JP2017109643A - ハイブリッド自動車 - Google Patents

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Abstract

【課題】エネルギ効率の向上を図る。
【解決手段】HV走行モードでバッテリを充電しながら走行しているときには、ブレーキB1をオンとしたときのモータMG1の回転数Nm1onの絶対値が入力したモータMG1の回転数Nm1の絶対値より小さいと判定され(S120)、ブレーキB1をオンとしたことによりモータMG1の回転数の絶対値が小さくなることによるエネルギ損失の低下量ΔElowがエンジンの運転ポイントが変更されることによるエネルギ損失の増加量ΔEengとモータMG1,MG2のトルクTm1,Tm2の変更によるエネルギ損失の増加量ΔEmgとの和より大きいと判定されたときに(S200)、ブレーキB1をオンとする。これにより、全体としてのエネルギ損失を小さくすることができ、エネルギ効率の向上を図ることができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、ハイブリッド自動車に関し、詳しくは、エンジンと第1モータと第2モータと遊星歯車機構とを備えるハイブリッド自動車に関する。
従来、この種の自動車としては、エンジンからの動力を自動変速機により変速して走行する自動車において、電動アシストターボチャージャの電動機に供給される電力などに基づいて自動変速機の変速マップを変更するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この自動車では、電動アシストターボチャージャの電動機に供給される電力とエンジンの出力軸に連結されたオルタネータの発電量とバッテリの蓄電量とに基づいて変速マップを変更した方が燃費が改善されると判断したときに変速マップを変更する。
また、ハイブリッド自動車として、第1のシングルピニオン式遊星歯車のサンギヤ,リングギヤ,キャリアに第1モータおよび第2のシングルピニオン式遊星歯車のサンギヤ,駆動軸および第2モータ,エンジンおよび第2のシングルピニオン式遊星歯車のリングギヤが連結されたものも提案されている(特許文献2参照)。このハイブリッド自動車では、第2のシングルピニオン式遊星歯車機構のキャリアにはブレーキが接続されており、ブレーキをオンとすることにより、エンジンの回転数に1.0より大きなギヤ比を乗じた回転数が駆動軸の回転数となる構成としている。
特開2011−174470号公報 特開2015−077846号公報
上述のハイブリッド自動車では、車両の走行状態がどのような状態のときにブレーキをオンオフすることによりエネルギ効率がよくなるかが課題となる。こうした課題に対して、上述の電動機に供給される電力やオルタネータの発電量などに基づいて変速マップを変更する技術を適用することも考えられるが、根本的にハード構成が異なるため、適用することができない。
本発明のハイブリッド自動車は、第1遊星歯車機構の共線図において順に並ぶ第1回転要素,第2回転要素,第3回転要素に、第1モータおよび第2遊星歯車機構の共線図において順に並ぶ第4回転要素,第5回転要素,第6回転要素のうちの第4回転要素、エンジンおよび第2遊星歯車機構の第6回転要素,駆動軸および第2モータが連結され、第2遊星歯車機構の第5回転要素にブレーキが接続されたハイブリッド自動車において、エネルギ効率の向上を図ることを主目的とする。
本発明のハイブリッド自動車は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のハイブリッド自動車は、
エンジンと、
第1モータと、
第2モータと、
共線図において順に並ぶ第1回転要素と第2回転要素と第3回転要素とを有し、前記第1回転要素に前記第1モータが連結され、前記第2回転要素に前記エンジンが連結され、前記第3回転要素に車軸に連結された駆動軸および前記第2モータが連結された第1遊星歯車機構と、
共線図において順に並ぶ第4回転要素と第5回転要素と第6回転要素とを有し、前記第4回転要素に前記第1回転要素が連結され、前記第6回転要素に前記第2回転要素が連結された第2遊星歯車機構と、
前記第5回転要素に接続されたブレーキと、
前記第1モータおよび前記第2モータと電力のやりとりを行なうバッテリと、
前記ブレーキがオフの状態のときに、前記ブレーキをオフとしている状態より前記ブレーキをオンとした状態の方が前記第1モータの回転数の絶対値が小さくならないと判定したときには前記ブレーキをオフの状態で保持するブレーキ制御手段と、
を備えるハイブリッド自動車であって、
前記ブレーキ制御手段は、前記ブレーキがオフの状態で前記エンジンの運転を伴って前記バッテリを充放電しているときに、前記ブレーキをオフとしている状態より前記ブレーキをオンとした状態の方が前記第1モータの回転数の絶対値が小さくなると判定すると共に、前記第1モータの回転数の絶対値が小さくなることによるエネルギ損失の低下量が前記エンジンの運転ポイントの変化によるエネルギ損失の増加量と前記第1モータおよび前記第2モータのトルクの変更によるエネルギ損失の増加量との和より大きいと判定したときに前記ブレーキをオンとする手段である、
ことを特徴とする。
この本発明のハイブリッド自動車では、第1遊星歯車機構の第1回転要素と第2回転要素と第3回転要素は共線図においてこの順に並んでおり、第2遊星歯車機構の第4回転要素と第5回転要素と第6回転要素は共線図においてこの順に並んでいる。第1遊星歯車機構の第1回転要素と第2遊星歯車機構の第4回転要素が連結されており、第1遊星歯車機構の第2回転要素と第2遊星歯車機構の第6回転要素が連結されている。したがって、共線図において、第1回転要素および第4回転要素、第5回転要素、第2回転要素および第6回転要素、第3回転要素の順に並ぶ。即ち、第1回転要素、第5回転要素、第2回転要素、第3回転要素の4つの回転要素が共線図においてこの順に並ぶことになる。第1回転要素には第1モータが連結されており、第5回転要素にはブレーキが接続されており、第2回転要素にはエンジンが連結されており、第3回転要素には駆動軸と第2モータとが連結されている。このハイブリッド自動車では、ブレーキがオフの状態のときに、ブレーキをオフとしている状態よりブレーキをオンとした状態の方が第1モータの回転数の絶対値が小さくならないと判定したときにはブレーキをオフの状態で保持する。これは、基本的に第1モータの回転数の絶対値が小さくなると第1モータのエネルギ損失が小さくなることに基づいている。そして、ブレーキがオフの状態でエンジンの運転を伴ってバッテリを充放電しているときに、ブレーキをオフとしている状態よりブレーキをオンとした状態の方が第1モータの回転数の絶対値が小さくなると判定すると共に、第1モータの回転数の絶対値が小さくなることによるエネルギ損失の低下量がエンジンの運転ポイントの変化によるエネルギ損失の増加量と第1モータおよび第2モータのトルクの変更によるエネルギ損失の増加量との和より大きいと判定したときにブレーキをオンとする。このように判定するのは、第1モータの回転数の絶対値が小さくなることによってエネルギ損失が低下しても、エンジンの運転ポイントが変更されたり第1モータや第2モータのトルクが変更されることによってエネルギ損失が増加する場合が生じ、これらを考慮しないと全体としてエネルギ損失が低下してしまうからである。この結果、エネルギ効率の向上を図ることができる。
本発明の一実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 ブレーキB1をオフとしてHV走行モードにより走行しているときの共線図の一例を示す説明図である。 ブレーキB1をオフとしてEV走行モードにより走行しているときの共線図の一例を示す説明図である。 ブレーキB1をオンとしたときの共線図の一例を示す説明図である。 HVECU70により実行されるブレーキオン制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 EV走行モードで走行しているときにブレーキB1をオンしたときの状態を共線図により示す説明図である。 HV走行モードでバッテリ50を充放電せずに走行しているときにブレーキB1をオンしたときの状態を共線図により示す説明図である。 HV走行モードでバッテリ50を充放電せずに走行しているときにブレーキB1をオンしたときの状態を共線図により示す説明図である。 HV走行モードでバッテリ50を充電しながら走行しているときにブレーキB1をオンしたときの状態を共線図により示す説明図である。 エンジン22の運転ポイントの変更の様子の一例を示す説明図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。
実施例のハイブリッド自動車20は、図1に示すように、エンジン22と、プラネタリギヤ30と、プラネタリギヤ35と、モータMG1,MG2と、インバータ41,42と、バッテリ50と、ハイブリッド用電子制御ユニット(以下、「HVECU」という)70と、を備える。
エンジン22は、ガソリンや軽油などを燃料として動力を出力する内燃機関として構成されている。エンジン22は、エンジン用電子制御ユニット(以下、「エンジンECU」という)24によって運転制御されている。
エンジンECU24は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。
エンジンECU24には、エンジン22を運転制御するのに必要な各種センサからの信号が入力ポートから入力されている。各種センサからの信号の一部として以下のものを挙げることができる。
・エンジン22のクランクシャフト26の回転位置を検出するクランクポジションセンサ23からのクランク角θcr
・スロットルバルブのポジションを検出するスロットルバルブポジションセンサからのスロットル開度TH
エンジンECU24からは、エンジン22を運転制御するための種々の制御信号が出力ポートを介して出力されている。種々の制御信号の一部として以下のものを挙げることができる。
・スロットルバルブのポジションを調節するスロットルモータへの駆動制御信号
・燃料噴射弁への駆動制御信号
・イグナイタと一体化されたイグニッションコイルへの駆動制御信号
エンジンECU24は、HVECU70と通信ポートを介して接続されている。このエンジンECU24は、HVECU70からの制御信号によってエンジン22を運転制御する。また、エンジンECU24は、必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータをHVECU70に出力する。エンジンECU24は、クランクポジションセンサ23からのクランク角θcrに基づいて、クランクシャフト26の角速度および回転数、即ち、エンジン22の角速度ωneおよび回転数Neを演算している。
プラネタリギヤ30は、外歯歯車のサンギヤ31と、内歯歯車のリングギヤ32と、サンギヤ31およびリングギヤ32に噛合する複数のピニオンギヤ33と、複数のピニオンギヤ33を自転かつ公転自在に保持するキャリア34と、を有するシングルピニオン式の遊星歯車機構として構成されている。サンギヤ31には、モータMG1の回転子が接続されている。リングギヤ32には、駆動輪59a,59bにデファレンシャルギヤ58およびギヤ機構57を介して連結された駆動軸56が接続されている。キャリア34には、ダンパ28を介してエンジン22のクランクシャフト26が接続されている。プラネタリギヤ30への潤滑油の供給は、図示しないオイルポンプにより行なわれており、キャリア34の回転などによりピニオンギヤ33にも潤滑油が供給されている。
プラネタリギヤ35は、外歯歯車のサンギヤ36と、内歯歯車のリングギヤ37と、サンギヤ36およびリングギヤ37に噛合する複数のピニオンギヤ38と、複数のピニオンギヤ38を自転かつ公転自在に保持するキャリア39と、を有するシングルピニオン式の遊星歯車機構として構成されている。サンギヤ36は、プラネタリギヤ30のサンギヤ33に接続されており、リングギヤ37はプラネタリギヤ30のキャリア34に接続されている。キャリア39は、ブレーキB1を介してケース21に接続されている。ブレーキB1は、油圧駆動の摩擦係合要素として構成されている。プラネタリギヤ35への潤滑油の供給は、図示しないオイルポンプにより行なわれており、キャリア39の回転などによりピニオンギヤ38にも潤滑油が供給されている。
モータMG1は、例えば同期発電電動機として構成されている。このモータMG1は、上述したように、回転子がプラネタリギヤ30のサンギヤに接続されている。モータMG2は、例えば同期発電電動機として構成されている。このモータMG2は、回転子がギヤ機構57を介して駆動軸56に接続されている。インバータ41,42は、バッテリ50と共に電力ライン54に接続されている。電力ライン54には、平滑用のコンデンサ55が取り付けられている。モータMG1,MG2は、モータ用電子制御ユニット(以下、「モータECU」という)40によって、インバータ41,42の図示しない複数のスイッチング素子がスイッチング制御されることにより、回転駆動される。
モータECU40は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。
モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するのに必要な各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。各種センサからの信号の一部として、以下のものを挙げることができる。
・モータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの回転位置θm1,θm2
・モータMG1,MG2の各相に流れる電流を検出する電流センサからの相電流
モータECU40からは、インバータ41,42の図示しないスイッチング素子へのスイッチング制御信号などが出力ポートを介して出力されている。
モータECU40は、HVECU70と通信ポートを介して接続されている。このモータECU40は、HVECU70からの制御信号によってモータMG1,MG2を駆動制御する。また、モータECU40は、必要に応じてモータMG1,MG2の駆動状態に関するデータをHVECU70に出力する。モータECU40は、回転位置検出センサ43,44からのモータMG1,MG2の回転子の回転位置θm1,θm2に基づいてモータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2を演算している。
バッテリ50は、例えばリチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池として構成されている。このバッテリ50は、上述したように、インバータ41,42と共に電力ライン54に接続されている。このバッテリ50は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、「バッテリECU」という)52によって管理されている。
バッテリECU52は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROM,データを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。
バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。各種センサからの信号の一部として、以下のものを挙げることができる。
・バッテリ50の端子間に設置された電圧センサ51aからの電池電圧Vb
・バッテリ50の出力端子に取り付けられた電流センサ51bからの電池電流Ib(バッテリ50から放電するときが正の値)
・バッテリ50に取り付けられた温度センサ51cからの電池温度Tb
バッテリECU52は、HVECU70と通信ポートを介して接続されている。このバッテリECU52は、必要に応じてバッテリ50の状態に関するデータをHVECU70に出力する。バッテリECU52は、電圧センサ51aからの電池電圧Vbと電流センサ51bからの電池電流Ibとの積として充放電電力Pbを演算している。また、バッテリECU52は、電流センサ51bからの電池電流Ibの積算値に基づいて蓄電割合SOCを演算している。蓄電割合SOCは、バッテリ50の全容量に対するバッテリ50から放電可能な電力の容量の割合である。
HVECU70は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROM,データを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。
HVECU70には、各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。各種センサからの信号の一部として、以下のものを挙げることができる。
・イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号IG
・シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP
・アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc
・ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP
・車速センサ88からの車速V
HVECU70からは、ブレーキB1への駆動信号などが出力ポートを介して出力されている。
HVECU70は、上述したように、エンジンECU24,モータECU40,バッテリECU52と通信ポートを介して接続されている。このHVECU70は、エンジンECU24,モータECU40,バッテリECU52と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20では、通常は、ブレーキB1をオフとして、ハイブリッド走行モード(HV走行モード)か電動走行モード(EV走行モード)により走行する。HV走行モードは、エンジン22とモータMG1とモータMG2とからの動力を用いて走行する走行モードである。EV走行モードは、エンジン22を運転停止すると共にモータMG2からの動力を用いて走行する走行モードである。図2は、ブレーキB1をオフとしてHV走行モードにより走行しているときの共線図の一例を示す説明図であり、図3は、ブレーキB1をオフとしてEV走行モードにより走行しているときの共線図の一例を示す説明図である。図中、S1,S2軸は、プラネタリギヤ30のサンギヤ31およびプラネタリギヤ35のサンギヤ36の回転数を示すと共にモータMG1の回転数Nm1を示す。C2軸は、プラネタリギヤ35のキャリア39の回転数を示す。C1,R2軸は、プラネタリギヤ30のキャリア34およびプラネタリギヤ35のリングギヤ37の回転数を示すと共にエンジン22の回転数Neを示す。R1軸は、プラネタリギヤ30のリングギヤ32の回転数を示すと共に駆動軸56の回転数Npを示す。S1,S2軸の太線矢印は、モータMG1からの出力されているトルクTm1を示す。C1,R2軸の太線矢印は、エンジン22から出力されているトルクTeを示す。R1軸の2つの太線矢印は、モータMG1から出力されたトルクTm1により駆動軸56に作用するトルクとモータMG2から出力されたトルクTm2により駆動軸56に作用するトルクとを示す。「k1」および「k2」は換算係数である。図2および図3に示すように、ブレーキB1をオフしているときには、プラネタリギヤ35のキャリア39はフリーに回転するから、プラネタリギヤ35は駆動には関与しない。
図4は、ブレーキB1をオンとしたときの共線図の一例を示す説明図である。ブレーキB1をオンとしているときには、プラネタリギヤ35のキャリア39はケース21に固定されて回転できないから、図4に示すように、C2軸が値0を通る直線上の運転ポイントで走行する。
次に、こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20の動作、特に、ブレーキB1をオフとして走行している最中にブレーキB1をオンする際の動作について説明する。図5は、HVECU70により実行されるブレーキオン制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、ブレーキB1をオフとして走行している最中に所定時間毎(例えば、数msec毎や数十msec毎)に実行される。
ブレーキオン制御ルーチンが実行されると、HVECU70は、まず、モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2を入力する処理を実行する(ステップS100)。モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2の入力は、モータECU40により回転位置検出センサ43,44からのモータMG1,MG2の回転子の回転位置θm1,θm2に基づいて演算されたものを通信により入力することができる。
続いて、モータMG2の回転数Nm2に基づいてブレーキB1をオンとしたときのモータMG1の回転数Nm1onを次式(1)により計算する(ステップS110)。式(1)中、kはモータMG2の回転数Nm2を駆動軸56の回転数Ndに換算する換算係数(Nd=k・Nm2)であり、ρ1はプラネタリギヤ30のギヤ比(サンギヤ31の歯数/リングギヤ32の歯数)であり、ρ2はプラネタリギヤ35のギヤ比(サンギヤ36の歯数/リングギヤ37の歯数)である。式(1)は、図4の共線図から容易に導出することができる。
Nm1on=k・Nm2/{ρ2+ρ1・(1+ρ2)} (1)
次に、計算したブレーキB1をオンとしたときのモータMG1の回転数Nm1onの絶対値が入力したモータMG1の回転数Nm1の絶対値より小さいか否か(モータMG1の回転数の絶対値が小さくなるか否か)を判定する(ステップS120)。モータMG1の回転数の絶対値を比較するのは、モータMG1は正回転したり負回転したりするからである。ブレーキB1をオンとしたときのモータMG1の回転数Nm1onの絶対値がモータMG1の回転数Nm1の絶対値より小さくならない(モータMG1の回転数の絶対値が小さくならない)と判定したときには、基本的にモータMG1のエネルギ損失が低下しないと判断し、ブレーキB1をオンすることなく本ルーチンを終了する。
一方、ブレーキB1をオンとしたときのモータMG1の回転数Nm1onの絶対値がモータMG1の回転数Nm1の絶対値より小さい(モータMG1の回転数の絶対値が小さい)と判定したときには、バッテリ50の充放電中であるか否かを判定する(ステップS130)。バッテリ50の充放電中ではないと判定したときには、モータMG1の回転数の絶対値が小さくなることによるモータMG1のエネルギ損失の低下量ΔElowを計算する(ステップS140)。モータMG1のエネルギ損失の低下量ΔElowは、モータMG1を回転数Nm1で回転したときのエネルギ損失からモータMG1を回転数Nm1onで回転したときのエネルギ損失を減じることにより計算することができる。モータMG1の回転数に基づくエネルギ損失は、予め実験などによりモータMG1の回転数Nm1とエネルギ損失との関係を求めてマップとして記憶しておき、モータMG1の回転数Nm1が与えられるとマップから対応するエネルギ損失を導出することにより得ることができる。
続いて、エンジン22の運転ポイント(回転数,出力トルク)が変更されることによるエネルギ損失の増加量ΔEengを計算する(ステップS150)。エネルギ損失の増加量ΔEengは、ブレーキをオンとしたときのエンジン22の運転ポイント(回転数,出力トルク)のエネルギ損失からブレーキをオフとしている状態のときのエンジン22の運転ポイント(回転数,出力トルク)のエネルギ損失を減じることにより計算することができる。エンジン22のエネルギ損失は、予め実験などによりエンジン22の運転ポイント(回転数,トルク)とエネルギ損失との関係を求めてマップとして記憶しておき、エンジン22の運転ポイント(回転数,出力トルク)が与えられるとマップから対応するエネルギ損失を導出することにより得ることができる。
そして、計算したエネルギ損失の低下量ΔElowがエネルギ損失の増加量ΔEengより大きいか否かを判定する(ステップS160)。エネルギ損失の低下量ΔElowがエネルギ損失の増加量ΔEengより大きくないと判定したときには、全体としてのエネルギ効率は低下しないと判断し、ブレーキB1をオンすることなく本ルーチンを終了する。一方、エネルギ損失の低下量ΔElowがエネルギ損失の増加量ΔEengより大きいと判定したときには、全体としてのエネルギ効率は低下すると判断し、ブレーキB1をオンして(ステップS210)、本ルーチンを終了する。
ステップS130でバッテリ50の充放電中であると判定したときには、モータMG1の回転数Nm1が回転数Nm1onとなって小さくなることによるモータMG1のエネルギ損失の低下量ΔElowを計算すると共に(ステップS170)、エンジン22の運転ポイント(回転数,出力トルク)が変更されることによるエネルギ損失の増加量ΔEengを計算する(ステップS180)。エネルギ損失の低下量ΔElowやエネルギ損失の増加量ΔEengの計算手法については上述した。
続いて、モータMG1,MG2のトルクTm1,Tm2の変更によるエネルギ損失の増加量ΔEmgを計算する(ステップS190)。エネルギ損失の増加量ΔEmgは、ブレーキをオンとしたときのモータMG1,MG2の銅損とモータMG1の引き摺り損失との和としてのエネルギ損失からブレーキをオフとしている状態のときのモータMG1,MG2の銅損とモータMG1の引き摺り損失との和としてのエネルギ損失を減じることにより計算することができる。モータMG1,MG2の銅損は、予め実験などによりモータMG1,MG2から出力しているトルクTm1,Tm2と銅損との関係を求めてマップとして記憶しておき、モータMG1,MGのトルクTm1,Tm2が与えられるとマップから対応する銅損を導出することにより得ることができる。モータMG1の引き摺り損失は、予め実験などによりモータMG1が引き摺られているときのモータMG1の回転数Nm1と引き摺り損失との関係を求めてマップとして記憶しておき、モータMG1が引き摺られているときのモータMG1の回転数Nm1が与えられるとマップから対応する引き摺り損失を導出することにより得ることができる。
そして、計算したエネルギ損失の低下量ΔElowがエネルギ損失の増加量ΔEengとエネルギ損失の増加量ΔEmgとの和より大きいか否かを判定する(ステップS200)。エネルギ損失の低下量ΔElowがエネルギ損失の増加量ΔEengとエネルギ損失の増加量ΔEmgとの和より大きくないと判定したときには、全体としてのエネルギ効率は低下しないと判断し、ブレーキB1をオンすることなく本ルーチンを終了する。一方、エネルギ損失の低下量ΔElowがエネルギ損失の増加量ΔEengとエネルギ損失の増加量ΔEmgとの和より大きいと判定したときには、全体としてのエネルギ効率は低下すると判断し、ブレーキB1をオンして(ステップS210)、本ルーチンを終了する。
次に、具体的な走行状態を挙げてブレーキB1をオンするか否かの制御(図5のブレーキオン制御ルーチン)について説明する。図6は、EV走行モードで走行しているときにブレーキB1をオンしたときの状態を共線図により示す説明図である。図7および図8は、HV走行モードでバッテリ50を充放電せずに走行しているときにブレーキB1をオンしたときの状態を共線図により示す説明図である。図9は、HV走行モードでバッテリ50を充電しながら走行しているときにブレーキB1をオンしたときの状態を共線図により示す説明図である。図中、実線はブレーキB1をオフとしている状態を示し、破線はブレーキB1をオンとしたときの状態を示す。
EV走行モードで走行しているときには、図6に示すように、ブレーキB1をオンとすることによりモータMG1の回転数の絶対値は小さくなる。一方、ブレーキB1をオンとすることによりエンジン22は比較的低回転ではあるが連れ回されることになる。したがって、モータMG1の回転数の絶対値が小さくなることによるエネルギ損失の低下量ΔElowがエンジン22を連れ回すことによるエネルギ損失の増加量ΔEengより大きいときにブレーキB1はオンされる。一方、エネルギ損失の低下量ΔElowがエネルギ損失の増加量ΔEengより大きくないときにはブレーキB1はオンされることなくオフの状態で保持される。このため、全体としてのエネルギ損失を小さくすることができ、エネルギ効率の向上を図ることができる。
HV走行モードでバッテリ50を充放電せずに走行しているときに、図7に示すように、ブレーキB1をオンとすることによりモータMG1の回転数の絶対値が大きくなるときには、モータMG1の回転数の絶対値が大きくなるためにエネルギ損失が増加すると共にエンジン22の運転ポイントが変更されるためにエネルギ損失が増加する。したがって、全体としてのエネルギ損失は増加するから、ブレーキB1はオンされることなくオフの状態が保持される。図8に示すように、ブレーキB1をオンとすることによりモータMG1の回転数の絶対値が小さくなるときには、モータMG1の回転数の絶対値が小さくなることによるエネルギ損失の低下量ΔElowとエンジン22の運転ポイント(回転数,出力トルク)が変更されることによるエネルギ損失の増加量ΔEengが計算される。そして、エネルギ損失の低下量ΔElowがエネルギ損失の増加量ΔEengより大きいときにブレーキB1がオンされる。一方、エネルギ損失の低下量ΔElowがエネルギ損失の増加量ΔEengより大きくないときにはブレーキB1はオンされることなくオフの状態で保持される。このため、全体としてのエネルギ損失を小さくすることができ、エネルギ効率の向上を図ることができる。
HV走行モードでバッテリ50を充電しながら走行しているときには、ブレーキB1をオフとしている状態では、図9の実線に示すように、バッテリ50の充電のために、図8の実線に比してエンジン22は大きな回転数NeとトルクTeで運転され、モータMG1も大きな回転数Nm1で駆動される。ブレーキB1をオンとすると、図9の破線に示すように、図8の破線と同様に、モータMG1はブレーキB1をオフとしている状態のときの回転数の絶対値より小さい負側の回転数で回転し、エンジン22はブレーキB1をオフとしている状態のときの回転数でより運転することになる。エンジン22からのトルクは、バッテリ50を充電するために大きなトルクとなり、燃費最適動作ラインから大きく外れることになる。エンジン22の運転ポイントの変更の様子を図10に示す。図中、燃費最適動作ラインと交わる2つの破線曲線は等パワー曲線である。ポイントAはブレーキB1をオフとしている状態でバッテリ50を充電していないときのエンジン22の運転ポイントである。ポイントBはブレーキB1をオフとしている状態でバッテリ50を充電しているときのエンジン22の運転ポイントである。ポイントCはブレーキB1をオンとしたときのエンジン22の運転ポイントである。図示するように、エンジン22の運転ポイントは、燃費最適動作ラインから大きく外れるため、エンジン22の運転ポイント(回転数,出力トルク)が変更されることによるエネルギ損失の増加量ΔEengは比較的大きな値となる。ブレーキB1をオンとしたときには、通常はモータMG1は連れ回され、モータMG2は発電トルクを出力することになる。このため、モータMG1,MG2のトルクの変更が大きくなり、モータMG1,MG2の銅損も大きくなる場合が生じる。また、モータMG1は連れ回されることになるため、モータMG1の引き摺り損失も生じるため、モータMG1,MG2のトルクTm1,Tm2の変更によるエネルギ損失の増加量ΔEmgも大きくなる場合が生じる。したがって、ブレーキB1をオンとしたことによりモータMG1の回転数の絶対値が小さくなることに基づくエネルギ損失の低下量ΔElowは大きくなるが、エネルギ損失の増加量ΔEengやエネルギ損失の増加量ΔEmgも大きくなる場合が生じるため、これらを考慮してブレーキB1をオンするか否かを判定する必要がある。実施例では、エネルギ損失の低下量ΔElowがエネルギ損失の増加量ΔEengとエネルギ損失の増加量ΔEmgとの和より大きいときにブレーキB1がオンされる。一方、エネルギ損失の低下量ΔElowがエネルギ損失の増加量ΔEengとエネルギ損失の増加量ΔEmgとの和より大きくないときにはブレーキB1はオンされることなくオフの状態で保持される。このため、全体としてのエネルギ損失を小さくすることができ、エネルギ効率の向上を図ることができる。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20では、HV走行モードでバッテリ50を充電しながら走行しているときには、以下の2つの条件が成立したときにブレーキB1をオンとする。第1の条件は、ブレーキB1をオンとしたときのモータMG1の回転数Nm1onの絶対値が入力したモータMG1の回転数Nm1の絶対値より小さいと判定される条件である。第2の条件は、ブレーキB1をオンとしたことによりモータMG1の回転数の絶対値が小さくなることによるエネルギ損失の低下量ΔElowが、エンジン22の運転ポイントが変更されることによるエネルギ損失の増加量ΔEengとモータMG1,MG2のトルクTm1,Tm2の変更によるエネルギ損失の増加量ΔEmgとの和より大きいと判定される条件である。これにより、全体としてのエネルギ損失を小さくすることができ、エネルギ効率の向上を図ることができる。
もとより、HV走行モードでバッテリ50を充電することなく走行しているときやEV走行モードで走行しているときには、上述の第1の条件と下記の第3の条件が成立したときにブレーキB1をオンとする。第3の条件は、ブレーキB1をオンとしたことによりモータMG1の回転数の絶対値が小さくなることによるエネルギ損失の低下量ΔElowがエンジン22の運転ポイントが変更されることによるエネルギ損失の増加量ΔEengより大きいと判定される条件である。これにより、全体としてのエネルギ損失を小さくすることができ、エネルギ効率の向上を図ることができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、HV走行モードでバッテリ50を充電しながら走行しているときにブレーキB1をオンとしたときには、モータMG1は連れ回されるものとした。しかし、ブレーキB1をオンしたときでも、モータMG1によって発電することもできる。この場合、モータMG1の発電トルクとモータMG2の駆動トルク(あるいは発電トルク)を適宜設定することにより、モータMG1,MG2のトルクTm1,Tm2の変更によるエネルギ損失の増加量ΔEmgを小さくすることもできる。したがって、この場合は、モータMG1の発電トルクとモータMG2の駆動トルク(あるいは発電トルク)の設定を考慮してモータMG1,MG2のトルクTm1,Tm2の変更によるエネルギ損失の増加量ΔEmgを設定すればよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、エンジン22が「エンジン」に相当し、モータMG1が「第1モータ」に相当し、モータMG2が「第2モータ」に相当し、プラネタリギヤ30が「第1遊星歯車機構」に相当し、プラネタリギヤ35が「第2遊星歯車機構」に相当し、ブレーキB1が「ブレーキ」に相当し、バッテリ50が「バッテリ」に相当し、HVECU70が「ブレーキ制御手段」に相当する。また、サンギヤ31が「第1回転要素」に相当し、キャリア34が「第2回転要素」に相当し、リングギヤ32が「第3回転要素」に相当し、サンギヤ36が「第4回転要素」に相当し、キャリア39が「第5回転要素」に相当し、リングギヤ37が「第6回転要素」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、ハイブリッド自動車の製造産業などに利用可能である。
20 ハイブリッド自動車、21 ケース、22 エンジン、23 クランクポジションセンサ、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、26 クランクシャフト、28 ダンパ、30,35 プラネタリギヤ、31,36 サンギヤ、32,37 リングギヤ、33,38 ピニオンギヤ、34,39 キャリヤ、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、50 バッテリ、51a 電圧センサ、51b 電流センサ、51c 温度センサ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54 電力ライン、55 コンデンサ、56 駆動軸、57 ギヤ機構、58 デファレンシャルギヤ、59a,59b 駆動輪、70 ハイブリッド用電子制御ユニット(HVECU)、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、B1 ブレーキ、MG1,MG2 モータ。

Claims (1)

  1. エンジンと、
    第1モータと、
    第2モータと、
    共線図において順に並ぶ第1回転要素と第2回転要素と第3回転要素とを有し、前記第1回転要素に前記第1モータが連結され、前記第2回転要素に前記エンジンが連結され、前記第3回転要素に車軸に連結された駆動軸および前記第2モータが連結された第1遊星歯車機構と、
    共線図において順に並ぶ第4回転要素と第5回転要素と第6回転要素とを有し、前記第4回転要素に前記第1回転要素が連結され、前記第6回転要素に前記第2回転要素が連結された第2遊星歯車機構と、
    前記第5回転要素に接続されたブレーキと、
    前記第1モータおよび前記第2モータと電力のやりとりを行なうバッテリと、
    前記ブレーキがオフの状態のときに、前記ブレーキをオフとしている状態より前記ブレーキをオンとした状態の方が前記第1モータの回転数の絶対値が小さくならないと判定したときには前記ブレーキをオフの状態で保持するブレーキ制御手段と、
    を備えるハイブリッド自動車であって、
    前記ブレーキ制御手段は、前記ブレーキがオフの状態で前記エンジンの運転を伴って前記バッテリを充放電しているときに、前記ブレーキをオフとしている状態より前記ブレーキをオンとした状態の方が前記第1モータの回転数の絶対値が小さくなると判定すると共に、前記第1モータの回転数の絶対値が小さくなることによるエネルギ損失の低下量が前記エンジンの運転ポイントの変化によるエネルギ損失の増加量と前記第1モータおよび前記第2モータのトルクの変更によるエネルギ損失の増加量との和より大きいと判定したときに前記ブレーキをオンとする手段である、
    ことを特徴とするハイブリッド自動車。
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