JP2017122473A - ローラチェーン - Google Patents
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Description
上記課題を解決するローラチェーンは、互いに対向して離れて配置される一対の内リンクプレートと、前記一対の内リンクプレートに両端部がそれぞれ接合される筒状のブシュと、前記ブシュに回転可能に挿入されるピンと、前記ブシュが挿入されて前記ブシュによって回転可能に支持される筒状のローラと、前記一対の内リンクプレートを外側から挟むように配置されて前記ピンの両端部がそれぞれ接合される一対の外リンクプレートと、前記内リンクプレートと前記ローラの端面との間に配置されて前記ブシュの外周面と前記ローラの内周面との間に配置された潤滑剤をシールするシール部とを備えたローラチェーンであって、前記シール部は、前記ローラの端面に接触する自己潤滑性を有する合成樹脂によって構成された第1層と、前記第1層及び前記内リンクプレートの両方に面接触する弾性発泡体によって構成された第2層とを備える。
この構成によれば、第2層の弾性により、シール部のローラに対するブシュの軸方向における追随性だけでなく、シール部のローラに対するブシュの軸方向と交差する方向における追随性を発揮することができる。
この構成によれば、第2層を連続気泡発泡体によって構成する場合に比べて、シール部の反発性を高めることができる。
この構成によれば、ローラの一部を一対の内リンクプレート間の領域及び一対の外リンクプレート間の領域からはみ出させることができるので、ローラを走行面上で転動させながら移動させることによって物品を搬送するコンベヤチェーンとして好適に使用することができる。
以下、ローラチェーンの第1実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、ローラチェーン11は、互いに幅方向Yで対向して離れて配置される一対の内リンクプレート12を各々有した複数の内リンク13と、一対の内リンクプレート12を幅方向Yの外側から挟むように配置される一対の外リンクプレート14を各々有した複数の外リンク15とを備えている。
図4に示すように、シール部19は、ローラ18の端面18aに摺動可能に面接触する自己潤滑性を有する合成樹脂によって構成された第1層31と、第1層31におけるローラ18側とは反対側の面及び内リンクプレート12の内側面12aの両方に面接触する弾性発泡体によって構成された第2層32とを備えた二層構造になっている。第1層31及び第2層32は、いずれも円環板状をなしている。本実施形態では第1層31の厚さが第2層32の厚さの半分程度になるように設定されている。
(1)ローラチェーン11において、シール部19は、ローラ18の端面18aに接触する自己潤滑性を有した第1層31と、第1層31及び内リンクプレート12の両方に面接触する弾力性を有した第2層32とを備える。このため、第1層31と第2層32との面接触により、第2層32を従来のOリングで構成する場合に比べて第1層31が第2層32から受ける面圧を低減できるので、第1層31のローラ18に対する接触圧力を従来よりも低く抑えることができる。したがって、第1層31の自己潤滑性も手伝ってローラ18の回転時におけるローラ18と第1層31との摺動抵抗を効果的に低減できるので、第1層31によってローラ18の回転が妨げられることを抑制できる。よって、ブシュ17とローラ18との間に配置した潤滑剤Gをシールしつつ、ローラ18の回転を妨げることを抑制できる。
次に、ローラチェーンの第2実施形態を図面に従って説明する。
この第2実施形態は、上記第1実施形態のローラチェーン11におけるシール部19を図5及び図6に示すシール部40に変更したものであり、その他の点では第1実施形態と同じであるため、同一の部材については同一符号を付すことによって重複した説明は省略する。
(11)ローラチェーン11において、第2層32は、相対的に反発性の低い低反発層41と、相対的に反発性の高い高反発層42とを備え、低反発層41は、第1層31と高反発層42との間に配置されている。このため、低反発層41によって高反発層42を潤滑剤Gから保護しながら、高反発層42の反発力によりシール部40のローラ18に対する追随性をより一層高めることができる。
なお、上記各実施形態は次のように変更してもよい。
・ローラチェーン11において、ローラ18の外径は、内リンクプレート12の高さ及び外リンクプレート14の高さ以下に設定してもよい。
・ローラチェーン11において、シール部19の第2層32は、必ずしもブシュ17を囲む円環状に形成する必要はない。
・ローラチェーン11は、対向する2つのリンクプレートの直列方向Xにおける一端側の幅を他端側の幅よりも狭くなるように湾曲したリンクをブシュ17及びピン20によって回動可能に複数連結した所謂オフセットタイプのチェーンであってもよい。
Claims (5)
- 互いに対向して離れて配置される一対の内リンクプレートと、
前記一対の内リンクプレートに両端部がそれぞれ接合される筒状のブシュと、
前記ブシュに回転可能に挿入されるピンと、
前記ブシュが挿入されて前記ブシュによって回転可能に支持される筒状のローラと、
前記一対の内リンクプレートを外側から挟むように配置されて前記ピンの両端部がそれぞれ接合される一対の外リンクプレートと、
前記内リンクプレートと前記ローラの端面との間に配置されて前記ブシュの外周面と前記ローラの内周面との間に配置された潤滑剤をシールするシール部と
を備えたローラチェーンであって、
前記シール部は、
前記ローラの端面に接触する自己潤滑性を有する合成樹脂によって構成された第1層と、
前記第1層及び前記内リンクプレートの両方に面接触する弾性発泡体によって構成された第2層と
を備えることを特徴とするローラチェーン。 - 前記第2層は、前記ブシュを囲む環状に形成され、その内周面が前記ブシュの外周面に接触していることを特徴とする請求項1に記載のローラチェーン。
- 前記第2層は、相対的に反発性の低い低反発層と、相対的に反発性の高い高反発層とを備え、
前記低反発層は、前記第1層と前記高反発層との間に配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のローラチェーン。 - 前記第2層は、独立気泡発泡体によって構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載のローラチェーン。
- 前記ローラの外径は、前記内リンクプレートの高さ及び前記外リンクプレートの高さよりも大きいことを特徴とする請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載のローラチェーン。
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JP2020158272A (ja) * | 2019-03-27 | 2020-10-01 | 大同工業株式会社 | ローラチェーン |
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- 2016-01-06 JP JP2016001145A patent/JP6216807B2/ja active Active
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JP7389559B2 (ja) | 2019-03-27 | 2023-11-30 | 大同工業株式会社 | ローラチェーン |
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JP6216807B2 (ja) | 2017-10-18 |
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