JP2017121792A - 液体吐出ヘッド及び液体吐出装置 - Google Patents
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Abstract
Description
以下の適用例及び実施形態の液体吐出装置は、インク等の液体をタンクと液体吐出ヘッドの間で循環させる形態のインクジェット記録装置(記録装置)であるが、その他の形態であっても良い。例えば、インクを循環せずに、液体吐出ヘッドの上流側と下流側に2つのタンクを設け、一方のタンクから他方のタンクへインクを流すことで、圧力室内のインクを流動させる形態であっても良い。
また以下の適用例及び実施形態の液体吐出ヘッドは、被記録媒体の幅に対応した長さを有する、所謂ライン型ヘッドであるが、被記録媒体に対してスキャンを行いながら記録を行う、所謂シリアル型の液体吐出ヘッドにも本発明を適用できる。シリアル型の液体吐出ヘッドとしては、例えばブラックインク用及びカラーインク用記録素子基板を各1つずつ搭載する構成が挙げられる。ただし、これに限らず、数個の記録素子基板を、吐出口列方向に吐出口をオーバーラップさせるように配置した、被記録媒体の幅よりも短い、短尺のラインヘッドを作成し、それを被記録媒体に対してスキャンさせる形態のものであっても良い。
(インクジェット記録装置の説明)
本発明の、液体吐出装置、特にインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置1000(以下、記録装置とも称する)の概略構成を図1に示す。記録装置1000は、被記録媒体2を搬送する搬送部1と、被記録媒体の搬送方向と略直交して配置されるライン型の液体吐出ヘッド3とを備え、複数の被記録媒体2を連続的もしくは間欠的に搬送しながら1パスで連続記録を行うライン型記録装置である。被記録媒体2はカット紙に限らず、連続したロール紙であってもよい。液体吐出ヘッド3はCMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)インクによるフルカラー印刷が可能であり、後述するように液体を液体吐出ヘッドへ供給する供給路である液体供給手段、メインタンク、及びバッファタンク(図2)が流体的に接続される。また、液体吐出ヘッド3には、液体吐出ヘッド3へ電力及び吐出制御信号を伝送する電気制御部が電気的に接続される。吐出ヘッド3内における液体経路及び電気信号経路については後述する。
図2は、本適用例の記録装置に適用される循環経路の一形態である第1の循環経路を示す模式図である。液体吐出ヘッド3を、第1循環ポンプ(高圧側)1001、第1循環ポンプ(低圧側)1002、及びバッファタンク1003等に流体的に接続した状態が示されている。なお図2では、説明を簡略化するためにCMYKインクのうちの一色のインクが流動する経路のみを示しているが、実際には4色分の循環経路が、液体吐出ヘッド3及び記録装置本体に設けられる。メインタンク1006と接続される、サブタンクとしてのバッファタンク1003は、タンク内部と外部とを連通する大気連通口(不図示)を有し、インク中の気泡を外部に排出することが可能である。バッファタンク1003は、補充ポンプ1005とも接続されている。補充ポンプ1005は、インク吐出による記録や吸引回復等、液体吐出ヘッドの吐出口からインクを吐出(排出)することによって液体吐出ヘッド3で液体が消費された際に、消費された分のインクをメインタンク1006からバッファタンク1003へ移送する。
図3は、本適用例の記録装置に適用される循環経路のうち、上述した第1の循環経路とは異なる循環形態である第2の循環経路を示す模式図である。前述の第1の循環経路との主な相違点は以下の通りである。負圧制御ユニット230を構成する2つの圧力調整機構が共に、負圧制御ユニット230よりも上流側の圧力を、所望の設定圧を中心として一定範囲内の変動に制御する機構(所謂「背圧レギュレーター」と同作用の機構部品)である。また、第2循環ポンプ1004が、負圧制御ユニット230の下流側を減圧する負圧源として作用するものである。そして、第1循環ポンプ(高圧側)1001及び第1循環ポンプ(低圧側)1002が液体吐出ヘッドの上流側に配置され、負圧制御ユニット230が液体吐出ヘッドの下流側に配置されている。
第1の適用例に係る液体吐出ヘッド3の構成について説明する。図4(a)及び図4(b)は本適用例に係る液体吐出ヘッド3の斜視図である。液体吐出ヘッド3は、1つでC/M/Y/Kの4色のインクを吐出可能な記録素子基板10を直線上に15個配列(インラインに配置)したライン型の液体吐出ヘッドである。図4(a)に示すように、液体吐出ヘッド3は、各記録素子基板10と、フレキシブル配線基板40及び電気配線基板90を介して電気的に接続された信号入力端子91と電力供給端子92とを備えている。信号入力端子91及び電力供給端子92は記録装置1000の制御部と電気的に接続され、それぞれ、吐出駆動信号及び吐出に必要な電力を記録素子基板10に供給する。電気配線基板90内の電気回路によって配線を集約することで、信号出力端子91及び電力供給端子92の数を記録素子基板10の数に比べて少なくできる。これにより、記録装置1000に対して液体吐出ヘッド3を組み付ける時又は液体吐出ヘッドの交換時に取り外しが必要な電気接続部の数が少なくて済む。図4(b)に示すように、液体吐出ヘッド3の両端部に設けられた液体接続部111は、記録装置1000の液体供給系と接続される。これによりCMYK4色のインクが記録装置1000の供給系から液体吐出ヘッド3に供給され、また液体吐出ヘッド3内を通ったインクが記録装置1000の供給系へ回収されるようになっている。このように各色のインクは、記録装置1000の経路と液体吐出ヘッド3の経路を介して循環可能である。
図9(a)に1つの吐出モジュール200の斜視図を、図9(b)にその分解図を示す。吐出モジュール200の製造方法としては、まず記録素子基板10及びフレキシブル配線基板40を、予め液体連通口31が設けられた支持部材30上に接着する。その後、記録素子基板10上の端子16と、フレキシブル配線基板40上の端子41とをワイヤーボンディングによって電気接続し、その後にワイヤーボンディング部(電気接続部)を封止材110で覆って封止する。フレキシブル配線基板40の記録素子基板10と反対側の端子42は、電気配線基板90の接続端子93(図5参照)と電気接続される。支持部材30は、記録素子基板10を支持する支持体であるとともに、記録素子基板10と流路部材210とを流体的に連通させる流路部材である為、平面度が高く、また十分に高い信頼性をもって記録素子基板と接合できるものが好ましい。材質としては例えばアルミナや樹脂材料が好ましい。
本適用例における記録素子基板10の構成について説明する。図10(a)は液体吐出ヘッドの記録素子基板10の吐出口13が形成される側の面の平面図を示し、図10(b)は図10(a)のAで示した部分の拡大図を示し、図10(c)は図10(a)の底面図を示す。図10(a)に示すように、記録素子基板10の吐出口形成部材12に、各インク色に対応する4列の吐出口列が形成されている。なお、以後、複数の吐出口13が配列された吐出口列が延びる方向を「吐出口列方向」と呼ぶ。
図12は、隣り合う2つの吐出モジュールにおける、記録素子基板の隣接部を部分的に拡大して示す平面図である。図10に示すように、本適用例では略平行四辺形の記録素子基板を用いている。図12に示すように、各記録素子基板10における吐出口13が配列された各吐出口列14a〜14dは、被記録媒体の搬送方向に対し一定角度傾くように配置されている。それによって記録素子基板10同士の隣接部における吐出口列は、少なくとも1つの吐出口が被記録媒体の搬送方向にオーバーラップするようになっている。図12では、D線上の2つの吐出口が互いにオーバーラップ関係にある。このような配置によって、仮に記録素子基板10の位置が所定位置から多少ずれた場合でも、オーバーラップする吐出口の駆動制御によって、記録画像の黒スジや白抜けを目立たなくするようにすることができる。複数の記録素子基板10を、千鳥配置ではなく直線上(インライン)に配置した場合も、図12の構成により、液体吐出ヘッド10の被記録媒体の搬送方向の長さの増大を抑えつつ、記録素子基板10同士のつなぎ部における黒スジや白抜けを抑えることが出来る。なお、本適用例では記録素子基板の主平面は平行四辺形であるが、本発明はこれに限るものではなく、例えば長方形、台形、その他形状の記録素子基板を用いた場合でも、本発明の構成を好ましく適用することができる。
本発明の第2の適用例によるインクジェット記録装置1000及び液体吐出ヘッド3の構成を説明する。なお以降の説明においては、主として第1の適用例と異なる部分のみを説明し、第1の適用例と同様の部分については説明を省略する。
(インクジェット記録装置の説明)
本発明の第2の適用例によるインクジェット記録装置では、第1の適用例と同様に、各液体吐出ヘッド3に対して、記録装置1000の供給系、バッファタンク1003、及びメインタンク1006(図2)が流体的に接続されている。また、それぞれの液体吐出ヘッド3には、液体吐出ヘッド3へ電力及び吐出制御信号を伝送する電気制御部が電気的に接続されている。
第1の適用例と同様に、記録装置1000と液体吐出ヘッド3の間の液体循環経路としては、図2又は図3に示した第1及び第2の循環経路を用いることができる。
本発明の第2の適用例に係る液体吐出ヘッド3の構造について説明する。図13(a)及び13(b)は本適用例に係る液体吐出ヘッド3の斜視図である。液体吐出ヘッド3は液体吐出ヘッド3の長手方向に直線上に配列される16個の記録素子基板10を備えたインクジェット式のライン型記録ヘッドである。液体吐出ヘッド3は、第1の適用例と同様に、液体接続部111、信号入力端子91、及び電力供給端子92を備えている。しかしながら本適用例の液体吐出ヘッド3は、第1の適用例に比べて吐出口列が多いため、液体吐出ヘッド3の両側に信号出力端子91及び電力供給端子92が配置されている。これは記録素子基板10に設けられる配線部で生じる電圧低下や信号伝送遅れの低減のためである。
図18(a)に、1つの吐出モジュール200の斜視図を、図18(b)にその分解図を示す。第1の適用例と異なり、記録素子基板10の複数の吐出口列方向に沿った両辺部(記録素子基板10の各長辺部)に複数の端子16がそれぞれ配置され、それらに電気接続されるフレキシブル配線基板40も、1つの記録素子基板10に対して2枚配置される。これは、記録素子基板10に設けられる吐出口列数が例えば20列であり、第1の適用例の8列よりも大幅に増加しているためである。即ち、端子16から、吐出口列に対応して設けられる記録素子15までの最大距離を短く抑制して、記録素子基板10内の配線部で生じる電圧低下や信号伝送遅れを低減することを目的としている。また支持部材30の液体連通口31は、記録素子基板10に設けられた全吐出口列に跨がって開口している。その他の点は、第1の適用例と同様である。
図19(a)は記録素子基板10の吐出口13が配される側の面の模式図、図19(c)は図19(a)の面の裏面を示す模式図である。図19(b)は、図19(c)において記録素子基板10の裏面側に設けられている蓋部材20を除去した状態の記録素子基板10の面を示す模式図である。図19(b)に示すように、記録素子基板10の裏面には吐出口列方向に沿って、液体供給路18と液体回収路19とが交互に設けられている。吐出口列数は第1の適用例よりも大幅に増加しているものの、第1の適用例との本質的な差異は、前述のように端子16が記録素子基板の吐出口列方向に沿った両辺部に配置されていることである。各吐出口列毎に一組の液体供給路18と液体回収路19が設けられていること、蓋部材20に、支持部材30の液体連通口31と連通する開口21が設けられていることなど、基本的な構成は第1の適用例と同様である。
以下、本発明の液体吐出ヘッドの第1の実施形態について、添付の図20〜図24を用いて説明する。
(記録装置全体の構成)
本発明を適用可能な液体吐出装置の一例である記録装置1000は、図1に示す構成と同様に、被記録媒体の一度の移動で画像を記録するワンパスタイプで、被記録媒体の全幅に対応する領域全体に亘って吐出口が配列されたフルライン型の記録装置である。被記録媒体2は搬送部1によって矢印Aの方向に搬送され、液体吐出ヘッド3によって記録が行われる。
図20は、本実施形態の液体吐出ヘッド3の模式図である。この液体吐出ヘッド3はヘッド本体(例えば筐体80)に複数の記録素子基板10が互いに隣接して配置された構成である。液体のインクが、各色のインクタンク(不図示)からヘッド本体の共通供給口(不図示)を介して記録素子基板10に供給される。液体吐出基板10に供給されたインクは内部の流路(不図示)を通過し、吐出口13から吐出され被記録媒体2に付着する。また、ヘッド本体には吐出口13から液体を吐出させるために必要な電力や信号を供給するための電気配線基板90が配置されており、各々の記録素子基板10と配線8で接続されている。記録素子基板10と配線8の接続部は、ワイヤーボンディング技術により接続され、接続部の保護のため、封止剤9により被覆されている。本実施形態において、封止剤9は、接続部の保護に加えて、吐出口形成部材(オリフィスプレート)12の表面についたインクの流動を防止するなど、ほかの用途にも有用である。
本発明の液体吐出ヘッドは図20の例を含む任意の形態で実施可能であり、その他の形態についても除外されないことは言うまでもない。
図21は、本実施形態の記録素子基板10の模式図である。図21(a)は記録素子基板10の平面図、図21(b)は図21(a)のB−B’線断面図を示している。
本実施形態の記録素子基板10は、図21(b)に示すように基板11上に吐出口形成部材12が接合された構成であり、吐出口形成部材12には複数の吐出口13が配置されている。複数の吐出口13が1列に並んで吐出口列14を形成しており、複数の吐出口列14が吐出口列群121〜124を形成している。図21に示すように、本実施形態では被記録媒体2の搬送方向Aの最上流側に吐出口列群121が配置され、下流側に向かって吐出口列群122、123、124の順序で並んで配置されている。本実施形態においては、黄色(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、黒(K)の4色のインクを使用した。この4色の明度は、Yの明度が最も高く、以下、M、C、Kの順に徐々に明度が低くなる。ここで、本実施形態における明度とは、均等色空間における明るさを表す値を意味し、例えば、L*a*b*表色系色空間やL*C*h表色系色空間におけるL*値を意味する。本実施形態において、吐出口列群121はKインク、吐出口列群122はYインク、吐出口列群123はCインク、吐出口列群124はMインクをそれぞれ吐出する。
図22は液体吐出ヘッドからインクが吐出される状態を示す模式図である。図22(a)は突起部が存在しない液体吐出ヘッドからの液体吐出状態、図22(b)はその印字結果の模式図、図22(c)は封止剤からなる突起部が存在する本実施形態の液体吐出状態を示している。説明の便宜上、吐出口列群121の1列の吐出口列のみから液体を吐出した状態を図示している。従来は、インク液滴4が吐出すると、被記録媒体の搬送方向Aの上流側の領域においてインク液滴4は周囲の空気を引きずりながら、被記録媒体2に向かって飛翔する。この引きずられた空気により、インク液滴4の吐出する方向に空気の流れF1が引き起こされ、この流れは紙面にぶつかり巻き上がる流れF2を生じる。その結果、液体吐出ヘッド3と被記録媒体2との間の領域で巻くような流れF3を生じ、渦V1が生成される。この渦V1により、吐出したインクの周囲の気流が乱され、着弾位置が理想位置からずれる。この現象を「気流ヨレ」と呼ぶ。気流ヨレを生じた結果、図22(b)に示すように印字結果にムラを生じ、印字品質の低下につながる。この気流ヨレによる印字結果のムラは、明度の低いインクほど視認しやすく、明度の高いインクと比較して印字品質の低下の度合いが大きい。
一方、本実施形態の構成(図22(c))においては、被記録媒体の搬送方向Aの上流側に封止剤9からなる突起部が配置されている。この構成では、巻き上がった流れF2が封止剤9からなる突起部に衝突することで渦V1の発達を抑制して気流ヨレを低減させることができる。この渦V1の発達を抑制する効果は、吐出口列14と封止剤9からなる突起部との距離が近いほど大きい。本実施形態では明度の最も低い黒(K)インクの吐出口列群121を封止剤9からなる突起部に近づけることで、視認しやすいインクの気流ヨレを抑制し、印字品質の低下を低減することができる。
なお、本実施形態においては、突起部として封止剤9を用いているが、吐出口形成部材12の一部が突起状になっている突起部など、同じ効果が得られる他の種類の突起部を設けてもよい。
図23は、封止剤からなる突起部の記録素子基板上の好適な配置を説明する模式図である。図23(a)は封止剤からなる突起部が存在しない場合の液体吐出状態、図23(b)は本実施形態の封止剤からなる突起部が存在する記録素子基板の平面図、図23(c)はその液体吐出状態を示している。
図23(b)に示す封止剤9からなる突起部は、吐出口からのインク液滴4の吐出により渦が形成される領域に配置されることが望ましい。そして、突起部が吐出口列14と吐出口列方向において重なるように、突起部の吐出口列方向の長さLは少なくとも吐出口列14の長さ以上であることが望ましい。しかし、突起部が吐出口列14の一部のみに重なるように配置されていても、その部分には気流ヨレを軽減する効果があるため、長さLは吐出口列14の長さより小さくてもよい。
図23(c)に示すように、この逆向きの渦V2を封止剤9等からなる突起部で抑制することも、総循環一定の定理によりインク液滴4による渦V1を抑制することと同じ効果がある。つまり、吐出口列群121から封止剤9からなる突起部までの距離Dは、記録素子基板10から被記録媒体2までの距離Sの2倍以内が望ましい。本実施形態においては、一例として距離Sが1.3mmで距離Dは1.7mmである。
以下、本発明の液体吐出ヘッドの第2の実施形態について、添付の図24を用いて説明する。第2の実施形態は第1の実施形態の変形例であると言える。図24は記録素子基板の平面図である。
第1の実施形態では、吐出口群121はKインク、吐出口列群122はYインク、吐出口列群123はCインク、吐出口列群124はMインクを吐出していた。封止剤9による気流ヨレの軽減効果は、封止剤9からなる突起部から離れるほど弱くなる。第1の実施形態において、明度が最も低いKインクに関しては他のインクよりも気流ヨレが軽減できるものの、次に明度の低いCインクは最も明度の高いYインクより気流ヨレの軽減が見込めず、印字品質が低下してしまう。本実施形態では、吐出口列群121はKインク、吐出口列群122はCインク、吐出口列群123はMインク、吐出口列群124はYインクを吐出する。
上記の配置にすることで、明度が低いインクを吐出する吐出口列群ほど、封止剤からなる突起部に近くなり、気流ヨレ軽減の効果が見込める。結果として視認しやすいインクほど着弾位置のずれが抑えられ、全体として印字品質の低下を低減することができる。
以下、本発明の液体吐出ヘッドの第3の実施形態について、添付の図25を用いて説明する。第3の実施形態は第1〜2の実施形態の変形例であると言える。図25(a)は液体吐出ヘッドの模式図、図25(b)は液体吐出基板と封止剤からなる突起部を示した平面図である。
第1及び第2の適用例では、記録素子基板10は長方形の平面形状を有していたが、本実施形態では、角部が直角でない平行四辺形の平面形状を有している。このような形態においても、封止剤9からなる突起部による効果が期待できる。なお、この場合、各吐出口列14が、吐出口列方向にずれて配置されるため、全ての吐出口13と重なるような封止剤9からなる突起部の配置は困難である。そこで、封止剤9からなる突起部に最も近い吐出口列群121が吐出口列方向において封止剤9からなる突起部と重なる領域が、他の吐出口列群122〜124と封止剤9からなる突起部とが重なる領域よりも大きくなるように封止剤9を配置している。最も視認しやすい明度の低いインクを吐出する吐出口列群121を、最も気流ヨレ抑制効果のある封止剤9からなる突起部の直近の位置に配置し、かつ封止剤9からなる突起部が吐出口列群121と重なる領域をなるべく大きくする。それにより、記録素子基板10全体の気流ヨレ抑制効果に関して最適な配置になる。なお、封止剤9からなる突起部が吐出口列群121の全ての領域と重なるように配置されることが望ましい。しかし、突起部が吐出口列14の一部のみに重なるように配置されていても、その部分には気流ヨレを軽減する効果があるため、長さLは吐出口列14の一部のみと重なる大きさであってもよい。また、記録素子基板10の強度確保や、配線などの実装領域の確保のため、記録素子基板5の端部からある程度の間隔以下の範囲には吐出口を構成できない領域が発生することがある。この場合、記録素子基板10を被記録媒体2の搬送方向Aに対して直交する方向に1列に並べてしまうと、液体吐出ヘッド3の長手方向において吐出口13が配置されない領域が生じ、印字品質が低下する。それを防ぐため、記録素子基板10を被記録媒体2の搬送方向Aに対して傾けて配置することで、隣り合う記録素子基板10において同明度のインクを吐出する吐出口13がオーバーラップするように配置することがある。この場合、封止剤9からなる突起部が被記録媒体の搬送方向に対し斜めに配置されるが、この場合においても気流ヨレ抑制の効果は期待できる。
以下、本発明の液体吐出ヘッドの第4の実施形態について、添付の図26を用いて説明する。第4の実施形態は第1〜3の実施形態の変形例であると言える。図26(a)は長方形形状の記録素子基板を有する液体吐出ヘッドの模式図、図26(b)は角部が直角でない平行四辺形形状の記録素子基板を有する液体吐出ヘッドの模式図である。
第1〜3の実施形態では、封止剤9からなる突起部を、各記録素子基板10の吐出口列14に対応してそれぞれ配置することで気流ヨレの軽減に十分な効果が得られる。ただし、各封止剤9の間の領域には封止剤9が存在する領域とは異なる流れが生じ、それによる気流の乱れで、主に封止剤9の端部付近の吐出口13から吐出したインク液滴4の着弾位置にずれが生じる虞がある。
本実施形態では、液体吐出ヘッド3に含まれている全ての記録素子基板10にまたがるように、すなわち、液体吐出ヘッドに配置された全ての記録素子基板の全ての吐出口と重なるように、吐出口列方向に連続して封止剤9からなる突起部が形成されている。これにより、液体吐出ヘッド3全体において均一な気流を形成し、インク液滴4の吐出による気流ヨレを軽減できるため、さらに印字品質の低下を低減することができる。
以下、本発明の液体吐出ヘッドの第5の実施形態について、添付の図27を用いて説明する。第5の実施形態は第1〜4の実施形態の変形例であると言える。図27は本実施形態における液体吐出ヘッドの模式図である。
第1〜4の実施形態では、複数の記録素子基板10がヘッドの長手方向に一列に並んで配置されていた。本実施形態では、複数の記録素子基板10が千鳥状に配置されている。記録素子基板10の強度確保や、配線などの実装領域の確保のため、記録素子基板10の端からある程度の距離の範囲には吐出口を配置できない領域が発生することがある。この場合、記録素子基板10を一列に並べてしまうと液体吐出ヘッド3の長手方向において吐出口13が配置されない領域が生じ、印字品質が低下する。これを回避するため、千鳥状に記録素子基板10を配置し、吐出口13を均等間隔で配置する方法が知られている。このような記録素子基板の配置においても、封止剤9からなる突起部による気流ヨレの軽減効果が期待できる。
以下、本発明の液体吐出ヘッドの第6の実施形態について、添付の図28を用いて説明する。第6の実施形態は第1〜5の実施形態の変形例であると言える。図28(a)は記録素子基板の平面図である。図28(b)は吐出口列の下流側にも封止剤からなる突起部が有り、その突出高さが吐出口列の上流側の封止剤からなる突起部の突出高さと同じ場合のインク吐出状態を示した模式図である。図28(c)は下流側の封止剤からなる突起部の突出高さが上流側の封止剤からなる突起部の突出高さよりも低い場合のインク吐出状態を示した模式図である。なお、図面の煩雑化を避けるため、図28(b)及び図28(c)において、インク液滴4が図示省略されているが、これらの図面に記載した状態においてもインク吐出が行われている。
3 液体吐出ヘッド
9、9a 封止剤(突起部)
10 記録素子基板
13 吐出口
14 吐出口列
1000 液体吐出装置
Claims (13)
- 被記録媒体に向かって液体を吐出する複数の吐出口からなる吐出口列が、吐出する前記液体の色ごとに形成されている液体吐出ヘッドにおいて、
吐出口形成面の、前記被記録媒体の搬送方向において全ての前記吐出口列よりも上流側の位置に突起部が設けられており、
前記液体吐出ヘッドから吐出する液体のうち最も明度が低い液体を吐出する複数の前記吐出口からなる前記吐出口列が、前記吐出口形成面の、前記突起部に最も近い位置に配置されていることを特徴とする液体吐出ヘッド。 - 複数の前記吐出口が、前記被記録媒体の全幅に対応する領域全体に亘って配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
- 複数の前記吐出口列は、前記吐出口から吐出する液体の明度が低いほど、前記吐出口形成面の、前記被記録媒体の搬送方向において前記突起部に近い位置に配置されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記突起部と、前記突起部に最も近い位置にある前記吐出口列との間の距離が、前記吐出口形成面から前記被記録媒体までの距離の2倍以内であることを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記吐出口形成面を有する複数の記録素子基板が、前記被記録媒体の搬送方向に直交する方向に一列に並んで配置されていることを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記記録素子基板が、角度が直角でない平行四辺形の平面形状を有することを特徴とする、請求項5に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記突起部に最も近い前記吐出口列が、前記複数の吐出口が配列された方向である吐出口列方向において前記突起部と重なる領域が、他の前記吐出口列が前記吐出口列方向において前記突起部と重なる領域よりも大きいことを特徴とする、請求項6に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記突起部が、前記複数の吐出口が配列された方向である吐出口列方向において、全ての前記吐出口と重なるように連続して形成されていることを特徴とする、請求項1から7のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記突起部が、前記液体吐出ヘッドの電気的な接続部を被覆するための封止剤からなることを特徴とする、請求項1から8のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記被記録媒体の搬送方向において全ての前記吐出口列よりも上流側にのみ前記突起部が配置されていることを特徴とする、請求項1から9のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記被記録媒体の搬送方向において全ての前記吐出口列よりも下流側に別の突起部が配置されており、前記下流側に配置された前記別の突起部の前記吐出口形成面からの突出高さが、前記上流側に配置された前記突起部の前記吐出口形成面からの突出高さよりも低いことを特徴とする、請求項1から9のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記被記録媒体の一度の移動で該被記録媒体に対して画像を記録するワンパスタイプであることを特徴とする、請求項1から11のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
- 請求項1から12のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッドと、前記被記録媒体を前記搬送方向に搬送する搬送部と、を含む液体吐出装置。
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