JP2017118766A - 車両のモータトルク推定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】インバータからの三相交流電力によりモータを駆動する構成を採用した上で、モータトルクの急変や無負荷付近での変動等に影響されない正確なモータ回転速度を用いて、モータ消費電力から高い精度でモータトルクを推定できる車両のモータトルク推定装置を提供する。
【解決手段】フロントインバータ10からの三相交流電力により駆動されるフロントモータ4の消費電力を、走行用バッテリ11の出力電力及び補機類33の消費電力から算出し、このフロントモータ4の消費電力をモータ回転速度によりトルク換算してフロントモータ4の推定トルクを算出する。通常時にはモータ回転速度としてセンサ検出値を選択し、モータトルクの急変及びモータトルクの無負荷付近での変動に起因して検出値に誤差が含まれる期間中には、検出値に代えて車速から逆算した推定値を選択する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両のモータトルク推定装置に係り、詳しくは電気自動車に搭載されて三相交流電力により駆動されるモータのトルクを推定するモータトルク推定装置に関する。
一般的に電気自動車の全体的な制御はハイブリッドコントロールユニットにより行われ、このハイブリッドコントロールユニットからの指令の下に、モータ制御用のモータコントロールユニットやエンジン制御用のエンジンコントロールユニット等の各コントロールユニットが連携して個々の制御を実行するようになっている。このような統合制御を行うために、ハイブリッドコントロールユニットには各コントロールユニットからの各種情報が入力されており、例えば入力されるモータトルク情報に基づき、ハイブリッドコントロールユニット側ではモータの実挙動を把握してドライバビリティの改善に役立てている。
しかしながら車両の仕様によっては、モータコントロールユニットでモータトルク情報を演算していない場合、或いはハイブリッドコントロールユニット側にモータトルク情報を出力していない場合があり、当該情報をハイブリッドコントロールユニット側での制御に活用できないという問題がある。
そこで、ハイブリッドコントロールユニット側でモータトルクを推定することが考えられる。例えば特許文献1の技術では、電動モータへのモータ通電量、モータ界磁電圧、及び電動モータの温度から予定のマップを基に電動モータのモータトルクを検索して推定している。
特開2006−230130号公報
特許文献1の技術はモータトルクを推定する指標の一つとしてモータ通電量(モータ消費電力)を用いているが、例えばインバータからの三相交流電力によりモータを駆動する場合には、モータ消費電力を測定困難なため当該技術を応用できなかった。
また、仮にモータ消費電力を測定できたとしても、モータ消費電力からモータトルクを推定する際に問題が生じる。即ち、モータ消費電力をモータトルクに換算するにはモータ回転速度に関する指標が用いられるが、モータ回転速度はモータトルクの急変や車両の駆動系が有するバックラッシュ等に起因して突発的な変動を生じる。
例えばモータトルクが急変すると駆動系に捩れが生じ、その捩れが発生している間はモータ回転速度が突発的に変動して誤差要因になる。また、モータトルクが無負荷付近(トルク=0)で変動すると、駆動系のバックラッシュによりギヤの歯面が叩かれることから、やはりモータ回転速度が突発的に変動して誤差要因になる。よって、モータ回転速度に突発的な変動が生じている期間中には、モータトルクの推定精度が一時的に悪化するという問題がある。
本発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、インバータからの三相交流電力によりモータを駆動する構成を採用した上で、モータトルクの急変や無負荷付近での変動等に影響されない正確なモータ回転速度を用いて、モータ消費電力から高い精度でモータトルクを推定することができる車両のモータトルク推定装置を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明の車両のモータトルク推定装置は、交流電力により駆動されるモータの消費電力を、該モータの電源である走行用バッテリの出力電力及び該走行用バッテリから電力を供給される補機類の消費電力に基づき算出し、前記モータの消費電力及び該モータの回転速度に基づき該モータのトルクを推定するモータトルク推定手段と、前記モータの実回転速度を検出するモータ回転速度検出手段と、前記モータの推定回転速度を車速に相関する指標に基づき算出するモータ回転速度推定手段と、前記モータの突発的な回転変動の有無を判定する回転変動判定手段と、前記回転変動判定手段により突発的な回転変動無しと判定されているときに、前記モータ回転速度検出手段による実回転速度を前記モータトルク推定手段の推定処理に適用し、前記回転変動判定手段により突発的な回転変動有りと判定されているときには、前記モータ回転速度推定手段による推定回転速度を前記モータトルク推定手段の推定処理に適用する回転指標切換手段とを備えたことを特徴とする(請求項1)。
このように構成した車両のモータトルク推定装置によれば、交流電力で駆動されるモータの消費電力を、走行用バッテリの出力電力及び補機類の消費電力から算出可能としている。そして、モータの突発的な回転変動が発生すると、モータ回転速度検出手段により検出される実回転速度に誤差が含まれるが、その期間中には実回転速度に代えて推定回転速度がモータトルク推定手段の推定処理に適用されるため、モータの突発的な回転変動に起因する実回転速度に誤差に影響されることなく、高い精度でモータトルクを推定可能となる。
その他の態様として、前記回転変動判定手段が、前記モータのトルクが急変したときに該モータの突発的な回転変動有りと判定することが好ましい(請求項2)。
このように構成した車両のモータトルク推定装置によれば、モータのトルクが急変すると、車両の駆動系に捩れが生じてモータの突発的な回転変動が引き起こされるが、その現象を確実に判定可能となる。
また別の態様として、前記回転変動判定手段が、前記モータのトルクが無負荷付近で変動したときに該モータの突発的な回転変動有りと判定することが好ましい(請求項3)。
このように構成した車両のモータトルク推定装置によれば、モータのトルクが無負荷付近で変動すると、車両の駆動系のギヤの歯面が叩かれてモータの突発的な回転変動が引き起こされるが、その現象を確実に判定可能となる。
また別の態様として、前記回転変動判定手段が、前記モータの駆動制御に適用される要求トルクの変動開始から、該要求トルクに基づく制御により該要求トルクに追従して変動する前記モータの推定トルクの変動終了までの期間中を、該モータの突発的な回転変動有りと判定することが好ましい(請求項4)。
このように構成した車両のモータトルク推定装置によれば、推定トルクに先行する要求トルクの変動開始から推定トルクの変動終了までの期間中がモータの突発的な回転変動有りと判定されるため、実回転速度が誤差を含む期間中には確実に推定回転速度がトルク推定処理に適用される。
また別の態様として、前記回転変動判定手段が、前記モータの駆動制御に適用される要求トルクが変動したときのトルク勾配が大であるほど切換期間を長く設定し、該切換期間中を前記モータの突発的な回転変動有りと判定することが好ましい(請求項5)。
このように構成した車両のモータトルク推定装置によれば、トルク勾配が大であるほど切換期間が長く設定され、この切換期間中がモータの突発的な回転変動有りと判定されるため、トルク勾配の大小に関わらず、実回転速度が誤差を含む期間中には確実に推定回転速度がトルク推定処理に適用される。
また別の態様として、前記モータ回転速度推定手段が、車速及び予め記憶されたタイヤ半径に基づき前記モータの推定回転速度を算出し、前記回転変動判定手段により突発的な回転変動無しと判定されているときに、前記予め記憶されたタイヤ半径と前記モータ回転速度検出手段による前記モータの実回転速度から逆算したタイヤ半径との偏差に基づき学習値を算出し、該学習値により前記予め記憶されたタイヤ半径を補正するタイヤ半径学習・補正手段をさらに備えることが好ましい(請求項6)。
このように構成した車両のモータトルク推定装置によれば、突発的な回転変動無しの判定時には実回転速度と推定回転速度とが一致しており、このときに予め記憶されたタイヤ半径とモータの実回転速度から逆算したタイヤ半径との偏差に基づく学習値により、予め記憶されたタイヤ半径が補正される。従って、経年劣化や個体差に関わらず、実際のタイヤ半径に一致するタイヤ半径の記憶値をモータの推定回転速度の算出処理に適用可能となる。
本発明の車両のモータトルク推定装置によれば、インバータからの三相交流電力によりモータを駆動する構成を採用した上で、モータトルクの急変や無負荷付近での変動等に影響されない正確なモータ回転速度を用いて、モータ消費電力から高い精度でモータトルクを推定することができる。
本発明の一実施形態に係るプラグインハイブリッド車の概略構成図である。 ハイブリッドコントロールユニットが実行する回転指標切換ルーチンを示すフローチャートである。 モータトルクの急変に起因するモータ回転速度(検出値)の誤差の発生状況を示すタイムチャートである。 トルク勾配が大の場合の駆動系のバックラッシュに起因するモータ回転速度(検出値)の誤差の発生状況を示すタイムチャートである。 トルク勾配が小の場合の駆動系のバックラッシュに起因するモータ回転速度(検出値)の誤差の発生状況を示すタイムチャートである。 要求トルク勾配から切換期間を算出するためのマップを示す説明図である。 ハイブリッドコントロールユニットが実行するタイヤ半径学習ルーチンを示すフローチャートである。
以下、本発明をプラグインハイブリッド車(以下、車両1という)のモータトルク推定装置に具体化した一実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るプラグインハイブリッド車の概略構成図である。
本実施形態の車両1は、エンジン2の出力によって前輪3を駆動して走行可能であるとともに、前輪3を駆動する電動のフロントモータ4及び後輪5を駆動する電動のリヤモータ6を備えた4輪駆動車である。
エンジン2は、減速機7を介して前輪3の駆動軸8を駆動可能であるとともに、減速機7を介してモータジェネレータ9を駆動して発電させることが可能となっている。
フロントモータ4は、フロントインバータ10を介して、車両1に搭載された走行用バッテリ11及びモータジェネレータ9から三相交流電力を供給されて駆動し、減速機7を介して前輪3の駆動軸8を駆動する。減速機7には、エンジン2の出力軸と前輪3の駆動軸8との間の動力の伝達を断接切換え可能なクラッチ7aが内蔵されている。
リヤモータ6は、リヤインバータ12を介して走行用バッテリ11及びモータジェネレータ9から三相交流電力を供給されて駆動し、減速機13を介して後輪5の駆動軸14を駆動する。
モータジェネレータ9によって発電された電力は、フロントインバータ10を介して走行用バッテリ11を充電可能であるとともに、フロントモータ4及びリヤモータ6に電力を供給可能である。
走行用バッテリ11は、リチウムイオン電池等の二次電池で構成され、複数の電池セルをまとめて構成された図示しない電池モジュールを有しており、フロントモータ4やリヤモータ6等の電源として機能する。更に走行用バッテリ11は、電池モジュールの充電率(State Of Charge、以下、SOC)を算出、及び電池モジュールの温度TBATの検出を行うバッテリモニタリングユニット11aを備えている。
フロントインバータ10は、フロントモータコントロールユニット10aとジェネレータコントロールユニット10bを有している。フロントモータコントロールユニット10aは、ハイブリッドコントロールユニット20からの制御信号に基づきフロントモータ4の出力を制御する。ジェネレータコントロールユニット10bは、ハイブリッドコントロールユニット20からの制御信号に基づきモータジェネレータ9の発電量を制御する機能を有する。
リヤインバータ12は、リヤモータコントロールユニット12aを有している。リヤモータコントロールユニット12aは、ハイブリッドコントロールユニット20からの制御信号に基づきリヤモータ6の出力を制御する機能を有する。
更に、モータジェネレータ9は、ハイブリッドコントロールユニット20からの制御信号に基づき、走行用バッテリ11から電力を供給されて、エンジン2を駆動することが可能となっており、エンジン2のスタータモータとしての機能を有する。
また、車両1には、走行用バッテリ11を外部電源によって充電する充電機21が備えられている。
ハイブリッドコントロールユニット20は、車両1の総合的な制御を行うための制御装置であり、入出力装置、記憶装置(ROM、RAM、不揮発性RAM等)、中央演算処理装置(CPU)等を含んで構成される。
ハイブリッドコントロールユニット20の入力側には、走行用バッテリ11のバッテリモニタリングユニット11a、フロントインバータ10のフロントモータコントロールユニット10aとジェネレータコントロールユニット10b、リヤインバータ12のリヤモータコントロールユニット12a、エンジンコントロールユニット22、アクセル開度θaccを検出するアクセル開度センサ31、車速Vを検出する車速センサ32、走行用バッテリ11からの電力供給により作動するヘッドライトや空調用ファンモータ等の補機類33が接続されている。これらの機器からの検出及び作動情報がハイブリッドコントロールユニット20に入力され、例えばフロントモータコントロールユニット10a(モータ回転速度検出手段)により検出されるフロントモータ4の回転速度(後述する検出値に相当)が入力される。
一方、ハイブリッドコントロールユニット20の出力側には、フロントインバータ10のフロントモータコントロールユニット10aとジェネレータコントロールユニット10b、リヤインバータ12のリヤモータコントロールユニット12a、減速機7(クラッチ7a)、エンジンコントロールユニット22が接続されている。
そして、ハイブリッドコントロールユニット20は、上記各種検出量及び各種作動情報に基づいて、車両1の走行駆動に必要とする車両要求出力Pを演算し、エンジンコントロールユニット22、フロントモータコントロールユニット10a、ジェネレータコントロールユニット10b及びリヤモータコントロールユニット12a、減速機7に制御信号を送信して、EVモード、シリーズモード、パラレルモードの間で走行モードを切換えると共に、エンジン2とフロントモータ4とリヤモータ6の出力、モータジェネレータ9の出力(発電電力)を制御する。
EVモードでは、エンジン2を停止し、走行用バッテリ11から供給される電力によりフロントモータ4やリヤモータ6を駆動して走行させる。
シリーズモードでは、減速機7のクラッチ7aを切断し、エンジン2によりモータジェネレータ9を作動させる。そして、モータジェネレータ9により発電された電力及び走行用バッテリ11から供給される電力によりフロントモータ4やリヤモータ6を駆動して走行させる。また、シリーズモードでは、エンジン2の回転速度を所定の回転速度に設定し、余剰電力を走行用バッテリ11に供給して走行用バッテリ11を充電する。
パラレルモードでは、減速機7のクラッチ7aを接続し、エンジン2から減速機7を介して機械的に動力を伝達して前輪3を駆動させる。また、エンジン2によりモータジェネレータ9を作動させて発電した電力及び走行用バッテリ11から供給される電力によってフロントモータ4やリヤモータ6を駆動して走行させる。
ハイブリッドコントロールユニット20は、高速領域のように、エンジン2の効率のよい領域では、走行モードをパラレルモードとする。また、パラレルモードを除く領域、即ち中低速領域では、走行用バッテリ11の充電率SOCに基づいてEVモードとシリーズモードとの間で切換える。
ハイブリッドコントロールユニット20は、更に、走行用バッテリ11の充電率SOCが許容範囲より低下したときには、エンジン2を強制的に駆動して発電させて走行用バッテリ11を充電させる機能を有している。
ところで、[背景技術]で述べたものと同様に、本実施形態のプラグインハイブリッド車1においても、フロントモータコントロールユニット10aやリヤモータコントロールユニット12aではそれぞれのモータトルク情報を演算していないため、当該情報をハイブリッドコントロールユニット20側での制御に活用できない。
そこで、ハイブリッドコントロールユニット20側でモータトルクを推定するとしても、[発明が解決しようとする課題]で述べたように、インバータ10,12からの三相交流電力により駆動されるフロントモータ4及びリヤモータ6の消費電力を測定することは困難である(問題点1)。また、仮にモータ消費電力を測定できたとしても、モータ消費電力をモータトルクに換算するために必要なモータ回転速度には突発的な変動に起因する誤差が含まれ、モータトルクの推定精度を悪化させる要因になる(問題点2)。
以上の問題点を鑑みて、本発明者は以下の点に着目した。
問題点1に関して、モータ消費電力を直接的に測定することは困難であるが、これに代えてバッテリ出力電力から間接的に算出することは可能である。
問題点2に関して、次式(1)に従ってモータ回転速度は車速Vからの逆算により簡易的に推定できる(モータ回転速度推定手段)。以下、この手法により推定されたモータ回転速度を推定値(本発明の推定回転速度に相当)と称する。この推定値は、モータコントロールユニット10a,10b側で検出されるモータ回転速度のような突発的な変動は発生しないものの、検出値ほどの精度は期待できない。以下、この検出されたモータ回転速度を検出値(本発明の実回転速度に相当)と称する。そして、以上の点を鑑みて、モータ回転速度の検出値に突発的な変動が生じている期間を特定した上で、当該期間中に限って検出値に代えて推定値をモータトルクの推定処理に一時的に適用すれば、推定精度の悪化を防止できるとの知見に至った。
モータ回転速度Nmtr(推定値)=V×1000/60/2πr×G ……(1)
ここに、Vは車速[km/h]、rはタイヤ半径[m]、Gはフロントモータ4から前輪3までの減速比、或いはリヤモータ6から後輪5までの減速比である。タイヤ半径r及び減速比Gは予めハイブリッドコントロールユニット20に記憶されており、タイヤ半径rに関しては経年劣化や個体差が存在するため、後述するように学習処理で適宜補正される。
以上の知見の下に、本実施形態ではハイブリッドコントロールユニット20がフロントモータ4及びリヤモータ6のトルクをそれぞれ推定し、それらの推定トルクから各モータ4,5の実挙動を把握して自己の制御に利用している。各モータ4,6に対する推定処理の内容は同様であるため、以下、フロントモータ4のトルク推定処理を例に挙げて説明する。
基本的にフロントモータ4のトルクの推定は、次式(2)に基づき実行される。
推定トルク[Nm]=(E1−E2)/(2π×Nmtr/60)×I/100×M/100 ……(2)
ここに、E1は走行用バッテリ11の出力電力[W]、E2は補機類33の消費電力[W]、Nmtrはフロントモータ4の回転速度、Iはフロントインバータ10の効率[%]、Mはフロントモータ4の効率[%]である。
即ち、走行用バッテリ11の出力電力E1から補機類33の消費電力E2が減算されてフロントモータ4の消費電力が算出され、効率I,Mを反映させながら、フロントモータ4の回転速度Nmtrを用いてトルク換算することでフロントモータ4の推定トルクが求められる(モータトルク推定手段)。
そして、このときのモータ回転速度Nmtrとして、フロントモータ4に突発的な回転変動が生じているか否かに応じて上記した検出値と推定値とが適宜切り換えられて適用される。当該切換処理は、図2に示す回転指標切換ルーチンとしてハイブリッドコントロールユニット20により車両1の走行中に所定の制御インターバルで実行される。
まず、ステップS1で次式(3),(4)の何れかが成立したか否かを判定する(回転変動判定手段)。
|要求トルク偏差|≧S1 ……(3)
|推定トルク偏差|≧S1 ……(4)
要求トルク偏差は、フロントモータ4の駆動制御に適用される要求トルクの前回値と今回値との偏差であり、推定トルク偏差は、上式(2)により逐次算出される推定トルクの前回値と今回値との偏差である。またS1は、フロントモータ4のトルク変動を判定するためのトルク変動判定値である。
図3はモータトルクの急変に起因するモータ回転速度Nmtr(検出値)の誤差の発生状況を示すタイムチャートである。上記した車両要求出力Pに基づきフロントモータ4に対する要求トルクが設定され、要求トルクに基づくフロントモータ4の駆動制御の結果、要求トルクに追従して推定トルクが変化する。図3では、要求トルクの急増に追従して推定トルクが急増した場合を示しており、要求トルクの立ち上がりに対応する期間中に要求トルク偏差が急増し、それに続く推定トルクの立ち上がりに対応する期間中に推定トルク偏差が急増している。
一方、モータトルクの急増は車両1の駆動系の捩れ、具体的にはフロントモータ4の駆動力を前輪3に伝達するための減速機7の構成要素や前輪3の駆動軸8の捩れを誘発し、その捩れが発生している間はモータ回転速度Nmtrの検出値が突発的に変動して誤差を発生する。これに対して車速Vから逆算したモータ回転速度Nmtrの推定値はモータトルクの急増に影響されず、両者の乖離をモータ回転速度偏差(絶対値)として表すことができる。よって、少なくともモータ回転速度偏差が発生している期間中に検出値に代えて推定値を適用すれば、駆動系の捩れに起因するモータ回転速度Nmtrの誤差を回避できる。
実際のモータトルクの急増に対し、式(2)に基づく算出処理で得られる推定トルクは僅かな遅れをもって急増する。このため推定トルクがトルク変動判定値S1を超えた時点では、既にモータ回転速度偏差が発生している。そこで、先行する要求トルクがトルク変動判定値S1を超えた時点から、推定トルクがトルク変動判定値S1を下回る時点までの期間T0中(上記モータ回転速度偏差の発生期間が含まれる)において、検出値から推定値への切換を行う趣旨で、ステップS1の判定内容が設定されているのである。
ステップS1の判定がNo(否定)のときにはステップS2に移行し、次式(5)〜(7)の何れかが成立したか否かを判定する(回転変動判定手段)。
要求トルクの前回値=0、且つ要求トルクの今回値≠0 ……(5)
要求トルクの前回値<0、且つ要求トルクの今回値≧0 ……(6)
要求トルクの前回値≧0、且つ要求トルクの今回値<0 ……(7)
各式は何れも、要求トルク=0(無負荷)付近でトルク変動が発生して駆動系のバックラッシュによりギヤの歯面が叩かれた状況を判定するための条件である。式(5)は無負荷から力行側または回生側への変動を、式(6)は回生側から力行側への変動を、式(7)は力行側から回生側への変動を表している。
図4,5は、駆動系のバックラッシュに起因するモータ回転速度Nmtr(検出値)の誤差の発生状況を示すタイムチャートである。何れの図も回生側から力行側に要求トルクが変動した状況を示し、図4はトルク勾配が大の場合、図5はトルク勾配が小の場合である。なお、要求トルクを指標としているのは、上記したトルク急変時と同じく、推定トルクに先行して変動する要求トルクに基づけば、ギヤの歯面が叩かれる現象をいち早く判定可能なためである。
無負荷付近で要求トルクが変動すると、互いに噛合するギヤ同士がバックラッシュの範囲内で一方向に位置変位し、歯面を叩いた反動で他方向に位置変位し、これを繰り返しながら次第に減衰する。この現象がモータ回転速度Nmtrの検出値の突発的な変動の要因となり、ギヤ同士の周期的な位置変位が減衰し終えるまでは、推定値との間の乖離によってモータ回転速度偏差が発生する。このような現象の始まりを判定する趣旨で、ステップS2の内容が設定されているのである。
ステップS2の判定がNoのときにはステップS3に移行して、開始フラグFがセット(=1)されているか否かを判定する。当該ルーチンを開始した時点で開始フラグFはリセット(=0)されているため、Noの判定を下してステップS4に移行し、モータ回転速度Nmtrとして検出値を選択し(回転指標切換手段)、その後にルーチンを終了する。
以上のように、ステップS1,2の判定に基づきモータ回転速度Nmtrの検出値に誤差が含まれないと判定された状況では、フロントモータコントロールユニット10a側から入力される精度面で良好なモータ回転速度Nmtrの検出値を用いて、上式(2)に従ってフロントモータ4のトルクが推定される。
また、上記したステップS1でYes(肯定)の判定を下したときにはステップS5に移行し、モータ回転速度Nmtrとして推定値を選択した後にルーチンを終了する(回転指標切換手段)。従って、このようにステップS1の判定に基づき、モータトルクの急変に起因してモータ回転速度Nmtrの検出値に誤差が含まれると判定された状況では、上式(1)で得られる車速Vに基づく推定値を用いて、上式(2)に従ってフロントモータ4のトルクが推定される。
そして、推定値の選択は、要求トルクがトルク変動判定値S1を超えてから推定トルクがトルク変動判定値S1を下回るまでの期間T0中に継続され、その期間T0内にモータ回転速度偏差の発生期間(換言すると、検出値が誤差を含む期間)が含まれている。結果として、モータ回転速度Nmtrの検出値が誤差を含む期間中には確実に車速Vに基づく推定値が適用され、しかも検出値に誤差が含まれなくなると、速やかにより精度面で良好な検出値に切り換えられる。従って、モータトルクの急変による検出値の誤差に影響されることなく、高い精度でモータトルクを推定することができる。
一方、上記したステップS2でYesの判定を下したときにはステップS6で開始フラグFをセットし、ステップS5でモータ回転速度Nmtrとして推定値を選択する(回転指標切換手段)。ステップS2で判定される式(5)〜(7)は何れも瞬時的な条件であるため、再びステップS1を経てステップS2に移行したときにはNoの判定を下し、ステップS3に移行する。ステップS3では開始フラグFのセットを受けてYesの判定を下し、続くステップS7で開始フラグFのセットからモニタ期間T2が経過したか否かを判定する。
未だモニタ期間T2が経過していないときには、ステップS7でNoの判定を下してステップS5に移行する。そして、モニタ期間T2の経過によりステップS7でYesの判定を下すと、ステップS8に移行する。ステップS8では、モニタ期間T2中(開始フラグFのセットからモニタ期間T2が経過するまで)の要求トルク勾配Ts[Nm/s]を演算し、予め設定された図6に示すマップに基づき要求トルク勾配Tsから切換期間T3(>T2)を求める。要求トルク勾配Tsが大であるほど(要求トルクが急激に変動している場合ほど)、切換期間T3が長く設定される。
続くステップS9では開始フラグFのセットから切換期間T3が経過したか否かを判定し、NoのときにはステップS5に移行して推定値を選択する。従って、このようにステップS2の判定に基づき、無負荷付近での要求トルクの変動に起因してモータ回転速度Nmtrの検出値に誤差が含まれると判定された状況では、上式(1)で得られる車速Vに基づく推定値を用いて、上式(2)に従ってフロントモータ4のトルクが推定される。
そして、切換期間T3の経過によりステップS9でYesの判定を下すとステップS10に移行して開始フラグFをリセットし、続くステップS4でモータ回転速度Nmtrとして検出値を選択した後にルーチンを終了する。
上記のように要求トルクが無負荷付近で変動すると、駆動系のバックラッシュに起因してギヤ同士が周期的に位置変位し、その後、周期的な位置変位は次第に減衰する。図4,5では、このようなギヤ同士の周期的な位置変位がモータ回転速度Nmtrの検出値の周期的な変動として表されており、両図の比較から明らかなように、要求トルク勾配Tsが大の図4では、検出値の周期的な変動が減衰し終えることなく長引き、これに対して要求トルク勾配Tsが小の図5では、検出値の周期的な変動が早期に減衰し終えている。
このようなモータ回転速度Nmtrの周期的な変動は、長期の観点から見れば、無負荷付近での要求トルクの変動に起因する検出値の突発的な変動として捉えることができる。そして、検出値と推定値との乖離によりモータ回転速度偏差(絶対値)が発生し、少なくともモータ回転速度偏差の発生期間中に検出値に代えて推定値を適用すれば、無負荷付近での要求トルクの変動に起因するモータ回転速度Nmtrの誤差を回避できる。
そして、上記ステップS8では、要求トルク勾配Tsが大であるほど切換期間T3が延長側に設定されている。このため、要求トルク勾配Tsの大小に関わらず、検出値の周期的な変動が減衰し終えるまで検出値に代えて推定値がモータトルクの推定処理に適用され、しかも、検出値の周期的な変動が減衰し終えると、速やかにより精度面で良好な検出値に切り換えられる。従って、モータトルクの無負荷付近での変動に起因する検出値の誤差に影響されることなく、高い精度でモータトルクを推定することができる。
なお、以上はフロントモータ4のトルク推定処理について述べたが、リヤモータ6のトルク推定処理も全く同様である。
このように本実施形態のプラグインハイブリッド車1のモータトルク推定装置によれば、フロントインバータ10からの三相交流電力により駆動されるフロントモータ4の消費電力を、走行用バッテリ11の出力電力E1及び補機類33の消費電力E2から算出し、このフロントモータ4の消費電力をモータ回転速度Nmtrによりトルク換算してフロントモータ4の推定トルクを算出している。そして、モータトルクの急変及びモータトルクの無負荷付近での変動(モータ4の突発的な回転変動)に起因してモータ回転速度Nmtrの検出値に誤差が含まれる期間中(式(3),(4)の何れか成立中、或いは切換期間T3中)には、検出値に代えて車速Vに基づく推定値がトルク推定処理に適用されるため、これらの現象に影響されることなく高い精度でモータトルクを推定することができる。
次に、推定値の算出用の式(1)に適用されるタイヤ半径rの学習処理について説明する。
ハイブリッドコントロールユニット20は、図7に示すタイヤ半径学習ルーチンを車両1の走行中に所定の制御インターバルで実行している。
まず、ステップS11で上式(3),(4)の何れかが成立したか否かを判定し、Yesのときにはルーチンを終了し、NoのときにはステップS12に移行する。ステップS12では現在切換期間T3中であるか否かを判定し、Yesのときにはルーチンを終了し、NoのときにはステップS13に移行する。即ち、ステップS11では、モータトルクの急変に起因するモータ回転速度Nmtrの検出値と推定値との乖離を判定し、ステップS12では、無負荷付近での要求トルクの変動に起因する検出値と推定値との乖離を判定しており、ステップS13に移行した場合には、検出値と推定値とが一致していると見なせる。
ステップS13では、タイヤ半径rの学習値の更新が必要であるか否かを判定する。具体的には、次式(8)が成立したときに学習値の更新が必要と判定する。
|タイヤ半径rの記憶値−タイヤ半径rの逆算値|=タイヤ半径偏差Δr≧S2 …(8)
タイヤ半径の記憶値とは、予めハイブリッドコントロールユニット20に記憶された値であり、タイヤ半径rの逆算値とは、モータ回転速度Nmtrの検出値からタイヤ半径rを逆算した値であり、上式(1)の変形式により算出可能である。またS2は、予め設定された学習判定値である。
続くステップS14では、タイヤ半径偏差Δrにフィルタ処理した値を新たな学習値として更新し、更新後の学習値によりタイヤ半径rの記憶値を補正して、新たなタイヤ半径rとして記憶する(タイヤ半径学習・補正手段)。従って、前輪3の経年劣化や個体差によりタイヤ半径rの記憶値と実際のタイヤ半径rとが相違する場合であっても、以上の学習処理により実際のタイヤ半径rに一致する記憶値を、式(1)に基づくモータ回転速度Nmtrの推定値の算出処理に適用でき、ひいてはモータトルクの推定処理の精度を一層向上させることができる。
以上で実施形態の説明を終えるが、本発明の態様はこの実施形態に限定されるものではない。例えば上記実施形態では、走行用動力源としてエンジン及びモータを搭載したプラグインハイブリッド車1のモータトルク推定装置に具体化したが、車両の種別はこれに限るものではなく、例えば、走行用動力源としてモータのみを搭載した電気自動車に適用してもよい。
また上記実施形態では、モータトルクの急変及びモータトルクの無負荷付近での変動が発生している期間中に、検出値に代えて車速に基づく推定値を選択したが、何れか一方のみの期間中に推定値を選択してもよい。
また上記実施形態では、タイヤ半径rの学習処理を実行したが、当該処理は必ずしも実行する必要はなく、これを省略してもよい。さらに、車速センサ32により検出される車速Vに代えて、前輪3の車輪速(車速に相関する指標)または駆動軸8の回転速度(車速に相関する指標)を検出し、それらの車輪速や回転速度から減速比Gを用いてモータ回転速度Nmtrの推定値を逆算すれば、経年劣化や個体差によるタイヤ半径rの相違を排除することができる。
1 プラグインハイブリッド車1(車両)
4 フロントモータ
10a フロントモータコントロールユニット(モータ回転速度検出手段)
11 走行用バッテリ
20 ハイブリッドコントロールユニット(モータ回転速度推定手段、
回転変動判定手段、回転指標切換手段、タイヤ半径学習・補正手段)
33 補機類

Claims (6)

  1. 交流電力により駆動されるモータの消費電力を、該モータの電源である走行用バッテリの出力電力及び該走行用バッテリから電力を供給される補機類の消費電力に基づき算出し、前記モータの消費電力及び該モータの回転速度に基づき該モータのトルクを推定するモータトルク推定手段と、
    前記モータの実回転速度を検出するモータ回転速度検出手段と、
    前記モータの推定回転速度を車速に相関する指標に基づき算出するモータ回転速度推定手段と、
    前記モータの突発的な回転変動の有無を判定する回転変動判定手段と、
    前記回転変動判定手段により突発的な回転変動無しと判定されているときに、前記モータ回転速度検出手段による実回転速度を前記モータトルク推定手段の推定処理に適用し、前記回転変動判定手段により突発的な回転変動有りと判定されているときには、前記モータ回転速度推定手段による推定回転速度を前記モータトルク推定手段の推定処理に適用する回転指標切換手段と
    を備えたことを特徴とする車両のモータトルク推定装置。
  2. 前記回転変動判定手段は、前記モータのトルクが急変したときに該モータの突発的な回転変動有りと判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両のモータトルク推定装置。
  3. 前記回転変動判定手段は、前記モータのトルクが無負荷付近で変動したときに該モータの突発的な回転変動有りと判定することを特徴とする請求項1に記載の車両のモータトルク推定装置。
  4. 前記回転変動判定手段は、前記モータの駆動制御に適用される要求トルクの変動開始から、該要求トルクに基づく制御により該要求トルクに追従して変動する前記モータの推定トルクの変動終了までの期間中を、該モータの突発的な回転変動有りと判定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の車両のモータトルク推定装置。
  5. 前記回転変動判定手段は、前記モータの駆動制御に適用される要求トルクが変動したときのトルク勾配が大であるほど切換期間を長く設定し、該切換期間中を前記モータの突発的な回転変動有りと判定する
    ことを特徴とする請求項3に記載の車両のモータトルク推定装置。
  6. 前記モータ回転速度推定手段は、車速及び予め記憶されたタイヤ半径に基づき前記モータの推定回転速度を算出し、
    前記回転変動判定手段により突発的な回転変動無しと判定されているときに、前記予め記憶されたタイヤ半径と前記モータ回転速度検出手段による前記モータの実回転速度から逆算したタイヤ半径との偏差に基づき学習値を算出し、該学習値により前記予め記憶されたタイヤ半径を補正するタイヤ半径学習・補正手段をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の車両のモータトルク推定装置。
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