JP2017109724A - 乗務員運用支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】視認性の悪化を防止し、乗務員の位置を容易に把握することができる乗務員運用支援システムを提供する。【解決手段】列車の乗務員の現在位置を確認する乗務員運用支援システム100においてGPSシステムを利用した緯度経度検出部16により現在の緯度経度情報を検出して通信部15により送信する携帯端末1と、表示部23を備え、記憶部24に予め取り込んだダイヤ情報表示を表示部23に表示させ、携帯端末1から取得した緯度経度情報に基づく乗務員位置表示をダイヤ情報表示の上に重ねて描画させると共に、経時的に変化する乗務員位置表示を結線する情報処理装置2とを備え、情報処理装置2は、緯度経度情報が予め設定された所定の範囲内に存在する場合、表示部23の表示における乗務員位置表示の結線を行わない。【選択図】図1

Description

本発明は、列車の乗務員(車掌、運転士、運転保安係員等)の位置を容易に把握することができる乗務員運用支援システムに関する。
従来、事故や車両故障、或いは、運行計画変更等に起因して生じる輸送障害発生時において、列車の乗務員は所定の乗務行路とは異なる列車を担当する場合がある。特に、東京近郊区間等の線区では、リアルタイムで担当列車が変わることが多い。このような乗務員を管理・操配する職員(以下、当直担当と呼ぶ。)は、どの乗務員がどの列車に変更になったかを把握して、乗務員の適切な運用を行う必要があった。
当直担当の実際の作業としては、輸送障害発生時に、運行情報管理システム等から列車の走行位置や遅延時間を把握し、紙面上のダイヤに運行計画変更後の列車スジ(走行実績情報や走行予測情報等)を書き込む作業がある。そして、列車の走行位置と、列車無線、電話又はファクシミリ等によって確認した乗務員の現在位置を照合することにより、当該乗務員がどの列車に乗務しているかを把握して、担当列車変更指示、代替乗務員の手配、継続乗務指示等を行うため、非常に煩雑な作業となっている。
このため、携帯端末から送信される乗務員の位置の履歴と、列車の運行計画及び運行実績から推定される乗車候補列車の走行パターンから、乗務員の状態を推定して、どの乗務員がどの列車に乗車しているか又は下車しているかといった乗務員の状態を推定する乗務員状態推定装置や及び乗務員運用支援システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
そして、このような乗務員状態推定装置等を用いることにより、従来の運用における列車無線、電話又はファクシミリ等によって乗務員に直接連絡して乗務員状態を把握していた手間を省略し、連絡のための時間を不要としている。
特開2011−063213号公報
また、乗務員にGPS(Global Positioning System)機能を有する携帯端末を持たせて位置情報を取得し、得られた乗務員の位置情報に基づき、表示部の表示画面上に表示されたダイヤ情報の上に位置情報が得られた乗務員毎に時刻を追って順次プロットしてゆく、所謂、在線スジを描画してゆくことにより、列車の乗務員の位置を、視覚的に把握することができる。
しかしながら、乗務員が詰所等で待機していると、ダイヤ情報の上に描画される在線スジは、同一地点に描画され続けるため、ダイヤ情報が密集している場合、列車に乗務している乗務員の在線スジと、詰所で待機している乗務員の在線スジとが交錯してしまい、視認性が悪化してしまうといった問題点があった。
本発明の課題は、視認性の悪化を防止し、乗務員の位置を容易に把握することができる乗務員運用支援システムを提供することにある。
上記課題を達成するため、この発明は、
列車の乗務員の現在位置を確認する乗務員運用支援システムにおいて、
GPSシステムを利用した緯度経度検出部により現在の緯度経度情報を検出して通信部により送信する携帯端末と、
表示部を備え、記憶部に予め取り込んだダイヤ情報表示を前記表示部に表示させ、前記携帯端末から取得した前記緯度経度情報に基づく乗務員位置表示を前記ダイヤ情報表示の上に重ねて描画させると共に、経時的に変化する前記乗務員位置表示を結線する情報処理装置と、
を備え、
前記情報処理装置は、前記緯度経度情報が予め設定された所定の範囲内に存在する場合、前記表示部の表示上における前記乗務員位置表示の結線を行わないようにしたものである。
上記携帯端末を乗務中の乗務員に携帯させて情報を収集して位置を表示する場合に、乗務員が、詰所等の予め設定された所定の範囲内に存在する場合には、乗務員位置表示の結線処理を行わないことにより、列車に乗務している乗務員の在線スジと、詰所で待機している乗務員の在線スジとが交錯して、視認性が悪化してしまうことを防止することができる。
また、望ましくは、前記情報処理装置は、前記記憶部に予め施設情報を設定し、前記緯度経度情報が予め設定された所定の範囲内に存在し、且つ、前記所定の範囲内に前記施設情報が存在する場合、前記乗務員位置表示の結線を行わないようにしたものである。
乗務員が、詰所等の予め設定された所定の範囲内に存在し、且つ、前記所定の範囲内に前記施設情報が存在する場合には、乗務員位置表示の結線処理を行わないことにより、列車に乗務している乗務員の在線スジと、詰所で待機している乗務員の在線スジとが交錯して、視認性が悪化してしまうことを防止することができる。
また、望ましくは、前記情報処理装置は、前記緯度経度情報が予め設定された所定の範囲内に連続して2回存在する場合、前記乗務員位置表示の結線を行わないようにしたものである。
乗務員が、詰所等の予め設定された所定の範囲内に連続して2回存在する場合に、詰所等で待機中であると判断するので、過渡的に所定の範囲内を通過した場合に、詰所等で待機中であると誤って判断されることを防止することができる。
また、望ましくは、前記情報処理装置は、前記緯度経度情報が予め設定された所定の範囲外に移動した場合、前記乗務員位置表示の結線を再開するようにしたものである。
乗務員が、詰所等で待機中であると判断された後に、所定の範囲外に移動した場合、乗務中であると判断して、乗務員位置表示の結線処理を再開させるので、列車に乗務している乗務員の在線スジを描画することができる。
また、望ましくは、前記情報処理装置は、前記緯度経度情報が予め設定された所定の範囲内に存在し、前記携帯端末と列車に搭載された読取装置の間の無線回線が接続中の場合、運転見合わせ中であると判断するようにしたものである。
携帯端末と列車に搭載された読取装置の間の無線回線が接続中は、乗務員が列車の乗務員室に在室しているので、乗務員位置表示が結線されない場合であっても、詰所等で待機しているのではなく、運転見合わせ中であると判断することができる。
また、望ましくは、前記情報処理装置は、前記緯度経度情報が予め設定された所定の範囲内に存在し、前記携帯端末と列車に搭載された読取装置の間の無線回線が切断され、前記緯度経度情報に基づき乗務員の所定の距離の移動が確認された場合、列車点検中であると判断するようにしたものである。
携帯端末と列車に搭載された読取装置の間の無線回線が切断され、乗務員が列車の乗務員室に在室していない時に、乗務員の所定の距離の移動が確認されれば、乗務員が列車内を移動しているものと想定できるので、乗務員は、列車点検中であると判断することができる。
また、望ましくは、前記情報処理装置は、前記緯度経度情報が予め設定された所定の範囲内に存在し、前記携帯端末と列車に搭載された読取装置の間の無線回線が切断され、前記緯度経度情報に基づき乗務員の所定の距離の移動が確認されない場合、待機中であると判断するようにしたものである。
携帯端末と列車に搭載された読取装置の間の無線回線が切断され、乗務員が列車の乗務員室に在室していない時に、乗務員の所定の距離の移動が確認されなければ、乗務員は、詰所等で待機中であると判断することができる。
また、望ましくは、前記情報処理装置は、予め前記携帯端末の記憶部に記憶された行路番号を取得し、前記乗務員位置表示の近傍に前記行路番号を表示させると共に、前記緯度経度情報に基づき複数の乗務員が同一列車に乗務、或いは、同一場所に存在していると判断した場合、前記行路番号の表示位置をずらすようにしたものである。
行路番号をずらして表示させることにより、行路番号の同一位置への重複表示を避けることができるので、行路番号の視認性を向上させることができる。
また、望ましくは、前記情報処理装置は、前記行路番号を所定の値で割った剰余に基づき表示位置を決定するようにしたものである。
行路番号を所定の値で割った剰余に基づき表示位置を決定することにより、行路番号が番号順にずれた状態で表示されるので、行路番号の同一位置への重複表示を避けることができ、行路番号の視認性を向上させることができる。
また、望ましくは、前記情報処理装置は、前記乗務員位置表示の結線を行った積算時間から前記乗務員位置表示の結線を行わなかった積算時間を減算して乗務時間を求め、当該乗務時間が所定の時間を超過した場合、前記情報処理装置及び前記携帯端末のいずれか又は双方の表示部に警報を出力するようにしたものである。
乗務員の連続乗務の状況を容易に把握できるので、当直担当等の管理者は、連続乗務している乗務員に対して必要な措置を命令することができる。
また、望ましくは、前記情報処理装置は、列車に搭載された読取装置の間で情報のやり取りを行った前記携帯端末の前記記憶部から行路番号を取得し、取得された行路番号が本務であると認識可能に前記表示部に表示させるようにしたものである。
同一列車に複数人の乗務員が乗車している場合であっても、本務の乗務員の行路番号と、便乗の乗務員の行路番号とを容易に認識することができる。
本発明によれば、列車の乗務員の現在位置を確認する乗務員運用支援システムにおいて、GPSシステムを利用した緯度経度検出部により現在の緯度経度情報を検出して通信部により送信する携帯端末と、表示部を備え、記憶部に予め取り込んだダイヤ情報表示を表示部に表示させ、携帯端末から取得した緯度経度情報に基づく乗務員位置表示をダイヤ情報表示の上に重ねて描画させると共に、乗務員位置表示を結線する情報処理装置と、を備え、情報処理装置は、緯度経度情報が予め設定された所定の範囲内に存在する場合、経時的に変化する乗務員位置表示の結線を行わないことにより、列車に乗務している乗務員の在線スジと、詰所で待機している乗務員の在線スジとが交錯して、視認性が悪化してしまうことを防止することができる。
本実施の形態に係る乗務員運用支援システムの構成の一例を示す概略構成図である。 携帯端末の動作の一例を示すフローチャートである。 情報処理装置の動作の一例を示すフローチャートである。 情報処理装置の表示画面の一例を示す説明図である。 情報処理装置の表示画面の他の一例を示す説明図である。 情報処理装置の他の動作の一例を示すフローチャートである。 変形例3に係る乗務員運用支援システムの構成の一例を示す概略構成図である。 変形例4にける情報処理装置の表示画面の他の一例を示す説明図である。
(実施形態)
[1.構成の説明]
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態である乗務員運用支援システムを詳細に説明する。但し、発明の範囲は、図示例に限定されない。
[1−1.システム構成の説明]
本発明の実施形態の乗務員運用支援システムの構成について図1を参照して説明する。図1は、乗務員運用支援システム100(以下、単にシステム100と呼ぶ。)の機能をブロック図として表した概略構成図である。
図1に示すように、システム100は、乗務員が携帯しGPSシステムを利用した緯度経度検出部により現在の緯度経度情報を検出して通信部により送信する携帯端末1と、表示部を備え、記憶部に予め取り込んだダイヤ情報表示を表示部に表示させ、携帯端末1から取得した緯度経度情報に基づく乗務員位置表示をダイヤ情報表示の上に重ねて描画させると共に、乗務員位置表示を結線する情報処理装置2と、を有する構成であり、情報処理装置2は、緯度経度情報が予め設定された所定の範囲内に存在する場合、乗務員位置表示の結線を行わないものである。なお、携帯端末1は、列車の乗務員だけでなく、運転保安係員等が携帯するものであってもよい。
システム100において、携帯端末1及び情報処理装置2は通信ネットワークNにより互いに通信可能に接続される。具体的には、通信ネットワークNは、インターネットや電気通信事業者等の電話回線網や携帯電話通信網等であり、携帯端末1及び情報処理装置2は無線通信により当該通信ネットワークNに通信可能に接続される。
携帯端末1は、タブレット端末やノート型PC(Personal Computer)等の列車の乗務員が携帯可能な大きさや形状を有し、緯度経度情報を検出して情報処理装置2に送信する装置である。このような携帯端末1は、具体的には、無線LAN(Local Area Network)等を用いて通信ネットワークNに接続して情報処理装置2との間で相互に通信を行う。
情報処理装置2は、予めダイヤ情報や所定の範囲が記憶部に記憶されており、携帯端末1から通信ネットワークNを介して通信により取得した緯度経度情報に基づく乗務員位置表示をダイヤ情報表示の上に重ねて描画させると共に乗務員位置表示を結線し、もし、緯度経度情報が予め設定された所定の範囲内に存在する場合、乗務員位置表示の結線を行わない。このような情報処理装置2は、PC、WS(Work Station)、タブレット端末等の情報機器であってよい。
[1−2.携帯端末1の構成の説明]
次に、携帯端末1の詳細について説明する。
携帯端末1は、制御部11、操作入力部12、表示部13、記憶部14、通信部15、緯度経度検出部16を有する。また、携帯端末1において、制御部11、操作入力部12、表示部13、記憶部14、通信部15及び緯度経度検出部16は内部バス等により互いに接続される。
制御部11は、携帯端末1の動作を中央制御する。具体的には、制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを有しており、RAMの作業領域に展開されたROMや記憶部14に記憶されたプログラムデータとCPUとの協働により各部を統括制御する。
操作入力部12は、ユーザからの操作入力を受け付け、当該操作入力に応じた操作信号を制御部11へ出力する。例えば、スマートフォンやタブレット端末等のように操作入力部12は、表示部13と一体的に形成されたタッチパネルなどであってもよい。
表示部13は、制御部11から出力された表示制御信号に基づいた画像を表示画面に表示する。例えば、表示部13は、LCD(Liquid Crystal Display)、有機EL(Electro Luminescence)素子を用いたFPD(Flat Panel Display)などであってよい。また、スマートフォンやタブレット端末等のように表示部13は、操作入力部12と一体的に形成されたタッチパネルなどであってもよい。
記憶部14は、プログラムデータや各種設定データ等のデータを制御部11から読み書き可能に記憶する。例えば、記憶部14は、半導体メモリなどであってよい。また、記憶部14には、予め行路番号等の情報が記憶されている。
通信部15は、アンテナや通信回路を有し、制御部11による制御の下で外部機器との間の無線通信を行う。具体的には、通信部15は、通信ネットワークNを介してデータ通信を行う無線通信IC(Integrated Circuit)などであってよい。
緯度経度検出部16は、携帯端末1の現在位置の緯度及び経度を検出して制御部11に出力する。例えば、緯度経度検出部16は、GPSシステムを利用して緯度経度を検出するGPSチップなどであってよい。
[1−3.情報処理装置2の構成の説明]
次に、情報処理装置2の詳細について説明する。
情報処理装置2は、制御部21、操作入力部22、表示部23、記憶部24、通信部25を有する。また、情報処理装置2において、制御部21、操作入力部22、表示部23、記憶部24及び通信部25は内部バス等により互いに接続される。
制御部21は、情報処理装置2の動作を中央制御する。具体的には、制御部21は、CPU、ROM、RAMなどを有しており、RAMの作業領域に展開されたROMや記憶部24に記憶されたプログラムデータとCPUとの協働により各部を統括制御する。
操作入力部22は、ユーザからの操作入力を受け付け、当該操作に応じた操作信号を制御部21へ出力する。例えば、操作入力部22は、文字入力キー、数字入力キー、その他各種機能に対応付けられたキーを備えたキーボード、マウスやタッチペン等のポインティングデバイスなどであってよい。また、スマートフォンやタブレット端末等のように操作入力部22は、表示部23と一体的に形成されたタッチパネルなどの入力表示部であってもよい。
表示部23は、制御部21から出力された表示制御信号に基づいた画像を表示画面に表示する。例えば、表示部23は、CRT(Cathode Ray Tube)やLCDなどであってよい。また、スマートフォンやタブレット端末等のように表示部23は、操作入力部22と一体的に形成されたタッチパネルなどの入力表示部であってもよい。
記憶部24は、ダイヤ情報、プログラムデータや各種設定データ等のデータを制御部21から読み書き可能に記憶する。例えば、記憶部24は、HDD(Hard Disk Drive)、半導体メモリなどであってよい。なお、記憶部24には、予めダイヤ情報や所定の範囲が記憶されている。
通信部25は、制御部21の制御の下、所定の通信プロトコルを用いて通信ネットワークNを介したデータ通信を行う。具体的には、通信部25は、通信用ICと通信コネクタなどを有する通信インターフェイスである。
[2.動作の説明]
本発明の実施形態におけるシステム100の具体的な動作の説明を図2〜図4を用いて詳細に行う。以下、説明の便宜上、携帯端末1及び情報処理装置2の制御部が主体となる処理は、「携帯端末1」、「情報処理装置2」をその処理の主体として説明する。
[2−1.携帯端末1の動作の説明]
ここで、携帯端末1の動作について図2のフローチャートを用いて説明する。
携帯端末1は、緯度経度検出部16により現在位置の緯度経度情報を検出し(ステップS21)、通信部15を制御して、検出した緯度経度情報を情報処理装置2に送信する(ステップS22)。
最後に、携帯端末1は、運用を終了するか否かを判断し(ステップS23)、終了しないと判断した場合(ステップS23:No)、ステップS21に戻り、終了すると判断した場合(ステップS23:Yes)、処理を終了する。
[2−2.情報処理装置2の動作の説明]
ここで、情報処理装置2の動作について図3のフローチャートを用いて説明する。
情報処理装置2は、記憶部24に予め格納されているダイヤ情報(走行計画情報)を読み出して、表示部23に表示させる(ステップS31)。
例えば、図4(a)に示すように、情報処理装置2は、表示部23の表示画面上に、駅名(縦軸)、時刻(横軸)を表示させると共に、走行計画情報であるダイヤ情報DA41を併せて表示させたダイヤ情報表示を表示させる。
ここで、ダイヤ情報DA41は、単なる線の情報だけではなく、列車番号情報や行路情報等の各種情報を含んで構成されている。また、ダイヤ情報DA41は、ある列車に対応する情報であり、ダイヤ情報表示は、複数の列車のダイヤ情報を併せて表示させたものである。なお、図4中の「PT」は、現在の時刻を示している。
そして、情報処理装置2は、通信部25を制御して携帯端末1から緯度経度情報を取得し、取得した緯度経度情報を座標変換して乗務員位置表示を作成し(ステップS32)、表示部23に表示したダイヤ情報DA41(ダイヤ情報表示)の上に乗務員位置表示を重ねて描画させる(ステップS33)。
例えば、図4(a)に示すように、情報処理装置2は、表示部23の表示画面上に表示されたダイヤ情報DA41(ダイヤ情報表示)の上に乗務員位置表示PI41を緯度経度情報が得られた時刻毎に順次プロットしてゆく。
この時、緯度経度情報が得られた時点の時刻情報としては、携帯端末1から緯度経度情報と共に取得してもよいし、当該緯度経度情報を取得した時刻を情報処理装置2側でカウントして使用してもよい。
そして、情報処理装置2は、携帯端末1から取得した緯度経度情報が予め設定された所定の範囲内、すなわち、乗務員が、予め設定された所定の範囲内に存在するか否かを判断する(ステップS34)。例えば、所定の範囲とは、乗務員の待機施設である詰所等が設置された場所を緯度経度情報で示した範囲であり、情報処理装置2の記憶部24に予め設定されている。
情報処理装置2は、携帯端末1から取得した緯度経度情報が予め設定された所定の範囲内であると判断した場合(ステップS34:Yes)、表示部23の表示画面上に表示されたダイヤ情報DA41(ダイヤ情報表示)の上にプロットされた乗務員位置表示PI41の間を結線する処理を実行しない(ステップS35)。
例えば、情報処理装置2は、予め設定された所定の範囲RG41の内に、乗務員位置表示が存在すると判断した場合、乗務員は詰所等で待機中であると見做して、図4(a)の無結線領域NC41に示すように、表示部23の表示画面上にプロットされた乗務員位置表示の間を結線せず、在線スジを描画しない。
なお、緯度経度情報(乗務員の位置)が、過渡的に所定の範囲内を通過した場合に、乗務員が、詰所等で待機中であると誤って判断されるおそれがあるので、緯度経度情報(乗務員の位置)が、所定の範囲内に連続して2回存在する場合に、乗務員位置表示の間を結線しないようにしてもよい。
すなわち、図4(a)に示すように、乗務員位置表示PI42が初めて所定の範囲RG41の内に入り、次の乗務員位置表示PI43がさらに所定の範囲RG41の内に存在する場合に、それ以降、乗務員位置表示の間を結線しないようにする。
一方、情報処理装置2は、携帯端末1から取得した緯度経度情報が予め設定された所定の範囲内ではないと判断した場合(ステップS34:No)、表示部23の表示画面上に表示されたダイヤ情報DA41(ダイヤ情報表示)の上にプロットされた乗務員位置表示PI41の間を結線する(ステップS36)。
例えば、情報処理装置2は、予め設定された所定の範囲RG41の内に、乗務員位置表示が存在しないと判断した場合、図4(a)の結線領域CN41に示すように、表示部23の表示画面上にプロットされた乗務員位置表示の間を結線して、在線スジを描画する。
勿論、情報処理装置2は、緯度経度情報(乗務員の位置)が、所定の範囲RG41の外に移動した場合には、図4(a)の結線領域CN42に示すように、乗務員位置表示の間の結線を再開して、在線スジを再び描画させる。
このため、緯度経度情報(乗務員の位置)の検出誤差等により、一旦、所定の範囲RG41の外に移動した場合には、例えば、図4(b)に示すように、乗務員位置表示PI44が、一旦、所定の範囲RG41の外に移動した場合には、乗務員位置表示の間の結線が再開されて、在線スジが再び描画される。
そして、図4(b)に示すように、乗務員位置表示PI45が再び所定の範囲RG41の内に入り、次の乗務員位置表示PI46がさらに所定の範囲RG41の内に存在する場合には、それ以降、乗務員位置表示の間は結線されず、在線スジは描画されない。
最後に、情報処理装置2は、運用を終了するか否かを判断し(ステップS37)、終了しないと判断した場合(ステップS37:No)、ステップS31に戻り、終了すると判断した場合(ステップS37:Yes)、処理を終了する。
以上のように、乗務員が携帯しGPSシステムを利用した緯度経度検出部16により現在の緯度経度情報を検出して通信部15により送信する携帯端末1と、表示部23を備え、記憶部24に予め取り込んだダイヤ情報表示を表示部23に表示させ、携帯端末1から取得した緯度経度情報に基づく乗務員位置表示をダイヤ情報表示の上に重ねて描画させると共に、乗務員位置表示を結線する情報処理装置2と、を備え、情報処理装置2は、緯度経度情報が予め設定された所定の範囲内に存在する場合、乗務員位置表示の結線を行わない。このため、詰所で待機している乗務員の在線スジが描画されることはなく、列車に乗務している乗務員の在線スジに交錯して、視認性が悪化してしまうことを防止することができる。
(変形例1)
実施形態の説明に際しては、図4に示すように、表示部23に表示したダイヤ情報DA41(ダイヤ情報表示)の上に乗務員位置表示を重ねて描画させ、緯度経度情報が予め設定された範囲RG41の内に存在する場合、乗務員位置表示の間を結線せず、在線スジを描画させないようにしているが、携帯端末1の記憶部14に予め記憶されている乗務員の行路番号を取得し、乗務員位置表示の近傍に、乗務員の行路番号を併せて表示させることができる。
但し、同じ詰所で複数人の乗務員が待機(同一場所に存在)している場合、或いは、同じ列車に複数人の乗務員が乗務している、所謂、便乗している場合には、各乗務員の行路番号が重複して表示されてしまい、行路番号の識別が困難になってしまう。
例えば、同じ列車に行路番号「1233」、「1234」、「1235」の3人の乗務員が便乗していた場合、図5(a)に示すように、行路番号NB51は、乗務員位置表示PI51の近傍であって、同一の場所に重ねて表示されてしまうので、個々の行路番号を識別することが困難になってしまう。
このため、緯度経度情報(乗務員の位置)に基づき複数の乗務員が同一列車に乗務(或いは、同一場所に存在)していると判断した場合、行路番号の表示位置をずらすようにしてもよい。
ここで、このような変形例1における情報処理装置2の動作について図6のフローチャートを用いて説明する。なお、ステップS61からステップS66及びステップS70の動作は、図3に示すフローチャートと同じであるので、説明は省略する。
情報処理装置2は、緯度経度情報(乗務員の位置)に基づき複数の乗務員が同一列車に乗務(或いは、同一場所に存在)しているか否かを判断し(ステップS67)、複数の乗務員が同一列車に乗務(或いは、同一場所に存在)していると判断した場合(ステップS67:Yes)、複数の乗務員が携帯する携帯端末1から行路番号をそれぞれ取得し、取得した複数の行路番号の表示位置をずらして、乗務員位置表示の近傍に表示させる(ステップS68)。
例えば、図5(b)に示すように、乗務員位置表示PI52の近傍であって、互いに、駅名(縦方向)にずらされた異なる表示位置に、行路番号NB52、行路番号NB53及び行路番号NB54が表示されるので、各々の行路番号「1233」、「1234」及び「1235」を容易に識別することができる。
なお、行路番号をずらす方向は、駅名(縦方向)に限らず、時刻(横方向)にずらして表示させてもよい。
一方、情報処理装置2は、複数の乗務員が同一列車に乗務(或いは、同一場所に存在)していないと判断した場合(ステップS67:No)、1人の乗務員が携帯する携帯端末1から行路番号を取得し、乗務員位置表示の近傍に表示させる(ステップS69)。
以上のように、変形例1によれば、緯度経度情報(乗務員の位置)に基づき複数の乗務員が同一列車に乗務、或いは、同一場所に存在していると判断した場合、行路番号の表示位置をずらすことにより、行路番号の同一位置への重複表示を避けることができるので、行路番号の視認性を向上させることができる。
(変形例2)
変形例1の説明に際しては、緯度経度情報(乗務員の位置)に基づき複数の乗務員が同一列車に乗務、或いは、同一場所に存在していると判断した場合、行路番号の表示位置をずらしているが、行路番号をずらして表示させる場合、行路番号を所定の値で割った剰余に基づき表示位置を決定してもよい。
例えば、行路番号を3で割った剰余に基づき表示位置を決定する場合、行路番号「1233」、「1234」、「1235」を3で割った剰余は、それぞれ「0」、「1」、「2」である。この場合、剰余「1」の行路番号は、携帯端末1で緯度経度情報を検出した時間に、剰余「0」の行路番号は、携帯端末1で緯度経度情報を検出した時間より所定の時間を減算した位置、剰余「2」の行路番号は、携帯端末1で緯度経度情報を検出した時間より所定の時間を加算した位置にずらして表示させる。
なお、行路番号をずらす方向は、時刻(横方向)に限らず、駅名(縦方向)にずらして表示させてもよい。
すなわち、例えば、図5(b)に示すように、剰余「1」の行路番号は、駅名(縦方向)の所定位置に、剰余「0」の行路番号は、当該所定位置よりも所定の幅だけ上側にずらした位置に、剰余「2」の行路番号は、当該所定位置よりも所定の幅だけ下側にずらした位置に、それぞれ表示させてもよい。
以上のように、変形例2によれば、緯度経度情報(乗務員の位置)に基づき複数の乗務員が同一列車に乗務、或いは、同一場所に存在していると判断した場合、行路番号を所定の値で割った剰余に基づき表示位置を決定することにより、行路番号の同一位置への重複表示を避けることができるので、行路番号の視認性を向上させることができる。
(変形例3)
また、実施形態等の説明に際しては、情報処理装置2は、緯度経度情報が予め設定された所定の範囲内(例えば、乗務員の詰所等)に存在する場合、乗務員位置表示の結線を行わないように動作しているが、携帯端末1aと列車に搭載された読取装置3の間の近距離無線通信の無線回線の接続の有無に基づき、「運転見合わせ中」、「列車点検中」、或いは、「待機中」であるかを判断することもできる。
図7は、変形例3のシステム100aの機能をブロック図として表した概略構成図である。なお、図1と同じ構成の説明は省略する。
携帯端末1aにおいて、近距離無線通信部17は、Bluetooth(登録商標)を用いて読取装置3との間で近距離無線通信を行う。例えば、近距離無線通信部17は、Bluetoothを用いた近距離無線通信を行うBluetoothモジュールなどであってよい。
一方、読取装置3は、列車の乗務員室に搭載され、近距離無線通信部31を備える。近距離無線通信部31は、Bluetoothを用いて携帯端末1aとの間で近距離無線通信を行う。例えば、近距離無線通信部31は、Bluetoothを用いた近距離無線通信を行うBluetoothモジュールなどであってよい。
そして、システム100aにおいて、携帯端末1aは、乗務員が乗務中に、近距離無線通信部17を制御して、列車の乗務員室に搭載された読取装置3との間で近距離無線通信の無線回線を接続して仕業情報等の情報をやり取りする。
このため、図7に示すシステム100aにおいて、情報処理装置2は、携帯端末1aと列車に搭載された読取装置3の間の無線回線が接続中は、乗務員が列車の乗務員室に在室していると判断できる。このとき、通常運転中であれば、乗務員が乗務行路上を移動中であるため、乗務員位置表示が結線されるが、緯度経度情報が予め設定された所定の範囲内に存在する(乗務員位置表示が結線されない)場合は、詰所等で待機しているのではなく、運転見合わせ中であると判断することができる。
また、携帯端末1aと列車に搭載された読取装置3の間の無線回線が切断され、乗務員が列車の乗務員室に在室していない時に、乗務員の所定の距離(例えば、列車の長さに相当する数100m)の移動が確認されれば、乗務員が列車の近傍を移動していることになるので、情報処理装置2は、乗務員が列車点検中であると判断することができる。
最後に、携帯端末1aと列車に搭載された読取装置3の間の無線回線が切断され、乗務員が列車の乗務員室に在室していない時に、乗務員の所定の距離(例えば、列車の長さに相当する数100m)の移動が確認されなければ、情報処理装置2は、乗務員が詰所等で待機中であると判断することができる。
以上のように、変形例3によれば、情報処理装置2は、携帯端末1aと列車の乗務員室に搭載された読取装置3の間の無線回線の接続状況と、乗務員の移動状況に応じて、乗務員が、「運転見合わせ中」、「列車点検中」、或いは、「待機中」であるかを判断することができる。そして、情報処理装置2の表示部に「運転見合わせ中」、「列車点検中」、或いは、「待機中」の判断結果を表示することも可能である。
(変形例4)
また、変形例2では、緯度経度情報(乗務員の位置)に基づき複数の乗務員が同一列車に乗務していると判断した場合、行路番号を所定の値で割った剰余に基づき表示位置を決定することにより、行路番号の同一位置への重複表示を避けているが、どの行路番号の乗務員が、本務の乗務員であるかを判別することができない。このため、本務の乗務員と、便乗の乗務員を区別して表示させるようにしてもよい。
変形例3で説明したように、携帯端末1aは、乗務員が乗務中に、近距離無線通信部17を制御して、列車の乗務員室に搭載された読取装置3との間で近距離無線通信の無線回線を接続して仕業情報等の情報をやり取りする。
言い換えれば、本務の乗務員が携帯する携帯端末1aのみが、読取装置3との間で近距離無線通信の無線回線を接続して仕業情報等の情報をやり取りすることになる。このため、情報処理装置2は、読取装置3との間で情報のやり取りを行った携帯端末1aの記憶部14に、予め、記憶されている行路番号を取得することにより、表示部23に、本務の乗務員と、便乗の乗務員を区別して表示させることができる。
例えば、図8に示すように、乗務員位置表示PI81の近傍であって、互いに、駅名(縦方向)にずらされた異なる表示位置に、行路番号NB81、行路番号NB82及び行路番号NB83を表示させると共に、個々の行路番号の後に、「本務」又は「便乗」の区別を明示する。
すなわち、行路番号「1233」の乗務員が「本務」の乗務員であり、その他の行路番号の乗務員は「便乗」している乗務員であることが容易に認識することができる。なお、本務の乗務員と、便乗の乗務員を区別して表示させる表示方法としては、図8に示す一例に限定されるものではなく、記号表示による区別、表示色の変更、点滅表示等であってもよい。
以上のように、変形例4によれば、情報処理装置2は、列車に搭載された読取装置3の近距離無線通信部31を用いて情報のやり取りを行った携帯端末1aの記憶部14から行路番号を取得し、取得された行路番号が本務であると認識可能に表示部23に表示させることにより、同一列車に複数人の乗務員が乗務している場合であっても、本務の乗務員の行路番号と、便乗の乗務員の行路番号とを容易に認識することができる
なお、実施形態等の説明に際しては、情報処理装置2は、緯度経度情報が予め設定された所定の範囲内に存在する場合、乗務員位置表示の結線を行わないように動作しているが、記憶部に予め施設情報(例えば、詰所等の情報)を設定し、緯度経度情報が予め設定された所定の範囲内に存在し、且つ、所定の範囲内に施設情報が存在する場合、乗務員位置表示の結線を行わないようにしてもよい。
この場合、乗務員が、詰所等の予め設定された所定の範囲内に存在し、且つ、前記所定の範囲内に前記施設情報が存在する場合には、乗務員位置表示の結線処理を行わないことにより、列車に乗務している乗務員の在線スジと、詰所で待機している乗務員の在線スジとが交錯して、視認性が悪化してしまうことを防止することができる。
また、実施形態の説明に際しては、ダイヤ情報及び乗務員位置表示の保持期間を明示していないが、情報処理装置2の記憶部24は、少なくとも48時間(2日分)の各種情報を保持するだけの記憶容量を有することが好ましい。
また、実施形態の説明に際しては、ダイヤ情報は、情報処理装置2の記憶部24に予め記憶させていたが、ダイヤ情報を管理するサーバからネットワークNを介して取得するものであってもよい。
また、実施形態の説明に際しては、乗務員の待機施設である詰所等が設置された場所を緯度経度情報で示した範囲である所定の範囲は、情報処理装置2の記憶部24に予め記憶させていたが、当該所定の範囲を管理するサーバからネットワークNを介して取得するものであってもよい。
また、実施形態の説明に際しては、情報処理装置2は、乗務員位置表示の結線を行った積算時間から乗務員位置表示の結線を行わなかった積算時間を減算して乗務時間を求め、当該乗務時間が所定の時間を超過した場合、情報処理装置2及び携帯端末1(若しくは携帯端末1a)のいずれか又は双方の表示部に警報を出力するようにしてもよい。
この場合、乗務員の連続乗務の状況を容易に把握できるので、当直担当等の管理者は、連続乗務している乗務員に対して必要な措置を命令することができる。
1、1a 携帯端末
11 制御部
12 操作入力部
13 表示部
14 記憶部
15 通信部
16 緯度経度検出部
17 近距離無線通信部
2 情報処理装置
21 制御部
22 操作入力部
23 表示部
24 記憶部
25 通信部
3 読取装置
31 近距離無線通信部
N 通信ネットワーク
100、100a 乗務員運用支援システム

Claims (11)

  1. 列車の乗務員の現在位置を確認する乗務員運用支援システムにおいて、
    GPSシステムを利用した緯度経度検出部により現在の緯度経度情報を検出して通信部により送信する携帯端末と、
    表示部を備え、記憶部に予め取り込んだダイヤ情報表示を前記表示部に表示させ、前記携帯端末から取得した前記緯度経度情報に基づく乗務員位置表示を前記ダイヤ情報表示の上に重ねて描画させると共に、経時的に変化する前記乗務員位置表示を結線する情報処理装置と、
    を備え、
    前記情報処理装置は、前記緯度経度情報が予め設定された所定の範囲内に存在する場合、前記表示部の表示上における前記乗務員位置表示の結線を行わないことを特徴とする乗務員運用支援システム。
  2. 前記情報処理装置は、前記記憶部に予め施設情報を設定し、
    前記緯度経度情報が予め設定された所定の範囲内に存在し、且つ、前記所定の範囲内に前記施設情報が存在する場合、前記乗務員位置表示の結線を行わないことを特徴とする請求項1に記載の乗務員運用支援システム。
  3. 前記情報処理装置は、前記緯度経度情報が予め設定された所定の範囲内に連続して2回存在する場合、前記乗務員位置表示の結線を行わないことを特徴とする請求項1又は2に記載の乗務員運用支援システム。
  4. 前記情報処理装置は、前記緯度経度情報が予め設定された所定の範囲外に移動した場合、前記乗務員位置表示の結線を再開することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の乗務員運用支援システム。
  5. 前記情報処理装置は、前記緯度経度情報が予め設定された所定の範囲内に存在し、前記携帯端末と列車に搭載された読取装置の間の無線回線が接続中の場合、運転見合わせ中であると判断することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の乗務員運用支援システム。
  6. 前記情報処理装置は、前記緯度経度情報が予め設定された所定の範囲内に存在し、前記携帯端末と列車に搭載された読取装置の間の無線回線が切断され、前記緯度経度情報に基づき乗務員の所定の距離の移動が確認された場合、列車点検中であると判断することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の乗務員運用支援システム。
  7. 前記情報処理装置は、前記緯度経度情報が予め設定された所定の範囲内に存在し、前記携帯端末と列車に搭載された読取装置の間の無線回線が切断され、前記緯度経度情報に基づき乗務員の所定の距離の移動が確認されない場合、待機中であると判断することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の乗務員運用支援システム。
  8. 前記情報処理装置は、予め前記携帯端末の記憶部に記憶された行路番号を取得し、前記乗務員位置表示の近傍に前記行路番号を表示させると共に、前記緯度経度情報に基づき複数の乗務員が同一列車に乗務、或いは、同一場所に存在していると判断した場合、前記行路番号の表示位置をずらすことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の乗務員運用支援システム。
  9. 前記情報処理装置は、前記行路番号を所定の値で割った剰余に基づき表示位置を決定することを特徴とする請求項8に記載の乗務員運用支援システム。
  10. 前記情報処理装置は、前記乗務員位置表示の結線を行った積算時間から前記乗務員位置表示の結線を行わなかった積算時間を減算して乗務時間を求め、当該乗務時間が所定の時間を超過した場合、前記情報処理装置及び前記携帯端末のいずれか又は双方の表示部に警報を出力することを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の乗務員運用支援システム。
  11. 前記情報処理装置は、列車に搭載された読取装置の間で情報のやり取りを行った前記携帯端末の前記記憶部から行路番号を取得し、取得された行路番号が本務であると認識可能に前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の乗務員運用支援システム。
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