JP2017109563A - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】鞍乗り型車両において、エンジンの近傍にABSモジュールのケースを配置してエンジンの周辺の空間を有効利用し、さらに、ケースに要求される水密性を低くでき、且つ、ケースを容易に支持できるようにする。
【解決手段】ヘッドパイプ14と、ヘッドパイプ14の後方に延びる左右一対のメインフレーム15と、メインフレーム15の下方に位置するエンジン10と、前輪2及び後輪3を制動する液圧式ブレーキと、液圧式ブレーキに作用する液圧を減圧可能なABSモジュール300とを備えた鞍乗り型車両において、ABSモジュール300は、ケース301に収容された状態で、エンジン10のクランク軸の軸線40aよりも後方、且つ、エンジン10の最上端42bよりも下方に配置され、ケース301は、メインフレーム15に支持されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、鞍乗り型車両に関する。
従来、鞍乗り型車両において、ブレーキに作用する液圧を制御するABSモジュールをケースに収容し、このケースをエンジンのシリンダの近傍に配置したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、上記ケースがエンジンのシリンダの軸線の下方に配置されているため、シリンダの周辺に空間を確保でき、設計の自由度を向上できる。
特開2013−71586号公報
しかしながら、上記従来の鞍乗り型車両では、ABSモジュールを収容した上記ケースが地面に近いことから、泥はね等を考慮してケースの水密性を高くする必要があった。また、エンジンのシリンダの軸線の下方は、ケースを支持し易い位置ではなかった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、鞍乗り型車両において、エンジンの近傍にABSモジュールのケースを配置してエンジンの周辺の空間を有効利用し、さらに、ケースに要求される水密性を低くでき、且つ、ケースを容易に支持できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、ヘッドパイプ(14)と、当該ヘッドパイプ(14)の後方に延びる左右一対のメインフレーム(15)と、当該メインフレーム(15)の下方に位置するエンジン(10)と、車輪(2,3)を制動する液圧式ブレーキ(2b)と、当該液圧式ブレーキ(2b)に作用する液圧を減圧可能なABSモジュール(300)とを備えた鞍乗り型車両において、前記ABSモジュール(300)は、ケース(301)に収容された状態で、前記エンジン(10)のクランク軸線(40a)よりも後方、且つ、前記エンジン(10)の最上端(42b)よりも下方に配置され、前記ケース(301)は、前記メインフレーム(15)に支持されていることを特徴とする。
本発明によれば、ABSモジュールは、ケースに収容された状態で、エンジンのクランク軸線よりも後方、且つ、エンジンの最上端よりも下方に配置され、ケースは、メインフレームに支持されている。これにより、ABSモジュールが収容されたケースを、エンジンのクランク軸線よりも後方、且つ、略鉛直に延びるエンジンの最上端よりも下方のエンジンの周辺の空間を有効利用して配置でき、さらに、この配置位置は、地面に対し高い位置であり泥はねの影響が小さいことから、ケースに要求される水密性を低くできる。また、メインフレームは左右一対であるため、ケースを容易に支持できる。
また、本発明は、前記ケース(301)は、車幅方向外側に突出する側方突出部(330)を備え、前記メインフレーム(15)は、前記メインフレーム(15)の車幅方向の内側面に、側面視で後方に凸形状のU字部材(303)を備え、前記側方突出部(330)は、前記U字部材(303)の内側に係合して前記メインフレーム(15)に支持されていることを特徴とする。
本発明によれば、メインフレームは、メインフレームの車幅方向の内側面に、側面視で後方に凸形状のU字部材を備え、ケースの側方突出部は、U字部材の内側に係合してメインフレームに支持されている。これにより、ケースの側方突出部をU字部材に係合させる際には、U字部材の内側面で側方突出部をガイドできるため、ケースをメインフレームに容易に固定できる。また、U字部材がメインフレームの車幅方向の内側面に位置して外側から見え難いため、外観性が良い。
また、本発明は、前記ケース(301)は、前記側方突出部(330)から後方に突出する後方突出部(338)を備え、当該後方突出部(338)は、前記U字部材(303)の底部(306)に設けられた開口(308)に挿通されていることを特徴とする。
本発明によれば、ケースの後方突出部は、U字部材の底部に設けられた開口に挿通されている。これにより、側方突出部をU字部材に係合すると、ケースの後方突出部とU字部材の底部の開口とによって、ケースを適切な位置に位置決めできる。
さらに、本発明は、車体フレーム(F)は、左右を連結するクロスフレーム(26)を備え、前記ケース(301)の後部は、前記クロスフレーム(26)に締結して支持されていることを特徴とする。
本発明によれば、ケースの後部は、クロスフレームに締結して支持されているため、側方突出部とU字部材との係合によって組み付け性を容易にしながら、後部の締結部によって、ケースを強固に固定できる。
また、本発明は、前記ケース(301)の後部の前記クロスフレームに対する締結箇所の内、少なくとも1か所では、リアフェンダー(57)に共締めされていることを特徴とする。
本発明によれば、ケースの後部のクロスフレームに対する締結箇所では、リアフェンダーが共締めされているため、リアフェンダーをクロスフレーム側まで延ばしてリアフェンダーの大きさを確保できるとともに、締結部材の部品点数を削減できる。
また、本発明は、前記U字部材(303)は、その底部(306)が後下方に指向するように後下がりに設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、U字部材は、その底部が後下方に指向するように後下がりに設けられているため、ケースの側方突出部を自重によってU字部材に係合させておくことができ、組み付け性が良い。
また、本発明は、前記メインフレーム(15)は、上下2本のパイプフレーム(15a,15b)とこれらパイプフレーム(15a,15b)を上下に連結する連結フレーム(15c,15d,15e,15f)とを備えるトラスフレームであり、前記U字部材(303)は、下側の前記パイプフレーム(15b)に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、U字部材は、下側のパイプフレームに設けられている。これにより、ケースに収容された重量物であるABSモジュールに近い位置でケースを支持できるため、車両の加減速に伴ってケースの固定部にかかる負荷を小さくすることができる。
また、本発明は、前記クロスフレーム(26)は、クッション(310)の上端(310a)を支持していることを特徴とする。
本発明によれば、クッションの上端を支持するクロスフレームを利用して、簡単な構造でケースを支持できる。
また、本発明は、前記ケース(301)には、ホース(343)を支持するホース支持部(342)が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、ケースには、ホースを支持するホース支持部が設けられているため、ホースを支持する専用の部品の部品点数を削減できる。
本発明に係る鞍乗り型車両では、ABSモジュールが収容されたケースを、エンジンの周辺の空間を有効利用して配置でき、さらに、ケースに要求される水密性を低くできるとともにケースを容易に支持できる。
また、ケースをメインフレームに容易に固定できるとともに、U字部材が外側から見え難く外観性が良い。
また、ケースの後方突出部によって、ケースを適切な位置に位置決めできる。
また、組み付け性を容易にしながら、後部の締結部によってケースを強固に固定できる。
さらに、リアフェンダーの大きさを確保できるとともに、締結部材の部品点数を削減できる。
また、ケースの側方突出部を自重によってU字部材に係合させておくことができ、組み付け性が良い。
また、車両の加減速に伴ってケースの固定部にかかる負荷を小さくすることができる。
また、クロスフレームを利用して、簡単な構造でケースを支持できる。
さらに、ケースのホース支持部によって、ホースを支持する専用の部品の部品点数を削減できる。
本発明の実施の形態に係る自動二輪車の左側面図である。 車体フレームの左側面図である。 車体フレームの平面図である。 図1のIV−IV断面図である。 図3のV−V断面図である。 図2のVI−VI断面図である。 U字部材の斜視図である。 ケースの左側面図である。 ケースを前上方から見た斜視図である。 U字部材に側方突出部が係合した状態を示す斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示している。また、図中には、車体右方を符号RHで示すことがある。
図1は、本発明の実施の形態に係る自動二輪車の左側面図である。なお、図1では、左右一対で設けられるものは、左側のものだけが図示されている。
自動二輪車1は、車体フレームFにパワーユニットとしてのエンジン10が支持され、前輪2(車輪)を支持するフロントフォーク11が車体フレームFの前端に操舵可能に支持され、後輪3(車輪)を支持するスイングアーム12が車体フレームFの後部側に設けられた車両である。自動二輪車1は、乗員が跨るようにして着座する前シート13が車体フレームFの後部の上方に設けられた鞍乗り型の車両である。
図2は、車体フレームFの左側面図である。図3は、車体フレームFの平面図である。なお、図2では、左右一対で設けられるものは、左側のものだけが図示されている。また、図2及び図3では、後述するケース301も図示されている。
車体フレームFは、前端に設けられてフロントフォーク11を軸支するヘッドパイプ14と、ヘッドパイプ14から後方へ斜め下向きに傾斜して延出する左右一対のメインフレーム15,15と、メインフレーム15,15の後端から下方に延出する左右一対のピボットフレーム16,16と、メインフレーム15,15の前端部から後下方に延びる左右一対のダウンフレーム17,17と、ピボットフレーム16,16の上部及びメインフレーム15,15の後部から後上がりに車両後端部まで延びる左右一対のシートフレーム18,18と、を備える。
各メインフレーム15は、ヘッドパイプ14の上部とピボットフレーム16の上部とを繋ぐパイプ状の上フレーム部15a(パイプフレーム)と、ヘッドパイプ14の下部とピボットフレーム16の上部とを繋ぐパイプ状の下フレーム部15b(パイプフレーム)とを備える。平面視では、上フレーム部15aは、下フレーム部15bの車幅方向内側を、下フレーム部15bに沿うように延びる。さらに、各メインフレーム15は、上フレーム部15aと下フレーム部15bとをトラス状に三角形を形成するように上下に繋ぐ複数の連結フレーム部15c,15d,15e,15f(連結フレーム)を備える。すなわち、各メインフレーム15は、上フレーム部15aと下フレーム部15bとがトラス状の連結フレーム部15c,15d,15e,15fで連結されたトラスフレームである。また、平面視では、メインフレーム15,15は、前シート13の下方に位置する後部が、エンジン10を支持する前部よりも車幅方向に幅狭に形成されている。
各シートフレーム18は、上フレーム部15aの後部から後上がりに延びる上側シートフレーム部18aと、ピボットフレーム16の上部から後上がりに延びて上フレーム部15aの後端部に連結されるサブフレーム部18bと、上フレーム部15aとサブフレーム部18bとを上下に繋ぐ補強フレーム部18cとを備える。
また、車体フレームFは、ダウンフレーム17,17の上下の中間部から後上がりに延びて下フレーム部15bに連結される補強フレーム19,19を備える。
ダウンフレーム17,17は、エンジンハンガ20を下端部に備える。上部クロスフレーム26は、前方に突出するエンジンハンガ21を備える。また、下部クロスフレーム25は、前方に突出するエンジンハンガ22を備える。
車体フレームFは、ピボットフレーム16,16の下端部を車幅方向に連結する下部クロスフレーム25と、ピボットフレーム16,16の上端部を車幅方向に連結する上部クロスフレーム26(クロスフレーム)と、上部クロスフレーム26の後方で上側シートフレーム部18a,18aの前部を車幅方向に連結する上面側クロスフレーム27とを備える。
また、車体フレームFは、上側シートフレーム部18a,18aの後部を車幅方向に連結する後部クロスフレーム28と、上側シートフレーム部18a,18aの後端を車幅方向に連結する後端クロスフレーム29とを備える。
図1を参照し、前シート13に着座した運転者は、フロントフォーク11の上端に取り付けられたハンドル30を介して前輪2を操舵する。前輪2は、フロントフォーク11の下端部に設けられた前輪車軸2aに軸支される。
スイングアーム12は、左右のピボットフレーム16,16を車幅方向に連結するピボット軸31に前端部を軸支され、ピボット軸31を中心に上下に揺動する。スイングアーム12と車体フレームFとは、クッションとしてのリアサスペンション310(図5参照)を介して連結される。後輪3は、スイングアーム12の後端部に挿通される後輪車軸3aに軸支される。
運転者用の前シート13は、上側シートフレーム部18a,18aの前部に支持される。前シート13の後方には、同乗者が着座する後シート32が設けられる。
燃料タンク39は、前シート13の前縁に連続してメインフレーム15,15の上方に設けられる。
左右のピボットフレーム16,16の下部の後部には、後方に延びるステップホルダ33,33が左右一対で設けられる。前シート13に着座した運転者が足を乗せる左右一対のメインステップ34,34は、ステップホルダ33,33に取り付けられてピボットフレーム16,16の後方に位置する。
後シート32の同乗者が足を乗せる左右一対のタンデムステップ35,35は、シートフレーム18,18から後下方に延びるタンデムステップホルダ36,36に支持される。
サイドスタンド37は、左側のピボットフレーム16の下部に設けられたスタンド支持部38に支持される。サイドスタンド37は、回動軸37aを中心に回動することで折り畳み自在である。サイドスタンド37を使用して自動二輪車1を駐車すると、自動二輪車1は、車幅方向においてサイドスタンド37が位置する側、すなわち左側に傾斜した状態となる。サイドスタンド37を使用して自動二輪車1を駐車すると、自動二輪車1の左部が低くなり、右部が高くなる。
エンジン10は、車幅方向に延びるクランク軸40を支持するクランクケース41と、クランクケース41の前部上面から略鉛直に上方へ延びるシリンダ部42(シリンダ)とを備える。クランクケース41の後部には、変速機(不図示)が内蔵される。シリンダ部42は鉛直方向よりも少し前傾して設けられており、シリンダ部42の軸線42aは鉛直方向に対して前方に傾斜している。
エンジン10は、エンジンハンガ20,21,22(図2)に支持される。エンジン10は、車体フレームFに吊り下げられるようにして支持され、ピボットフレーム16,16の前方でメインフレーム15,15の下方に配置される。
エンジン10には、排気管43,43及びマフラー44を備えた排気ユニット45が接続される。排気管43,43は、シリンダ部42の前面に配置される排気ポート(不図示)から引き出され、クランクケース41の下方を通って後方に延びる。マフラー44は、スイングアーム12の右側の外側方に配置され、右側のピボットフレーム16の後方で排気管43,43の後端部に接続される。
エンジン10の冷却水を放熱するラジエータ48は、シリンダ部42の前方に配置されている。
エンジン10の出力は、上記変速機の出力軸側と後輪3との間に掛け渡される駆動チェーン46によって後輪3に伝達される。
自動二輪車1は、車体フレームF及びエンジン10等で構成される車体を覆う車体カバー50を備える。車体カバー50は、ヘッドパイプ14の前方に配置されるフロントカウル51と、フロントカウル51に連続して後方へ延びる左右一対のミドルカウル52,52と、ミドルカウル52,52の下部に連続して後方に延びるアンダーカウル53とを備える。
また、車体カバー50は、燃料タンク39を覆うタンクカバー54と、ミドルカウル52,52の上部に連続して後方に延びる左右一対のシート下カウル55と、シートフレーム18,18を覆うリアカウル56とを備える。
後輪3の上方を覆うリアフェンダー57は、リアカウル56の下方で前後に延びる。前輪2を上方から覆うフロントフェンダー58は、フロントフォーク11に支持される。
図1を参照し、自動二輪車1は、前輪2を制動する液圧式の前輪ブレーキ2bと、後輪3を制動する液圧式の後輪ブレーキ(不図示)と、ブレーキ操作時の前輪2及び後輪3のロックを回避するように作動するABS(Anti-lock Brake System)モジュール300と、ABSモジュール300を収容するケース301とを備える。
前輪ブレーキ2b及び上記後輪ブレーキは、前輪2及び後輪3にそれぞれ設けられたブレーキディスクを液圧によりキャリパで挟圧して車輪を制動するものである。
ABSモジュール300は、前輪ブレーキ2bのキャリパ及び後輪ブレーキのキャリパにブレーキホースを介してそれぞれ接続されており、センサにより前輪2または後輪3のロック挙動を検出すると、ロック挙動が検出された側のキャリパの液圧を減圧し、車輪のロックを回避する。
ABSモジュール300は、制御部、この制御部により駆動されて液圧を減ずように作動するモータ、及び、液圧回路部等を一体に備えた箱状に形成されている。
以下、ケース301を車体フレームFに支持するケース支持構造について説明する。
図1に示すように、エンジン10は、クランクケース41の前部からシリンダ部42が上方に延出する。このため、シリンダ部42の後方には、シリンダ部42の後方、且つ、変速機等が収容されるクランクケース41の後部41aの上方に位置する空間Sが形成される。
ケース301は、エンジン10のシリンダ部42の後方でクランクケース41の後部41aの上方に位置し、空間S内に設けられる。
また、ケース301は、前部が左右のメインフレーム15,15の後部の間に位置し、後部が左右のピボットフレーム16,16の上部の間に位置する。
空間Sにおいてシリンダ部42とケース301との間には、シリンダ部42の吸気ポートに接続される吸気装置99が設けられている。
図4は、図1のIV−IV断面図である。
図4に示すように、ケース301は、前部の車幅方向(左右方向)の両側部を、左右の下フレーム部15b,15bに支持される。
また、ケース301は、後部が上部クロスフレーム26上に載置され、上部クロスフレーム26に固定される。
図5は、図3のV−V断面図である。図6は、図2のVI−VI断面図である。なお、図5及び図6ではケース301は不図示である。
図4〜図6を参照し、メインフレーム15,15の下フレーム部15b,15bの後部において車幅方向の内側面には、側面視で後方に凸形状となるU字部材303,303が左右一対で設けられている。U字部材303,303はケース301の前部を支持する。
U字部材303,303は、板材をU字状に屈曲させて形成されている。各U字部材303は、U字の縦棒の一方を形成する上側壁部304と、U字の縦棒の他方を形成する下側壁部305と、U字の底部を形成する湾曲部306(底部)とを備える。湾曲部306は、上側壁部304の端と下側壁部305とを曲線状に繋ぐ。
また、U字部材303,303は、U字の内部を外側に開放させる開放部307を湾曲部306の反対側に備える。
図7は、U字部材303の斜視図である。
U字部材303の底部、すなわち湾曲部306には、底部を貫通する開口308が設けられている。開口308は、湾曲部306の車幅方向外側の部分、すなわち、下フレーム部15bの内側面に面する側を切り欠くようにして設けられている。
図5と合わせて参照すると、U字部材303は、そのU字の頂点である湾曲部306の頂点部306aが、下フレーム部15bの軸線15gの延在方向に指向するように後下がりの姿勢で設けられている。すなわち、U字部材303の中心線303aは、下フレーム部15bの軸線15gと略平行であるとともに、軸線15gに略重なるように配置されている。
上側壁部304は、下側壁部305の上方で下側壁部305と略平行に後下がりに延びる。湾曲部306は、上側壁部304及び下側壁部305の後端を上下に繋いでいる。
また、図4の平面視に示すように、下フレーム部15b,15bは、後部側ほど車幅方向の間隔が小さくなるように形成されているため、軸線15g,15gも後部側ほど車幅方向の間隔が小さくなるように傾斜している。U字部材303の中心線303aは、平面視においても軸線15gと略平行になっている。
U字部材303は、金属製の板材を、例えば、プレス金型による抜き加工及び曲げ加工等して形成される。
まず、プレスによる抜き加工によって、金属の板材からU字部材303の輪郭形状を備えた板が抜かれる。この抜き加工では、開口308に対応する部分を含む輪郭形状が形成される。次に、上記板が曲げ加工によって湾曲部306に対応する部分でU字状に曲げられることで、U字部材303が形成される。
U字部材303は、上側壁部304及び下側壁部305における車幅方向の外縁部304a,305aが、下フレーム部15bの内側面に溶接されることで、下フレーム部15bに固定される。湾曲部306は下フレーム部15bに対して溶接されず、上側壁部304及び下側壁部305の直線的な溶接部でU字部材303が固定されるため、溶接が容易である。
また、開口308は、下フレーム部15bの内側面に固定されることで、車幅方向外側の開放部分が閉じられる。
図4〜図7を参照し、上部クロスフレーム26は、車幅方向に延びる上面部26aと、上面部26aの前縁から下方に延びる前面部26bと、上面部26aの後縁から下方に延びる後面部26cとを備えて断面コ字状に形成されている。上部クロスフレーム26の内部は、下面から下方に開放している。上部クロスフレーム26は、上面部26aが水平よりも前傾した姿勢で設けられている。
上部クロスフレーム26の内部には、リアサスペンション310の上端310aが設けられている。
上部クロスフレーム26は、上面部26aの車幅方向の中央部に貫通孔26dを備える。リアサスペンション310の上端310aは、上方に延びる締結部310bが下方から貫通孔26dに挿通され、上面部26aの上面側で締結部310bに締結されるナット310cによって上部クロスフレーム26に固定される。
上部クロスフレーム26は、上面部26aから上方に突出する台状の固定部312,312を左右一対備える。固定部312,312は、車幅方向中央の貫通孔26dの左右にそれぞれ配置されている。また、固定部312,312は、左右のエンジンハンガ21よりも車幅方向の内側に位置する。固定部312,312にはケース301の後部が固定される。
図8は、ケース301の左側面図である。図9は、ケース301を前上方から見た斜視図である。
図4、図8及び図9を参照し、ケース301は、平面視で略矩形且つ略水平に延びるケース底面部320と、ケース底面部320の前縁から上方に延びるケース前面部321と、ケース底面部320の左右の側縁から上方に延びる一対のケース側面部322,322と、ケース底面部320の後縁から上方に延びるケース後面部324とを備え、上面が上方に開口した箱状に形成されている。
ABSモジュール300は、ケース301内に収容され、ケース底面部320上に載置されて支持される。
ケース301は、ケース側面部322,322の上部から車幅方向外側に膨出する側方膨出部325,325を備える。ケース301は、膨出部325,325の車幅方向の外側面325a,325aとケース側面部322,322とを繋ぐリブ326(図4)を複数備える。
側方膨出部325,325の下縁部325b(図8)は、ケース301の上下方向の中間部を前後に延びる。
ケース301は、側方膨出部325,325の前部の外側面325a,325aから車幅方向外側に突出する側方突出部330,330を左右一対備える。側方突出部330,330は、下縁部325bの近傍に設けられている。
側方突出部330,330は、下フレーム部15bのU字部材303に係合する部分であり、U字部材303の内側部の形状に沿う形状に形成されている。側方突出部330,330は左右対称に形成されているため、ここでは、左側の側方突出部330について説明する。
詳細には、側方突出部330は、側面視において、U字部材303の湾曲部306の内面に沿うように湾曲する後面部336と、U字部材303の上側壁部304の内面に沿うように延びる上面部334と、U字部材303の下側壁部305の内面に沿うように延びる下面部335と、上面部334の後端と下面部335の後端とを上下に繋ぐ前面部337とを一体に備える。後面部336、上面部334、下面部335、及び、前面部337はそれぞれ壁状に形成されており、側方突出部330は、内部が中空になっている。側方突出部330の内部は、外側方に開放している。
側方突出部330は、側面視では、後面部336、上面部334、下面部335、及び、前面部337が繋がることで略D字状に形成されている。
湾曲部306の頂点を通る側方突出部330の中心線330aは、U字部材303の中心線303a(図5)と略平行である。
また、ケース301は、側方突出部330の後面部336の頂点部から後方に突出する後方突出部338を備える。後方突出部338は、U字部材303の開口308に挿通される。
後方突出部338は、開口308を通る軸状に形成されており、中心線330aと略平行に後方へ延びる。
また、図4に示すように、側方突出部330の中心線330aは、平面視においてもU字部材303の中心線303aと略平行に設けられている。
ケース301は、ケース後面部324の上部から後方に延びる板状の延出部340,340を一対備える。延出部340,340は、固定孔340a,340a(図9)を備え、この固定孔340a,340aには、ケース301を上部クロスフレーム26に固定するケース固定ボルト341,341が挿通される。
さらに、ケース301は、ホース343(図8)を支持するホース支持部342を、ケース前面部321に備える。ホース支持部342は、ケース前面部321の外面をホース343の形状に沿って半円状に内側に窪ませた溝部342aと、ケース前面部321から前方に突出してホース343を挟むクリップ部342bとを備える。溝部342aは、上下方向に延びている。ホース343は、溝部342aに嵌め込まれるとともに、クリップ部342bに把持される。ここで、ホース支持部342に支持されるホース343は、例えば、ラジエータホースやブリーザーホースである。
図10は、U字部材303に側方突出部330が係合した状態を示す斜視図である。
図4及び図10を参照し、ケース301の前部は、側方突出部330,330が下フレーム部15b,15bのU字部材303,303に前方から係合されることで、メインフレーム15,15に支持される。また、後方突出部338,338がU字部材303,303の開口308,308に前方から係合している。
この状態では、ケース301は、U字部材303,303の内面に側方突出部330,330がガイドされるとともに、側方突出部330,330の外側面が下フレーム部15b,15bの内側面に当接または近接することで、位置を規制されている。さらに、ケース301は、後方突出部338,338と開口308,308との係合により、側方突出部330,330を中心とする回転方向、及び、車幅方向の移動を規制されている。
ケース301の後部は、上部クロスフレーム26上に載置された延出部340,340に、ケース固定ボルト341,341が挿通されて固定部312,312に締結されることで上部クロスフレーム26に固定されている。
また、図4に示すように、リアフェンダー57の前端部は、固定部312,312に重なる位置まで延びており、延出部340,340と共にケース固定ボルト341,341によって固定部312,312に共締めされている。
ケース301を車体フレームFに組み付ける際には、左右のメインフレーム15,15の後部の間にケース301を位置させ、ケース301を後方にスライドして側方突出部330,330及び後方突出部338,338をU字部材303,303に差し込むとともに、延出部340,340を上部クロスフレーム26上に載置する。その後、ケース固定ボルト341,341を締結する。このように、側方突出部330,330及び後方突出部338,338をU字部材303,303に差し込むだけでケース301の前部を固定できるため、組み付けが容易である。
また、U字部材303,303が後下がりの姿勢で設けられているため、ケース301の自重によって、側方突出部330,330及び後方突出部338,338をU字部材303,303に差し込んだ状態に維持できる。このため、作業性が良い。
図1に示すように、ケース301が組み付けられた状態では、ケース301及びABSモジュール300は、クランク軸40の軸線40a(クランク軸線)よりも後方、且つ、シリンダ部42の最上端42bよりも下方に位置する。ここでは、最上端42bは、シリンダ部42のシリンダヘッドの上面を覆うシリンダヘッドカバーの後部の上面である。
さらに、ケース301及びABSモジュール300は、クランクケース41の後部41aの上方で左右のメインフレーム15,15の間に位置している。また、ケース301及びABSモジュール300は、エンジンハンガ21よりも上方に位置する。
このように、ケース301及びABSモジュール300をシリンダ部42の後方に設けることで、シリンダ部42の後方の空間Sを有効に利用してケース301及びABSモジュール300を配置できる。
また、ケース301及びABSモジュール300は、クランクケース41の後部41aの上方で左右のメインフレーム15,15の間に位置するため、地面から高く離れているとともに、クランクケース41の後部41aによって下方から保護されるとともに、メインフレーム15,15によって側方から保護される。これにより、地面からの泥はねがケース301に侵入することを効果的に抑制できるため、ケース301は高い水密性を要求されない。このため、ケース301の構造を簡単にできる。
さらに、ケース301がメインフレーム15,15の間に設けられるため、下フレーム部15b,15bに設けたU字部材303,303によって、ケース301を簡単な構造でメインフレーム15,15に固定できる。
また、ABSモジュール300は重量物であるため、自動二輪車1が加減速した場合、ケース301の側方突出部330,330には、慣性による負荷がかかる。本実施の形態では、下フレーム部15b,15bに設けたU字部材303,303で側方突出部330,330を支持するため、ケース底面部320に支持されたABSモジュール300に近い位置で側方突出部330,330を支持できる。このため、自動二輪車1の加減速時に側方突出部330,330に作用するモーメントによる負荷を小さくできる。
さらに、図2を参照し、U字部材303,303は、上フレーム部15a,15aよりも車幅方向の外側に位置する下フレーム部15b,15bに設けられるため、左右のU字部材303,303の間の間隔を大きくできる。このため、ケース301が車幅方向に大きい場合であっても支持できる。また、上フレーム部15a,15aは、前シート13の前下方に位置する部分において、下フレーム部15b,15bよりも車幅方向の内側に位置する。このため、上フレーム部15a,15aが運転者の脚の邪魔になり難く、足付き性が良い。
以上説明したように、本発明を適用した実施の形態によれば、自動二輪車1は、ヘッドパイプ14と、ヘッドパイプ14の後方に延びる左右一対のメインフレーム15,15と、メインフレーム15,15の下方に位置するエンジン10と、前輪2及び後輪3を制動する液圧式の前輪ブレーキ2b及び後輪ブレーキと、前輪ブレーキ2b及び後輪ブレーキに作用する液圧を減圧可能なABSモジュール300とを備え、ABSモジュール300は、ケース301に収容された状態で、エンジン10のクランク軸40の軸線40aよりも後方、且つ、エンジン10の最上端42bよりも下方に配置され、ケース301は、メインフレーム15,15に支持されている。これにより、ABSモジュール300が収容されたケース301を、クランク軸40の軸線40aよりも後方、且つ、エンジン10の最上端42bよりも下方のシリンダ部42の周辺の空間を有効利用して配置でき、さらに、この配置位置は、地面に対し高い位置であり泥はねの影響が小さいことから、ケース301に要求される水密性を低くできる。また、ケース301は、燃料タンク39、前シート13及び車体カバー50等によって上方から覆われているため、上方から水等が侵入し難い。
さらに、メインフレーム15,15は左右一対であるため、左右の支持部でケース301を容易に支持できる。
また、ケース301は、車幅方向外側に突出する側方突出部330,330を備え、メインフレーム15,15は、メインフレーム15,15の車幅方向の内側面に、側面視で後方に凸形状のU字部材303,303を備え、側方突出部330,330は、U字部材303,303の内側に係合してメインフレーム15,15に支持されている。これにより、ケース301の側方突出部330,330をU字部材303,303に係合させる際には、U字部材303,303の内側面で側方突出部330,330をガイドできるため、ケース301をメインフレーム15,15に容易に固定できる。また、U字部材303,303がメインフレーム15,15の車幅方向の内側面に位置して外側から見え難いため、外観性が良い。
また、ケース301は、側方突出部330,330から後方に突出する後方突出部338,338を備え、後方突出部338,338は、U字部材303,303の底部である湾曲部306,306に設けられた開口308,308に挿通されている。これにより、側方突出部330,330をU字部材303,303に係合すると、ケース301の後方突出部338,338とU字部材303,303の底部の開口308,308とによって、ケース301を適切な位置に位置決めできる。
さらに、車体フレームFは、左右を連結する上部クロスフレーム26を備え、ケース301の後部は、上部クロスフレーム26に締結して支持されているため、側方突出部330,330とU字部材303,303との係合によって組み付け性を容易にしながら、後部の締結部によって、ケース301を強固に固定できる。
また、ケース301の後部の上部クロスフレーム26に対する締結箇所の内、少なくとも1か所では、リアフェンダー57に共締めされているため、リアフェンダー57を上部クロスフレーム26側まで延ばしてリアフェンダー57の大きさを確保できるとともに、締結部材の部品点数を削減できる。
また、U字部材303,303は、その底部である湾曲部306,306が後下方に指向するように後下がりに設けられているため、ケース301の側方突出部330,330を自重によってU字部材303,303に係合させておくことができ、組み付け性が良い。
また、各メインフレーム15は、上下2本のパイプフレームである上フレーム部15a及び下フレーム部15bとこれら上フレーム部15a及び下フレーム部15bを上下に連結する連結フレーム部15c,15d,15e,15fとを備えるトラスフレームであり、U字部材303,303は、下フレーム部15b,15bに設けられている。これにより、ケース301に収容された重量物であるABSモジュール300に近い位置でケース301を支持できるため、自動二輪車1の加減速に伴って側方突出部330,330及びU字部材303,303等にかかる負荷を小さくすることができる。
また、上部クロスフレーム26は、リアサスペンション310の上端310aを支持しているため、リアサスペンション310の上端310aを支持する上部クロスフレーム26を利用して、簡単な構造でケース301を支持できる。
また、ケース301には、ホース343を支持するホース支持部342が設けられているため、ホース343を支持する専用の部品の部品点数を削減できる。
なお、上記実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
上記実施の形態では、リアフェンダー57の前端部は、延出部340,340と共にケース固定ボルト341,341によって固定部312,312に2箇所で共締めされているものとして説明したが、これに限らず、リアフェンダー57は少なくとも1か所で上部クロスフレーム26に共締めされていれば良い。例えば、1か所の延出部340にリアフェンダー57を共締めする構成としても良い。
また、上記実施の形態では、鞍乗り型車両として自動二輪車1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、3輪以上の車輪を有する鞍乗り型車両に本発明を適用しても良い。
1 自動二輪車(鞍乗り型車両)
2 前輪(車輪)
2b 前輪ブレーキ(液圧式ブレーキ)
3 後輪(車輪)
10 エンジン
14 ヘッドパイプ
15,15 メインフレーム
15a 上フレーム部(パイプフレーム)
15b 下フレーム部(パイプフレーム)
15c,15d,15e,15f 連結フレーム部(連結フレーム)
26 上部クロスフレーム(クロスフレーム)
40a 軸線(クランク軸線)
42b 最上端
57 リアフェンダー
300 ABSモジュール
301 ケース
303,303 U字部材
306 湾曲部(底部)
308 開口
310 リアサスペンション(クッション)
310a 上端
330,330 側方突出部
338,338 後方突出部
342 ホース支持部
343 ホース
F 車体フレーム

Claims (9)

  1. ヘッドパイプ(14)と、当該ヘッドパイプ(14)の後方に延びる左右一対のメインフレーム(15)と、当該メインフレーム(15)の下方に位置するエンジン(10)と、車輪(2,3)を制動する液圧式ブレーキ(2b)と、当該液圧式ブレーキ(2b)に作用する液圧を減圧可能なABSモジュール(300)とを備えた鞍乗り型車両において、
    前記ABSモジュール(300)は、ケース(301)に収容された状態で、前記エンジン(10)のクランク軸線(40a)よりも後方、且つ、前記エンジン(10)の最上端(42b)よりも下方に配置され、
    前記ケース(301)は、前記メインフレーム(15)に支持されていることを特徴とする鞍乗り型車両。
  2. 前記ケース(301)は、車幅方向外側に突出する側方突出部(330)を備え、
    前記メインフレーム(15)は、前記メインフレーム(15)の車幅方向の内側面に、側面視で後方に凸形状のU字部材(303)を備え、
    前記側方突出部(330)は、前記U字部材(303)の内側に係合して前記メインフレーム(15)に支持されていることを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両。
  3. 前記ケース(301)は、前記側方突出部(330)から後方に突出する後方突出部(338)を備え、当該後方突出部(338)は、前記U字部材(303)の底部(306)に設けられた開口(308)に挿通されていることを特徴とする請求項2記載の鞍乗り型車両。
  4. 車体フレーム(F)は、左右を連結するクロスフレーム(26)を備え、前記ケース(301)の後部は、前記クロスフレーム(26)に締結して支持されていることを特徴とする請求項2または3記載の鞍乗り型車両。
  5. 前記ケース(301)の後部の前記クロスフレームに対する締結箇所の内、少なくとも1か所では、リアフェンダー(57)に共締めされていることを特徴とする請求項4記載の鞍乗り型車両。
  6. 前記U字部材(303)は、その底部(306)が後下方に指向するように後下がりに設けられていることを特徴とする請求項2から5のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
  7. 前記メインフレーム(15)は、上下2本のパイプフレーム(15a,15b)とこれらパイプフレーム(15a,15b)を上下に連結する連結フレーム(15c,15d,15e,15f)とを備えるトラスフレームであり、前記U字部材(303)は、下側の前記パイプフレーム(15b)に設けられていることを特徴とする請求項2から6のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
  8. 前記クロスフレーム(26)は、クッション(310)の上端(310a)を支持していることを特徴とする請求項4または5記載の鞍乗り型車両。
  9. 前記ケース(301)には、ホース(343)を支持するホース支持部(342)が設けられていることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
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