JP2017123313A - 電池パック - Google Patents

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Abstract

【課題】単電池1が発生する熱を良好に放熱することができる電池パック100を提供する。【解決手段】電池パック100は、複数の積層された単電池1と、積層された単電池1を積層方向に対して直角な方向について両側から囲む枠体3とを有する。積層された単電池1の相互間から枠体3の外部に金属製の集熱板2が突出している。枠体3を貫通した集熱板2の先端側に放熱板4が設けられている。集熱板2は複数の板材を積層して構成され、放熱板4は板材の先端側が集熱板2の突出方向に対して例えば直角に交差して延在する平面部4hを有する。【選択図】図1

Description

この明細書における開示は、複数の単電池を積層し、積層した単電池の熱を、集熱板と放熱板とを介して、冷却媒体により放熱させる電池パックに関するものである。
特許文献1に記載のバッテリモジュールが知られている。この構成は、複数の単電池を積層し、積層した単電池の相互間に集熱板を配置している。積層された単電池は、枠体に囲まれる。集熱板は枠体を貫通して熱交換部材(ヒートシンク)の方に延在している。集熱板の熱交換部材側の端面はT字状に径が拡大した拡径部を持っている。複数の拡径部に対して単一の熱交換部材の側面が押し付けられる。
特許第5490241号公報
上記特許文献1の技術によると、複数の拡径部と単一の熱交換部材との間の位置関係には、ばらつきが生じる。そのため、固体から成る熱交換部材と各拡径部の間に隙間が生じたり接触圧力が低下したりしてしまうことが起こりうる。これにより接触熱抵抗が発生し、特定の集熱板から熱交換部材に熱が良好に伝わらず、特定の単電池の放熱が悪くなる。
この開示は、上記問題点に鑑み、単電池が発生する熱を良好に放熱することができる電池パックを提供することを目的とする。
従来技術として列挙された特許文献の記載内容は、この明細書に記載された技術的要素の説明として、参照によって導入ないし援用することができる。
この明細書に開示された複数の態様は、夫々の目的を達成するために、互いに異なる技術的手段を採用する。また、特許請求の範囲及びこの項に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例であって、技術的範囲を限定するものではない。
開示された電池パックのひとつは、複数の積層された単電池(1)と、積層された単電池を積層方向に対して直角な方向について両側から囲む枠体(3)と、積層された単電池の相互間に設けられ枠体に向かって延在する集熱板(2)と、集熱板の先端側に設けられ、冷却媒体(5)によって冷却される放熱板(4)とを備え、集熱板は、複数の板材を積層して構成され、放熱板は板材と連続して一体に形成され、集熱板の延在方向に対して交差するように延在する平面部(4h)を有する。
開示された電池パックによれば、集熱板は、複数の板材を積層して構成され、放熱板は、板材と連続して一体に形成されている。よって、集熱板から放熱板までの間に接触熱抵抗の増大につながる部分が形成されない。これにより、単電池が発生する熱を良好に集熱板から放熱板に伝えて、放熱板にて外部に放熱させることができる電池パックを提供することができる。
開示された電池パックの他のひとつは、複数の積層された単電池(1)と、積層された単電池を積層方向に対して直角な方向について両側から囲む枠体(3)と、積層された単電池の相互間に設けられ枠体に向かって延在する集熱板(2)と、集熱板の先端側に設けられ、冷却媒体(5)によって冷却される放熱板(4)とを備え、集熱板は、複数の板材を積層して構成され、放熱板は板材に対して積層方向に接合されて、集熱板の延在方向に対して交差するように延在する平面部(4h)を有する。
この開示された電池パックによれば、集熱板は、複数の板材を積層して構成され、放熱板は、板材に積層方向に接合されている。従って、集熱板から放熱板に向かう熱は十分な接合面積を確保しやすい集熱板と放熱板との接合部分を通過する。よって、単電池が発生する熱を良好に集熱板から放熱板に伝えて、放熱板にて外部に放熱させることができる電池パックを提供することができる。
第1実施形態における電池パックを単電池の積層方向と直角方向の側面から見た一部断面図である。 第2実施形態における電池パックを単電池の積層方向と直角方向の側面から見た一部断面図である。 第3実施形態における電池パックを単電池の積層方向と直角方向の側面から見た一部断面図である。 第4実施形態における電池パックの放熱板を図1の矢印Z4方向から見た正面図である。 第5実施形態における電池パックを単電池の積層方向と直角方向の側面から見た一部断面図である。 第6実施形態における電池パックを単電池の積層方向と直角方向の側面から見た一部断面図である。 第7実施形態における電池パックの放熱板が配列された正面側から見た一部透過斜視部である。
以下に、図面を参照しながら本開示を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部を説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明単電池した他の形態を適用することができる。各実施形態で具体的に組み合わせが可能であることを明示している部分同士の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても実施形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態について図1を用いて詳細に説明する。図1は、電池パック100を単電池1の積層方向と直角方向に見た一部断面図である。図1において、単電池1は、複数積層されている。図1では4個の単電池1が図示され、他の単電池は省略されて図示されている。つまり、単電池1の積層数は4段としたが任意の個数を積層できる。単電池1は、直列又は並列に接続されて、自動車用リチウム電池を構成する。この電池は、二次電池として電気自動車の走行用電気エネルギを蓄える。単電池1は、充放電に伴い内部で発熱する。
熱を電池パック100の外部に逃がすために、単電池1の相互間に金属製の複数の板材からなる集熱板2が挟まれている。複数の単電池1は、この例においては上下方向に積層されている。単電池1は、ラミネートタイプの外皮にて包装されている。この二次電池は充放電時に発熱するが、二次電池が適正な温度範囲を超えると、充放電の効率が低下することが知られている。
積層された単電池1を積層方向と直角方向から合成樹脂製の枠体3が囲んでいる。積層された単電池1の相互間から枠体3を貫通して枠体3の外部にアルミニウムから成る集熱板2の先端側が突出している。
枠体3を貫通した集熱板2の先端側に集熱板と連続して一体に金属製の放熱板4が設けられている。つまり、この実施形態では、集熱板2と放熱板4との間に継ぎ目がなく連続している。集熱板2は複数(4枚)の板材を積層して構成され、放熱板4は板材の先端側が集熱板2の延在方向に対して例えば直角方向に交差して延在する平面部4hを含んで構成されている。つまり、平面部4hは、放熱板の一部である。
集熱板2は枠体3に上下方向から挟まれて挟まれた方向と直角方向に延在している。集熱板2と放熱板4とは連続して一体であるから、集熱板2と放熱板4とは、枠体3に固定されている。内部に冷却媒体5となる冷却風が矢印Y11のように流れる送風ダクト6の中に放熱板4が設けられている。放熱板4は気体又は液体から成る冷却媒体に放熱する。送風ダクト6は、合成樹脂によって成型され、図1の右側に蓋のある箱状の容器であり、内部に冷却媒体5となる空気が流動する。
(第1実施形態の作用効果)
第1実施形態によれば、集熱板2は複数のアルミニウムから成る板材を積層して構成されている。放熱板4は集熱板2を構成する板材の先端側が集熱板2の延在方向に対して直角に交差して先端側が開くように延在した平面部4hにて構成されている。電池パック100内の単電池1からの熱を受けとる集熱板2から放熱板4までの間に接触熱抵抗又はサーマルインピーダンスの増大につながる部分が形成されていない。つまり、単電池1の熱を受けとる集熱板2の部分から放熱板4の先端まで連続した一体の金属板で構成されているため、継ぎ目が無い。
従って、単電池1が発生する熱を良好に集熱板2から放熱板4に伝えて、放熱板4にて外部に放出される冷却媒体5に放熱させることができる電池パック100を提供できる。また、放熱板4は、先端側が開くように延在した平面部4hにて構成されているから、送風ダクト6の中において、冷却媒体5の流れによって効率良く冷却される。また、放熱板4は、先端側が互いに反対側に開くように延在した一対の平面部4hにてT字状に構成されているから、放熱板4と冷却媒体5との接触面積を大きくでき、冷却効率が優れる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。なお、以降の各実施形態においては、上記した第1実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略し、異なる構成について説明する。なお、第2実施形態以下については、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明が援用される。図2において、放熱板4は、板厚が異なる複数のアルミニウム製の板材から成り、単電池1から離れている部分が単電池1に近い部分よりも板材の板厚が厚くなっている。放熱板4と集熱板2とは同一材料、例えばアルミニウムにて連続して一体に構成されている。従って、第2実施形態においては、集熱板2の板厚が厚いと、それを一体に連続して延長した放熱板4の板厚も厚く構成される。
(第2実施形態の作用効果)
一般に、放熱板4は、単電池1から離れている部分が単電池1に近い部分よりも、熱伝達距離が長くなるため、単電池1からの熱が伝わりにくく、放熱しにくいというアンバランスが発生する傾向にある。しかし、第2実施形態に開示された構成によれば、単電池1から離れている部分が単電池1に近い部分よりも放熱板4を構成する板材の板厚が厚い。板厚が厚いほど熱伝導が良く、サーマルインピーダンスが低下するため、単電池1から離れている方の放熱板4でも十分に放熱が可能となる。従って、放熱板4における放熱のアンバランスを抑制でき、放熱板4における全体の放熱特性を改善できる。なお放熱板4を構成する板材の板厚が厚い部分を、金属以外の高熱伝導率材料、例えばグラファイトにて製造しても良いし、金属とグラファイトとを重ね合わせても良い。板圧が厚い分、金属よりも弱く脆い材料を使用でき、材料の選択範囲が広くなる。なお、集熱板2は3枚以上で構成されており、中央部に位置する一対の集熱板2が、その積層方向両側の集熱板2より厚さが厚く構成されている。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。上記した実施形態と異なる部分を説明する。図3において、放熱板4は、複数の板材からなり、単電池1から離れている部分が単電池1に近い部分よりも単位面積当たりの放熱板4の板材の枚数が多く、放熱板4の所定空間内の板材の枚数が多く、密に構成されている。逆に単電池1に近い部分は、放熱板4の所定空間内の板材の枚数が少なく、粗に構成されている。
(第3実施形態の作用効果)
一般に、放熱板4は、単電池1から離れている部分が、熱伝達距離が長くなるため、単電池1に近い部分よりも単電池1からの熱が伝わりにくく、放熱しにくいと言うアンバランスを生じる傾向にある。しかし、第3実施形態に開示された構成によれば、単電池1から離れている部分が単電池1に近い部分よりも単位面積当たりの放熱板4を構成する板材の枚数が多い。そのため、放熱板4から冷却媒体5が存在する空間への放熱のアンバランスを抑制でき、冷却媒体に均一に放熱できる。つまり放熱板4が、密に構成されている。その結果、放熱板4から冷却媒体5が存在する空間に均一に放熱でき、全体の放熱特性を改善できる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。図4は援用する図1において、矢印Z4方向に見た放熱板4の正面図である。図4において、放熱板4は、矢印Y41、Y42にて示す冷却媒体の流れに沿って放熱板4の平面部4hが延在して、放熱フィン40を構成している。この放熱フィン40は、冷却媒体5の流れの上流側よりも下流側の方における放熱性能が向上するように、平面部4hの表面が加工されている。
具体的には、放熱フィン40の平面部4hは、冷却媒体5の流れの上流側が、比較的滑らかな表面を持つ第1フィン40aとなるストレートフィンを含んで構成されている。一方、冷却媒体の流れの下流側が比較的凹凸のある表面を持つ第2フィン40bとなるルーバフィンを含んで構成されている。なお、ルーバフィンの代わりに、ウエーブフィン又はオフセットフィンのように、ストレートフィンよりも表面に凹凸が多いフィンを使用しても良い。
なお、図4において、第2フィン40bは、表面に単に孔が複数空いているだけでなく、ルーバと呼ばれる切り起こし部分が、冷却媒体5の流れを妨げ、流れを撹拌するように突出している。
(第4実施形態の作用効果)
放熱フィン40に沿って流れる冷却媒体5は、放熱フィン40の平面部4hから熱を受けて、上流側から下流側にかけて温度が上昇する。これを考量して、第4実施形態に開示された構成によれば、放熱フィン40の平面部4hは、冷却媒体5の流れの上流側よりも下流側の方における放熱性能が向上するように、表面の凹凸が加工されている。そのため、上流側から下流側にかけての放熱フィン40の平面部4hの放熱性能の均一化つまり単位表面積あたりの放熱量の均一化が図られる。その結果、放熱フィン40における全体の放熱特性が向上する。
換言すれば、冷却媒体5の流れの上流側が、表面に凹凸の比較的少ない第1フィン40aから構成されている。また、下流側が、表面に凹凸の比較的多い、より放熱特性の良い第2フィン40bとして構成されている。そのため、上流側から下流側にかけての放熱フィン40の放熱性能の均一化を図ることができ、放熱フィン40全体の放熱特性が向上する。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態について説明する。図5において、放熱板4は集熱板2よりも枚数の多い板材から構成されている。具体的には、単電池1にて挟まれる部分の集熱板2の部分は3枚の板材を重ねて構成されているが、送風ダクト6の中の放熱板4は、合計4つの折り曲げ又は分岐加工された平面部4hから成るフィン部分を有する。
このように、放熱板4は、集熱板2よりも枚数の多い板材から構成されており、放熱板4は集熱板2に単電池1の積層方向に重ねられて接合されている。この図5においても、第1実施形態と同様に、電池パック100は、複数の積層された単電池1と、積層された単電池1を積層方向に対して直角な方向について両側から囲む枠体3とを有する。更に、電池パック100は、積層された単電池1の相互間から少なくとも枠体3の相互間まで延在する集熱板2と、集熱板2の先端側に設けられた放熱板4と、を備える。そして、集熱板2は、複数の板材を積層して構成されている。放熱板4は、集熱板2の板材に積層方向に接合又は板材と連続して一体に形成され、集熱板2の延在方向に対して交差するように延在する複数の平面部4hを有する。
(第5実施形態の作用効果)
この構成によれば、集熱板2から伝えられた熱を板材の枚数が多い放熱板4にて効率良く放熱することができる。また、集熱板2を構成する板材の枚数を削減でき、低コストになる。更に、放熱板4は、集熱板2に単電池1の積層方向に重ねられて接合されているから、放熱板4と集熱板2との位置が相対的に多少ずれても、放熱板4と集熱板2との積層方向に重ねられて接合されている接合部分24が維持され、熱抵抗の著しい増加がない。そのため、単電池1が発生する熱を良好に集熱板2から放熱板4まで確実に伝えて、放熱板4にて放熱させることができる電池パック100を提供することができる。
更に、集熱板2から伝えられた熱を枚数が多い放熱板4にて効率良く放熱することができる。また、集熱板2の単電池1にて挟まれる部分を構成する板材の枚数を削減でき低コストになる。
なお図5は、単電池1を積層して積層方向に単電池1を加圧する前の状態を示す。単電池1を加圧することにより単電池1に押されて、集熱板2の単電池1の相互間にて挟まれる部分を構成する板材同士が密に接触する。
なお、第5実施形態において、集熱板2相互間にスポンジにて代表される弾性体を挟みこんで単電池1と集熱板2との密着性を高める処置をしてもよい。また、弾性体の代わりに集熱板2の一部に凹凸をつけて集熱板2に充分な弾性を持たせても良い。弾性体として熱伝導シートを使用してもよい。
(第6実施形態)
次に、本発明の第6実施形態について説明する。図6において、集熱板2は複数の板材を積層して構成され全体として可撓性を持ち、かつ、単電池1を挟んで設けられた一対の枠体3を夫々貫通して設けられ、単電池1の形状又は位置に沿って曲げられている曲がり部2rを持つ。この結果、単電池1の矢印Y61に示すような積層方向に変化する膨張収縮による形状変化又は位置ずれに応じても、集熱板2は、その可撓性によって曲げられる。
(第6実施形態の作用効果)
この第6実施形態の構成によれば、集熱板2は、複数の板材を積層して構成され可撓性を持つ。故に、単電池1の形状変化又は位置ずれがあっても、可撓性によって、形状変化又は位置ずれを吸収する。つまり、単電池1の形状変化又は位置ずれに応じて、集熱板2が自在に曲げられる。そのため、単電池1に無理な応力がかからない。
(第7実施形態)
次に、第7実施形態について説明する。図7において、放熱板4は板材の先端側の一部を折り曲げて構成され、板材の先端側の一部を折り曲げない部分41と折り曲げた部分42とが交互に構成されている。板材の先端側の一部を折り曲げた部分42にてセグメント状放熱部4sが形成されている。つまり、平面部4hは、間隔を空けて設けられた複数のセグメント状放熱部4sを有している。よって、放熱板4には、平面部4hが存在するセグメント状放熱部4sと平面部4hが存在しない部分とが交互に並んでいる。そして、積層される複数の放熱板4におけるセグメント状放熱部4sは、千鳥状に配列されている。
換言すれば、放熱板4は、板材の先端側が集熱板2の矢印Y71に沿う延在方向に対して直角方向である上下方向に延在するセグメント状放熱部4sにて構成されている。板材の先端側には、セグメント状放熱部4sが存在する部分と、セグメント状放熱部4sが存在しないところの折り曲げない部分41と、が交互に並んで構成されている。
そして、セグメント状放熱部4sが、千鳥状に冷却媒体5の中に配列されている。つまり、隣り合うセグメント状放熱部4sの相互間に適度な大きさの隙間が形成されている。この隙間を介して凝縮水が矢印Y72のように下方に速やかに落下する。
(第7実施形態の作用効果)
この構成によれば、送風ダクト6の中を矢印Y73のように流れる冷却媒体5の流れの中にセグメント状放熱部4sが千鳥状に配列されているため、一つのセグメント状放熱部4sからの放熱が隣の他のセグメント状放熱部4sに干渉しにくい。そのため、放熱性能が良くなる。特に、セグメント状放熱部4sの周囲を冷却媒体5が複雑に流れて効率よく放熱板4を冷却することができる。なお、セグメント状放熱部4sは、平面部4hの一部が部分的に欠落して構成され、平面部4hの一部である。
(他の実施形態)
この明細書の開示は、例示された実施形態に制限されない。開示は、例示された実施形態と、それらに基づく当業者による変形態様を包含する。例えば、開示は、実施形態において示された部品、要素の組み合わせに限定されず、種々変形して実施することが可能である。開示は、多様な組み合わせによって実施可能である。開示は、実施形態に追加可能な追加的な部分をもつことができる。開示は、実施形態の部品、要素が省略されたものを包含する。開示は、ひとつの実施形態と他の実施形態との間における部品、要素の置き換え、又は組み合わせを包含する。開示される技術的範囲は、実施形態の記載に限定されない。開示される技術的範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、更に特許請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含むものと解されるべきである。
前述の実施形態において、単電池1は、ラミネートタイプのものを示したが角型缶タイプであっても良い。また単電池1の種類はリチウム電池に限らない。また集熱板2は枠体3を貫通しているが、枠体3に固定されていればよく圧接される必要はない。集熱板2を構成する材料は銅、アルミニウムに限らない。例えば熱伝導率の優れた炭素繊維が混入された樹脂等でも良い。この場合は、成型できるため、放熱板4の曲げ形状が任意に構成しやすい。
放熱板4は、冷却媒体5との熱交換が充分行われるように広がっていれば良く、曲げ形状は、折り曲げ加工、成型加工の他、溶接にて接合されていても良い。また、放熱板4の材質と集熱板2の材質を変えても良い。
電池パック100の用途は自動車用に限らない。家庭用又はビル用の二次電池に使用しても良い。冷却媒体5は、空気に限らず、液体でも良い。また冷却媒体5の流れを引き起こすブロワは、送風ダクト6の外部にあっても内部にあっても良い。送風ダクト6は、金属製であっても良く、表面にダクトと一体の放熱フィンが形成されていても良い。
図1においては、冷却媒体5となる冷却風が矢印Y11のように流れる送風ダクト6を備えるが、矢印Y11の方向が重力方向となるように送風ダクト6を設置して、自然冷却を促進させる処置をしても良い。また、放熱板4は電池パック100の片側(図1右側)にあるが、両側(左右)に放熱板4を設けても良い。また、枠体の外側に冷却媒体を流したが、枠体で囲まれた内側に冷却媒体を流して放熱板で放熱させても良い。更に集熱板のすべてに放熱板が無くても良い。
1 単電池
2 集熱板
3 枠体
4 放熱板
4h 平面部
5 冷却媒体
6 送風ダクト
40 放熱フィン
40a 第1フィン
40b 第2フィン

Claims (11)

  1. 複数の積層された単電池(1)と、
    積層された前記単電池を積層方向に対して直角な方向について両側から囲む枠体(3)と、
    積層された前記単電池の相互間に設けられ前記枠体に向かって延在する集熱板(2)と、
    前記集熱板の先端側に設けられ、冷却媒体(5)によって冷却される放熱板(4)と、を備え、
    前記集熱板は、複数の板材を積層して構成され、
    前記放熱板は前記板材と連続して一体に形成され、前記集熱板の延在方向に対して交差するように延在する平面部(4h)を有する電池パック。
  2. 複数の積層された単電池(1)と、
    積層された前記単電池を積層方向に対して直角な方向について両側から囲む枠体(3)と、
    積層された前記単電池の相互間に設けられ前記枠体に向かって延在する集熱板(2)と、
    前記集熱板の先端側に設けられ、冷却媒体(5)によって冷却される放熱板(4)と、を備え、
    前記集熱板は、複数の板材を積層して構成され、
    前記放熱板は前記板材に対して前記積層方向に接合されて、前記集熱板の延在方向に対して交差するように延在する平面部(4h)を有する電池パック。
  3. 前記平面部は、前記冷却媒体の流動によって冷却される請求項1又は2に記載の電池パック。
  4. 前記平面部は、前記枠体に固定され内部に前記冷却媒体が流れる送風ダクト(6)の中に設けられている請求項3に記載の電池パック。
  5. 前記放熱板は、前記冷却媒体の流れに沿って前記平面部が延在する放熱フィン(40)を有し、
    前記放熱フィンは、前記冷却媒体の流れの上流側よりも下流側の方が、放熱性能が向上するように、前記平面部の表面が加工されている請求項3又は4に記載の電池パック。
  6. 前記平面部は、前記冷却媒体の流れの前記上流側が、滑らかな表面を持つ第1フィン(40a)を含み、前記冷却媒体の流れの前記下流側が、前記第1フィンよりも凹凸の多い第2フィン(40b)を含んでいる請求項5に記載の電池パック。
  7. 前記放熱板が有する複数の前記平面部は、板厚が互いに異なり、前記単電池から離れている部分が、前記単電池に近い部分よりも前記板厚が厚くなっている請求項1ないし6のいずれか一項に記載の電池パック。
  8. 前記放熱板は複数の前記平面部を有し、前記放熱板は、前記単電池から離れている部分が、前記単電池に近い部分よりも単位面積当たりの前記平面部の枚数が多く構成されている請求項1ないし6のいずれか一項に記載の電池パック。
  9. 前記放熱板は、前記集熱板が有する複数の前記板材よりも枚数が多い前記平面部を有する請求項1ないし8のいずれか一項に記載の電池パック。
  10. 前記集熱板は、可撓性を有し、前記単電池の形状変化又は位置ずれに応じて前記可撓性によって曲げられている請求項1ないし9のいずれか一項に記載の電池パック。
  11. 前記放熱板には、前記平面部が存在するセグメント状放熱部(4s)と前記平面部が存在しない部分とが交互に並んでおり、
    積層される複数の前記放熱板における前記セグメント状放熱部は、千鳥状に配列されている請求項1ないし9のいずれか一項に記載の電池パック。
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