は役物等隠蔽位置、主シャッタ役物73は領域隠蔽位置、手指役物74は第1態様、補助役物75は待機位置、副シャッタ役物76は占有位置に保持される。
遊技球が第1始動入賞口61に入賞すると、主制御装置100は特図抽選及び変動パターン抽選を実行し、サブ制御装置200はその抽選結果に基づいて演出パターンを抽選する。各抽選結果に基づいて、第1特別図柄表示装置40aは第1特図を変動表示する。可動演出表示装置72は、役物等隠蔽位置で、演出パターンに基づいて、特図の変動表示と略同期して、役物等隠蔽位置において主シャッタ役物73を隠蔽しつつ、第1演出図柄S1の変動表示及び停止表示を行う。
主制御装置100の変動パターン抽選の結果、信頼度が「最高」変動パターンが選択された場合、サブ制御装置200により抽選された演出パターン(例えば、スペシャルリーチ演出)に基づいて、可動演出表示装置72の液晶表示部72a、72bにおいて2列の図柄列に同一の図柄組み合わせが停止表示するリーチ演出に係る特定遊技状態へ移行する。
(リーチ演出状態)
図3に示すように、可動演出表示装置72は、役物等隠蔽位置において第1演出図柄S1、S1を同一の図柄組み合わせで停止表示してリーチ状態とし、かつ手指役物74が第1態様から可動演出表示装置72の隙間Cから出現する第2態様となる。
そして、図8に示すように、手指役物74が第2態様を維持したまま、可動演出表示装置72は役物等隠蔽位置から役物等開放位置に移動する。
この際、主シャッタ役物73は、領域隠蔽位置を維持することによって、前方から視認可能となる。主シャッタ役物73は、主シャッタ役物73が領域隠蔽位置において、演出表示装置77の前面中央に位置することによって、演出表示装置77は表示領域の一部を除く大部分が前方から視認不能となる。
ここで、可動演出表示装置72の表示領域にリーチ状態(演出)の信頼度を示唆する連係画像AP1を表示する。ここでいう連係画像AP1は、複数種類の色等であり、信頼度が最高のスペシャルリーチでは、例えば赤色や虹色(7色)等が表示される。可動演出表示装置72は役物等開放位置において主シャッタ役物73の左右に位置するため連係画像AP1を表示することによって、主シャッタ役物73を補助する演出を効果的に行うことできる。
そして、特図抽選の結果が当選の場合には、特定遊技状態が発展し、主シャッタ役物73等が振動したり、揺動したりして、所定の時間経過後に、補助役物75が露出位置に移動し、主シャッタ役物73に当接する大当り確定演出を実行する。
さらに、当該大当りが確変当たりの場合には、特定遊技状態がさらに発展し、大当り確定演出後で、さらに所定の時間経過後に、左右の副シャッタ役物76L、76Rは、占有位置から互いに離れて領域Fを開放し、その開放作動に連動して主シャッタ役物73が補助役物75と共に領域Fまで上昇することによって、当該大当りが確変当りであることを示唆する確変当り確定演出を実行する。
さらに、当該大当りが超大当たりの場合には、特定遊技状態がさらに発展し、確変当り確定演出後で、さらに所定の時間経過後に、左右の副シャッタ役物76L、76Rにおける例えば「一」、「発」を前面に表示している前部シャッタ役物76a、76bが下方の可動演出表示装置72の後側へスライド移動することにより、例えば「逆」、「転」を前面に表示している後部シャッタ役物76c、76dのみを視認可能として、当該大当りが超大当りであることを示唆する超大当り確定演出を実行する。
上記の確定演出終了後に、主シャッタ役物73は領域開放位置に移動して、可動演出表示装置72の液晶表示部72a、72b及び演出表示装置77の各表示領域に同一の第1演出図柄S1、S1、S1を表示して大当り及び大当りの種類を告知し、遊技状態が大当り遊技状態に係る特定遊技状態へ移行する。
一方、特図抽選の結果が非当選の場合には、所定の時間経過後に、主シャッタ役物73は補助役物75と当接せず、領域開放位置に移動して、開放された演出表示装置77の表示領域に、非当選の旨の図柄を表示し、可動演出表示装置72の液晶表示部72a、72bに表示された同一の第1演出図柄S1、S1と異なる演出図柄(S1)を表示してハズレを告知する。
なお、非当選の旨の表示後に、当選を示唆する復活演出を行なってもよい。復活演出は、再度主シャッタ役物73が隠蔽位置に移動して隣接状態となって、上述の大当り確定演出を行うようにしてもよい。
(大当り遊技状態)
そして、大当り遊技状態に係る特定遊技状態へ移行すると、演出表示装置77は大当り演出画像を表示し、可動演出表示装置72は役物等開放位置においてラウンド数や演出表示装置77の大当り演出画像を際立たせる連係画像AP1を表示して補助的な演出を実行する。
また、可動演出表示装置72及び演出表示装置77は、所謂ラウンド昇格(例えば、5R当りから16R当りへ昇格)の信頼度を示唆する演出をしてもよい。例えば、信頼度が低い演出は静閑な態様の演出(色の場合は寒色等)であって、信頼度が高い演出は快活な態様の演出(色の場合は暖色等)とすることによって信頼度を示唆するようにしてもよい。
なお、確変当りまたは超大当りが確定している遊技において、上述の大当り確定演出後のタイミングで確変当り確定演出、及び超大当り確定演出を行わずに、大当り遊技の際にこれらの演出を行なってもよい。これにより、遊技者に意外性のある演出を提供することができる。
(確変遊技状態)
大当り遊技が終了し、確変遊技状態に係る特定遊技状態へ移行すると、遊技球の第2始動入賞口62への入賞に基づいて、主制御装置100は上述の抽選を実行し、サブ制御装置200は、図6に示すように、役物等開放位置における可動演出表示装置72及び演出表示装置77の各表示領域に第2演出図柄S2、S2、S2を表示する。抽選結果に基づく所定の演出パターンに応じて、演出表示装置77による演出表示を主要演出として、可動演出表示装置72が連係画像AP1を表示して補助的な演出を実行したり、可動演出表示装置72による演出表示を主要演出として、演出表示装置77が連係画像AP2を表示して補助的な演出を実行したりする。また、その演出態様に合わせて可動演出表示装置72、主シャッタ役物73、副シャッタ役物76を変位させることにより、確変遊技であることの特別感を高めるようにする。
上述のように、役物の変動(表示)演出と演出表示装置の演出との連係により、遊技者に対して、大当り及び大当りの種類について段階的に示唆(告知)することができ、次の演出の展開を遊技者に期待させることができ、遊技の興趣性が向上する。
さらに、大当り遊技等の特別な遊技においても、通常遊技状態とは大きく異なる演出態様で演出を行うことができるため、大当り遊技等の特別感を高めることができる。
[変形例]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、本実施形態の遊技機に対して、次のような変形や変更を施すことが可能である。なお、上述の本発明の一実施形態、及び下記変形例におけるそれぞれの構成要件及び遊技上の条件等を組み合わせることが可能である。
(1)図16に示すように、例えば、可動演出表示装置72が役物等隠蔽位置のとき、隣接状態の主シャッタ役物73は、可動演出表示装置72によって隠蔽され前方から大部分が視認不能(隙間Cから一部が前方から視認可能)な下端位置から上昇して可動演出表示装置72の上部から突出してその一部を露出する上端位置へ移動する。
この場合、主シャッタ役物73の上下動を可能とするための駆動源を単独で設ける。
この構成によれば、通常の演出の流れ(例えば、リーチ演出)において、主シャッタ役物73は、可動演出表示装置72が役物等開放位置となって前方から略全部が視認可能となるところ、可動演出表示装置72が役物等隠蔽位置のままで、主シャッタ役物73自体が移動して露出することにより前方から視認可能となるため、通常の遊技の流れとは異なる意外性のある演出を提供することができる。また、所定の信頼度(例えば、「高」)と当該演出パターンを組み合わせることにより、遊技者にその後の演出の展開を期待させることができ、遊技機の興趣性を向上させることができる。
また、主シャッタ役物73が下端位置から上端位置へ移動する前または移動する際に、役物等隠蔽位置の可動演出表示装置72は連係演出として、表示領域に連係画像AP1である「扉」、「鉄格子」等を表示するようにしてもよい。
これにより、人(主シャッタ役物73)が扉の上から覗いている様を表現することによって、さらに印象付ける演出を提供することができ、遊技の興趣性を向上させることができる。
なお、副シャッタ役物76が領域Fの開放位置に移動することによってシャッタ役物73の上昇を可能とする。さらに、副シャッタ役物76は、領域Fの開放位置に移動するだけでなく、左側の前部シャッタ役物76a及び右側の前部シャッタ役物76bが下方へスライド移動し、左側の後部シャッタ役物76cの図柄761c及び右側の後部シャッタ役物76dの図柄761dが前方から視認可能とすることもできる。
(2)可動演出表示装置72の液晶表示部72a、72bを上下一対に配置するとともに、ベース体71に設けられた上下方向の案内部材(図示省略)に沿って上下方向へ開閉移動可能とする。これにより遊技機の演出態様に合わせて可動演出表示装置72の液晶表示部72a、72bを変位させることができ、遊技機に合わせた最適な演出を行うことができる。
(3)可動演出表示装置72は、役物等隠蔽位置において主シャッタ役物73を全て隠蔽する。また、役物等隠蔽位置において演出表示装置77の表示領域の全てを隠蔽する。全て隠蔽することによって、開放されて前方から視認可能となった際の主シャッタ役物73または演出表示装置77の印象を強くすることができ、演出効果を高めることができる。
(4)主シャッタ役物73のシャッタ部73a、73b、を上下一対に配置するとともに、ベース体71に設けられた上下方向の案内部材(図示省略)に沿って上下方向へ開閉移動可能とする。また、シャッタ部73a、73bが上下隣接状態となって左右方向の移動を可能とする。
この場合、補助役物75を左右いずれの方向から当接するようにしてもよい。
これにより、遊技機の演出態様に合わせて主シャッタ役物73等を変位させることができ、遊技機に合わせた最適な演出を行うことができる。
(5)主シャッタ役物73は、領域隠蔽位置において演出表示装置77の表示領域の全てを隠蔽する。全て隠蔽することによって、開放されて前方から視認可能となった際の演出表示装置77の印象を強くすることができ、演出効果を高めることができる。
(6)副シャッタ役物76の左側の副シャッタ役物76Lと右側の副シャッタ役物76Rを上下に配置するとともに、ベース体71に設けられた上下方向の案内部材710に沿って上下方向へ移動可能とする。この場合、前部シャッタ役物76a、76bは左右方向にスライド移動可能とするようにしてもよい。これにより、遊技機の演出態様に合わせて副シャッタ役物76を変位させることができ、遊技機に合わせた最適な演出を行うことができる。
(7)副シャッタ役物76は、所定の領域Fを占有する占有位置のまま、左側の前部シャッタ役物76a及び右側の前部シャッタ役物76bが下方へスライド移動し、左側の後部シャッタ役物76c及びその図柄761c並びに右側の後部シャッタ役物76d及びその図柄761dを前方から視認可能としてもよい。
(8)副シャッタ役物76を設けずに、主シャッタ役物73が上昇可能な領域Fを主シャッタ役物73の上方に予め確保するようにしてもよい。
AP1 連係画像,C 隙間,D 領域,DP 縮小画像,MP メイン演出画像(第2演出画像),S1 第1演出図柄,S2 第2演出図柄,SP サブ演出画像(第1演出画像) 1 遊技機,30 遊技盤,31 遊技領域,40a 第1特別図柄表示装置,40b 第2特別図柄表示装置,41 普通図柄表示装置,61 第1始動入賞口,62 第2始動入賞口,63 電動チューリップ,64 スルーチャッカ,65 大入賞口,70 遊技情報表示ユニット,71 ベース体,710 案内部材,72 可動演出表示装置,72a、72b 液晶表示部,721a、721b フレーム,722a、722b 切欠き部,73 主シャッタ役物,73a、73b シャッタ部,74 手指役物,74a、74b 指可動役物,75 補助役物,76 副シャッタ役物,77 演出表示装置,100 主制御装置,200 サブ制御装置

Claims (1)

  1. 遊技球が流下可能な遊技領域を形成する遊技盤と、
    前記遊技盤に配置され、遊技に係る第1演出画像を表示可能な表示領域を有する演出表示装置と、
    前記遊技に係る前記第1演出画像とは異なる第2演出画像を表示可能であって、前記演出表示装置の前記表示領域に表示される前記第1演出画像を隠蔽可能な隠蔽位置及び前記隠蔽位置において隠蔽した前記表示領域に表示される前記第1演出画像を視認可能とする開放位置に移動可能な可動演出表示装置とを備え、
    前記演出表示装置は、前記可動演出表示装置が前記隠蔽位置にあるとき、前記表示領域に前記第1演出画像を非表示とする状態に制御されることを特徴とする遊技機。
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