JP5685176B2 - 摩擦クラッチ - Google Patents
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Description
クラッチカバー(26)とクラッチリフタープレート(40)との間にクラッチレリーズ機構(4)が設けられた摩擦クラッチ(1)において、
前記クラッチレリーズ機構(4)は、クラッチリフター機構(43)を備え、
前記クラッチリフタープレート(40)は、クラッチレバー(45)にて回動され、
前記クラッチカバー(26)には、支持軸(27)が支持され、
該支持軸(27)には、早ネジ機構(32)を介して固定カムプレート(25)が支持され、
該固定カムプレート(25)は、前記クラッチリフタープレート(40)よりも前記クラッチカバー(26)側に配設され、
前記クラッチリフター機構(43)は、前記固定カムプレート(25)と前記クラッチリフタープレート(40)との間に設けられ、
前記早ネジ機構(32)と前記支持軸(27)の回動による前記固定カムプレート(25)の移動の調整を行うバネ部材(34,50)とを具備し、前記摩擦クラッチ(1)の変位を自動調整するクラッチ変位吸収機構(5)が備えられることを特徴とする摩擦クラッチ(1)に関するものである。
前記クラッチ変位吸収機構(5)は前記固定カムプレート(25)と前記支持軸(27)とに跨って設けられることを特徴とするものである。
前記クラッチ変位吸収機構(5)には、クラッチレリーズ操作の際に、前記支持軸(27)の回動を規制する支持軸回動規制機構(48)が設けられていることを特徴とするものである。
前記支持軸回動規制機構(48)は、前記支持軸(27)に一体に設けられた鍔部(28)と前記クラッチカバー(26)との間で規制を行なう構造であることを特徴とするものである。
前記バネ部材(34)は前記支持軸(27)の先端と前記固定カムプレート(25)の先端部の間に配置されることを特徴とするものである。
前記支持軸回動規制機構(48)は、前記支持軸(27)の前記鍔部(28)と前記クラッチカバー(26)との間に皿バネ(36)と摩擦円盤(35)とを有することを特徴とするものである。
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至請求項4の何れかに記載の摩擦クラッチ(1)において、
前記バネ部材は、前記支持軸(27)を付勢力に応じて回動させるぜんまいバネ(50)であり、
該ぜんまいバネ(50)は、前記支持軸(27)の前記クラッチカバー(26)側の端部と、前記クラッチカバー(26)との間に設けられたことを特徴とするものである。
クラッチレリーズ操作の際には、クラッチレリーズ機構(4)は、クラッチ変位吸収機構(5)とは独立して操作が可能となるので、クラッチレリーズ操作が軽く、クラッチレリーズ操作のフィーリングが向上する。
また、簡易な構造によりクラッチの変位の吸収を行うことができ、構造の簡略化とコストの低減が可能となる。
クラッチレリーズ操作の際には、クラッチレリーズ機構(4)は、クラッチ変位吸収機構(5)とは独立に操作可能となるので、クラッチレリーズ操作が軽く、クラッチレリーズ操作のフィーリングが向上する。また、クラッチ変位吸収機構(5)を、コンパクトに構成することができる。
クラッチレリーズ操作の際には、クラッチ変位吸収機構(5)は支持軸回動規制機構(48)によって固定されるので、クラッチレリーズ機構(4)のみの操作となり、クラッチレリーズ操作が軽く行われ、クラッチレリーズ操作のフィーリングが向上する。
前記鍔部(28)によって前記支持軸(27)が受ける負荷を分散してクラッチカバー(26)にて受ける構造とされているので、前記支持軸(27)から受けるクラッチカバー(26)の負荷は低減されると共に、クラッチレリーズ操作時に、支持軸(27)を確実に固定することができる。
小さいバネ部材(34)によって、クラッチレリーズ操作終了時に、固定カムプレート(25)と支持軸(27)を元の位置へ戻すことができる。
支持軸回動規制機構(48)は、支持軸(27)の鍔部(28)とクラッチカバー(26)との間に皿バネ(36)と摩擦板(35)とを有しているので、クラッチレリーズの際に、鍔部(28)と摩擦板(35)とが接触して鍔部(28)と支持軸(27)とが回動不能に固定され、固定カムプレート(25)が軸方向に移動不可能に固定される。そのため、クラッチレリーズ操作の際には、クラッチレリーズ機構(4)のみの操作となり、クラッチレリーズ操作が軽く行われ、クラッチレリーズ操作のフィーリングが向上する。
また、請求項7の発明において、
ぜんまいバネ(50)によって、クラッチレリーズ操作終了時に、前記支持軸(27)と前記固定カムプレート(25)を容易に元の位置へ戻すことができる。
(1)上記実施形態では、クラッチカバー26とクラッチリフタープレート40との間にクラッチレリーズ機構4が設けられ、クラッチレバー45にて回動されるクラッチレリーズ機構4は、クラッチリフター機構43を備え、クラッチカバー26には、支持軸27が支持されている。支持軸27には、早ネジ機構32を介して固定カムプレート25が支持され、固定カムプレート25は、クラッチリフタープレート40よりもクラッチカバー26側に配設され、クラッチリフター機構43は、固定カムプレート25とクラッチリフタープレート40との間に設けられている。そして、早ネジ機構32と支持軸27の回動による固定カムプレート25の移動の調整を行うバネ部材34,50とを具備し、摩擦クラッチ1の変位を自動調整するクラッチ変位吸収機構5を備えているため、クラッチレリーズ操作の際には、クラッチレリーズ機構4は、クラッチ変位吸収機構5とは独立して操作が可能となり、クラッチレリーズ操作が軽く、クラッチレリーズ操作のフィーリングが向上する。
また、簡易な構造によりクラッチの変位の吸収を行うことができ、構造の簡略化とコストの低減が可能となる。
(2)前記クラッチ変位吸収機構5は前記固定カムプレート25と前記支持軸27とに跨って設けられている。したがって、クラッチレリーズ操作の際には、クラッチレリーズ機構4は、クラッチ変位吸収機構5とは独立に操作可能となるので、クラッチレリーズ操作が軽く、クラッチレリーズ操作のフィーリングが向上する。また、クラッチ変位吸収機構5を、コンパクトに構成することができる。
(3)前記クラッチ変位吸収機構5には、クラッチレリーズ操作の際に、前記支持軸27の回動を規制する支持軸回動規制機構48が設けられている。したがって、クラッチレリーズ操作の際には、クラッチ変位吸収機構5は支持軸回動規制機構48によって固定されるので、クラッチリフター機構43のみの操作となり、クラッチレリーズ操作が軽く行われ、クラッチレリーズ操作のフィーリングが向上する。また、簡易な構造によりクラッチの変位の吸収を行なうことができ、構造の簡略化とコストの低減が可能となる。
(4)前記支持軸回動規制機構48は、前記支持軸27に一体に設けられた鍔部28とクラッチカバー26との間で規制を行なう構造である。前記鍔部28によって前記支持軸27が受ける負荷を分散してクラッチカバー26にて受ける構造とされているので、前記支持軸27から受けるクラッチカバー26の負荷は低減されると共に、クラッチレリーズ操作時に、支持軸27を確実に固定することができる。
(5)第1実施形態の摩擦クラッチ1においては、前記コイルばね34は前記支持軸27の先端と前記固定カムプレート25の先端部の間に配置されている。小さいコイルばね34によって、クラッチレリーズ操作終了時に、固定カムプレート25と支持軸27を元の位置へ戻すことができる。
(6)支持軸回動規制機構48は、支持軸27の鍔部28とクラッチカバー26との間に皿バネ36を有しているため、皿バネ36によって支持軸27が回動するために必要な微少隙間37を形成することができる。
また、支持軸回動規制機構48は、支持軸27の鍔部28とクラッチカバー26との間に摩擦円盤35を有しているため、クラッチレリーズ操作の際に、鍔部28と摩擦円盤35とが接触することにより鍔部28と支持軸27とが回動不能に固定されることとなる。そのため、固定カムプレート25が軸方向に移動不可能に固定され、クラッチレリーズ操作の際には、確実にクラッチレリーズ機構4のみの操作となり、クラッチレリーズ操作が軽く行われ、クラッチレリーズ操作のフィーリングが向上する。
(7)第2実施形態の摩擦クラッチ1においては、前記支持軸27の前記クラッチカバー26側の端部と、前記クラッチカバー26との間に、ぜんまいバネ50が設けられている。ぜんまいバネ50によって、クラッチ変位の吸収が可能になるとともに、クラッチレリーズ操作終了時に、前記支持軸27と前記固定カムプレート25を容易に元の位置へ戻すことができる。
Claims (7)
- クラッチカバー(26)とクラッチリフタープレート(40)との間にクラッチレリーズ機構(4)が設けられた摩擦クラッチ(1)において、
前記クラッチレリーズ機構(4)は、クラッチリフター機構(43)を備え、
前記クラッチリフタープレート(40)は、クラッチレバー(45)にて回動され、
前記クラッチカバー(26)には、支持軸(27)が支持され、
該支持軸(27)には、早ネジ機構(32)を介して固定カムプレート(25)が支持され、
該固定カムプレート(25)は、前記クラッチリフタープレート(40)よりも前記クラッチカバー(26)側に配設され、
前記クラッチリフター機構(43)は、前記固定カムプレート(25)と前記クラッチリフタープレート(40)との間に設けられ、
前記早ネジ機構(32)と前記支持軸(27)の回動による前記固定カムプレート(25)の移動の調整を行うバネ部材(34,50)とを具備し、摩擦クラッチ(1)の変位を自動調整するクラッチ変位吸収機構(5)が備えられることを特徴とする摩擦クラッチ(1)。 - 前記クラッチ変位吸収機構(5)は前記固定カムプレート(25)と前記支持軸(27)とに跨って設けられることを特徴とする請求項1に記載の摩擦クラッチ(1)。
- 前記クラッチ変位吸収機構(5)には、クラッチレリーズ操作の際に、前記支持軸(27)の回動を規制する支持軸回動規制機構(48)が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の摩擦クラッチ(1)。
- 前記支持軸回動規制機構(48)は、前記支持軸(27)に一体に設けられた鍔部(28)と前記クラッチカバー(26)との間で規制を行なう構造であることを特徴とする請求項3に記載の摩擦クラッチ(1)。
- 前記バネ部材(34)は前記支持軸(27)の先端と前記固定カムプレート(25)の先端部の間に配置されることを特徴とする請求項4に記載の摩擦クラッチ(1)。
- 前記支持軸回動規制機構(48)は、前記支持軸(27)の前記鍔部(28)と前記クラッチカバー(26)との間に皿バネ(36)と摩擦板(35)とを有することを特徴とする請求項5に記載の摩擦クラッチ(1)。
- 前記バネ部材は、前記支持軸(27)を付勢力に応じて回動させるぜんまいバネ(50)であり、
該ぜんまいバネ(50)は、前記支持軸(27)の前記クラッチカバー(26)側の端部と、前記クラッチカバー(26)との間に設けられたことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の摩擦クラッチ(1)。
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2011
- 2011-12-09 JP JP2011270256A patent/JP5685176B2/ja not_active Expired - Fee Related
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