JP7003814B2 - 接線力付与装置および疲労試験システム - Google Patents

接線力付与装置および疲労試験システム Download PDF

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Description

本発明は、試験片の表面に接線力を付与する接線力付与装置、および試験片の表面に接線力を付与しつつ疲労試験を行うための疲労試験システムに関する。
新幹線等の鉄道車両では、従来、ディスクブレーキが用いられているものがある。例えば、特許文献1に開示されているように、ディスクブレーキは、車軸または車輪に固定されるブレーキディスクと、摩擦部材を有するブレーキライニングと、ブレーキライニングを移動させるブレーキキャリパとを備えている。
特許文献1に開示されているように、ディスクブレーキでは、ブレーキキャリパによってブレーキライニングを移動させて、ブレーキディスクの表面に摩擦部材を押し付けることによって制動力を発生させることができる。これにより、車輪または車軸の回転を制動し、車両を減速することができる。
特開2012-251597号公報
特許文献1にも記載されているように、制動時には、ブレーキディスクと摩擦部材との接触部は摩擦によって発熱し、ブレーキディスクに熱応力が生じる。従来、制動を行うごとに繰り返し発生する熱応力がブレーキディスクの疲労損傷に大きく影響していると考えられており、熱応力と疲労損傷との関係について数多くの研究がなされている。
一方で、本発明者による種々の検討の結果、熱応力だけでは、ブレーキディスクの疲労損傷の発生メカニズムを適切に説明できない場合があることが分かった。この点に関して、本発明者は、ブレーキディスクの表面における摩擦部材の摺動も、ブレーキディスクの疲労損傷の発生に影響していると考えた。ブレーキディスクの表面における摩擦部材の摺動の影響を調査するためには、例えば、試験片の表面に接線力を付与しつつ試験片に対して引張応力および圧縮応力を付与して疲労試験を行うことが考えらえる。
そこで、本発明は、疲労試験中の試験片に対して接線力を付与することができる接線力付与装置、およびそれを備えた疲労試験システムを提供することを目的としている。
本発明は、下記の接線力付与装置および疲労試験システムを要旨とする。
(1)引張荷重および圧縮荷重を付与可能な疲労試験装置に保持された板状の試験片に、前記試験片の厚み方向における一方側から接触する摩擦材と、
前記試験片の前記厚み方向における他方側から前記試験片に接触する押し部材と、
前記試験片よりも前記一方側において前記摩擦材に連結されかつ前記摩擦材を回転させる駆動機構と、
前記試験片よりも前記他方側に設けられかつ前記押し部材を保持する保持部と、
前記駆動機構と前記保持部とを連結する連結部と、
前記連結部を支持する第1支持部と、を備え、
前記厚み方向から見て、前記摩擦材の回転中心は、前記試験片の幅方向における中心から前記幅方向に離れており、
前記連結部は、前記駆動機構および前記保持部を前記厚み方向において互いに近付く方向に付勢する付勢部を有し、
前記第1支持部は、本体部と、前記本体部に対して前記連結部が前記厚み方向に相対的に移動できるように前記連結部を支持する第1ガイド部とを有する、接線力付与装置。
(2)前記連結部は、
前記保持部の前記一方側において前記駆動機構を支持し、かつ前記第1ガイド部に支持される第2支持部と、
前記保持部の前記他方側に設けられ、かつ前記付勢部から前記他方側に向かう力を受ける受け部と、
前記受け部および前記第2支持部が前記厚み方向に一体的に移動するように前記受け部および前記第2支持部を接続する接続部と、
前記受け部に対して前記保持部が前記厚み方向に相対的に移動できるように前記保持部を支持する第2ガイド部と、をさらに有し、
前記付勢部は、前記保持部と前記受け部との間に設けられかつ前記保持部および前記受け部を前記厚み方向において互いに離れる方向に付勢する、上記(1)に記載の接線力付与装置。
(3)前記付勢部は、前記厚み方向に反力を発生する1以上の弾性部材と、前記厚み方向における両側から前記1以上の弾性部材を挟む一対の狭持板と、前記一対の狭持板を前記厚み方向に相対的に移動可能に支持する第3ガイド部と、を有し、
前記受け部は、前記接続部によって前記第2支持部に接続された板状部と、前記板状部を前記厚み方向に貫通するようにかつ前記板状部に対して前記厚み方向に移動可能に設けられた調整ねじと、を有し、
前記一対の狭持板のうち前記一方側に位置する狭持板の前記一方側への移動は前記保持部によって規制され、
前記一対の狭持板のうち前記他方側に位置する狭持板が前記調整ねじによって前記一方側に押されることによって、前記1以上の弾性部材において反力が発生し、前記保持部および前記板状部が前記厚み方向において互いに離れる方向に付勢される、上記(2)に記載の接線力付与装置。
(4)前記本体部の水平面に対する傾斜角度を調整する調整部をさらに備える、上記(1)から(3)のいずれかに記載の接線力付与装置。
(5)板状の試験片に対して引張荷重および圧縮荷重を付与可能な疲労試験装置と、上記(1)から(4)のいずれかに記載の接線力付与装置と、を備えた疲労試験システム。
本発明によれば、疲労試験中の試験片に対して接線力を付与することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る疲労試験システムを示す正面図である。 図2は、本発明の一実施形態に係る疲労試験システムを示す側面図である。 図3は、図2のIII-III線断面図である。 図4は、図3のIV-IV線断面図である。
以下、本発明の実施の形態に係る接線力付与装置およびそれを備えた疲労試験システムについて説明する。
図1および図2は、本発明の一実施形態に係る疲労試験システムを示す概略図である。なお、図1は、疲労試験システム100の正面図であり、図2は、疲労試験システム100の側面図(図1において紙面右側から見た図)である。
図1および図2に示すように、疲労試験システム100は、疲労試験装置10および接線力付与装置20を備えている。まず、疲労試験装置10について簡単に説明する。
疲労試験装置10は、下架台12と、上架台14と、支柱16a,16bと、チャック18a,18bと、駆動機構19とを備えている。上架台14は、下架台12の上方に配置されている。上架台14は、支柱16a,16bを介して下架台12に支持されている。チャック18aは下架台12に支持され、チャック18bは上架台14に支持されている。本実施形態では、チャック18bは、駆動機構19を介して上架台14に支持されている。
疲労試験装置10においては、チャック18a,18bによって、板状の試験片1が保持されている。本実施形態では、駆動機構19によってチャック18bが上下動され、試験片1に引張荷重および圧縮荷重が付与される。なお、図1および後述の図3においては、試験片1の幅方向が矢印Xで示され、図2~図4においては、試験片1の厚み方向が矢印Yで示されている。以下においては、試験片1の幅方向を幅方向Xと記載し、試験片1の厚み方向を厚み方向Yと記載する。
なお、疲労試験装置の構成は上述の例に限定されず、試験片1に対して引張荷重および圧縮荷重を付与できる公知の種々の疲労試験装置を利用することができる。なお、試験片1は、例えば、鉄道車両用ブレーキディスクの素材を用いて形成される。
次に、接線力付与装置20について説明する。接線力付与装置20は、疲労試験装置10による疲労試験時に、試験片1に接線力を付与するための装置である。図3は、図2のIII-III線断面図であり、図4は、図3のIV-IV線断面図である。なお、図3および図4においては、疲労試験装置10の図示は省略している。また、図面が煩雑になることを避けるために、後述するロードセル40および付勢部42にはハッチングを付していない。
図1~図4に示すように、接線力付与装置20は、疲労試験装置10に保持された試験片1に接線力を付与するための装置である。本実施形態では、接線力付与装置20は、摩擦材22と、押し部材24と、駆動機構26と、保持部28(図3,4参照)と、連結部30と、第1支持部32(図1,2参照)と、調整部34(図1,2参照)とを備えている。
図3および図4に示すように、摩擦材22は、厚み方向Yにおける一方側から試験片1に接触するように設けられている。本実施形態では、摩擦材22は、円環状の摺動面22aを有し、該摺動面22aが試験片1に接触する。図1および図3に示すように、本実施形態では、摺動面22aは、摺動面22aの中心から径方向にずれた位置において試験片1に接触している。本実施形態では、摩擦材22は、例えば、鉄道車両用ディスクブレーキのブレーキライニングの摩擦材の素材を用いて形成される。
図3および図4に示すように、押し部材24は、厚み方向Yにおける他方側から試験片1に接触するように設けられている。すなわち、本実施形態では、厚み方向Yにおいて試験片1を挟むように、摩擦材22と押し部材24とが設けられている。これにより、摩擦材22によって試験片1に接線力を付与する際に、試験片1が厚み方向Yに撓むことを抑制することができる。なお、以下においては、厚み方向Yにおける一方側を単に一方側と記載し、厚み方向Yにおける他方側を単に他方側と記載する。
本実施形態では、押し部材24と試験片1との間の動摩擦係数が十分に小さくなるように(0に十分近くなるように)、押し部材24の素材が決定される。本実施形態では、押し部材24としては、例えば、超高分子量ポリエチレンから形成された板材が用いられる。
駆動機構26は、摩擦材22を回転駆動する。本実施形態では、駆動機構26は、出力軸60aを有するモータ60と、トルクメータ62と、トルクメータ62を介して出力軸60aに連結される伝達軸64とを有している。伝達軸64の厚み方向Yにおける他端側の端部に、摩擦材22が固定されている。
本実施形態では、モータ60によって発生された回転駆動力が、出力軸60a、トルクメータ62および伝達軸64を介して摩擦材22に伝達され、摩擦材22が回転駆動される。図1および図3に示すように、摩擦材22の回転中心は、試験片1の幅方向における中心から、試験片1の幅方向に離れている。このため、摩擦材22(摺動面22a)において試験片1に接触する部分は、試験片1の表面上において円弧状に移動するように摺動する。これにより、鉄道車両用ディスクブレーキにおける摩擦材とブレーキディスクとの接触状態(摩擦状態)を再現することができる。
なお、詳細な説明は省略するが、本実施形態では、トルクメータ62によって検出されるトルクに基づいて、モータ60が制御される。これにより、適切な回転駆動力で摩擦材22を回転させることができる。
本実施形態では、図3に示すように、伝達軸64は、ベアリング66を介して後述する壁部44cに回転可能に支持されている。
なお、駆動機構26の構成は上述の例に限定されず、摩擦材22を回転駆動することができればよい。したがって、例えば、モータ60から摩擦材22への回転駆動力の伝達経路において、1または複数の軸継手が設けられてもよい。
保持部28は、試験片1よりも他方側に設けられ、かつ押し部材24を保持している。連結部30は、駆動機構26と保持部28とを連結している。連結部30の詳細は後述する。第1支持部32は、連結部30を支持する。本実施形態では、第1支持部32は、板状の本体部32aと複数の第1ガイド部32bとを有している。本実施形態では、第1ガイド部32bは、厚み方向Yに延びるように本体部32a上に固定されたガイドレールである。連結部30の後述する第2支持部44の支持板44aは、本体部32aに対して厚み方向Yに相対的に移動できるように、複数の第1ガイド部32bによって支持されている。
本体部32aは、調整部34を介して基台200に支持されている。調整部34は、複数の調整ねじ34aと、複数の調整ナット34bとを有している。本実施形態では、各調整ねじ34aは、基台200に支持され、かつ本体部32aを貫通するように設けられている。各調整ナット34bは、本体部32aを下方から支持するように、調整ねじ34aにはめ込まれている。本実施形態では、調整ねじ34aの軸方向における調整ナット34bの位置を調整することによって、本体部32aの水平面に対する傾斜角度を調整することができる。これにより、摩擦材22を試験片1に適切に接触させることができる。
図2および図3に示すように、連結部30は、ロードセル40(図3参照)と、付勢部42(図3参照)と、第2支持部44と、受け部46と、接続部48と、第2ガイド部50とを有している。
図3に示すように、ロードセル40は、保持部28(図3参照)の他方側に設けられている。付勢部42は、ロードセル40の他方側に設けられている。
図3および図4に示すように、付勢部42は、厚み方向Yに反力を発生する複数の弾性部材42aと、厚み方向Yにおける両側から複数の弾性部材42aを挟む一対の狭持板42b,42cと、一対の狭持板42b,42cを厚み方向Yに相対的に移動可能に支持する第3ガイド部42dとを有している。
本実施形態では、一対の狭持板42b,42cはそれぞれ円板形状を有している。第3ガイド部42dは、一対の狭持板42b,42cを厚み方向Yに貫通する複数の柱状部材42eを含む。詳細な説明は省略するが、本実施形態では、例えば、狭持板42b,42cの周方向に並ぶように、4つの弾性部材42aが設けられる。なお、弾性部材42aの数は、1~3個であってもよく、5個以上であってもよい。また、図3および図4においては、弾性部材42aの一例としてコイルばねを用いる場合について説明したが、弾性部材42aはコイルばねに限定されず、種々のばねを用いることができる。また、弾性部材42aは、例えば、定荷重ばねを用いて構成してもよい。
図2および図3に示すように、第2支持部44は、保持部28の一方側において駆動機構26を支持している。図2に示すように、本実施形態では、第2支持部44は、厚み方向Yに延びる支持板44a、および支持板44aから上方に延びるように設けられた壁部44b,44c,44dを有している。壁部44b,44c,44dは、支持板44aに固定されている。
本実施形態では、厚み方向Yにおいて一方側から他方側に向かって順に壁部44b,44c,44dが設けられている。モータ60は、壁部44bに固定されている。図3に示すように、伝達軸64は、上述したように、ベアリング66を介して壁部44cに回転可能に支持されている。また、壁部44dには、厚み方向Yに貫通する貫通孔が形成されており、この貫通孔に伝達軸64が通されている。
図3および図4に示すように、受け部46は、保持部28の他方側に設けられている。受け部46は、付勢部42から他方側に向かう力を受ける。本実施形態では、受け部46は、板状部46aと、調整ねじ46bと、調整ナット46cとを有している。
板状部46aは、厚み方向Yにおいて狭持板42cと対向するように、狭持板42cの他方側に設けられている。調整ねじ46bは、板状部46aを貫通するようにかつ板状部46aに対して厚み方向Yに移動可能に設けられている。調整ナット46cは、板状部46aの他方側において調整ねじ46bに螺号されている。本実施形態では、調整ねじ46bの軸方向における調整ナット46cの位置を調整することによって、厚み方向Yにおいて、板状部46aに対する調整ねじ46bの位置を調整することができる。
図2および図3に示すように、接続部48は、受け部46および第2支持部44が厚み方向Yに一体的に移動するように、受け部46および第2支持部44を接続する。図3に示すように、本実施形態では、接続部48は、一対の板状部材48aを有している。一対の板状部材48aは、幅方向Xにおける板状部46aの両端部と、幅方向Xにおける壁部44dの両端部とを接続するように厚み方向Yに延びている。
図3および図4に示すように、第2ガイド部50は、受け部46に対して保持部28が厚み方向Yに相対的に移動できるように保持部28を支持している。本実施形態では、第2ガイド部50は、一対のガイドレール50aを有している。各ガイドレール50aは、厚み方向Yに延びるように、板状部材48aの側面に固定されている。保持部28は、一対のガイドレール50aによって、厚み方向Yに移動自在に支持されている。これにより、保持部28は、受け部46に対して厚み方向Yに相対的に移動できる。
本実施形態では、付勢部42は、厚み方向Yにおいて、保持部28と受け部46との間に設けられている。付勢部42の狭持板42bの一方側への移動は、保持部28によって規制されている。具体的には、保持部28は、ロードセル40を介して狭持板42bの一方側への移動を規制している。このような構成において、狭持板42cが調整ねじ46bによって一方側に押されると、狭持板42cが狭持板42bに近付くように一方側に移動する。これにより、複数の弾性部材42aにおいて反力が発生し、保持部28が一方側に付勢され、板状部46aが他方側に付勢される。板状部46aは、接続部48および第2支持部44を介して駆動機構26に連結されているので、板状部46aが他方側に付勢されることによって、駆動機構26も他方側に付勢される。このようにして、付勢部42は、駆動機構26および保持部28を厚み方向Yにおいて互いに近付く方向に付勢することができる。したがって、適切な弾性係数(ばね定数)の弾性部材42aを用いることによって、摩擦材22と試験片1とを適切に接触させることができ、試験片1に接線力を適切に付与することができる。
また、本実施形態では、付勢部42が駆動機構26および保持部28を厚み方向Yにおいて互いに近付く方向に付勢しているので、摩擦材22が摩耗した場合には、摩耗した分だけ摩擦材22を他方側に移動させることができる。これにより、摩擦材22が摩耗した場合でも、試験片1に接線力を適切に付与することができる。
また、本実施形態では、保持部28と付勢部42との間にロードセル40が設けられているので、ロードセル40の検出値に基づいて調整ねじ46bの位置を調整することによって、試験片1に付与される接線力を容易かつ適切に調整することができる。
なお、上述の実施形態では、保持部28と受け部46との間に付勢部42を設ける場合について説明したが、付勢部の位置は上述の例に限定されない。具体的には、付勢部は、駆動機構26と保持部28との間の力の伝達経路(試験片1を通る伝達経路を除く)のうちの任意の位置に設けることができる。なお、上述の実施形態では、付勢部42は、厚み方向Yにおいて互いに離れる方向に反力を発生するように構成されている。しかしながら、付勢部の設置位置によっては、厚み方向Yにおいて互いに近付く方向に反力を発生するように付勢部を構成して、駆動機構26および保持部28を厚み方向Yにおいて互いに近付く方向に付勢する場合もある。
本発明によれば、疲労試験中の試験片に対して接線力を付与することができる。
1 試験片
10 疲労試験装置
20 接線力付与装置
22 摩擦材
24 押し部材
26 駆動機構
28 保持部
30 連結部
32 第1支持部
34 調整部
40 ロードセル
42 付勢部
44 第2支持部
46 受け部
48 接続部
50 第2ガイド部
100 疲労試験システム

Claims (5)

  1. 引張荷重および圧縮荷重を付与可能な疲労試験装置に保持された板状の試験片に、前記試験片の厚み方向における一方側から接触する摩擦材と、
    前記試験片の前記厚み方向における他方側から前記試験片に接触する押し部材と、
    前記試験片よりも前記一方側において前記摩擦材に連結されかつ前記摩擦材を回転させる駆動機構と、
    前記試験片よりも前記他方側に設けられかつ前記押し部材を保持する保持部と、
    前記駆動機構と前記保持部とを連結する連結部と、
    前記連結部を支持する第1支持部と、を備え、
    前記厚み方向から見て、前記摩擦材の回転中心は、前記試験片の幅方向における中心から前記幅方向に離れており、
    前記連結部は、前記駆動機構および前記保持部を前記厚み方向において互いに近付く方向に付勢する付勢部を有し、
    前記第1支持部は、本体部と、前記本体部に対して前記連結部が前記厚み方向に相対的に移動できるように前記連結部を支持する第1ガイド部とを有する、接線力付与装置。
  2. 前記連結部は、
    前記保持部の前記一方側において前記駆動機構を支持し、かつ前記第1ガイド部に支持される第2支持部と、
    前記保持部の前記他方側に設けられ、かつ前記付勢部から前記他方側に向かう力を受ける受け部と、
    前記受け部および前記第2支持部が前記厚み方向に一体的に移動するように前記受け部および前記第2支持部を接続する接続部と、
    前記受け部に対して前記保持部が前記厚み方向に相対的に移動できるように前記保持部を支持する第2ガイド部と、をさらに有し、
    前記付勢部は、前記保持部と前記受け部との間に設けられかつ前記保持部および前記受け部を前記厚み方向において互いに離れる方向に付勢する、請求項1に記載の接線力付与装置。
  3. 前記付勢部は、前記厚み方向に反力を発生する1以上の弾性部材と、前記厚み方向における両側から前記1以上の弾性部材を挟む一対の狭持板と、前記一対の狭持板を前記厚み方向に相対的に移動可能に支持する第3ガイド部と、を有し、
    前記受け部は、前記接続部によって前記第2支持部に接続された板状部と、前記板状部を前記厚み方向に貫通するようにかつ前記板状部に対して前記厚み方向に移動可能に設けられた調整ねじと、を有し、
    前記一対の狭持板のうち前記一方側に位置する狭持板の前記一方側への移動は前記保持部によって規制され、
    前記一対の狭持板のうち前記他方側に位置する狭持板が前記調整ねじによって前記一方側に押されることによって、前記1以上の弾性部材において反力が発生し、前記保持部および前記板状部が前記厚み方向において互いに離れる方向に付勢される、請求項2に記載の接線力付与装置。
  4. 前記本体部の水平面に対する傾斜角度を調整する調整部をさらに備える、請求項1から3のいずれかに記載の接線力付与装置。
  5. 板状の試験片に対して引張荷重および圧縮荷重を付与可能な疲労試験装置と、請求項1から4のいずれかに記載の接線力付与装置と、を備えた疲労試験システム。
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