JP2017109462A - インクジェットヘッド及びインクジェット記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】共通電極の電流密度が増加しても、液滴速度差の発生を抑制することができるインクジェットヘッド及びインクジェット記録装置を提供する。【解決手段】圧電素子を利用してインクに吐出エネルギーを付与する吐出エネルギー付与手段101と、吐出エネルギー付与手段101に電気信号を付与する一対の駆動電極、共通電極102A,102Bとを有するヘッドチップ100を備え、吐出エネルギー付与手段101は、吐出エネルギー付与手段列を構成し、ヘッドチップ100は、吐出エネルギー付与手段列毎に設けられた共通電極102A,102Bと電気的に接続される引出部材302A,302Bとの接続領域103,104が、隣り合う吐出エネルギー付与手段列の共通電極102A,102B間において、異なる位置に配置されている。【選択図】図1

Description

本発明はインクジェットヘッド及びインクジェット記録装置に関し、詳しくは、共通電極の電流密度が増加しても、液滴速度差の発生を抑制することができるインクジェットヘッド及びインクジェット記録装置に関する。
インクジェットヘッドは、駆動電位生成装置からの駆動電位の印加によって吐出エネルギー付与手段を駆動させ、インクに吐出エネルギーを付与し、ノズルからインクを吐出させる。一般に、吐出エネルギー付与手段としては、PZT等の圧電素子を一対の電極間で挟んだものが用いられ、電極間の静電容量を利用して該圧電素子を機械的に駆動させることでインクに吐出エネルギーを付与するようになっている。
従来、このようなインクジェットヘッドの一例として、吐出エネルギー付与手段からなる駆動壁とインク室(チャネル)とを交互に配置したインク室列を有するせん断モード型のインクジェットヘッドがある。ノズルの高密度化を図るため、近年のインクジェットヘッドは、このようなインク室列を2列以上設けている。
せん断モード型のインクジェットヘッドは駆動壁を隣り合うチャネルで共用するため、隣り合うチャネル内のインクを同時に吐出することができない。このため、1つおきのチャネル毎に、インク吐出を行う吐出チャネルとインク吐出を行わないダミーチャネルとに分けた独立駆動タイプのインクジェットヘッドが知られている(特許文献1)。
独立駆動タイプのインクジェットヘッドは、各吐出チャネルに対応する電極を駆動電位生成装置と個別に電気的接続するのに対し、各ダミーチャネルに対応する電極を、チャネル列で共通となる共通電極に一括して電気的接続し、この共通電極を駆動電位生成装置と電気的接続する構成となっている。共通電極は、インクジェットヘッドのヘッドチップの一面に、チャネル列に沿って延びるように形成されている。
特開2008−143167号公報
近年、チャネルの高密度化に伴い、共通電極を配置するヘッドチップ表面のスペースが狭くなり、共通電極を細く形成せざるを得なくなってきている。また、1チャネル列当たりのチャネル数も増加し、それに伴って共通電極の電流密度が増加してきている。これにより、共通電極に対して駆動電位生成装置からの駆動電位信号が印加される接続領域に負荷が集中し、該接続領域における発熱量が大きくなる現象が見られるようになった。
共通電極の発熱はヘッドチップに伝達されるため、チャネル内のインクの温度が、接続領域の近傍のチャネルで高くなる。その結果、接続領域の近傍のチャネル内のインクの粘度が低下することにより液滴速度が変化し、インクジェットヘッドの各チャネルで液滴速度差が発生する問題がある。特に、記録速度を向上させるべくインクジェットヘッドが高速駆動される程、発熱量が大きくなるため、インクジェットヘッド内で発生する液滴速度差の問題は顕著となる。
そこで、本発明は、共通電極の電流密度が増加しても、液滴速度差の発生を抑制することができるインクジェットヘッドを提供することを課題とする。
また、本発明は、共通電極の電流密度が増加しても、液滴速度差の発生を抑制することができるインクジェットヘッドを備えたインクジェット記録装置を提供することを課題とする。
本発明の他の課題は、以下の記載により明らかとなる。
上記課題は、以下の各発明によって解決される。
1.圧電素子を利用してインクに吐出エネルギーを付与する吐出エネルギー付与手段と、前記吐出エネルギー付与手段に電気信号を付与する一対の駆動電極、共通電極とを有するヘッドチップを備え、
前記吐出エネルギー付与手段は、吐出エネルギー付与手段列を構成し、
前記ヘッドチップは、前記吐出エネルギー付与手段列毎に設けられた前記共通電極と電気的に接続される引出部材との接続領域が、隣り合う前記吐出エネルギー付与手段列の前記共通電極間において、異なる位置に配置されていることを特徴とするインクジェットヘッド。
2.隣り合う前記共通電極のうちの一方は、複数の前記接続領域を有すると共に該共通電極の両端部に前記接続領域が配置され、
隣り合う前記共通電極のうちの他方は、前記吐出エネルギー付与手段列の複数の前記吐出エネルギー付与手段を均等に2分する部位に前記接続領域が配置されていることを特徴とする前記1記載のインクジェットヘッド。
3.前記引出部材は、前記駆動電極に供給する駆動電位を生成する駆動電位生成装置と電気的に接続されていることを特徴とする前記1又は2記載のインクジェットヘッド。
4.前記駆動電位生成装置から前記接続領域までの経路抵抗は、全て等しいことを特徴とする前記3記載のインクジェットヘッド。
5.前記駆動電極は、前記吐出エネルギー付与手段毎に設けられていることを特徴とする前記1〜4の何れかに記載のインクジェットヘッド。
6.前記駆動電極と導通する配線を有する配線基板を備え、
前記配線基板に、前記共通電極の各々と重なり合うように電気的に接続される複数の基板側共通電極を有することを特徴とする前記1〜5の何れかに記載のインクジェットヘッド。
7.前記配線基板は、前記ヘッドチップとの接合面の反対面に1つの配線部を有し、該配線部と少なくとも1つの前記基板側共通電極とが、前記配線基板を貫通する貫通穴を介して電気的に接続されていることを特徴とする前記6記載のインクジェットヘッド。
8.前記ヘッドチップは、前記吐出エネルギー付与手段からなる複数の駆動壁と複数のチャネルとが交互に配置されることによって、前記吐出エネルギー付与手段列であるチャネル列を構成していると共に、前記チャネルの開口部が、前記ヘッドチップの相反する前面及び後面にそれぞれ配置されており、
前記チャネル列は、インク吐出を行う吐出チャネルとインク吐出を行わないダミーチャネルとが1つおきに配置されており、
前記複数の共通電極は、前記ヘッドチップの前記後面に形成され、前記複数の吐出エネルギー付与手段の前記一対の駆動電極のうちの前記ダミーチャネル内に臨む前記一方の駆動電極と電気的に接続されていることを特徴とする前記1〜7の何れかに記載のインクジェットヘッド。
9.前記引出部材との接続領域が異なる位置に配置されている前記チャネル列の前記吐出チャネルに共通にインクを供給するインクマニホールドを有することを特徴とする前記8記載のインクジェットヘッド。
10.前記1〜9の何れかに記載のインクジェットヘッドを備えることを特徴とするインクジェット記録装置。
本発明によれば、共通電極の電流密度が増加しても、液滴速度差の発生を抑制することができるインクジェットヘッドを提供することができる。
また、本発明によれば、共通電極の電流密度が増加しても、液滴速度差の発生を抑制することができるインクジェットヘッドを備えたインクジェット記録装置を提供することができる。
本発明に係るインクジェットヘッドにおける駆動電位生成装置とヘッドチップの各吐出エネルギー付与手段との電気的接続構造の概念図 インクジェットヘッドのヘッドチップのチャネル列方向の位置と温度の関係を示すグラフ 本発明に係るインクジェットヘッドの一例を示す分解斜視図 図3に示すインクジェットヘッドのヘッドチップを後面側から見た図 図3に示すインクジェットヘッドの配線基板を表面側から見た図 図3に示すインクジェットヘッドの配線基板を裏面側から見た図 図6中の(vii)−(vii)線に沿う端面図 図6中の(viii)−(viii)線に沿う端面図 図6中の(ix)−(ix)線に沿う端面図 本発明に係るインクジェット記録装置の一例を示す概略構成図
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
図1は、本発明に係るインクジェットヘッドにおける駆動電位生成装置とヘッドチップの各吐出エネルギー付与手段との電気的接続構造の概念図である。
本発明に係るインクジェットヘッドにおいて、ヘッドチップ100は、複数配列された吐出エネルギー付与手段101によって構成される列を2列(A列、B列)有している。各吐出エネルギー付与手段101は、図1には示されていない複数のインク室内のインクに圧電素子を利用して吐出エネルギーを付与するためのものである。ヘッドチップ100は、吐出エネルギー付与手段101に電気信号を付与する一対の駆動電極、共通電極を有している。
隣り合う吐出エネルギー付与手段列毎に共通電極102A、102Bが設けられている。各吐出エネルギー付与手段列の駆動電極は、共通電極102A、102Bと電気的に接続されると共に、個別の配線301A、301Bによって駆動電位生成装置200にも電気的に接続されている。駆動電位生成装置200は、A列及びB列の複数の吐出エネルギー付与手段101を駆動する所定の駆動電位を生成し、該駆動電位を吐出エネルギー付与手段101の駆動電極に供給する。
駆動電位生成装置200で生成される駆動電位は、共通電極102A、102Bを介して、吐出エネルギー付与手段101の駆動電極に印加される。符号302Aは、共通電極102Aと電気的に接続される引出部材としての配線であり、符号302Bは、共通電極102Bと電気的に接続される引出部材としての配線である。すなわち、本発明において引出部材とは、共通電極と駆動電位生成装置とを電気的に接続する部材をいう。この引出部材は単一の部材(電極又は配線)で構成されたものに限らず、複数の部材(電極及び又は配線)が導通するように構成されたものであってもよい。
本発明において、共通電極102Aと配線302Aとの電気的な接続領域と、共通電極102Bと配線302Bとの電気的な接続領域は、異なる位置に配置されている。
例えば、共通電極102Aは、共通電極102Aの両端部から複数の吐出エネルギー付与手段101を均等に2分する部位(中央部)の接続領域103によって、配線302Aを介して駆動電位生成装置200と電気的に接続されている。一方、共通電極102Bは、その両端部の接続領域104、104によって、配線302Bを介して駆動電位生成装置200と電気的に接続されている。
なお、本発明において駆動電位生成装置との接続領域とは、駆動電位生成装置からの駆動電位が共通電極に印加される領域のことである。一般に、インクジェットヘッドと駆動電位生成装置との間には、駆動電位の信号が流れる配線が設けられた例えばフレキシブル基板(FPC)等の電気的な中継部材が介在される。
各接続領域103、104、104は、電気的負荷が集中することにより発熱するが、A列の共通電極102Aの負荷は中央部の接続領域103のみとなるため、ヘッドチップ100は、図2に示すように、吐出エネルギー付与手段101の列方向の中央部で温度が高くなる。これに対し、B列の共通電極102Bの負荷は両端部の接続領域104、104となるため、ヘッドチップ100は、図2に示すように、吐出エネルギー付与手段101の列方向の両端部で温度が高くなり、A列とは逆位相の温度分布となる。
その結果、これら共通電極102A、102Bを有するヘッドチップ100の列方向の温度分布は、A列とB列との間の熱移動によって、図2中の実線で示すようにほぼ均一化され、ヘッドチップ100全体での列方向の温度差は小さくなる。これにより、ヘッドチップ100全体でインク粘度は均一化され、ヘッドチップ100全体の液滴速度のばらつきを小さくでき、液滴速度差の発生を抑制することができる。特に、記録速度を向上させるべくインクジェットヘッドが高速駆動される程、発熱量が大きくなるが、液滴速度差の発生を抑制できることにより、高速駆動の限界性能を向上させることができる。
本発明において複数の吐出エネルギー付与手段101が配列された吐出エネルギー付与手段列は2列に限らず、3列以上であってもよい。その場合、少なくとも上記のように、隣り合う吐出エネルギー付与手段列の共通電極間において、接続領域が異なる位置に配置されることにより、ヘッドチップ全体の液滴速度差の発生を抑制する効果が得られる。
吐出エネルギー付与手段列が3列以上である場合、接続領域の配置が列毎に交互になるように形成すると、ヘッドチップ全体の温度分布をより効率的に均一化できるため好ましい。しかし、必ずしも交互でなくても、接続領域の配置が異なる構造を有するものであれば、接続領域の配置が同一となる構造を持つ場合に比べて、ヘッドチップ全体の液滴速度差の発生を抑制する効果が得られる。
次に、本発明に係るインクジェットヘッドの具体的な実施形態について、図3〜図9を用いて説明する。
図3は、本発明に係るインクジェットヘッドの一例を示す分解斜視図、図4は、図3に示すインクジェットヘッドのヘッドチップを後面側から見た図、図5は、図3に示すインクジェットヘッドの配線基板を表面側から見た図、図6は、図3に示すインクジェットヘッドの配線基板を裏面側から見た図、図7は、図6中の(vii)−(vii)線に沿う端面図、図8は、図6中の(viii)−(viii)線に沿う端面図、図9は、図6中の(ix)−(ix)線に沿う端面図である
インクジェットヘッドHは、ヘッドチップ1と、該ヘッドチップ1の前面1aに接合されるノズルプレート2と、ヘッドチップ1の後面1bに接合される配線基板3と、配線基板3の裏面3bに接合されるインクマニホールド4と、配線基板3の表面3aに接続されるフレキシブル基板5とを有している。なお、図3は、ヘッドチップ1と配線基板3との間で左右に展開した状態を示している。
ヘッドチップ1は六面体形状を呈しており、PZT等の圧電素子からなる駆動壁11とチャネル12A、12B、13A、13Bとが交互に並設されることによって構成されたチャネル列を2列有している。本実施形態において、図3、図4中の上側のチャネル列をA列、下側のチャネル列をB列とする。
各チャネル列は、一つおきに吐出チャネル12A、12Bとダミーチャネル13A、13Bとが交互に並設されることにより構成されている。各チャネル12A、12B、13A、13Bの形状は、両側壁がヘッドチップ1の上面及び下面に対してほぼ垂直方向に延びており、そして互いに平行である。
ここで、吐出チャネルは、画像記録時に画像データに応じたインク吐出を行うチャネルである。ダミーチャネルは、画像データに関わらず常にインク吐出を行わないチャネルである。ダミーチャネルはインク吐出を行う必要がないため、通常、インクが充填されないか、ノズルプレートにノズルが形成されない。本実施形態に示すノズルプレート2は、各吐出チャネル12A、12Bに対応する位置のみにノズル21が形成されている。
ヘッドチップ1の前面1a及び後面1bには、それぞれ各チャネル12A、12B、13A、13Bの出口側の開口部12a、13aと入口側の開口部12b、13bとがそれぞれ配置されている。各チャネル12A、12B、13A、13Bは、その出口側の開口部12a、13aから入口側の開口部12b、13bに亘る長さ方向で大きさと形状がほぼ変わらないストレート状に形成されている。
なお、本実施形態に示すヘッドチップ1において、インクが吐出される側の面を「前面」、その反対側の面を「後面」と定義する。また、ヘッドチップ1の前面1a又は後面1bと平行な方向であって、ヘッドチップ1から離れる方向をヘッドチップ1の「側方」と定義する。
各吐出チャネル12A、12B内及び各ダミーチャネル13A、13B内に臨む駆動壁11の表面には、駆動電極14がそれぞれ形成されている。駆動電極14は、該駆動壁11、11の表面から、両駆動壁11、11を繋ぐチャネル底面とに亘って形成されている。
このヘッドチップ1は独立駆動タイプであり、各駆動電極14に図3には示されていない駆動電位生成装置から所定電圧の駆動電位が印加されることにより、一対の駆動電極14、14に挟まれた圧電素子からなる駆動壁11をせん断変形させる。これによって吐出チャネル12内に供給されたインクに吐出エネルギーを付与し、ノズルプレート2のノズル21からインク滴として吐出させる。本実施形態において、一対の駆動電極14、14と該駆動電極14、14に挟まれた駆動壁11が、本発明における吐出エネルギー付与手段を構成している。すなわち、駆動電極14は、吐出エネルギー付与手段毎に設けられている。
ヘッドチップ1の後面1bには、吐出チャネル12A、12B及びダミーチャネル13A、13Bに対応する接続電極15A、15Bが形成されている。各接続電極15A、15Bの一端は、対応する吐出チャネル12A、12B又はダミーチャネル13A、13B内の駆動電極14と電気的に接続されている。
また、ヘッドチップ1の後面1bには、チャネル列毎の共通電極6A、6Bが形成されている。A列の共通電極6AとB列の共通電極6Bは、それぞれチャネル列に沿って直線状に延びている。共通電極6Aは、A列のチャネル列を挟んで該A列の接続電極15Aと反対側に配置されている。共通電極6Bは、B列のチャネル列を挟んで該B列の接続電極15Bと反対側に配置されている。共通電極6A、6Bは、ヘッドチップ1の後面1bにおいて何れの接続電極15A、15Bとも接触していない。
配線基板3は、ヘッドチップ1の後面1bの面積よりも大きな面積を有し、ヘッドチップ1の各駆動電極14と導通する配線(電極)を有する平板状の基板であり、接着剤を介してヘッドチップ1の後面1bに接合されている。配線基板3はヘッドチップ1よりも図3の下側方に大きく張り出した張り出し部31によってフレキシブル基板5との接続領域を形成している。
配線基板3は比較的硬質な基材材料からなる。具体的な基材材料としては、ガラス、セラミックス、シリコン、プラスチック等が挙げられる。中でも適度に剛性を備え、安価で加工も容易である点でガラスが好ましい。
配線基板3には、インクマニホールド4によって形成された共通インク室41内のインクを各吐出チャネル12A、12Bに供給するためのインク流路穴32A、32Bが、各吐出チャネル12A、12Bに対応する位置に形成されている。一方、配線基板3におけるダミーチャネル13A、13Bに対応する位置にインク流路穴は形成されていない。従って、ダミーチャネル13A、13Bは、ノズルプレート2と配線基板3とによって閉塞されている。
配線基板3には、ヘッドチップ1の各吐出チャネル12A、12Bの接続電極15A、15Bに対応する個別電極7A、7Bが形成されている。
個別電極7Aは、ヘッドチップ1のA列の吐出チャネル12Aの接続電極15Aと電気的に接続される電極である。この個別電極7Aの一端71Aは、配線基板3の表面3a(ヘッドチップ1との接合面)に配置されている。個別電極7Aの他端側は、インク流路穴32Aの内面を通って配線基板3の裏面3bに引き出され、該裏面3bにおいて配線基板3の張り出し部31に向けて延びている。配線基板3の張り出し部31には、個別電極7Aに対応する貫通穴33が形成されている。個別電極7Aの他端72Aは、この貫通穴33の内面を通って、再び配線基板3の表面3aに引き出され、張り出し部31に配置されている。
個別電極7Bは、B列の吐出チャネル12Bの接続電極15Bと電気的に接続される電極であり、配線基板3の表面3aに形成されている。この個別電極7Bの一端は、インク流路穴32Bの近傍に配置され、他端は張り出し部31に向けて直線状に延び、個別電極7Aの他端72Aと並んで配置されている。
また、配線基板3の表面3aには、ヘッドチップ1の共通電極6A、6B及びダミーチャネル13A、13Bの接続電極15A、15Bと電気的に接続される基板側共通電極60A、60Bが形成されている。
基板側共通電極60Aは、ヘッドチップ1のA列の共通電極6A及びダミーチャネル13Aの接続電極15Aと電気的に接続される電極である。基板側共通電極60Aは、ヘッドチップ1のチャネル列に沿って直線状に延びる1本の直線部61Aと、該直線部61Aの中途部から直角に分岐され、A列の各ダミーチャネル13Aの開口部13bを跨ぎ、接続電極15Aと電気的に接続される複数本の分岐部62Aとからなる。
ヘッドチップ1と配線基板3とが接合された際、ヘッドチップ1の共通電極6Aと基板側共通電極60Aの直線部61Aとが重なり合うことにより、両者が一体の共通電極として機能する。また、ヘッドチップ1の共通電極6Aは、基板側共通電極60A及び接続電極15Aを介して、各ダミーチャネル13A内の駆動電極14と電気的に接続される。
基板側共通電極60Bは、ヘッドチップ1のB列の共通電極6B及びダミーチャネル13Bの接続電極15Bと電気的に接続される電極である。基板側共通電極60Bは、チャネル列に沿って直線状に延びる1本の直線部61Bと、該直線部61Bの中途部から直角に分岐され、B列の各ダミーチャネル13Bの開口部13bを跨ぎ、接続電極15Bと電気的に接続される複数本の分岐部62Bと、直線部61Bの両端部から直角に屈曲し、配線基板3の張り出し部31に向けて延びる2つの端部63B、63Bとからなる。両端部63B、63Bは、ヘッドチップ1との接合領域の外側に配置されており、張り出し部31において個別電極7Aの他端72A及び個別電極7Bと並んで配置されている。
ヘッドチップ1と配線基板3とが接合された際、ヘッドチップ1の共通電極6Bと基板側共通電極60Bの直線部61Bとが重なり合うことにより、両者が一体の共通電極として機能する。また、ヘッドチップ1の共通電極6Bは、基板側共通電極60B及び接続電極15Bを介して、各ダミーチャネル13B内の駆動電極14と電気的に接続される。
図6に示すように、配線基板3の裏面3bには、1つの配線部8が形成されている。この配線部8は、インク流路穴32Aの配列方向と平行に延びる直線部81と、該直線部81の両端から直角に屈曲し、配線基板3の張り出し部31に向けて延びる2つの端部82、82とからなる。直線部81は、配線基板3を挟んで表面3aの基板側共通電極60Aの直線部61Aと重なる位置に配置されている。
配線部8の両端部82、82は、配線基板3の張り出し部31に形成された貫通穴34の内面を通って表面3aに引き出されている。表面3aに引き出された両端部82、82は、貫通穴34からヘッドチップ1に向けて延び、個別電極7Aの他端72A、個別電極7B及び基板側共通電極60Bの両端部63B、63Bと並んで配置されている。
また、配線基板3の表面3aに設けられた基板側共通電極60Aの直線部61Aと配線基板3の裏面3bに設けられた配線部8の直線部81とに亘り、配線基板3を貫通する貫通穴35が形成されている。基板側共通電極60Aの直線部61Aと配線部8の直線部81とは、この貫通穴35を介して電気的に接続されている。この貫通穴35が設けられる部位は、直線部61Aの中央部と直線部81の中央部であり、本実施形態においてヘッドチップ1のA列の吐出エネルギー付与手段を構成する複数の駆動壁11を均等に2分する部位である。
なお、本実施形態における貫通穴35は、一つだけ設けられているが、複数の貫通穴が一まとまりとなって各直線部61A、81の中央部同士を電気的に接続するようにしてもよい。
インクマニホールド4は、配線基板3の裏面3bに接合されている。インクマニホールド4の内部は共通インク室41であり、配線基板3のインク流路穴32を介して、ヘッドチップ1の各吐出チャネル12A、12Bにインクを供給するようになっている。
フレキシブル基板(FPC)5は、配線基板3と図示されていない駆動電位生成装置との間を電気的に接続する中継部材の一例である。このフレキシブル基板5は、配線基板3の表面3aの張り出し部31に配列されている個別電極7Aの他端72A及び個別電極7Bに対応する複数の配線51と、配線部8の両端部82、82の他端に対応する2つの配線52、52と、基板側共通電極60Bの両端部63B、63Bに対応する2つの配線53、53とを有する。
フレキシブル基板5の一端は、例えばACF(異方性導電フィルム)等によって、配線基板3の張り出し部31に接続される。これにより、各個別電極7A、7Bと配線51、配線部8の両端部82、82と配線52、52、及び、基板側共通電極60Bの両端部63B、63Bと配線53、53とがそれぞれ電気的に接続される。
このフレキシブル基板5の他端は駆動電位生成装置と電気的に接続される。従って、本実施形態におけるインクジェットヘッドHは、ヘッドチップ1の共通電極6Aと駆動電位生成装置とが、フレキシブル基板5の配線52、52、配線基板3の配線部8、基板側共通電極60Aの直線部61Aを介して電気的に接続される。そして、共通電極6Aは、基板側共通電極60Aの直線部61Aから分岐した分岐部62Aによって、A列の各ダミーチャネル13Aの接続電極15Aと電気的に接続される。
ここで、ヘッドチップ1の共通電極6Aと基板側共通電極60Aの直線部61Aとは重なり合うことによって一体の共通電極として機能している。また、基板側共通電極60Aの直線部61Aと配線部8の直線部81とは、中央部において1つの貫通穴35を介して電気的に接続されている。このため、フレキシブル基板5を介したヘッドチップ1の共通電極6Aと駆動電位生成装置とは、貫通穴35の部位を接続領域とする接続構造である。その結果、インクジェットヘッドHの駆動時、ヘッドチップ1のA列の共通電極6Aは貫通穴35の部位において電気的負荷が大きくなり、図2中の1点鎖線で示すように、チャネル列方向の中央部の温度が高くなる。
一方、ヘッドチップ1のB列のチャネル列の共通電極6Bと駆動電位生成装置とは、フレキシブル基板5の配線53、53、基板側共通電極60Bの両端部63B、63Bを介して電気的に接続される。そして、共通電極6Bは、基板側共通電極60Bの直線部61Bから分岐した分岐部62Bによって、B列の各ダミーチャネル13Bの接続電極15Bと電気的に接続される。
ここで、ヘッドチップ1の共通電極6Bと基板側共通電極60Bの直線部61Bとは重なり合うことによって一体の共通電極として機能している。このため、フレキシブル基板5を介したヘッドチップ1の共通電極6Bと駆動電位生成装置とは、基板側共通電極60Bの両端部63B、63Bの部位を接続領域とする接続構造であり、上記の共通電極6Aとは異なる接続領域の配置となっている。その結果、インクジェットヘッドHの駆動時、ヘッドチップ1のB列の共通電極6Bは両端部において電気的負荷が大きくなり、図2中の2点鎖線で示すように、チャネル列方向の両端部の温度が高くなり、A列とは逆位相の温度分布となる。
従って、本実施形態に示すインクジェットヘッドHは、ヘッドチップ1全体で見た場合、図2中の実線で示すように、A列とB列との間の熱移動によって温度分布はほぼ均一化される。このため、ヘッドチップ1全体でインク粘度を均一化できる。その結果、液滴速度差の発生を抑制することができる。
ヘッドチップ1の各共通電極6A、6Bと駆動電位生成装置との接続領域を全て両端部のみの1種類の電気的接続構造とした場合と、本実施形態のように中央部と両端部の2種類の電気的接続構造とした場合との液滴速度差を比較したところ、本実施形態によれば液滴速度差の発生が10%改善されることを確認できた。
また、本実施形態では、共通電極6A、6Bと駆動電位生成装置との電気的接続構造が異なるA列とB列の各吐出チャネル12A、12Bは、同一のインクマニホールド4の共通インク室41からインクが供給される。この構成によれば、A列とB列の温度分布を速やかに均一化することができるため、本発明において好ましい態様である。その理由は、異なる温度分布を有するA列、B列の発熱を一つの共通インク室41内で混合することで、均一にする効果が得られるためである。
本発明において、駆動電位生成装置から各共通電極(共通電極6A、6B及び基板側共通電極60A、60B)との接続領域(貫通穴35、両端部63B、63B)までの経路抵抗は、全て等しいことが好ましい。これによって、各列の熱量の最大、最小値が等しくなることで、共通インク室41内でインクが混合された際に温度が均一化される効果がある。
本実施形態において、配線基板3の表面3aに、ヘッドチップ1の共通電極6A、6Bと重なり合う基板側共通電極60A、60Bが設けられているため、共通電極の電流密度を小さくでき、それだけ発熱量を低減できる。
また、本実施形態では、配線基板3の表面3aに形成された基板側共通電極60Aと、配線基板3の裏面3bに形成された1つの配線部8を貫通穴35を介して電気的に接続しているため、ヘッドチップ1の接続電極15A、15Bや配線基板3の表面3aの基板側共通電極60Bとの短絡のおそれなく、共通電極6Aと駆動電位生成装置との接続領域を容易に形成することができる。
以上の実施形態におけるインクジェットヘッドHは、共通電極6A、6Bと駆動電位生成装置との電気的な接続領域を2種類の異なる配置としたが、チャネル列数を3列以上とする場合は、これらの2種類の配置に限らず、接続領域の配置をこれら2種類の配置と異ならせた3種類以上の配置を持つようにしてもよい。
また、以上の実施形態では、ヘッドチップ1の後面1bに配線基板3を接合し、この配線基板3にフレキシブル基板5を電気的に接続する構成としたが、配線基板3を設けず、ヘッドチップ1の後面1bに直接フレキシブル基板を電気的に接続してもよい。この場合、フレキシブル基板(FPC)が引出部材となり、このフレキシブル基板に、上記の基板側共通電極60A、60B、配線部8及び貫通穴35が設けられることはもちろんである。
さらに、以上の実施形態では、隣り合うチャネル間の隔壁を圧電素子からなる駆動壁とし、この駆動壁をせん断変形させることによってチャネル内のインクに吐出エネルギーを付与するものを例示したが、これに限定されない。例えば、インク室の一面を振動板とし、この振動板を圧電素子によって振動させることによってインク室内のインクに吐出エネルギーを付与するものであってもよい。
次に、かかるインクジェットヘッドHを備えるインクジェット記録装置の一実施形態について図10を用いて説明する。
図10は、本発明に係るインクジェット記録装置の一例を示す概略構成図である。
インクジェット記録装置Pにおいて、搬送機構400は、紙、プラスチックシート、布帛等からなる記録媒体500を搬送ローラー対401によって挟持し、搬送モーター402による搬送ローラー403の回転によって図中のY方向(副走査方向)に搬送するようになっている。搬送ローラー403と搬送ローラー対401の間に、インクジェットヘッドHが配置されている。インクジェットヘッドHは、ノズル面側が記録媒体500の記録面501と対面するようにキャリッジ600に搭載されており、フレキシブル基板5を介して駆動電位生成装置200に電気的に接続されている。この駆動電位生成装置200は、インクジェットヘッドHと共にキャリッジ600上に搭載されてもよい。
キャリッジ600は、不図示の駆動手段によって、記録媒体500幅方向に亘って架け渡されたガイドレール601に沿って、副走査方向と略直交する図中のX−X’方向(主走査方向)に往復移動可能に設けられている。本実施形態に示すインクジェットヘッドHは、キャリッジ600の往復移動に伴って記録媒体500の記録面501を主走査方向に移動し、この移動の過程で、画像データに応じてノズルから液滴を吐出し、インクジェット画像を記録するスキャン型のヘッドである。しかし、本発明におけるインクジェット記録装置Pにおいて、インクジェットヘッドHはスキャン型に限らない。図示しないが、インクジェットヘッドHは、記録媒体500の幅方向に亘って長尺状に形成され又は複数の小ヘッドが千鳥状に配置されることにより、一定速度で搬送される記録媒体500に対してワンパスで記録を行うライン型でもよい。
なお、例えば吐出エネルギー付与手段列を3列以上とする場合、少なくとも隣り合う2列の吐出エネルギー付与手段列に対応した共通電極間において、接続領域が異なる位置に配置されていればよい。例えば、吐出エネルギー付与手段列を4列以上有する場合、熱がこもり易い2列目及び3列目の吐出エネルギー付与手段列に対応した共通電極間において、接続領域が異なる位置に配置されていればよい。
本発明に係るインクジェット記録装置Pは、上述したインクジェットヘッドHを備えることにより、共通電極の電流密度が増加しても、ヘッドチップ1全体の液滴速度差を低減することができる。
1:ヘッドチップ
1a:前面
1b:後面
11:駆動壁
12A、12B:吐出チャネル
12a:前面側の開口部
12b:後面側の開口部
13A、13B:ダミーチャネル
13a:前面側の開口部
13b:後面側の開口部
14:駆動電極
15A、15B:接続電極
2:ノズルプレート
21:ノズル
3:配線基板
3a:表面
3b:裏面
31:張り出し部:端部
32A、32B:インク流路穴
33、34、35:貫通穴
4:インクマニホールド
41:共通インク室
5:フレキシブル基板
51、52、53:配線
6A、6B:共通電極(チップ側共通電極)
7A:個別電極
71A:一端
72A:他端
7B:個別電極
8:配線部
81:直線部
82:端部
60A:基板側共通電極
61A:直線部
62A:分岐部
60B:基板側共通電極
61B:直線部
62B:分岐部
63B:端部
400:搬送機構
401:搬送ローラー対
402:搬送モーター
403:搬送ローラー
500:記録媒体
501:記録面
600:キャリッジ
601:ガイドローラー
100:ヘッドチップ
101:吐出エネルギー付与手段
102A、102B:共通電極
103、104:接続領域
200:駆動電位生成装置
301A、301B、302A、302B:配線
H:インクジェットヘッド
P:インクジェット記録装置

Claims (10)

  1. 圧電素子を利用してインクに吐出エネルギーを付与する吐出エネルギー付与手段と、前記吐出エネルギー付与手段に電気信号を付与する一対の駆動電極、共通電極とを有するヘッドチップを備え、
    前記吐出エネルギー付与手段は、吐出エネルギー付与手段列を構成し、
    前記ヘッドチップは、前記吐出エネルギー付与手段列毎に設けられた前記共通電極と電気的に接続される引出部材との接続領域が、隣り合う前記吐出エネルギー付与手段列の前記共通電極間において、異なる位置に配置されていることを特徴とするインクジェットヘッド。
  2. 隣り合う前記共通電極のうちの一方は、複数の前記接続領域を有すると共に該共通電極の両端部に前記接続領域が配置され、
    隣り合う前記共通電極のうちの他方は、前記吐出エネルギー付与手段列の複数の前記吐出エネルギー付与手段を均等に2分する部位に前記接続領域が配置されていることを特徴とする請求項1記載のインクジェットヘッド。
  3. 前記引出部材は、前記駆動電極に供給する駆動電位を生成する駆動電位生成装置と電気的に接続されていることを特徴とする請求項1又は2記載のインクジェットヘッド。
  4. 前記駆動電位生成装置から前記接続領域までの経路抵抗は、全て等しいことを特徴とする請求項3記載のインクジェットヘッド。
  5. 前記駆動電極は、前記吐出エネルギー付与手段毎に設けられていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のインクジェットヘッド。
  6. 前記駆動電極と導通する配線を有する配線基板を備え、
    前記配線基板に、前記共通電極の各々と重なり合うように電気的に接続される複数の基板側共通電極を有することを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のインクジェットヘッド。
  7. 前記配線基板は、前記ヘッドチップとの接合面の反対面に1つの配線部を有し、該配線部と少なくとも1つの前記基板側共通電極とが、前記配線基板を貫通する貫通穴を介して電気的に接続されていることを特徴とする請求項6記載のインクジェットヘッド。
  8. 前記ヘッドチップは、前記吐出エネルギー付与手段からなる複数の駆動壁と複数のチャネルとが交互に配置されることによって、前記吐出エネルギー付与手段列であるチャネル列を構成していると共に、前記チャネルの開口部が、前記ヘッドチップの相反する前面及び後面にそれぞれ配置されており、
    前記チャネル列は、インク吐出を行う吐出チャネルとインク吐出を行わないダミーチャネルとが1つおきに配置されており、
    前記複数の共通電極は、前記ヘッドチップの前記後面に形成され、前記複数の吐出エネルギー付与手段の前記一対の駆動電極のうちの前記ダミーチャネル内に臨む前記一方の駆動電極と電気的に接続されていることを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載のインクジェットヘッド。
  9. 前記引出部材との接続領域が異なる位置に配置されている前記チャネル列の前記吐出チャネルに共通にインクを供給するインクマニホールドを有することを特徴とする請求項8記載のインクジェットヘッド。
  10. 請求項1〜9の何れかに記載のインクジェットヘッドを備えることを特徴とするインクジェット記録装置。
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