JP2017119808A - 硬質表面用液体洗浄剤組成物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】(a)特定のスルホコハク酸エステル又はその塩、(b)炭素数8以上21以下の炭化水素基と、硫酸エステル基又はスルホン酸基とを有するアニオン界面活性剤〔但し、(a)成分を除く〕0質量%以上3質量%未満、(c)両性界面活性剤及び水を含有し、(b)/[(a)+(b)+(c)]の質量比が0.3以下である、硬質表面用液体洗浄剤組成物。
【選択図】なし
Description
特許文献2には、(a)スルホコハク酸アルキルエステル又はその塩、(b)炭素数8〜21の炭化水素基と、硫酸エステル塩基又はスルホン酸塩基とを有するアニオン界面活性剤〔但し(a)を除く〕5〜35質量%、及び(c)スルホベタイン型界面活性剤を含有する手洗い用食器用液体洗浄剤組成物が開示され、食器洗浄時には豊かな泡立ちと洗浄時の泡の持続性を示すが、すすぎ時には瞬時に泡が消え、少量の水ですすぎが完了することが記載されている。
本発明は、プラスチック等の硬質物品の硬質表面に付着した、固体脂を含む油汚れを、スポンジ等の可撓性材料を用いて擦らずとも、すなわち機械力をかけずとも、洗浄することが可能な、洗浄力に優れた、硬質表面用液体洗浄剤組成物及び硬質表面の洗浄方法に関する。
下記一般式(a1)で表されるスルホコハク酸エステル又はその塩
<(b)成分>
炭素数8以上21以下の炭化水素基と、硫酸エステル基又はスルホン酸基とを有するアニオン界面活性剤〔但し、(a)成分を除く〕
<(c)成分>
スルホベタイン及びカルボベタインから選ばれる1種以上の両性界面活性剤
<(a)成分>
下記一般式(a1)で表されるスルホコハク酸エステル又はその塩
<(b)成分>
炭素数8以上21以下の炭化水素基と、硫酸エステル基又はスルホン酸基とを有するアニオン界面活性剤〔但し、(a)成分を除く〕
<(c)成分>
スルホベタイン及びカルボベタインから選ばれる1種以上の両性界面活性剤
本発明の硬質表面用液体洗浄剤組成物は、(b)成分の炭素数8以上21以下の炭化水素基と硫酸エステル基又はスルホン酸基とを有するアニオン界面活性剤の含有量を規定したことにより、疎水性が高いジアルキル基と親水性が高い硫酸基とを有する(a)成分と、両性界面活性剤である(c)成分との相互作用を強いものにすることができる。これにより、本発明の硬質表面用液体洗浄剤組成物に含まれる界面活性剤が、固体脂を含む油汚れ中に浸透し易くなり、硬質表面からの固体脂の剥離が容易となり、その結果、洗浄力の向上効果が得られたものと推定される。
そして、本発明の硬質表面用液体洗浄剤組成物を、直接、硬質表面と接触させる方法で用いる場合は、硬質表面に適用される界面活性剤の濃度が、含水したスポンジを使用して硬質表面に接触させる場合よりも高くなる。そのため、本発明の界面活性剤による効果は、より顕著に発現する。
これらのことから、本発明の硬質表面用液体洗浄剤組成物を用いることにより、プラスチック等の硬質表面に付着した、固体脂を含む油汚れを、スポンジ等の可撓性材料を用いて擦らない、すなわち機械力をかけない洗浄方法によっても、優れた洗浄力を得ることができる。
本発明の(a)成分は、下記一般式(a1)で表されるスルホコハク酸エステル又はその塩である。
一般式(a1)中、A1、A2は、それぞれ独立に、炭素数2以上、そして、炭素数4以下、好ましくは3以下のアルキレン基である。
一般式(a1)中、x、yは、平均付加モル数であり、洗浄力の観点から、それぞれ独立に、0以上、そして、6以下、好ましくは4以下、より好ましくは2以下であり、0がより好ましい。
また、x+yは、洗浄力の観点から、好ましくは0以上、そして、好ましくは12以下であり、より好ましくは6以下、さらに好ましくは3以下、さらに好ましくは0である。
なお、本発明では、(a)成分に係る質量に関する記述(質量%や質量比)は、M1をナトリウムと仮定したときの質量(ナトリウム塩換算での比率)に基づくものとする。
本発明の(b)成分は、炭素数8以上21以下の炭化水素基と、硫酸エステル基又はスルホン酸基とを有するアニオン界面活性剤〔但し、(a)成分を除く〕である。
また、硫酸エステル基を有する前記アニオン界面活性剤として、洗浄力の観点から、炭素数は、8以上、好ましくは10以上、そして21以下、好ましくは18以下、より好ましくは14以下、さらに好ましくは12以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を有し、炭素数2以上3以下のオキシアルキレン基の平均付加モル数が好ましくは0.1以上、より好ましくは0.3以上、さらに好ましくは0.4以上、そして、好ましくは6以下、より好ましくは3以下、さらに好ましくは1.5以下であるポリオキシアルキレン基を有するポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩が好適である。
また、スルホン酸基を有する前記アニオン界面活性剤として、洗浄力の観点から、炭素数6以上15以下のアルキル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸塩、及び炭素数8以上、好ましくは10以上、そして21以下、好ましくは18以下、より好ましくは14以下、さらに好ましくは12以下のアルカンスルホン酸塩から選ばれる1種以上のアニオン界面活性剤が好適である。
R1b−O−(R2bO)n−SO3M2 (b1)
〔式中、R1bは、炭素数8以上21以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基であり、R2bは、エチレン基及び/又はプロピレン基であり、nは平均付加モル数であり0以上6以下の数である。M2は水素原子又は陽イオン、好ましくは無機又は有機の陽イオンである。〕
一般式(b1)中、R2bがエチレン基の場合には、洗浄力の観点から、nは、好ましくは0.1以上の数、より好ましくは0.5以上、また好ましくは6以下、より好ましくは3以下の数である。
また、一般式(b1)中、R2bがプロピレン基の場合には、洗浄力の観点から、nは、好ましくは0.1以上、より好ましくは0.2以上、さらに好ましくは0.4以上の数であり、また好ましくは1.5以下、より好ましくは1.0以下、さらに好ましくは0.8以下の数である。
また、一般式(b1)中、R2bがエチレン基及びプロピレン基の場合には、nは、これらの範囲からそれぞれ選択できる。
ン、カリウムイオン、マグネシウムイオン等の無機陽イオン、モノエタノールアンモニウムイオン、ジエタノールアンモニウムイオン、トリエタノールアンモニウムイオン、モルホリン等の有機陽イオンが挙げられ、好ましくはナトリウムイオン、カリウムイオン、アンモニウムイオン、マグネシウムイオンの無機陽イオンである。
本発明の(c)成分は、スルホベタイン及びカルボベタインから選ばれる1種以上の両性界面活性剤である。洗浄力の観点から、スルホベタインが好ましい。
一般式(c1)中、Rc3およびRc4は、それぞれ独立に、好ましくはメチル基である。
本発明の硬質表面用液体洗浄剤組成物は、洗浄力の観点から、(d)成分として、アルキルグリセリルエーテルを含有することができる。(d)成分としては、アルキル基の炭素数が6以上18以下のアルキルモノグリセリルエーテルが挙げられる。具体的には下記一般式(d1)の化合物が好適である。
R1d−O−(Gly)r−H (d1)
〔式中、R1dは炭素数6以上18以下のアルキル基を示し、Glyはグリセリン由来の構成単位を示し、好ましくはグリセリンから1つの水酸基と1つの水素原子を除いた残基を示し、rは1以上4以下の数を示す。〕
本発明の硬質表面用液体洗浄剤組成物は、洗浄力及び配合安定性の観点から、(e)成分として、溶剤を含有することが好ましい。溶剤は、好ましくは炭素数2以上、より好ましくは炭素数3以上、好ましくは炭素数10以下、より好ましくは炭素数8以下の水溶性有機溶剤が好ましく、具体例としては、エタノール、イソプロピルアルコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、イソプレングリコール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、3−メチル−3−メトキシブタノール、フェノキシエタノール、フェニルグリコール、フェノキシイソプロパノール、ブチルジグリコール(ジエチレングリコールモノブチルエーテル)、ジブチレンジグリコール、及びベンジルアルコールから選ばれる水溶性有機溶剤がより好ましい。なかでも、ブチルジグリコール、エタノール、及びプロピレングリコールから選ばれる1種以上の水溶性有機溶剤がさらに好ましい。ここで、水溶性有機溶剤とは、オクタノール/水分配係数(LogPow)が3.5以下の溶剤を指すものとする。
(e)成分中、ブチルジグリコールの割合は、好ましくは25質量%以上、より好ましくは50質量%以上、そして、好ましくは100質量%以下である。
(e)成分中、エタノールの割合は、好ましくは50質量%以下、より好ましくは25質量%以下、さらに好ましくは10質量%以下である。
また、(e)成分の含有量と、(a)成分、(b)成分及び(c)成分の合計含有量との質量比である、(e)成分/[(a)成分+(b)成分+(c)成分]の質量比は、保存安定性及び洗浄力の観点から、好ましくは0.5以上、より好ましくは1以上、さらに好ましくは1.2以上、よりさらに好ましくは1.5以上、そして、同様の観点から、好ましくは5以下、より好ましくは4以下、さらに好ましくは3以下、よりさらに好ましくは2以下である。
本発明の硬質表面用液体洗浄剤組成物は、配合安定性の観点から、(f)成分として、ハイドロトロープ剤を含有することができる。ハイドロトロープ剤としては、トルエンスルホン酸、キシレンスルホン酸、クメンスルホン酸又はこれらのナトリウム、カリウムあるいはマグネシウム塩が良好であり、特にp−トルエンスルホン酸又はその塩が良好である。
本発明の硬質表面用液体洗浄剤組成物は、洗浄力の観点から、(g)成分として、キレート剤を含有することができる。キレート剤としては、クエン酸、エチレンジアミン4酢酸塩、メチルグリシン2酢酸、L−グルタミン酸二酢酸・四ナトリウム等が挙げられる。
本発明の硬質表面用液体洗浄剤組成物は、起泡性、すすぎ性の観点から、(h)成分として、炭素数8以上22以下の脂肪酸又はその塩を含有してもよい。
ここで、固形分とは、前記(a)〜(c)成分及びその他の任意成分、すなわち水以外の成分である。
具体的には、本発明の硬質表面用液体洗浄剤組成物は、好ましくは硬質物品の硬質表面への塗布用洗浄剤、より好ましくは食器又は台所周りの硬質物品の硬質表面への塗布用洗浄剤、さらに好ましくは食器の硬質表面への塗布用洗浄剤である。
また、具体的には、本発明の硬質表面用液体洗浄剤組成物は、好ましくは硬質物品の硬質表面への噴霧用洗浄剤、より好ましくは食器又は台所周りの硬質物品の硬質表面への噴霧用洗浄剤、さらに好ましくは食器の硬質表面への噴霧用洗浄剤である。
台所周りの硬質物品は、台所の周辺で使用される物品であり、具体的には、冷蔵庫、食器棚などの食品、食器、調理器具の保存場所;排水溝、調理台、レンジフード、シンク、ガスレンジ、電子レンジなどの食品の調理場所;及びそれらの周辺の床や壁等である。本発明では、これらを便宜上「台所周りの硬質物品」とする。
また、食器としては、具体的には、皿、椀等のいわゆる食器;タッパー、瓶等の保存容器;包丁やまな板、鍋、フライパン、魚焼きグリル等の調理器具;フードプロセッサー、ミキサー等の調理家電等の食材が接触する部材や器具が挙げられる。本発明では、これらを便宜上「食器」とする。
また、本発明の硬質表面用液体洗浄剤組成物は、食器、保存容器、調理器具、及び調理家電から選ばれる物品用であることが好ましく、さらに皿、椀、タッパー、ビン、包丁、まな板、鍋、フライパン、魚焼きグリル、フードプロセッサー、及びミキサーから選ばれる物品用であることがより好ましい。
また、本発明の洗浄対象である硬質表面、さらに食器及び台所周りの硬質表面、さらに食器の硬質表面の材質は、プラスチック(シリコーン樹脂などを含む)、金属、陶器、木、及びそれらの組み合わせが挙げられる。
本発明の硬質表面の洗浄方法は、本発明の硬質表面用液体洗浄剤組成物を、硬質表面に接触させる、硬質表面の洗浄方法である。
すなわち、本発明の硬質表面の洗浄方法では、本発明の硬質表面用液体洗浄剤組成物を用いる。該組成物の好ましい態様は、前記した本発明の硬質表面用液体洗浄剤組成物と同じである。
本発明の硬質表面の洗浄方法は、本発明の硬質表面用液体洗浄剤組成物を、油汚れが付着した硬質表面、さらに固体脂を含む油汚れが付着した硬質表面に接触させる、硬質表面の洗浄方法として好適に実施できる。
これらの方法は、本発明の硬質表面用液体洗浄剤組成物を、硬質表面に付着した油汚れに接触させる、硬質表面の洗浄方法である。
ある側面において、本発明は、前記本発明の油除去用硬質表面用液体洗浄剤組成物を、油汚れが付着した硬質表面に接触させる、硬質表面の洗浄方法を提供する。
また、本発明の硬質表面の洗浄方法は、前記硬質表面用液体洗浄剤組成物における(b)成分/[(a)成分+(b)成分+(c)成分]の質量比が、洗浄力の観点から、好ましくは0.2未満、そして好ましくは0以上である硬質表面用液体洗浄剤組成物を用いて実施することができる。
具体的には、前記硬質表面用液体洗浄剤組成物を、希釈せずに硬質表面に接触させる、つまり、前記硬質表面用液体洗浄剤組成物を、希釈することなく、硬質表面に接触させる洗浄方法が挙げられる。さらに、前記硬質表面用液体洗浄剤組成物を、希釈することなく、固体脂を含む油汚れが付着した硬質表面に接触させる洗浄方法が挙げられる。
前記硬質表面用液体洗浄剤組成物を希釈することなく固体脂を含む油汚れが付着した硬質表面に接触させる、とは、該洗浄剤組成物を、意図的に水などで希釈した後、固体脂を含む汚れが付着した硬質表面と接触させないことである。例えば、前記液体洗浄剤組成物を水滴等が付着した硬質表面と接触させたり、前記液体洗浄剤組成物を硬質表面に接触させた後、水滴が硬質表面に付着したりする場合は、前記液体洗浄剤組成物を希釈することなく固体脂を含む油汚れが付着した硬質表面に接触させていると理解できる。
本発明では、前記硬質表面用液体洗浄剤組成物の原液をそのまま、つまり組成を変動させることなく、硬質表面に付着させる。例えば、前記硬質表面用液体洗浄剤組成物を、含水したスポンジに付着させることなく、固体脂を含む油汚れが付着した硬質表面に接触させる。硬質表面に接触した後は、前記硬質表面用液体洗浄剤組成物の組成が変動してもよい。すなわち、硬質表面に接触した後は、前記硬質表面用液体洗浄剤組成物の組成が希釈又は濃縮されてもよい。
機械力をかけずに放置するとは、例えば、組成物の接触以外に、洗浄のための意図的な操作を行わないことである。例えば、接触させた組成物が硬質表面の表面を自然に流下することや、洗浄を意図しない振動が硬質表面に伝わることなどは、機械力をかけずに放置すると理解できる。
つまり、本発明の洗浄方法として、前記硬質表面用液体洗浄剤組成物を、スポンジ等の可撓性材料を用いることなく硬質表面に接触させ、機械力をかけずにそのまま放置する洗浄方法が挙げられる。
放置した後は、通常、水ですすぐ。すすぐ際は、手などで機械力(物理的力)を掛けてもよく、単に水流ですすいでもよい。
なお、放置する際の温度は、室温でよく、例えば、10℃以上30℃以下が挙げられる。
前記硬質表面用液体洗浄剤組成物を、油汚れ等が付着した硬質表面に接触させる方法は、噴霧又は塗布が好ましく、液滴状にして噴霧する又は泡状にして塗布する方法が好ましい。具体的には、スプレー法により、すなわち本発明の硬質表面用液体洗浄剤組成物を、スプレイヤーを具備する容器に充填してなる硬質表面用洗浄剤物品を用いるのが好ましい。本発明は、本発明の硬質表面用液体洗浄剤組成物を、スプレイヤーを具備する容器に充填してなる、スプレー容器入り硬質表面用洗浄剤物品を提供する。
液滴状に噴霧する機構を備えたトリガー式スプレーを用いる場合、本発明のスプレー容器入り硬質表面用洗浄剤物品は、1回の操作で、好ましくは0.1mL以上、より好ましくは0.3mL以上、そして、好ましくは5mL以下、より好ましくは2mL以下の組成物を噴霧する。
硬質物品、食器及び台所周りの硬質物品については、前述のものが挙げられる。
また、本発明の硬質表面の洗浄方法は、食器、保存容器、調理器具、及び調理家電から選ばれる物品の硬質表面を対象とすることが好ましく、さらに皿、椀、タッパー、ビン、包丁、まな板、鍋、フライパン、魚焼きグリル、フードプロセッサー、及びミキサーから選ばれる物品の硬質表面を対象とすることがより好ましい。
本発明の硬質表面の洗浄方法の対象とする硬質表面の材質は、プラスチック(シリコーン樹脂などを含む)、金属、陶器、木、及びそれらの組み合わせが挙げられる。
そして、本発明の硬質表面の洗浄方法は、これら硬質表面に付着した固体脂を含む油汚れを効果的に洗浄することができる。
さらに、本発明の硬質表面の洗浄方法は、本発明の硬質表面用液体洗浄剤組成物を、好ましくは泡状の前記組成物を、硬質表面に塗布してそのまま放置するため、硬質表面に前記組成物を長く留めることができる。
本発明の硬質表面の洗浄方法は、前記硬質表面用液体洗浄剤組成物を接触させた硬質表面を、水で濯ぐ工程、好ましくは前記硬質表面用液体洗浄剤組成物を接触させた硬質表面を、放置後、水で濯ぐ工程を含むことができる。
下記(a)成分、(b)成分0質量%以上3質量%未満、(c)成分、及び水を含有し、(b)成分/[(a)成分+(b)成分+(c)成分]の質量比が0.3以下である、硬質表面用液体洗浄剤組成物。
<(a)成分>
下記一般式(a1)で表されるスルホコハク酸エステル又はその塩
<(b)成分>
炭素数8以上21以下の炭化水素基と、硫酸エステル基又はスルホン酸基とを有するアニオン界面活性剤〔但し、(a)成分を除く〕
<(c)成分>
スルホベタイン及びカルボベタインから選ばれる1種以上の両性界面活性剤
下記(a)成分、(b)成分0質量%以上3質量%未満、(c)成分、及び水を含有し、(b)成分/[(a)成分+(b)成分+(c)成分]の質量比が0.3以下である、油除去用硬質表面用液体洗浄剤組成物。
<(a)成分>
下記一般式(a1)で表されるスルホコハク酸エステル又はその塩
<(b)成分>
炭素数8以上21以下の炭化水素基と、硫酸エステル基又はスルホン酸基とを有するアニオン界面活性剤〔但し、(a)成分を除く〕
<(c)成分>
スルホベタイン及びカルボベタインから選ばれる1種以上の両性界面活性剤
一般式(a1)中、R1a、R2aが、それぞれ独立に、炭素数5以上、好ましくは6以上、より好ましくは7以上、そして、炭素数18以下、好ましくは16以下、さらに好ましくは14以下の炭化水素基、好ましくは直鎖又は分岐鎖のアルキル基、より好ましくは分岐鎖のアルキル基である、前記<1>又は<2>に記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
一般式(a1)中、A1、A2が、それぞれ独立に、炭素数2以上、そして、炭素数4以下、好ましくは3以下のアルキレン基である、前記<1>〜<3>の何れかに記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
一般式(a1)中、x、yが、平均付加モル数であり、それぞれ独立に、0以上、そして、6以下、好ましくは4以下、より好ましくは2以下、よりさらに好ましくは0である、前記<1>〜<4>の何れかに記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
一般式(a1)中、x+yが、好ましくは0以上、そして、好ましくは12以下、より好ましくは6以下、さらに好ましくは3以下、よりさらに好ましくは0である、前記<1>〜<5>の何れかに記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
一般式(a1)中、R1a、R2aが、それぞれ、好ましくはヘキシル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、2−エチルヘキシル基、n−オクチル基、sec−オクチル基、イソペンチル基、イソノニル基、イソデシル基、シクロヘキシル基から選ばれるアルキル基である、より好ましくはn−オクチル基、sec−オクチル基、デシル基、イソデシル基、及び2−エチルヘキシル基から選ばれるアルキル基である、さらに好ましくは2−エチルヘキシル基、トリデシル基である、よりさらに好ましくは2−エチルヘキシル基である、前記<1>〜<6>の何れかに記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
一般式(a1)中、M1が、好ましくは水素原子、又はナトリウムイオン、アンモニウムイオン、カリウムイオン、マグネシウムイオン等の無機陽イオン、若しくはモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モルホリンの酸塩等の有機陽イオンである、より好ましくはナトリウムイオン、アンモニウムイオン、カリウムイオン、及びマグネシウムイオンから選ばれる無機陽イオンである、前記<1>〜<7>の何れかに記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
(a)成分を、好ましくは0.5質量%以上、より好ましくは0.8質量%以上、さらに好ましくは1質量%以上、よりさらに好ましくは1.5質量%以上、よりさらに好ましくは1.7質量%以上、そして、好ましくは30質量%以下、より好ましくは20質量%以下、さらに好ましくは15質量%以下、よりさらに好ましくは10質量%以下、よりさらに好ましくは8質量%以下、よりさらに好ましくは5質量%以下、よりさらに好ましくは3質量%以下、含有する、前記<1>〜<8>の何れかに記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
(b)成分の炭化水素基が、炭素数が8以上、好ましくは10以上、より好ましくは12以上、そして21以下、好ましくは18以下、より好ましくは14以下、さらに好ましくは12以下のアルキル基又はアリール基である、前記<1>〜<9>の何れかに記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
(b)成分が、アルキル硫酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、及びアルカンスルホン酸塩から選ばれる一種以上のアニオン界面活性剤である、前記<1>〜<10>の何れかに記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
(b)成分が、炭素数が8以上、好ましくは10以上、そして21以下、好ましくは18以下、より好ましくは14以下、さらに好ましくは12以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を有するアルキル硫酸エステル塩、炭素数が8以上、好ましくは10以上、そして21以下、好ましくは18以下、より好ましくは14以下、さらに好ましくは12以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を有し、炭素数2以上3以下のオキシアルキレン基の平均付加モル数が好ましくは0.1以上、より好ましくは0.3以上、さらに好ましくは0.4以上、そして、好ましくは6以下、より好ましくは3以下、さらに好ましくは1.5以下であるポリオキシアルキレン基を有するポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、及び、好ましくは炭素数6以上15以下のアルキル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸塩、及び炭素数8以上、好ましくは10以上、そして21以下、好ましくは18以下、より好ましくは14以下、さらに好ましくは12以下のアルカンスルホン酸塩から選ばれる1種以上のアニオン界面活性剤である、前記<1>〜<11>の何れかに記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
(b)成分が、下記一般式(b1)の化合物である、前記<1>〜<12>の何れかに記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
R1b−O−(R2bO)n−SO3M2 (b1)
〔式中、R1bは、炭素数8以上21以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基であり、R2bは、エチレン基及び/又はプロピレン基であり、nは平均付加モル数であり0以上6以下の数である。M2は水素原子又は陽イオン、好ましくは無機又は有機の陽イオンである。〕
一般式(b1)中、R1bが、好ましくは炭素数8以上、より好ましくは10以上、好ましくは18以下、より好ましくは14以下、さらに好ましくは12以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基である、好ましくは直鎖アルキル基である、前記<13>に記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
一般式(b1)中、R1bが、オクチル基、デシル基、ドデシル基、トリデシル基、及びテトラデシル基から選ばれるアルキル基である、好ましくはドデシル基である、前記<13>又は<14>に記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
一般式(b1)中、nが、好ましくは0.1以上、より好ましくは0.3以上、さらに好ましくは0.4以上、そして、好ましくは6以下、より好ましくは3以下、さらに好ましくは1.5以下の数である、前記<13>〜<15>の何れかに記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
一般式(b1)中、M2が、水素原子、無機陽イオン又は有機陽イオンである、好ましくは水素原子、ナトリウムイオン、アンモニウムイオン、カリウムイオン、及びマグネシウムイオンから選ばれる無機陽イオン、又はモノエタノールアンモニウムイオン、ジエタノールアンモニウムイオン、トリエタノールアンモニウムイオン、モルホリンから選ばれる有機陽イオンである、より好ましくはナトリウムイオン、カリウムイオン、アンモニウムイオン、及びマグネシウムイオンから選ばれる無機陽イオンである、前記<13>〜<16>の何れかに記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
(b)成分を、0質量%以上、そして、3質量%未満、好ましくは2.5質量%以下、より好ましくは2質量%以下、さらに好ましくは1.5質量%以下、さらに好ましくは1質量%以下、さらに好ましくは1質量%未満、さらに好ましくは0.5質量%以下、さらに好ましくは0.5質量%未満、さらに好ましくは0.1質量%以下、さらに好ましくは0.1質量%未満含有する、又は0質量%含有する、前記<1>〜<17>の何れかに記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
(b)成分を、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは0.3質量%以上、さらに好ましくは0.5質量%以上、よりさらに好ましくは1質量%以上含有する、前記<1>〜<18>の何れかに記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
スルホベタインが、アルキル基の炭素数が好ましくは10以上、好ましくは18以下、より好ましくは14以下のN−アルキル−N,N−ジメチル−N−スルホプロピルアンモニウムスルホベタイン;アルキル基の炭素数が好ましくは10以上、好ましくは18以下、より好ましくは14以下のN−アルキル−N,N−ジメチル−N−(2−ヒドロキシスルホプロピル)アンモニウムスルホベタイン;アルカノイル基の炭素数が好ましくは10以上、好ましくは18以下、より好ましくは14以下のN−アルカノイルアミノプロピル−N,N−ジメチル−N−スルホプロピルアンモニウムスルホベタイン;アルカノイル基の炭素数が好ましくは10以上、好ましくは18以下、より好ましくは14以下のN−アルカノイルアミノプロピル−N,N−ジメチル−N−(2−ヒドロキシスルホプロピル)アンモニウムスルホベタインから選ばれるスルホベタインである、前記<1>〜<19>の何れかに記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
カルボベタインが、アルキル基の炭素数が好ましくは10以上、好ましくは18以下、より好ましくは14以下のN−アルキル−N,N−ジメチル−N−カルボキシメチルアンモニウムベタイン、及び下記一般式(c1)で表される化合物から選ばれるカルボベタインである、前記<1>〜<20>の何れかに記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
一般式(c1)中、R1cが、好ましくは9以上、より好ましくは11以上、そして、好ましくは15以下、より好ましくは13以下のアルキル基又はアルケニル基である、さらに、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基である、前記<21>に記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
一般式(c1)中、Rc3およびRc4が、それぞれ独立に、好ましくはメチル基である、前記<21>又は<22>に記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
(c)成分が、好ましくはスルホベタインである、前記<1>〜<20>の何れかに記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
(c)成分を、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは0.3質量%以上、さらに好ましくは0.5質量%以上、よりさらに好ましくは1質量%以上、よりさらに好ましくは1.5質量%以上、そして、好ましくは30質量%以下、より好ましくは20質量%以下、さらに好ましくは15質量%以下、よりさらに好ましくは10質量%以下、よりさらに好ましくは8質量%以下、よりさらに好ましくは5質量%以下、よりさらに好ましくは3質量%以下、含有する、前記<1>〜<24>の何れかに記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
(a)成分、(b)成分及び(c)成分の合計含有量が、好ましくは0.6質量%以上、より好ましくは1質量%以上、さらに好ましくは2質量%以上、さらに好ましくは2質量%を超え、さらに好ましくは2.5質量%以上、さらに好ましくは3質量%以上、よりさらに好ましくは4質量%以上、そして、好ましくは40質量%以下、より好ましくは35質量%以下、さらに好ましくは30質量%以下、さらに好ましくは25質量%以下、さらに好ましくは20質量%以下、さらに好ましくは18質量%以下、さらに好ましくは15質量%以下、よりさらに好ましくは10質量%以下であり、好ましくは(a)成分、(b)成分及び(c)成分の合計含有量から、0.1質量%、0.64質量%、2質量%及び/又は20質量%を除くことができる、前記<1>〜<25>の何れかに記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
全界面活性剤中の、(a)成分、(b)成分及び(c)成分の合計含有量の割合が、好ましくは50質量%以上、より好ましくは60質量%以上、さらに好ましくは70質量%以上、よりさらに好ましくは80質量%以上、よりさらに好ましくは90質量%以上、そして、好ましくは100質量%以下である、前記<1>〜<26>の何れかに記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
(a)成分/[(a)成分+(b)成分+(c)成分]の質量比が、好ましくは0.1以上、より好ましくは0.2以上、さらに好ましくは0.3以上、さらに好ましくは0.35以上、さらに好ましくは0.4以上、そして、好ましくは0.9以下、より好ましくは0.85以下、さらに好ましくは0.8以下、さらに好ましくは0.75以下、さらに好ましくは0.7以下、さらに好ましくは0.65以下である、前記<1>〜<27>の何れかに記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
(b)成分/[(a)成分+(b)成分+(c)成分]の質量比が、0.3以下、好ましくは0.3未満、好ましくは0.26以下、より好ましくは0.2以下、さらに好ましくは0.2未満、さらに好ましくは0.15以下、さらに好ましくは0.15未満、よりさらに好ましくは0.1以下である、又は0である、前記<1>〜<28>の何れかに記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
(b)成分/[(a)成分+(b)成分+(c)成分]の質量比が、0以上、好ましくは0.03以上、より好ましくは0.05以上、さらに好ましくは0.07以上、さらに好ましくは0.1以上、さらに好ましくは0.15以上、さらに好ましくは0.2以上である、又は0である、前記<1>〜<29>の何れかに記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
(c)成分/[(a)成分+(b)成分+(c)成分]の質量比が、好ましくは0.1以上、より好ましくは0.2以上、さらに好ましくは0.3以上、さらに好ましくは0.35以上、さらに好ましくは0.4以上、そして、好ましくは0.9以下、より好ましくは0.85以下、さらに好ましくは0.8以下、さらに好ましくは0.75以下、さらに好ましくは0.7以下、さらに好ましくは0.65以下である、前記<1>〜<30>の何れかに記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
(a)成分/(c)成分の質量比が、好ましくは0.1以上、より好ましくは0.2以上、さらに好ましくは0.3以上、さらに好ましくは0.4以上、さらに好ましくは0.5以上、さらに好ましくは0.6以上、そして、好ましくは10以下、より好ましくは8以下、さらに好ましくは7以下、さらに好ましくは6以下、さらに好ましくは5以下、さらに好ましくは4以下、さらに好ましくは3以下、よりさらに好ましくは2以下、さらに好ましくは1以下、さらに好ましくは0.8以下である、前記<1>〜<31>の何れかに記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
(d)成分として、アルキルグリセリルエーテルを含有する、前記<1>〜<32>の何れかに記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
(d)成分が、好ましくはアルキル基の炭素数が6以上18以下のアルキルモノグリセリルエーテル、より好ましくは下記一般式(d1)の化合物である、前記<33>に記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
R1d−O−(Gly)r−H (d1)
〔式中、R1dは炭素数6以上18以下のアルキル基を示し、Glyはグリセリンから1つの水酸基と1つの水素原子とを除いた残基を示し、rは1以上4以下の数を示す。〕
一般式(d1)中、R1dが、好ましくは炭素数6以上、より好ましくは炭素数8以上、そして、好ましくは炭素数18以下、より好ましくは炭素数12以下の、アルキル基である、前記<34>に記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
一般式(d1)中、R1dが、好ましくはオクチル基、2−エチルヘキシル基、デシル基、及びドデシル基から選ばれるアルキル基である、前記<34>又は<35>に記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
一般式(d1)中、rが、好ましくは1である、前記<34>〜<36>の何れかに記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
(d)成分を、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは0.2質量%以上、さらに好ましくは0.5質量%以上、そして、好ましくは6質量%以下、より好ましくは4質量%以下、さらに好ましくは2質量%以下、含有する、前記<33>〜<37>の何れかに記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
(e)成分として、溶剤、好ましくは水溶性有機溶剤を含有する、前記<1>〜<38>の何れかに記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
(e)成分が、好ましくは炭素数2以上、より好ましくは炭素数3以上、好ましくは炭素数10以下、より好ましくは炭素数8以下の水溶性有機溶剤である、前記<39>に記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
(e)成分が、好ましくはエタノール、イソプロピルアルコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、イソプレングリコール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、3−メチル−3−メトキシブタノール、フェノキシエタノール、フェニルグリコール、フェノキシイソプロパノール、ブチルジグリコール(ジエチレングリコールモノブチルエーテル)、ジブチレンジグリコール、及びベンジルアルコールから選ばれる1種以上、より好ましくはブチルジグリコール、エタノール、及びプロピレングリコールから選ばれる1種以上、さらに好ましくはブチルジグリコール、エタノール、及びプロピレングリコールから選ばれる1種以上の水溶性有機溶剤である、前記<39>又は<44>の何れかに記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
(e)成分を、好ましくは0.5質量%以上、より好ましくは2質量%以上、さらに好ましくは4質量%以上、そして、好ましくは30質量%以下、より好ましくは20質量%以下、さらに好ましくは10質量%以下、含有する、前記<39>〜<41>の何れかに記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
(e)成分/[(a)成分+(c)成分]の質量比が、好ましくは0.5以上、より好ましくは1以上、さらに好ましくは1.2以上、よりさらに好ましくは1.5以上、そして、好ましくは5以下、より好ましくは4以下、さらに好ましくは3以下、よりさらに好ましくは2以下である、前記<39>〜<42>の何れかに記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
(e)成分の含有量と、(a)成分、(b)成分及び(c)成分の合計含有量との質量比である、(e)成分/[(a)成分+(b)成分+(c)成分]の質量比が、好ましくは0.5以上、より好ましくは1以上、さらに好ましくは1.2以上、よりさらに好ましくは1.5以上、そして、好ましくは5以下、より好ましくは4以下、さらに好ましくは3以下、よりさらに好ましくは2以下である、前記<39>〜<43>の何れかに記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
(f)成分として、ハイドロトロープ剤を含有する、前記<1>〜<44>の何れかに記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
(f)成分が、好ましくはトルエンスルホン酸、キシレンスルホン酸、若しくはクメンスルホン酸、又はこれらのナトリウム塩、カリウム塩、若しくはマグネシウム塩である、より好ましくはp−トルエンスルホン酸又はその塩である、前記<45>に記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
(f)成分を、好ましくは0.5質量%以上、より好ましくは1質量%以上、さらに好ましくは1.5質量%以上、そして好ましくは15質量%以下、より好ましくは10質量%以下、さらに好ましくは5質量%以下、含有する、前記<45>又は<46>に記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
(g)成分として、キレート剤を含有する、前記<1>〜<47>の何れかに記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
(g)成分が、クエン酸、エチレンジアミン4酢酸塩、メチルグリシン2酢酸、及びL−グルタミン酸二酢酸・四ナトリウムから選ばれるキレート剤である、前記<48>に記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
(g)成分を、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは1.0質量%以上、さらに好ましくは2.0質量%以上、そして、好ましくは20質量%以下、より好ましくは10質量%以下、さらに好ましくは6質量%以下、含有する、前記<48>又は<49>に記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
(h)成分として、炭素数8以上22以下の脂肪酸又はその塩を含有する、前記<1>〜<50>の何れかに記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
(h)成分が、炭素数8以上、より好ましくは10以上、そして、好ましくは炭素数22以下、より好ましくは18以下、さらに好ましくは14以下の脂肪酸又はその塩である、前記<51>に記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
(h)成分が、デカン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸又はこれらの塩から選ばれる一種以上である、より好ましくはデカン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸又はこれらの塩から選ばれる一種以上である、よりさらに好ましくはデカン酸、ラウリン酸又はその塩から選ばれる一種以上である、前記<51>又は<52>に記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
(h)成分を、好ましくは0質量%以上、そして、好ましくは3質量%以下、より好ましくは3質量%未満、さらに好ましくは2.5質量%以下、さらに好ましくは2質量%以下、さらに好ましくは1.5質量%以下、さらに好ましくは1質量%以下、さらに好ましくは1質量%未満、さらに好ましくは0.5質量%以下、さらに好ましくは0.5質量%未満、さらに好ましくは0.1質量%以下、さらに好ましくは0.1質量%未満含有する、又は0質量%含有する、前記<51>〜<53>の何れかに記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
(b)成分と(h)成分とを合計で、好ましくは0質量%以上、そして、好ましくは3質量%未満、より好ましくは2.5質量%以下、さらに好ましくは2質量%以下、さらに好ましくは1.5質量%以下、さらに好ましくは1質量%以下、さらに好ましくは1質量%未満、さらに好ましくは0.5質量%以下、さらに好ましくは0.5質量%未満、さらに好ましくは0.1質量%以下、さらに好ましくは0.1質量%未満含有する、又は0質量%含有する、前記<51>〜<54>の何れかに記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
(a)成分、(b)成分、(c)成分及び(h)成分の合計含有量が、好ましくは0.6質量%以上、より好ましくは1質量%以上、さらに好ましくは2質量%以上、さらに好ましくは3質量%以上、よりさらに好ましくは4質量%以上、そして、好ましくは40質量%以下、より好ましくは35質量%以下、さらに好ましくは30質量%以下、さらに好ましくは25質量%以下、さらに好ましくは20質量%以下、さらに好ましくは15質量%以下、よりさらに好ましくは10質量%以下である、前記<51>〜<55>の何れかに記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
全界面活性剤中の、(a)成分、(b)成分、(c)成分及び(h)成分の合計含有量の割合が、好ましくは50質量%以上、より好ましくは60質量%以上、さらに好ましくは70質量%以上、よりさらに好ましくは80質量%以上、よりさらに好ましくは90質量%以上、そして、好ましくは100質量%以下である、前記<51>〜<56>の何れかに記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
(a)成分/[(a)成分+(b)成分+(c)成分+(h)成分]の質量比が、好ましくは0.1以上、より好ましくは0.2以上、さらに好ましくは0.3以上、さらに好ましくは0.35以上、さらに好ましくは0.4以上、そして、好ましくは0.9以下、より好ましくは0.85以下、さらに好ましくは0.8以下、さらに好ましくは0.75以下、さらに好ましくは0.7以下、さらに好ましくは0.65以下である、前記<51>〜<57>の何れかに記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
[(b)成分+(h)成分]/[(a)成分+(b)成分+(c)成分+(h)成分]の質量比が、好ましくは0.3以下、好ましくは0.3未満、好ましくは0.26以下、より好ましくは0.2以下、さらに好ましくは0.2未満、さらに好ましくは0.15以下、さらに好ましくは0.15未満、よりさらに好ましくは0.1以下、そして、好ましくは0以上、好ましくは0.03以上、より好ましくは0.05以上、さらに好ましくは0.07以上、さらに好ましくは0.1以上、さらに好ましくは0.15以上、さらに好ましくは0.2以上である、又は0である、前記<51>〜<58>の何れかに記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
(c)成分/[(a)成分+(b)成分+(c)成分+(h)成分]の質量比が、好ましくは0.1以上、より好ましくは0.2以上、さらに好ましくは0.3以上、さらに好ましくは0.35以上、さらに好ましくは0.4以上、そして、好ましくは0.9以下、より好ましくは0.85以下、さらに好ましくは0.8以下、さらに好ましくは0.75以下、さらに好ましくは0.7以下、さらに好ましくは0.65以下である、前記<51>〜<59>の何れかに記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
固形分の合計含有量が、好ましくは0.6質量%以上、より好ましくは1質量%以上、さらに好ましくは2質量%以上、さらに好ましくは3質量%以上、よりさらに好ましくは4質量%以上、そして、好ましくは60質量%以下、より好ましくは50質量%以下、さらに好ましくは45質量%以下、さらに好ましくは40質量%以下、さらに好ましくは35質量%以下、さらに好ましくは30質量%以下、よりさらに好ましくは28質量%以下である、前記<1>〜<60>の何れかに記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
水を含有する、前記<1>〜<61>の何れかに記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
水を、好ましくは30質量%以上、より好ましくは50質量%以上、より好ましくは60質量%以上、さらに好ましくは70質量%以上、そして、好ましくは98質量%以下、より好ましくは95質量%以下、より好ましくは90質量%以下含有する、前記<1>〜<62>の何れかに記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
25℃におけるpHが、好ましくは2以上、より好ましくは4以上、より好ましくは5以上、そして、好ましくは10以下、より好ましくは9以下、さらに好ましくは8以下である、前記<1>〜<63>の何れかに記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
20℃における粘度が、好ましくは0.5mPa・s以上、より好ましくは1mPa・s以上、そして、好ましくは50mPa・s以下、より好ましくは20mPa・s以下、さらに好ましくは10mPa・s以下、よりさらに好ましくは7mPa・s以下、よりさらに好ましくは5mPa・s以下である、前記<1>〜<64>の何れかに記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
硬質物品の硬質表面用、さらに食器及び台所周りの硬質物品から選ばれる硬質物品の硬質表面用、さらに食器の硬質表面用、さらに硬質物品の硬質表面の手洗い洗浄用、さらに食器及び台所周りの硬質物品から選ばれる硬質物品の硬質表面の手洗い洗浄用、さらに食器の硬質表面の手洗い洗浄用である、前記<1>〜<65>の何れかに記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
硬質物品の硬質表面への塗布用洗浄剤、好ましくは食器及び台所周りの硬質物品から選ばれる硬質物品の硬質表面への塗布用洗浄剤、より好ましくは食器の硬質表面への塗布用洗浄剤である、又は硬質物品の硬質表面への噴霧用洗浄剤、好ましくは食器及び台所周りの硬質物品から選ばれる硬質物品の硬質表面への噴霧用洗浄剤、より好ましくは食器の硬質表面への噴霧用洗浄剤である、前記<1>〜<66>の何れかに記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
希釈せずに直接硬質表面、好ましくは食器及び台所周りの硬質物品から選ばれる硬質物品の硬質表面、より好ましくは食器の硬質表面に接触させて用いる、前記<1>〜<67>の何れかに記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
硬質物品、好ましくはパイプ、部品等の食品製造機器、食器及び台所周りの硬質物品から選ばれる硬質物品、より好ましくは食器及び台所周りの硬質物品から選ばれる硬質物品、さらに好ましくは食器を洗浄対象とする、又は、
冷蔵庫、食器棚などの食品、食器、調理器具の保存場所、排水溝、調理台、レンジフード、シンク、ガスレンジ、電子レンジなどの食品の調理場所、及びその周辺の床や壁を洗浄対象とする、又は、
食器、好ましくは皿、椀等のいわゆる食器、タッパー、瓶等の保存容器、包丁やまな板、鍋、フライパン、魚焼きグリル等の調理器具、及びフードプロセッサー、ミキサー等の調理家電を洗浄対象とする、又は
食器、保存容器、調理器具、及び調理家電から選ばれる物品用である、さらに皿、椀、タッパー、ビン、包丁、まな板、鍋、フライパン、魚焼きグリル、フードプロセッサー、及びミキサーから選ばれる物品用である、
前記<1>〜<68>の何れかに記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
硬質物品の材質が、プラスチック、金属、陶器、木、及びそれらの組み合わせである、前記<1>〜<69>の何れかに記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
前記<1>〜<70>の何れか記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物を、硬質表面、好ましくは油汚れが付着した硬質表面、より好ましくは固体脂を含む油汚れが付着した硬質表面に接触させる、硬質表面の洗浄方法。
前記<1>〜<70>何れか記載の前記硬質表面用液体洗浄剤組成物における、(b)成分/[(a)成分+(b)成分+(c)成分]の質量比が、好ましくは0.15以上、より好ましくは0.2以上、そして0.3以下である、前記<71>に記載の硬質表面の洗浄方法。
前記<1>〜<70>何れか記載の前記硬質表面用液体洗浄剤組成物における、(b)成分/[(a)成分+(b)成分+(c)成分]の質量比が、好ましくは0.2未満、そして好ましくは0以上である、前記<71>に記載の硬質表面の洗浄方法。
前記<1>〜<70>何れか記載の前記硬質表面用液体洗浄剤組成物を、原液で、硬質表面に接触させる、前記<71>〜<73>の何れかに記載の硬質表面の洗浄方法。
前記<1>〜<70>何れか記載の前記硬質表面用液体洗浄剤組成物を、希釈せずに硬質表面に接触させる、前記<71>〜<74>の何れかに記載の硬質表面の洗浄方法。
前記<1>〜<70>何れか記載の前記硬質表面用液体洗浄剤組成物を、希釈せずに、固体脂を含む油汚れが付着した硬質表面に接触させる、前記<71>〜<75>の何れかに記載の硬質表面の洗浄方法。
前記<1>〜<70>何れか記載の前記硬質表面用液体洗浄剤組成物を、硬質表面に接触させた後、機械力をかけずに放置する、前記<71>〜<76>の何れかに記載の硬質表面の洗浄方法。
前記<1>〜<70>何れか記載の前記硬質表面用液体洗浄剤組成物を、硬質表面の面積100cm2に対して、好ましくは0.1g以上、より好ましくは0.3g以上、さらに好ましくは0.4g以上、そして、好ましくは5g以下、より好ましくは3g以下、さらに好ましくは2g以下の割合で接触させる、好ましくは塗布又は噴霧して接触させる、前記<71>〜<77>の何れかに記載の硬質表面の洗浄方法。
前記<1>〜<70>何れか記載の前記硬質表面用液体洗浄剤組成物を、硬質表面に接触させた後、好ましくは10秒以上、より好ましくは20秒以上、さらに好ましくは30秒以上、さらに好ましくは40秒以上、そして好ましくは60分以下、より好ましくは30分以下、さらに好ましくは20分以下、よりさらに好ましくは10分以下、放置する、前記<71>〜<78>の何れかに記載の硬質表面の洗浄方法。
前記<1>〜<70>何れか記載の前記硬質表面用液体洗浄剤組成物を硬質表面に接触させた後、好ましくは10秒以上、より好ましくは20秒以上、さらに好ましくは30秒以上、さらに好ましくは40秒以上、そして好ましくは60分以下、より好ましくは30分以下、さらに好ましくは20分以下、よりさらに好ましくは10分以下、よりさらに好ましくは5分以下、機械力をかけずに放置する、前記<71>〜<79>の何れかに記載の硬質表面の洗浄方法。
前記<1>〜<70>何れか記載の前記硬質表面用液体洗浄剤組成物を、好ましくは10秒以上、より好ましくは20秒以上、さらに好ましくは30秒以上、さらに好ましくは40秒以上、そして、好ましくは60分以下、より好ましくは30分以下、さらに好ましくは20分以下、よりさらに好ましくは10分以下、より好ましくは5分以下、硬質表面に接触させる、前記<71>〜<80>の何れかに記載の硬質表面の洗浄方法。
前記<1>〜<70>何れか記載の前記硬質表面用液体洗浄剤組成物中に硬質表面を浸漬させて、前記硬質表面用液体洗浄剤組成物を硬質表面に接触させる、前記<71>〜<81>の何れかに記載の硬質表面の洗浄方法。
前記<1>〜<70>何れか記載の前記硬質表面用液体洗浄剤組成物を、噴霧又は塗布して硬質表面に接触させる、前記<71>〜<82>の何れかに記載の硬質表面の洗浄方法。
前記<1>〜<70>何れか記載の前記硬質表面用液体洗浄剤組成物を、液滴状にして噴霧して、又は泡状にして塗布して、硬質表面に接触させる、前記<71>〜<83>の何れかに記載の硬質表面の洗浄方法。
前記<1>〜<70>何れか記載の前記硬質表面用液体洗浄剤組成物を、スプレイヤーを具備する容器に充填してなる硬質表面用洗浄剤物品を用いて、前記硬質表面用液体洗浄剤組成物を硬質表面に接触させる、前記<71>〜<84>の何れかに記載の硬質表面の洗浄方法。
前記硬質表面が、硬質物品の硬質表面、好ましくは食器又は台所周りの硬質物品の硬質表面、より好ましくは食器の硬質表面である、又は、
前記硬質表面が、パイプ、部品等の食品製造機器、食器又は台所周りの硬質物品の硬質表面である、好ましくは食器又は台所周りの硬質物品の硬質表面である、より好ましくは冷蔵庫、食器棚などの食品、食器、調理器具の保存場所、排水溝、調理台、レンジフード、シンク、ガスレンジ、電子レンジなどの食品の調理場所、及びその周辺の床や壁から選ばれる硬質物品の硬質表面である、又は、
前記硬質表面が、食器の硬質表面、好ましくは皿、椀等のいわゆる食器、タッパー、瓶等の保存容器、包丁やまな板、鍋、フライパン、魚焼きグリル等の調理器具、及びフードプロセッサー、ミキサー等の調理家電から選ばれる食器の硬質表面である、又は
前記硬質表面が、食器、保存容器、調理器具、及び調理家電から選ばれる物品の硬質表面である、さらに皿、椀、タッパー、ビン、包丁、まな板、鍋、フライパン、魚焼きグリル、フードプロセッサー、及びミキサーから選ばれる物品の硬質表面である、
前記<71>〜<85>の何れかに記載の硬質表面の洗浄方法。
前記硬質表面の材質が、プラスチック、金属、陶器、木、及びそれらの組み合わせである、前記<71>〜<86>の何れかに記載の硬質表面の洗浄方法。
前記硬質表面用液体洗浄剤組成物が、油除去用硬質表面用液体洗浄剤組成物である、前記<71>〜<87>の何れかに記載の硬質表面の洗浄方法。
前記<1>〜<70>の何れか記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物を、スプレイヤーを具備する容器に充填してなる、スプレー容器入り硬質表面用洗浄剤物品。
スプレイヤーを具備する容器が、噴射剤を使用しない手動式スプレー装置又は噴射剤を用いるエアゾールである、好ましくは、トリガー式スプレー容器及びポンプ式スプレー容器から選ばれる、噴射剤を使用しない手動式スプレー装置である、より好ましくは、内容物を液滴状又は泡状にして噴霧又は塗布することができるトリガー式スプレー、さらに好ましくは、内容物を液滴状に噴霧する機構を備えたトリガー式スプレー又は泡を形成する機構(泡形成機構)を備えたトリガー式スプレーである、前記<89>に記載の硬質表面用洗浄剤物品。
前記<1>〜<70>の何れか記載の組成物の、硬質表面用液体洗浄剤、好ましくは食器又は台所周りの硬質物品の硬質表面用液体洗浄剤、より好ましくは食器の硬質表面用液体洗浄剤としての使用。
前記<1>〜<70>の何れか記載の組成物の、油除去用硬質表面用液体洗浄剤、好ましくは食器又は台所周りの硬質物品の油除去用硬質表面用液体洗浄剤、より好ましくは食器の油除去用硬質表面用液体洗浄剤としての使用。
前記<1>〜<70>の何れか記載の組成物の、該組成物を希釈せずに硬質表面に接触させ機械力をかけずに洗浄する方法に用いられる硬質表面用液体洗浄剤、好ましくは食器又は台所周りの硬質物品の硬質表面用液体洗浄剤、より好ましくは食器の硬質表面用液体洗浄剤としての使用。
前記<1>〜<70>の何れか記載の組成物の、該組成物を希釈せずに硬質表面、油汚れが付着した硬質表面、より好ましくは固体脂を含む油汚れが付着した硬質表面に接触させる硬質表面の洗浄方法における使用。
(a)成分
・スルホコハク酸ジ−2−エチルヘキシルナトリウム(製品名「エアロールCT−1L」、東邦化学工業(株)製)一般式(a1)において、R1a、R2a:共に2−エチルヘキシル基、x、y:共に0、M1:ナトリウムの化合物
・スルホコハク酸ジ−トリデシルナトリウム(製品名「ペレックスTR」、花王(株)製)一般式(a1)において、R1a、R2a:共にトリデシル基、x、y:共に0、M1:ナトリウムの化合物
(b)成分
・PO0.6ラウリル硫酸エステルナトリウム、一般式(b1)において、R1b:天然アルコール由来のアルキル基(オクチル基/デシル基/ドデシル基=5/5/90質量比)、R2b:プロピレン基、n:0.6、M2:ナトリウムの化合物
・ラウリル硫酸エステルナトリウム(製品名「エマール0」、花王(株)製)、一般式(b1)において、R1b:ドデシル基、n:0、M2:ナトリウムの化合物
・EO2ラウリル硫酸エステルナトリウム(製品名「エマール270J」、花王(株)製)、一般式(b1)において、R1b:ドデシル基、R2b:エチレン基、n:2、M2:ナトリウムの化合物
(c)成分
・ラウリルヒドロキシスルホベタイン(製品名「アンヒトール20HD」、花王(株)製)
・ラウラミドプロピルカルボベタイン(製品名「アンヒトール20AB」、花王(株)製)
・ラウリルベタイン(製品名「アンヒトール20BS」、花王(株)製)
(e)成分:ブチルジグリコール(製品名「BDG−NS」、日本乳化剤(株)製)
(f)成分:パラトルエンスルホン酸1水和物(製品名「PTS M−7000」、明友産業(株)製)
(g)成分:クエン酸(製品名「精製クエン酸(無水)」、扶桑化学工業(株)製)
(h)成分:ラウリン酸(製品名「ルナックL−98」、花王(株)製)
牛脂と菜種油を9:1の質量比で混合したものを作製し、モデル汚れ(固体脂を含む油汚れのモデル汚れ、以下同様)とした。30mm(横)×80mm(縦)×1mm(厚み)のポリプロピレン試験片の質量を4桁天秤で測定した(x)。前記ポリプロピレン試験片の両面に、下端から50mmの高さまでモデル汚れを、両面合わせて0.02〜0.03gとなるように均一に塗布したものを作成し、汚れピースとした。同汚れピースの質量を4桁天秤で測定した(y)。
洗浄率(%)={(y)−(z)}/{(y)−(x)}×100
牛脂と菜種油を9:1の質量比で混合したものを作製し、モデル汚れとした。30mm(横)×80mm(縦)×1mm(厚み)のポリプロピレン試験片の質量を4桁天秤で測定した(x)。前記ポリプロピレン試験片の両面に、下端から5cmの高さまでモデル汚れを、両面合わせて0.02〜0.03gとなるように均一に塗布したものを作成し、汚れピースとした。同汚れピースの質量を4桁天秤で測定した(y)。
洗浄率(%)={(y)−(z)}/{(y)−(x)}×100
硬質表面用液体洗浄剤組成物を、トリガー式スプレー容器(マジックリンハンディスプレー、花王(株)製)に充填し、前記容器の広泡モードで200mLメスシリンダー(内径40mm)内に10回スプレーした。スプレー後の200mLメスシリンダー質量を、4桁天秤を用いて測定し、スプレー前のメスシリンダーの質量との差を、泡塗布量(g)とした(a)。メスシリンダー内の泡の容量(mL)を目視で読み取った(b)。以下の式で泡比容を算出した。
泡比容(mL/g)=(b)/(a)
Claims (16)
- 下記(a)成分、(b)成分0質量%以上3質量%未満、(c)成分、及び水を含有し、(b)成分/[(a)成分+(b)成分+(c)成分]の質量比が0.3以下である、油除去用硬質表面用液体洗浄剤組成物。
<(a)成分>
下記一般式(a1)で表されるスルホコハク酸エステル又はその塩
〔式中、R1a、R2aは、それぞれ独立して、炭素数5以上18以下の炭化水素基である。A1、A2はそれぞれ独立に炭素数2以上4以下のアルキレン基、x、yは平均付加モル数でありそれぞれ独立に0以上6以下である。M1は水素原子又は陽イオンである。〕
<(b)成分>
炭素数8以上21以下の炭化水素基と、硫酸エステル基又はスルホン酸基とを有するアニオン界面活性剤〔但し、(a)成分を除く〕
<(c)成分>
スルホベタイン及びカルボベタインから選ばれる1種以上の両性界面活性剤 - (a)成分0.5質量%以上30質量%以下を含有する、請求項1記載の油除去用硬質表面用液体洗浄剤組成物。
- (c)成分0.1質量%以上30質量%以下を含有する、請求項1又は2記載の油除去用硬質表面用液体洗浄剤組成物。
- (a)成分、(b)成分及び(c)成分の合計含有量が、0.6質量%以上40質量%以下である、請求項1〜3の何れか1項記載の油除去用硬質表面用液体洗浄剤組成物。
- 炭素数8以上22以下の脂肪酸又はその塩を0質量%以上3質量%以下含有する、請求項1〜4の何れか1項記載の油除去用硬質表面用液体洗浄剤組成物。
- (a)成分/(c)成分の質量比が、0.1以上10以下である、請求項1〜5の何れか1項記載の油除去用硬質表面用液体洗浄剤組成物。
- さらに(e)溶剤を含有する、請求項1〜6の何れか1項記載の油除去用硬質表面用液体洗浄剤組成物。
- 硬質表面に接触させ、機械力をかけずに洗浄する方法に用いられる、請求項1〜7の何れか1項記載の油除去用硬質表面用液体洗浄剤組成物。
- 請求項1〜8の何れか1項記載の油除去用硬質表面用液体洗浄剤組成物を、油汚れが付着した硬質表面に接触させる、硬質表面の洗浄方法。
- 前記油除去用硬質表面用液体洗浄剤組成物を、希釈せずに前記硬質表面に接触させる、請求項9記載の硬質表面の洗浄方法。
- 前記油除去用硬質表面用液体洗浄剤組成物を、前記硬質表面に接触させた後、機械力をかけずに放置する、請求項9又は10記載の硬質表面の洗浄方法。
- 放置する時間が、10秒以上である、請求項9記載の硬硬質表面の洗浄方法。
- 前記油除去用硬質表面用液体洗浄剤組成物を、噴霧又は塗布して前記硬質表面に接触させる、請求項9〜12の何れか1項記載の硬質表面の洗浄方法。
- 前記油除去用硬質表面用液体洗浄剤組成物を、液滴状にして前記硬質表面に噴霧する又は泡状にして前記硬質表面に塗布する、請求項13記載の硬質表面の洗浄方法。
- 油汚れが、固体脂を含む油汚れである、請求項9〜14の何れか1項記載硬質表面の洗浄方法。
- 請求項1〜8の何れか1項記載の油除去用硬質表面用液体洗浄剤組成物を、スプレイヤーを具備する容器に充填してなる、スプレー容器入り硬質表面用洗浄剤物品。
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