JP2017110832A

JP2017110832A - 冷蔵庫

Info

Publication number: JP2017110832A
Application number: JP2015243729A
Authority: JP
Inventors: 信果山本; Nobuka Yamamoto
Original assignee: Hitachi Appliances Inc
Current assignee: Hitachi Appliances Inc
Priority date: 2015-12-15
Filing date: 2015-12-15
Publication date: 2017-06-22

Abstract

【課題】周囲の状況に応じて適切に扉を開放できる冷蔵庫を提供する。【解決手段】正面に扉を備えた冷蔵庫本体と、前記冷蔵庫本体の前記正面における人の有無を検知する人感センサと、前記扉の開放手段と、タッチ操作によるタッチの有無を検知するタッチ検出スイッチと、前記人感センサの検知信号と前記タッチ検出スイッチの検知信号とにより前記扉の開放手段の駆動を制御する制御部と、を備え、前記制御部による前記扉の開放動作を、前記タッチ検出スイッチがタッチを検知しかつ前記人感センサが人を検知した場合と、前記タッチ検出スイッチがタッチを検知しかつ前記人感センサが人を検知しなかった場合とで、異ならせた。【選択図】図４

Description

本発明は、冷蔵庫に関する。

近年、冷蔵庫の大容量化に伴い、扉も大型化しており、扉を開閉する際の使用者への負担が増している。これに対し、使用者への負担軽減や操作性の向上を目的として、モータなどを用いて開扉動作を行う電動扉を採用した冷蔵庫が現れてきている。

このような電動扉の制御方法として、タッチセンサを用いた（例えば、特許文献１）技術がある。

特開２０１５−１０８４７８号公報

しかしながら、上記特許文献１に記載の電動扉の制御の場合、扉の開方向に人や障害物があってもなくても、タッチ操作があれば扉が開いてしまう。本発明の目的は、周囲の状況に応じて適切に扉を開放できる冷蔵庫を提供することにある。

上記課題を解決するために、本発明は、正面に扉を備えた冷蔵庫本体と、前記冷蔵庫本体の前記正面における人の有無を検知する人感センサと、前記扉の開放手段と、タッチ操作によるタッチの有無を検知するタッチ検出スイッチと、前記人感センサの検知信号と前記タッチ検出スイッチの検知信号とにより前記扉の開放手段の駆動を制御する制御部と、を備え、前記制御部による前記扉の開放動作を、前記タッチ検出スイッチがタッチを検知しかつ前記人感センサが人を検知した場合と、前記タッチ検出スイッチがタッチを検知しかつ前記人感センサが人を検知しなかった場合とで、異ならせたことを特徴とする。

本発明によれば、周囲の状況に応じて適切に扉を開放できる冷蔵庫を提供することが可能となる。

本実施形態の冷蔵庫を示す正面図である。図１のＡ方向からみた冷蔵庫の断面図である。本実施形態の冷蔵庫を示すブロック図である。本実施形態の冷蔵庫における開扉動作開始までの動作を示すフローチャートである。本実施形態の冷蔵庫で開扉操作をした際の模擬図である。

以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。

図１は、本発明の実施形態における冷蔵庫の正面図である。図１に示すように、本実施形態の冷蔵庫１は、上から、冷蔵室２と、左右に並んだ製氷室３および上段冷凍室４と、下段冷凍室５と、野菜室６と、タッチ検知スイッチ１０と、人感センサ２０と、を有している。

冷蔵室２は、左右に分割された、観音開きの冷蔵室扉２aおよび冷蔵室扉２bを備えている。

製氷室３、上段冷凍室４、下段冷凍室５、野菜室６は引き出し式の製氷室扉３a、上段冷凍室扉４a、下段冷凍室扉５a、野菜室扉６aを備えている。

タッチ検出スイッチ１０は、冷蔵室扉２aと冷蔵室扉２bとにタッチ検出スイッチ１０aとタッチ検出スイッチ１０bとをそれぞれ備えている。各タッチ検出スイッチ１０a、１０bは、複数のタッチセンサを備えており、静電容量の変化を検出する、いわゆる静電容量検出方式を採用している。タッチ検出スイッチ１０は、使用者がタッチセンサに触れたパターンによって、単開き操作、両開き操作のいずれかの開扉条件を判定し、単開き操作ならば、冷蔵室扉２aと冷蔵室扉２bのいずれかを開放し、両開き操作ならば、冷蔵室扉２aと冷蔵室扉２bの両方を開放し、開扉条件が不成立の場合は、操作失敗と判定し、開扉動作は行わない。タッチ検出スイッチ１０は、公知の方法（上記特許文献１）で構成することができる。

図２は、図１の冷蔵庫をＡ方向からみた平面図である。図２に示すように、開扉装置３０（扉の開放手段）は、突き出し部材３１aと突き出し部材３１bとを備えている。突き出し部材３１aと突き出し部材３１bは、冷蔵室扉２aと冷蔵室扉２bとにそれぞれ対応し、開扉装置３０に収納された状態から、冷蔵室扉２aと冷蔵室扉２bの上端部を押して、冷蔵室扉２aと冷蔵室扉２bとを押し開く。開扉装置３０は、公知の方法（特開２０１４−２１４８９３号公報）で構成することができる。

図３は、冷蔵庫を示すブロック図である。図３に示すように、制御装置４０（制御部）は、冷蔵庫１の上面に設置され、ＣＰＵ（Central Processing Unit）、メモリ、インタフェース回路などを備え、メモリ（ＲＯＭ）に記憶された制御プログラムにしたがって冷凍サイクルおよび送風系の制御を実行する。

また、制御装置４０は、人感センサ２０、タッチ検出スイッチ１０、ドアセンサ、温度センサと電気的に接続されている。制御装置４０には、人感センサ２０によって人が検知されたときの検知信号、タッチ検出スイッチ１０が操作されたことを示す操作信号、ドアセンサによって冷蔵室、冷凍室、野菜室のいずれかが開扉されたことを示す開扉信号、温度センサによって冷凍室、冷蔵室、野菜室の温度状況を示す温度信号が、それぞれ送られる。

また、制御装置４０は、人感センサ２０によって人が検知されたときの検知信号、タッチ検出スイッチ１０が操作されたことを示す操作信号を基にブザー６０を制御する機能を有する。

人感センサ２０は、例えば赤外線反射型のものである。なお、人感センサ２０としては、赤外線反射型に限定されるものではなく、焦電センサを用いるものであってもよい。人感センサ２０本体は、赤外線を照射する発光部と、反射した赤外線を受光する受光部と、制御装置４０と接続されるコネクタ部と、を有している。また、人感センサ２０は、冷蔵室扉２aの下方であって幅方向中心よりも左側に設けられた冷蔵室扉２a用の人感センサ２０aと、冷蔵室扉２ｂの下方であって幅方向中心よりも右側に設けられた冷蔵室扉２ｂ用の人感センサ２０ｂと、で構成されている。このように、人感センサ２０aと人感センサ２０ｂとを冷蔵庫の左右の端部にそれぞれ配置することにより、冷蔵庫の左側に人がいる場合と冷蔵庫の右側に人がいる場合とを、精度よく検出することが可能となっている。

図４は、本実施形態の冷蔵庫における開扉動作開始までの動作を示すフローチャートである。図４に示すように、ステップＳ１０においてタッチ検出スイッチ１０は、タッチ操作があるかをセンシングする。ステップＳ１１において、静電容量の変化がタッチセンサにより検出されない場合（Ｓ１１、Ｎｏ）、再度、ステップＳ１０に戻りタッチセンシングを行う。使用者がタッチセンサに触れてタッチセンサの検出がＯＮとなった場合（Ｓ１１、Ｙｅｓ）、ステップＳ１２において、人感センサ２０をＯＮする。ステップＳ１３において開扉条件が不成立の場合（Ｓ１３、Ｎｏ）、例えばタッチセンサで検出した静電容量の変化が所定の閾値より低い場合や、各タッチセンサの静電容量の変化パターンが所定の条件に合致しない場合は、扉開要求があったとは判定されず、ステップＳ１４において、ブザーを鳴らし、使用者に開扉操作が失敗したことを報知する。開扉要求を検知した場合（Ｓ１３、Ｙｅｓ）、ステップＳ１５において冷蔵室扉２の開方向に人がいるかを判断する。冷蔵室扉２の開方向に人がいない場合（Ｓ１５、Ｎｏ）、ステップＳ１８において、通常時の開扉速度で開扉動作を行う。冷蔵室扉２の開方向に人がいる場合（Ｓ１５、Ｙｅｓ）、ステップ１６において、ブザーを出力し、使用者に対して、扉が開くことを報知し、ステップＳ１７において、通常時より低速で開扉動作を行う。低速開扉動作（Ｓ１７）、通常開扉動作（Ｓ１８）ともに、動作が終了したならば、ステップＳ１９において、人感センサ２０をＯＦＦにし、ステップＳ１０のタッチセンシング動作に戻る。

また、本実施形態では、人感センサ２０とタッチ検出スイッチ１０が、冷蔵室扉２ａ及び冷蔵室扉２ｂにそれぞれ設けられているため、以下のような詳細な制御も可能である。例えば、冷蔵室扉２aに備えられているタッチ検出スイッチ１０aで扉の単開き操作が行われた場合は、冷蔵室扉２aに備えられた人感センサ２０aをＯＮし、冷蔵室扉２aの開扉制御を行う。冷蔵室扉２bに備えられているタッチ検出スイッチ１０bで扉の単開き操作が行われた場合は、冷蔵室扉２bに備えられた人感センサ２０bをＯＮし、冷蔵室扉２bの開扉制御を行う。

冷蔵室扉２a、冷蔵室扉２bのいずれかのタッチ検出スイッチ２a、タッチ検出スイッチ２bにおいて、扉の両開き操作が行われた場合は、冷蔵室扉２a、冷蔵室扉２bに設けられた人感センサ２０a、人感センサ２０bの両方をＯＮし、それぞれのドアの開方向に人がいるかを判定し、各扉の開扉動作の制御を行う。

図５は、本実施形態の冷蔵庫で開扉操作をした際の模擬図である。図５に示すように、冷蔵室扉２aに備えられているタッチ検出スイッチ１０aによって、単開きの開扉操作が行われると、冷蔵室扉２aの人感センサ２０aがＯＮし、冷蔵室扉２aの開方向に人や障害物がいるかを検知し、人や障害物を検知したならば、冷蔵室扉２aの開扉速度を通常時より下げる制御を行う。

また、本実施形態の制御装置４０は、タッチ操作があったことをタッチセンサにより検出したにもかかわらず、所定の条件を満たさず扉開要求の検知が行われなかった場合、使用者に対してブザー等で報知されるので、使用者は開扉の操作が失敗したことに気づき、操作をやり直すまでの無駄な時間が削減できる。

さらに、人感センサ２０の赤外線の照射範囲については、所定の照射角（例えば、１００°）、所定の距離（例えば、１メートル）までを検知範囲としている。人感センサ２０の設置角度は冷蔵庫１の正面方向に限らず、対象とする冷蔵庫の開扉角度や、使用する人感センサ２０の仕様によって、適宜調節し、冷蔵室扉２a、冷蔵室扉２bから検出範囲外の所定の角度および所定の距離の範囲内にいる人や障害物がドアと衝突しないように、開扉動作の制御を行う。

人感センサ２０がＯＦＦの場合、扉の開方向に人や障害物がいないと判断し、通常の開扉動作を行う。人感センサ２０がＯＮの場合、扉の開方向に人や障害物がいると判断し、開扉装置３０のモータの回転速度を通常時より下げることによって、開扉動作速度の制御を行う。

また、人感センサ２０がＯＮの場合に、開扉動作が行われる際は、ブザーの音量や鳴動時間を制御することによって、開扉操作を行った使用者および扉の開方向にいる人に対して、扉が開くことを報知する。

ここで、本実施形態では、人感センサ２０とタッチ検出スイッチ１０を左右の冷蔵室扉にそれぞれ設けた場合について説明したが、タッチ検出スイッチ１０と人感センサ２０がそれぞれ一つずつの場合であっても良い。また、観音開きの冷蔵室扉に限らず、引き出し式の扉に適用しても良い。さらに、本実施形態では、人感センサ２０が人を検知した場合には、人感センサ２０が人を検知しなかった場合と比べて、遅い速度で扉の開放動作を行っているが、開扉角度を小さくするなど、人を検知しなかった場合と異なる他の開放動作を行っても良い。特に、人感センサ２０として、人までの距離を測定できるものを利用すれば、人までの距離が近い場合には、遠い場合と比べて開扉角度を小さくする制御も可能である。

なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。

１冷蔵庫
２冷蔵室
２a 冷蔵室扉
２b 冷蔵室扉
１０タッチ検出スイッチ
２０人感センサ
３０開扉装置
３１a 突き出し部材
３１b 突き出し部材
４０制御装置

Claims

正面に扉を備えた冷蔵庫本体と、前記冷蔵庫本体の前記正面における人の有無を検知する人感センサと、前記扉の開放手段と、タッチ操作による扉開要求の有無を検知するタッチ検出スイッチと、前記人感センサの検知信号と前記タッチ検出スイッチの検知信号とにより前記扉の開放手段の駆動を制御する制御部と、を備え、
前記制御部による前記扉の開放動作を、前記タッチ検出スイッチが扉開要求を検知しかつ前記人感センサが人を検知した場合と、前記タッチ検出スイッチが扉開要求を検知しかつ前記人感センサが人を検知しなかった場合とで、異ならせたことを特徴とする冷蔵庫。
請求項１において、前記扉は一方側扉と他方側扉とを有し、前記人感センサは前記一方側扉用人感センサと前記他方側扉用人感センサとを有し、
前記制御部は、前記タッチ検出スイッチが扉開要求を検知しかつ前記一方側扉用人感センサが人を検知した場合、前記タッチ検出スイッチが扉開要求を検知しかつ前記一方側扉用人感センサが人を検知しなかった場合と比べて、遅い速度で前記扉の開放動作を行うことを特徴とする冷蔵庫。
請求項１において、前記扉は一方側扉と他方側扉とを有し、前記人感センサは前記一方側扉用人感センサと前記他方側扉用人感センサとを有し、
前記制御部は、前記タッチ検出スイッチが扉開要求を検知しかつ前記一方側扉用人感センサが人を検知した場合、使用者に対して報知を行うことを特徴とする冷蔵庫。
正面に扉を備えた冷蔵庫本体と、前記扉の開放手段と、タッチ操作による扉開要求の有無を検知するタッチ検出スイッチと、前記タッチ検出スイッチの検知信号により前記扉の開放手段の駆動を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記タッチ操作があったにもかかわらず、前記扉開要求の検知が行われなかった場合、使用者に対して報知することを特徴とする冷蔵庫。