JP2017120639A - 計数装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】正確に環状物を計数でき且つ作業者の労力を軽減可能な、小型化された計数装置を提供する。【解決手段】計数装置1は、第1位置P1に順次搬送させられる複数の環状物Wを保持し、保持した環状物Wを第2位置に移動させてから放す駆動保持部41を備えている。駆動保持部41は、環状物Wを保持する前に所定位置P2に位置している状態から、環状物Wを保持し、環状物Wを第2位置で放し、所定位置P2に再び戻るまでのルーチン動作を繰り返し行う。駆動保持部41に放された環状物Wは、環状物蓄積部53に順次溜められる。計数装置1は、駆動保持部41が、ルーチン動作内に1回だけ含まれる所定動作を行ったときの所定動作の回数を環状物蓄積部53に溜められた環状物Wの数量としてカウントするカウント部61a、を更に備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、環状物の数量をカウントする計数装置に関する
従来より、種々の製品の部品として、無端状に形成された環状の伝動ベルト、Oリング、輪ゴム等の環状物が用いられている。これらの環状物のうちの一種である上記伝動ベルトの製造においては、例えば一例として、円筒状の成形金型に必要に応じた構成材料を順次積層して形成した未加硫ベルトスリーブを加硫して、環状のベルトスリーブが形成される。このようにして得られたベルトスリーブを所定幅ごとに切断して1本ずつ分離することにより、複数の伝動ベルトを得ることができる。これら複数の伝動ベルトは、所定の本数ごとに計数されて、該所定の本数ごとに紐等で括られてまとめられる。このような伝動ベルトの計数は、例えば作業者の手作業により行われる。
この点につき、特許文献1及び特許文献2に開示される計数装置では、透過型又は反射型の計数センサを用いて、環状物の計数が行われる。これにより、伝動ベルト等の環状物の計数が、作業者の手を煩わすことなく行われる。
特開2005−18272号公報 実開平5−81130号公報
しかし、上記特許文献1及び特許文献2に開示される計数装置のように透過型又は反射型の計数センサを用いると、例えば環状物が重なったりすると正確に計数を行うことができない。
また、特許文献1に開示される計数装置では、計数作業を行う際に、作業者が多数の環状物を水平な軸に掛ける必要がある。更に、例えば環状物として小径の環状物を計数対象とする場合、これら小径の環状物は軸に懸架しにくく、作業効率が悪い。
また、特許文献2に開示される計数装置では、環状物を整列搬送させるためのベルト搬送装置を設ける必要があり、設備が大型化してしまう。
本発明は、上記課題を解決するためのものであり、その目的は、正確に環状物を計数でき且つ作業者の労力を軽減可能な、小型化された計数装置を提供することである。
(1)上記課題を解決するため、本発明のある局面に係る計数装置は、環状物の数量をカウントする計数装置であって、所定の第1位置に順次搬送される前記環状物を保持し、保持した前記環状物を前記第1位置とは異なる第2位置に移動させてから該環状物の保持を解除する駆動保持部を備え、前記駆動保持部は、前記環状物を保持する前に所定位置に位置している状態から、前記第1位置での前記環状物の保持、及び前記第2位置での前記環状物の保持の解除を順に行い、再び前記所定位置に戻るまでのルーチン動作を繰り返し行い、前記駆動保持部による保持が解除された前記環状物は、環状物蓄積部に順次溜められ、前記計数装置は、前記駆動保持部が各前記ルーチン動作内に1回だけ含まれる所定動作を行ったときの該所定動作の回数を、前記環状物蓄積部に溜められた前記環状物の数量としてカウントするカウント部、を更に備えていることを特徴とする。
この構成では、所定の第1位置まで搬送される環状物が、駆動保持部によって保持された状態で第2位置まで移動させられる。その後、駆動保持部が前記環状物の保持を解除することにより、その環状物が環状物蓄積部に溜められる。環状物の保持を解除した駆動保持部は所定位置に移動し、次の環状物を保持するまでその位置で待機する。
そして、この構成では、所定の第1位置まで順次搬送される複数の環状物が、上述のような動作(ルーチン動作)を繰り返し行う駆動保持部によって、順次、環状物蓄積部に溜められる。
そして、この構成では、上記ルーチン動作内に1回だけ含まれる所定動作(例えば一例として、駆動保持部が第1位置に位置する環状物を保持するために所定位置から第1位置まで下降する動作)を行ったときの該所定動作の回数が、環状物蓄積部に溜められた環状物の数量としてカウントされる。こうすると、例えば環状物の数量をカウントするために透過型又は反射型の計数センサを用いた場合に生じ得る、環状物の重なりに起因する計数ミス、を防止できる。
また、この構成では、上述した特許文献1のように、計数対象となる環状物を作業者が手作業で軸に掛ける必要がなくなるため、作業者の手を煩わすことがなくなる。
更に、この構成では、比較的装置の規模が大きなベルト搬送装置が必要とされないため、設備の大型化を回避できる。
従って、この構成によれば、正確に環状物を計数でき且つ作業者の労力を軽減可能な、小型化された計数装置を提供できる。
(2)好ましくは、前記駆動保持部は、一列に整列させられた複数の前記環状物を該環状物の列方向に沿って搬送する直線搬送機構、によって前記第1位置に順次搬送される前記環状物を保持し、保持した前記環状物を前記第2位置に移動させてから該環状物の保持を解除するように構成されている。
この構成では、直線搬送機構によって、環状物は、一列に整列させられた状態で列方向に沿って順次第1位置へと搬送される。そして、一列に整列して順次第1位置へと搬送される環状物が、駆動保持部によって順次保持される。このため、駆動保持部が第1位置で環状物を順次保持する動作をより安定して円滑に行うことができる。
(3)好ましくは、前記計数装置は、複数の前記環状物が収容されるボウル部に固定されて該ボウル部から上方へ螺旋状に延びるように形成され、前記ボウル部に振動が加えられることにより、複数の前記環状物が順次、前記直線搬送機構へ搬送される周回路を更に備え、前記周回路は、複数の前記環状物が該周回路に沿って上記直線搬送機構側へ搬送される際に前記環状物が載せ置かれた状態となる底部と、前記底部における前記周回路の径方向外側の部分から上方へ延びる側壁部と、を有し、前記底部は、前記周回路の径方向外方へ向かって斜め下方に傾斜する傾斜部を有し、前記側壁部は、前記傾斜部に形成され、前記環状物の厚さ以下となる高さを有する低壁部を有している。
この構成では、ボウル部に収容された複数の環状物が、周回路を介して直線搬送機構側へ搬送される際に、環状物が上下方向に重なってしまった場合であっても、以下のようにしてその重なりをなくすことができる。具体的には、この構成では、上下方向に重なった2つの環状物が、周回路における低壁部が設けられている部分まで搬送されると、上側の環状物が、低壁部の上端を超えて周回路の外側へ離脱して落下する。これにより、2つの環状物が上下方向に重なった状態で直線搬送機構まで搬送されてしまう可能性を低減できるため、駆動保持部が2つの環状物を一度に保持してしまうことに起因する環状物の計数ミスを防止できる。
(4)更に好ましくは、前記底部は、平面状に形成されている。
この構成では、環状物が全周に亘って底部に当接するため、ボウル部に加えられた振動を効果的に環状物へ伝えることができる。
(5)好ましくは、前記計数装置は、前記周回路に沿って上記直線搬送機構側へ搬送される際に前記低壁部の上端を超えて該周回路の外方へ離脱した環状物を前記ボウル部へ案内する回収路、を更に備えている。
この構成では、一旦周回路から離脱してしまった環状物を再びボウル部へ戻すことができるため、離脱した環状物を作業者が手作業でボウル部へ戻す必要がなくなる。すなわち、この構成によれば、作業者の労力を軽減可能な計数装置を提供できる。
(6)好ましくは、前記計数装置は、前記周回路を介して前記直線搬送機構へ搬送される前記環状物のうち、他の前記環状物の上に重なった状態の前記環状物、或いは、少なくとも一部が前記周回路の前記底部から浮き上がった状態となっている前記環状物を、前記周回路の外部へ排出する排出機構、を更に備えている。
この構成では、他の環状物の上に重なった状態の環状物、或いは斜めに傾いた状態の環状物を、周回路の外部へ排出することができる。これにより、直線搬送機構に上下方向に重なった状態の複数の環状物が供給されてしまう可能性を低減できるため、環状物の計数ミスをより確実に防止できる。
(7)更に好ましくは、前記排出機構は、前記周回路における前記直線搬送機構側の端部である周回路終端部に設けられ、該周回路終端部のうちの、該周回路終端部の前記底部を基準とした前記環状物の厚さ以上の部分、を通過する前記環状物である排出対象環状物を検出する検出部と、前記周回路終端部に設けられ、前記検出部によって検出された前記排出対象環状物へ向けて空気を噴出して該排出対象環状物を前記周回路外へ吹き飛ばす空気噴出部と、を有している。
この構成では、他の環状物の上に重なっていたり、斜め方向に傾いた状態となっている環状物(排出対象環状物)を検出部によって適切に検出した後、検出された排出対象環状物を空気で吹き飛ばすことにより、排出対象環状物を周回路外へ排出できる。すなわち、この構成によれば、排出対象となる環状物を検出し且つ検出された排出対象環状物を周回路外へ排出するための排出機構を、比較的汎用的な構成(例えば、検出センサ及び圧縮空気噴出部)を用いて容易に構成することができる。
(8)好ましくは、前記計数装置は、前記カウント部でのカウント数が所定数に達すると、前記ボウル部への振動、前記直線搬送機構による前記環状物の搬送、及び前記駆動保持部の駆動を停止する制御部、を更に備えている。
この構成では、カウント部でのカウント数、すなわち環状物蓄積部に溜められた環状物の数量が所定の数量に達すると装置の動作が停止するため、環状物蓄積部に所定数量以上の環状物が溜まることがない。これにより、環状物を、所望の数量毎に容易に纏めることができる。
(9)好ましくは、前記計数装置は、複数の前記環状物が収容されるボウル部に固定されて該ボウル部から上方へ螺旋状に延びるように形成され、前記ボウル部に振動が加えられることにより、複数の前記環状物が順次、前記第1位置へ搬送される周回路を更に備え、 前記周回路は、複数の前記環状物が該周回路に沿って前記第1位置側へ搬送される際に前記環状物が載せ置かれた状態となる底部と、前記底部における前記周回路の径方向外側の部分から上方へ延びる側壁部と、を有し、前記底部は、前記周回路の径方向外方へ向かって斜め下方に傾斜する傾斜部を有し、前記側壁部は、前記傾斜部に形成され、前記環状物の厚さ以下となる高さを有する低壁部を有している。
この構成では、ボウル部に収容された複数の環状物が、周回路を介して第1位置側へ搬送される際に、環状物が上下方向に重なってしまった場合であっても、以下のようにしてその重なりをなくすことができる。具体的には、この構成では、上下方向に重なった2つの環状物が、周回路における低壁部が設けられている部分まで搬送されると、上側の環状物が、低壁部の上端を超えて周回路の外側へ離脱して落下する。これにより、2つの環状物が上下方向に重なった状態で第1位置まで搬送されてしまう可能性を低減できるため、駆動保持部が2つの環状物を一度に保持してしまうことに起因する環状物の計数ミスを防止できる。
(10)更に好ましくは、前記底部は、平面状に形成されている。
この構成では、環状物が全周に亘って底部に当接するため、ボウル部に加えられた振動を効果的に環状物へ伝えることができる。
(11)好ましくは、前記計数装置は、前記周回路に沿って前記第1位置側へ搬送される際に前記低壁部の上端を超えて該周回路の外方へ離脱した前記環状物を前記ボウル部へ案内する回収路、を更に備えている。
この構成では、一旦周回路から離脱してしまった環状物を再びボウル部へ戻すことができるため、離脱した環状物を作業者が手作業でボウル部へ戻す必要がなくなる。すなわち、この構成によれば、作業者の労力を軽減可能な計数装置を提供できる。
(12)好ましくは、前記計数装置は、前記周回路を介して前記第1位置へ搬送される前記環状物のうち、他の前記環状物の上に重なった状態の前記環状物、或いは、少なくとも一部が前記周回路の前記底部から浮き上がった状態となっている前記環状物を、前記周回路の外部へ排出する排出機構、を更に備えている。
この構成では、他の環状物の上に重なった状態の環状物、或いは斜めに傾いた状態の環状物を、周回路の外部へ排出することができる。これにより、第1位置に上下方向に重なった状態の複数の環状物が供給されてしまう可能性を低減できるため、環状物の計数ミスをより確実に防止できる。
(13)更に好ましくは、前記排出機構は、前記周回路における前記第1位置側の端部である周回路終端部に設けられ、該周回路終端部のうちの、該周回路終端部の前記底部を基準とした前記環状物の厚さ以上の部分、を通過する前記環状物である排出対象環状物を検出する検出部と、前記周回路終端部に設けられ、前記検出部によって検出された前記排出対象環状物へ向けて空気を噴出して該排出対象環状物を前記周回路外へ吹き飛ばす空気噴出部と、を有している。
この構成では、他の環状物の上に重なっていたり、斜め方向に傾いた状態となっている環状物(排出対象環状物)を検出部によって適切に検出した後、検出された排出対象環状物を空気で吹き飛ばすことにより、排出対象環状物を周回路外へ排出できる。すなわち、この構成によれば、排出対象となる環状物を検出し且つ検出された排出対象環状物を周回路外へ排出するための排出機構を、比較的汎用的な構成(例えば、検出センサ及び圧縮空気噴出部)を用いて容易に構成することができる。
(14)好ましくは、前記計数装置は、前記カウント部でのカウント数が所定数に達すると、前記ボウル部への振動、及び前記駆動保持部の駆動を停止する制御部、を更に備えている。
この構成では、カウント部でのカウント数、すなわち環状物蓄積部に溜められた環状物の数量が所定の数量に達すると装置の動作が停止するため、環状物蓄積部に所定数量以上の環状物が溜まることがない。これにより、環状物を、所望の数量毎に容易に纏めることができる。
(8)好ましくは、前記計数装置は、前記カウント部でカウントされた前記複数の環状物の数量が表示される表示部、を更に備えている。
この構成によれば、ユーザが、カウント部でのカウント数、すなわち環状物蓄積部に溜められた環状物の数量を、容易に把握することができる。
(9)好ましくは、前記駆動保持部は、前記環状物を挟んで保持するチャック部である。
この構成では、チャック部によって環状物を挟んだり放したりすることで、環状物の保持及び保持解除を容易に行うことができる。
(10)好ましくは、前記計数装置は、上下方向に延びる棒状に形成され、上方から視て前記第2位置に配置されている前記環状物蓄積部としての回収バーを更に備えている。
この構成では、環状部を保持した状態の駆動保持部が第2位置で環状物の保持を解除すると、環状物が回収バーに通されて該回収バーに溜められる。これにより、環状物蓄積部のサイズを、水平方向において小さくすることができる。
本発明によると、正確に環状物を計数でき且つ作業者の労力を軽減可能な、小型化された計数装置を提供できる。
本発明の第1実施形態に係る計数装置を側方から視た模式図である。 図1に示す計数装置のうち周回路部及び回収路部付近を拡大して示す斜視図である。 図1に示す計数装置のうち周回路部及び回収路部付近を拡大して示す斜視図であって、ワークが搬送されている状態を示す図である。 周回路における低壁部付近の横断面図であって、上下方向に重なった2つのワークWが当該部分を通過している状態を示す図である。 図3に示す周回路部及び回収路部を矢印V方向から視た矢視図である。 排出機構の構成を示す斜視図である。 直線搬送機構を上方から視た模式図である。 ディスプレイに表示される表示画面の一例を示す図である。 制御部の構成を示すブロック図である。 計数装置の動作を示すフローチャートである。 図10に示すステップS10に含まれる各ステップを説明するためのフローチャートであって、ステップS11からステップS14までを示すフローチャートである。 図10に示すステップS10に含まれる各ステップを説明するためのフローチャートであって、ステップS15からステップS23までを示すフローチャートである。 ワーク回収機構の動作を説明するための模式図であって、ステップS13,S17A,及びS17Bを直線矢印で示した図である。 ワーク回収機構の動作を説明するための模式図であって、ステップS18A及びS18Bを直線矢印で示した図である。 ワーク回収機構の動作を説明するための模式図であって、ステップS21A及びS21Bを直線矢印で示した図である。 ワーク回収機構の動作を説明するための模式図であって、ステップS22A及びS22Bを直線矢印で示した図である。 本発明の第2実施形態に係る計数装置を側方から視た模式図である。 図17に示す計数装置のうち周回路部及び回収路部付近を拡大して示す斜視図である。 図17に示す計数装置のうち周回路部及び回収路部付近を拡大して示す斜視図であって、ワークが搬送されている状態を示す図である。 図17に示す計数装置の第1位置を上方から視た模式図である。 図17に示す計数装置の制御部の構成を示すブロック図である。 図17に示す計数装置の動作を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しつつ説明する。本発明は、環状物の計数を行う計数装置に広く適用できる。
(第1実施形態)
[全体構成]
図1は、本発明の第1実施形態に係る計数装置1を側方から視た模式図である。計数装置1での計数対象となるワークWは、例えば一例として、環状の歯付ベルトである。ワークWは、厚さhを有する比較的小径に形成された無端状の環状物である。なお、図1でのワークWは、側方から視た状態であるため、模式的に横長の矩形状に図示されている。また、以下で説明する各図のうちワークWが示されている図については、図面が煩雑になるのを避けるため、ワークWの内周面側に形成された歯部の図示を省略している。
計数装置1は、図1から図3を参照して、パーツフィーダ2と、周回路部10と、回収路部20と、排出機構25と、直線搬送機構30と、ワーク回収機構40と、回収バー53(環状物蓄積部)と、操作盤55とを備えている。
[パーツフィーダの構成]
パーツフィーダ2は、振動部3及びボウル部4を有している。パーツフィーダ2では、振動部3が小刻みに振動する毎にボウル部4を斜め上方に細かく押し上げる。これにより、ボウル部4に収容された複数のワークWに振動が伝わり、詳しくは後述する螺旋状の周回路11に沿って、ワークWが直線搬送機構30側へ搬送される。
[周回路部の構成]
図2は、図1に示す計数装置1のうち周回路部10及び回収路部20付近を拡大して示す斜視図である。また、図3は、図1に示す計数装置1のうち周回路部10及び回収路部20付近を拡大して示す斜視図であって、ワークWが搬送されている状態を示す図である。
周回路部10は、図2及び図3を参照して、ボウル部4に対して固定された部分であって、下方から上方へ向かって螺旋状に延びる周回路11を構成する部分として設けられている。ボウル部4に投入されたワークWは、周回路11に沿って、上方から視て反時計回り方向(図2における破線矢印方向)に向かって移動し、直線搬送機構30まで搬送される。周回路部10は、周回路底部12(底部)及び側壁部15を有し、これらが一体に形成されている。
周回路底部12は、周回路11を通過するワークWが載せ置かれた状態となる部分として設けられている。周回路底部12は、その始端部がボウル部4に設けられている一方、その終端部が、直線搬送機構30の流入端部と連通している。周回路底部12は、始端部から終端部へ向かって、螺旋状に延びるように形成されている。なお、図2及び図3では、周回路底部12の各部分を、上流側から下流側へ向かって順に、符号12a,12b,12c,12d,12eで示している。
周回路底部12は、径方向外方へ向かって斜め下方に傾斜している傾斜部13と、水平方向に延びるように形成された(すなわち、鉛直方向に対して斜め方向に傾斜していない)水平部14とを有している。傾斜部13は、周回路底部12における始端部側の部分(すなわち、ボウル部4側の部分)である。水平部14は、周回路底部12における終端部側の部分(すなわち、直線搬送機構30側の部分)である。傾斜部13及び水平部14は、ともに平面状に形成されている。これにより、ワークWの中心軸が延びる方向における一方側の円環状の端面が、傾斜部13及び水平部14の双方に全体的に当接するため、振動部3からの振動をワークWへ効率的に伝えることができる。
側壁部15は、傾斜部13における径方向外方の縁部から上方へ延びるように形成された壁部である。なお、図2及び図3では、側壁部15の各部分を、上流側から下流側へ向かって順に、符号15a,15b,15c,15dで示している。
側壁部15は、比較的高さが高い高壁部16と、高壁部16よりも高さが低い低壁部17とを有している。
高壁部16は、その高さが、ワークWの厚さhよりも高い壁状に形成されている。これにより、周回路11における高壁部16が設けられた部分を通過するワークWが、該高壁部16を乗り越えて周回路11外へ離脱してしまうことを防止できる。
図4は、周回路11における低壁部17付近の横断面図であって、上下方向に重なった2つのワークWが当該部分を通過している状態を示す図である。低壁部17は、その高さhaが、ワークWの厚さh以下となるように形成されている。本実施形態では、低壁部17の高さhaは、ワークWの厚さhの3分の1程度に設定されている。こうすると、上下方向に重なった2つのワークWのうちの下側のワークWLが周回路11外へ離脱することを防止しつつ、上側のワークWUについては、周回路11外へ落とすことができる。これにより、周回路11を通過するワークWの上下方向の重なりをなくすことができる。
図5は、図3に示す周回路部10及び回収路部20を矢印V方向から視た矢視図である。
回収路部20は、図2,図3及び図5を参照して、周回路部10の外側に形成され、上方から視て円弧状に形成されている。回収路部20は、周回路部10と一体に設けられている。回収路部20は、図2に示すように、周回路11の外側を円弧状に延びる部分として設けられている。そして、回収路部20は、周回路11に沿ってワークWが直線搬送機構30側へ搬送される際に、低壁部17の上端を超えて周回路11の外方へ離脱したワークWをボウル部4へ案内する回収路21を構成する部分として設けられている。
回収路部20は、上述した周回路11を通過するワークWが該周回路11から離脱した際に、そのワークWを再びボウル部4内へ戻すためのものである。回収路部20は、受け部22及び外周壁部23を有し、これらが一体に形成されている。
受け部22は、上方から視て、径方向に所定の幅を有する円弧状に形成された部分である。受け部22は、周回路11における低壁部17付近の部分から反時計回り方向へ向かって、周回路11の水平部14における中途部分付近まで延びている。受け部22は、径方向外側の部分から径方向内側へ向かって、下方へ傾斜している。
外周壁部23は、受け部22の周縁部のうち、径方向外側の周縁部、及び径方向に沿って延びる2つの周縁部から上方へやや延びるように形成されている。
回収路部20では、受け部22が、低壁部17を超えて落下するワークW、及び、周回路11の傾斜部13から水平部14へ向かう際に下方へ落下するワークWを受け止める。その後、受け部22によって受け止められたワークWは、周回路部10とともに振動する回収路部20によって回収路21を反時計回りに進んだ後、開口部24(図5参照)を介してボウル部4内へ侵入する。開口部24は、周回路部10の側壁における、回収路部20の終端部付近の部分に形成されている。これにより、回収路21を進んだワークWは、ボウル部4に回収される。なお、回収路部20には、上述した外周壁部23が設けられているため、受け部22へ落下したワークWが回収路部20の外側へ離脱してしまうことを防止できる。
[排出機構の構成]
図6は、排出機構25の構成を示す斜視図である。排出機構25は、排出対象ワーク用センサ26(検出部)と、圧縮空気噴出部27(空気噴出部)とを有している。
排出対象ワーク用センサ26は、例えば一例として、非接触式の透過型レーザセンサで構成されている。排出対象ワーク用センサ26は、レーザを照射する投光部26aと、投光部26aからのレーザを受光する受光部(図示省略)とを有している。投光部26a及び受光部は、周回路11における直線搬送機構30側の端部である周回路終端部11aに設けられている。投光部26aにおけるレーザを照射する部分は、周回路底部12の上面を高さ方向の基準とした場合における、ワークWの厚さよりも高い部分にレーザが照射される位置に設けられている。本実施形態の場合、投光部26aにおけるレーザを照射する部分は、他のワークWLの上側に重なったワークWU(排出対象ワークWa)の上側の部分にレーザが照射される位置に設けられる。排出対象ワーク用センサ26は、排出対象ワークWaを検出すると、その旨を通知するための信号である排出対象ワーク検出信号Saを後述の制御部60へ通知する。このように、排出対象ワーク用センサ26は、周回路終端部11aのうちの、周回路終端部11aの周回路底部12を基準としたワークWの厚さ以上の部分、を通過するワークWである排出対象ワークWa(排出対象環状物)を検出するように構成されている。
圧縮空気噴出部27は、圧縮空気を噴出するように構成されている。圧縮空気噴出部27は、その内部を通過した圧縮空気が先端部分から噴出する金属パイプ27aを有している。
排出機構25では、排出対象ワーク用センサ26が制御部60へ検出信号Saを送信すると、制御部60が、圧縮空気を噴出する旨の指令信号Sbを圧縮空気噴出部27に通知する。この指令信号Sbを受けた圧縮空気噴出部27が圧縮空気を瞬間的に噴出することにより、排出対象ワークWaが周回路11外へ吹き飛ばされる。これにより、排出対象ワークWaは、周回路終端部11aの外側に設けられた下方へ傾斜する傾斜ガイド5(図2及び図3参照)に沿って滑り落ちて、排出ワーク用容器6内に回収される。なお、図2及び図3では、傾斜ガイド5及び排出ワーク用容器6の一部のみを図示している。
[直線搬送機構の構成]
図7は、直線搬送機構30を上方から視た模式図である。直線搬送機構30は、周回路11から搬送されてきたワークWを、当該ワークWがチャック部41によってピックアップされる位置である第1位置P1まで搬送するためのものである。直線搬送機構30は、直線部31と、振動部32(図1参照)と、固定壁部33と、可動壁部34と、絞り部35とを有している。
直線部31は、水平方向に拡がる平面状の部分であって、前後方向に延びるように形成されている。直線部31における後側の部分は、直線搬送機構30の流入端部として設けられ、直線部31における前側の部分は、直線搬送機構30の流出端部として設けられている。直線部31における前方側の端部である直線部終端部31a(流出端部)には、第1位置P1にあるワークWを検出する回収対象ワーク用センサ37が、取付部材(図示省略)を介して固定壁部33に取り付けられている。
回収対象ワーク用センサ37は、直線搬送機構30によって直線部31の第1位置P1まで搬送されたワークWを、回収対象ワークWbとして検出するためのセンサである。回収対象ワーク用センサ37は、排出対象ワーク用センサ26の場合と同様、非接触式の透過型レーザセンサで構成されている。回収対象ワーク用センサ37は、レーザを照射する投光部37aと、投光部37aからのレーザを受光する受光部(図示省略)とを有している。投光部37a及び受光部は、上述したように、直線部端部である周回路終端部11aに設けられている。回収対象ワーク用センサ37は、回収対象ワークWbを検出すると、その旨を通知するための信号である回収対象ワーク検出信号Scを制御部60へ通知する。
振動部32(図1参照、図7では図示省略)は、周回路11から供給されたワークWを前方へ搬送するためのものである。直線搬送機構30では、振動部32が小刻みに振動し、その振動が直線部31に伝わって直線部31が細かく振動することにより、直線部31上のワークWが前方へ搬送される。なお、直線部31を前方へ進むワークWの後側には、ワーク搬送用エアー噴出部38(図2及び図3参照)から噴出した圧縮空気が吹き付けられる。これにより、振動部32の設定(例えば振動部32の振動数)を変更するだけでは所望の搬送速度が得られない場合であっても、ワークWの搬送速度を速めることができる。
図7を参照して、直線部31の幅方向における両端側には、固定壁部33及び可動壁部34が設けられている。固定壁部33は、直線部31の幅方向一方側の縁部に固定された壁部である。可動壁部34は、直線部31の幅方向他端側の縁部に設けられた、該直線部31の幅方向に沿って変位可能に構成されている。直線搬送機構30では、調整ネジ39を回転させることにより、可動壁部34を直線部31の幅方向に沿って変位させることができる。これにより、2つの壁部33,34の間の幅を調整することができる。2つの壁部33,34の間の幅は、ワークWの直径とほぼ同じとなるように調整される。これにより、直線部31を前方へ進むワークWは、一列に整列させられ、固定壁部33及び可動壁部34によってガイドされながら第1位置P1まで搬送される。
絞り部35は、一対の絞り壁部36,36によって構成されている。各絞り壁部36,36は、各壁部33,34に対して取り付けられる部分である取付部36aと、内側へ折れ曲がる屈曲部36bとを有し、これらが一体に形成されている。各屈曲部36bは、相手側の屈曲部36bへ向かって近づくように延びている。直線搬送機構30では、直線部31を前方へ進んだワークWの前側の部分が、絞り壁部36の屈曲部36bに当接することにより、ワークWが第1位置P1から更に前方へ進んで落下することなく、第1位置P1で待機する。
[ワーク回収機構の構成]
ワーク回収機構40は、直線搬送機構30における第1位置P1に搬送されるワークWを、順次回収するための機構である。ワーク回収機構40は、図1を参照して、チャック部41(駆動保持部)と、チャック部駆動機構45とを有している。
チャック部41は、本体部42と、一対の爪部43とを有している。チャック部41は、一対の爪部43によってワークWを挟んで保持できるとともに、その保持を解除してワークWを放すことができるように構成されている。本体部42は、ブロック状に形成された部分であって、圧縮空気を動力源として、詳しくは後述する第1ベース部46に対して上下方向に移動可能である。一対の爪部43は、前後方向に並んで設けられており、圧縮空気を動力源として、互いに近接又は離反する。
チャック部駆動機構45は、第1ベース部46及び第1シリンダ47と、第2ベース部48及び第2シリンダ49とを備えている。第1ベース部46は、第1シリンダ47が固定されたベース部分であり、第2ベース部48に対して前後方向にスライド自在に設けられている。第2ベース部48は、第2シリンダ49が固定されたベース部分であり、基台部50から上方へ延びる支柱部51に固定されている。チャック部駆動機構45では、第1シリンダ47のロッド部47aが圧縮空気によって上下方向に沿って進退することにより、ロッド部47aの先端側に固定されたチャック部41が昇降する。また、チャック部駆動機構45では、第2シリンダ49のロッド部49aが圧縮空気によって前後方向に沿って進退することにより、第1ベース部46とともにチャック部41が前後方向に移動する。
回収バー53は、基台部50から上方へ延びる棒状に形成されている。回収バー53は、上方から視て、詳しくは後述する第2位置と重なるように配置されている。回収バー53では、チャック部駆動機構45によって順次回収されたワークWが該回収バー53に通されることにより、ワークWが順次重ねられて溜められる。
回収バー53の上端部付近には、図1を参照して、掴み損ね検出用センサ44が設けられている。掴み損ね検出用センサ44は、チャック部41がワークWを掴み損ねていることを検出するためのセンサである。掴み損ねセンサ44は、図1を参照して、支柱部51に取り付けられた取付け部材51aによって、該支柱部51に対して固定されている。本実施形態では、掴み損ね検出用センサ44として、反射型レーザセンサが用いられている。掴み損ね検出用センサ44は、照射したレーザが、回収バー53のやや上方の位置(以下、第2位置P3と称する)まで移動したチャック部41によって把持されているワークWの側面に当たるよう、支柱部51に対して固定されている。
掴み損ね検出用センサ44は、第2位置P3に移動したチャック部41にワークWが把持されていないことを検出すると、その旨を通知するための信号である掴み損ね検出信号Sgを制御部60へ通知する。例えば一例として、チャック部41が第2位置P3まで移動したときにワークWが検出されれば(すなわち、第2位置P3に移動したチャック部41がワークWを把持していれば)、掴み損ね検出用センサ44は、掴み損ね検出信号Sgを制御部60へ通知しない。一方、チャック部41が第2位置P3まで移動したときにワークWが検出されなければ(すなわち、第2位置P3に移動したチャック部41がワークWを把持していなければ)、掴み損ね検出用センサ44は、掴み損ね検出信号Sgを制御部60へ通知する。
ワーク回収機構40は、詳しくは後述するが、概ね以下のように動作する。具体的には、チャック部41が第1位置P1の上方に位置した状態において回収対象ワークWbが検出されると、制御部60が、回収対象ワークWbを回収する旨の指令信号Sdを、ワーク回収機構40へ通知する。なお、ここでのチャック部41の位置を、以下では待機位置(所定位置)と称する。
ワーク回収機構40は、指令信号Sdを受けて、以下のように駆動する。具体的には、ワーク回収機構40では、チャック部41が、チャック部駆動機構45によって駆動されて下降した後、回収対象ワークWbを挟んで保持する。それから、チャック部41が第2位置P3まで移動してワークWを放すことにより、ワークWの保持を解除する。これにより、ワークWが下方へ落下して回収バー53に回収される。その後、チャック部41は、再び待機位置に戻り、その位置で待機する。
そして、ワーク回収機構40は、チャック部41が回収対象ワークWbを保持するために下降したときに、チャック部下降信号Seを制御部60へ通知する。このチャック部下降信号Seは、回収バー53に回収されたワークWの数をカウントするための計数用の信号として用いられる。
[操作盤の構成]
操作盤55は、図1を参照して、ボックス部56と、ディスプレイ57(表示部)と、制御部60とを備えている。ボックス部56は、金属部材によってボックス状に形成された部分であって、操作盤55の外形を形成している。操作盤55は、支柱部58に固定されている。なお、操作盤55には、非常停止ボタン59が設けられている。非常停止ボタン59が押圧されると、計数装置1の動作が直ちに停止する。
図8は、ディスプレイ57に表示される表示画面の一例を示す図である。ディスプレイ57には、現在本数を示す数値57aと、設定本数を示す数値57bと、残り本数を示す数値57cとが表示される。現在本数は、その時点でカウントされたワークWの本数である。また、設定本数は、ユーザによって設定されたワークWの本数であり、回収バー53で回収されるワークWの本数である。計数装置1によるワークWのカウント数が当該設定本数に到達すると、詳しくは後述するように計数装置1の動作が停止する。残り本数は、残り何本のワークWを回収すれば、ワークWに回収されるワークWの本数が設定本数に到達するかを示す値である。
図9は、制御部60の構成を示すブロック図である。制御部60は、CPU及びメモリ等で構成されている。制御部60は、装置動作制御部61と、ワーク回収機構制御部62と、エアー噴出部制御機構63とを有している。
装置動作制御部61は、計数装置1の駆動及び停止を切り替えるようための制御部である。具体的には、装置動作制御部61は、計数装置1が起動されると、パーツフィーダ2の振動部3、排出対象ワーク用センサ26、直線搬送機構30の振動部32、回収対象ワーク用センサ37、掴み損ね検出用センサ44、及びワーク回収機構40へオン信号を通知する。これにより、各振動部3,32、各センサ26,37,44、及びワーク回収機構40がオンされて、計数装置1が動作する。
装置動作制御部61は、カウント部61aを有している。カウント部61aは、ワーク回収機構40から順次通知されるチャック部下降信号Seが通知された回数をカウントし、そのカウント数を記憶する。具体的には、カウント部61aは、カウント数の初期値として0を記憶している。そして、カウント部61aは、チャック部下降信号Seが通知される毎に、その時点で記憶しているカウント数に1を加算し、その値をそれまで記憶していたカウント数と置き換えて記憶する。カウント部61aは、その時点で記憶しているカウント数を、現在本数としてディスプレイ57に表示させる。
装置動作制御部61は、カウント部61aによるカウント数が、ユーザによって予め設定された設定本数に到達すると、パーツフィーダ2の振動部3、排出対象ワーク用センサ26、直線搬送機構30の振動部32、回収対象ワーク用センサ37、及びワーク回収機構40へ、それぞれを停止するための信号であるオフ信号Sfを通知する。各振動部3,32及び各センサ26,37は、オフ信号Sfを受けてオフされる。また、ワーク回収機構40は、オフ信号Sfを受けた後、チャック部41が待機位置まで移動してから、停止する。
また、装置動作制御部61は、掴み損ね検出信号Sgの通知を受けると、各振動部3,32、各センサ26,37、及びワーク回収機構40へオフ信号を通知する。これにより、各振動部3,32、各センサ26,37、及びワーク回収機構40は停止し、計数装置1の動作が直ちに停止する。
ワーク回収機構制御部62は、ワーク回収機構40を動作させるための制御部である。具体的には、ワーク回収機構制御部62は、チャック部41に所定の動作を行わせるための制御部である。
ワーク回収機構制御部62は、回収対象ワーク検出信号Scの通知を受けると、ワーク回収機構40へ指令信号Sdを通知する。ワーク回収機構40がこの指令信号Sdを受けると、チャック部41が、チャック部駆動機構45によって駆動され、回収対象ワークWbの保持、回収バー53の上方での当該回収対象ワークWbの保持解除、及び待機位置への移動、までの一連の動作であるルーチン動作を行う。
エアー噴出部制御機構63は、圧縮空気噴出部27から圧縮空気を噴出させるための制御部である。具体的には、エアー噴出部制御機構63は、排出対象ワーク検出信号Saの通知を受けると、指令信号Sbを圧縮空気噴出部27に通知する。この通知を受けた圧縮空気噴出部27は、瞬間的に圧縮空気を噴出する。これにより、他のワークWの上に重なった状態の排出対象ワークWa、或いは少なくとも一部が周回路底部12から浮き上がった状態となっている排出対象ワークWaを周回路11外へ吹き飛ばし、排出ワーク用容器6内へ回収することができる。
[計数装置の動作]
図10は、計数装置1の動作を示すフローチャートである。また、図11は、図10に示すステップS10に含まれる各ステップを説明するためのフローチャートであって、ステップS11からステップS14までを示すフローチャートである。また、図12は、図10に示すステップS10に含まれる各ステップを説明するためのフローチャートであって、ステップS15からステップS23までを示すフローチャートである。また、図13から図16は、ワーク回収機構40の動作を説明するための模式図である。具体的には、図13は、ステップS13,S17A,及びS17Bを直線矢印で示した図であり、図14は、ステップS18A及びS18Bを直線矢印で示した図であり、図15は、ステップS21A及びS21Bを直線矢印で示した図であり、図16は、ステップS22A及びS22Bを直線矢印で示した図である。以下では、図10〜図16を参照して、計数装置1の動作を説明する。
計数装置1では、まずワークWがボウル部4内に投入され(ステップS1)、その後、計数装置1が起動される(ステップS2)。計数装置1が起動されると、パーツフィーダ2の振動部3及び直線搬送機構30の振動部32が駆動することにより、ワークWが順次、搬送される(ステップS3)。ボウル部4へのワークWの補充は、作業者によって適宜行われる。なお、計数装置1を起動した後、ワークWをボウル部4内へ投入してもよい。
次にステップS4では、排出対象ワークWaの排出が行われる。具体的には、図6を参照して、他のワークWLの上に乗ったワークWU、或いは図示は省略するが、少なくとも一部が周回路底部12から浮き上がった状態となっているワークWが、排出対象ワーク用センサ26に、排出対象ワークWaとして検出される。そして、ステップS4では、圧縮空気噴出部27が、検出された排出対象ワークWaへ圧縮空気を吹き付ける。これにより、排出対象ワークWaが周回路11外へ吹き飛ばされ、排出ワーク用容器6内へ回収される。
一方、ステップS4と並行して、ステップS10では、パーツフィーダ2及び直線搬送機構30によって順次、搬送されるワークWの回収及び計数が行われる。
計数装置1を起動してから最初のワークWが回収される前の状態では、チャック部41は、図13を参照して、待機位置P2に位置している(ステップS11)。この状態において、回収対象ワークWbが検出されると(ステップS12のYes)、第1シリンダ47のロッド部47aが下方へ進出する。これにより、チャック部41が第1位置P1まで下降する(ステップS13)。回収対象ワークWbが検出されない場合には(ステップS12のNo)、回収対象ワークWbが検出されるまで、チャック部41は、待機位置P2で待機する。
ステップS13でチャック部41が下降すると、ワーク回収機構40が、チャック部下降信号Seをカウント部61aへ出力する。カウント部61aは、その時点で記憶しているカウント数に1を加算し、その値を最新のカウント数として記憶する(ステップS14)。
次に、ステップS15では、カウント部61aに記憶されているカウント数が設定本数に到達したか否かが判定される。
[カウント数が所定本数に到達していない場合]
カウント数が設定本数に到達していない場合(ステップS15のNo)、チャック部41は、図14を参照して、一対の爪部43で回収対象ワークWbを挟んで保持する(ステップS17A)。その後、ロッド部49aが第2シリンダ49側へ退避する。これにより、図15に示すように、チャック部41がワークWを保持したまま、第2位置P3まで移動する(ステップS18A)。
次に、ステップS19Aでは、チャック部41によるワークWの掴み損ねが、掴み損ね検出用センサ44によって検出される。
ステップS19Aで、チャック部41によるワークの掴み損ねが検出されない場合(ステップS19AのNo)、図16に示すように、一対の爪部43が互いに離反する方向へ移動することにより、チャック部41によるワークWの保持が解除される(ステップS21A)。これにより、ワークWが回収バー53に回収される。その後、ロッド部47aが第1シリンダ47側へ退避するとともにロッド部49aが第2シリンダ49から進出する。これにより、チャック部41は再び待機位置P2まで戻り(ステップS22A)、その位置で待機する(ステップS11)。
一方、ステップS19Aで、ワークWの掴み損ねが検出された場合(ステップS19AのYes)、各振動部3,32、各センサ26,37,44、及びワーク回収機構40がオフされ(ステップS20)、計測装置1の動作が停止する。
[カウント数が所定本数に到達した場合]
カウント数が設定本数に到達した場合(ステップS15のYes)、各振動部3,32及び各センサ26,37がオフされる(ステップS16)。そしてその後、ステップS17B及びステップS18Bが行われた後(すなわちワークWを保持したチャック部41が第2位置P3まで移動した後)、ステップS19Bで、チャック部41によるワークWの掴み損ねが検出される。
チャック部41によるワークの掴み損ねが検出されない場合(ステップS19BのNo)、チャック部41によるワークWの保持解除(ステップS21B)、及びチャック部41の待機位置への移動(ステップS22B)が行われた後、ワーク回収機構40がオフされ(ステップS23)、計測装置1の動作が停止する。
一方、ステップS19Bで、ワークWの掴み損ねが検出された場合(ステップS19BのYes)、ワーク回収機構40がオフされ(ステップS23)、計測装置1の動作が停止する。
[効果]
以上説明したように、計数装置1では、直線搬送機構30によって第1位置P1まで搬送されるワークWが、チャック部41によって保持された状態で第2位置P3まで移動させられる。その後、チャック部41がワークWの保持を解除することにより、そのワークWが回収バー53に溜められる。ワークWの保持を解除したチャック部41は待機位置P2に移動し、次のワークWを保持するまで待機位置P2で待機する。
そして、計数装置1では、直線搬送機構30によって第1位置P1まで順次搬送される複数のワークWが、上述のような動作(ルーチン動作)を繰り返し行うチャック部41によって、順次、回収バー53に溜められる。
そして、計数装置1では、上記ルーチン動作内に1回だけ含まれる所定動作(本実施形態の場合、チャック部41が待機位置P2から第1位置P1まで下降する動作)を行ったときの該所定動作の回数が、回収バー53に溜められたワークWの数量としてカウントされる。こうすると、例えばワークWの数量をカウントするために透過型又は反射型の計数センサを用いた場合に生じ得る、ワークWの重なりに起因する計数ミス、を防止できる。
また、計数装置1では、上述した特許文献1のように、計数対象となるワークWを作業者が手作業で軸に掛ける必要がなくなるため、作業者の手を煩わすことがなくなる。
更に、計数装置1では、比較的装置の規模が大きなベルト搬送装置が必要とされないため、設備の大型化を回避できる。
従って、計数装置1によれば、正確にワークWを計数でき且つ作業者の労力を軽減可能な、小型化された計数装置を提供できる。
また、計数装置1では、ボウル部4に収容された複数のワークWが、周回路11を介して直線搬送機構30側へ搬送される際に、ワークWが上下方向に重なってしまった場合であっても、以下のようにしてその重なりをなくすことができる。具体的には、計数装置1では、図4を参照して、上下方向に重なった2つのワークWが、周回路11における低壁部17が設けられている部分まで搬送されると、上側のワークWUが、低壁部17の上端を超えて周回路11の外側へ離脱して落下する。これにより、2つのワークWが上下方向に重なった状態で直線搬送機構30まで搬送されてしまう可能性を低減できるため、チャック部41が2つのワークWを一度に保持してしまうことに起因するワークWの計数ミスを防止できる。
また、計数装置1では、周回路底部12が平面状に形成されている。こうすると、ワークWが全周に亘って周回路底部12に当接するため、ボウル部4に加えられた振動を効果的にワークWへ伝えることができる。
また、計数装置1では、一旦周回路11から離脱してしまったワークWを、回収路21によって再びボウル部4へ戻すことができるため、離脱したワークWを作業者が手作業でボウル部4へ戻す必要がなくなる。すなわち、計数装置1によれば、作業者の労力を軽減可能な計数装置を提供できる。
また、計数装置1では、排出機構25によって、他のワークWの上に重なった状態のワークW、或いは斜めに傾いた状態のワークW(排出対象ワークWa)を、周回路11の外部へ排出することができる。これにより、直線搬送機構30に上下方向に重なった状態の複数のワークWが供給されてしまう可能性を低減できるため、ワークWの計数ミスをより確実に防止できる。
また、計数装置1では、他のワークWの上に重なっていたり、斜め方向に傾いた状態となっているワークW(排出対象ワークWa)を、排出対象ワーク用センサ26によって適切に検出した後、検出された排出対象ワークWaを圧縮空気で吹き飛ばすことにより、排出対象ワークWaを周回路11外へ排出できる。すなわち、計数装置1によれば、排出対象となるワークWaを検出し且つ検出された排出対象ワークWaを周回路11外へ排出するための排出機構25を、比較的汎用的な構成(本実施形態の場合、非接触式の透過型レーザセンサ、及び圧縮空気噴出部)を用いて容易に構成することができる。
また、計数装置1では、カウント部61aでのカウント数、すなわち回収バー53に溜められたワークWの数量が設定本数に達すると装置の動作が停止するため、回収バー53に設定本数以上のワークWが溜まることがない。これにより、ワークWを、所望の本数毎に容易に纏めることができる。
また、計数装置1では、ユーザが、カウント部61aでのカウント数、すなわち回収バー53に溜められたワークWの本数を、ディスプレイ57を見ることにより容易に把握することができる。
また、計数装置1では、チャック部41によってワークWを挟んだり放したりすることで、ワークWの保持及び保持解除を容易に行うことができる。
また、計数装置1では、ワークWを保持した状態のチャック部が第2位置P3でワークWの保持を解除すると、環状物蓄積部としてのワークWが回収バー53に通されて該回収バー53に溜められる。これにより、環状物蓄積部のサイズを、水平方向において小さくすることができる。
ところで、計数装置によるワークWの計数時に、チャック部41によるワークWの掴み損ねが1回でも発生すると、計数装置による計数結果と、回収バー53に回収されているワークWの数量との間に差異が生じる。具体的には、チャック部41によるワークWの掴み損ねがあると、ワークWの数量のカウントは行われるにも関わらずワークWの回収は行われないため、カウント数がワークWの数量よりも多くなってしまう。
この点につき、本実施形態に係る計数装置1では、第2位置P3へ移動したチャック部41がワークWを把持していない場合(すなわち、チャック部41がワークWを掴み損ねている場合)、計数装置1の動作が直ちに停止する。言い換えれば、第2位置P3へ移動したチャック部41がワークWを把持していることを条件として、計数装置1の動作が継続される。これにより、掴み損ねに起因するワークWの計数ミスを適切に防止できる。
(第2実施形態)
図17は、本発明の第2実施形態に係る計数装置70を側方から視た模式図である。計数装置70での計数対象となるワークWは、第1実施形態の計数装置1での計数対象のワークWと同様に構成され、例えば一例として、環状の歯付ベルトである。ワークWは、厚さhを有する比較的小径に形成された無端状の環状物である。なお、図17でのワークWは、側方から視た状態であるため、模式的に横長の矩形状に図示されている。また、以下で説明する各図のうちワークWが示されている図については、図面が煩雑になるのを避けるため、ワークWの内周面側に形成された歯部の図示を省略している。
計数装置70は、パーツフィーダ2と、周回路部10と、回収路部20と、排出機構25と、ワーク受取部71と、ワーク回収機構40と、回収バー53(環状物蓄積部)と、操作盤55とを備えている。図18は、図17に示す計数装置70のうち周回路部10及び回収路部20付近を拡大して示す斜視図である。また、図19は、図17に示す計数装置70のうち周回路部10及び回収路部20付近を拡大して示す斜視図であって、ワークWが搬送されている状態を示す図である。
計数装置70は、第1実施形態の計数装置1と同様に構成されている。ただし、計数装置70は、直線搬送機構30を備えておらず、ワーク受取部71を備えている点において、第1実施形態の計数装置1と異なっている。尚、第2実施形態についての以下の説明において、第1実施形態と同様に構成される要素については、図面において同一の符号を付すことで、或いは、同一の符号を引用して説明することで、重複する説明を省略する。
計数装置70のパーツフィーダ2、周回路部10、回収路部20、排出機構25、ワーク回収機構40、回収バー53、及び操作盤55は、それぞれ、第1実施形態の計数装置1のパーツフィーダ2、周回路部10、回収路部20、排出機構25、ワーク回収機構40、回収バー53、及び操作盤55と同様に構成されている。このため、計数装置70は、第1実施形態の計数装置1と同様に、周回路11、回収路21、排出対象ワーク用センサ26(検出部)、圧縮空気噴出部27(空気噴出部)、チャック部41(駆動保持部)、カウント部61a、ディスプレイ57(表示部)、制御部60を備えている。
図20は、図17に示す計数装置70の第1位置P1を上方から視た模式図であって、ワーク受取部71を示す図である。ワーク受取部71は、周回路11から搬送されるワークWを受け取る部分として設けられている。このため、計数装置70の周回路11においては、周回路終端部11aは、ワーク受取部71側の端部として構成されている。そして、ワーク受取部71には、ワークWがチャック部41によってピックアップされて保持される位置である第1位置P1が設定されている。
ワーク受取部71は、周回路終端部11aの近傍の領域に配置された状態で、周回路11に対して設置されている。そして、ワーク受取部71は、受取面部72、固定壁部33、可動壁部34、絞り部35、回収対象ワーク用センサ37、調整ネジ39を備えて構成されている。
ワーク受取部71の受取面部72は、水平方向に拡がる平面状の部分として設けられ、周回路11の周回路終端部11aに隣接して配置されている。周回路11から搬送されるワークWは、周回路終端部11aから送り出されて受取面部72に受け取られる。周回路11によって搬送されて周回路終端部11aから送り出されて受取面部72にて受け取られたワークWは、絞り部35の一対の絞り壁部36,36に当接する。これにより、ワークWが、受取面部72の上方及びその近傍の領域であって一対の絞り壁部36,36間の領域として構成される第1位置P1から更に前方へ進んで落下することなく、第1位置P1で待機する。第1位置P1で待機したワークWは、チャック部41によってピックアップされて保持される。
ワーク受取部71の固定壁部33及び可動壁部34は、周回路終端部11aからワークWが送り出される方向であるワーク受取部71の前後方向に沿って互いに平行に延びる壁部として設けられている。固定壁部33は、ワーク受取部71における幅方向の一方側の縁部に固定された壁部として設けられている。尚、ワーク受取部71の幅方向は、ワーク受取部71の前後方向に対して水平方向において直交する方向として構成される。そして、可動壁部34は、ワーク受取部71の幅方向の他方側に設けられ、ワーク受取部71の幅方向に沿って変位可能に構成されている。ワーク受取部71では、調整ネジ39を回転させることにより、可動壁部34をワーク受取部71の幅方向に沿って変位させることができる。これにより、2つの壁部33,34の間の幅を調整することができる。2つの壁部33,34の間の幅は、例えば、ワークWの直径とほぼ同じとなるように調整される。
ワーク受取部71の絞り部35、回収対象ワーク用センサ37、調整ネジ39は、第1実施形態の計数装置1の直線搬送機構30の絞り部35、回収対象ワーク用センサ37、調整ネジ39と同様に構成される。尚、ワーク受取部71では、第1実施形態の計数装置1の直線搬送機構30の振動部32及びワーク搬送用エアー噴出部38は、設けられていない。
上記のように、ワーク受取部71は、周回路11から搬送されるワークWを受け取る部分として設けられ、ワークWがチャック部41によって保持される第1位置P1が設定されている。このため、計数装置70の周回路11、回収路21、排出機構25、チャック部41は、次のように構成される。
計数装置70の周回路11は、複数のワークWが収容されるボウル部4に固定されてボウル部4から上方へ螺旋状に延びるように形成され、ボウル部4に振動が加えられることにより、複数のワークWが順次、第1位置P1へ搬送されるように構成される。そして、計数装置70の回収路21は、周回路11に沿って第1位置P1側へ搬送される際に低壁部17の上端を超えて周回路11の外方へ離脱したワークWをボウル部4へ案内するように構成される。
また、計数装置70の排出機構25は、周回路11を介して第1位置P1へ搬送されるワークWのうち、他のワークWの上に重なった状態のワークW、或いは、少なくとも一部が周回路11の周回路底部12から浮き上がった状態となっているワークWを、周回路11の外部へ排出するように構成される。そして、計数装置70の排出機構25の排出対象ワーク用センサ26は、周回路11における第1位置P1側の端部である周回路終端部11aに設けられ、周回路終端部11aのうちの、周回路終端部11aの周回路底部12を基準としたワークWの厚さ以上の部分、を通過するワークWである排出対象ワークWa(排出対象環状物)を検出するように構成される。
また、計数装置70のチャック部41(駆動保持部)は、ワーク受取部71に設定された第1位置P1に順次搬送されるワークWを保持し、保持したワークWを第1位置P1とは異なる第2位置P3に移動させてからワークWの保持を解除するように構成されている。尚、計数装置70においても、第2位置P3は、第1実施形態の計数装置1の第2位置P3と同様の位置に設定されている。即ち、計数装置70においても、第2位置P3は、回収バー53のやや上方の位置として設定されている。
図21は、計数装置70の制御部60の構成を示すブロック図である。計数装置70の制御部60は、第1実施形態の計数装置1の制御部60と同様に構成されている。ただし、計数装置70は、直線搬送機構30が設けられておらず、振動部32も設けられていない。このため、計数装置70の制御部60の装置動作制御部61は、直線搬送機構30の振動部32の駆動及び停止の制御を行わない点において、第1実施形態の計数装置1の制御部60の装置動作制御部61と異なっている。そして、計数装置70の制御部60は、カウント部61aでのカウント数が所定数に達すると、ボウル部4への振動、及びチャック部41の駆動を停止するように構成されている。
図22は、計数装置70の動作を示すフローチャートである。計数装置70は、第1実施形態の計数装置1と同様に動作する。ただし、計数装置70は、前述のように、ワーク受取部71が設けられており、直線搬送機構30が設けられていない。このため、計数装置70においては、計数装置70が起動されると(ステップS2)、パーツフィーダ2の振動部3が駆動されることにより、ワークWが順次、所定の第1位置P1へと搬送される(ステップS3)。そして、計数装置70においても、第1実施形態の計数装置1と同様に、搬送されるワークWの回収及び計数が行われる(ステップS10)。
以上説明した計数装置70は、第1実施形態の計数装置1と同様の作用効果を奏することができる。より具体的には、計数装置70では、周回路11によって第1位置P1まで搬送されるワークWが、チャック部41によって保持された状態で第2位置P3まで移動させられる。その後、チャック部41がワークWの保持を解除することにより、そのワークWが回収バー53に溜められる。ワークWの保持を解除したチャック部41は待機位置P2に移動し、次のワークWを保持するまで待機位置P2で待機する。
そして、計数装置70では、周回路11によって第1位置P1まで順次搬送される複数のワークWが、上述のような動作(ルーチン動作)を繰り返し行うチャック部41によって、順次、回収バー53に溜められる。
そして、計数装置70では、上記ルーチン動作内に1回だけ含まれる所定動作(例えば、チャック部41が待機位置P2から第1位置P1まで下降する動作)を行ったときの該所定動作の回数が、回収バー53に溜められたワークWの数量としてカウントされる。こうすると、例えばワークWの数量をカウントするために透過型又は反射型の計数センサを用いた場合に生じ得る、ワークWの重なりに起因する計数ミス、を防止できる。
また、計数装置70では、前述した特許文献1のように、計数対象となるワークWを作業者が手作業で軸に掛ける必要がなくなるため、作業者の手を煩わすことがなくなる。
更に、計数装置70では、比較的装置の規模が大きなベルト搬送装置が必要とされないため、設備の大型化を回避できる。
従って、計数装置70によれば、正確にワークWを計数でき且つ作業者の労力を軽減可能な、小型化された計数装置を提供できる。
尚、計数装置70によると、第1実施形態の計数装置1とは異なり、直線搬送機構30が設けられておらず、ワーク搬送用エアー噴出部38も設けられていない。このため、計数装置70によると、ワーク搬送用エアー噴出部38から噴出する圧縮空気の圧力又は流量の設定の誤りがあった場合に直線搬送機構30上においてワークW同士が重なった状態となるような事態が発生することも防止できる。また、計数装置70によると、ワーク搬送用エアー噴出部38の圧縮空気の圧力又は流量の設定の誤りに伴うワークW同士の重なりが生じないため、ベルト幅寸法(環状物であるワークWの環軸方向の寸法)がより小さくて重量の軽いワークWの計数も行うことができる。このため、計数装置70によると、計数装置1に比して、計数対象のワークWのサイズ範囲を拡大することができ、より多くの種類のワークWの計数を行うことができる。また、計数装置70によると、直線搬送機構30が設けられていないため、計数装置1に比して、より装置のコストダウンを図ることができる。
以上、本発明の第1及び第2実施形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々に変更して実施することができる。例えば、次のような変形例を実施してもよい。
(1)上述した実施形態では、計数対象となるワークWが歯付ベルトである例を挙げて説明したが、これに限らず、計数装置によれば、Oリング、輪ゴム等も計数することができる。
(2)上述した実施形態では、チャック部41が下降したときに、カウント部61aで記憶されるカウント数に1が加算されるが、この限りでなく、チャック部41の下降以外の動作であっても、ワーク回収機構40が行うルーチン動作内に1回だけ含まれる動作であれば、その動作が行われたときにカウント数に1が加算されてもよい。例えば、チャック部41がワークWを保持したときにカウント数の加算が行われてもよく、或いは、チャック部41がワークWを第2位置で放したときにカウント数の加算が行われてもよい。
本発明は、環状物の数量をカウントする計数装置に広く適用できる。
1 計数装置
30 直線搬送機構
41 チャック部(駆動保持部)
53 回収バー(環状物蓄積部)
61a カウント部
P1 第1位置
P2 待機位置(所定位置)
P3 第2位置
W ワーク(環状物)

Claims (17)

  1. 環状物の数量をカウントする計数装置であって、
    所定の第1位置に順次搬送される前記環状物を保持し、保持した前記環状物を前記第1位置とは異なる第2位置に移動させてから該環状物の保持を解除する駆動保持部を備え、
    前記駆動保持部は、前記環状物を保持する前に所定位置に位置している状態から、前記第1位置での前記環状物の保持、及び前記第2位置での前記環状物の保持の解除を順に行い、再び前記所定位置に戻るまでのルーチン動作を繰り返し行い、
    前記駆動保持部による保持が解除された前記環状物は、環状物蓄積部に順次溜められ、
    前記駆動保持部が各前記ルーチン動作内に1回だけ含まれる所定動作を行ったときの該所定動作の回数を、前記環状物蓄積部に溜められた前記環状物の数量としてカウントするカウント部、を更に備えていることを特徴とする、計数装置。
  2. 請求項1に記載の計数装置において、
    前記駆動保持部は、一列に整列させられた複数の前記環状物を該環状物の列方向に沿って搬送する直線搬送機構、によって前記第1位置に順次搬送される前記環状物を保持し、保持した前記環状物を前記第2位置に移動させてから該環状物の保持を解除するように構成されていることを特徴とする、計数装置。
  3. 請求項2に記載の計数装置において、
    複数の前記環状物が収容されるボウル部に固定されて該ボウル部から上方へ螺旋状に延びるように形成され、前記ボウル部に振動が加えられることにより、複数の前記環状物が順次、前記直線搬送機構へ搬送される周回路を更に備え、
    前記周回路は、
    複数の前記環状物が該周回路に沿って上記直線搬送機構側へ搬送される際に前記環状物が載せ置かれた状態となる底部と、
    前記底部における前記周回路の径方向外側の部分から上方へ延びる側壁部と、
    を有し、
    前記底部は、前記周回路の径方向外方へ向かって斜め下方に傾斜する傾斜部を有し、
    前記側壁部は、前記傾斜部に形成され、前記環状物の厚さ以下となる高さを有する低壁部を有していることを特徴とする、計数装置。
  4. 請求項3に記載の計数装置において、
    前記底部は、平面状に形成されていることを特徴とする、計数装置。
  5. 請求項3又は請求項4に記載の計数装置において、
    前記周回路に沿って上記直線搬送機構側へ搬送される際に前記低壁部の上端を超えて該周回路の外方へ離脱した前記環状物を前記ボウル部へ案内する回収路、を更に備えていることを特徴とする、計数装置。
  6. 請求項3から請求項5のいずれか1項に記載の計数装置において、
    前記周回路を介して前記直線搬送機構へ搬送される前記環状物のうち、他の前記環状物の上に重なった状態の前記環状物、或いは、少なくとも一部が前記周回路の前記底部から浮き上がった状態となっている前記環状物を、前記周回路の外部へ排出する排出機構、を更に備えていることを特徴とする、計数装置。
  7. 請求項6に記載の計数装置において、
    前記排出機構は、
    前記周回路における前記直線搬送機構側の端部である周回路終端部に設けられ、該周回路終端部のうちの、該周回路終端部の前記底部を基準とした前記環状物の厚さ以上の部分、を通過する前記環状物である排出対象環状物を検出する検出部と、
    前記周回路終端部に設けられ、前記検出部によって検出された前記排出対象環状物へ向けて空気を噴出して該排出対象環状物を前記周回路外へ吹き飛ばす空気噴出部と、
    を有していることを特徴とする、計数装置。
  8. 請求項3から請求項7のいずれか1項に記載の計数装置において、
    前記カウント部でのカウント数が所定数に達すると、前記ボウル部への振動、前記直線搬送機構による前記環状物の搬送、及び前記駆動保持部の駆動を停止する制御部、を更に備えていることを特徴とする、計数装置。
  9. 請求項1に記載の計数装置において、
    複数の前記環状物が収容されるボウル部に固定されて該ボウル部から上方へ螺旋状に延びるように形成され、前記ボウル部に振動が加えられることにより、複数の前記環状物が順次、前記第1位置へ搬送される周回路を更に備え、
    前記周回路は、
    複数の前記環状物が該周回路に沿って前記第1位置側へ搬送される際に前記環状物が載せ置かれた状態となる底部と、
    前記底部における前記周回路の径方向外側の部分から上方へ延びる側壁部と、
    を有し、
    前記底部は、前記周回路の径方向外方へ向かって斜め下方に傾斜する傾斜部を有し、
    前記側壁部は、前記傾斜部に形成され、前記環状物の厚さ以下となる高さを有する低壁部を有していることを特徴とする、計数装置。
  10. 請求項9に記載の計数装置において、
    前記底部は、平面状に形成されていることを特徴とする、計数装置。
  11. 請求項9又は請求項11に記載の計数装置において、
    前記周回路に沿って前記第1位置側へ搬送される際に前記低壁部の上端を超えて該周回路の外方へ離脱した前記環状物を前記ボウル部へ案内する回収路、を更に備えていることを特徴とする、計数装置。
  12. 請求項9から請求項11のいずれか1項に記載の計数装置において、
    前記周回路を介して前記第1位置へ搬送される前記環状物のうち、他の前記環状物の上に重なった状態の前記環状物、或いは、少なくとも一部が前記周回路の前記底部から浮き上がった状態となっている前記環状物を、前記周回路の外部へ排出する排出機構、を更に備えていることを特徴とする、計数装置。
  13. 請求項12に記載の計数装置において、
    前記排出機構は、
    前記周回路における前記第1位置側の端部である周回路終端部に設けられ、該周回路終端部のうちの、該周回路終端部の前記底部を基準とした前記環状物の厚さ以上の部分、を通過する前記環状物である排出対象環状物を検出する検出部と、
    前記周回路終端部に設けられ、前記検出部によって検出された前記排出対象環状物へ向けて空気を噴出して該排出対象環状物を前記周回路外へ吹き飛ばす空気噴出部と、
    を有していることを特徴とする、計数装置。
  14. 請求項9から請求項13のいずれか1項に記載の計数装置において、
    前記カウント部でのカウント数が所定数に達すると、前記ボウル部への振動、及び前記駆動保持部の駆動を停止する制御部、を更に備えていることを特徴とする、計数装置。
  15. 請求項1から請求項14のいずれか1項に記載の計数装置において、
    前記カウント部でカウントされた複数の前記環状物の数量が表示される表示部、を更に備えていることを特徴とする、計数装置。
  16. 請求項1から請求項15のいずれか1項に記載の計数装置において、
    前記駆動保持部は、前記環状物を挟んで保持するチャック部であることを特徴とする、計数装置。
  17. 請求項1から請求項16のいずれか1項に記載の計数装置において、
    上下方向に延びる棒状に形成され、上方から視て前記第2位置に配置されている前記環状物蓄積部としての回収バーを更に備えていることを特徴とする、計数装置。
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