JP2017121054A - 画像読取装置、画像読取方法及び画像形成プログラム - Google Patents

画像読取装置、画像読取方法及び画像形成プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】多機能化と操作性の向上を両立させる技術を提供する。
【解決手段】 ネットワークを介して記憶装置に接続可能な画像読取装置は、画像読み取りによって生成されるスキャンデータを記憶装置に記憶するためのジョブの内容を格納するデータファイルであるスキャンジョブチケットを受信するスキャンジョブチケット受信部と、ジョブの内容に基づいてスキャンデータを送信するためのデータファイルであるスキャン送信チケットを生成するスキャン送信チケット生成部と、スキャンジョブチケットの受信に応じてスキャン送信チケットが有する認証情報に基づいてスキャンジョブチケットを認証する認証部とを備える。スキャンデータは、認証に応じて、スキャンデータをジョブの内容に基づいて記憶装置に格納される。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像読取装置、画像読取方法及び画像形成プログラムに関し、特にスキャンして生成されるスキャンデータをネットワーク上の指定領域に格納する技術に関する。
画像形成装置(たとえばプリンター、多機能プリンター、又は複合機(Multifunction Peripheral))では、取得したスキャンデータをネットワークに接続されている格納領域に送信する機能が提案されている。具体的には、たとえばファックスで受信したスキャンデータの取り扱いにおいて、受信したスキャンデータを複数のフォルダに振り分けて格納するための設定を簡単に行う技術が提案されている(特許文献1)。一方、アドレス帳データを参照して、ファクシミリ、電子メール、ファイル転送などの宛先を特定し、その宛先に各種データを送信する方法において、短時間で複数のユーザーの複数の属性情報を一括して登録及び取得する技術も提案されている(特許文献2)。
特開2014−192621号公報 特開2010−28508号公報
しかし、画像形成装置の多機能化によって画像形成装置の操作が煩雑になるという問題が生じていた。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、多機能化と操作性の向上を両立させる技術を提供することを目的とする。
本発明は、ネットワークを介して記憶装置に接続可能な画像読取装置を提供する。前記画像読取装置は、画像読み取りによって生成されるスキャンデータを前記記憶装置に記憶するためのジョブの内容を格納するデータファイルであるスキャンジョブチケットを受信するスキャンジョブチケット受信部と、前記ジョブの内容に基づいて前記スキャンデータを送信するためのデータファイルであるスキャン送信チケットを生成するスキャン送信チケット生成部と、前記スキャンジョブチケットの受信に応じて前記スキャン送信チケットが有する認証情報に基づいて前記スキャンジョブチケットを認証する認証部とを備え、前記スキャンデータは、前記認証に応じて、前記スキャンデータを前記ジョブの内容に基づいて前記記憶装置に格納される。
本発明の画像読取システムは、前記画像形成装置と、端末とを備え、前記端末は、前記スキャンジョブチケットを生成するスキャンジョブチケット生成部と、前記スキャンジョブチケットを前記端末から前記画像読取装置に送信するスキャンジョブチケット送信部とを有する。
本発明の画像読取方法は、端末において、画像読み取りによって生成されるスキャンデータを記憶装置に記憶するためのジョブの内容を格納するデータファイルであるスキャンジョブチケットを生成する工程と、画像読取装置において、前記ジョブの内容に基づいて前記スキャンデータを送信するためのデータファイルであるスキャン送信チケットを生成する工程と、前記スキャンジョブチケットを前記端末から画像読取装置に送信する工程と、前記画像読取装置において、前記スキャンジョブチケットの受信に応じて前記スキャン送信チケットが有する認証情報に基づいて前記スキャンジョブチケットを認証する工程と、前記認証に応じて、前記スキャンデータを前記ジョブの内容に基づいて前記記憶装置に格納する工程とを備える。
本発明は、ネットワークを介して記憶装置に接続可能な画像読取装置を制御するための画像読取プログラムを提供する。前記画像読取プログラムは、画像読み取りによって生成されるスキャンデータを前記記憶装置に記憶するためのジョブの内容を格納するデータファイルであるスキャンジョブチケットを受信するスキャンジョブチケット受信部、前記ジョブの内容に基づいて前記スキャンデータを送信するためのデータファイルであるスキャン送信チケットを生成するスキャン送信チケット生成部、及び前記スキャンジョブチケットの受信に応じて前記スキャン送信チケットが有する認証情報に基づいて前記スキャンジョブチケットを認証する認証部として前記画像読取装置を機能させ、前記スキャンデータは、前記認証に応じて、前記スキャンデータを前記ジョブの内容に基づいて前記記憶装置に格納される。
本発明によれば、多機能化と操作性の向上を両立させる技術を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る画像形成システム10の機能構成を示すブロックダイアグラムである。 第1実施形態に係るスキャンデータ格納処理の内容を示すフローチャートである。 第1実施形態に係るスキャンジョブチケット(SJT)準備処理の内容を示すフローチャートである。 第1実施形態に係るSJT準備処理で使用されるフォルダ選択画面を示す説明図である。 第1実施形態に係るSJT送信処理の内容を示すフローチャートである。 第1実施形態に係るSJT受信処理の内容を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る完了応答受信処理の内容を示すフローチャートである。 第1実施形態に係るスキャン起動処理の内容を示すフローチャートである。 第1実施形態に係るSJ完了処理の内容を示すフローチャートである。 第2実施形態に係るスキャンデータ格納処理の内容を示すフローチャートである。 第2実施形態に係るスキャン送信チケット(SST)準備処理の内容を示すフローチャートである。 第2実施形態に係るSST準備処理で使用されるユーザーインターフェース画面の例を示す説明図である。 第2実施形態に係るSST準備処理で使用されるユーザーインターフェース画面の例を示す説明図である。 第2実施形態に係るSJT準備処理の内容を示すフローチャートである。 第2実施形態に係るスキャンジョブ(SJ)検索処理の内容を示すフローチャートである。 第2実施形態に係るスキャンジョブ(SJ)応答処理の内容を示すフローチャートである。
A.実施形態:
以下、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という)を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る画像形成システム10の機能構成を示すブロックダイアグラムである。画像形成システム10は、複数の画像形成装置100と、複数のパーソナルコンピュータ200とを備えている。複数のパーソナルコンピュータ200は、ネットワーク(この例では、LAN)で複数の画像形成装置100に接続されている。なお、画像形成システム10は、パーソナルコンピュータ200と画像形成装置100とがそれぞれ1台でも構成可能である。
画像形成装置100は、制御部110と、画像形成部120と、操作表示部130と、記憶部140と、通信インターフェース部150と、自動原稿送り装置(ADF)160とを備えている。パーソナルコンピュータ200は、制御部210と、操作表示部230と、記憶部240と、通信インターフェース部250とを備えている。
通信インターフェース部150及び通信インターフェース部250は、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)プロトコル群を使用して通信を行う。
画像形成部120は、原稿から画像を読み取ってスキャンデータを生成する画像読取部121と、印刷設定に従ってスキャンデータを処理する画像処理部122と、処理されたスキャンデータに基づいて印刷媒体上に印刷を行う画像出力部123とを備えている。
画像形成装置100の操作表示部130は、ディスプレイ131と、操作処理部132とを備えている。パーソナルコンピュータ200の操作表示部230は、ディスプレイ231と、操作処理部232とを備えている。ディスプレイ131は、タッチパネルとして機能し、様々なメニューを入力画面として表示する。操作処理部132,232は、タッチパネルとして機能するディスプレイ131や各種ボタンやスイッチ(図示せず)からユーザーの操作入力を受け付ける。
制御部110,210は、RAMやROM等の主記憶手段、及びMPU(Micro Processing Unit)やCPU(Central Processing Unit)等の制御手段を備えている。また、制御部110,210は、各種I/O、USB(ユニバーサル・シリアル・バス)、バス、その他ハードウェア等のインターフェースに関連するコントローラ機能を備え、それぞれ画像形成装置100及びパーソナルコンピュータ200の全体を制御する。
記憶部140,240は、非一時的な記録媒体であるハードディスクドライブやフラッシュメモリー等からなる記憶装置で、それぞれ制御部110,210が実行する処理の制御プログラムやデータを記憶する。記憶部140は、さらに、アドレス帳141と、ボックス用記憶領域142と、ユーザー情報記憶領域143とを備えている。ボックス用記憶領域142には、画像形成装置100の各ユーザーが利用可能な記憶領域が割り当てられている。ユーザー情報記憶領域143には、各ユーザーの認証用パスワードその他の個人情報が格納され、アドレス帳141に記録されているユーザーと紐付けられている。
図2は、第1実施形態に係るスキャンデータ格納処理の内容を示すフローチャートである。本実施形態は、Windows(登録商標)プラットフォーム上で作動するクライアント用アプリケーションの一例として説明される。クライアント用アプリケーションは、Server Message Block(SMB)を使用してスキャンデータ格納処理を実現する。SMBとは、LAN上の複数のパーソナルコンピュータ200でファイル共有や画像形成装置100の共有などを行うためのプロトコルおよび通信サービスである。
クライアント用アプリケーションは、記憶部140,240に格納され、それぞれ制御部110,210によって実行される。パーソナルコンピュータ200及び画像形成装置100は、SMBプロトコルに基づいて、以下のようにPeer to Peer方式の動作をする。
ステップS110では、ユーザーは、パーソナルコンピュータ200においてSJT準備処理を実行する。SJT準備処理は、スキャンジョブチケット(Scan Job Ticket:SJT)を準備する処理である。スキャンジョブチケットは、画像形成装置100でスキャンして生成されたスキャンデータをパーソナルコンピュータ200が有する記憶部240の所定のフォルダに格納するジョブを実行するためのデータファイルとしてのチケットである。
図3は、第1実施形態に係るSJT準備処理の内容を示すフローチャートである。図4は、第1実施形態に係るSJT準備処理で使用されるフォルダ選択画面を示す説明図である。ステップS111では、制御部210は、フォルダ選択処理を実行する。フォルダ選択処理は、スキャンデータを格納すべきフォルダを選択するための処理である。
ステップS112では、制御部210は、画像形成装置選択処理を実行する。画像形成装置選択処理は、スキャンを実行するための画像形成装置100を選択する処理である。制御部210は、画像形成装置100を選択するための図示しない画面を表示して、ユーザーによる選択を可能とする。画像形成装置の選択は、IPアドレスを使用しての選択やWSD(Web Services for Device)設定による選択、画像形成装置の名前での選択といった様々な方法で行うことが可能である。
制御部210は、フォルダを選択するためのユーザーインターフェース画面であるフォルダ選択画面231aをディスプレイ231に表示させる。この例では、フォルダ選択画面231aのウィンドウ231wの中のScandataフォルダが選択されたものとする。制御部210は、Scandataフォルダのパスを取得する。
ステップS113では、制御部210は、スキャンジョブチケット生成部として機能し、SJT生成処理を実行する。SJT生成処理は、スキャンジョブチケットを生成するための処理である。スキャンジョブチケットは、たとえばSimple Object Access Protocol(SOAP)メッセージとして構成することができる。スキャンジョブチケットのSOAPメッセージは、SOAP本体を含むSOAPエンベロープを有するデータファイルである。
SOAP本体には、パーソナルコンピュータ200のホスト名(この例では、yamada_PC)、Scandataフォルダのパス(この例では、c:files:Scandata)、選択されている画像形成装置100、有効時間Pv、スキャン時の各種設定を表す情報及びユーザー情報が含まれる。スキャン時の各種設定には、カラー又はモノクロの選択や解像度の設定、データの種類(jpgやpdf等)の選択といった設定が含まれる。ユーザー情報は、画像形成装置100のアドレス帳141に登録されている情報である。これらの情報は、図示しないユーザーインターフェース画面によって入力される。
有効時間Pvは、有効時間情報とも呼ばれ、たとえば以下のような設定が可能である。
(1)日時範囲設定は、有効時間Pvの始期と終期の日時を設定する方法である。具体的には、日時範囲設定は、たとえば2015年10月10日午後1時00分から同日の午後5時00分とする設定である。
(2)制限時間設定は、有効時間Pvの始期からの制限時間を設定する方法である。具体的には、制限時間設定は、たとえば画像形成装置100によるSJT受信完了時刻t1(後述)を始期として起算され、30分間とする設定である。
なお、この例では、有効時間Pvが制限時間を30分とする制限時間設定であるとして説明する。
ステップS114では、制御部210は、ユーザーの選択に応じてスキャンジョブチケットの送信又は保存(ステップS115)を実行することができる。スキャンジョブチケットの送信先は、本実施形態では、画像形成装置100である。ユーザーは、保存されたスキャンジョブチケットを読み出していつでも使用することができる。
ステップS120(図2参照)では、制御部210は、SJT送信処理を実行する。SJT送信処理は、パーソナルコンピュータ200が画像形成装置100にスキャンジョブチケットを送信し、画像形成装置100によるスキャンジョブチケットの受信を確認するまでの処理である。このように、制御部210及び通信インターフェース部250は、スキャンジョブチケット送信部として機能する。
図5は、第1実施形態に係るSJT送信処理の内容を示すフローチャートである。ステップS121では、制御部210は、ファイル共有機能が作動中であるか否かを確認する。具体的には、制御部210は、Windows(登録商標)プラットフォーム上のファイル共有やプリンター共有の機能等に使用されるサービスであるLanmanServer(LAN Manager Server)が作動中であるか否かを確認する。
制御部210は、LanmanServerが作動中でない場合には、処理をステップS122に進め、LanmanServerが作動中である場合には、処理をステップS124に進める。ステップS122では、制御部210は、LanmanServerを起動させる。
ステップS123では、制御部210は、LanmanServerを起動した旨のフラグを設定する。このフラグは、スキャンジョブチケットによる全ての処理が完了後に元の状態(LanmanServerが非作動状態)に戻すために使用される。
ステップS124では、制御部210は、フォルダ共有設定処理を行う。フォルダ共有設定処理は、特定の相手として画像形成装置100に対してフォルダへの書き込みを許可するための処理である。フォルダ共有設定処理は、Scandataフォルダに対し、たとえばNet Shareコマンドで「/grant」パラメータを使用して行われる。フォルダ共有設定処理は、スキャンジョブチケットに格納されているScandataフォルダを特定するパスを使用して実行される。
ステップS125では、制御部210は、通信インターフェース部250を使用してステップS112で選択された画像形成装置100に接続する。ステップS126では、パーソナルコンピュータ200は、SOAPメッセージとして構成されているスキャンジョブチケットを画像形成装置100に送信する。
ステップS127では、パーソナルコンピュータ200は、画像形成装置100からの完了応答受信処理を実行する。完了応答受信処理は、画像形成装置100がスキャンジョブチケットの受領を完了した旨の通信を受信し、本受信に応じて実行される処理である。ステップS128では、パーソナルコンピュータ200は、受領完了応答の受信に応じて画像形成装置100との通信を切断する。なお、完了応答受信処理の内容の詳細については後述する。
図6は、第1実施形態に係るSJT受信処理の内容を示すフローチャートである。ステップS210では、制御部110は、通信インターフェース部150を使用してSJT受信処理を実行する。SJT受信処理は、SJT送信処理と並行して同時に実行され、画像形成装置100がスキャンジョブチケット(SJT)を受信してユーザーによる入力を受け付ける状態となるまでの処理である。このように、制御部110及び通信インターフェース部150は、スキャンジョブチケット受信部として機能する。
ステップS211では、画像形成装置100は、スキャンジョブチケット(SJT)を受信する。ステップS212では、制御部110は、SJT保存処理を実行する。SJT保存処理は、スキャンジョブチケットに含まれているユーザー情報を使用してアドレス帳141に登録されているユーザーからのジョブであることを確認し、スキャンジョブチケットを保存する処理である。スキャンジョブチケットの保存は、たとえばアドレス帳141や外部のユーザー管理データベースといった画像形成装置100の内外のデータに登録されているユーザー情報と紐付けて記憶部140に格納する処理である。
ステップS213では、制御部110は、SJT受領応答処理を実行する。SJT受領応答処理は、スキャンジョブチケットが画像形成装置100で受領された旨を受領時の時刻t1を表す有効時間情報とともにパーソナルコンピュータ200に返送する処理である。パーソナルコンピュータ200は、SJT受領応答処理に応じて完了応答受信処理(ステップS127)を実行する。
図7は、第1実施形態に係る完了応答受信処理の内容を示すフローチャートである。ステップS1271では、パーソナルコンピュータ200は、画像形成装置100からのSJT受領応答処理による通信メッセージ(たとえばSOAPメッセージ)から受領時刻t1取得を取得する。受領時刻は、SJT受信完了時刻とも呼ばれる。
ステップS1272では、制御部210は、有効期限を確認する。具体的には、スキャンジョブチケットに含まれている有効時間Pvが日時範囲設定と制限時間設定のいずれであるかを決定する。日時範囲設定の場合には、処理がステップS128(図5参照)に進められ、制限時間設定の場合には、処理がステップS1273に進められる。この例では、有効時間Pvが制限時間を30分とする制限時間設定であるとしている。
ステップS1273では、制御部210は、有効期限基準時設定処理を実行する。有効期限基準時設定処理は、スキャンジョブチケットに基づいて有効期限基準時を設定する処理であり、有効時間の始期として有効期限基準時をSJT受信完了時刻t1に設定する。ステップS1274では、制御部210は、有効期限設定更新処理を実行する。有効期限設定更新処理は、スキャンジョブチケットの有効期限を更新する処理であり、この例では、SJT受信完了時刻t1から30分間となる。
ステップS220(図2参照)では、制御部110は、スキャン起動処理を実行する。スキャン起動処理は、画像形成装置100へのユーザー入力に応じてスキャン動作を起動する処理である。ユーザー入力は、起動操作とも呼ばれる。ユーザー入力の時刻は、入力時刻(時刻t2)とも呼ばれる。
図8は、第1実施形態に係るスキャン起動処理の内容を示すフローチャートである。ステップS221では、ユーザーは、画像形成装置100にログインする。制御部110は、ログインに応じて、ログインしたユーザーのアドレス帳141に登録されているユーザー情報と紐付けられているスキャンジョブチケットを読み出す。
ステップS222では、制御部110は、スキャンジョブチケット(SJT)の有効性を確認する。スキャンジョブチケット(SJT)の有効性は、この例では、前述のように受領完了応答時のSJT受信完了時刻t1(ステップS213参照)から予め設定されている制限時間内であるか否かに基づいて決定される。すなわち、制御部110は、スキャンジョブチケットの受領が完了してからユーザーがログイン時(時刻t2)までの時間が制限時間内である場合にスキャンジョブチケットを有効としている。なお、制限時間内であるか否かの判断の基準時として、ログイン時(時刻t2)の代わりに起動操作(ステップS220)を採用してもよく、ログイン時(時刻t2)も起動操作の入力時刻に含まれる概念である。
具体的には、受領完了応答時のSJT受信完了時刻t1が2015年10月10日午後3時15分で、予め設定されている時間が30分であると仮定すると、2015年10月10日午後3時45分までにログインすると有効であると決定される。一方、2015年10月10日午後3時45分より後にログインすると無効と決定され、スキャンジョブチケットが廃棄される(ステップS223)。
ステップS224では、制御部110は、ディスプレイ131にスキャン起動画面(図示せず)を初期画面として表示させる。スキャン起動画面には、スキャン起動画面がスキャンジョブチケットによって表示されている画面であることと、スキャン時の設定や保存先が示される。ユーザーは、たとえばADF160に原稿をセットし、OKボタン(図示せず)をタッチすることによってスキャンを開始することができる。
ステップS230(図2参照)では、制御部110は、画像読取部121にスキャンを実行させ、スキャンデータを生成する。スキャンは、スキャンジョブチケットに含まれているスキャン時の各種設定を表す情報に基づいて実行される。各種設定には、カラー又はモノクロの選択や解像度の設定、データの種類(jpgやpdf等)の選択といった設定が含まれる。このように、制御部110及び画像読取部121は、スキャンデータ生成部として機能している。
ステップS240では、制御部110は、スキャンデータを含むスキャンジョブをパーソナルコンピュータ200に送信する。このように、制御部110は、スキャンデータ格納処理部として機能している。
ステップS130では、パーソナルコンピュータ200は、スキャンジョブを受信し、スキャンデータを予め選択されているScandataフォルダに格納する。これにより、ユーザーは、所望のスキャンデータを所望のフォルダに格納することができる。
ステップS140(図2参照)では、制御部210は、SJ完了処理を実行する。SJ完了処理は、スキャンジョブチケットの処理で必要とされるフォルダ共有設定やLanmanServerの作動といったLANの状態をスキャンジョブチケットの処理前の状態に戻す処理である。
これにより、画像形成システム10は、フォルダ共有の状態をスキャンジョブチケットの処理で必要とされる時間に限定することができるので、フォルダ共有が放置されることよるパーソナルコンピュータ200のセキュリティの低下を抑制することができる。画像形成システム10は、さらにLanmanServerの作動といったLANの状態をスキャンジョブチケットの処理前の状態に戻すことができるので、本システムへの影響を抑制することができる。
なお、制御部210は、たとえば以下の場合にもSJ完了処理(ステップS140)を実行し、エラー表示(図示せず)をディスプレイ231に表示する。
(1)SJT送信処理(ステップS120)の異常終了
(2)スキャンジョブチケットの廃棄(ステップS223)
図9は、第1実施形態に係るSJ完了処理の内容を示すフローチャートである。ステップS141では、制御部210は、フォルダ非共有設定処理を実行する。フォルダ非共有設定処理は、フォルダ共有設定処理(ステップS124)で共有設定とされているScandataフォルダを非共有設定に戻す処理である。
フォルダ非共有設定処理は、Scandataフォルダに対し、たとえばNet Shareコマンドで「/delete」パラメータを使用して行われる。フォルダ非共有設定処理は、スキャンジョブチケットに格納されているScandataフォルダを特定するパスを使用して実行される。
ステップS142では、制御部210は、スキャンジョブチケットの処理によってLanmanServerが起動されたか否かを決定する。LanmanServerが起動されたか否かは、ステップS122におけるLanmanServerを起動した旨のフラグの設定の有無に応じて行われる。制御部210は、フラグが設定されている場合には、LanmanServerを停止する(ステップS143)。
ステップS144では、制御部210は、スキャンジョブ(SJ)完了通知処理を実行する。SJ完了通知処理は、スキャンジョブチケットによる処理が全て完了した旨を画像形成装置100に送信する処理である。このように、SJ完了処理は、スキャンジョブチケットの処理で必要とされるフォルダ共有設定やLanmanServerの作動といったLANの状態をスキャンジョブチケットの処理前の状態に戻すことができる。
ステップS250(図2参照)では、制御部110は、SJ完了表示を実行する。SJ完了表示は、スキャンジョブチケットによる処理が全て完了した旨を画像形成装置100のディスプレイ131に表示する処理である。これにより、スキャンデータがパーソナルコンピュータ200のScandataフォルダに格納されたことを確認した上で、ユーザーは、画像形成装置100から離れることができる。
このように、第1実施形態に係る画像形成システム10によれば、画像形成装置100において時間を要する設定操作を行うことなく、原稿をスキャンしてスキャンデータを生成し、指定の格納領域のアクセス許可を取得し、スキャンデータを保存するという一連のジョブを実現することができる。これにより、画像形成装置100に対して複雑な処理を行わせつつ操作性を向上させ、ひいては運用効率も向上させる事ができる。
B.第2実施形態:
図10は、第2実施形態に係るスキャンデータ格納処理の内容を示すフローチャートである。第2実施形態に係るスキャンデータ格納処理は、第1実施形態と同一のハードウェア構成によって実現することができる。
ステップS310では、ユーザーは、画像形成装置100においてSST準備処理を実行する。SST準備処理は、スキャン送信チケット(Scan Send Ticket:SST)を準備する処理である。スキャン送信チケットは、スキャンジョブチケットの受信に応じて、予め取得済みのスキャンデータをパーソナルコンピュータ200が有する記憶部240の所定のフォルダに格納するジョブを実行するためのデータファイルとしてのチケットである。
図11は、第2実施形態に係るスキャン送信チケット(SST)準備処理の内容を示すフローチャートである。図12及び図13は、第2実施形態に係るSST準備処理で使用されるユーザーインターフェース画面131a〜131eを示す説明図である。制御部110は、初期画面としてホーム画面131aをディスプレイ131に表示させている。ホーム画面131aでは、送信機能を選択することができる。制御部110は、ユーザーによる送信機能の選択に応じて送信画面131bをディスプレイ131に表示させる。
ステップS311では、ユーザーは、送信画面131bにおいてSST生成起動操作を行うことができる。SST生成起動操作は、画像形成装置100にスキャン送信チケットの生成を開始させるための操作である。SST生成起動操作は、スキャン送信チケットアイコン135bをタッチすることによって行うことができる。
ステップS312では、制御部110は、画像形成装置100がログイン済みか否かを判断する。第2実施形態に係るスキャンデータ格納処理は、後述のようにユーザー認証を必要とする処理だからである。ログイン済みの場合には、処理がステップS314に進められ、ログイン済みでない場合には、処理がステップS313に進められる。ステップS313では、制御部110は、ログインのためのユーザー情報を問い合わせるスキャン送信チケット設定画面131cをディスプレイ131に表示させる。
ステップS313では、制御部110は、ユーザー情報タブ137cを有するスキャン送信チケット設定画面131cをディスプレイ131に表示させている。ユーザーは、ログインのためのユーザー情報(ユーザー名とパスワード)をユーザー名フィールド137dと、パスワードフィールド137eとに入力し、OKアイコン137fを押すことによって画像形成装置100にログインすることができる。制御部110は、ユーザー情報記憶領域143から読み出されたユーザー名と、パスワードとを使用してログインに必要な認証を行うことができる。
制御部110は、ログインに応じてユーザー設定タブ138dを有するスキャン送信チケット設定画面131dをディスプレイ131に表示させる。ユーザーは、ユーザー設定タブ138dにおいてスキャン送信チケットの有効時間を設定することができる。ユーザーは、ラジオボタン138gにおいて「ON」を選択し、有効時間フィールド138eに数値を入力し、OKアイコン138fを押すことによって任意の有効時間を設定することができる。この例では、有効時間は、当日の午前12時から午後4時に設定されている。
制御部110は、OKアイコン138fのタッチに応じてスキャン送信チケット設定画面131dから送信画面131eにユーザーインターフェース画面を遷移させる。送信画面131eには、スキャン送信チケット(SST)が自動的に新規作成されている。スキャン送信チケットには、ログインしたユーザーのユーザー名とユーザーが使用するPCのホスト名とが予め登録されている。ユーザー名とPCのホスト名は、ユーザー情報記憶領域143から読み出されたデータである。
ステップS314では、制御部110は、スキャン送信チケット(SST)生成処理を実行する。SST生成処理は、スキャン送信チケットを生成する処理である。スキャン送信チケットは、たとえばSimple Object Access Protocol(SOAP)メッセージとして構成することができる。スキャン送信チケットのSOAPメッセージは、SOAP本体を含むSOAPエンベロープを有するデータファイルである。この点では、スキャン送信チケットの生成は、スキャンジョブチケットの生成と同様である。このように、制御部110は、スキャン送信チケット生成部として機能している。
SOAP本体には、画像形成装置100のホスト名(又はIPアドレス)、有効時間Pv、スキャン時の各種設定を表す情報及びユーザー情報が含まれる。スキャン時の各種設定には、カラー又はモノクロの選択や解像度の設定、データの種類(jpgやpdf等)の選択といった設定が含まれる。ユーザー情報は、画像形成装置100のユーザー情報記憶領域143に格納されている情報である。スキャン送信チケットの生成が完了すると、処理がステップS320(図10参照)に進められる。
ステップS320では、ユーザーは、たとえばADF160に原稿をセットし、スキャンアイコン136eをタッチすることによってスキャンを開始することができる。このスキャンによって生成されたスキャンデータは、自動的に上述のスキャン送信チケットに紐付けされる。
ステップS330では、制御部110は、スキャンジョブ保存処理を実行する。スキャンジョブ保存処理は、スキャン送信チケットと、スキャン送信チケットに紐付けられたスキャンデータとをログインしているユーザーに割り当てられている利用可能なボックス用記憶領域142内の記憶領域に保存する処理である。
図14は、第2実施形態に係るSJT準備処理の内容を示すフローチャートである。ステップS410では、ユーザーは、パーソナルコンピュータ200においてSJT準備処理を実行する。SJT準備処理は、基本的にステップS110(図2及び図3参照)におけるスキャンジョブチケット(Scan Job Ticket:SJT)準備処理と同様である。ただし、ステップS410のSJT準備処理は、画像形成装置選択処理(ステップS112)がSJT検索設定処理(S412)に変更されている点でステップS110のSJT準備処理と相違する。
なお、画像形成装置選択処理(ステップS112)は、画像形成装置が予め選択されるものではなくブロードキャストによる検索対象となるため削除されている。SJT検索設定処理(S412)の内容については後述する。
ステップS420(図10及び図15参照)では、制御部210は、スキャンジョブ(SJ)検索処理を実行する。SJ検索処理は、ネットワークに接続されている複数の画像形成装置100にスキャンジョブチケットをブロードキャスト送信し、スキャンジョブチケットに対応するスキャン送信チケットを検索する処理である。
図15は、第2実施形態に係るSJ検索処理の内容を示すフローチャートである。SJ検索処理は、ステップS121乃至ステップS124の処理において、SJT送信処理(図5のステップS120)と同一である。ただし、フォルダ共有設定処理(ステップS124)の後に、ブロードキャスト送信(ステップS425)が実行される点でSJT送信処理(ステップS120)と相違する。
ステップS425では、パーソナルコンピュータ200は、ブロードキャスト送信を実行する(図10参照)。ブロードキャスト送信は、パーソナルコンピュータ200が接続されているネットワークに接続されているすべてのネットワーク端末(ノード)にスキャンジョブチケットを送信することを意味する。これに応じて、ステップS340では、ネットワーク端末である複数の画像形成装置100は、スキャンジョブ(SJ)応答処理を実行する。
図16は、第2実施形態に係るSJ応答処理の内容を示すフローチャートである。ステップS341では、複数の画像形成装置100は、いずれもブロードキャストを受信する。ステップS342では、複数の画像形成装置100の制御部110は、スキャンジョブチケットとスキャン送信チケットの認証情報(ユーザー名とパスワード)を比較する。認証情報が合致しない場合には、処理がステップS345に進められ、認証情報が合致する場合には、処理がステップS343に進められる。このように、制御部110は、認証部として機能している。
ステップS343では、制御部110は、SST有効性確認処理を実行する。SST有効性確認処理とは、たとえば認証情報が合致した時刻がスキャン送信チケットの有効時間内であるか否かを確認する処理である。有効時間内である場合には、処理がステップS344に進められ、有効時間内でない場合には、処理がステップS345に進められる。
ステップS344では、制御部110は、スキャンジョブ又はスキャン送信チケットをブロードキャスト送信の送信元に返信する。制御部110は、スキャンジョブチケット内のSJT検索設定に基づいてスキャンジョブとスキャン送信チケットのいずれかを返信する。SJT検索設定処理(図14のステップS412)では、ユーザーは、以下のうちのいずれか1つの方法を設定することができる。
(1)複数の画像形成装置100から直ちにスキャンデータを受信する。
(2)認証情報が合致するスキャン送信チケットを返信させて、この中から受信対象のスキャンデータを選択し、選択されたスキャンデータのみを受信する。
この例では、後者(2)が選択されているものとする。
ステップS345では、制御部110は、スキャンジョブチケット及びスキャン送信チケットを廃棄する。
ステップS430(図10参照)では、制御部210は、スキャンジョブ(SJ)要求処理を実行する。SJ要求処理では、制御部210は、複数の画像形成装置100から少なくとも1つのスキャン送信チケットを受信し、スキャン送信チケットのリストをディスプレイ231に表示する。ユーザーは、スキャン送信チケットのリストから受信対象のスキャン送信チケットを選択する。制御部210は、選択されたスキャン送信チケットに紐付けられているスキャンデータを該当する画像形成装置100に要求する。
なお、スキャンデータの選択は、スキャン送信チケット毎の選択としてもよし、スキャン送信チケットに紐づけられている複数のスキャンデータの中から選択できるようにしてもよい。制御部210は、スキャンデータの要求の際に、スキャン送信チケットあるいはスキャンデータを特定する情報を、スキャン送信チケットを返信した画像形成装置100に送信する。
ステップS350では、制御部110は、特定されたスキャン送信チケットに紐付けられたスキャンデータあるいは直接特定されたスキャンデータを含むスキャンジョブをパーソナルコンピュータ200に送信する。このように、制御部110は、スキャンデータ格納処理部として機能している。
ステップS440(図10参照)では、制御部210は、スキャンジョブ(SJ)受信処理を実行する。SJ受信処理では、ステップS130のSJ受信処理と同様に、パーソナルコンピュータ200は、スキャンジョブを受信し、スキャンデータを予め選択されているScandataフォルダに格納する。これにより、ユーザーは、所望のスキャンデータを所望のフォルダに格納することができる。なお、SJ完了処理(ステップS450)は、SJ完了処理(ステップS140)と同一内容の処理である。
ステップS360では、画像形成装置100は、SJ完了処理を実行する。SJ完了処理は、ボックス用記憶領域142から送信済みのスキャンデータとスキャン送信チケットとを削除する処理である。これにより、ボックス用記憶領域142の無駄な使用を排除してボックス用記憶領域142を効率的に利用することができる。ただし、送信済みのスキャンデータを削除しないような設定も可能である。
このように、第2実施形態に係る画像形成システム10によれば、画像形成装置100のボックス用記憶領域142を利用し、原稿をスキャンしてスキャンデータに制御用データファイル(スキャン送信チケット)を紐づけて格納することができる。ユーザーは、パーソナルコンピュータ200からスキャンジョブチケットをブロードキャスト送信するだけで、認証情報が一致するスキャン送信チケットに紐づけられたスキャンジョブをボックス用記憶領域142から所望の格納領域にダウンロードすることができる。これにより、画像形成装置100に対して複雑な処理を行わせつつ操作性を向上させ、ひいては画像形成装置100の運用効率も向上させる事ができる。
C.変形例:
本発明は、上記各実施形態だけでなく、以下のような変形例でも実施することができる。
変形例1:第1実施形態では、スキャンジョブチケットによるジョブの処理に何ら権限の確認が行われていないが、たとえばスキャンジョブチケットによるジョブの処理を認めるか否かの情報をアドレス帳に登録するようにしてもよい。本構成によれば、アドレス帳において登録されたユーザーにのみスキャンジョブチケットによるジョブの処理を許可するようにできる。
変形例2:第1実施形態では、ログインに応じてスキャンジョブチケットによるジョブの処理が実行可能とされているが、必ずしもログイン機能を使用しなくてもよい。具体的には、たとえばスキャンジョブチケットによるジョブの処理においてパスワードを要求するようにしてもよい。
変形例3:第2実施形態では、ログインに応じてスキャンジョブチケットによるジョブの処理が実行可能とされているが、必ずしもログイン機能を使用しなくてもよい。具体的には、たとえばボックス用記憶領域142にゲスト用の記憶領域を一時的に確保し、スキャン送信チケットとスキャンジョブチケットの生成時にそれぞれユーザー情報(たとえばユーザー名とパスワード入力)を要求し、スキャン送信チケットとスキャンジョブチケットのユーザー情報の一致に基づいて認証するように構成してもよい。
変形例4:第2実施形態のSJ要求処理(図10のステップS430)では、制御部210は、スキャン送信チケットあるいはスキャンデータを特定する情報を送信し、スキャンデータを取得するように構成されているが、これに限られない。スキャン送信チケットあるいはスキャンデータを特定する情報を送信し、これらの削除或いは別の画像形成装置への転送といった他のジョブを実行するように制御部210を構成してもよい。この場合、削除や転送といったジョブの内容は、スキャン送信チケットとスキャンジョブチケットのいずれに含んでもよいが、スキャンジョブチケットに含むことを可能に構成すればパーソナルコンピュータ側で自由に設定可能なので利便性を高めることができる。
変形例5:上述の各実施例では、ユーザーが設定可能な有効時間が利用されているが、たとえば画像形成装置等の記憶領域の管理の要請から管理者のみが設定可能な存続期間(寿命)を設定するようにしてもよい。存続期間は、たとえば画像形成装置等の記憶領域の使用開始から一定期間とすることができる。記憶領域は、画像形成装置内の記憶領域だけでなく、たとえばネットワークに接続されたハードディスクやサーバー、クラウドといった様々な構成が適用可能である。記憶領域には、スキャンジョブチケット、スキャン送信チケット、及びスキャンデータといった本発明に必要なデータが記憶可能である。
変形例6:上述の各実施形態では、LANで接続されているパーソナルコンピュータと画像形成装置とで画像読取システムが構成されているが、必ずしもパーソナルコンピュータと画像形成装置とで画像読取システムを構成する必要はない。具体的には、たとえば画像形成装置の代わりに画像読取装置を使用してもよい。さらに、スマートフォンやタブレットと、画像形成装置とをBLUETOOTH(登録商標)のような無線通信で接続して画像読取システムを構成してもよい。この場合には、スキャンの起動のためのユーザーインターフェース(起動操作入力部)は、スマートフォンやタブレットと、画像形成装置とのいずれで提供してもよい。
変形例7:上述の各実施形態では、パーソナルコンピュータがスキャンジョブチケットを生成・送信し、パーソナルコンピュータの記憶領域にスキャンデータが格納されているが、必ずしもスキャンジョブチケットを生成・送信する端末の記録領域にスキャンデータを格納する必要はない。具体的には、たとえばパーソナルコンピュータが書き込み権限を有しているサーバーコンピュータに格納することを内容とするスキャンジョブチケットを生成・実行してもよい。
変形例8:上述の各実施形態では、パーソナルコンピュータが使用されているが、本発明は、画像形成装置との通信が可能であればノートPCやタブレットといった携帯端末に適用可能である。通信には、有線通信と無線通信とが含まれる。
10 画像形成システム
100 画像形成装置
110,210 制御部
120 画像形成部
121 画像読取部
122 画像処理部
123 画像出力部
130,230 操作表示部
131 ディスプレイ
132,232 操作処理部
140,240 記憶部
141 アドレス帳
142 ボックス用記憶領域
143 ユーザー情報記憶領域
150,250 通信インターフェース部
200 パーソナルコンピュータ

Claims (11)

  1. ネットワークを介して記憶装置に接続可能な画像読取装置であって、
    画像読み取りによって生成されるスキャンデータを前記記憶装置に記憶するためのジョブの内容を格納するデータファイルであるスキャンジョブチケットを受信するスキャンジョブチケット受信部と、
    前記ジョブの内容に基づいて前記スキャンデータを送信するためのデータファイルであるスキャン送信チケットを生成するスキャン送信チケット生成部と、
    前記スキャンジョブチケットの受信に応じて前記スキャン送信チケットが有する認証情報に基づいて前記スキャンジョブチケットを認証する認証部と、
    を備え、
    前記スキャンデータは、前記認証に応じて、前記スキャンデータを前記ジョブの内容に基づいて前記記憶装置に格納される画像読取装置。
  2. 請求項1に記載の画像読取装置であって、さらに
    前記認証に応じて、前記スキャン送信チケットに紐付けられた前記スキャンデータを前記ジョブの内容に基づいて前記記憶装置に格納するスキャンデータ格納処理部を備える画像読取装置。
  3. 請求項2記載の画像読取装置であって、
    前記スキャン送信チケットは、前記認証するための有効時間を示す有効時間情報を含み、
    前記スキャンデータ格納処理部は、前記認証の時刻が前記有効時間情報に示されている有効時間内か否かを決定し、前記有効時間内である場合には、前記スキャンデータを前記記憶装置に記憶し、前記有効時間内でない場合には、前記スキャン送信チケットと前記スキャンジョブチケットとを廃棄する画像読取装置。
  4. 画像読取システムであって、
    請求項1記載の画像形成装置と、
    端末と、
    を備え、
    前記端末は、
    前記スキャンジョブチケットを生成するスキャンジョブチケット生成部と、
    前記スキャンジョブチケットを前記端末から前記画像読取装置に送信するスキャンジョブチケット送信部と、
    を有する画像読取システム。
  5. 請求項4記載の画像読取システムであって、さらに
    前記スキャンジョブチケット送信部は、前記端末において、前記スキャンジョブチケットをブロードキャスト送信する画像読取システム。
  6. 請求項5記載の画像読取システムであって、
    前記画像読取装置は、前記認証に応じて、前記認証に使用されたスキャン送信チケットを前記端末に返信し、
    前記端末は、前記返信されたスキャン送信チケットを選択するためのユーザーインターフェース画面を表示し、前記選択されたスキャン送信チケットを返信した前記画像読取装置に対して、前記選択されたスキャン送信チケットを特定するための情報を送信し、
    前記画像読取装置は、前記選択されたスキャン送信チケットに紐付けられている前記スキャンデータを前記ジョブの内容に基づいて送信する画像読取システム。
  7. 請求項4記載の画像読取システムであって、さらに、
    前記スキャン送信チケットには、複数のスキャンデータが紐づけられており、
    前記画像読取装置は、前記認証に応じて、前記認証に使用されたスキャン送信チケットを前記端末に返信し、
    前記端末は、前記返信されたスキャン送信チケットに紐づけられている前記複数のスキャンデータを選択するためのユーザーインターフェース画面を表示し、前記選択されたスキャン送信チケットを返信した前記画像読取装置に対して、前記選択されたスキャンデータを特定するための情報を送信し、
    前記画像読取装置は、前記選択されたスキャンデータを前記ジョブの内容に基づいて送信する画像読取システム。
  8. 請求項4に記載の画像読取システムであって、
    前記端末は、前記画像読取装置による前記スキャンデータの前記記憶装置への格納が可能となるように設定されているか否かを決定し、前記格納ができない状態にある場合には、前記画像読取装置による前記格納が可能となるように設定を変更する決定する画像読取システム。
  9. 請求項4に記載の画像読取システムであって、
    前記端末は、前記設定を変更した場合に前記設定を変更した旨のフラグを設定し、前記スキャンジョブチケットによる処理の完了通知に応じて、前記フラグに基づいて前記設定を元に戻す画像読取システム。
  10. 画像読取方法であって、
    端末において、画像読み取りによって生成されるスキャンデータを記憶装置に記憶するためのジョブの内容を格納するデータファイルであるスキャンジョブチケットを生成する工程と、
    画像読取装置において、前記ジョブの内容に基づいて前記スキャンデータを送信するためのデータファイルであるスキャン送信チケットを生成する工程と、
    前記スキャンジョブチケットを前記端末から画像読取装置に送信する工程と、
    前記画像読取装置において、前記スキャンジョブチケットの受信に応じて前記スキャン送信チケットが有する認証情報に基づいて前記スキャンジョブチケットを認証する工程と、
    前記認証に応じて、前記スキャンデータを前記ジョブの内容に基づいて前記記憶装置に格納する工程と、
    を備える画像読取方法。
  11. ネットワークを介して記憶装置に接続可能な画像読取装置を制御するための画像読取プログラムであって、
    画像読み取りによって生成されるスキャンデータを前記記憶装置に記憶するためのジョブの内容を格納するデータファイルであるスキャンジョブチケットを受信するスキャンジョブチケット受信部、
    前記ジョブの内容に基づいて前記スキャンデータを送信するためのデータファイルであるスキャン送信チケットを生成するスキャン送信チケット生成部、及び
    前記スキャンジョブチケットの受信に応じて前記スキャン送信チケットが有する認証情報に基づいて前記スキャンジョブチケットを認証する認証部として前記画像読取装置を機能させ、
    前記スキャンデータは、前記認証に応じて、前記スキャンデータを前記ジョブの内容に基づいて前記記憶装置に格納される画像読取プログラム。

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