JP2017114937A - ポリイソシアネート硬化型接着性コーティング剤用ポリオール組成物、接着性コーティング剤、その硬化物、接着性シート、及び太陽電池モジュール - Google Patents

ポリイソシアネート硬化型接着性コーティング剤用ポリオール組成物、接着性コーティング剤、その硬化物、接着性シート、及び太陽電池モジュール Download PDF

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晃生 海野
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美穂 武田
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高年 松尾
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達哉 神山
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Abstract

【課題】太陽電池セル封止材と基材シートとを接着させる際に、優れた接着強度を発現する接着性コーティング剤、該コーティング剤用ポリオール組成物、前記接着性コーティング剤の硬化物、前記接着性コーティング剤を塗布して得られる接着性シート、及び該シートを用いた太陽電池モジュールを提供する。
【解決手段】図1中bで示される太陽電池バックシート用コーティング
水酸基含有(メタ)アクリル樹脂(I)、不飽和二重結合を分子構造中に有するポリエステルポリオール(II)、及びカルボジイミド化合物(III)を必須成分とする組成物を、2液型ウレタン系易接着性コーティング剤用のポリオール組成物と使用する。
【選択図】図1

Description

本発明は、太陽電池セル封止材と基材シートとの接着性に優れる接着性コーティング剤、該コーティング剤用ポリオール組成物、前記接着性コーティング剤の硬化物、接着強度と耐湿熱性とに優れる接着性シート、及び該シートを用いた太陽電池モジュールに関する。
近年、石油、石炭をはじめとする化石燃料の枯渇が危ぶまれ、これらの化石燃料により得られる代替エネルギーを確保するための開発が急務である。斯かる化石燃料代替エネルギーのうち、太陽光エネルギーを電気エネルギーに直接変換することが可能な太陽光発電は、半永久的で無公害の新たなエネルギー源として実用化されつつあり、実際に利用される上での価格性能比の向上が目覚しく、クリーンなエネルギー源として非常に期待が高い。
太陽光発電に使用される太陽電池は、太陽光のエネルギーを直接電気エネルギーに変換する太陽光発電システムの心臓部であり、シリコンなどに代表される半導体から構成され、その構造は、太陽電池セルを直列、並列に配線し、該セルを保護するために種々のパッケージングが施されユニット化されている。このようなパッケージに組み込まれたユニットは太陽電池モジュールと呼ばれ、一般に太陽光が当たる受光面をガラス板などの表面保護部材で覆い、太陽電池セルと表面保護部材との間隙を熱可塑性樹脂で封止し、更に裏面保護シートを配設した構成となっている。
このような太陽電池モジュールは、通常30年程度の長期間にわたって屋外にて使用されることから、太陽電池セルと表面保護部材とを封止する材料には、透明性が高く、耐湿性にも優れているエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂が用いられることが多く、また、裏面保護シート(バックシート)には、ポリエチレンテレフタレート樹脂等のポリエステルシートを基材シートとし、その両面に、接着剤を塗工し、更に、ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ポリテトラフルオロエチレン、ポリクロロトリフルオロエチレン等の耐候性に優れるフッ素系樹脂シートを積層した積層シートや、更にアルミ箔などの金属箔を積層させて水蒸気バリア性能を持たせたものが広く用いられている。
この様にフッ素系樹脂シートを設けた積層シートは耐候性に優れたバックシートとなるものの、高価であった。また、該バックシートは十分な実用接着強度を有するものの、湿熱環境下での長期使用により、フッ素系樹脂シートと基材シートとの界面の経時的接着強度が低下してしまう現象は避けられず、近年求められるより高度な長期信頼性、耐久性について十分対応できないものであった。加えて、接着剤塗布工程とフッ素系樹脂シート積層工程とを要することから生産性や製造コストが高くならざるを得ないものであった。
そのため、近年、バックシートにおける太陽電池セル封止材と接する面において上記したフッ素系樹脂シートをラミネートする代わりに、基材シートの封止材側の表面に接着性コーティング剤を塗工する手段が広く採用されている。
斯かる接着性コーティング剤を用いるバックシートは、バックシートの基材シートの剥がれが生じた際には、太陽電池を水分や外的要因から保護することができなくなってしまい、太陽電池の出力劣化を招く為、接着性コーティング剤層には、高度の接着性及び接着耐久性が要求されている。その為、接着性コーティング剤には、太陽電池セル封止材との接着性を確保すると同時に、PETシートなどの基材シートとの密着性も確保する必要があった。
そこで、従来より、接着耐久性に優れる接着性コーティング剤として、例えば、ヒドロキシ基含有アクリルオリゴマーにアクリル酸を反応させて得られる、アクリロイル基と水酸基とを有するアクリル重合体とポリイソシアネート成分とを必須成分とする2液型接着性コーティング剤を使用する技術が知られている(下記特許文献1参照)。
然し乍ら、前記特許文献1記載の接着性コーティング剤は、良好な接着性を発現するものの、アクリロイル基の架橋時に収縮が大きくなり、PET等の基材シートとの密着性を十分確保できないものであった。
特開2013−136665号公報
従って、本発明が解決しようとする課題は、太陽電池セル封止材と基材シートとを接着させる際に、優れた接着強度を発現する接着性コーティング剤、該コーティング剤用ポリオール組成物、前記接着性コーティング剤の硬化物、前記接着性コーティング剤を塗布して得られる接着性シート、及び該シートを用いた太陽電池モジュールを提供することにある。
本発明者らは上記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、水酸基含有(メタ)アクリル樹脂に、不飽和二重結合を分子構造中に有するポリエステルポリオール、及びカルボジイミド化合物を配合したものを主剤たるポリオール成分として用い、かつ、ポリイソシアネート化合物を硬化剤として用いた2液硬化型の接着性コーティング剤がPETシートなどの基材シートとの良好な接着性を保持しつつ、太陽電池セル封止材との優れた接着性を発現することを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、水酸基含有(メタ)アクリル樹脂(I)、不飽和二重結合を分子構造中に有するポリエステルポリオール(II)、及びカルボジイミド化合物(III)を必須成分とすることを特徴とするポリイソシアネート硬化型接着性コーティング剤用ポリオール組成物に関する。
本発明は、更に、前記ポリオール組成物(α)と、ポリイソシアネート化合物(β)を必須成分とすることを特徴とする接着性コーティング剤に関する。
本発明は、更に、前記接着性コーティング剤を硬化させてなる硬化物に関する。
本発明は、更に、ポリエステル基材シート上に、前記接着性コーティング剤を塗布、硬化させて接着層を形成した接着性シートに関する。
本発明は、更に、太陽電池セル(A)、表面保護基材(B)、太陽電池セル用封止材(D)、及びバックシート(E)を必須の構成要素とし、該バックシート(E)が、基材シート(a)と該基材シート(a)上に形成された前記接着性コーティング剤の硬化物である接着層(b)とを必須の層構成とするものであり、かつ、前記接着層(b)が太陽電池セル用封止材(D)に接する様に、前記バックシート(E)が配設されていることを特徴とする太陽電池モジュールに関する。
本発明によれば、太陽電池セル封止材と基材シートとを接着させる際に、優れた接着強度を発現する接着性コーティング剤、該コーティング剤用ポリオール組成物、前記接着性コーティング剤の硬化物、前記接着性コーティング剤を塗布して得られる接着性シート、及び該シートを用いた太陽電池モジュールを提供できる。
図1は、本発明の太陽電池モジュールの一例の断面図である。
本発明のポリイソシアネート硬化型接着性コーティング剤用ポリオール組成物(以下、単に「ポリオール組成物」と略記する。)は、太陽電池モジュールのバックシートを構成する接着性コーティング剤の主剤として用いるものである。なお、その硬化剤としては後述するポリイソシアネート化合物が用いることできる。また、接着性コーティング剤は、太陽電池モジュールのバックシート用に使用されるだけでなく、太陽電池モジュールの表面保護ガラスの代替材料として樹脂シートを用いる場合には、その接着性コーティング剤としても利用できる。
ここで、本発明のポリオール組成物を構成する水酸基含有(メタ)アクリル樹脂(I)は、水酸基含有(メタ)アクリレート(a)と、その他の(メタ)アクリル単量体(b)とを必須成分として共重合して得られるものが挙げられる。
ここで、前記水酸基含有(メタ)アクリレート(a)としては、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
また、前記したその他の(メタ)アクリル単量体(b)としては、メチル(メタ)アクリレート、n−プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート等の炭素原子数が1〜3のアルキル基でエステル化された(メタ)アクリレート(b−1);n−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、s−ブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレート、n−ペンチル(メタ)アクリレート、イソアミル(メタ)アクリレート、ネオペンチル(メタ)アクリレート、n−ヘキシル(メタ)アクリレート、n−ヘプチル(メタ)アクリレート、n−オクチル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、n−ノニル(メタ)アクリレート、イソノニル(メタ)アクリレート、n−デシル(メタ)アクリレート、イソデシル(メタ)アクリレート、ウンデシル(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレート、トリデシル(メタ)アクリレート、テトラデシル(メタ)アクリレート、ペンタデシル(メタ)アクリレート、ヘキサデシル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、ボルニル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート等の炭素原子数4〜16のアルキル基でエステル化された(メタ)アクリレート(b−2);及び(メタ)アクリル酸(b−3)が挙げられる。
本発明では、その他の(メタ)アクリル単量体(b)として、炭素原子数4〜16のアルキル基でエステル化された(メタ)アクリレート(b−2)を必須の単量体成分として用いることが、PET等の基材シートとの密着性が飛躍的に改善され、接着強度や耐湿熱性がより良好なものとなる点から好ましい。斯かる(メタ)アクリレート(b−2)の中でも、特にシクロヘキシル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、及び、ラウリル(メタ)アクリレートからなる群から選択される(メタ)アクリレートが基材シートとの密着性改善の効果が顕著なものとなる点から好ましい。
本発明では、上記した水酸基含有(メタ)アクリル樹脂(I)を製造する際、各単量体成分の組成比率により、接着性コーティング剤自体の極性を基材シートとの接着性が良好となる最適範囲に調節することができる。斯かる観点から、水酸基含有(メタ)アクリレート(a)、前記炭素原子数が1〜3のアルキル基でエステル化された(メタ)アクリレート(b−1)、前記炭素原子数4〜16のアルキル基でエステル化された(メタ)アクリレート(b−2)を必須の単量体成分として用い、水酸基含有(メタ)アクリル樹脂(I)を構成する単量体成分中、水酸基含有(メタ)アクリレート(a)を3〜20質量%、炭素原子数が1〜3のアルキル基でエステル化された(メタ)アクリレート(b−1)を、15〜50質量%、炭素原子数4〜16のアルキル基でエステル化された(メタ)アクリレート(b−2)を30〜76質量%、となる割合で用いることが好ましい。また、(メタ)アクリル酸(b−3)を用いる場合には、単量体成分中、0.1〜5質量%となる割合で用いることが好ましい。
また、前記水酸基含有アクリル樹脂(I)は、前記した各種単量体の他に本発明の効果を損なわない範囲で、例えば3質量%以下の範囲で、スチレン、メチルスチレン等の芳香族ビニル化合物を原料単量体として併用してもよい。
本発明で用いる水酸基含有アクリル樹脂(I)は、例えば、前記水酸基含有(メタ)アクリレート(a)及びその他の(メタ)アクリル単量体(b)を、ベンゾイルパーオキサイド、アゾビスイソブチロニトリル、2,2' −アゾビス(2−メチルブチロニトリル)、t−ブチルペルオキシ−2−エチルヘキサノエート、1,1−ジ(t−ブチルパーオキシ)シクロヘキサン、t−アミルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、t−ブチルパーオクトエート、ジ−t−ブチルパーオキシドまたはt−ブチルパーベンゾエート等のラジカル重合開始剤を用い、ラジカル重合反応させることにより製造できる。この際、これらのラジカル重合開始剤は単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。また、このようなラジカル重合反応は、通常、60〜150℃の範囲で、トルエン、キシレン、シクロヘキサン、n−ヘキサン、オクタン等の炭化水素溶剤;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸n−ブチル、酢酸イソブチル、酢酸n−プロピル、酢酸アミル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エトキシエチルプロピオネート等のエステル溶剤;ジエチレングリコールジメチルエーテル等のエーテル溶剤;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン溶剤などの有機溶媒中、或いは、これの2種以上の混合溶媒中で行なうことが好ましい。
この様にして得られる水酸基含有アクリル樹脂(I)は、水酸基価1〜200mgKOH/gの範囲にあるものが、接着強度、耐湿熱性の点から好ましく、また、その数平均分子量(Mn)は5,000〜500,000の範囲であることが、やはり接着強度、耐湿熱性が良好なものとなる点から好ましい。
次に、本発明のポリオール組成物で用いる、不飽和二重結合を分子構造中に有するポリエステルポリオール(II)は、樹脂構造中に不飽和二重結合を導入することにより、太陽電池セル封止材との高い接着性を発現させることができる。
ここで、不飽和二重結合を分子構造中に有するポリエステルポリオール(II)は、具体的には、ポリオール成分(II−1)、ジカルボン酸成分(II−2)、必要によりモノカルボン酸成分(II−3)を反応させて得られるものが挙げられる。この際、ポリオール成分(II−1)、ジカルボン酸成分(II−2)、及びモノカルボン酸成分(II−3)の何れかに不飽和二重結合を含むものを用いることにより、前記ポリエステルポリオール(II)の樹脂構造中に不飽和二重結合を導入することができる。
前記した不飽和二重結合を分子構造中に有するポリエステルポリオール(II)は、その水酸基価が10〜500mgKOH/gの範囲にあるものが、初期の接着性能に優れた接着性コーティング剤が得られる点から好ましい。
このような不飽和二重結合含有ポリエステル樹脂(II)を原料成分の組み合わせから分類すれば、例えば、
(II-1-a)炭素原子数2〜9の多価脂肪族アルコール、
(II-2-a)飽和脂肪族ジカルボン酸、芳香族ジカルボン酸、又はこれらの酸無水物、及び
(II-3)植物油脂肪酸
の反応生成物であるポリエステルポリオール(ii−a);
(II-1-a)炭素原子数2〜9の多価脂肪族アルコール、及び
(II-2-b)不飽和ジカルボン酸又はその無水物、
の反応生成物であるポリエステルポリオール(ii−b);
(II-1-a)炭素原子数2〜9の多価脂肪族アルコール、
(II-2-b)不飽和ジカルボン酸又はその無水物、及び
(II-3)植物油脂肪酸、
の反応生成物であるポリエステルポリオール(ii−c);
(II-1-a)炭素原子数2〜9の多価脂肪族アルコール、
(II-1-b)ひまし油、及び
(II-2-a)飽和脂肪族ジカルボン酸、芳香族ジカルボン酸、又はこれらの酸無水物
の反応生成物であるポリエステルポリオール(ii−d)
が挙げられる。
ここで、炭素原子数2〜9の多価脂肪族アルコール(II-1-a)としては、エチレングリコール、ネオペンチルグリコール、ジエチレングリコール、テトラメチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、2,3,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール、3−メチルペンテン−1,5−ジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール等が挙げられる。これらのなかでも特に塗工後の塗膜、接着層に適度な柔軟性を付与できる点からジプロピレングリコールが好ましい。
飽和脂肪族ジカルボン酸、芳香族ジカルボン酸、又はこれらの酸無水物(II-2-a)としては、安息香酸、p−tert−ブチル安息香酸、イソフタル酸、無水フタル酸、テレフタル酸、オルソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、アゼライン酸、セバシン酸、イソセバシン酸、シュウ酸、トリメリット酸、(無水)コハク酸、(無水)マレイン酸、フマル酸、(無水)イタコン酸、テトラヒドロ(無水)フタル酸、ヘキサヒイドロ(無水)フタル酸、ヘキサハイドロイソフタル酸、ヘキサハイドロテレフタル酸、グルタール酸、アジピン酸、ピメリン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸等が挙げられる。これらのなかでも特に耐湿熱性の点から無水フタル酸が好ましい。
不飽和ジカルボン酸又はその無水物(II-2-b)としては、フマル酸、マレイン酸、及びこれらの酸無水物が挙げられる。
植物油脂肪酸(II-3)としては、ヤシ油脂肪酸、胡麻油脂肪酸、オリーブ油脂肪酸、菜種油脂肪酸、大豆油脂肪酸、カカオ油脂肪酸、椿油脂肪酸等が挙げられる。
これらの中でも、特に(II-1-a)炭素原子数2〜9の多価脂肪族アルコール、(II-2-b)不飽和ジカルボン酸又はその無水物、及び(II-3)植物油脂肪酸を反応させて得られるポリエステルポリオール(ii−c)が、太陽電池セル封止材との接着性がより良好なものとなる点から好ましい。
以上詳述した不飽和二重結合含有ポリエステル樹脂(II)は、二重結合当量100〜1000g/eq.の範囲にあるもの、とりわけ200〜800g/eq.の範囲にあるものが、接着性コーティング剤における封止材との接着性が良好なものとなる点から好ましい。
また、前記不飽和二重結合を分子構造中に有するポリエステルポリオール(II)は、水酸基価5〜350mgKOH/gの範囲にあるものが、硬化後に適度な架橋密度が得られ接着強度が一層良好なものとなる点から好ましい。また、その重量平均分子量(Mw)は1,000〜20,000の範囲にあることが接着強度及び耐湿熱性の点から好ましい。
尚、ここで本願発明における水酸基含有アクリル樹脂(I)の数平均分子量(Mn)、及び、不飽和二重結合を分子構造中に有するポリエステルポリオール(II)の重量平均分子量(Mw)は、下記条件のゲルパーミアーションクロマトグラフィー(GPC)により測定される値である。
測定装置 ;東ソー株式会社製 HLC−8220GPC
カラム ;東ソー株式会社製 TSK−GUARDCOLUMN SuperHZ−L
+東ソー株式会社製 TSK−GEL SuperHZM−M×4
検出器 ;RI(示差屈折計)
データ処理;東ソー株式会社製 マルチステーションGPC−8020modelII
測定条件 ;カラム温度 40℃
溶媒 テトラヒドロフラン
流速 0.35ml/分
標準 ;単分散ポリスチレン
試料 ;樹脂固形分換算で0.2質量%のテトラヒドロフラン溶液をマイクロフィルターでろ過したもの(100μl)
次に、本発明で用いるカルボジイミド化合物(III)は、分子構造中にカルボジイミド構造を有するものであり、これにより本発明の接着剤のポリエステルシート等の基材シートに対して強固に結合させることができ、その結果、優れた初期接着強度を発現させることができる。斯かる効果は、該カルボジイミド化合物(III)が分子構造中にイソシアネート基を有するイソシアネート基含有カルボジイミド化合物(III−a)である場合により顕著な効果を奏するものとなる。
斯かる分子構造中にイソシアネート基を有するカルボジイミド化合物(III−a)を用いて、ポリエステルシートと太陽電池封止剤(EVA)とを接着させる場合、カルボジイミド化合物(III−a)を用いない接着性コーティング剤を用いて剥離試験を行った場合にポリエステルシートと接着層との間で剥離が生ずる場合が多かったが、本発明によれば、ポリエステルシートと接着層との接着強度が飛躍的に高まるため、接着層内部で剥離が生じる、所謂凝集破壊、又は接着層と太陽電池封止剤(EVA)との界面にて剥離が生ずることとなる。
イソシアネート基含有カルボジイミド化合物(III−a)としては、例えば、有機ジイソシアネート化合物の脱二酸化炭素を伴う縮合反応によって得られる、分子鎖両末端にイソシアネート基を持つカルボジイミド化合物が挙げられる。
ここで使用し得る有機ジイソシアネート化合物としては、例えば、芳香族ジイソシアネート、芳香脂肪族ジイソシアネート、脂肪族ジイソシアネートおよびこれらの2種以上の混合物が挙げられる。具体的には、芳香族ジイソシアネートとしては、1,5−ナフチレンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルジメチルメタンジイソシアネート、1,3−フェニレンジイソシアネート、1,4−フェニレンジイソシアネート、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、2,4−トリレンジイソシアネートと2,6−トリレンジイソシアネートとの混合物が挙げられる。芳香脂肪族ジイソシアネートとしては、m−キシリレンジイソシアネート、1,3−ビス1,3−ビス(2−イソシアナト−2−プロピル)ベンゼン等が挙げられる。また、脂肪族ジイソシアネートとしては、ヘキサメチレンジイソシアネート、シクロヘキサン−1,4−ジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジイソシアネート、メチルシクロヘキサンジイソシアネート、2,5(2,6)−ビス(イソシアナトメチル)ビシクロ[2.2.1]ヘプタンなどが挙げられる。
前記した有機ジイソシアネート化合物の脱二酸化炭素を伴う縮合反応は、カルボジイミド化触媒の存在下で行うことができる。斯かる触媒としては、例えば、1−フェニル−2−ホスホレン−1−オキシド、3−メチル−2−ホスホレン−1−オキシド、1−エチル−2−ホスホレン−1−オキシド、3−メチル−1−フェニル−2−ホスホレン−1−オキシドや、これらの3−ホスホレン異性体等のホスホレンオキシドなどが挙げられ、また、反応温度は、通常80〜200℃の範囲であることが好ましい。
これらのなかでも特に、芳香脂肪族ジイソシアネートの縮合反応物であることが、ポリオール組成物およびそれを用いた接着性コーティング剤の耐光性に優れ、非着色性に優れると共に、良好な反応性を発現できる点から好ましく、特にm−キシリレンジイソシアネート、1,3−ビス1,3−ビス(2−イソシアナト−2−プロピル)ベンゼンが好ましい。
以上詳述したイソシアネート基含有カルボジイミド化合物(III−a)は、カルボジイミド構造を一分子あたり平均1〜10の範囲で有するものがポリエステルシートなどの基材シートへの接着性に優れたコーティング剤となる点から好ましい。また、イソシアネート基含有カルボジイミド化合物(III−a)のカルボジイミド当量としては、150〜600g/eq.の範囲であること、特に、200〜300g/eq.の範囲であることが、同様にポリエステルシートなどの基材シートへの接着性に優れる点から好ましい。なお、本発明において、カルボジイミド当量とは、カルボジイミド基1モルあたりの化学式量を表す。
以上詳述した水酸基含有(メタ)アクリル樹脂(I)、不飽和二重結合を分子構造中に有するポリエステルポリオール(II)、及びカルボジイミド化合物(III)の配合比率は、例えば、質量比[(I)/(II)]が95/5〜50/50となる割合であって、かつ、水酸基含有(メタ)アクリル樹脂(I)及び不飽和二重結合を分子構造中に有するポリエステルポリオール(II)の合計質量100質量部に対して、カルボジイミド化合物(III)を0.1〜30質量部となる割合であることが、接着性コーティング剤にした際の封止材との接着、硬化塗膜の強度、耐湿熱性が良好なものとなる点から好ましい。
本発明のポリオール組成物は、上記した水酸基含有(メタ)アクリル樹脂(I)、不飽和二重結合を分子構造中に有するポリエステルポリオール(II)、及びカルボジイミド化合物(III)に加え、更に、多官能エポキシ化合物(IV)を併用することにより、接着層が吸湿した際に、該ポリエステルポリオール(A)の加水分解によって発生するカルボキシ基を前記多官能エポキシ化合物(IV)中のエポキシ基により捕捉することができ、該接着層に優れた耐湿熱性を付与することができる。
斯かる多官能エポキシ化合物(IV)は、分子量200〜1,000の範囲である水酸基含有のエポキシ化合物であることが好ましい。即ち、分子量が200以上の場合には、耐湿熱性に加え、基材に対する接着強度が一層良好なものとなる他、1,000以下の場合には、前記ポリエステルポリオール(II)との相溶性が良好なものとなる。
前記多官能エポキシ化合物(IV)は、例えば、1,6−ヘキサンジオールジグリシジルーテル、1,4−ブタンジオールジグリシジルエーテル、トリメチロールプロパントリグリシジルエーテル、ジエチレングリコールジグリシジルエーテル等の非環状脂肪族ポリグリシジルエーテル;シクロヘキサンジメタノールジグリシジルエーテル、3’,4’−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート、ε−カプロラクトン変性3’,4’−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート、ビスフェノールA型エポキシ樹脂の水添化物等の環状脂肪族骨格含有エポキシ化合物;ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂等のビスフェノール型エポキシ樹脂;テトラメチルビフェニル型エポキシ樹脂等のビフェニル型エポキシ樹脂;ジシクロペンタジエン−フェノール付加反応型エポキシ樹脂等が挙げられる。これらはそれぞれ単独で用いても良いし、二種類以上を併用しても良い。これらの中でも、湿熱条件下での基材接着性及び初期の接着強度に優れる樹脂組成物が得られる点で、トリメチロールプロパントリグリシジルエーテル及びビスフェノール型エポキシ樹脂が好ましい。
前記多官能エポキシ化合物(IV)は、本発明のポリオール組成物を構成する水酸基含有(メタ)アクリル樹脂(I)、不飽和二重結合を分子構造中に有するポリエステルポリオール(II)、及びカルボジイミド化合物(III)の合計100質量部に対して、4.0〜30.0質量部となる割合で配合することが、耐湿熱性、耐ブロッキング性の点から好ましい。
また、本発明のポリオール組成物は、前記水酸基含有(メタ)アクリル樹脂(I)、前記不飽和二重結合を分子構造中に有するポリエステルポリオール(II)、及びカルボジイミド化合物(III)に加え、更に水酸基含有ポリカーボネート(V)を併用することにより、硬化物の架橋密度を飛躍的に向上させることができ、接着強度及び耐湿熱性を更に高めることができる。
ここで用いる水酸基含有ポリカーボネート(V)は、数平均分子量(Mn)が500〜3,000の範囲にあるものが、水酸基濃度が適度に高くなり、硬化時における架橋密度が向上し、耐湿熱性改善の効果が顕著なものとなる点から好ましく、特に、数平均分子量(Mn)が800〜2,000の範囲であるものがより好ましい。なお、ここで、数平均分子量(Mn)の測定方法は、前記した不飽和二重結合を分子構造中に有するポリエステルポリオール(II)におけるGPC測定条件と同一条件にて測定される値である。
前記水酸基含有ポリカーボネート(V)は、より硬化性に優れる樹脂組成物となる点で、水酸基価が20〜300mgKOH/gの範囲であること、特に40〜250mgKOH/gの範囲であることがより好ましい。また、湿熱条件下での基材接着性に優れる点で、ポリカーボネートジオールであることが好ましい。
ここで、前記水酸基含有ポリカーボネート(V)は、例えば、多価アルコールとカルボニル化剤とを重縮合反応させる方法により製造することができる。
前記水酸基含有ポリカーボネート(V)の製造で用いる多価アルコールは、例えば、エチレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,8−ノナンジオール、ジエチレングリコール等の直鎖状アルカンジオール;1,2−プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、ネオペンチルグリコール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、2−n−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオール、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール、2,2−ジエチル−1,3−プロパンジオール、2,4−ジエチル−1,5−ペンタンジオール、1,2−ヘキサングリコール、1,2−オクチルグリコール等の分岐アルカンジオール;1,4−シクロヘキサンジメタノール等の脂環式ジオール;トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール等の3官能以上の分岐アルカン構造含有多官能アルコールが挙げられる
また、前記水酸基含有ポリカーボネート(V)の製造で用いるカルボニル化剤は、例えば、ホスゲン、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、ジブチルカーボネート、ジフェニルカーボネート等を挙げることができる。これらはそれぞれ単独で用いても良いし、二種類以上を併用しても良い。
これらのなかでも特に相溶性の点から、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、及び1,4−シクロヘキサンジメタノールから選択されるジオールと前記カルボニル化剤との反応によって得られるものが好ましい。
前記水酸基含有ポリカーボネート(V)を用いる場合、その配合割合は、本発明のポリオール組成物中の水酸基含有(メタ)アクリル樹脂(I)、不飽和二重結合を分子構造中に有するポリエステルポリオール(II)、及びカルボジイミド化合物(III)の合計100質量部に対して、2.0〜30.0質量部となる割合であることが、湿熱条件下であっても高い基材接着性を維持できる樹脂性コーティング剤となる点から好ましい。
本発明のポリオール組成物は、前記水酸基含有(メタ)アクリル樹脂(I)、前記不飽和二重結合を分子構造中に有するポリエステルポリオール(II)、及びカルボジイミド化合物(III)に加え、更に不飽和二重結合及びカルボジイミド構造を有しないポリエステルポリオール(VI)を併用することにより、接着層の耐湿熱性を飛躍的に高めることができる。
ここで使用し得るポリエステルポリオール(VI)は、脂肪族多価アルコールと多価カルボン酸とを反応させて得られるポリエステルポリオールが接着強度の点から好ましい。ここで使用し得る前記脂肪族多価アルコールとしては、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、メチルペンタンジオール、ジメチルブタンジオール、ブチルエチルプロパンジオール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、ビスヒドロキシエトキシベンゼン等の鎖状脂肪族グリコール;1,4−シクロヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール等の脂環式グリコール;グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール等の3官能又は4官能の脂肪族アルコール;水素添加ビスフェノールA、水素添加ビスフェノールF等の水素添加ビスフェノール等が挙げられる。
一方、多価カルボン酸としては、例えば、コハク酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカンジカルボン酸、無水マレイン酸、フマル酸等の非環状脂肪族ジカルボン酸;1,3−シクロペンタンジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸等の脂環式ジカルボン酸;テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、1,4−ナフタレンジカルボン酸、2,5−ナフタレンジカルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、ナフタル酸、ビフェニルジカルボン酸、1,2−ビス(フェノキシ)エタン−p,p’−ジカルボン酸等の芳香族系ジカルボン酸;これら脂肪族又は芳香族ジカルボン酸の無水物あるいはエステル形成性誘導体;p−ヒドロキシ安息香酸、p−(2−ヒドロキシエトキシ)安息香酸及びこれらのジヒドロキシカルボン酸のエステル形成性誘導体、ダイマー酸等の多塩基酸類が挙げられる。
本発明では、これらのなかでも特に、脂肪族グリコールと芳香族系ジカルボン酸との反応物であるポリエステルポリオール(VI−α)が、初期の接着強度と耐湿熱性とに優れる点から好ましい。また、斯かるポリエステルポリオール(VI−α)は、その分子量が500〜2000の範囲であること、また、水酸基価が10〜500mgKOH/gの範囲であることが硬化物の架橋密度が高くなり耐湿熱性が一層向上する点から好ましい。
また、ポリエステルポリオール(VI)の配合量は、本発明のポリオール組成物中の水酸基含有(メタ)アクリル樹脂(I)、不飽和二重結合を分子構造中に有するポリエステルポリオール(II)、及びカルボジイミド化合物(III)の合計100質量部に対して、2.0〜30.0質量部となる割合であることが初期の接着強度と耐湿熱性とに優れる点から好ましい。
本発明のポリオール組成物は、前記水酸基含有(メタ)アクリル樹脂(I)、前記不飽和二重結合を分子構造中に有するポリエステルポリオール(II)、カルボジイミド化合物(III)と共に、前記多官能エポキシ化合物(IV)、前記水酸基含有ポリカーボネート(V)、及び前記ポリエステルポリオール(VI)を含有させることにより、湿熱環境下での接着強度が著しく良好なものとなり、耐久性に優れる接着性コーティング剤を調整することが可能となる。この際、各成分の配合割合としては、質量基準による配合比[(I)/(II)/(III)/(IV)/(V)/(VI)]が[(45〜79.9)/(5〜35)/(0.1〜15)/(5〜15)/(5〜15)/(5〜15)] となる割合であることがこれら各成分併用による耐湿熱性改善の効果が顕著なものとなる点から好ましい。
本発明のポリオール組成物は、上記した(I)〜(VI)の各成分に加え、必要に応じて、その他の水酸基含有化合物を含有していても良い。このような水酸基含有化合物は、例えば、多塩基酸、多価アルコール及びポリイソシアネートを反応させて得られるポリエステルポリウレタンポリオール、二塩基酸、ジオール及びジイソシアネートを反応させて得られる直鎖型のポリエステルポリウレタンポリオール、ポリオキシエチレングリコール、ポリオキシプロピレングリコール等のエーテルグリコール、ビスフェノールA、ビスフェノールF等のビスフェノール、前記ビスフェノールにエチレンオキサイド、プロプレンオキサイド等を付加して得られるビスフェノールのアルキレンオキサイド付加物等が挙げられる。これらはそれぞれ単独で用いても良いし、二種類以上を併用しても良い。
前記したその他の水酸基含有化合物は、本発明の接着性コーティング剤における効果である、基材シートに対する接着性、湿熱条件下を損なわない範囲、具体的には、本発明のポリオール組成物中、20質量%以下となる範囲で用いることができる。
上記したポリオール組成物は、更に、各種の有機溶剤を含有していても良い。該有機溶媒は、該ポリオール組成物を構成する各樹脂成分の合成時に使用した溶媒がそのままポリオール組成物中に残存する形で含まれていてもよい。斯かる有機溶剤としては、例えば、アセトン、メチルエチルケトン(MEK)、メチルイソブチルケトン等のケトン系化合物、テトラヒドロフラン(THF)、ジオキソラン等の環状エーテル系化合物、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸n−ブチル等のエステル系化合物、トルエン、キシレン等の芳香族系化合物が挙げられる。これらは単独で使用しても二種類以上を併用しても良い。
ここで、前記有機溶媒を使用することにより、ポリオール組成物の固形分濃度、更に接着性コーティング剤の固形分濃度を適宜調整できる。その有機溶剤の存在量は、特に限定されるものではないが、例えば、主剤であるポリオール組成物中、水酸基含有(メタ)アクリル樹脂(I)及び不飽和二重結合を分子構造中に有するポリエステルポリオール(II)等のポリオール成分の固形分濃度40〜70質量%となる割合であることが接着性コーティング剤の調整、その後の塗工の作業性が良好なものとなる点から好ましい。
以上詳述した本発明のポリオール組成物は、本発明の接着性コーティング剤のポリオール成分として使用することができる(以下、本発明のポリオール組成物を「ポリオール組成物(α)」と表記する。)。ここで、接着性コーティング剤の硬化剤としては、ポリイソシアネート化合物(β)を用いることができる。
ここで用いるポリイソシアネート化合物(β)は、例えば、脂肪族系ポリイソシアネート、芳香族系ポリイソシアネート等が挙げられる。
前記脂肪族系ポリイソシアネートとしては、例えば、1,4−テトラメチレンジイソシアネート、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、1,8−オクタメチレンジイソシアネート、L−リジンジイソシアネート等の脂肪族系ジイソシアネート又は脂環式系ポリイソシアネートが挙げられる。
前記脂環式系ポリイソシアネートとしては、例えば、水素化4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(水素化MDI)、イソホロンジイソシアネート、ノルボルネンジイソシアネート等の脂環式系ジイソシアネート等が挙げられる。
前記芳香族系ポリイソシアネートとしては、例えば、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、4,4’−ビフェニルジイソシアネートトリデンジイソシアネート、1,3−キシリレンジイソシアネート、1,4−キシレンジイソシアネート、p−テトラメチルキシレンジイソシアネート、m−テトラメチルキシレンジイソシアネート、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、1,5−ナフタレンジイソシアネート、m−フェニレンジイソシアネート、p−フェニレンジイソシアネート等の芳香族系ジイソシアネート等が挙げられる
また、3官能以上のポリイソシアネートも挙げられ、具体的には、例えば、トリフェニルメタントリイソシアネート、1,6,11−ウンデカントリイソシアネート、4,4',4''−トリフェニルメタントリイソシアネート、2,4,4'−ビフェニルトリイソシアネート、2,4,4’−ジフェニルメタントリイソシアネート、ポリメチレンフェニルイソシアネート等が挙げられる。
更に、前記ポリイソシアネート化合物を用いて得られるイソシアヌレート型ポリイソシアネート、アダクト型ポリイソシアネート、ビュレット型ポリイソシアネート、ウレトジオン型ポリイソシアネートが挙げられる。
これらの中でも、特に、脂肪族ジイソシアネート、及び脂環族ジイソシアネート等の無黄色変型のポリイソシアネート、及びその前記ヌレート型ポリイソシアネート、ビュウレット型ポリイソシアネート、ウレトジオン型ポリイソシアネートが外観に優れる塗膜を得られる点から好ましく、特に耐黄変性に優れる点から、脂肪族ジイソシアネートのヌレート型ポリイソシアネート、脂肪族ジイソシアネートのビュウレット型ポリイソシアネート、脂肪族ジイソシアネートのウレトジオン型ポリイソシアネートが好ましい。
以上詳述した前記ポリオール組成物(α)と、ポリイソシアネート化合物(β)との配合割合は、該ポリオール組成物(α)中の水酸基に対する前記ポリイソシアネート化合物(β)中のイソシアネート基との当量比[NCO/OH]が0.25〜3.00となる割合であることが封止材との接着、硬化塗膜の強度、耐湿熱性の点から好ましい。
ここで、ポリオール組成物(α)中の水酸基とは、前記水酸基含有(メタ)アクリル樹脂(I)、前記不飽和二重結合を分子構造中に有するポリエステルポリオール(II)における水酸基のみならず、後述する多官能エポキシ化合物(III)が水酸基を有する場合はその水酸基、水酸基含有ポリカーボネート(IV)中の水酸基、更にその他の水酸基含有化合物(V)を含む場合には該化合物中の水酸基をも意味するものである。
本願発明の接着性コーティング剤は、更に、各種の有機溶剤を含有していても良い。前記溶媒は、例えば、例えば、アセトン、メチルエチルケトン(MEK)、メチルイソブチルケトン等のケトン系化合物、テトラヒドロフラン(THF)、ジオキソラン等の環状エーテル系化合物、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸n−ブチル等のエステル系化合物、トルエン、キシレン等の芳香族系化合物が挙げられる。これらは単独で使用しても二種類以上を併用しても良い。
本発明では、主剤である前記ポリオール組成物(α)と硬化剤であるポリイソシアネート化合物(β)とを配合した後、接着性コーティング剤の流動性を塗工装置の要求に応じて適宜最適なレベルに調整する目的で、前記有機溶媒を配合することが好ましい。
本発明の接着性コーティング剤は、太陽電池バックシート用接着性コーティング剤として使用する場合には、更に、各種無機顔料、有機顔料、又はカーボンブラック、フィラー、紫外線吸収剤、酸化防止剤及び/または光安定剤等を含有させることができる。これらの各種配合材料は、前記ポリオール組成物(α)、又はポリイソシアネート化合物(β)に予め配合したプレミックスを形成させることが好ましいが、作業性等の点から、前記ポリオール組成物(α)に配合することが好ましい。
前記各配合材料のなかでも、特に、太陽電池セルバックシート表面を白色にし、太陽光を反射させ太陽電池セルの発電効率を高めることができる点からは二酸化チタンを前記無機顔料として用いることが好ましく、また、意匠性を重視する場合は、カーボンブラックを配合することが好ましい。
例えば、二酸化チタンとしては、平均粒子径0.1〜1.5μmの範囲にあるものが好ましい。平均粒子径1.5μm以下の二酸化チタンは、硬化塗膜の表面平滑性が良好なことから好ましい
平均粒子径0.1〜1.5μmの二酸化チタンは、目的とする耐候性の水準に応じて、硬化塗膜自体の強靭性、コーティングを行う基材の可とう性に追従できる密着性を考慮して、主剤及び/又は硬化剤に添加すればよいが、全硬化性成分の不揮発分重量換算での合計100重量部当たり25〜900重量部であることが耐候性に優れる点で好ましく、なかでも更に、フッ素樹脂を用いたときの様な高い白色度とすることが出来る点で、60〜400重量部であることが用いることがより好ましい。
また、前記フィラーは、ブロッキング防止剤として用いることができ、具体的には、平均粒子径1〜20μmのシリカ、樹脂ビーズ等が挙げられる。フィラーの使用量は、全硬化性成分の不揮発分重量換算での合計100重量部当たり0.1〜10.0重量部の範囲であることが、接着性能を低下させることなく耐ブロッキングを付与できる点から好ましい。
本発明の接着性コーティング剤は、前記した通り、太陽電池モジュールの太陽電池セルを保護するバックシート用基材に対して塗工させることにより、良好な易接着性能を発現し、優れた接着力と耐湿熱性とを発現させることができる。また、本発明の接着性コーティング組成物は、バックシートのみならず、太陽電池セル表面保護用ガラス板に代替する透明樹脂シートを使用する場合、該シートの基材シートに対して塗工し、太陽電池セル封止材に対する易接着性能を発現させることもできる。
ここで、基材シートに対する、本発明の接着性コーティング剤の塗布量は、特に制限されるものではないが、例えば、1〜20g/m、中でも3〜10g/mの範囲であることが、少量で優れた耐候性が付与できる点で好ましい。この塗布には、例えば、グラビアコーター、マイクログラビアコーター、リバースコーター、バーコーター、ロールコーター、ダイコーター等を用いることが出来る。
本発明の接着性コーティング剤は、基材シートに対して良好な接着性能を発現するものであるが、必要に応じ、更なる接着強度付与を目的として、ポリエステル系樹脂シート等の基材シートの硬化塗膜を形成する方の面に表面処理を行ってもよい。この表面処理としては、例えば、コロナ処理、プラズマ処理、オゾン処理、火炎処理、放射線処理等が挙げられる。
ここで使用される太陽電池バックシート用基材シートは、ポリエチレンテレフタレートシート、ポリブチレンテレフタレートシート、ポリナフタレンテレフタレートなどのポリエステル系樹脂シート;ポリエチレンシート、ポリプロピレンシート、ポリシクロペンタジエンシート等のポリオレフィンシート、ポリフッ化ビニルシート、ポリフッ化ビニリデンシート、ポリテトラフルオロエチレンシート、4フッ化エチレン−6フッ化プロピレン共重合体(FEP)シート、エチレン−4フッ化エチレン共重合体(ETFE)シート
エチレン‐テトラフルオロエチレン共重合体シートなどのフッ素樹脂シート;ポリアクリルニトリル、ポリメチルメタクリレート等のアクリル系樹脂シート;シート剛性、コストの観点からポリエステル系樹脂シートであることが好ましく、特にポリエチレンテレフタレートシートであることが好ましい。
上記したバックシート用基材シートの厚さは、特に制限されるものではなく、例えば、10〜400μmの範囲であることが好ましいが、本発明の接着性コーティング剤は、少量の塗布かつ低温短時間の乾燥で、基材に反りやヘタリ等、何ら影響を与えることなく優れた密着性を奏し、優れた耐候性を付与出来ることから、80〜300μmの範囲であることが好ましい。
斯かる太陽電池バックシート用基材シートは、1層のみで構成されていてもよいし、または2層以上の複層構造でも構わない。さらには、金属酸化物や非金属無機酸化物を蒸着した蒸着シート等が積層されていても良い。
ここで、蒸着される金属酸化物もしくは非金属無機酸化物としては、例えば、ケイ素、アルミニウム、マグネシウム、カルシウム、カリウム、スズ、ナトリウム、ホウ素、チタン、鉛、ジルコニウム、イットリウムなどの酸化物が使用できる。また、アルカリ金属、アルカリ土類金属のフッ化物なども使用することができ、これらは単独もしくは組み合わせて使用することができ、真空蒸着、イオンめっき等の物理蒸着方式やプラズマCVD等の化学蒸着方式を用いて蒸着させたものが挙げられる。
また、本発明の太陽電池用バックシートは、複数の基材シートの間に金属箔や耐候性樹脂層などのフィルム層やコート層が配設し、バリア性を持たせたものであってもよい。
ここで、金属箔としては、アルミニウム、酸化アルミニウム、酸化珪素、酸化錫、酸化マグネシウム等の薄膜が挙げられる。これらの中でも、耐腐食性の観点から、アルミニウム箔が好ましい。厚みは10μmから100μmであることが好ましく、更に好ましくは20μmから50μmであることが好ましい。金属箔の積層には、従来公知の種々の接着性コーティング剤を用いることができる。
耐候性樹脂層としては、ポリフッ化ビニリデンフィルムやポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリナフタレンテレフタレートなどのポリエステル系樹脂フィルムを従来公知の種々の接着剤を用いて積層したものや、旭硝子(株)のルミフロンのような高耐候性塗料を塗工して形成したコート層などが挙げられる。
このように、基材シートには、金属酸化物や非金属無機酸化物を蒸着した蒸着フィルムが積層されていたり、複数の基材シートの間に金属箔や耐候性樹脂層などのフィルム層やコート層が配設したものであってもいが、本発明は、基材シートに対して接着性コーティング剤を塗工することのみで優れた接着強度、耐湿熱性を発現させることができるため、1層のみで構成される基材シートを用いることが好ましい。このような1層のみで構成される基材シートを用いることにより、十分なバックシートとしての性能を担保しつつ、生産性よくシートを製造することができる。
次に、太陽電池セル表面保護用樹脂シートに本発明の接着性コーティング剤を塗工する場合、使用することのできる表面保護用樹脂シートは、バックシートの場合と同様、ポリエチレンテレフタレートシート、ポリブチレンテレフタレートシート、ポリナフタレンテレフタレートなどのポリエステル系樹脂シート;ポリエチレンシート、ポリプロピレンシート、ポリシクロペンタジエンシート等のポリオレフィンシート、ポリフッ化ビニルシート、ポリフッ化ビニリデンシート、ポリテトラフルオロエチレンシート、4フッ化エチレン−6フッ化プロピレン共重合体(FEP)シート、エチレン−4フッ化エチレン共重合体(ETFE)シート、エチレン‐テトラフルオロエチレン共重合体シートなどのフッ素樹脂シート;ポリアクリルニトリル、ポリメチルメタクリレート等のアクリル系樹脂シート;ポリカーボネート等が挙げられる。これらのなかでも特に透明性の点から、フッ素樹脂シート、ポリエステル系樹脂シート、アクリル系樹脂シート、ポリカーボネートが好ましい。これらのなかでも、耐候性の点からフッ素樹脂シート、アクリル系樹脂シート、ポリカーボネートが好ましく、また、安価材料であってコスト的に優位な点からポリエステル系樹脂シートが好ましい。
以上詳述したバックシート用基材シート、或いは、表面保護用基材シート上に前記した本発明の接着性コーティング剤を塗工し、硬化させることにより本発明の接着性シートとすることができる。
ここで、硬化反応は、例えば、25℃〜60℃で1日〜5日間なる条件にて行うことができる。
上記した本発明の接着性シートを用いた太陽電池モジュールは、該モジュールの断面図である図1に基づいて説明するに、例えば、太陽電池セル(A)、表面保護基材(B)、太陽電池セル用封止材(D)、及びバックシート(E)を必須の構成要素とし、該バックシート(E)が、基材シート(a)と該基材シート(a)上に形成された本発明の接着性コーティング剤の硬化物である接着層(b)とを必須の層構成とするものであり、かつ、前記接着層(b)が太陽電池セル用封止材(D)に接する様に、前記バックシート(E)が配設されているものが挙げられる。ここで、前記した通り、表面保護基材(B)は、樹脂シートと該樹脂シート上に形成された本発明の接着性コーティング剤の硬化層とから形成されており、該硬化層が前記封止材(D)に接する様に配設されている複合シートであってもよい。
ここで、電池表面保護材(B)としては、前記した通り、ガラス板、ポリカーボネートやポリアクリレートのプラスチック板などを挙げることができる。ポリカーボネートやポリアクリレートを用いる場合には、封止剤に接する面に本発明の接着性コーティング剤を塗布することにより良好な接着性を発現させることができるが、透明性、耐候性、強靭性などの点からは、ガラス板が好ましい。さらには、ガラス板の中でも透明性の高い白板ガラスが好ましい。
また、本発明の太陽電池モジュールに用いる封止剤(D)は、エチレン酢酸ビニル樹脂(EVA)を用いることができる。斯かる封止材(D)は、該封止剤(D)の中に有機過酸化物が含まれているとが、接着性コーティング剤の架橋反応が促進されるため、好ましい。
また、太陽電池セル(A)としては、例えば、単結晶シリコン系太陽電池素子、多結晶シリコン系太陽電池素子、シングル接合型、またはタンデム構造型等で構成されるアモルファスシリコン系太陽電池素子、ガリウムヒ素(GaAs)やインジウム燐(InP)等のIII−V族化合物半導体太陽電池素子、カドミウムテルル(CdTe)等のII−VI族化合物半導体太陽電池素子、銅/インジウム/セレン系(CIS系)、銅/インジウム/ガリウム/セレン系(CIGS系)、銅/インジウム/ガリウム/セレン/硫黄系(CIGSS系)等のI−III−VI族化合物半導体太陽電池素子、色素増感型太陽電池素子、有機太陽電池素子等が挙げられる。
斯かる太陽電池モジュールを製造する方法は、例えば、電池表面保護材(B)上に、封止材となるエチレン酢酸ビニル樹脂(EVA)シート、複数の太陽電池セル(A)、エチレン酢酸ビニル樹脂(EVA)シート、本発明のバックシート(E)を配設し、真空排気しながら加熱、2枚のEVAシートが溶解して太陽電池素子を封止させる方法が挙げられる。この際、複数の太陽電池素子はインターコネクタ(C)により直列に接合されている。
以下、本発明を実施例により、一層具体的に説明する。なお、特に断りのない限り、「部」は「重量部」、「%」は「重量%」である。
尚、本願実施例では、数平均分子量(Mn)及び重量平均分子量(Mw)は、下記条件のゲルパーミアーションクロマトグラフィー(GPC)により測定した。
測定装置 ;東ソー株式会社製 HLC−8220GPC
カラム ;東ソー株式会社製 TSK−GUARDCOLUMN SuperHZ−L
+東ソー株式会社製 TSK−GEL SuperHZM−M×4
検出器 ;RI(示差屈折計)
データ処理;東ソー株式会社製 マルチステーションGPC−8020modelII
測定条件 ;カラム温度 40℃
溶媒 テトラヒドロフラン
流速 0.35ml/分
標準 ;単分散ポリスチレン
試料 ;樹脂固形分換算で0.2質量%のテトラヒドロフラン溶液をマイクロフィルターでろ過したもの(100μl)
製造例1<アクリル樹脂(1)の合成>
温度計、攪拌機、還流冷却器および窒素ガス導入管を備えた四つ口フラスコに、トルエンの46質量部を仕込んで、攪拌を開始し、窒素雰囲気中で105℃にまで昇温した。同温度に達した処で、メチルメタクリレート20.0質量部、イソブチルアクリレート5.0質量部、シクロヘキシルメタクリレート69.5質量部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート5.0質量部、メタクリル酸0.5質量部の混合物と、パーブチルO(日油株式会社製、t−ブチルペルオキシ−2−エチルヘキサノエート)の0.5質量部と、パーブチルZ(日油株式会社製、t-ブチルパーオキシベンゾエート)の0.5質量部を20質量部のトルエンに希釈したものを、同時に、4時間かけて滴下した。
滴下終了後、同温度で5時間反応を継続した。その後、トルエンと酢酸エチルを加え、室温にまで冷却して、不揮発分50%のアクリル樹脂(1)の有機溶剤溶液を得た。得られたアクリル樹脂(1)の性状値を表1に示す。
製造例2<アクリル樹脂(2)の合成>
温度計、攪拌機、還流冷却器および窒素ガス導入管を備えた四つ口フラスコに、メチルメタクリレート18.0質量部、n−ブチルメタクリレート78.0質量部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート2.0質量部、グリシジルメタクリレート2.0質量部、トルエン100質量部を仕込み、攪拌しながら100℃まで昇温し、アゾビスイソブチロニトリル0.15質量部加えて2時間重合し、更にアゾビスイソブチロニトリル0.07質量部加えて2時間重合し、更にアゾビスイソブチロニトリル0.07質量部を加えて2時間反応させた。
次いで、ハイドロキノン0.03質量部、ジメチルベンジルアミン0.8質量部、アクリル酸1.0質量部を添加し、100℃で15時間反応させて不揮発分50%のアクリル樹脂(3)の有機溶剤溶液を得た。 得られたアクリル樹脂(2)の性状値を表1に示す。
製造例4<アクリル樹脂(3)の合成>
温度計、攪拌機、還流冷却器および窒素ガス導入管を備えた四つ口フラスコに、メチルメタクリレート18.0質量部、n−ブチルメタクリレート80.0質量部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート2.0質量部、トルエン100質量部を仕込み、攪拌しながら100℃まで昇温し、アゾビスイソブチロニトリル0.15質量部加えて2時間重合し、更にアゾビスイソブチロニトリル0.07質量部加えて2時間重合し、更にアゾビスイソブチロニトリル0.07質量部を加えて2時間反応させた。その後、室温にまで冷却して、不揮発分50質量%のアクリル樹脂(3)の有機溶剤溶液を得た。得られたアクリル樹脂(3)の性状値を表1に示す。
製造例5<ポリエステルポリオール樹脂溶液(1)の合成>
攪拌棒、温度センサー、精留管を有するフラスコに、ヤシ油脂肪酸(花王社製「ルナックL−50」)170質量部、ジピロピレングリコール1100質量部、トリメチロールプロパン460質量部、フマル酸540質量部、無水フタル酸300質量部、p−tert−ブチル安息香酸130質量部を仕込み、乾燥窒素をフラスコ内に流入させ撹拌させながら、180〜220℃に加熱しエステル化反応を行った。酸価が15.0mgKOH/g以下になったところで、フラスコ内を4000Paまで減圧して脱水縮合を促進させ、酸価が10.0mgKOH/g以下になったところで反応を停止し、酢酸エチルで不揮発分80質量%に希釈して、酸価が8.1mgKOH/g、水酸基価が118mgKOH/gのポリエステルポリオール樹脂溶液(1)を得た。
Figure 2017114937
実施例1〜9及び比較例1〜5
下記の表2〜表4に示す配合に従い、主剤成分を調整した。その後、主剤に硬化剤を配合し(比較例5〜8では更に触媒を配合)、酢酸エチルで固形分濃度30質量%に調整し接着性コーティング剤を得た。(表2〜表4の配合量は、固形分換算値。)。
各表中の略号は以下の通りである。
カルボジイミド化合物(III):1,3−ビス(2−イソシアナト−2−プロピル)ベンゼンの縮合反応物であるイソシアネート基含有カルボジイミド化合物(一分子あたりのカルボジイミド結合含有率4.9、カルボジイミド当量262g/eq.)
N−3300:1,6−ヘキサメチレンジイソシアネートのイソシアヌレート体(住化バイエルウレタン社製「スミジュールN−3300」イソシアネート基(NCO)含有量21.8質量%、粘度2500mPa・s/25℃))
UM−90:ポリカーボネートジオール(宇部興産(株)製「エタナコール」、数平均分子量:約900、1,6−ヘキサンジオールと炭酸エステルとを反応させて得られるポリカーボネートジオール、及び、1,4−シクロヘキサンジメタノールと炭酸エステルとを反応させて得られるポリカーボネートジオールの質量比が1:3の混合物)
EX−321:トリメチロールプロパンのジグリシジルエーテルとトリグリシジルエーテルの混合物(ナガセケムテックス(株)製「デナコール EX−321」エポキシ当量140g/eq.)
860−80SE:ビスフェノールA型エポキシ樹脂(DIC(株)製「エピクロン860−80SE」エポキシ当量250g/eq.酢酸エチルカット品、固形分80質量%)
JER828:ビスフェノールA型エポキシ樹脂(三菱化学株式会社製「JER828」エポキシ当量190g/eq.)
JR−403:酸化チタン(テイカ製「JR−403」)
M−215:イソシアヌル酸EO変性ジアクリレート(東亜合成社製「アロニックスM−215」
P−1020:3−メチル−1,5−ペンタンジオール及びテレフタル酸から得られるポリエステルポリオール樹脂(クラレ社製「クラレポリオールP−1020」水酸基価106.0−118.0mgKOH/g、重量平均分子量(Mw):1000)
ポリイソシアネート化合物*1:3,5−ジメチルピラゾールでブロックされたヘキサメチレンジイソシアネートのイソシアヌレート体(固形分75質量%酢酸エチル溶液)
次に、各実施例及び比較例で得られた接着性コーティング剤を乾燥後の塗工量が3〜4g/mとなるようにポリエチレンテレフタレートシート(四川東方製「DS−10」に塗布し、120℃、30秒間乾燥させ、易接着層を形成した後、40℃で3日間エージングを行い、易接着層を持つ接着性積層シートを得た。
得られた接着性積層シートを幅70mm、長さ150mmに裁断し、評価用接着性積層シートを得た。
EVAシートを幅80mm、長さ50mmに裁断したもの1枚、幅100mm、長さ100mmのガラス板(厚み2mm)1枚を用意し、ガラス板、EVA、評価用接着性積層シートの順に、易接着層がEVAシートに接する様に重ね合わせ、次いで、真空ラミネーター装置を用いて、150℃で5分間、133Pa程度に真空排気して、その後、150℃で15分間、圧力0.1MPaでプレスして評価用積層体を得た。
得られた評価用積層体のうち接着性積層シートに幅10mmの切込みを入れたサンプルを用いて、接着力及び耐湿熱性の評価を行った。結果を表2〜4に示す。
[接着力評価方法]
評価用積層体を、引張試験機( (株)エー・アンド・ディー製)の上下のクリップに未接着部分を挟み、クロスヘッド速度100mm/分で180度剥離試験を行った。得られた測定値に対して、以下のように評価した。
◎◎:80N/10mm以上
◎:65N/10mm以上〜80N/10mm未満
○:50N/10mm以上〜65N/10mm未満
△:35N/10mm以上〜50N/10mm未満
×:20N/10mm以上〜35N/10mm未満
××:20N/10mm未満

[耐湿熱性評価方法]
前記接着力評価用積層体をプレッシャークッカーテスト(PCT)に24時間かけ(試験条件:121℃で、相対湿度が100%)、前記と同じ条件で、耐湿熱試験後の剥離強度を測定した。
Figure 2017114937
Figure 2017114937
Figure 2017114937

A:太陽電池セル
B:表面保護基材
C:インターコネクタ
D:封止材
E:バックシート
F:端子
a:基材シート
b:接着性コーティング剤の硬化物である接着層

Claims (17)

  1. 水酸基含有(メタ)アクリル樹脂(I)、不飽和二重結合を分子構造中に有するポリエステルポリオール(II)、及びカルボジイミド化合物(III)を必須成分とすることを特徴とするポリイソシアネート硬化型接着性コーティング剤用ポリオール組成物。
  2. 前記水酸基含有(メタ)アクリル樹脂(I)が、水酸基含有(メタ)アクリレート(a)と、その他の(メタ)アクリル単量体(b)とを必須成分として共重合して得られるものである請求項1記載のポリイソシアネート硬化型接着性コーティング剤用ポリオール組成物。
  3. 前記水酸基含有(メタ)アクリル樹脂(I)が、水酸基含有(メタ)アクリレート(a)、前記炭素原子数が1〜3のアルキル基でエステル化された(メタ)アクリレート(b−1)、前記炭素原子数4〜16のアルキル基でエステル化された(メタ)アクリレート(b−2)を必須の単量体成分として用い、水酸基含有(メタ)アクリル樹脂(I)を構成する単量体成分中、水酸基含有(メタ)アクリレート(a)を3〜20質量%、炭素原子数が1〜3のアルキル基でエステル化された(メタ)アクリレート(b−1)を、15〜50質量%、炭素原子数4〜16のアルキル基でエステル化された(メタ)アクリレート(b−2)を30〜76質量%、となる割合で共重合してなるものである請求項2記載のポリイソシアネート硬化型接着性コーティング剤用ポリオール組成物。
  4. 前記水酸基含有(メタ)アクリル樹脂(I)が、水酸基価1〜200mgKOH/gの範囲にあるものである請求項3記載のポリイソシアネート硬化型接着性コーティング剤用ポリオール組成物。
  5. 前記不飽和二重結合を分子構造中に有するポリエステルポリオール(II)が、二重結合当量100〜1,000g/eq.のものである請求項1記載のポリイソシアネート硬化型接着性コーティング剤用ポリオール組成物。
  6. 前記不飽和二重結合を分子構造中に有するポリエステルポリオール(II)が、水酸基価10〜350mgKOH/gの範囲にあるものである請求項5記載のポリイソシアネート硬化型接着性コーティング剤用ポリオール組成物。
  7. 水酸基含有(メタ)アクリル樹脂(I)、不飽和二重結合を分子構造中に有するポリエステルポリオール(II)、及びカルボジイミド化合物(III)の配合比率は、例えば、質量比[(I)/(II)]が95/5〜50/50となる割合であって、かつ、水酸基含有(メタ)アクリル樹脂(I)及び不飽和二重結合を分子構造中に有するポリエステルポリオール(II)の合計質量100質量部に対して、カルボジイミド化合物(III)を0.1〜30質量部となる割合である請求項1記載のポリイソシアネート硬化型接着性コーティング剤用ポリオール組成物。
  8. 水酸基含有(メタ)アクリル樹脂(I)、不飽和二重結合を分子構造中に有するポリエステルポリオール(II)、及びカルボジイミド化合物(III)に加え、更にエポキシ樹脂(IV)を有する請求項1記載のポリイソシアネート硬化型接着性コーティング剤用ポリオール組成物。
  9. 前記エポキシ樹脂(IV)の配合割合が、ポリオール組成物の必須成分である水酸基含有(メタ)アクリル樹脂(I)、不飽和二重結合を分子構造中に有するポリエステルポリオール(II)、及びカルボジイミド化合物(III)の合計100質量部に対して、4.0〜30.0質量部となる割合で配合する請求項8記載のポリイソシアネート硬化型接着性コーティング剤用ポリオール組成物。
  10. 水酸基含有(メタ)アクリル樹脂(I)、不飽和二重結合を分子構造中に有するポリエステルポリオール(II)、及びカルボジイミド化合物(III)に加え、更に水酸基含有ポリカーボネート(V)を有する請求項1記載のポリイソシアネート硬化型接着性コーティング剤用ポリオール組成物。
  11. 前記水酸基含有ポリカーボネート(V)の配合割合が、ポリオール組成物の必須成分である水酸基含有(メタ)アクリル樹脂(I)、不飽和二重結合を分子構造中に有するポリエステルポリオール(II)、及びカルボジイミド化合物(III)の合計100質量部に対して、2.0〜30.0質量部となる割合で配合する請求項10記載のポリイソシアネート硬化型接着性コーティング剤用ポリオール組成物。
  12. 水酸基含有(メタ)アクリル樹脂(I)、不飽和二重結合を分子構造中に有するポリエステルポリオール(II)、及びカルボジイミド化合物(III)に加え、更に二酸化チタンを配合してなる請求項1記載のポリイソシアネート硬化型接着性コーティング剤用ポリオール組成物。
  13. 請求項1〜12の何れか一つに記載のポリオール組成物(α)と、ポリイソシアネート化合物(β)を必須成分とすることを特徴とする接着性コーティング剤。
  14. 前記ポリオール組成物(α)と、ポリイソシアネート化合物(β)との配合割合が、該ポリオール組成物(α)中の水酸基に対する前記ポリイソシアネート化合物(β)中のイソシアネート基との当量比[NCO/OH]が0.25〜3.00となる割合である請求項13記載の接着性コーティング剤。
  15. 請求項13記載の接着性コーティング剤を硬化させてなる硬化物。
  16. ポリエステル基材シート上に、請求項13記載の接着性コーティング剤を塗布、硬化させて接着層を形成した接着性シート。
  17. 太陽電池セル(A)、表面保護基材(B)、太陽電池セル用封止材(D)、及びバックシート(E)を必須の構成要素とし、該バックシート(E)が、基材シート(a)と該基材シート(a)上に形成された請求項13記載の接着性コーティング剤の硬化物である接着層(b)とを必須の層構成とするものであり、かつ、前記接着層(b)が太陽電池セル用封止材(D)に接する様に、前記バックシート(E)が配設されていることを特徴とする太陽電池モジュール。
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