JP2017111064A - 転動疲労試験装置および履帯のトラックリンクの転動疲労試験方法 - Google Patents

転動疲労試験装置および履帯のトラックリンクの転動疲労試験方法 Download PDF

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Kazuya Okazaki
陽一 海川
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Abstract

【課題】 転動疲労試験を効率良く、円滑に,かつ正確に行なえるようにする。
【解決手段】
試験装置は、水平に延びるリニアガイド20と、リニアガイド20に沿って移動可能な一対の移動台30,30と、一対の移動台30,30のそれぞれに、回転可能に支持された一対のローラ40,40と、試験材100を上下方向に往復動させる往復動機構60と、一対の移動台30,30をそれぞれ試験材100に向けて付勢することにより、一対のローラ40,40から試験材100の両面に荷重を付与する一対の荷重付与機構50と、一対のローラ40,40から試験材100への荷重をそれぞれ検出する一対のロードセル36を備えている。一対のローラ40,40は、リニアガイド20の長手方向と直交する方向に延びる回転軸40a,40aを中心回転可能であり、リニアガイド20の上方においてリニアガイド20の長手方向に互いに対峙している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、転動疲労試験装置と、この転動疲労試験装置を用いて履帯のトラックリンクの転動疲労を試験する方法に関する。
構成材に対して回転体が大きな荷重で接触しながら転動すると、構成材が転動疲労をきたし、その転動接触面に亀裂や剥離が生じる。そのため、構成材の転動疲労試験を行ってその耐久性を確認する必要がある。
特許文献1は、レールと車輪のための転動疲労試験装置を開示している。この装置は、レールを載せるスライダと、このスライダをレールの長手方向に往復動させる往復動手段と、車輪をレールの上方で回転可能に保持してレール上面に荷重を付与する荷重付与手段とを備えている。往復動手段は水平油圧アクチュエータと荷重検出器と変位検出器を備えており、この水平油圧アクチュエータを制御してレールを往復動させるようになっている。荷重付与手段は、垂直油圧アクチュエータと荷重検出器と変位検出器を備え、垂直油圧アクチュエータを制御して車輪からレールに荷重を付与するようになっている。
非特許文献1に開示された転動疲労試験装置では、水平方向に延びる回転軸を中心に回転可能な一対のローラを、上下に配し、試験材を水平にして上下のローラ間に挿入させた状態で、荷重付与手段により上側のローラから試験材に荷重を付与しながら、往復動手段により試験材を水平方向に往復動させるようになっている。この荷重付与手段は荷重検出器を備えており、所望の荷重を付与できるようになっている。
特開平10−260114号公報
論文:「材料」(J.Soc. Mat. Sci.,Japan), vol 53,No.8,pp,862-869,Aug,2004「高圧高速フレーム溶射WC-Co皮膜のはく離強度に及ぼすころがり接触疲労の影響」
特許文献1の転動疲労試験装置では、剛性の大きなレールと車輪そのものの転動疲労試験を行う装置であり、さらに、レールを片持ちで支持してレールに曲げ荷重が加わった状態で転動試験を行うため、厚みの薄い試験材を曲げ荷重が加わらない状態で転動疲労試験を行うには不向きである。また、レールと一緒にスライダを往復動させる必要があり、試験材を比較的高速で往復動させて転動疲労試験を行う場合には不向きである。
非特許文献1の転動疲労試験装置では、上側のローラからの荷重を、試験材を介して下側のローラで受けるようになっているが、上下のローラの支持構造は開示されていない。また、往復動手段による試験材の保持位置と上下のローラによる試験材の挟持位置との間の相対的高さを調節する手段についても開示がなく、その相対的高さの相違により曲げ荷重が生じる可能性がある。
本発明は上記課題を解決しようとするもので、転動疲労試験装置において、
水平に延びるリニアガイドと、
上記リニアガイドに沿って移動可能な一対の移動台と、
上記リニアガイドの長手方向に互いに対峙するように、上記一対の移動台のそれぞれに、上記リニアガイドの長手方向と直交し、かつ水平方向に延びる同一高さの回転軸を中心にして回転可能に支持される一対のローラと、
試験材を、上記一対のローラ間に位置するように保持するとともに上下方向に往復動させる往復動手段と、
上記一対のローラ間に試験材が配置された状態で、上記一対の移動台をそれぞれ試験材に向けて付勢することにより、上記一対のローラから試験材の両面に荷重を付与する一対の荷重付与手段と、
上記一対のローラから試験材への荷重をそれぞれ検出する一対の荷重検出手段と、
を備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、厚みの薄い試験材に曲げ荷重が加わらない状態で転動疲労試験を行うことができる。
一対のローラは、水平に延びるリニアガイドに沿って移動可能な一対の移動台に支持されているので、高さを一致させることができる。また、試験材の両面に掛かる一対のローラからの荷重を検出できるため、この検出荷重が設定荷重になるようにかつ互いに等しくなるように、一対の荷重付与手段で荷重を調節することができ、この調節に伴い一対の移動台が移動するので、一対のローラによる試験材の挟持位置を往復動手段による試験材の支持位置とリニアガイドの長手方向において一致させることができる。その結果、試験材に付与される曲げ荷重を抑制ないしは無くすことができ、転動疲労試験を正確に行うことができ、試験片を保持する往復移動手段の故障も回避できる。
また、同一荷重で試験片の両面において転動疲労試験を行うことになるので、この両面の試験結果をデータとして用いれば、試験回数を削減することもできる。
好ましくは、上記荷重付与手段の各々は、上記一対の移動台より上記リニアガイドの長手方向外側に配置された固定台と、この固定台に設けられた荷重調節手段を含む。
好ましくは、上記荷重調節手段は、上記固定台を貫通したボルトと、上記固定台より試験材側に位置して上記ボルトに螺合されたナットと、上記固定台と上記ナットとの間に介在されたバネとを有する。
この構成によれば、一対の往復動手段のボルトとナットの螺合を調節することにより、簡便にローラから試験片への荷重を調節することができる。また、試験材の転動接触面に微小凹凸があっても、バネにより振動を吸収して、付加荷重の変動を抑制することができる。
好ましくは、上記一対の荷重付与手段の各々は、上記一対の移動台より上記リニアガイドの長手方向外側に配置された固定台と、この固定台に設けられた流体圧シリンダとを有し、この流体圧シリンダのロッドが上記移動台を付勢している。
この構成によれば、一対のローラから試験片への荷重の付与が容易にできる。
好ましくは、上記一対の荷重付与手段の一方が、上記一対の移動台より上記リニアガイドの長手方向外側に配置された固定台と、この固定台に設けられた上記固定台に螺合されたボルトとを有し、
上記一対の荷重付与手段の他方が、上記一対の移動台より上記リニアガイドの長手方向外側に配置された固定台と、この固定台に設けられた流体圧シリンダとを有し、
上記ボルトおよび流体圧シリンダのロッドが、上記一対の移動台をそれぞれ付勢している。
この構成によれば、ローラから試験片への荷重付与が容易であるとともに、試験位置の設定も簡単にできる。
本発明の他の態様では、履帯のトラックリンクの転動疲労試験方法において、走行装置における鋼鉄製の無端状の履帯に用いられるトラックリンクから、上記履帯の径方向内側の転動接触面を含むように所定厚さに切り出して、平板形状の試験材を得、この試験材を上記転動疲労試験装置を用いて、転動疲労試験を行うことを特徴とする。
この方法によれば、実機での転動疲労試験の負担を軽減することができる。
本発明によれば、往復動手段の故障を回避しつつ、転動疲労試験を円滑かつ正確に行なうことができる。
本発明の第1実施形態に係る転動疲労試験装置の側面図である。 本発明の第2実施形態に係る転動疲労試験装置の側面図である。 本発明の第3実施形態に係る転動疲労試験装置の側面図である。 作業機械等の車両に用いられる走行装置を概略的に示す側面図である。 同履帯を構成部材毎に分解して示す拡大斜視図である。 同トラックリンクを切り出して得られた試験材を示す図である。
以下、本発明の第1実施形態に係る転動疲労試験装置を、図1を参照しながら説明する。この装置は、水平をなす設置台10と、この設置台10に固定されたリニアガイド20と、リニアガイド20に沿って移動可能な一対の移動台30,30と、一対の移動台30,30のそれぞれに回転可能に支持されたローラ40,40と、一対の移動台30,30を付勢する一対の荷重付与機構50,50(荷重付与手段)と、平板形状の試験材100を上下方向に往復動させる往復動機構60(往復動手段)とを備えている。
以下の説明では、リニアガイド20の長手方向(可動方向)中心を向く側を内側とし、両端を向く側を外側とする。
上記一対の移動台30,30は同じ構成を有している。各移動台30は、リニアガイド20をスライドするスライド部31と、このスライド部31から起立しリニアガイド20と直交する起立壁32と、起立壁32の上部の外側の面からリニアガイド20の可動方向と平行に延びる複数のガイドポール33と、起立壁32の上部の内側の面に固定されたローラサポート部34とを有している。
ガイドポール33には、起立壁32と平行をなす荷重受け板35がリニアガイド20の可動方向にスライド可能に支持されている。起立壁32の外側の面には、ロードセル36(荷重検出手段)が固定されており、このロードセル36は、荷重受け板35を介して荷重付与手段50からの荷重を受けるようになっている。ただし、ロードセル36は荷重受け板35の内側の面に固定されていてもよい。
上記移動台30のローラサポート部34には、上記ローラ40が回転可能に支持されている。このローラ40の回転軸40aは、水平かつリニアガイド20の長手方向と直交する方向に延びている。
一対の移動台30が同一構成をなしており、一対のローラ40の回転軸40aは同一高さにある。
上記一対の荷重付与機構50は同一構成をなしており、それぞれ一対の移動台30の外側に配置されている。各荷重付与機構50は、リニアガイド20の延長線上において設置台1に固定された固定台51と、固定台51の起立壁51aに装着された荷重調節手段52とを備えている。荷重調節手段52は、ボルト53と、ナット54と複数の皿バネ55(バネ)とを有している。
固定台51の起立壁51aは、リニアガイド20の長手方向と直交しており、ボルト53がリニアガイド20と平行をなして起立壁51aを貫通している。このボルト53は上記ローラ40の回転軸40aと同一高さにある。ボルト53には起立壁51aより内側で上記ナット54が螺合し、ナット54と起立壁51aとの間に上記複数の皿バネ55が配されている。ボルト53の先端53aは上記荷重受け板35に当たるように、内側に押すようになっている。
上記往復動機構60には汎用の疲労試験装置を用いている。簡単に説明すると、上記設置台10を固定するテーブル(図示しない)と、このテーブルに支持され上記リニアガイド20の長手方向ほぼ中央の真上に位置する油圧アクチュエータ(往復駆動手段;図示しない)と、この油圧アクチュエータのロッドに固定されたサポート部61とを有している。
上記サポート部61は垂下板部61aを有している。この垂下板部61aは、リニアガイド20の長手方向と直交して垂直に下方に延びており、この垂下板部61aには平板形状の試験材100の上端部が、2箇所(複数箇所)でボルト62とナット63により取り付けられるようになっている。
上記構成において、一対の荷重付与機構50のボルト53を後退させ、一対のローラ40を互いに離間させた状態で、往復移動機構60のサポート部61aに試験材100を取り付ける。試験材100は、下方に垂直に延びて一対のローラ40,40間に配置される。試験材100の両面はリニアガイド20の長手方向(ローラ40,40の対峙方向)と直交している。
次に、一対の荷重付与機構50においてナット54が回らないようにした状態でボルト53を試験材100に向かって進めるように回す。ボルト53の先端53aが荷重受け板35に当たってからさらにボルト53を回すと、移動台30が試験材100に向かって移動する。このようにして、一対のローラ40,40を試験材100の両面に接触させる。
ローラ40,40が試験材100の両面に接した状態でさらにボルト53を回すと、皿バネ55が圧縮され、この皿バネ55の反力により、荷重受け板35、ロードセル36を介してローラ40から試験材100に荷重が付与される。
作業者は、一対のロードセル36の検出荷重をロードセル36に接続されたディスプレイ等で見ながら、一対の荷重付与機構50のボルト53を回し、試験材100に曲げモーメントが加わらないようにこれら検出荷重が予め設定された荷重と一致するとともに互いに等しくなるように荷重調節を行う。この荷重調節は、移動台30およびローラ40がリニアガイド20に沿って微小量移動することにより可能となっている。
次に、往復動機構60を作動させることにより、試験材100を上下方向に往復動させ、この往復動を繰り返すことにより、試験材100の転動疲労試験を行う。
上記転動疲労試験では、一対のローラ40、40が試験材100の両側から等しい高さで接触した状態で荷重を付与すること、一対の荷重付与機構50,50により等しい荷重を試験材100の両側から付与することにより、試験材100には、曲げ荷重がかからず、正確な転動疲労試験を行うことができる。また、試験材100にかかる曲げ荷重によって往復動機構60が故障するような不都合も回避できる。
また、同一荷重で試験片100の両面において転動疲労試験を行うことになるので、この両面の試験結果をデータとして用いることができる場合には、試験回数を削減することもできる。
往復動機構60には汎用の疲労試験機を用いることができ、荷重検出手段のみならず変位検出手段を備えているので、種々の波形(三角波、正弦波、ランダム波等)の往復動ストロークを実行可能である。
荷重付与機構50は皿バネ55を有しているので、試験材100の転動接触面に微小凹凸があっても、振動を吸収し、付加荷重の変動を抑制することができる。
次に、本発明の第2実施形態に係る転動疲労試験装置について図2を参照しながら説明する。この試験装置において、第1実施形態の試験装置に対応する構成部については同符号を付してその詳細な説明を省略する。
本実施形態の試験装置では、荷重付与機構50’として油圧シリンダ56(流体圧シリンダ)を用いる。この油圧シリンダ56は固定台51の起立壁部51aに固定され、そのロッド56aの先端が荷重受け板35に当たる。
本実施形態では、一対のローラ40,40から試験材100の両側面に付与される荷重はあらかじめ設定された値に制御される。すなわち、コントローラ70(制御手段)により、一対のロードセル36の検出荷重が同じ設定荷重になるように、一対の油圧シリンダ56が制御される。
次に、本発明の第3実施形態に係る転動疲労試験装置について図3を参照しながら説明する。この試験装置において、第1実施形態および第2実施形態の試験装置に対応する構成部については同符号を付してその詳細な説明を省略する。
本実施形態の試験装置では、荷重付与機構50および50’として、ボルト53および油圧シリンダ56(流体圧シリンダ)をそれぞれ用いる。このボルト53は一対の固定台51のうちの一方の固定台51の起立壁部51aに螺合され、そのボルト53の先端53aが荷重受け板35に当たる。また、油圧シリンダ56は他方の固定台51の起立壁部51aに固定され、そのロッド56aの先端が荷重受け板35に当たる。
本実施形態では、ボルト53の位置を試験材100に曲げを与えず、かつボルト53側のローラ40が試験材に接触するように調整した後、油圧シリンダ56側のローラ40から試験材100の両側面に付与される荷重はあらかじめ設定された値に制御される。すなわち、コントローラ70(制御手段)により、ロードセル36の検出荷重が設定荷重になるように、油圧シリンダ56が制御される。
上記第1、第2、第3実施形態で用いられる試験材100に制約はないが、例えば履帯のトラックリンクから切り出したものを用いることができる。以下詳述する。
図4は、作業機械等に用いられるクローラ式走行装置を示す。この走行装置は、スプロケット1とアイドラー2と、これらスプロケット1とアイドラー2間に架け渡された無端状の鋼鉄製の履帯3と、この履帯3の下側部に転動する転輪4とを有している。
図5に示すように、上記履帯3は、その幅方向に対峙する一対のトラックリンク5,5と、これらトラックリンク5の外側(履帯3の径方向外側)に固定された履板6とを、一構成単位として有しており、その構成単位を連ねることにより構成されている。
トラックリンク5は、幅広の主部5aと、この主部5aの長手方向両端から突出する第1連結部5bと第2連結部5cとを有している。第1連結部5bは主部5aの幅方向中心より外側に偏倚しており、第2連結部5cは主部5aの幅方向中心より内側に偏倚している。
図4に示すように、走行装置の走行の過程で、上記トラックリンク5,5における履帯3径方向内側の面5x(以下、転動接触面と称す)には、上記転輪4が転動する。そのため、この転動接触面5xから厚さ約10mmにわたって硬化層が形成され、転動疲労による亀裂や剥離等が生じるのを回避している。
上記トラックリンク5の転動接触面5xの転動疲労を試験する必要があるが、作業機械を走行させて実機試験を行うと、時間とコストがかかる。そこで、本発明の転動疲労試験装置を利用して、実機試験の負担を減らす。
トラックリンク5を、上記転動接触面5xから上記硬化層の厚さ未満の厚さで切り出し、図6に示す試験材100を得る。この試験材100は平板形状をなし、上記トラックリンク5の主部5aに対応する幅広の主部100aと、第1、第2の連結部5b,5cにそれぞれ対応する第1、第2の偏倚突出部100b、100cを有している。試験片100の一方の面は上記転動接触面5xに相当する面100xであり、他方の面は切出しにより形成された面100yである。
例えば偏倚突出部100bに2つのボルト挿通用の孔101をあけ、この偏倚突出部100bを上記往復動機構60の垂下板部61aに取り付け、主部100aの試験箇所103での両面100x、100yの転動疲労試験を行う。この試験箇所103は、上記2つの孔101の中心を通る線上に位置している。上記試験片100の両面100x、100yとも硬化層が露出した面であるから、両面100x、100yの転動疲労試験のデータを利用することができる。
往復動機構60による試験材100の保持位置を変えることにより、他の試験箇所104での両面100x、100yの転動疲労試験を行ってもよい。この試験箇所104も上記2つの孔101の中心を通る線上に位置している。
さらに、他の偏倚突出部100cにボルト挿通用の孔102をあけて、上記と同様にして、主部100aにおける試験箇所105,106で転動疲労試験を行うことができる。ボルト挿通用の孔101、102は、偏倚突出部100b、100cに限らず、主部100aにあけてもよい。また、試験箇所も試験箇所103、104、105、106に限らず主部100aの他の部分でもよく、偏倚突出部100b、100cでもよい。
本発明は、上記実施形態に制約されず、種々の態様を採用することができる。
ロードセルは、荷重付与手段側に設けてもよい。試験片の両面で転動試験を行なうことができるが、一方の面のみの試験結果を用いてもよい。
第2実施形態および3実施形態において、油圧シリンダの代わりにエアシリンダを用いてもよい。
本発明は、転動疲労試験に適用することができる。
3 履帯
5 トラックリンク
20 リニアガイド
30 移動台
36 ロードセル(荷重検出手段)
40 ローラ
40a 回転軸
50,50’ 荷重付与機構(荷重付与手段)
51 固定台
52 手動調節手段
53 ボルト
54 ナット
55 皿バネ(バネ)
56 油圧シリンダ(流体圧シリンダ)
60 往復動機構(往復動手段)
70 コントローラ(制御手段)
100 試験材
100a 主部
100b、100c 偏倚突出部

Claims (6)

  1. 水平に延びるリニアガイドと、
    上記リニアガイドに沿って移動可能な一対の移動台と、
    上記リニアガイドの長手方向に互いに対峙するように、上記一対の移動台のそれぞれに、上記リニアガイドの長手方向と直交し、かつ水平方向に延びる同一高さの回転軸を中心にして回転可能に支持される一対のローラと、
    試験材を、上記一対のローラ間に位置するように保持するとともに上下方向に往復動させる往復動手段と、
    上記一対のローラ間に試験材が配置された状態で、上記一対の移動台をそれぞれ試験材に向けて付勢することにより、上記一対のローラから試験材の両面に荷重を付与する一対の荷重付与手段と、
    上記一対のローラから試験材への荷重をそれぞれ検出する一対の荷重検出手段と、
    を備えたことを特徴とする転動疲労試験装置。
  2. 上記荷重付与手段の各々は、上記一対の移動台より上記リニアガイドの長手方向外側に配置された固定台と、この固定台に設けられた荷重調節手段を含むことを特徴とする請求項1に記載の転動疲労試験装置。
  3. 上記荷重調節手段は、上記固定台を貫通したボルトと、上記固定台より試験材側に位置して上記ボルトに螺合されたナットと、上記固定台と上記ナットとの間に介在されたバネとを有することを特徴とする請求項2に記載の転動疲労試験装置。
  4. 上記一対の荷重付与手段の各々は、上記一対の移動台より上記リニアガイドの長手方向外側に配置された固定台と、この固定台に設けられた流体圧シリンダとを有し、この流体圧シリンダのロッドが上記移動台を付勢していることを特徴とする請求項1に記載の転動疲労試験装置。
  5. 上記一対の荷重付与手段の一方が、上記一対の移動台より上記リニアガイドの長手方向外側に配置された固定台と、この固定台に設けられた上記固定台に螺合されたボルトとを有し、
    上記一対の荷重付与手段の他方が、上記一対の移動台より上記リニアガイドの長手方向外側に配置された固定台と、この固定台に設けられた流体圧シリンダとを有し、
    上記ボルトおよび流体圧シリンダのロッドが、上記一対の移動台をそれぞれ付勢していることを特徴とする請求項1に記載の転動疲労試験装置。
  6. 走行装置における鋼鉄製の無端状の履帯に用いられるトラックリンクから、上記履帯の径方向内側の転動接触面を含むように所定厚さに切り出して、平板形状の試験材を得、この試験材を請求項1〜5のいずれかに記載の転動疲労試験装置を用いて、転動疲労試験を行うことを特徴とする履帯のトラックリンクの転動疲労試験方法。
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