JP2017117626A - スパークプラグ - Google Patents
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Abstract
【課題】スパークプラグの高周波ノイズを低減する。
【解決手段】スパークプラグの端子金具のうちで、主体金具の上端と端子鍔部との間にある鍔下棒状部分の表面に、Fe含有酸化物層が形成されている。Fe含有酸化物層の表面積は、鍔下棒状部分の表面積の10%以上である。
【選択図】図2
【解決手段】スパークプラグの端子金具のうちで、主体金具の上端と端子鍔部との間にある鍔下棒状部分の表面に、Fe含有酸化物層が形成されている。Fe含有酸化物層の表面積は、鍔下棒状部分の表面積の10%以上である。
【選択図】図2
Description
本発明は、スパークプラグに関する。
内燃機関に使用されるスパークプラグは、一般に、筒状の主体金具と、この主体金具の内孔に配置される筒状の絶縁体と、絶縁体の軸孔内に挿入されて絶縁体の先端から外部に突出する中心電極と、絶縁体の軸孔内に挿入されて絶縁体の後端から外部に突出する端子金具と、主体金具の先端側に一端が接合され、他端が火花放電間隙を介して中心電極と対向する接地電極とを備える。中心電極と端子金具は、絶縁体の軸孔内に設けられた導電性シール部で電気的に接続される。
近年では、内燃機関の高出力化に伴って、スパークプラグの放電電圧の上昇が要求されている。スパークプラグの放電電圧が上昇すると、放電時に発生する高周波ノイズが大きくなり、車両の電子制御装置に悪影響を与えることが懸念されている。このため、スパークプラグの高周波ノイズを低減させたいという要望がある。
スパークプラグの放電時の高周波ノイズを低減させるために、従来から各種の技術が提案されている。例えば、特許文献1では、絶縁体の軸孔内のうち、主体金具の上端よりも上方の位置にノイズ抑制用の抵抗体を設けた構成が提案されている。
しかしながら、上述の従来技術では、抵抗体の振動によって絶縁体が破損する危険性が高く、耐衝撃性や気密性の確保が困難であるという問題がある。そこで、従来とは異なる手段でスパークプラグの高周波ノイズを低減する技術が望まれていた。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、軸線の方向に延びる軸孔を有する絶縁体と、前記軸孔内に挿入されて前記絶縁体の先端から外部に突出する中心電極と、前記軸孔内に挿入されて前記絶縁体の後端から外部に突出する端子金具と、前記軸孔内で前記中心電極と前記端子金具とを電気的に接続する導電性シール部と、前記絶縁体を収容する主体金具と、を備え、前記端子金具が前記絶縁体の後端に接する端子鍔部を有するスパークプラグが提供される。このスパークプラグは、前記端子金具のうちで、前記主体金具の後端と前記端子鍔部との間にある鍔下棒状部分の表面に、Fe含有酸化物層が形成されており、前記Fe含有酸化物層の表面積は、前記鍔下棒状部分の表面積の10%以上である、ことを特徴とする。
通常のスパークプラグのうちで、主体金具の後端よりも後端側の部分(すなわち、主体金具の上端よりも上方の部分)では、高周波電流が絶縁体を介して流れないため、Fe含有酸化物によるノイズ低減効果を得やすい。上記スパークプラグによれば、主体金具の後端と端子鍔部との間にある鍔下棒状部分の表面に、その表面積の10%以上を覆うFe含有酸化物層を設けたので、十分に高いノイズ低減効果を得ることができる。
通常のスパークプラグのうちで、主体金具の後端よりも後端側の部分(すなわち、主体金具の上端よりも上方の部分)では、高周波電流が絶縁体を介して流れないため、Fe含有酸化物によるノイズ低減効果を得やすい。上記スパークプラグによれば、主体金具の後端と端子鍔部との間にある鍔下棒状部分の表面に、その表面積の10%以上を覆うFe含有酸化物層を設けたので、十分に高いノイズ低減効果を得ることができる。
(2)上記スパークプラグにおいて、前記鍔下棒状部分の表面に、Ni,Cu,Cr,Zn,Feから選ばれた一種以上の金属からなるメッキ層が形成されており、前記Fe含有酸化物層は、前記メッキ層の上に形成されているものとしてもよい。
鍔下棒状部分の表面がメッキ層で被覆されていれば、導電性シール部の熱処理時にメッキ層とFe含有酸化物層との間に反応相が形成されて相互の密着が良好になる。この結果、鍔下棒状部分からFe含有酸化物層が剥離し難くなるので、Fe含有酸化物層によるノイズ低減効果を更に高めることができる。
鍔下棒状部分の表面がメッキ層で被覆されていれば、導電性シール部の熱処理時にメッキ層とFe含有酸化物層との間に反応相が形成されて相互の密着が良好になる。この結果、鍔下棒状部分からFe含有酸化物層が剥離し難くなるので、Fe含有酸化物層によるノイズ低減効果を更に高めることができる。
(3)上記スパークプラグにおいて、前記Fe含有酸化物層の平均厚みが、10μm以上200μm以下であるものとしてもよい。
Fe含有酸化物層の平均厚みが10μm未満だとノイズ減衰効果がやや低下する傾向にある。また、平均厚みが200μmよりも厚いと、鍔下棒状部分とFe含有酸化物層の熱膨張係数差によってFe含有酸化物層が剥離して、ノイズ低減効果が低下してしまう可能性がある。
Fe含有酸化物層の平均厚みが10μm未満だとノイズ減衰効果がやや低下する傾向にある。また、平均厚みが200μmよりも厚いと、鍔下棒状部分とFe含有酸化物層の熱膨張係数差によってFe含有酸化物層が剥離して、ノイズ低減効果が低下してしまう可能性がある。
(4)上記スパークプラグにおいて、前記Fe含有酸化物層の表面積は、前記鍔下棒状部分の表面積の50%以上であるものとしてもよい。
Fe含有酸化物層の表面積が多いほどノイズ低減効果が高くなり、鍔下棒状部分の表面積の50%以上とすれば、最も高いノイズ低減効果が得られる。
Fe含有酸化物層の表面積が多いほどノイズ低減効果が高くなり、鍔下棒状部分の表面積の50%以上とすれば、最も高いノイズ低減効果が得られる。
(5)上記スパークプラグにおいて、前記導電性シール部が、Fe含有酸化物と導電性粒子とガラス成分からなる磁性複合相を有するものとしてもよい。
導電性シール部にこのような磁性複合相を設けることにより、ノイズ低減効果を更に高めることができる。
導電性シール部にこのような磁性複合相を設けることにより、ノイズ低減効果を更に高めることができる。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能であり、例えば、スパークプラグ、スパークプラグの製造方法の形態で実現することができる。
図1は、本発明の第1実施形態としてのスパークプラグ1の全体構成を示す断面図である。図1の下側(発火部側)をスパークプラグ1の先端側と呼び、上側(端子側)を後端側と呼ぶ。このスパークプラグ1は、軸線O方向に延在する軸孔2を有する絶縁体3と、軸孔2内に挿入されて絶縁体3の先端から外部に突出する中心電極4と、軸孔2内に挿入されて絶縁体3の後端3tから突出する端子金具5と、軸孔2内で中心電極4と端子金具5とを電気的に接続する導電性シール部60と、絶縁体3を収容する主体金具7と、一端が主体金具7の先端面に接合されると共に他端が中心電極4と間隙を介して対向するように配置された接地電極8とを備える。
主体金具7は、略円筒形状を有しており、絶縁体3を収容して保持するように形成されている。主体金具7における先端方向の外周面にはネジ部9が形成されており、このネジ部9を利用して図示しない内燃機関のシリンダヘッドにスパークプラグ1が装着される。
絶縁体3は、主体金具7の内周部に滑石10及びパッキン11を介して保持されている。絶縁体3の軸孔2は、軸線Oの先端側で中心電極4を保持する小径部12と、導電性シール部60を収容し、小径部12の内径よりも内径が大きい中径部14とを有する。また、小径部12と中径部14との間に後端側に向かって拡径するテーパ状の第一段部13を有する。絶縁体3は、その先端部が主体金具7の先端面から突出した状態で、主体金具7に固定されている。絶縁体3は、機械的強度、熱的強度、電気的強度等を有する材料であることが望ましく、このような材料として、例えば、アルミナを主体とするセラミック焼結体が挙げられる。
中心電極4は、絶縁体3の小径部12に収容されており、中心電極4の後端に設けられた径大のフランジ部17が絶縁体3の第一段部13に係止され、中心電極4の先端が絶縁体3の先端面から突出した状態で主体金具7に対して絶縁保持されている。中心電極4は、熱伝導性及び機械的強度等を有する材料で形成されることが望ましく、例えば、インコネル(商標名)等のNi基合金で形成される。中心電極4の軸心部は、Cu又はAgなどの熱伝導性に優れた金属材料により形成されてもよい。
接地電極8は、一端が主体金具7の先端面に接合され、途中で略L字に曲げられて、他端部が中心電極4の先端部と間隙を介して対向するように形成されている。接地電極8は、中心電極4を形成する材料と同様の材料により形成される。
中心電極4と接地電極8の互いに対向する部分には、白金合金及びイリジウム合金等により形成される貴金属チップ29,30がそれぞれ設けられている。各貴金属チップ29,30の間に火花放電間隙gが形成されている。なお、中心電極4及び接地電極8の一方又は両方の貴金属チップを省略してもよい。
端子金具5は、中心電極4と接地電極8との間で火花放電を行なうための電圧を外部から中心電極4に印加するための端子である。端子金具5の先端側には、外周面にローレット加工等による凹凸構造が施された凹凸部54が設けられていることが好ましい。このような凹凸部54を設けることによって、端子金具5と導電性シール部60との密着性が良好になり、端子金具5と絶縁体3とが強固に固定される。端子金具5の後端側には、絶縁体3の後端3tに接する端子鍔部50が設けられている。端子金具5は、例えば低炭素鋼等の金属部材で形成される。
端子金具5のうちで、主体金具7の後端7tと端子鍔部50との間にある部分を「鍔下棒状部分52」と呼ぶ。鍔下棒状部分52の表面には、後述するFe含有酸化物層が形成される。また、Fe含有酸化物層の下層として、Ni,Cu,Cr,Zn,Feから選ばれた一種以上の金属からなるメッキ層が形成されていることが好ましい。これらの点については更に後述する。
導電性シール部60は、軸孔2内で中心電極4と端子金具5との間に配置され、中心電極4と端子金具5とを電気的に接続する。導電性シール部60は、Fe含有酸化物と導電性粒子とガラス成分からなる磁性複合相63を有しており、また、磁性複合相63と中心電極4との間に第1シール相61を有し、磁性複合相63と端子金具5との間に第2シール相62を有する。第1シール相61と第2シール相62とは、絶縁体3と中心電極4、また絶縁体3と端子金具5とを封着固定している。第1シール相61及び第2シール相62は、ホウケイ酸ソーダガラス等のガラス粉末と、Cu、Fe等の金属粉末とを含むシール粉末を焼結して形成することができる。
磁性複合相63のFe含有酸化物としては、例えば、酸化鉄(FeO,Fe2O3,Fe3O4等)や各種のフェライトを使用することができる。また、磁性複合相63の導電性粒子としては、例えば、Ni粉末やC粉末等を使用することができる。導電性シール部60にこのような磁性複合相63を設けることにより、ノイズ低減効果を更に高めることができる。但し、磁性複合相63は省略可能である。
図2(A)は、第1実施形態の端子金具5の構成を示す説明図である。鍔下棒状部分52の表面には、ノイズ低減効果を有するFe含有酸化物層56が形成されている。前述したように、鍔下棒状部分52は、主体金具7の後端7t(図1)と端子鍔部50との間にある部分である。図2(A)の例では、端子金具5の先端側にある凹凸部54は鍔下棒状部分52に含まれていないが、凹凸部54の一部が主体金具7の後端7tよりも上方にある場合には、その部分も鍔下棒状部分52に含まれる。
Fe含有酸化物層56を形成するFe含有酸化物としては、以下の一種以上を用いることができる。
・酸化鉄:FeO,Fe2O3,Fe3O4
・スピネルフェライト:(Ni,Zn)Fe2O4,Ni2Fe2O4,(Mn,Zn)Fe2O4,CuFe2O4,NiFe2O4
・六方晶フェライト:BaFe12O19,SrFe12O19,Ba2Mg2Fe12O22,Ba2Ni2Fe12O22,Ba2Co2Fe12O22
・ガーネットフェライト:YFe5O12
・酸化鉄:FeO,Fe2O3,Fe3O4
・スピネルフェライト:(Ni,Zn)Fe2O4,Ni2Fe2O4,(Mn,Zn)Fe2O4,CuFe2O4,NiFe2O4
・六方晶フェライト:BaFe12O19,SrFe12O19,Ba2Mg2Fe12O22,Ba2Ni2Fe12O22,Ba2Co2Fe12O22
・ガーネットフェライト:YFe5O12
図2(B)は、端子金具5の端子鍔部50よりも下の部分の展開図である。この例では、Fe含有酸化物層56は、その幅(スパークプラグ1の上下方向に沿って測ったFe含有酸化物層56の寸法)が一定であり、棒状部分の全周にわたって形成されている。
Fe含有酸化物層56の表面積は、鍔下棒状部分52の表面積の10%以上であることが好ましい。スパークプラグ1のうちで、主体金具7の後端7tよりも端子鍔部50に近い部分では、高周波電流が絶縁体3を介して流れないため、Fe含有酸化物によるノイズ低減効果を得やすい。鍔下棒状部分52の表面に、その表面積の10%以上を覆うFe含有酸化物層56を設けるようにすれば、十分に高いノイズ低減効果を得ることができる。また、Fe含有酸化物層56は、鍔下棒状部分52の表面に付着する薄膜状の層なので、スパークプラグ1の振動によって剥離しにくく、耐衝撃性や気密性の問題はほとんど生じない。なお、Fe含有酸化物層56の表面積は、鍔下棒状部分52の表面積の50%以上であることが更にこのましい。Fe含有酸化物層56の表面積が多いほどノイズ低減効果が高くなり、鍔下棒状部分52の表面積の50%以上とすれば、最も高いノイズ低減効果が得られる。
図3は、Fe含有酸化物層56の表面積と鍔下棒状部分52の表面積の測定方法を示すフローチャートである。ステップT110では、端子金具5をスパークプラグ1から取り外す。具体的には、例えば、主体金具7を取り外した後に、絶縁体3を径方向外側から削り、絶縁体3の肉厚を薄くしてから絶縁体3を破壊して、端子金具5を絶縁体3から取り外す。絶縁体3を破壊する前に肉厚を削る理由は、破壊時の衝撃によってFe含有酸化物層56が端子金具5から剥離してしまうことを防ぐためである。このため、絶縁体3を破壊する前にその肉厚を薄くして、なるべく小さな力で絶縁体3を破壊することが好ましい。
ステップT120では、組成分析を用いてFe含有酸化物層56の領域を特定する。この組成分析としては、例えば、X線光電子分光分析装置(XPS)を利用することができる。
ステップT130では、3次元スキャナーを用いて端子金具5の3次元画像を取得し、その3次元画像からFe含有酸化物層56の表面積を測定する。この表面積は、図2(B)のように展開された状態における表面積である。
ステップS140では、端子金具5から、Fe含有酸化物層56と第2シール相62(付着している場合)を除去する。これらを除去する理由は、Fe含有酸化物層56と第2シール相62が鍔下棒状部分52の表面に付着している状態では、鍔下棒状部分52の表面積を正確に測定できないからである。
ステップS150では、3次元スキャナーを用いて端子金具5の3次元画像を再度取得し、その3次元画像から鍔下棒状部分52の表面積を測定する。なお、鍔下棒状部分52に凹凸部54の一部が含まれる場合には、凹凸部54の溝や谷の部分は無視して鍔下棒状部分52の表面積を計算する。具体的には、凹凸部54の形状は、その凸(山)の部分を外径とする柱状であるものと仮定して表面積を計算する。
ステップT160では、Fe含有酸化物層56の表面積と鍔下棒状部分52の表面積の比を算出する。
このように、3次元画像を用いて鍔下棒状部分52やFe含有酸化物層56の表面積を求めるようにすれば、鍔下棒状部分52が多少湾曲している場合にも、表面積を精度良く測定することが可能である。
図2(C)は、図2(A)における鍔下棒状部分52のC−C断面を示している。この例では、鍔下棒状部分52の表面には、Ni,Cu,Cr,Zn,Feから選ばれた一種以上の金属からなるメッキ層58が形成されている。Fe含有酸化物層56は、このメッキ層58の上に形成されている。鍔下棒状部分52の表面がメッキ層58で被覆されていれば、導電性シール部60の熱処理時にメッキ層58とFe含有酸化物層56との間に反応相が形成されて相互の密着が良好になる。なお、導電性シール部60の熱処理は、絶縁体3の軸孔2内に端子金具5を挿入し、端子金具5によって軸孔2内に充填された材料を先端側に向かって押圧しながら、絶縁体3全体を加熱炉内に配置して700〜950℃の所定温度に加熱することによって行われる。Fe含有酸化物層56の下層としてメッキ層58を設けると、鍔下棒状部分52からFe含有酸化物層56が剥離し難くなるので、耐衝撃性を高めることができ、Fe含有酸化物層56によるノイズ低減効果を更に高めることができる。なお、メッキ層58は、鍔下棒状部分52の表面全体では無く、Fe含有酸化物層56が形成される部分を包含する一部分のみに設けられていてもよい。また、メッキ層58を省略してもよい。
Fe含有酸化物層56の平均厚みは、10μm以上200μm以下とすることが好ましい。Fe含有酸化物層56の平均厚みが10μm未満だと、ノイズ減衰効果が十分得られない可能性がある。また、平均厚みが200μmよりも厚いと、鍔下棒状部分52との熱膨張係数差によってFe含有酸化物層56が剥離して、ノイズ低減効果が低下してしまう可能性がある。
Fe含有酸化物層56の平均厚みは、以下の方法で測定する。まず、鍔下棒状部分52をその中心まで研磨した縦断面(図2(C))において、Fe含有酸化物層56の面積S1,S2の合計値(S1+S2)を測定し、また、Fe含有酸化物層56とメッキ層58との間の境界の長さL1,L2の合計値(L1+L2)を測定する。そして、面積の合計値(S1+S2)を境界長さの合計値(L1+L2)で除算すれば、Fe含有酸化物層56の平均厚みが得られる。図2(C)の例では、Fe含有酸化物層56はほぼ一定の厚みを有するように描かれているが、実際には、Fe含有酸化物層56の厚みはかなり変動しており、凹凸状の断面が観察される。しかしながら、上述したように、鍔下棒状部分52をその中心まで研磨して、Fe含有酸化物層56の面積の合計値と境界長さの合計値を測定すれば、平均厚みとして信頼性の高い値が得られる。
図4は、本発明の第2実施形態としてのスパークプラグの端子金具5aの構成を示す説明図である。この端子金具5aは、図4(B),図4(C)に示すように、Fe含有酸化物層56aが鍔下棒状部分52の全周にわたって形成されておらず、鍔下棒状部分52の全周の一部にのみ形成されている点が第1実施形態と異なり、他の構成は第1実施形態と同じである。Fe含有酸化物層56aの表面積や平均厚みは、第1実施形態と同様の範囲に設定することが好ましい。この第2実施形態も、第1実施形態と同様の効果を奏する。
図5は、本発明の第3実施形態としてのスパークプラグの端子金具5aの構成を示す説明図である。この端子金具5bは、図5(B),図5(C)に示すように、複数の島状のFe含有酸化物層56sが鍔下棒状部分52に形成されている点が第1実施形態と異なり、他の構成は第1実施形態と同じである。複数のFe含有酸化物層56sの合計表面積や平均厚みは、第1実施形態と同様の範囲に設定することが好ましい。この第3実施形態も、第1実施形態と同様の効果を奏する。
図6は、各種のサンプルにおけるFe含有酸化物層56の構成とノイズ減衰試験結果を示す図である。サンプルS01〜S21は実施例としてのスパークプラグのサンプルであり、サンプルS31〜S35は比較例としてスパークプラグのサンプルである。Fe含有酸化物層56に関しては、Fe含有酸化物の組成と、その被覆率と、平均厚みと、下層のメッキ層の組成と、磁性複合相63の有無とが示されている。被覆率は、鍔下棒状部分52の表面積に対するFe含有酸化物層56の表面積の割合である。サンプルS06〜S21,S31,S34,S35で用いたメッキ層58は、端子金具5の表面全体にそれぞれ形成した。サンプルS19〜S21の磁性複合相63としては、NiZnフェライトとNi粉末とガラス成分の混合物を用いた。
図6の右端には、各サンプルのノイズ減衰試験の結果を示している。ノイズ減衰試験は、JASO D−002−2(日本自動車技術会伝送規格D−002−2)の「自動車−電波雑音特性−第2部 防止器の測定方法 電流法」に従って行った。また、高周波ノイズの測定対象としては、100MHz,200MHz,300MHzの3種類の周波数のノイズを対象とした。
図6に示す試験結果から、以下のことが理解できる。
(1)実施例のサンプルS01〜S21は、Fe含有酸化物層56による鍔下棒状部分52の表面の被覆率が10%以上である。より正確に言えば、サンプルS01〜S21における被覆率は10%以上92%以下の範囲にある。一方、比較例のサンプルS31〜S35は、被覆率が10%よりも小さい。実施例のサンプルS01〜S21は、比較例のサンプルS31〜S35に比べて、いずれの周波数においてもノイズが小さく、良好なノイズ低減効果が得られている。
(1)実施例のサンプルS01〜S21は、Fe含有酸化物層56による鍔下棒状部分52の表面の被覆率が10%以上である。より正確に言えば、サンプルS01〜S21における被覆率は10%以上92%以下の範囲にある。一方、比較例のサンプルS31〜S35は、被覆率が10%よりも小さい。実施例のサンプルS01〜S21は、比較例のサンプルS31〜S35に比べて、いずれの周波数においてもノイズが小さく、良好なノイズ低減効果が得られている。
(2)サンプルS06〜S21では、鍔下棒状部分52の表面に、Ni,Cu,Cr,Zn,Fe等の金属からなるメッキ層58が形成されており、そのメッキ層58の上にFe含有酸化物層56が形成されている点で、サンプルS01〜S05と異なっている。これらのサンプルS06〜S21は、メッキ層58の無いサンプルS01〜S05よりもノイズ低減効果がやや高い点で好ましい。但し、メッキ層58の主な効果は、Fe含有酸化物層56とメッキ層58とが強固に密着して、Fe含有酸化物層56が剥離しにくくなる点にあると推定される。図6で得られたノイズ低減効果の増大も、Fe含有酸化物層56が剥離しにくいという効果から得られたものである可能性が高い。
(3)サンプルS11〜S21では、Fe含有酸化物層56の平均厚みが、10μm以上200μm以下である点で、サンプルS01〜S10と異なっている。これらのサンプルS11〜S21は、Fe含有酸化物層56の平均厚みがこの範囲を外れているサンプルS01〜S10よりもノイズ低減効果が更に高い点で好ましい。なお、Fe含有酸化物層56の平均厚みが10μm未満だとノイズ減衰効果がやや低下する傾向にある。Fe含有酸化物層56の平均厚みが200μmよりも厚いサンプルS03,S08でノイズ低減効果が低下している理由は、鍔下棒状部分52とFe含有酸化物層56の熱膨張係数差によってFe含有酸化物層56の一部が剥離してしまい、ノイズ低減効果が低下してしまったからであると推定される。
(4)サンプルS15〜S21は、Fe含有酸化物層56による鍔下棒状部分52の表面の被覆率が50%以上である点で、サンプルS01〜S14と異なっている。これらのサンプルS15〜S21は、被覆率が50%以下であるサンプルS01〜S14よりもノイズ低減効果が更に高い点で好ましい。なお、被覆率が50%を超えた後は、ノイズ低減効果に顕著な向上は見られない。従って、被覆率は、50%以上60%以下とすることが更に好ましい。
(5)サンプルS19〜S21では、導電性シール部60が磁性複合相63を含んでいる点で、サンプルS01〜S18と異なっている。これらのサンプルS19〜S21は、磁性複合相63を含まないサンプルS01〜S18よりもノイズ低減効果が更に高い点で好ましい。
変形例
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能である。
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能である。
・変形例1:
スパークプラグとしては、図1に示したもの以外の種々の構成を有するスパークプラグを本発明に適用することが可能である。
スパークプラグとしては、図1に示したもの以外の種々の構成を有するスパークプラグを本発明に適用することが可能である。
1…スパークプラグ
2…軸孔
3…絶縁体
3t…絶縁体の後端
4…中心電極
5…端子金具
7…主体金具
7t…主体金具の後端
8…接地電極
9…ネジ部
10…滑石
11…パッキン
12…小径部
13…第一段部
14…中径部
17…フランジ部
29…貴金属チップ
30…貴金属チップ
50…端子鍔部
52…鍔下棒状部分
54…凹凸部
58…メッキ層
60…導電性シール部
61…第1シール相
62…第2シール相
63…磁性複合相
2…軸孔
3…絶縁体
3t…絶縁体の後端
4…中心電極
5…端子金具
7…主体金具
7t…主体金具の後端
8…接地電極
9…ネジ部
10…滑石
11…パッキン
12…小径部
13…第一段部
14…中径部
17…フランジ部
29…貴金属チップ
30…貴金属チップ
50…端子鍔部
52…鍔下棒状部分
54…凹凸部
58…メッキ層
60…導電性シール部
61…第1シール相
62…第2シール相
63…磁性複合相
Claims (5)
- 軸線の方向に延びる軸孔を有する絶縁体と、前記軸孔内に挿入されて前記絶縁体の先端から外部に突出する中心電極と、前記軸孔内に挿入されて前記絶縁体の後端から外部に突出する端子金具と、前記軸孔内で前記中心電極と前記端子金具とを電気的に接続する導電性シール部と、前記絶縁体を収容する主体金具と、を備え、前記端子金具が前記絶縁体の後端に接する端子鍔部を有するスパークプラグにおいて、
前記端子金具のうちで、前記主体金具の上端と前記端子鍔部との間にある鍔下棒状部分の表面に、Fe含有酸化物層が形成されており、
前記Fe含有酸化物層の表面積は、前記鍔下棒状部分の表面積の10%以上である、
ことを特徴とするスパークプラグ。 - 請求項1に記載のスパークプラグであって、
前記鍔下棒状部分の表面に、Ni,Cu,Cr,Zn,Feから選ばれた一種以上の金属からなるメッキ層が形成されており、
前記Fe含有酸化物層は、前記メッキ層の上に形成されている、ことを特徴とするスパークプラグ。 - 請求項1又は2に記載のスパークプラグであって、
前記Fe含有酸化物層の平均厚みが、10μm以上200μm以下である、ことを特徴とするスパークプラグ。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載のスパークプラグであって、
前記Fe含有酸化物層の表面積は、前記鍔下棒状部分の表面積の50%以上である、ことを特徴とするスパークプラグ。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載のスパークプラグであって、
前記導電性シール部が、Fe含有酸化物と導電性粒子とガラス成分からなる磁性複合相を有する、ことを特徴とするスパークプラグ。
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Patent Citations (4)
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