JP2017119082A - 高周波を用いたフライヤー - Google Patents
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Abstract
【解決手段】高周波を用いたフライヤーは、揚げ容器120が設けられる揚げ本体100と、揚げ容器120の内側に配設される揚げかご210に高周波を印加する高周波揚げ部200と、揚げ容器120の内側に入れられた揚げ油で誘導加熱方式を用いて揚げ調理が行えるように揚げ容器の外側に設けられる誘導加熱部310と、高周波揚げ部200及び誘導加熱部310に必要な電源の供給及び制御が行えるように揚げ本体100に設けるコントローラーと、を備える。
【選択図】図1
Description
この種のフライヤーは、揚げ油の温度を約150℃〜220℃に加熱した後、前記揚げ物材料が加熱された揚げ油により煮込まれるようにする。このとき、前記揚げ油を加熱する方式としては、ガス又は電気を用いた電熱器具を用いた方式が挙げられる。前記ガス方式によるフライヤーは、揚げ油が満たされた容器の下端部に設けられた加熱手段及び揚げ油の温度を測定するための温度計を備える。
このため、前記温度計において検出された揚げ油の温度が基準値以下である場合、前記制御装置は加熱手段の点火を指示して通常のオン/オフスイッチング制御を行うことになる。
更に、揚げ容器の下部が三角形状を呈するため、揚げ物材料の揚げカスが揚げ用器の下部に集まる。これにより、揚げ油が純化されないという問題があり、しかも、揚げカスが循環ポンプと、洗浄機及びろ過槽に残留して揚げ油の酸敗が早く進んでしまうという問題があった。
また、本発明の他の目的は、揚げ油により揚げられる揚げ物材料に高周波を印加して表面はカリッ、サクッとした食感を有し、且つ、内部は、しっとりした食感を有するようにするとともに、揚げ物材料の内部の水分を速やかに蒸発させて揚げ調理が短時間内に行われるようにした高周波を用いたフライヤーを提供することにある。
更に、本発明の更に他の目的は、揚げ油を用いて揚げ物材料を揚げるとき、揚げ容器の内側に入れられた揚げ油を加熱部から供給する熱源により所定の温度に保ちながら揚げ物材料を揚げるようにし、揚げ調理が終わった後に加熱部に残熱が発生しないようにして揚げ油の酸敗速度を遅らせるようにした高周波を用いたフライヤーを提供することにある。
本発明の前記加熱部は、誘導加熱により発熱可能なように複数の揚げ容器の外側に設ける金属材質の加熱体と、複数の揚げ容器の外側に固定されて所定の間隔を隔てて設ける複数のブラケットと、ブラケットに設けられて誘導電流を発生させるようにコントローラーと電気的に接続されるコイルと、コイルの一方の側に設けられる磁石と、磁石をコイルの一方の側に固定する磁石固定部材と、を備えることを特徴とする。
本発明の前記加熱部は、揚げ容器の内側に配設されて揚げ油の温度が上昇可能なようにシーズヒーターからなる加熱管と、前記加熱管の一方の側に設けられて揚げ容器の内側に入れられた揚げ油が載置溝に溢れることを防ぐように揚げ容器に係合する係合部材と、を備えることを特徴とする。
本発明の前記加熱部は、LPG又はLNGガスを燃料として熱源を発生させるバーナーと、バーナーの一方の側に設けられて内側に千鳥状の隔板が設けられてバーナーの熱源が留まるように揚げ容器の下部に設ける加熱部材と、加熱部材の一方の側に設けられて排出される排ガスの熱源を閉じ込むように内側に空間が形成され、一方の側に排気口が形成された排出部材と、を備えることを特徴とする。
本発明の前記下部支持部材、上部支持部材及びセラミックバーは、揚げ容器において揚げ物材料が揚げられるとき、遠赤外線波長が放射されて揚げ物の表面はカリッ、サクッとした食感を有し、且つ、内部はしっとりした食感を有するように揚げられるようにすることを特徴とする。
また、本発明は、スリム化が図れるので、食卓の上に設けた状態では食卓に占める面積が狭く、埋め込み時には蓋体の上部が平らに形成されるので、食卓の使い勝手がよいという効果がある。
更に、本発明は、複数の揚げかごに高周波を印加して揚げ油で揚げられる揚げ物材料の内部の水分を速やかに蒸発させて調理が速く行えるようにするとともに、表面はカリッ、サクッとした食感を有し、且つ、内部はしっとりした食感を有する揚げ物を提供できるという効果がある。
更にまた、本発明は、揚げ油及び揚げ物材料が存在する空間の揚げ容器の材質として韓国の食品医薬品安全処において認めるものを用いることから、健康な食べ物を消費者に提供することができ、揚げ容器の外側に加熱部材を設けて電磁誘導加熱が速やかに起こることから、揚げ物材料が揚げられる温度を適正に保ち易いという効果がある。
これらに加えて、本発明は、セラミックから遠赤外線波長が放射されて揚げられる揚げ物材料の内部の深くに浸透して深部において発熱を引き起こして内部及び外部が均一に加熱されるようにして食感に優れた揚げ物を提供できるという効果がある。
図1は、本発明による高周波を用いたフライヤーの構成を示す分解斜視図であり、図2は、本発明による高周波を用いたフライヤーの組み合わせ構成を示す斜視図であり、図3は、本発明による組み合わせ構成を示す断面図であり、図4は、図3の揚げ容器の他の実施形態を示す構成図であり、図5は、本発明による高周波を用いたフライヤーの加熱部の組み合わせ構成を抜粋して示す構成図であり、図6は、本発明による高周波を用いたフライヤーのかごの構成を示す構成図であり、図7は、図6のかごカバーの他の実施形態を示す構成図であり、図8は、本発明による高周波を用いたフライヤーのコントローラーの構成を示す構成図であり、図9は、本発明による高周波を用いたフライヤーの他の実施形態の構成を示す分解斜視図であり、図10は、図9の高周波を用いたフライヤーの組み合わせ構成を示す断面図であり、図11は、本発明による高周波を用いたフライヤーの更に他の実施形態の構成を示す分解斜視図であり、図12は、図9の高周波を用いたフライヤーの組み合わせ構成を示す断面図であり、図13は、図9の加熱部の構成を示す断面図である。
前記揚げ本体100は矩形形状を呈し、上部に載置孔101を形成する。載置孔101にヒンジを軸として開閉可能なように蓋体110を設ける。前記載置孔101には揚げ物材料が揚げられるように揚げ油が入れられる揚げ容器120を設ける。
図4を参照すると、本発明の揚げ容器120は、3重構造に形成して加熱部300から印加される熱の伝導が早く起こるように内側及び外側はステンレス材質にし、ステンレス材質の間はアルミニウム材質にする。
上述したように3重構造に揚げ容器120を形成するので、熱伝導が早く起こり、熱伝導が早く起こるので、揚げ調理をするための温度を設定し易い。なお、温度が短時間内に揚げ調理が行えるような温度に上昇するので、電気が節減されるというメリットがある。
更に、高周波揚げ部200は、前記コントローラー400と電気的に接続されて揚げかご210に高周波が印加可能なように蓋体110の内側に設けられてかごカバー220と高周波供給線250を連結する。
図7を参照すると、本発明のかごカバー220には複数の油蒸案内突起223を形成して、揚げ終わった状態で蓋体110を開いたときに油蒸による油が揚げ本体100の上部に落下して汚れることを防ぐようにする。
前記誘導加熱部310は、誘導加熱により発熱可能なように複数の揚げ容器120の外側に金属材質の加熱体311を設ける。前記複数の揚げ容器120の外側に固定されるように所定の間隔を隔てて複数のブラケット312を設ける。誘導電流を発生させるようにブラケット312にコントローラー400と連結されるコイル313を設ける。コイル313の外側には磁石314を設けて誘導電流が発生されるようにする。前記磁石314がコイル313の一方の側に固定されるように複数の磁石固定部材315を設ける。
前記金属コーティング層を形成すると、ブラケット312と、コイル313及び磁石314が設けられる空間が確保し易いとともに、ブラケット312を揚げ容器120に強固に固定することができる。
前記入力部410は、揚げ本体100の上部に設けた揚げ容器120に誘導電流を発生させるように電源をオン/オフにする電源ボタン411と、揚げ容器120に入れられた揚げ油により揚げ物材料が揚げられる温度を設定する温度調節ボタン412と、揚げ容器120に入れられた揚げ物材料が揚げられる時間を設定する時間調節ボタン413と、を備える。
図9及び図10を参照すると、本発明による高周波を用いたフライヤーは、揚げ本体100と、高周波揚げ部200と、加熱部300と、コントローラー400と、を備える。
但し、図9及び図10の構成において、揚げ本体100の揚げ容器120及び加熱部300の構成のみが異なるため、これについてのみ説明する。
前記ヒーター加熱部320は、揚げ容器120の内側に揚げ油が入れられるように所定の空間を有し、一方の側に載置溝121を形成する。前記載置溝121には前記ヒーター加熱部320が係合され、前記ヒーター加熱部320の係合により揚げ容器120に入れられた揚げ油が載置溝121を介して揚げ本体100に向かって溢れることを防ぐ。
前記シーズヒーターは、金属保護管に電熱線をコイル状に内蔵し、絶縁粉末である酸化マグネシウムを一緒に充填して撚線と保護管を絶縁した管状のヒーターである。前記シーズヒーターは、製造会社において揚げ容器120の内部形状に合わせて製作して用いてもよく、現在市販中の製品を用いてもよい。
図11から図13を参照すると、本発明は、揚げ本体100と、高周波揚げ部200と、加熱部300と、コントローラー400と、を備える。
前記揚げ容器120には、その下部にガス加熱部330が設けられるように係合溝122を形成し、前記係合溝122は少なくとも一つ以上形成する。
前記加熱部材332は、バーナー331と排出部材334との間に設けられて内側に熱気が直接的に排出されずに最大限に熱気の損失を防ぐために隔板333を設ける。前記隔板333は千鳥状に互い違いに設けられて熱気が迂回して排出されるようにする。
更に、前記排出部材334は、加熱部材332が係合可能なように一方の側に係合孔335を形成し、排ガスが円滑に排出可能なように係合孔335が形成された個所と向かい合うように排気口336を形成する。
まず、図1から図8に示す構成を基準としてその作用について説明すると、ユーザーが揚げ物材料を揚げるためには、まず、揚げ容器120に所定の量の揚げ油を入れるが、このとき、揚げ容器120に設けたレベルセンサー452以上に揚げ油を入れてこれが感知可能なようにする。
前記揚げ容器120に揚げかご210を入れた状態で蓋体110を閉じると、蓋体110の一方の側に設けたかごカバー220が揚げかご210の上部に密着されるが、このとき、かごカバー220の一方の側に設けたカバー支持体230の弾性力により揚げかご210の上部が押されながら密着される。
前記かごカバー220の密着突起221が揚げかご210の上部に密着されると、コントローラー400と連結された高周波供給線250を介してかごカバー220に高周波が印加される。前記高周波は、再び密着突起221を介して揚げかご210に伝わる
前記蓋体110を開いた状態でユーザーはトングなどを用いて揚げ物材料が入れられた揚げかご210を取り出して、揚げ立ての揚げ物を他の容器に入れて食べられるようにする。
また、高周波揚げ部200を介して高周波が印加されて揚げ物材料の内部の水分を速やかに蒸発させることにより、揚げ物材料が揚げられる時間が短縮されることはもとより、表面はカリッ、サクッとした食感を有し、且つ、内部はしっとりした食感を有するので、消費者に食感に優れた揚げ物を提供することができるというメリットがある。
101・・・載置孔、
110・・・蓋体、
120・・・揚げ容器、
121・・・載置溝、
122・・・係合溝、
130・・・排水トラップ、
131・・・栓、
132・・・排出管、
133・・・コック弁、
200・・・高周波揚げ部、
210・・・揚げかご、
211・・・下部支持部材、
212・・・上部支持部材、
220・・・かごカバー、
221・・・密着突起、
222・・・セラミックバー、
230・・・カバー支持体、
240・・・絶縁体、
250・・・高周波供給線、
300・・・加熱部、
310・・・誘導加熱部、
311・・・加熱体、
312・・・ブラケット、
313・・・コイル、
314・・・磁石、
315・・・磁石固定部材、
320・・・ヒーター加熱部、
321・・・加熱管、
322・・・係合部材、
323・・・係合溝、
330・・・ガス加熱部、
331・・・バーナー、
332・・・加熱部材、
333・・・隔板、
334・・・排出部材、
335・・・係合孔、
336・・・排気口、
400・・・コントローラー、
410・・・入力部、
411・・・電源ボタン、
412・・・温度調節ボタン、
413・・・時間調節ボタン、
420・・・マイコン、
430・・・出力部、
440・・・表示部、
450・・・チェック部、
451・・・温度センサー、
452・・・レベルセンサー、
460・・・電源部。
Claims (5)
- 高周波を用いたフライヤーにおいて、
上部に開閉可能に蓋体(110)を設け、揚げ物材料が揚げられるように揚げ油が入れられる揚げ容器(120)が設けられ、揚げ容器(120)の内側に排水トラップ(130)を設け、排水トラップ(130)は排出管(132)と連結され、排出管(132)の一方の端にコック弁(133)が設けられる揚げ本体(100)と、
揚げ物材料が入れられて揚げ容器(120)から出入り可能なように設けられる揚げかご(210)と、上下左右に密着突起(221)を有し、揚げかご(210)の上部に密着されるように蓋体(110)の一方の側に配設されるかごカバー(220)と、かごカバー(220)が弾性作用により揚げかご(210)の上部に密着されるように蓋体(110)に設けられるカバー支持体(230)と、高周波が漏れることを防ぐために蓋体(110)の一方の側に設けられる絶縁体(240)と、蓋体(110)の内側に立設されてかごカバー(220)に高周波を印加する高周波供給線(250)と、揚げかご(210)の下部、上部の側面及びかごカバー(220)の一方の側に設けられる下部支持部材(211)、上部支持部材(212)及びセラミックバー(222)を有する高周波揚げ部(200)と、
揚げ容器(120)の内部に入れられた揚げ油の温度が上昇及び維持可能なように揚げ容器(120)の外側に設けられる加熱部(300)と、
高周波揚げ部(200)及び加熱部(300)を制御して揚げ容器(120)の内部に入れられた揚げ油の温度が調節可能なように、且つ、揚げ物材料の揚げ時間が制御可能なように揚げ本体(100)に設けるコントローラー(400)と、
を備えることを特徴とする高周波を用いたフライヤー。 - 前記加熱部(300)は、
誘導加熱により発熱可能なように複数の揚げ容器(120)の外側に設ける金属材質の加熱体(311)と、
複数の揚げ容器(120)の外側に固定されて所定の間隔を隔てて設ける複数のブラケット(312)と、
ブラケット(312)に設けられて誘導電流を発生させるようにコントローラー(400)と電気的に接続されるコイル(313)と、
コイル(313)の外側に設けられる複数の磁石(314)と、
磁石(314)をコイル(313)の一方の側に固定する磁石固定部材(315)と、
を備える誘導加熱部(310)であることを特徴とする請求項1に記載の高周波を用いたフライヤー。 - 前記加熱部(300)は、
揚げ容器(120)の内側に配設されて揚げ油の温度が上昇可能なようにシーズヒーターからなる加熱管(321)と、
前記加熱管(321)の一方の側に設けられて揚げ容器(120)の内側に入れられた揚げ油が載置溝(121)に溢れることを防ぐように揚げ容器(120)に係合する係合部材(322)と、
を有するヒーター加熱部(320)を備えることを特徴とする請求項1に記載の高周波を用いたフライヤー。 - 前記揚げ容器(120)には複数のレベルセンサー(452)を設け、
揚げ容器(120)に入れられる揚げ油がレベルセンサー(452)の間に位置した状態で揚げ物材料が揚げられるようにすることを特徴とする請求項3に記載の高周波を用いたフライヤー。 - 前記下部支持部材(211)、上部支持部材(212)及びセラミックバー(222)は、
揚げ容器(120)において揚げ物材料が揚げられるとき、遠赤外線波長が放射されて揚げ物の表面はカリッ、サクッとした食感を有し、且つ、内部はしっとりした食感を有するように揚げられるようにすることを特徴とする請求項1に記載の高周波を用いたフライヤー。
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