JP2017110618A - 多気筒エンジンの冷却構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】シリンダブロックにおける吸気側部分と排気側部分との適正冷却を簡単な構成で達成すること。
【解決手段】気筒列方向におけるシリンダブロックの一端部に形成されウォータジャケットに冷却液を導入する導入部と、気筒列方向におけるシリンダブロックの導入部とは反対側の端部に設けられシリンダヘッドのヘッド側ウォータジャケットにウォータジャケット内の冷却液を導出する導出部と、複数の気筒を囲むようにシリンダブロックに形成されたウォータジャケットと、ウォータジャケットに複数の気筒のシリンダボア壁を囲むように収容され、シリンダボア壁と間隔をあけて対向する周壁を有し、周壁とシリンダボア壁との間に排気側通路および吸気側通路が形成されるスペーサ部材とを備え、スペーサ部材は、ウォータジャケットに導入された冷却液を排気側通路と吸気側通路とに分配する手段を有する。
【選択図】図6

Description

本発明は、多気筒エンジンの冷却構造に関する。
従来、この種のエンジンの冷却構造として、シリンダブロックに複数の気筒を囲むようにウォータジャケットを形成し、このウォータジャケットにウォータポンプから圧送された冷却液を導入してエンジンを冷却する構造が知られている。
また、冷却性能の向上等を目的として、特許文献1に開示されるように、上記ウォータジャケット内にウォータジャケットの内部空間を区画するスペーサ部材を設けることが提案されている。具体的には、特許文献1には、ウォータジャケットと、ウォータポンプから圧送された冷却液をウォータジャケットに導入するための導入部と、ウォータジャケット内の冷却液を排出するための排出部とがシリンダブロックに設けられるとともに、下部側の熱伝達率を上部側の熱伝達率よりも小さく設定したスペーサ部材をウォータジャケット内に配置することが開示されている。この構成によれば、シリンダボア壁のうち、燃焼室に近いために下部壁よりも壁温が高くなり易い上部壁に対する冷却効率を高めることができ、これにより、シリンダボア壁の軸方向に温度差が生じるのを抑制して、シリンダボア壁の不均一な変形を抑制することが可能となる。
特許第3596438号公報
しかしながら、特許文献1には、シリンダブロックにおける吸気側部分と排気側部分(排気ガスから受ける熱により吸気側部分よりも高温になり易い)との間に温度差が生じるのを抑制するための工夫については何ら開示されていない。このため、シリンダブロックにおける吸気側部分と排気側部分との間の温度差によって、シリンダボア壁が不均一に変形し、ピストンの摺動抵抗が大きくなって燃費が低下する虞がある。
本発明は、上記の事情に鑑みて成されたものであり、シリンダブロックにおける吸気側部分と排気側部分との適正な冷却を簡単な構成で達成することができる多気筒エンジンの冷却構造を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、複数の気筒が直列に並ぶ多気筒エンジンの冷却構造であって、前記複数の気筒を囲むようにシリンダブロックに形成されたブロック側ウォータジャケットと、気筒列方向における前記シリンダブロックの一端部に形成され、前記ブロック側ウォータジャケットに冷却液を導入する導入部と、気筒列方向における前記シリンダブロックの他端部に設けられ、前記シリンダブロックに連結されたシリンダヘッドに形成されたヘッド側ウォータジャケットに前記ブロック側ウォータジャケット内の冷却液を導出する導出部と、前記ブロック側ウォータジャケットに前記複数の気筒のシリンダボア壁を囲むように収容される部材であって、前記シリンダボア壁と間隔をあけて対向する周壁を有し、当該周壁と前記シリンダボア壁との間に、前記複数の気筒に対して排気側に位置して前記導入部と前記導出部との間で冷却液を流通させる排気側通路および前記複数の気筒に対して吸気側に位置して前記導入部と前記導出部との間で冷却液を流通させる吸気側通路が形成されるスペーサ部材とを備え、前記スペーサ部材は、前記導入部から前記ブロック側ウォータジャケットに導入された冷却液を前記排気側通路と前記吸気側通路とに分配する分配調整手段を有することを特徴とする、多気筒エンジンの冷却構造を提供する。
本発明によれば、スペーサ部材が有する分配調整手段により、冷却液が排気側通路と吸気側通路とに分配されるため、シリンダブロックにおける排気側部分と吸気側部分の適正な冷却を簡単な構成で達成することができる。これにより、シリンダブロックにおける吸気側部分と排気側部分との間に温度差などが生じるのを抑制し、その結果、シリンダボア壁が不均一に変形してピストンの摺動抵抗が大きくなるのを抑制し、燃費を向上させることができる。しかも、本発明のようにスペーサ部材の周壁とシリンダボア壁との間の領域に冷却液を流す場合には、シリンダボア壁の熱を効果的に放熱させることができるため、シリンダボア壁の不均一な変形をより効果的に抑制することができる。
本発明においては、前記分配調整手段は、前記周壁のうち、気筒列方向における前記導入部と同じ側の端部に、前記排気側通路と連通する排気側開口部および前記吸気側通路と連通する吸気側開口部を有し、前記排気側開口部の開口面積は、前記吸気側開口部の開口面積よりも大きく設定されることにより、冷却液が前記吸気側通路よりも前記排気側通路で多く流れるように設定されていることが好ましい。
この構成によれば、周壁に形成される排気側開口部の開口面積は、周壁に形成される吸気側開口部の開口面積よりも大きいため、排気側通路に流入する冷却液の流量が、吸気側通路に流入する冷却液の流量よりも多くなり、その結果、シリンダブロックの排気側部分に対する冷却効率が、シリンダブロックの吸気側部分に対する冷却効率よりも高くなる。これにより、シリンダブロックにおける吸気側部分と排気側部分との間に温度差が生じるのをより効果的に抑制することができる。
本発明においては、前記分配調整手段は、前記スペーサ部材のうち、気筒列方向における前記導出部側の端部に、前記排気側通路と前記吸気側通路とを前記気筒の軸方向に仕切るとともに、前記導出部を排気側と吸気側とに仕切る仕切壁を有することが好ましい。
この構成によれば、スペーサ部材の仕切壁が排気側通路と吸気側通路とを仕切るとともに、導出部を排気側と吸気側とに仕切ることにより、排気側通路を流れる冷却液と吸気側通路を流れる冷却液とが互いに独立してヘッド側ウォータジャケットに流入する。これにより、排気側通路からヘッド側ウォータジャケットへの冷却液の流入が、吸気側通路を流れる冷却液によって阻害されるのを防止するとともに、吸気側通路からヘッド側ウォータジャケットへの冷却液の流入が、排気側通路を流れる冷却液によって阻害されるのを防止することができる。その結果、排気側通路および吸気側通路において冷却液のスムーズな流れを形成し、各通路に対する冷却液の分配量を適切に調整することができる。
本発明においては、前記周壁は、前記シリンダボア壁の上部を囲み、前記スペーサ部材は、前記周壁の下側に、前記ブロック側ウォータジャケットの外周壁と間隔をあけて対向する下部壁を有し、当該下部壁と前記外周壁との間に、前記複数の気筒に対して排気側に位置して前記導入部と連通する下部排気側通路および前記複数の気筒に対して吸気側に位置して前記導入部と連通する下部吸気側通路が形成されていることが好ましい。
この構成によれば、スペーサ部材の周壁の内側に冷却液を流すとともに、当該周壁よりも下側の下部壁の外側に冷却液を流すことにより、シリンダボア壁下部よりも高温になり易いシリンダボア壁上部を、シリンダボア壁下部よりも効率よく冷却することができ、シリンダボア壁上部とシリンダボア壁下部との間に温度差が生じるのを抑制し、その結果、シリンダボア壁が不均一に変形してピストンの摺動抵抗が大きくなるのをさらに抑制し、燃費を向上させることができる。さらに、スペーサ部材の周壁の内側にのみ冷却液を流す場合と比べて、冷却液の流通面積が増えるため、冷却液をブロック側ウォータジャケットに圧送する際の圧力損失を低減することができる。
本発明においては、前記スペーサ部材は、前記下部壁の外周面から外側に突出するとともに前記導入部側から前記導出部側に延びて前記下部吸気側通路および前記下部排気側通路を規定する突条部を有し、前記突条部は、前記下部吸気側通路および前記下部排気側通路を当該突条部より上側の領域に規定することが好ましい。
この構成によれば、突条部より上側の領域に冷却液の流通領域が規定されるため、シリンダボア壁のうち、冷却の必要性が相対的に低い下側部分に対する冷却効率をさらに低下させて、シリンダボア壁の軸方向において温度差が生じるのをさらに効果的に抑制することができる。
本発明においては、前記突条部は、前記複数の気筒に対して排気側に位置する排気側突条部と、前記複数の気筒に対して吸気側に位置する吸気側突条部とを有し、前記分配調整手段は、前記吸気側突条部における前記導入部側の端部から前記気筒の軸方向下側に延びつつ前記下部壁の外周面から外側に突出する気筒軸方向突条部と、前記排気側突条部における前記導入部側の端部から気筒列方向における前記導入部側に斜め下向きに延びつつ前記下部壁の外周面から外側に突出する斜め方向突条部とを有することが好ましい。
この構成によれば、斜め方向突条部により冷却液を下部排気側通路にスムーズに案内する一方で、真下方向突条部により冷却液が下部吸気側通路に流入する抵抗を大きくすることができる。これにより、下部吸気側通路における冷却液の流量を下部排気側通路における冷却液の流量よりも少なくすることができ、その結果、シリンダブロックにおける排気側部分と吸気側部分との間に温度差が生じるのをさらに抑制することができる。
以上説明したように、本発明によれば、スペーサ部材の分配調整手段を利用した簡単な構成で、シリンダブロックにおける吸気側部分と排気側部分との適正冷却を達成することができる。
本発明の実施形態に係る多気筒エンジンの冷却構造の全体構成を示す概略図である。 シリンダブロック周辺の概略構成を示す分解斜視図である。 スペーサ部材を吸気側から見た斜視図である。 スペーサ部材を排気側から見た側面図である。 スペーサ部材を吸気側から見た側面図である。 ブロック側ウォータジャケットにスペーサ部材を配置した状態のシリンダブロックを、スペーサ部材の上部の高さで切断して示す横断面図である。 ブロック側ウォータジャケットにスペーサ部材を配置した状態のシリンダブロックを、スペーサ部材の下部の高さで切断して示す横断面図である。 図6のA−A線断面図である。 図6のB−B線断面図である。 図6のC−C線断面図である。 図6のD−D線断面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好ましい実施形態について詳述する。
(1)全体の概略構成
本実施形態に係る冷却構造が適用されるエンジン2は、図1に示されるように、4つの気筒(第1〜第4気筒♯1〜♯4)を有する直列4気筒4サイクルガソリンエンジンである。エンジン2は、車両前部のエンジンルーム内で気筒列方向が車幅方向(図1の左右方向)に向くように横置きに配置される横置き型のエンジンである。
なお、本実施形態では、上記直列エンジン2に基づいて説明するが、エンジンの種類は特に限定されるものではなく、V型エンジン、水平エンジンなどクロスフロー式のエンジンに適用可能である。また、気筒数についても複数であればよく、エンジンルーム内で気筒列方向が車両前後方向に向くように縦置きに配置される縦置き型のエンジンであってもよい。エンジンルームは、車両前部に設けられていてもよいし、車両中央部あるいは車両後部に設けられていてもよい。
図1に示されるように、エンジン2は、シリンダブロック3と、シリンダブロック3にガスケット70(図2参照)を介して締結されるシリンダヘッド4とを含んでいる。なお、図1では、ガスケットおよび後述するスペーサ部材の図示を省略している。
エンジン2においては、その吸気系および排気系が気筒列方向と直交する方向の一方側と他方側とにそれぞれ設けられている。
各図において、「IN側」は吸気側、すなわち気筒列方向と直交する方向において、エンジン2の吸気ポートが位置する側(吸気マニホールド等の吸気装置が配置される側)を意味し、「EX側」は排気側、すなわち気筒列方向と直交する方向において、エンジン2の排気ポートが位置する側(排気マニホールド等の排気装置が配置される側)を意味している。
以下の説明では、気筒軸方向を上下方向といい、シリンダブロック3から見てシリンダヘッド側を上、反シリンダヘッド側を下というとともに、この上下方向の位置を高さ位置という場合がある。また、気筒の径方向内側を単に内側、径方向外側を単に外側という場合がある。また、気筒列方向と直交する方向を気筒列直交方向という場合がある。
なお、図1では、シリンダブロック3は上方から見たもの、シリンダヘッド4は下方から見たものとして示しているため、シリンダブロック3とシリンダヘッド4とで吸気側と排気側との位置関係が逆になっている。シリンダヘッド4は、気筒ごとに、2つの吸気口と、2つの排気口と、中央部に配置された点火プラグ口または燃料噴射ノズル口とを備える。
本実施形態に係る冷却装置は、図1および図2に示されるように、ブロック側ウォータジャケット33が上方に開口した状態で設けられたシリンダブロック3と、このシリンダブロック3にガスケット70を介して締結されるとともにヘッド側ウォータジャケット60が設けられたシリンダヘッド4と、このシリンダヘッド4のヘッド側ジャケット60とブロック側ウォータジャケット33との間で冷却液が流通する管、バルブおよびラジエータを含む図外の冷却液流通部材と、シリンダブロック3に取り付けられ前記冷却液流通部材から流れ込んだ冷却液をブロック側ウォータジャケット33に圧送するウォータポンプ5とを備え、冷却液が循環することによりシリンダブロック3およびシリンダヘッド4を冷却するものとなされている。
なお、上記バルブは、シリンダヘッド4の気筒列方向一端部(図1における左側端部)に形成された導出部62に設けられており、運転条件等に応じて開閉される。このバルブが開/閉されることで、ヘッド側ジャケット60から外部への冷却液の導出ひいてはブロック側ジャケット33およびヘッド側ジャケット60内の冷却液の流通が実行/停止される。例えば、暖機運転中において早期にエンジン2の温度を高めたい場合等には、このバルブが閉じられ冷却液の流通が停止されて、冷却液によるエンジン2の冷却が禁止される。
本実施形態に係る冷却構造は、上記冷却装置のうち、シリンダブロック3における冷却構造を言い、具体的には、ブロック側ウォータジャケット33と、導入部36と、導出部37と、スペーサ部材40とを備える。
以下、上記冷却装置の各構成要素について詳細に説明する。
(2)シリンダブロック
図2,6,7に示されるように、シリンダブロック3は、気筒♯1〜♯4を規定するシリンダボア壁32と、ブロック側ウォータジャケット33と、このブロック側ウォータジャケット33に冷却液を導入する導入部36と、ブロック側ウォータジャケット33から冷却液を導出する導出部37とを備えている。
各気筒♯1〜♯4のシリンダボア壁32は、隣接するもの同士が気筒列方向に互いに結合されており、各気筒♯1〜♯4のシリンダボア壁32が気筒列方向に一体的に連続している。
図1,6,7に示されるように、ブロック側ウォータジャケット33は、冷却液が流通する経路(空間)である。図2,6,7に示されるように、ブロック側ジャケット33は、4つの気筒♯1〜♯4を囲むようにシリンダブロック3に形成されている。すなわち、ブロック側ジャケット33は、シリンダボア壁32の外周面と、シリンダボア壁32を間隔を隔てて囲むシリンダブロック外周壁34(本発明の「ブロック側ウォータジャケットの外周壁」に相当する)の内周面との間に形成されている。以下の説明では、シリンダブロック外周壁34を「ブロック外周壁34」という。
ブロック側ジャケット33は、シリンダブロック3の上面31に開口する、いわゆるオープンデッキ式のウォータジャケットである。ブロック側ジャケット33は、ピストン(図示略)が上下方向に往復動するときのピストン上面の上下方向移動範囲全体に沿って形成されている。ブロック側ジャケット33内には、ブロック側ジャケット33内を区画するスペーサ部材40が挿入されている。このスペーサ部材40の詳細については後述する。
また、図2,6,7に示されるように、シリンダブロック3は、シリンダブロック3の気筒列方向他端部(第4気筒♯4側端部)において、ブロック側ジャケット33と連通しブロック側ウォータジャケット33から外側(反気筒側、すなわち、気筒列方向において第4気筒♯4から離間する方向)に膨出する空間である膨出部35を有している。膨出部35は、シリンダブロック3の上面31に開口している。膨出部35の気筒列直交方向の幅は、ブロック側ウォータジャケット33における排気側端部と吸気側端部との気筒列直交方向の間隔よりも小さく設定されている。また、膨出部35の深さは、ブロック側ウォータジャケット33の深さと同じに設定されている。
図2、6、7に示されるように、導入部36は、シリンダブロック3の気筒列方向一端部(図2における右側端部)に形成された貫通孔(導入口)であり、案内部22を介してウォータポンプ5の吐出口と連通している。導入部36は、単一の導入口から構成されてもよいし、或いは、複数の導入口から構成されてもよいが、本実施形態では、2つの導入口、具体的には、隣接する気筒の中心を結ぶ気筒中心線よりも排気側に位置する排気側導入口36aと、上記気筒中心線よりも吸気側に位置する吸気側導入口36bとから構成されている。なお、導入部36を単一の導入口で構成する場合には、当該導入口は、上記気筒中心線よりも排気側に位置する部分と、上記気筒中心線よりも吸気側に位置する部分とを有するように形成される。
排気側導入口36aと吸気側導入口36bとは、気筒列直交方向に互いに間隔をあけてシリンダブロック3に形成されており、ブロック側ウォータジャケット33の気筒列直交方向中央部に対して互いに反対側に開口している。排気側導入口36aの開口面積と、吸気側導入口36bの開口面積とは、略同じに設定されている。
図2、6、7に示されるように、導出部37は、膨出部35の上端開口部(シリンダブロック3の上面31に開口する部分)により形成されている。つまり、導出部37は、シリンダブロック3の気筒列方向他端部(図2における左側端部)に形成されており、ブロック側ウォータジャケット33に連通するとともに、ヘッド側ウォータジャケット60にガスケット70の連通孔72a,72bとシリンダヘッド4に形成された排気側導入口61a及び吸気側導入口61bとを介して連通している。導出部37は、本実施形態では、排気側に位置する排気側導出部37aと、吸気側に位置する吸気側導出部37bとを有している。排気側導出部37aおよび吸気側導出部37bは、上記膨出部35がスペーサ部材40の仕切壁50(後述する)によって気筒列直交方向において排気側と吸気側の2つの空間に仕切られることにより形成され、その一方の空間が排気側導出部37aとされ、他方の空間が吸気側導出部37bとされている。排気側導出部37aは、ガスケット70に形成された連通孔72aと排気側導入口61aを介してヘッド側ウォータジャケット60と連通し、吸気側導出部37bは、ガスケット70に形成された連通孔72bと吸気側導入口61bを介してヘッド側ウォータジャケット60と連通している。
(3)ガスケット
図2に示されるように、ガスケット70は、シリンダブロック3とシリンダヘッド4との間に介在して、シリンダブロック3とシリンダヘッド4との間をシールする部材である。ガスケット70の材質は特に限定されるものではないが、例えば金属製であり、具体的には、複数の金属板を重ね合わせた後これら金属板の複数個所をかしめて一体化することで形成される。シリンダブロック3とシリンダヘッド4とは、このガスケット70を間に挟んだ状態で複数のヘッドボルト(図示略)により互いに締結される。なお、シリンダブロック3およびガスケット70には、これらヘッドボルトが挿通、螺合するボルト穴が形成されているが、図示は省略している。
ガスケット70は、その全体形状がシリンダブロック3の上面31に対応する形状に形成されており、ガスケット70には、4つの気筒♯1〜♯4に対応する位置に4つの円孔71が形成されている。
ガスケット70の気筒列方向一端部(図2における左側端部)には、その厚み方向に貫通して、ブロック側ジャケット33とヘッド側ジャケット60とを相互に連通させる2つの連通孔72a、72bが形成されている。連通孔72aの開口面積は、連通孔72bの開口面積よりも大きく設定されている。
(4)スペーサ部材
ブロック側ジャケット33内に収容されるスペーサ部材40の詳細構造について、図2〜11を参照しつつ説明する。
図2、6、7に示されるように、スペーサ部材40は、スペーサ本体部41と、下端フランジ49と、突条部54a〜54dと、仕切壁50とを備えている。スペーサ部材40は、熱伝導率がシリンダブロック3の素材(例えばアルミニウム合金)よりも小さい素材で構成されればよいが、本実施形態では合成樹脂で構成される。
スペーサ本体部41は、各気筒♯1〜♯4に対応するシリンダボア壁32の外周全体を囲む部材であって、シリンダボア壁32に沿って平面視で4つの円が若干オーバーラップしてつながり、当該オーバーラップ部分が除去されたような筒状部材である。具体的には、図8に示されるように、スペーサ本体部41は、各気筒♯1〜♯4に対応するシリンダボア壁32の上部(本実施形態では、ピストン上面の上下方向移動範囲のうち、上側約1/3の部分)を囲む上部壁43(本発明の「周壁」に相当する)と、上部壁43の下端に連設されて径方向内側に突出する段部42と、段部42の内側端部に連設され、上部壁43の下側に位置する下部壁44とを有し、図2に示されるように、上部壁43に対して下部壁44が内側に縮小した異形筒状体を呈している。なお、上部壁43の高さ位置は、上記の高さ位置(ピストン上面の上下方向移動範囲のうち、上側約1/3の部分)に限定されず、例えば、ピストン上面の上下方向移動範囲のうち、上側約1/2の部分であってもよい。
図8〜11に示されるように、スペーサ本体部41は、シリンダブロック3の上面31から突出しないような高さを有している。つまり、スペーサ本体部41は、ブロック側ジャケット33の深さと同等もしくはブロック側ジャケット33の深さよりも低い高さを有している。本実施形態では、スペーサ本体部41の上端の高さが、シリンダブロック3の上面31とほぼ同じ高さに設定されている。これに伴い、ブロック側ジャケット33は、その全体にわたってスペーサ本体部41により内側(気筒側)と外側(反気筒側)とに区画されている。
図6、8に示されるように、上部壁43は、上下方向に延びる筒状壁であり、ブロック側ジャケット33内に配置された状態で、その内周面がシリンダボア壁32の上部に対して所定の間隔L1(図8参照)を隔てて対向し、かつ、その外周面がブロック外周壁34の上部と近接して(上記間隔L1よりも十分に小さい距離を隔てて)対向するように構成されている。図6、8に示されるように、上部壁43とシリンダボア壁32との間には、4つの気筒♯1〜♯4に対して排気側に位置する排気側通路33aと、4つの気筒♯1〜♯4に対して吸気側に位置する吸気側通路33bとが形成される。なお、上部壁43は、ブロック側ジャケット33内に配置された状態で、ブロック外周壁34と密着するような大きさに設定されていてもよい。
図2〜6に示されるように、上部壁43のうち、気筒列方向における導入部36側の端部には、排気側開口部53aおよび吸気側開口部53bが気筒列直交方向に互いに間隔をあけて形成されている。排気側開口部53aおよび吸気側開口部53bは、排気側導入口36aおよび吸気側導入口36bよりも上側に位置している。また、排気側開口部53aは、上記気筒中心線よりも排気側に位置し、吸気側開口部53bは、上記気筒中心線よりも吸気側に位置している。本実施形態では、排気側開口部53aおよび吸気側開口部53bは、上部壁43の上端から段部42までを切り欠くように形成されている。冷却液が吸気側通路33bよりも排気側通路33aで多く流れるように、排気側開口部53aの開口面積は、吸気側開口部53bの開口面積よりも大きく設定されている。これら排気側開口部53aおよび吸気側開口部53bは、本発明の分配調整手段の一つに相当する。
また、図2〜6に示されるように、上部壁43のうち、気筒列方向における導出部37側の端部には、上部壁43の上端から段部42までを切り欠くように導出側開口部53c、53dが形成されている。
図7、8に示されるように、下部壁44は、上下方向に延びる筒状壁であり、ブロック側ジャケット33内に配置された状態で、その内周面がブロック外周壁34に対して所定の間隔L2(図8参照)を隔てて対向し、かつ、その外周面がシリンダボア壁32の上下方向中央部と近接して(上記間隔L2よりも十分に小さい距離を隔てて)対向するように構成されている。図7、8に示されるように、下部壁44がブロック側ジャケット33内に配置された状態で、下部壁44とシリンダボア壁32との間には、4つの気筒♯1〜♯4に対して排気側に位置する排気側通路33c(本発明の「下部排気側通路」に相当する)と、4つの気筒♯1〜♯4に対して吸気側に位置する吸気側通路33d(本発明の「下部吸気側通路」に相当する)とが形成される。なお、下部壁44は、ブロック側ジャケット33内に配置された状態で、シリンダボア壁32と密着するような大きさに設定されていてもよい。
上記間隔L1と間隔L2との大小関係は、特に限定されるものではないが、本実施形態では、同じに設定される。なお、L1をL2よりも大きい値に設定することや、L2をL1よりも大きく設定することも可能である。
図3,7に示されるように、下部壁44は、気筒列方向他端部において、排気側と吸気側とに相互に分離されており、排気側の下部壁44と吸気側の下部壁44との間に、仕切壁50が介在している。排気側の下部壁44および吸気側の下部壁44は、仕切壁50と一体に形成されている。
図2〜5に示されるように、下端フランジ49は、スペーサ本体部41の下端部において、スペーサ本体部41の外周面から全周にわたってブロック外周壁34に向かって突出するように形成されている。スペーサ部材40は、この下端フランジ49がブロック側ジャケット33の底面に当接した状態でブロック側ジャケット33内に収容されている。
図2〜7に示されるように、仕切壁50は、上下方向に延びる直方体状の壁である。仕切壁50は、本発明の「分配調整手段」の一つに相当する。仕切壁50は、気筒列方向他端部における排気側の下部壁44と吸気側の下部壁44との間に位置して、下部壁44の下端と同じ高さから上側に延びて、さらに導出部37内で上部壁43の上端と同じ高さまで延びている。仕切壁50の内側(気筒側)の側面は、下部壁44の内周面とは面一となっている。また、仕切壁50の外側(反気筒側)の側面は、下部壁44の外周面および上部壁43の外周面よりも外側に突出している。
図6,7に示されるように、仕切壁50は、その気筒列直交方向の幅が膨出部35の気筒列直交方向の幅よりも小さく設定され、膨出部35内に配置される。これにより、膨出部35のうち、仕切壁50よりも排気側の部分には、排気側通路33a,33c内の冷却液をヘッド側ジャケット60に導出する排気側導出部37aが形成され、膨出部35のうち、仕切壁50よりも吸気側の部分には、吸気側通路33b,33d内の冷却液をヘッド側ジャケット60に導出する吸気側導出部37bが形成される。なお、本実施形態では、仕切壁50は、当該仕切壁50が気筒列直交方向における膨出部35の中央部に配置されている。排気側導出部37aは、ガスケット70に形成された連通孔72aと排気側導入口61aを介してヘッド側ウォータジャケット60と連通している。また、この吸気側導出部37bは、ガスケット70に形成された連通孔72bと吸気側導入口61bを介してヘッド側ウォータジャケット60と連通している。
また、図6に示されるように、仕切壁50の気筒列直交方向の幅は、導出部37の気筒列直交方向の幅よりも小さく設定されている。この導出部37内に仕切壁50が位置している。導出部37は、仕切壁50によって排気側と吸気側とに仕切られる。排気側に位置する導出側開口部53cは、吸気側に位置する導出側開口部53dよりも開口面積が大きく設定されている。なお、各導出側開口部53c、53dの開口面積は略同じでもよい。
図11に示されるように、スペーサ部材40がブロック側ジャケット33内に配置された状態で、仕切壁50の外側(反気筒側)の側面は、その全長に亘ってブロック外周壁34に近接(上記間隔L2よりも十分に小さい間隔を隔てて)もしくは密着して対向する。さらに、仕切壁50の内側(気筒側)の側面は、その全長に亘ってシリンダボア壁32に近接(上記間隔L1よりも十分に小さい間隔を隔てて)もしくは密着して対向する。
このように、仕切壁50は、その全長に亘ってシリンダボア壁32およびブロック外周壁34と近接もしくは密着するように配置されることにより、排気側通路33aと吸気側通路33bとが上下方向全体に亘って仕切られるとともに、排気側通路33cと吸気側通路33dとが上下方向全体に亘って仕切られ、さらに、膨出部35が排気側と吸気側とに仕切られる。なお、排気側通路33aと排気側通路33cとは、導出側開口部53c(仕切壁50よりも排気側に位置する部分)を介して連通し、吸気側通路33bと吸気側通路33dとは、導出側開口部53d(仕切壁50よりも吸気側に位置する部分)を介して連通している。
図2〜5に示されるように、排気側突条部54aおよび吸気側突条部54bは、本発明の「突条部」に相当する。図3、4、8に示されるように、排気側突条部54aは、下部壁44の上下方向中央部において、下部壁44の排気側の外周面から外側に突出するとともに下部壁44に沿って導入部36側から導出部37側に延びて、排気側通路33cを排気側突条部54aよりも上側に規定する。つまり、排気側突条部54aは、排気側通路33cの上下方向範囲を規定する。なお、排気側突条部54aおよび吸気側突条部54bは、気筒列方向一端部(図2における右側端部)および気筒列方向他端部(図2における左側端部)には形成されていない。
排気側突条部54aの突出高さは、下部壁44に対する上部壁43の径方向への拡大量と同じ程度とされる。これにより、スペーサ部材40をブロック側ジャケット33内に配置した状態で、排気側突条部54aの突出端がブロック外周壁34と近接もしくは密着して対向する。排気側突条部54aが設けられる高さ位置は、本実施形態では気筒♯1〜♯4の上下方向中央部とされる。
図5、8に示されるように、吸気側突条部54bは、下部壁44の上下方向中央部において、下部壁44の吸気側の外周面から外側に突出するとともに下部壁44に沿って導入部36側から導出部37側に延びて、吸気側通路33dを吸気側突条部54bよりも上側に規定する。つまり、吸気側突条部54bは、吸気側通路33dの上下方向範囲を規定する。吸気側突条部54bの突出高さは、下部壁44に対する上部壁43の径方向への拡大量と同じ程度とされる。これにより、スペーサ部材40をブロック側ジャケット33内に配置した状態で、吸気側突条部54bの突出端がブロック外周壁34と近接もしくは密着して対向する。吸気側突条部54bが設けられる高さ位置は、本実施形態では気筒♯1〜♯4の上下方向中央部とされる。
図2,4に示されるように、斜め方向突条部54cは、下部壁44の外周面から外側に突出するように形成されており、排気側突条部54aにおける導入部36側の端部から気筒列方向における導入部36側に斜め下向きに延びている。排気側突条部54aの傾斜角度は鋭角であり、好ましくは約45°である。
図3、5に示されるように、気筒軸方向突条部54dは、下部壁44の外周面から径方向外側に突出するように形成されており、吸気側突条部54bにおける導入部36側の端部から気筒軸方向下側に延びている。
これら斜め方向突条部54cおよび気筒軸方向突条部54dは、上記分配調整手段の一つに相当する。
(5)シリンダヘッド
図1に示されるように、シリンダヘッド4は、各気筒♯1〜♯4の排気ポートおよび吸気ポートの周辺および燃焼室周辺を冷却するヘッド側ウォータジャケット60と、シリンダヘッド4の気筒列方向他端部(図1における右側端部)に形成され、ヘッド側ウォータジャケット60と連通するとともにシリンダブロック3の導出部37からガスケット70の連通孔72a,72bを介してヘッド側ウォータジャケット60に冷却液を導入する排気側導入口61a及び吸気側導入口61bと、シリンダヘッド4の気筒列方向一端部(図1における左側端部)に形成され、ヘッド側ウォータジャケット60から冷却液を上記冷却液流通部材に導出する導出部62とを備えている。
(6)ウォータポンプ
ウォータポンプ5は、エンジン2により強制的に駆動されるポンプであり、シリンダブロック3の気筒列方向一端部(図1における左側端部)に取り付けられている。ブロック側ジャケット33およびヘッド側ジャケット60には、このウォータポンプ5により冷却液が圧送される。詳細には、ウォータポンプ5は、エンジン2のクランクシャフト(図示略)に連結されており、クランクシャフトの回転すなわちエンジン2の回転に伴って冷却液を圧送する。また、ウォータポンプ5は、シリンダブロック3の気筒列方向一端部(図1における左側端部)のうち、排気側部分に配置されている。
ウォータポンプ5の吐出口には、冷却液をブロック側ウォータジャケット33に案内する案内部22が接続されている。案内部22は、ウォータポンプ5の吐出口からシリンダブロック3の吸気側に延びつつシリンダブロック3の側面の一部を覆うカバー部材である。この案内部22とシリンダブロック3の側面との間に、気筒列直交方向に延びる直線状の通路が形成され、この通路の中途部が、排気側導入部36aおよび吸気側導入部36bを介してブロック側ウォータジャケット33と連通している。
(7)本実施形態の作用効果
次に、本実施形態に係るエンジンの冷却構造の作用効果について説明する。
本実施形態では、まず、図7に示されるように、ウォータポンプ5から圧送された冷却液が、案内部22および排気側導入口36aを通じて排気側通路33c内に流入するとともに、案内部22および吸気側導入口36bを通じて吸気側通路33d内に流入する。
排気側通路33c内に流入した冷却液は、スペーサ部材40の下部壁44に衝突し、そのうちの一部の冷却液が上側に流れて排気側開口部53a(図6参照)を通じて排気側通路33a内に流入して導出部37側に流れ、残りの冷却液が排気側通路33c(図7参照)内を導出部37側に流れる。
なお、ブロック側ジャケット33における排気側導入口36aと吸気側導入口36bとの間の区間では、排気側導入口36aから流入した冷却液の一部が吸気側に流れ、吸気側導入口36bから流入した冷却液の一部が排気側に流れるが、これらの冷却液が互いに流れを相殺するため、この区間にはほとんど流れが生じない。また、ブロック側ジャケット33における排気側開口部53aと吸気側開口部53bとの間の区間では、排気側開口部53aから流入した冷却液の一部が吸気側に流れ、吸気側開口部53bから流入した冷却液の一部が排気側に流れるが、これらの冷却液が互いに流れを相殺するため、この区間にはほとんど流れが生じない。
吸気側通路33d内に流入した冷却液は、スペーサ部材40の下部壁44に衝突し、そのうちの一部の冷却液が上側に流れて吸気側開口部53b(図6参照)を通じて吸気側通路33b内に流入し、残りの冷却液が吸気側通路33d(図7参照)内を導出部37側に流れる。
本実施形態では、冷却液が吸気側通路33bよりも排気側通路33aで多く流れるように、排気側開口部53aの開口面積が吸気側開口部53bの開口面積をよりも大きく設定されているため、冷却液が吸気側通路33bよりも排気側通路33aで多く流れる。これにより、シリンダブロック3を吸気側よりも排気側で効率よく冷却することができる。
さらに、排気側突条部54aにおける導入部36側の端部には斜め方向突条部54cが一体形成され、吸気側突条部54bにおける導入部36側の端部には気筒軸方向突条部54dが一体形成されている。冷却液が斜め方向突条部54cから受ける抵抗力よりも、冷却液が気筒軸方向突条部54dから受ける抵抗力の方が大きいため、冷却液を吸気側通路33dよりも排気側通路33cにより多く流入させることができる。これにより、シリンダブロック3を吸気側よりも排気側で効率よく冷却することができる。
次いで、排気側通路33a内を導出部37側の端部まで流れた冷却液が、仕切壁50に衝突して上側に流れるとともに、排気側通路33c内を導出部37側の端部まで流れた冷却液が、仕切壁50に衝突して上側に流れる。排気側通路33aからの冷却液と排気側通路33cからの冷却液とが合流して排気側導出部37aに流入し、その合流した冷却液がガスケット70の連通孔72aと排気側導入口61aを通じてヘッド側ジャケット60内に流入する。
同様に、吸気側通路33b内を導出部37側の端部まで流れた冷却液が、仕切壁50に衝突して上側に流れるとともに、吸気側通路33d内を導出部37側の端部まで流れた冷却液が、仕切壁50に衝突して上側に流れる。吸気側通路33bからの冷却液と吸気側通路33dからの冷却液とが合流して吸気側導出部37bに流入し、その合流した冷却液がガスケット70の連通孔72bと吸気側導入口61bを通じてヘッド側ジャケット60内に流入する。
本実施形態では、仕切壁50が排気側通路33aと吸気側通路33bとを仕切るとともに、排気側通路33cと吸気側通路33dとを仕切っているため、吸気側通路33bを流れる冷却液が排気側通路33aを流れる冷却液に干渉することが防止されるとともに、吸気側通路33dを流れる冷却液が排気側通路33cを流れる冷却液に干渉することが防止される。これにより、排気側通路33a,33cおよび吸気側通路33b,33dを流れる冷却液を、各々、スムーズにヘッド側ジャケット60に流入させることができ、ブロック側ジャケット33において排気側と吸気側とで適切に流量調整を行うことができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、スペーサ部材40の上部壁43に形成された排気側開口部53aの開口面積が、上部壁43に形成された吸気側開口部53bの開口面積よりも大きいため、冷却液が吸気側通路33bよりも排気側通路33aで多く流れるように、冷却液が排気側通路33aと吸気側通路33bとに分配される。このため、シリンダブロック3における排気側部分の冷却効率を吸気側部分の冷却効率よりも高めることができる。これにより、シリンダブロック3における吸気側部分と排気側部分との間に温度差が生じるのを抑制し、その結果、シリンダボア壁32が不均一に変形してピストンの摺動抵抗が大きくなるのを抑制し、燃費を向上させることができる。しかも、本実施形態のようにスペーサ部材40の上部壁43とシリンダボア壁32との間の領域に冷却液を流す場合には、シリンダボア壁32の熱を効果的に放熱させることができるため、その領域における排気側の冷却液流量を吸気側よりも多くすることにより、シリンダボア壁32の不均一な変形をより効果的に抑制することができる。
また、本実施形態によれば、スペーサ部材40の仕切壁50が排気側通路33aと吸気側通路33bとを仕切ることにより、排気側通路33aを流れる冷却液と吸気側通路33bを流れる冷却液とが互いに独立してヘッド側ウォータジャケット60に流入する。これにより、排気側通路33aからヘッド側ウォータジャケット60への冷却液の流入が、吸気側通路33bを流れる冷却液によって阻害されるのを防止するとともに、吸気側通路からヘッド側ウォータジャケット60への冷却液の流入が、排気側通路33aを流れる冷却液によって阻害されるのを防止することができる。その結果、排気側通路33aおよび吸気側通路33bにおいて冷却液のスムーズな流れを形成し、各通路33a,33bに対する冷却液の分配量を適切に調整することができる。排気側通路33cを流れる冷却液と吸気側通路33dを流れる冷却液についても同様である。
また、本実施形態によれば、スペーサ部材40の上部壁43の内側に冷却液を流すとともに、当該上部壁43よりも下側の下部壁44の外側に冷却液を流すことにより、シリンダボア壁32下部よりも高温になり易いシリンダボア壁32上部を、シリンダボア壁32下部よりも効率よく冷却することができ、シリンダボア壁32上部とシリンダボア壁32下部との間に温度差が生じるのを抑制し、その結果、シリンダボア壁32が不均一に変形してピストンの摺動抵抗が大きくなるのをさらに抑制し、燃費を向上させることができる。さらに、スペーサ部材40の上部壁43の内側にのみ冷却液を流す場合と比べて、冷却液の流通面積が増えるため、冷却液をブロック側ウォータジャケット33に圧送する際の圧力損失を低減することができる。
また、本実施形態によれば、排気側突条部54aより上側の領域に冷却液の流通領域33cが規定され、吸気側突条部54bより上側の領域に冷却液の流通領域33dが規定されるため、シリンダボア壁32のうち、冷却の必要性が相対的に低い下側部分に対する冷却効率をさらに低下させて、シリンダボア壁32の軸方向において温度差が生じるのをさらに効果的に抑制することができる。
また、本実施形態によれば、斜め方向突条部54cにより冷却液を排気側通路33cにスムーズに案内する一方で、気筒軸方向突条部54dにより冷却液が吸気側通路33dに流入する抵抗を大きくすることができる。これにより、吸気側通路33dにおける冷却液の流量を排気側通路33cにおける冷却液の流量よりも少なくすることができ、その結果、シリンダブロック3における排気側部分と吸気側部分との間に温度差が生じるのをさらに抑制することができる。
なお、上記実施形態においては、導入部36が、2つの導入口(排気側導入口36aと吸気側導入口36b)から構成されているが、1つの導入口から構成してもよい。具体的には、排気側開口部53aおよび吸気側開口部53bよりも下側で、かつ、これら排気側開口部53aと吸気側開口部53bの気筒列直交方向の中間部に対向する位置に一つの導入口を形成してもよい。この場合には、冷却液が1つの導入口を通じて排気側通路33cと吸気側通路33dとの間に流入し、その冷却液の一部が上側に流れて、吸気側開口部53bよりも排気側開口部53aに多く流入する。従って、この場合においても、シリンダブロック3の排気側部分を吸気側部分よりも効果的に冷却することができる。
また、上記実施形態においては、上部壁43の内周面とシリンダボア壁32との間隔が、排気側通路33aと吸気側通路33bとで同じに設定されているが、排気側通路33aの方を吸気側通路33bよりも大きく設定してもよい。また、排気側の段部42を吸気側の段部42より下方に配置し、排気側通路33aの通路空間を大きく設定してもよい。
また、上記実施形態においては、下部壁44の外周面とブロック外周壁34との間隔が、排気側通路33cと吸気側通路33dとで同じに設定されているが、排気側通路33cの方を吸気側通路33dよりも大きく設定してもよい。
また、上記実施形態においては、排気側開口部53aおよび吸気側開口部53bが、各々、切欠部として形成されているが、上部壁43の上下方向中央部を厚み方向に貫通する貫通孔であってもよい。この場合においては、貫通孔の開口面積が、吸気側よりも排気側で大きく設定される。
また、上記実施形態では、排気側突条部54aおよび吸気側突条部54bが下部壁44の上下方向中央部(下部壁44の上端からの距離と下端からの距離がほぼ等しい部分)に設けられているが、より上側に位置を変更してもよいし、或いはより下側に位置を変更してもよい。
また、上記実施形態においては、仕切壁50は、当該仕切壁50が気筒列直交方向における膨出部35の中央部に配置されているが、少し吸気側に位置するように配置し、排気側導出部37aの容積が、吸気側導出部37bの容積よりも大きく設定して排気側の冷却液の分配量を増加させるようにしてもよい。
2 エンジン
3 シリンダブロック
4 シリンダヘッド
32 シリンダボア壁
33 ブロック側ウォータジャケット
33a、33c 排気側通路
33b、33d 吸気側通路
36 導入部
36a 排気側導入部
36b 吸気側導入部
37 導出部
37a 排気側導出部
37b 吸気側導出部
40 スペーサ部材
43 上部壁(周壁)
44 下部壁
50 仕切壁
53a 排気側開口部
53b 吸気側開口部
54 a 排気側突条部
54b 吸気側突条部
54c 斜め方向突条部
54d 気筒軸方向突条部

Claims (6)

  1. 複数の気筒が直列に並ぶ多気筒エンジンの冷却構造であって、
    前記複数の気筒を囲むようにシリンダブロックに形成されたブロック側ウォータジャケットと、
    気筒列方向における前記シリンダブロックの一端部に形成され、前記ブロック側ウォータジャケットに冷却液を導入する導入部と、
    気筒列方向における前記シリンダブロックの他端部に設けられ、前記シリンダブロックに連結されたシリンダヘッドに形成されたヘッド側ウォータジャケットに前記ブロック側ウォータジャケット内の冷却液を導出する導出部と、
    前記ブロック側ウォータジャケットに前記複数の気筒のシリンダボア壁を囲むように収容される部材であって、前記シリンダボア壁と間隔をあけて対向する周壁を有し、当該周壁と前記シリンダボア壁との間に、前記複数の気筒に対して排気側に位置して前記導入部と前記導出部との間で冷却液を流通させる排気側通路および前記複数の気筒に対して吸気側に位置して前記導入部と前記導出部との間で冷却液を流通させる吸気側通路が形成されるスペーサ部材とを備え、
    前記スペーサ部材は、前記導入部から前記ブロック側ウォータジャケットに導入された冷却液を前記排気側通路と前記吸気側通路とに分配する分配調整手段を有することを特徴とする、多気筒エンジンの冷却構造。
  2. 前記分配調整手段は、前記周壁のうち、気筒列方向における前記導入部と同じ側の端部に、前記排気側通路と連通する排気側開口部および前記吸気側通路と連通する吸気側開口部を有し、
    前記排気側開口部の開口面積は、前記吸気側開口部の開口面積よりも大きく設定されることにより、冷却液が前記吸気側通路よりも前記排気側通路で多く流れるように設定されていることを特徴とする、請求項1に記載の多気筒エンジンの冷却構造。
  3. 前記分配調整手段は、前記スペーサ部材のうち、気筒列方向における前記導出部側の端部に、前記排気側通路と前記吸気側通路とを前記気筒の軸方向に仕切るとともに、前記導出部を排気側と吸気側とに仕切る仕切壁を有することを特徴とする、請求項1または2に記載の多気筒エンジンの冷却構造。
  4. 前記周壁は、前記シリンダボア壁の上部を囲み、
    前記スペーサ部材は、前記周壁の下側に、前記ブロック側ウォータジャケットの外周壁と間隔をあけて対向する下部壁を有し、当該下部壁と前記外周壁との間に、前記複数の気筒に対して排気側に位置して前記導入部と連通する下部排気側通路および前記複数の気筒に対して吸気側に位置して前記導入部と連通する下部吸気側通路が形成されていることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれかに記載の多気筒エンジンの冷却構造。
  5. 前記スペーサ部材は、前記下部壁の外周面から外側に突出するとともに前記導入部側から前記導出部側に延びて前記下部吸気側通路および前記下部排気側通路を規定する突条部を有し、前記突条部は、前記下部吸気側通路および前記下部排気側通路を当該突条部より上側の領域に規定することを特徴とする、請求項4に記載の多気筒エンジンの冷却構造。
  6. 前記突条部は、前記複数の気筒に対して排気側に位置する排気側突条部と、前記複数の気筒に対して吸気側に位置する吸気側突条部とを有し、
    前記分配調整手段は、前記吸気側突条部における前記導入部側の端部から前記気筒の軸方向下側に延びつつ前記下部壁の外周面から外側に突出する気筒軸方向突条部と、前記排気側突条部における前記導入部側の端部から気筒列方向における前記導入部側に斜め下向きに延びつつ前記下部壁の外周面から外側に突出する斜め方向突条部とを有することを特徴とする、請求項5に記載の多気筒エンジンの冷却構造。
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