JP2017116546A - 時計の調整装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】時計における指針のゼロ位置調整を、省スペース構造で容易に実行可能とする。【解決手段】調整装置は、クラッチが、解放可能に摩擦係合及び/又は形状係合するクラッチとして構成され、指針軸に回り止め結合された第1クラッチ板16と、輪列駆動部に回り止め結合された第2クラッチ板17及び第3クラッチ板18とを含み、第2クラッチ17板及び第3クラッチ板18の間に第1クラッチ板16が指針軸と同軸状に収容され、第2クラッチ17板及び第3クラッチ板18が、ドームばね20により第1クラッチ板16に対して押圧され、更に、調整軸により作動可能な分離手段により、通常位置からゼロ調整位置への調整軸の移動に際して、第2クラッチ板17及び第3クラッチ板18が、第1クラッチ板16に摩擦係合する締結位置から、第1クラッチ板16に対して分離する解放位置に移動させることを特徴とするものである。【選択図】図2

Description

本発明は、時計の調整装置に関する。本発明に係る調整装置は、軸線方向において通常位置からゼロ調整位置に移動可能な調整軸を備え、通常位置からゼロ調整位置への調整軸の移動によりばね力作動式のゼロ調整駆動部が解除され、該ゼロ調整駆動部により、指針軸上に固定された指針をゼロ位置に移動させる。調整装置は、指針の指針軸を時計のムーブメントと摩擦係合的に結合させるクラッチを更に備え、このクラッチは、指針軸とムーブメントにおける輪列駆動部との間に配置されたドーム状ばねにより係合方向に負荷されている。
時計の指針を調整するための上記装置においては、ムーブメントの駆動に影響を及ぼさずに指針をゼロ位置調整するためのクラッチが既知である。このクラッチは、その締結状態において指針の指針軸を時計のムーブメントに摩擦係合的に結合し、指針のゼロ位置調整をする場合には解放されるものである。
本発明の課題は、時計の指針をゼロ位置調整するための上記形式の装置において、指針のゼロ位置調整を省スペース構造で容易に実行可能とすることである。
この課題を解決するため、本発明に係る調整装置は、クラッチが、解放可能に摩擦係合及び/又は形状係合するクラッチとして構成され、指針軸に回り止め結合された第1クラッチ板と、輪列駆動部に回り止め結合された第2クラッチ板及び第3クラッチ板とを含み、第2クラッチ板及び第3クラッチ板の間に第1クラッチ板が指針軸と同軸状に収容され、第2クラッチ板及び第3クラッチ板が、ドームばねにより第1クラッチ板に対して押圧され、更に、調整軸により作動可能な分離手段により、通常位置からゼロ調整位置への調整軸の移動に際して、第2クラッチ板及び第3クラッチ板が、第1クラッチ板に摩擦係合する締結位置から、第1クラッチ板に対して分離する解放位置に移動させることを特徴とするものである。
ここに、「指針」とは好適には秒針を指し、「指針軸」とは好適には秒針軸を指す。
調整軸は、例えば分針を調整するために使用ことができるが、時計を巻き上げるために使用することもできる。
上述した構成において、ゼロ調整に際しては、第2クラッチ板及び第3クラッチ板を第1クラッチ板から持ち上げることによりクラッチを解放して、指針軸及び時計におけるムーブメントの間の結合状態を解除する。これにより、指針軸を実質的に無抵抗でゼロ位置まで調整することが可能である。
単一のばねにより、第2クラッチ板及び第3クラッチ板の両者を締結方向に押圧する構成とすれば、省スペース化が図られる。
更に、クラッチ締結用に2枚のクラッチ板、即ち第2及び第3クラッチ板が配置され、これらクラッチ板は高いクラッチ容量にも拘わらず直径が小さいため、省スペース化に更に資するものである。
第2クラッチ板が、指針軸に対して平行な複数の引き寄せアンカーを有し、これらの引き寄せアンカーが、第3クラッチ板を第1クラッチ板に対して押圧するドームばねで負荷されて、第2クラッチ板を、第1クラッチ板に当接するよう引き寄せる構成とすれば、第2クラッチ板及び第3クラッチ板の両者を、1個のドームばねのみで第1クラッチ板に容易に当接させることができる。
この場合、ドームばねは、軽量化を図るために半径方向に向けられた複数のばねアームを有する構成とし、各アームの半径方向内端部が第3クラッチ板を負荷し、半径方向外端部が引き寄せアンカーにより軸線方向に支持される構成とすることができる。
第2クラッチ板及び第3クラッチ板を第1クラッチ板から同時に持ち上げ可能とするため、前記分離手段は、少なくとも1個の拡開ブレードを含み、該拡開ブレードは、第2クラッチ板及び第3クラッチ板に対して半径方向に離間した非分離位置から、第2クラッチ板及び第3クラッチ板の間における第1クラッチ板に対して半径方向に差し込まれた分離位置に移動可能であり、指針軸の軸線方向における拡開ブレードの厚さが第1クラッチ板の厚さよりも大きい構成とすることができる。
第2クラッチ板及び第3クラッチ板の間に拡開ブレードを容易に差し込み可能とするため、拡開ブレードの厚さは、第1クラッチ板に対してより近位側の端部においては第1クラッチ板よりも薄く、第1クラッチ板からの距離が半径方向に離れるに伴って増大し、第1クラッチ板よりも厚くなる構成とすることができる。
分離手段が互いに少なくともほぼ対向する2個の拡開ブレードを含み、これら拡開ブレードが調整軸により分離位置及び非分離位置に同時に移動可能であれば、第2及び第3クラッチ板が第1クラッチから均等に持ち上げることができる。
通常位置からゼロ調整位置への調整軸の軸線方向移動により、作動レバー又は作動レバーアセンブリを、軸線周りで休止位置から、ゼロ調整駆動部が解除される解除位置に旋回駆動する構成とすることができる。
この場合、拡開ブレードが拡開ブレード軸に対して間隔を有する拡開ブレードレバーに配置され、該拡開ブレードレバーが拡開ブレード軸線周りで旋回可能に支持され、作動レバー又は作動レバーアセンブリにより、非分離位置から分離位置に旋回駆動可能とすれば、作動レバー又は作動レバーアセンブリが、ゼロ調整駆動部のみならず分離手段の拡開ブレードをも、より少ない部品点数で作動させることができる。
簡略化した実施形態において、ゼロ調整駆動部は、ハートカム軸線周りに旋回可能なハートカムレバーを含み、該ハートカムレバーは、通常位置からゼロ調整位置への調整軸の軸線方向移動により駆動可能であると共に、ハートカム軸線に対して間隔を有する調整面を有し、該調整面は、調整軸が通常位置にあるときに、指針軸上に堅固に配置されたハートカムの外周におけるハートカム曲面に対して半径方向に離間して保持され、調整軸がゼロ調整位置にあるときに、ばね負荷状態でハートカム曲面に当接する構成とすることができる。
調整軸が通常位置にあるときに、調整面を有するハートカムレバーがハートカム曲面に当接するのを回避するため、作動レバー又は作動アセンブリはスペーサピンを含み、該スペーサピンにより、調整面を有するハートカムレバーが、ハートカム曲面に対して、半径方向に離間して保持される構成とすることができる。
指針の調整時にムーブメントを停止させるため、通常位置からゼロ調整位置への調整軸の軸線方向移動により、時計のムーブメントを停止させるための停止手段を作動させる構成とすることができる。
この場合、停止手段を作動レバー又は作動アセンブリにより作動可能とすれば、作動レバー又は作動アセンブリは更なる機能を有することになるため、部品点数の削減のみならず省スペース化も達成される。
以下、図示の実施形態を詳述する。
調整装置が通常位置にあるときの平面図である。 図1のA‐A線に沿う断面図である。 図1の調整装置がゼロ調整位置にあるときの平面図である。 図3のB‐B線に沿う断面図である。 図1に係る調整装置が通常位置にあるときのクラッチ、ゼロ調整装置及び分離手段の底面図である。
時計を調整するための図示の調整装置は、図1の通常位置から図3の調整位置に向けて軸線方向に移動可能な調整軸1を備える。調整軸1は、図1及び図3の右側の時計ハウジング(図示せず)から突出する端部にリュウズを有することができる。調整軸1が調整位置にある場合、リュウズにより、例えば調整軸を回転させれば時計の分針が調整可能である。
調整軸1は、環状溝2を有しており、その環状溝2内に二腕状第1作動レバー3の一端が係合している。これにより、作動レバー3は、調整軸1が通常位置から調整位置に軸線方向移動したときに、休止位置(図1参照)から解除位置(図3参照)に軸線4周りに旋回駆動可能である。
作動レバー3の他端には、軸線4に対して平行に突出したピン5が配置されている。このピン5により、ハートカムレバー軸線8周りに旋回可能な二腕形のハートカムレバー7における第1アーム6がゼロ調整位置から通常位置に負荷可能であると共に、ハートカムレバー7の第2アーム9が通常位置からゼロ調整位置に負荷可能である。ピン5により負荷可能なハートカムレバー7における第2アーム9の自由端は、ばねアーム10として構成されている。
第2アーム9は、ハートカムレバー軸線8に対して間隔を有する調整面11を含む。この調整面11は、ハートカムレバー7の通常位置において、ハートカム13におけるハートカム曲面部12の周方向に対して半径方向に間隔を有する。更に、ハートカム13は、秒針15を保持する秒針軸14上に堅固に配置され、かつ指針軸線47周りに回転駆動可能である。
調整軸1の作動により、ハートカムレバー7が第1作動レバー3によって通常位置(図1及び図2参照)からゼロ調整位置(図3及び図4参照)に旋回すると、ばねアーム10により、調整面11がハートカム曲面部12にばね負荷状態で当接する。ハートカム曲面部12が調整面11により半径方向に負荷されると、調整面11が指針軸線47に対して半径方向に最小距離を有する箇所に到達するまでハートカム13が旋回する。これにより、秒針軸14上に配置された秒針15もゼロ位置に移動する。
更に、秒針軸14上には、第1クラッチ板16が堅固に配置されている。第1クラッチ板16に対して同軸状に配置された第2クラッチ板17及び第3クラッチ板18は、それぞれ、第1クラッチ板16の一側及び他側に配置されている。
第2クラッチ板17及び第3クラッチ板18は、第1クラッチ板16よりも大きな直径を有する。
第2クラッチ板17の周方向領域には、均等に設けられた2個の引張りアンカー19が配置されている。これらアンカー19は、第1クラッチ板16の半径方向外方にて、第3クラッチ板18の開口により、可及的に僅かな遊びを有する状態で突出している。第3クラッチ板18の自由端には、周方向に突出したストッパ24が設けられている。
ドーム状ばね20は、その半径方向内方領域21により、第1クラッチ板16から離れた側における第3クラッチ板18のスリーブ状延長部22を包囲すると共に、半径方向外方に向けられた2個のばねアーム23を含む。これらばねアーム23の自由端は、ストッパ24にて軸線方向に支持されている。この場合、ばねアーム23の付勢により、第3クラッチ板18が第1クラッチ板16に対して押圧され、引張りアンカー19により、第2クラッチ板17が第1クラッチ板16に対して押圧されている。この状態において、3個のクラッチ板16,17,18は、互いに回転不能かつ摩擦係合的に結合されている。第3クラッチ板18は、時計のムーブメント(図示せず)における輪列駆動部25と堅固に結合されているため、クラッチ板16,17,18が互いに回転不能に結合されていれば、ムーブメントにより、第1クラッチ板16が回転し、この回転に伴い秒針軸14及び秒針15も回転する。
更に、輪列駆動部25には、歯付きリム46が堅固に結合されている。
ピン5を有する第1作動レバー3の端部は、第2軸線48周りに旋回可能な二腕状第2作動レバー27における第1作動レバーアーム26の端部に形成された長孔48内にピン5と共に係合している。これにより、第1作動レバー3が旋回すると、該レバー3により第2作動レバー27が旋回駆動可能である。
第2作動レバー27における第2作動レバーアーム29の自由端領域には、周方向に分離曲面部31を有するカム30が配置されている。分離曲面31には、第1分離レバー軸線32周りに旋回可能な二腕形の分離レバー33における一端34が当接しており、時計周りに上昇する分離曲面部31により旋回駆動可能である。第1分離レバー33の第2端部には、第1拡開ブレード35が配置されている。第1分離レバー33の旋回運動により、第1拡開ブレード35は、第1クラッチ板16の平面内にて、該第1クラッチ板16に対してより遠位側の非分離位置と、第1クラッチ板16に対してより近位側の分離位置との間で移動可能である。
拡開ブレード35の厚さは、第1クラッチ板16に対してより近位側の端部においては第1クラッチ板16よりも小さいが、第1クラッチ板16からの距離が離れるに伴いV字状に増加しており、第1クラッチ板16よりも大きい。
拡開ブレード35が非分離位置から分離位置に移動すると、第2クラッチ板17及び第3クラッチ板18の間に到達する。この場合、クラッチ板17,18の間に、第1クラッチ板16よりも大きな厚さを有する拡開ブレード35領域が差し込まれると、これらクラッチ17,18板が第1クラッチ板16から持ち上げられるため、時計におけるムーブメント(図示せず)の輪列駆動部25も秒針軸14から分離する。従って、ハートカム13により、干渉を受けることなく秒針15をゼロ調整することができる。
第1分離レバー33は、第1分離レバー軸線32領域にて、分離レバー33に対してほぼ垂直に延びている伝達レバー36を含む。この伝達レバー36の自由端により、伝達レバー36の逆側に配置された第2分離レバー38における中継レバー37の自由端が負荷される。
第2分離レバー38もやはり二腕状に構成され、第2分離レバー軸線39周りに旋回可能である。
第2分離レバー38の第2端部には、第1拡開ブレード35に対応する第2拡開ブレード40が第1拡開ブレード35と対向するように配置されている。
第2分離レバー39において、ばねアームとして構成された分離レバーアーム41は、第2分離レバー軸線39領域から第1作動レバー3に向けて延びており、分離レバーアーム41の自由端がピン5に当接している。この場合に分離レバーアーム41は、図1に示す非分離位置にて、第2拡開ブレード40を含む分離レバー38を非分離位置に負荷するよう付勢されている。図3に示す分離位置において、分離レバーアーム41は付勢されていない。
この付勢力は、中継レバー37及び伝達レバー36を介して、第1分離レバー33にも伝達される。
図1及び図2に示す調整軸1が通常位置にある場合、第1作動レバー3及び第2作動レバー27は何れも休止位置にある。この場合、第1分離レバー33の第1端部34は、第2作動レバー27の第2軸線28に対して隣接するカム30における分離曲面部31領域に当接している。これにより、分離レバーアーム41のばね力に基づいて、拡開ブレード35,40の両方をその非分離位置に旋回させることが可能となる。
クラッチ板17,18は、第1クラッチ板16に当接しているため、時計のムーブメントにより秒針軸14が、従って秒針15が回転駆動可能である。
調整面11を含むハートカムレバー7は、ハートカム曲面部12に対して半径方向に間隔を有する。
調整軸1が通常位置から図3及び図4に示すゼロ調整位置に移動すると、第1作動レバー3及び第2作動レバー27が休止位置から解除位置に旋回する。
この場合、一方では、第2作動レバー27の第2軸線28に対して隣接するカム30の分離曲面部31により、第1分離レバー33及び該レバー33を介して、第2分離レバー38が非分離位置から分離位置に旋回する。これにより、第1拡開ブレード35及び第2拡開ブレード40によって、第2クラッチ板17及び第3クラッチ板18が第1クラッチ板16から持ち上げられるため、秒針軸14及び秒針15が時計のムーブメントから分離する。
他方では、ハートカムレバー7の第1アームがピン5から直ちに解放されるため、ハートカムレバー7は、第2アーム9のばね力により、調整面11がハートカム曲面部12に当接するよう旋回する。これにより、ハートカム13と共に、秒針軸14及び秒針15がゼロ位置に旋回することができる。
第2作動レバー27は、第1作動レバー3から離れた側にて、作動カム42を有する。この作動カム42は、第2作動レバー27の休止位置にて、停止ばね軸線43周りに旋回可能な停止ばね44を、該停止ばね44のばね力に抗しつつ天輪45から分離した非作動位置で保持している。
第2作動レバー27がその解除位置に旋回すると、第2作動レバー27と共に作動カム42が停止ばね44に対して旋回するため、停止ばね44がそのばね力の作用により、天輪45における回転輪郭部の半径方向に当接し、天輪45を停止するよう制動する。
調整軸1を調整位置から通常位置に戻すと、作動カム42により、停止ばね44が天輪45から再び分離するため天輪45が解放される。またハートカムレバー7により、調整面11がハートカム曲面12から分離し、更に拡開ブレード35,40が非分離位置に移動するため、ムーブメントにより、輪列駆動部25を介して、秒針軸14及び秒針15が再び回転駆動可能となる。
1 調整軸
2 環状溝
3 第1作動レバー
4 軸線
5 ピン
6 第1アーム
7 ハートカムレバー
8 ハートカム軸線
9 第2アーム
10 ばねアーム
11 調整面
12 ハートカム面
13 ハートカム
14 秒針軸
15 秒針
16 第1クラッチ板
17 第2クラッチ板
18 第3クラッチ板
19 引き寄せアンカー
20 ドームばね
21 領域
22 延長部
23 ばねアーム
24 ストッパ
25 輪列駆動部
26 第1作動レバーアーム
27 第2作動レバー
28 第2軸線
29 第2作動レバーアーム
30 カム
31 分離曲面
32 第1分離レバー軸線
33 第1分離レバー
34 第1端部
35 第1拡開ブレード
36 伝達レバー
37 中継レバー
38 第2分離レバー
39 第2分離レバー軸線
40 第2拡開ブレード
41 分離レバーアーム
42 作動カム
43 停止ばね軸線
44 停止ばね
45 天輪
46 歯付きリム
47 指針軸線
48 長孔

Claims (12)

  1. 時計の調整装置であって、
    軸線方向において通常位置からゼロ調整位置まで移動可能な調整軸(1)を備え、前記通常位置から前記ゼロ調整位置への前記調整軸(1)の軸線方向移動によりばね力作動式のゼロ調整駆動部が解除され、指針軸上に固定された指針をゼロ位置まで移動させる構成とされ、
    前記指針の指針軸を時計のムーブメントと摩擦係合的に結合させるクラッチを備え、前記指針軸と前記ムーブメントにおける輪列駆動部(25)との間に付勢配置されたドームばね(20)により前記クラッチが係合方向に負荷される調整装置において、
    前記クラッチが、解放可能に摩擦係合及び/又は形状係合するクラッチとして構成され、前記指針軸に回り止め結合された第1クラッチ板(16)と、前記輪列駆動部(25)に回り止め結合された第2クラッチ板(17)及び第3クラッチ板(18)とを含み、前記第2クラッチ板(17)及び第3クラッチ板(18)の間に前記第1クラッチ板(16)が前記指針軸と同軸状に収容され、前記第2クラッチ板(17)及び第3クラッチ板(18)が、前記ドームばね(20)により前記第1クラッチ板(16)に対して押圧され、
    前記調整軸(1)により作動可能な分離手段を備え、前記通常位置から前記ゼロ調整位置への前記調整軸(1)の移動に際して、前記分離手段により前記第2クラッチ板(17)及び第3クラッチ板(18)を、前記第1クラッチ板(16)に摩擦係合する締結位置から、前記第1クラッチ板(16)に対して分離する解放位置に移動させることを特徴とする調整装置。
  2. 請求項1に記載の調整装置であって、前記第2クラッチ板(17)が、前記指針軸に対して平行な複数の引き寄せアンカー(19)を有し、該引き寄せアンカー(19)が、前記第3クラッチ板(18)を前記第1クラッチ板(16)に対して押圧する前記ドームばね(20)で負荷されて、前記第2クラッチ板(17)を前記第1クラッチ板(16)に当接するよう引き寄せることを特徴とする調整装置。
  3. 請求項2に記載の調整装置であって、前記ドームばね(20)が、半径方向に向けられた複数のばねアーム(23)を有し、各アームの半径方向内端部が前記第3クラッチ板(18)を負荷し、半径方向外端部が前記引き寄せアンカー(19)により軸線方向に支持されることを特徴とする調整装置。
  4. 請求項1〜3の何れか一項に記載の調整装置であって、前記分離手段が、少なくとも1個の拡開ブレード(35,40)を含み、該拡開ブレード(35,40)が、前記第2クラッチ板(17)及び第3クラッチ板(18)に対して離間した非分離位置から、前記第2クラッチ板(17)及び第3クラッチ板(18)の間における前記第1クラッチ板(16)に対して半径方向に差し込まれた分離位置に移動可能であり、前記指針軸の軸線方向における前記拡開ブレード(35,40)の厚さが前記第1クラッチ板(16)の厚さよりも大きいことを特徴とする調整装置。
  5. 請求項4に記載の調整装置であって、前記拡開ブレード(35,40)の厚さは、前記第1クラッチ板(16)に対してより近位側の端部において前記第1クラッチ板(16)よりも薄く、前記第1クラッチ板(16)からの距離が半径方向に離れるに伴って増大し、前記第1クラッチ板(16)よりも厚くなることを特徴とする調整装置。
  6. 請求項4又は5に記載の調整装置であって、前記分離手段が、互いに対向する2個の拡開ブレード(35,40)を含み、該拡開ブレード(35,40)が前記調整軸(1)により分離位置及び非分離位置に同時に移動可能であることを特徴とする調整装置。
  7. 請求項1〜6の何れか一項に記載の調整装置であって、前記通常位置から前記ゼロ調整位置への前記調整軸(1)の軸線方向移動により、作動レバー又は作動レバーアセンブリ(3,27)が、軸線(4,28)周りで休止位置から、前記ゼロ調整駆動部が解除される解除位置に旋回駆動されることを特徴とする調整装置。
  8. 請求項7に記載の調整装置であって、前記拡開ブレード(35,40)が、拡開ブレード軸(32,39)に対して間隔を有する拡開ブレードレバー(33,38)に配置され、該拡開ブレードレバー(33,38)が、前記拡開ブレード軸線(32,39)周りで旋回可能に支持され、前記作動レバー又は作動レバーアセンブリ(3,27)により、非分離位置から分離位置に旋回駆動可能であることを特徴とする調整装置。
  9. 請求項7に記載の調整装置であって、前記ゼロ調整駆動部が、ハートカム軸線(8)周りに旋回可能なハートカムレバー(7)を含み、該ハートカムレバー(7)が、前記通常位置から前記ゼロ調整位置への前記調整軸(1)の軸線方向移動により駆動可能であると共に、前記ハートカム軸線(8)に対して間隔を有する調整面(11)を有し、該調整面(11)は、前記調整軸(1)が前記通常位置にあるときに、指針軸上に堅固に配置されたハートカム(13)の外周におけるハートカム曲面(12)に対して半径方向に離間して保持され、前記調整軸が前記ゼロ調整位置にあるときに、ばね負荷状態で前記ハートカム曲面(12)に当接することを特徴とする調整装置。
  10. 請求項9記載の調整装置であって、前記作動レバー又は作動アセンブリ(3,27)がスペーサピン(5)を含み、前記調整軸(1)が前記通常位置にあるときに、前記スペーサピン(5)により、前記調整面(11)を有する前記ハートカムレバー(7)が、前記ハートカム曲面(12)に対して半径方向に離間して保持されることを特徴とする調整装置。
  11. 請求項1〜10の何れか一項に記載の調整装置であって、前記通常位置から前記ゼロ調整位置への前記調整軸(1)の軸線方向移動により、時計のムーブメントを停止させるための停止手段が作動可能であることを特徴とする調整装置。
  12. 請求項7〜11の何れか一項に記載の調整装置であって、前記停止手段は、前記作動レバー又は作動アセンブリ(3,27)により作動可能であることを特徴とする調整装置。
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