JP2017110713A - クラッチ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】すべり時発生トルクを軽減することができるクラッチ装置を提供する。【解決手段】駆動源(E)の回転部材(50)に対して摩擦締結することで駆動源(E)からの駆動力を伝達するクラッチ装置(1)において、回転部材(50)に当接する摩擦締結部(11)を具備し出力軸(60)にスプライン係合するクラッチディスク(10)と、クラッチディスク(10)を回転部材(50)に押圧する押圧部材(21)を具備するクラッチカバー(20)とを有し、クラッチディスク(10)は、摩擦締結部(11)が径方向に移動可能に構成されることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、エンジンなどの駆動源からの駆動力を変速機に伝達するためのクラッチ装置に関する。
一般に、手動変速機(マニュアルトランスミッション)を搭載した車両では、駆動源(エンジン)と変速機との間に乾式の摩擦クラッチが設けられている。乾式の摩擦クラッチは、一般的にクラッチカバーとクラッチディスクとによって構成されている。そして、クラッチカバーは、入力シャフトの軸方向に沿って移動可能なプレッシャープレートと、このプレッシャープレートに軸方向に沿って荷重を加えるダイヤフラムスプリングとを含んでおり、フライホイールに固定されている。
フライホイールとプレッシャープレートとの間には、クラッチディスクが配置されている。クラッチディスクは、変速機に連結された入力シャフトの外周に設けられたスプラインに係合しており、シャフトの軸方向に沿って移動可動である。クラッチディスクの外周側には、摩擦材を配設したフェーシング部が配設される。
ダイヤフラムスプリングにてプレッシャープレートを押し付け、クラッチディスクでトルク伝達を行うクラッチを使用する構造の変速機において、使用条件に対するクラッチ必要容量を満足させる仕様のクラッチを設定すると、半クラッチ状態におけるすべり時に、トルク発生値が高くなる。そして、トルク発生値が高いと、各部品の強度を確保する必要があり、結果的にクラッチに連結される変速機のサイズが大きく・重くなるという問題があった。このため、変速機を小型化するために、すべり時発生トルクを軽減する必要があった。
特開2015−308121号公報
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、すべり時発生トルクを軽減することができるクラッチ装置を提供することにある。
上記課題を解決するため本発明にかかる、駆動源(E)の回転部材(50)に対して摩擦締結することで駆動源(E)からの駆動力を伝達するクラッチ装置(1)は、回転部材(50)に当接する摩擦締結部(11)を具備し出力軸(60)にスプライン係合するクラッチディスク(10)と、クラッチディスク(10)を回転部材(50)に押圧する押圧部材(21)を具備するクラッチカバー(20)とを有し、クラッチディスク(10)が、摩擦締結部(11)が径方向に移動可能に構成されることを特徴とする。
このように、クラッチディスク(10)の摩擦締結部(11)が径方向に移動可能に構成されることで、摩擦締結部(11)を内径方向に移動させれば、摩擦締結部(11)の有効径を小さくすることができる。このため、すべり時発生トルクを低減することができ、クラッチ装置(1)に連結される変速機の大型化を抑制することができる。
また、上記クラッチ装置(1)において、クラッチディスク(10)は、出力軸(60)の回転数が高くなると、摩擦締結部(11)の有効径が小さくなり、出力軸(60)の回転数が低くなると、摩擦締結部(11)の有効径が大きくなるように構成されることを特徴としてもよい。
このように、出力軸(60)の回転数が高くなるにしたがって摩擦締結部(11)の有効径が小さくなるように構成すると、出力軸(60)が高速回転する場合には、摩擦締結部(11)の有効径が小さくなることで、クラッチ伝達容量も小さくなる。一方、車両の発進操作時のように、出力軸(60)が低速回転する場合には、摩擦締結部(11)の有効径が大きくなり、クラッチ伝達容量が大きくなるため、必要なクラッチ伝達容量を確保することができる。
また、上記クラッチ装置(1)において、クラッチディスク(10)は、摩擦締結部(11)を径方向に移動可能に支持するディスク本体(12)と、摩擦締結部(11)と質量体(13)を両端部に連結しディスク本体(12)の面上で支持軸(14a)を中心に揺動可能に支持される連結部材(14)と、連結部材(14)の支持軸(14a)に巻き掛けられ質量体(13)を所定方向に付勢する弾性部材(15)と、を有し、出力軸(60)の回転数が高くなると、質量体(13)が遠心力により外径方向に移動し、連結部材(14)が揺動して摩擦締結部(11)を内径方向に移動させ、出力軸(60)の回転数が低くなると、弾性部材(15)の弾性力により、連結部材(14)が揺動して摩擦締結部(11)を外径方向に移動させることを特徴としてもよい。
このように、摩擦締結部(11)と質量体(13)とを両端部に連結する連結部材(14)を、ディスク本体(12)に対して揺動可能に支持すると、出力軸(60)の回転数が高くなると、遠心力により質量体(13)が外径方向に移動する。連結部材(14)の一方端部の質量体(13)が外径方向に移動すると、連結部材(14)の他方端部の摩擦締結部(11)は内径側に移動させられることになる。こうして、出力軸(60)が高速回転をすると、摩擦締結部(11)が内径方向に移動する。一方、出力軸(60)の回転数が低くなると、質量体(13)の遠心力が弱まり、弾性部材(15)の弾性力が相対的に強くなる。すると、連結部材(14)の他方端部の摩擦締結部(11)は元の位置に戻ろうと外径側に移動させられることになる。こうして、出力軸(60)が低速回転をすると、摩擦締結部(11)が外径方向に復帰する。このような構成とすると、摩擦締結部(11)が出力軸(60)の回転数に応じて自然に移動するため、摩擦締結部(11)の有効径を変化させるために特別な制御部材を付帯する必要がない。
なお、上記の括弧内の符号は、後述する実施形態の対応する構成要素の符号を本発明の一例として示したものである。
本発明にかかるクラッチ装置によれば、すべり時発生トルクを軽減することができる。
クラッチ装置の全体構成を示す概略図である。 クラッチ装置の低回転時の斜視図である。 クラッチ装置の低回転時の正面図である。 クラッチ装置の高回転時の正面図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。まず、クラッチ装置1の全体構造を説明する。図1は、クラッチ装置1の全体構成を示す概略図である。本実施形態のクラッチ装置1は、エンジン等の駆動源E側に配設されたフライホイール50(回転部材)に対して摩擦締結するものである。クラッチ装置1は、駆動源Eのフライホイール50に隣接して配置されたクラッチディスク10と、クラッチディスク10の周囲を覆うように配置されたクラッチカバー20とを有する。次に各部材を詳述する。
クラッチディスク10は、その回転中心にある出力軸60に対してスプライン係合される。このため、クラッチディスク10は、出力軸60に対して軸方向に摺動可能且つ相対回転不能に構成される。この構成により、クラッチディスク10は、フライホイール50から伝達された駆動力を出力軸60に伝達する。
図1に示すように、クラッチディスク10は、摩擦材を両面に固着配設したフェーシングと呼ばれる摩擦締結部11と、摩擦締結部11を径方向に移動可能に支持するディスク本体12とを有し、ディスク本体12の変速機(不図示)側の面上に、質量体13と、摩擦締結部11及び質量体13を連結する連結部材14を有する。
また、クラッチカバー20は、クラッチディスク10をフライホイール50に押圧するためのプレッシャープレート21(押圧部材)を具備する。プレッシャープレート21は、環状突起21aを有しており、この環状突起21aに圧接するようにダイヤフラムスプリング22がクラッチカバー20に取り付けられている。即ち、定常状態では、ダイヤフラムスプリング22はその外周側近傍がプレッシャープレート21の環状突起21aを押圧するように付勢されている。
ダイヤフラムスプリング22よりも内径側には、不図示のクラッチハウジングと一体的に形成され出力軸60の周囲に固定配設されたレリーズガイド31と、レリーズガイド31に対して摺動可能に取り付けられたレリーズベアリング32とが配置される。レリーズベアリング32は、レリーズベアリング32を軸方向に移動させるレリーズフォーク33の操作によって軸方向に移動する。レリーズフォーク33は、最終的には、クラッチペダルCPと繋がっている。クラッチペダルCPによるレリーズフォーク33の操作は、油圧式や機械式等の操作方法があるが、いずれの方法であってもよい。
この構成により、クラッチペダルCPの踏込み動作に連動してレリーズフォーク33が回動し、レリーズベアリング32を図1の右方向に移動させると、ダイヤフラムスプリング22の内径側端部も右方向に移動することになる。すると、ダイヤフラムスプリング22の環状突起21aに対する付勢力が解除されることとなり、プレッシャープレート21が左方向に移動する。
この結果、プレッシャープレート21の摩擦締結部11に対する付勢力が解除され、クラッチが開放した状態となる。すると、駆動源Eのフライホイール50から摩擦締結部11を介した出力軸60への駆動伝達が遮断されることになる。
なお、本実施形態では、レリーズベアリング32がプレッシャープレート21の端部を押すことによりクラッチの開放が行われるプッシュ式のクラッチを例示しているが、これに限るものではない。すなわち、レリーズベアリング32がプレッシャープレート21の端部を引くことによりクラッチの開放が行われるプル式のクラッチとしてもよい。
次に、本実施形態の特徴的な構成であるクラッチディスク10の詳細構造を説明する。図2は、クラッチ装置1の低回転時の斜視図である。図3は、クラッチ装置1の低回転時の正面図である。なお、図1におけるクラッチディスク10の断面は、図3におけるA−A断面である。
図2及び図3に示すように、クラッチディスク10は、摩擦締結部11と、ディスク本体12と、錘である質量体13と、摩擦締結部11と質量体13を両端部に連結する連結部材14と、連結部材14を所定方向に付勢するコイルバネからなる弾性部材15と、を有する。図2及び図3において、各部材の裏面は表面と同様の構成であるので、表面側のみを示して説明する。次に各部材について詳述する。
摩擦締結部11は、プレッシャープレート21とフライホイール50とに挟まれる位置に摩擦材を表裏面に配設したものである。摩擦締結部11は、それぞれ同一構成の6部材から構成され、ディスク本体12に対して径方向に摺動可能に連結される。そして、3部材がディスク本体12の表面側に周方向に120度ごとにずらして均等に配設され、残りの3部材がディスク本体12の裏面側に周方向に120度ごとにずらして均等に配設される。複数の摩擦締結部11は同一構成であるため、1つの摩擦締結部11に対してのみ符号を付して説明する。なお、本実施形態では摩擦締結部11の数を6つとしたが、部材点数は6つでなくともよい。
摩擦締結部11は、ディスク本体12に対して径方向に摺動可能に取り付くように、摺動板16の外周側端部に固定されている。摺動板16は、径方向と平行に第一ガイド16a及び第二ガイド16bの、2つの摺動孔が形成されている。
第一ガイド16a側には表面から裏面まで貫通して部材を保持するリベットが複数配設され、外径側の第一リベット17aと、内径側の支持軸14aとから構成される。また、第二ガイド16b側には、外径側の第二リベット17bと、内径側の第三リベット17cとが配設される。なお、第三リベット17cは支持軸14aの裏面側を支持する軸である。
また、摺動板16には、連結部材14において質量体13が配設されている端部と反対側の端部に配設される移動軸14bを貫通させるための貫通孔16cが配設される。移動軸14bは、支持軸14aを中心として同半径となるようにディスク本体12に形成された回動ガイド12aにガイドされつつ移動する。
連結部材14は、一方端部に質量体13を付帯し、他方端部に移動軸14bを付帯する。移動軸14bは、回動ガイド12aにガイドされて、支持軸14aを中心として回動する。移動軸14bは摺動板16を介して摩擦締結部11に連結されているので、連結部材14が支持軸14aを中心に揺動することで、摩擦締結部11を、摺動板16の第一ガイド16a、第二ガイド16bに沿って、径方向に移動させることができる。このように、連結部材14には、一方端部に質量体13が配設され、他方端部に摺動板16を介して摩擦締結部11が配設される。このため、連結部材14が支持軸14aを中心として揺動すると、質量体13と摩擦締結部11とが連動する。
弾性部材15は、コイルバネで構成され、ディスク本体12の表側において、支持軸14aに巻き掛けられる。そして、両端部を移動軸14bと第一リベット17aとの間に固定する。このため、支持軸14aを中心に、移動軸14bが第一リベット17aに対して近づく方向に付勢されることになる。移動軸14bが第一リベット17aに対して近づくと、連結部材14の移動軸14bの反対側端部には質量体13があるので、質量体13が第一リベット17aから遠ざかる方向に付勢されることになる。そして、質量体13は第一リベット17aよりも内径側にあるので、弾性部材15があることにより、質量体13は、支持軸14aを中心に、内径側に移動するように常に付勢されている。
以上の構成により、クラッチディスク10の動作時において、摩擦締結部11の有効径が変化することを図3及び図4を用いて説明する。図3は、前述のように、クラッチ装置1の低回転時の正面図である。図4は、クラッチ装置1の高回転時の正面図である。
出力軸60の回転数が低いときには、図3に示すように、摩擦締結部11が外径方向に移動した状態となる。図3では、支持軸14aが第一ガイド16aの図中下端部に当接し、第三リベット17cが第二ガイド16bの図中下端部に当接した状態である。この場合、摩擦締結部11の有効径は最大有効径Rbとなる。
出力軸60の低回転時の具体的な動作を説明する。まず、弾性部材15の弾性力により、連結部材14が、支持軸14aを中心に図中時計回りに付勢され、連結部材14の移動軸14bが外径方向に移動する。すると、移動軸14bと当接している摺動板16の貫通孔16cも外径方向に移動する。このとき、貫通孔16cが形成される摺動板16の外周端部に固定されている摩擦締結部11が、外径方向に移動する。
出力軸60の回転数が高いときには、図4に示すように、摩擦締結部11が内径方向に移動した状態となる。図4では、移動軸14bが第一ガイド16aの図中上端部に当接し、第二リベット17bが第二ガイド16bの図中上端部に当接した状態である。この場合、摩擦締結部11の有効径は最小有効径Rsとなる。
出力軸60の高回転時の具体的な動作を説明する。まず、質量体13に作用する遠心力により、弾性部材15の弾性力に抗して、連結部材14が、支持軸14aを中心に矢印で示す図中反時計回りに揺動する。すると、連結部材14の移動軸14bが内径方向に移動し、移動軸14bと当接している摺動板16の貫通孔16cも内径方向に移動する。このとき、貫通孔16cが形成される摺動板16の外周端部に固定されている摩擦締結部11が、内径方向に移動する。
以上のように、本実施形態のクラッチ装置1では、クラッチディスク10の摩擦締結部11が径方向に移動可能に構成されることで、摩擦締結部11を内径方向に移動させれば、摩擦締結部11の有効径を小さくすることができる。このため、すべり時発生トルクを低減することができ、クラッチ装置1に連結される変速機の大型化を抑制することができる。
また、上記クラッチ装置1において、出力軸60の回転数が高くなるにしたがって摩擦締結部11の有効径が小さくなるように構成すると、出力軸60が高速回転する場合には、摩擦締結部11の有効径が小さくなることで、クラッチ伝達容量も小さくなる。一方、車両の発進操作時のように、出力軸60が低速回転する場合には、摩擦締結部11の有効径が大きくなり、クラッチ伝達容量が大きくなるため、必要なクラッチ伝達容量を確保することができる。
また、上記クラッチ装置1において、摩擦締結部11と質量体13とを両端部に連結する連結部材14をディスク本体12に対して揺動可能に支持する。これにより、出力軸60の回転数が高くなると、遠心力により質量体13が外径方向に移動する。連結部材14の一方端部の質量体13が外径方向に移動すると、連結部材14の他方端部の摩擦締結部11は内径側に移動させられることになる。こうして、出力軸60が高速回転をすると、摩擦締結部11が内径方向に移動する。
一方、出力軸60の回転数が低くなると、質量体13の遠心力が弱まり、弾性部材15の弾性力が相対的に強くなる。すると、連結部材14の他方端部の摩擦締結部11は元の位置に戻ろうと外径側に移動させられることになる。こうして、出力軸60が低速回転をすると、摩擦締結部11が外径方向に復帰する。
このような構成とすると、摩擦締結部11が出力軸60の回転数に応じて自然に移動するため、摩擦締結部11の有効径を変化させるために特別な制御部材を付帯する必要がない。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。
1…クラッチ装置
10…クラッチディスク
11…摩擦締結部
12…ディスク本体
12a…回動ガイド
13…質量体
14…連結部材
14a…支持軸
14b…移動軸
15…弾性部材
16…摺動板
16a…第一ガイド
16b…第二ガイド
16c…貫通孔
17a…第一リベット
17b…第二リベット
17c…第三リベット
20…クラッチカバー
21…プレッシャープレート
22…ダイヤフラムスプリング
31…レリーズガイド
32…レリーズベアリング
33…レリーズフォーク
50…フライホイール
60…出力軸
CP…クラッチペダル
E…駆動源

Claims (3)

  1. 駆動源の回転部材に対して摩擦締結することで前記駆動源からの駆動力を伝達するクラッチ装置において、
    前記回転部材に当接する摩擦締結部を具備し出力軸にスプライン係合するクラッチディスクと、
    前記クラッチディスクを前記回転部材に押圧する押圧部材を具備するクラッチカバーとを有し、
    前記クラッチディスクは、前記摩擦締結部が径方向に移動可能に構成される
    ことを特徴とするクラッチ装置。
  2. 前記クラッチディスクは、前記出力軸の回転数が高くなると、前記摩擦締結部の有効径が小さくなり、前記出力軸の回転数が低くなると、前記摩擦締結部の有効径が大きくなるように構成される
    ことを特徴とする請求項1に記載のクラッチ装置。
  3. 前記クラッチディスクは、
    前記摩擦締結部を径方向に移動可能に支持するディスク本体と、
    前記摩擦締結部と質量体を両端部に連結し前記ディスク本体の面上で支持軸を中心に揺動可能に支持される連結部材と、
    前記連結部材の前記支持軸に巻き掛けられ前記質量体を所定方向に付勢する弾性部材と、
    を有し、
    前記出力軸の回転数が高くなると、前記質量体が遠心力により外径方向に移動し、前記連結部材が揺動して前記摩擦締結部を内径方向に移動させ、
    前記出力軸の回転数が低くなると、前記弾性部材の弾性力により、前記連結部材が揺動して前記摩擦締結部を外径方向に移動させる
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のクラッチ装置。
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