JP2017109060A - 放射線撮像装置、放射線撮像装置の制御方法及びプログラム - Google Patents

放射線撮像装置、放射線撮像装置の制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】放射線画像について撮像成否の判定結果を得ることが可能な放射線撮像技術を提供すること。【解決手段】放射線撮像装置は、放射線画像を取得する放射線検出部と、放射線画像が撮像成否の判定基準を満たしているか否かを判定する判定部と、放射線画像と判定部の判定の結果とを対応付けて記憶する記憶部と、を備える。【選択図】 図1

Description

本発明は放射線撮像装置、放射線撮像装置の制御方法及びプログラムに関する。
放射線を用いた撮像は様々な分野で利用されており、医療分野においては、放射線撮像で得られる放射線像をデジタル化した放射線画像として取得する放射線撮像装置が普及している。放射線撮像装置は、小型・軽量化されることで、可搬型の放射線撮像装置として持ち運びが可能であり、様々な場所で撮像が可能とある。
特許文献1には、放射線画像について撮像成否の確認を行うための構成として、撮像毎に放射線画像と撮像条件等を放射線撮像装置の表示部に表示する構成が開示されている。特許文献1の構成によれば、ユーザは表示部に撮像毎に表示される放射線画像と撮像条件等を目視により確認することで、撮像の成否を判定することが可能である。
特開2010―137059号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、表示部に表示された放射線画像および撮像条件等をユーザが撮像毎に確認しなければ、撮像成否の判定が困難となる。例えば、放射線撮像装置の表示部が被写体によって覆われるなど、ユーザが表示部を確認することが困難な撮像状態である場合、放射線撮像装置の表示部の放射線画像と撮像条件等を目視により確認することは困難になる。その場合、情報処理装置の表示部に放射線画像と撮像条件等を表示させるために放射線撮像装置を、有線通信または無線通信を介して、情報処理装置に接続しなければならず、ユーザにとって煩雑な作業が必要となる。
上記の課題を鑑み、本発明は、放射線画像について撮像成否の判定結果を得ることが可能な放射線撮像技術を提供する。
本発明の一つの態様に係る放射線撮像装置は、放射線画像を取得する放射線検出手段と、前記放射線画像が撮像成否の判定基準を満たしているか否かを判定する判定手段と、前記放射線画像と前記判定の結果とを対応付けて記憶する記憶手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の他の態様に係る放射線撮像装置の制御方法は、放射線画像を取得する放射線検出手段を有する放射線撮像装置の制御方法であって、
前記放射線画像が、撮像成否を判定するための判定基準を満たしているか否かを判定する判定工程と、前記放射線画像と前記判定工程の判定結果とを対応付けて記憶手段に記憶する記憶工程と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、放射線画像について撮像成否の判定結果を得ることが可能な放射線撮像技術の提供が可能になる。
また、情報処理装置と接続することなく、複数の放射線画像について、撮像成否の判定結果を得ることができるため、ユーザの負担を軽減し、かつ、効率よく放射線画像の撮像を行うことが可能になる。
また、放射線画像について撮像成否の判定結果を放射線画像と対応付けて記憶しておくことにより、複数の放射線画像を取得した後に、複数の放射線画像の中で、どの画像が撮像に失敗したか、または、撮像に成功したかを、表示用に利用することが可能になる。
実施形態に係る放射線撮像システムの構成例を示す図。 実施形態に係る放射線撮像装置の構成例を示す図。 実施形態に係る放射線撮像装置の構成例を示す図。 実施形態に係る全体制御部の内部構成例を示す図。 実施形態に係る放射線撮像装置による撮像処理の流れを説明する図。 撮像情報と放射線画像の判定結果との対応付けの例を示す図。 実施形態に係る放射線撮像装置の表示部の表示例の一例を示す図。
以下、図1〜図7を参照して、本発明の実施形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施形態によって限定されるわけではない。
図1は、実施形態における放射線撮像システム100の構成例を示す図である。図1に示すように、放射線撮像システム100は、放射線撮像装置101、情報処理装置102、アクセスポイント103、HUB104、撮像制御装置105、および放射線発生装置106を有する。放射線撮像装置101は、被写体Hを透過した放射線107に基づき放射線画像を撮像する。放射線撮像装置101は、可搬型の放射線撮像装置で構成されている。尚、撮像制御装置105の構成を放射線撮像装置101の内部に設けてもよい。この場合、撮像制御装置105は、放射線撮像装置101の撮像を制御する撮像制御部として機能する。
情報処理装置102は、放射線撮像装置101で撮像された放射線画像を、情報処理装置102の表示部109に表示する表示制御や、操作部115を介して入力された撮像モードに基づく撮像指示を出力することが可能である。また、情報処理装置102は、放射線撮像装置101で撮像された放射線画像に対して画像処理を行い画像処理された放射線画像を表示部109に表示させることも可能である。
アクセスポイント103は、無線通信機器と接続する電波中継装置である。アクセスポイント103および放射線撮像装置101は無線通信により通信可能である。HUB104は、複数のネットワーク機器を接続する通信接続装置であり、放射線撮像装置101は、アクセスポイント103、およびHUB104を介して情報処理装置102と接続可能である。
撮像制御装置105は無線通信または有線通信を媒介とした通信回路を有しており、撮像制御装置105は、HUB104、放射線撮像装置101および放射線発生装置106と接続可能である。また、撮像制御装置105は、HUB104を介して情報処理装置102と接続可能である。撮像制御装置105は、通信回路を介して、放射線撮像装置101および放射線発生装置106の状態を示す情報を取得して各装置の状態を監視する。また、撮像制御装置105は、情報処理装置102から出力された撮像指示に基づいて、放射線発生装置106および放射線撮像装置101を制御する。
放射線発生装置106は、例えば、X線等の放射線107を発生させるために、電子を高電圧で加速して陽極に衝突させる放射線管とロータとを有しており、撮像制御装置105の制御に基づいて、放射線発生装置106は放射線107を照射する。尚、放射線107は、α線、β線、γ線、X線のいずれでもよい。撮像制御装置105の制御に基づいて、放射線撮像装置101は放射線107が照射された被写体Hの撮像を行う。院内LAN108は、病院内に構築されたローカル・エリア・ネットワークである。院内LAN108を介して、放射線撮像システム100は、放射線情報システム(RIS)、病院情報システム(HIS)、画像保存通信システム(PACS)と接続することが可能である。
図1に示す放射線撮像システム100において、撮像制御装置105の制御により、放射線発生装置106は放射線107を照射し、放射線発生装置106から照射された放射線107は患者である被写体Hに照射される。撮像制御装置105の制御により、放射線撮像装置101は、放射線107の照射と同期したタイミングで被写体Hを透過した放射線107を検出して、検出結果に基づいて放射線画像を生成する。
放射線撮像装置101は、放射線107を検出する画素アレイの構成において、例えば、放射線の検出用の画素を有している。画素アレイにより構成される放射線検出部は、照射された放射線の検知に基づいて、放射線画像の取得を開始する。放射線撮像装置101の放射線検出部は、放射線発生装置106から放射線107が照射されると、放射線の検出用の画素の検出結果に基づいて、自動的に画像信号(電荷)の蓄積を行って放射線画像を生成する自動検出モードで動作可能である。放射線撮像システム100の構成において、撮像制御装置105が設けられていない場合であっても、放射線発生装置106から放射線107が照射されると、放射線撮像装置101は、自動検出モードで動作して、自動的に画像信号(電荷)の蓄積を行って放射線画像を生成可能である。これにより、放射線撮像装置101は、放射線発生装置106からの放射線107の照射と同期した撮像を行うことができる。
なお、放射線の照射の検出方法は、これに限られるものではなく、画素アレイを構成するバイアス線および信号線の変化量をモニタする方法であってもよい。なお、放射線撮像システム100は、複数の撮像モードで撮像を実行可能である。ここで、複数の撮像モードは、第一の撮像モードと、第二の撮像モードを少なくとも有する。
第一の撮像モードは、放射線撮像装置101と情報処理装置102の間の通信が、有線あるいは無線での通信が可能な状態で撮像を行う撮像モードである。放射線撮像装置101は、取得した放射線画像を、撮像毎に情報処理装置102に転送するための制御を行う。情報処理装置102は、転送された放射線画像を表示部109に表示させる。
第二の撮像モードは、放射線撮像装置101と情報処理装置102の間の通信が、有線あるいは無線での通信不能な状態で撮像が行う撮像モードである。放射線撮像装置101は、取得した放射線画像を、撮像毎に情報処理装置102に転送せず記憶部14に蓄積し、まとめて情報処理装置102に転送する。
ここで、第一の撮像モードは、同期撮像モードと非同期撮像モード(自動検出モード)を少なくとも含む。同期撮像モードは、放射線撮像装置101と放射線発生装置106との間で撮像タイミングを合わせるための電気的な同期信号などをやり取りする撮像モードである。撮像タイミングを合わせるとは、放射線の照射のタイミングと、放射線検出部15が電荷を蓄積させる期間とを合わせることを示す。非同期撮像モードは、放射線撮像装置101と放射線発生装置106との間で、同期信号をやりとりせず、放射線撮像装置101自身が放射線の入射を検知し電荷の蓄積を開始する。
第二の撮像モードは、放射線撮像装置101自身が放射線の入射を検知し、撮像毎に放射線画像を情報処理装置102に転送せず、放射線撮像装置101内の記憶部14に放射線画像を記憶する。そのため、放射線撮像装置101が情報処理装置102から独立した状態で複数枚の放射線画像を撮像可能なモードともいえる。上記の撮像制御装置105の構成を放射線撮像装置101の内部に設けた場合、撮像制御装置105は、放射線撮像装置101の撮像を制御する撮像制御部として機能する。撮像制御部は、通信部2を制御しつつ、第一の撮像モードまたは第二の撮像モードによる撮像を制御することが可能である。
図2および図3は本実施形態における可搬型の放射線撮像装置101の構成例を示す図である。また、図4は、図3に示す全体制御部1の内部構成例を示すブロック図である。図2の概略構成に示すように、放射線撮像装置101の筐体19の側面部には、表示部11、操作部12、操作リセット部13が配置されている。また、放射線撮像装置101の筐体19の内部には、記憶部14、放射線検出部15、全体制御部1、読出し部17、および駆動部18が配置されている。記憶部14および全体制御部1は筐体19の下面側に配置されており、放射線検出部15は筐体19の上面側に配置されている。放射線検出部15は、筐体19の上面側に入射した放射線107を受光することができるように筐体19の内部で保持されている。
表示部11は、表示制御部110(図4)による表示制御に基づいて、記憶部14に記憶された情報を表示する機能を有する。表示部11を筐体19の側面部に配置することで、撮像の際に表示部11が被写体によって覆われることを防止することができ、ユーザの視認性の向上を図ることが可能になる。
操作部12は、ユーザ操作を受け付けるための入力部であり、操作部12は、ボタン、ダイヤル、ジョイスティック、タッチセンサ、タッチパッドなどにより構成することができる。ユーザが表示部11の表示を見ながら操作部12のユーザ操作を行うことを可能にするため、操作部12は、表示部11に対して並んだ位置に配置されている。操作部12を介したユーザ操作および表示制御部110の表示制御に基づいて、表示部11は、放射線画像の撮像の成否(撮像成功または撮像失敗)を示す情報、放射線画像に関する撮像情報、放射線画像のサムネール画像などの表示を切り替える。
操作リセット部13は、表示部11の表示内容を、操作部12による操作前の状態に戻すためのユーザ操作を受け付ける入力部である。操作部12のユーザ操作により、切り替えられた表示部11の表示を、切り替え前の状態に戻すためのユーザ操作(リセット操作)をしやすくするため、図2において、操作部12および操作リセット部13は並んだ位置に配置されている。また、表示部11の表示を見ながら、操作部12および操作リセット部13のユーザ操作を行うことを可能にするため、操作部12および操作リセット部13は、表示部11に対して並んだ位置に配置されている。
尚、操作部12が有する複数の入力部のうち、一部の入力部を操作リセット部13の機能に割り当てることも可能である。例えば、図2において、参照番号12a、12bは、操作部12が有する複数の入力部であり、12aを表示部11の表示の切り替え用として機能させ、12bを操作リセット部13のリセット操作用として機能させることも可能である。このように、操作部12が有する複数の入力部のうち、一部の入力部を操作リセット部13の機能に割り当てることにより、独立の構成として配置されている操作リセット部13を放射線撮像装置101の筐体に設けなくてもよい。また、表示部11がタッチセンサにより構成される場合、表示部11にユーザがタッチすることで、表示内容の切り替えや、表示内容を切り替え前の状態に戻すことが可能である。この場合、操作部12および操作リセット部13と同様の機能を表示部11のタッチセンサにより実現することも可能である。
記憶部14は、撮像された放射線画像と放射線画像に対する撮像の成否(撮像成功または撮像失敗)を示す情報とを対応付けて記憶する。また、記憶部14は、放射線画像と、放射線画像に対する撮像の成否(撮像成功または撮像失敗)を示す情報と、放射線画像の撮像条件を含む撮像情報とを対応付けて記憶することが可能である。撮像情報には、例えば、放射線画像の識別情報、被写体の撮像部位、撮像枚数(カウンタ)、撮像時刻、撮像操作を行う技師の識別情報、撮像線量、被写体の識別情報のうち少なくともいずれか1つが含まれる。
表示制御部110は、記憶部14が記憶している情報を任意のタイミングで取得することが可能である。また、表示制御部110の指示に基づいて、記憶部14の情報は表示制御部110に出力される。表示制御部110は、記憶部14が記憶している情報に基づいて表示部11の表示を制御する。記憶部14は、読み書きが可能に構成されており、例えば、SDカードやフラッシュメモリのように放射線撮像装置101に対して着脱可能に構成することが可能である。尚、本実施形態の構成は、この例に限定されるものではなく、不揮発性メモリにより記憶部14を構成することが可能である。
放射線検出部15は、被写体Hを透過した放射線107を画像信号(電荷)として検出する。図3に示すように、放射線検出部15には、入射光に応じた信号を出力する画素200がアレイ状(二次元の領域)に配置されている。各画素200の光電変換素子は蛍光体により変換された光を電気信号である画像信号(電荷)に変換し、各画素200のキャパシタが蓄積を行う。このように、放射線検出部15は被写体Hを透過した放射線107を検出して、画像信号(電荷)を得る放射線撮像部を構成する。
図3に示すように、駆動部18は、全体制御部1からの指示に従って、信号線121を介して行ごとに画素200に駆動信号を供給する。駆動部18によって、或る行の画素200に駆動信号が供給されると、画素200のスイッチ素子202が順次オン(ON)状態になり、光電変換素子により変換された画像信号(電荷)が蓄積される。また、読出し部17は、全体制御部1からの指示に従って、画素200から信号線122に出力された画像信号(電荷)を列ごとに読み出す。読出し部17は、アナログ/デジタル(A/D)変換部7(以下、A/D変換部7)を有しており、読出し部17は、画素200から読み出した画像信号(電荷)をA/D変換部7を介して、全体制御部1に出力する。
A/D変換部7は、読出し部17によって画素200から読みだされたアナログ信号の画像信号を、デジタル信号の画像信号に変換し、これを放射線画像として全体制御部1に出力する。全体制御部1は、放射線撮像装置101の動作の全体的な制御を行う制御部として機能する。全体制御部1の具体的な構成については、図4を参照して後述する。
放射線撮像装置101の通信部2は、有線通信または無線通信により、外部の情報処理装置102及び撮像制御装置105と通信可能である。図3において、放射線撮像装置101の通信部2と情報処理装置102及び撮像制御装置105との間の実線は有線通信を示し、破線は無線通信を示している。また、通信部2は、図1に示したアクセスポイント103と無線通信を行うことも可能である。
電源制御部3は、バッテリ部4および外部電源5からの電圧を所定の電圧に変換し、放射線撮像装置101の各構成部への電圧供給を制御する。電源制御部3は、バッテリ部4または外部電源5からの電圧供給の制御や、バッテリ部4の電池残量の監視を行う。バッテリ部4は、電源制御部3の制御に基づいてバッテリから所定の電圧を供給し、電源制御部3を介して、放射線撮像装置101の各部に所定の電圧を供給することが可能である。また、外部電源5は、外部の電源から所定の電圧を供給し、電源制御部3を介して、放射線撮像装置101の各部に所定の電圧を供給することが可能である。
電源ボタン6は、電源(バッテリ部4)からの電圧供給の開始・停止を切り替えるためのボタンである。例えば、外部電源5が接続されていない場合、電源ボタン6の操作により、バッテリ部4からの電圧供給のオン・オフを切り替えることが可能である。また、外部電源5が接続されている場合には、電源ボタン6の操作により、外部電源5からの電圧の供給のオン・オフを切り替えることが可能である。なお、外部電源5が接続の有無に基づいて、電源ボタン6の操作に関わらず、外部電源5からの電圧供給のオン・オフを切り替えてもよい。
図4は、全体制御部1の内部構成例を示す図である。全体制御部1は、内部構成として、画像判定部16、撮像情報部21、撮像処理部22、表示制御部110およびエラー検知部111を有する。読出し部17は、画素200から読み出した画像信号(電荷)をA/D変換部7を介して、全体制御部1に出力する。ここで、A/D変換部7は、読出し部17によって画素200から読みだされたアナログ信号の画像信号を、デジタル信号の画像信号に変換し、該デジタル画像信号を全体制御部1に出力する。
全体制御部1は、デジタル画像信号から放射線画像を生成する。画像判定部16は、放射線画像が撮像成否の判定基準を満たしているか否かを判定する。すなわち、画像判定部16は、放射線検出部15により生成された放射線画像が所定の判定基準を満たしているか判定する。ここで、所定の判定基準を満たしているか否かは、診断等の目的に対して十分に使用可能な水準にある画像であるか否かに基づいて判定される。判定基準には、例えば、ポジショニング判定、放射線画像が生成された時の線量[mAs]、アーチファクト検知、撮像中の被写体の動きを検出する体動検知、異物検知、衝撃検知、放射線発生装置106からのエラー受信などが含まれる。
ポジショニング判定は、撮像したい部位が含まれているか否かを判定する判定項目である。画像判定部16は、ポジショニング判定により撮像された放射線画像に基づいて撮像したい部位と放射線撮像装置との相対的な位置が適切か否かを判定する。画像判定部16は、放射線画像が生成された時の線量[mAs]、放射線画像上にアーチファクト検知(アーチファクトの発生量)を、放射線画像の画素値の大小に基づいて判定し得る。体動検知(またはブレ検知)は、放射線画像のある方向のシフト量(エッジ成分)を検知することで行う処理である。画像判定部16は、画像内の線上の構造が特定の方向に強い成分を持っていないかを確認し、体動の有無を判定する。
画像判定部16は、読出し部17から入力された放射線画像が判定基準を満たしている場合、撮像成功と判定し、放射線画像が判定基準を満たしていない場合、撮像失敗と判定する。例えば、放射線画像の画素値が判定基準の画素値より小さい場合や、放射線画像が生成された時の線量が判定基準となる線量よりも低い場合、または、画像処理の結果やセンサの検知結果に基づいて異物検知や衝撃検知、エラー受信を検知した場合、画像判定部16は、撮像失敗と判定する。画像判定部16は、放射線画像の撮像の成否(撮像成功または撮像失敗)を示す判定結果を示す情報と、読出し部17から入力された放射線画像とを対応付けて出力する。
撮像情報部21は、撮像指示に基づいて取得された放射線画像に関する撮像情報を保持し、所定のタイミングで出力する。撮像情報には、例えば、放射線画像の識別情報、被写体の撮像部位、撮像枚数(カウンタ)、撮像時刻、撮像操作を行う技師の識別情報、撮像線量[mAs]、被写体の識別情報など、少なくともいずれか1つが含まれる。画像判定部16から判定結果を示す情報および放射線画像が出力されると、撮像情報部21は保持している放射線画像に関する撮像情報を出力する。
撮像処理部22は、画像判定部16の判定結果と、撮像情報に含まれる技師の識別情報に基づいて、撮像の成功率を算出し、算出結果を記憶部14に記憶することが可能である。記憶部14は、撮像処理部22の算出結果に基づいて、撮像の成功率を記憶する。また、撮像処理部22は、撮像情報部21から出力された撮像情報と、画像判定部16から出力された放射線画像および撮像の成否(撮像成功または撮像失敗)を示す判定結果を示す情報とを対応付ける処理を行い、記憶部14に記憶することが可能である。尚、この対応付けの処理は、記憶部14で行ってもよい。
表示制御部110は、表示部11の表示制御を行うための制御部として機能する。表示制御部110は、操作部12の操作に基づいて表示部11の表示を制御する。例えば、筐体19に配置されている操作部12をユーザが操作することで、表示制御部110は、その操作に対応した表示制御を行うため、記憶部14に記憶されている放射線画像、撮像の成否(撮像成功または撮像失敗)を示す判定結果、放射線画像に関する撮像情報、撮像の成功率の情報を読み込み、表示部11に表示させることが可能である。また、表示制御部110は、放射線画像に基づいてサムネール画像を生成し、表示部11に表示させることも可能である。
表示部11は、画像判定部16の判定結果を示す情報と撮像情報とを対応づけて表示することが可能である。表示部11は、表示制御部110による表示制御に基づいて、例えば、放射線画像の撮像の成否(撮像成功または撮像失敗)を示す情報、放射線画像に関する撮像情報、放射線画像のサムネール画像を表示することが可能である。ユーザが操作部12を操作すると、操作部12からの入力に基づいて、表示制御部110は、記憶部14から情報を取得して、表示部11の表示のスクロール、切り替えなどの表示制御を行う。また、操作部12を介したユーザ操作により表示部11の表示が切り替えられた場合において、操作リセット部13を介したユーザ操作が入力されると、表示制御部110は、記憶部14から情報を取得して、切り替え前の状態に表示部11の表示を戻すように表示制御を行う。
放射線撮像装置101が、通信部2を介して、有線通信または無線通信により、情報処理装置102と接続した場合、放射線撮像装置101の全体制御部1は記憶部14に記憶されている情報を取得して、放射線撮像装置101の通信部2を介して情報処理装置102に送信することが可能である。情報処理装置102は、放射線撮像装置101から受信した情報を蓄積し、処理することが可能である。また、情報処理装置102は、放射線撮像装置101から受信した情報を情報処理装置102の表示部109に表示する表示制御を行うことが可能である。
エラー検知部111は、放射線撮像装置101にエラーが生じた場合、エラーが生じているエラー発生部分を検知し、エラー発生部分を特定する特定情報(例えば、エラーコード、エラー番号等)を表示制御部110に入力する。エラー検知部111から特定情報が入力されると、表示制御部110は、エラー検知部111から入力された特定情報を表示するように表示部11を制御する。特定情報を表示部11に表示して、エラーの発生をユーザに報知することで、早急な改善が可能になる。
上記の撮像制御装置105の構成を放射線撮像装置101の内部に設けた場合、撮像制御装置105は、放射線撮像装置101の撮像を制御する撮像制御部として機能する。撮像制御部は、複数の撮像モードで撮像を制御可能である。すなわち、撮像制御部は、全体制御部1の各部および通信部2を制御しつつ、第一の撮像モードまたは第二の撮像モードによる撮像を制御することが可能である。通信部2は、有線通信または無線通信により、外部の情報処理装置と通信可能である。
複数の撮像モードとして、撮像制御部は、通信部2を介して外部の情報処理装置と通信可能な状態で撮像し、且つ撮像毎に放射線画像を表示部11に表示させる第一の撮像モード、または、通信部2を介して外部の情報処理装置と通信不能な状態で撮像し、且つ、記憶部14に放射線画像を記憶する第二の撮像モードにより撮像の制御を行うことが可能である。記憶部14は、放射線撮像装置101が第一の撮像モードで撮像を行う場合には、放射線画像と判定結果とを対応付けて記憶せず、放射線撮像装置101が第二の撮像モードで撮像を行う場合には、放射線画像と画像判定部16の判定結果とを対応付けて記憶する。
図5は、本実施形態に係る放射線撮像装置101による撮像処理を説明するフローチャートである。ステップS1において、ユーザが撮像準備を行う。撮像準備により、放射線撮像装置101は撮像可能状態に設定され、放射線発生装置106と被写体Hと放射線撮像装置101との位置関係が撮像部位に対して適切な位置関係になるように調整される。ユーザによる撮像準備により、放射線撮像装置101と被写体Hと放射線発生装置106との位置関係は図1のようになる。
撮像準備が完了した後に、ステップS2において、放射線発生装置106は被写体Hに向けて放射線107を照射する。そして、ステップS3において、放射線撮像装置101の放射線検出部15は、被写体Hを通過した放射線107を検出する。放射線検出部15は、被写体Hを透過した放射線107を画像信号(電荷)として検出する。放射線検出部15を構成している各画素200の光電変換素子は蛍光体により変換された光を電気信号である画像信号(電荷)に変換し、各画素200のキャパシタに画像信号(電荷)が蓄積される。
ステップS4において、全体制御部1の処理結果を記憶部に記憶する。読出し部17は、全体制御部1からの指示に従って、それぞれの画素200から画像信号(電荷)を読み出す。読出し部17は、画素200から読み出した画像信号(電荷)をA/D変換部7を介して、全体制御部1に出力する。全体制御部1の画像判定部16は、放射線画像に対して判定基準を満たすか否かの判定処理を行い、放射線画像の撮像の成否を示す判定結果を示す情報と放射線画像とを対応付けて出力する。全体制御部1の撮像処理部22は、画像判定部16および撮像情報部21から出力された情報に基づいて、放射線画像および撮像成否の判定結果を示す情報と、放射線画像に関する撮像情報とを対応付ける処理を行い、記憶部14に記憶する。尚、この対応付けの処理は、記憶部14で行ってもよい。
ステップS5において、被写体Hに対して、複数枚の画像を連続して撮像する場合(複数連続撮像:S5−Yes)、処理はステップS1に戻され、同様の処理が繰り返される。一方、被写体Hに対する撮像画像が1枚であれば(S5−No)、処理はステップS6に進められる。
ステップS6において、放射線撮像装置101において、画像判定部16の判定結果を確認するために、ユーザは操作部12を操作する。そして、ステップS7において、ユーザは、画像判定部16の判定結果を確認するために操作部12を操作しながら、表示部11の表示を確認する。ユーザが操作部12を操作すると、操作部12からの入力に基づいて、表示制御部110は、記憶部14から情報を取得して、表示部11の表示のスクロール、切り替えなどの表示制御を行う。ユーザは、放射線画像の識別情報、撮像時間、撮像部位などの撮像情報、撮像の成否(撮像成功または撮像失敗)を示す判定結果の情報を確認することができる。この時、画像判定部16により、撮像失敗と判定されている場合、撮像失敗した撮像を再度行う(S7−Yes)ため、処理はステップS1に戻され、同様の処理が繰り返される。表示部11の表示を操作前の状態に戻すために、ユーザは、操作リセット部13を操作する。一方、ステップS7において、撮像成功であれば再撮像を行わず(S7−No)、ステップS8において、撮像処理は終了となる。
図6は、撮像情報と放射線画像の判定結果(放射線画像の撮像の成否(撮像成功または撮像失敗)を示す判定結果)を示す情報との対応付けの例を示す図である。図6の1行目は、1枚目の撮像画像に対応している(画像の識別情報=画像1)。画像1の撮像情報は、撮像部位が胸部正面、撮像枚数(カウンタ)は001、放射線画像の判定結果は撮像成功である。撮像時刻は11:00、技師の識別情報は001であり、撮像線量は10[mAs]である。図6に示すように対応付けられた情報が記憶部14に記憶される。記憶部14は、放射線画像と画像判定部16の判定の結果とを対応付けて記憶する。また、記憶部14は、放射線画像と、画像判定部16の判定の結果と、放射線画像の撮像条件を含む撮像情報とを対応付けて記憶する。
ユーザが操作部12を操作することで、表示制御部110は記憶部14から情報を取得し、取得した情報に基づいて表示部11の表示を制御する。本実施形態の放射線撮像装置101の構成によれば、情報処理装置102に情報を送信しなくても、放射線撮像装置101の表示部11の表示により、ユーザである技師は、撮像の成否を確認することができる。すなわち、ユーザの目視による放射線画像の確認によらず、放射線画像について撮像成否の判定結果を得ることが可能になる。
表示制御部110は、画像判定部16の判定結果を識別可能な表示形式で表示部11に表示させる。図7(a)、(b)は、表示部11の表示例の一例を示す図である。ユーザが操作部12を操作することにより表示部11に所望の情報が表示される。図7(a)、(b)の表示例では、画像3が撮像失敗になった例を示している。撮像情報が撮像失敗の画像(図7の例では画像3)と対応付けられている場合、表示制御部110は、撮像失敗したことを報知するための表示制御を行う。表示制御部110は、撮像失敗を示す画像判定部16の判定結果を示す情報および判定結果を示す情報と対応付けられている撮像情報の表示の色を変化させて表示部11に表示させることが可能である。図7(a)は、表示部11の表示の色を変化させる表示制御の例であり、画像3に対応した表示の背景を白から黒に反転表示し、文字および数値を白抜きに強調表示することで、撮像失敗したことを報知している例を示している。
また、表示制御部110は、撮像失敗を示す画像判定部16の判定結果を示す情報および判定結果を示す情報と対応付けられている撮像情報の表示フォントを変化させて表示部11に表示させることも可能である。図7(b)は表示フォントを変化させる表示制御の例であり、画像3に対応した文字および数値を太字にして、表示サイズを大きく強調表示することで、撮像失敗したことを報知している例を示している。
尚、撮像失敗を報知するための表示制御は、図7(a)、(b)の表示例に限定されるものではなく、例えば、画像3に対応した文字および数値の情報を点滅表示させたり、表示フォントを斜字体にしたり、エクスクラメーションマークを表示内容と組み合わせで表示することで、視覚的に撮像失敗したことを報知することも可能である。表示制御部110は、撮像失敗を示す画像判定部16の判定結果を示す情報および判定結果を示す情報と対応付けられている撮像情報を、撮像失敗を報知する識別マークと組み合わせて表示部11に表示させることも可能である。
また、表示制御部110は、撮像成功を示す画像判定部16の判定結果を示す情報および判定結果を示す情報と対応付けられている撮像情報を、放射線画像のサムネール画像と組み合わせて表示部11に表示させることが可能である。また、表示制御部110は、撮像失敗の画像については、放射線画像のサムネール画像の表示を組み合わせず、撮像失敗を示す画像判定部16の判定結果を示す情報および判定結果を示す情報と対応付けられている撮像情報を表示部11に表示させることが可能である。
本実施形態における放射線撮像システム100において、放射線画像と判定結果との対応づけは複数の撮像モードにおけるいずれのモードでも実施可能である。なお、情報処理装置102は、当該対応づけを第一の撮像モードでは行わず、第二の撮像モードでのみ行うように設定してもよい。第二の撮像モードは、撮像毎に放射線画像を情報処理装置102に転送し、放射線画像を表示させないため、目視での判定ができない。そのため、撮像毎に、放射線画像と判定結果との対応づけておくことで、事後的に放射線画像の良否を判定し得る。また、第一の撮像モードで、対応づけを実施しないことにより、処理が減るため、放射線画像を表示部109により迅速に表示させることは可能となる。
本実施形態によれば、ユーザの目視による放射線画像の確認によらず、放射線画像について撮像成否の判定結果を得ることが可能になる。また、情報処理装置と接続することなく、複数の放射線画像について、撮像成否の判定結果を得ることができるため、ユーザの負担を軽減し、かつ、効率よく放射線画像の撮像を行うことが可能になる。また、放射線画像について撮像成否の判定結果を放射線画像と対応付けて記憶しておくことにより、複数の放射線画像を取得した後に、複数の放射線画像の中で、どの画像が撮像に失敗したか、または、撮像に成功したかを、表示用に利用することが可能になる。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
1:全体制御部、11:表示部、12:操作部
14:記憶部、16:画像判定部、110:表示制御部

Claims (19)

  1. 放射線画像を取得する放射線検出手段と、
    前記放射線画像が撮像成否の判定基準を満たしているか否かを判定する判定手段と、
    前記放射線画像と前記判定の結果とを対応付けて記憶する記憶手段と、
    を備えることを特徴とする放射線撮像装置。
  2. 前記記憶手段は、前記放射線画像と、前記判定手段の判定結果と、前記放射線画像の撮像条件を含む撮像情報とを対応付けて記憶することを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。
  3. 前記判定手段の判定結果と前記撮像情報とを対応づけて表示する表示手段と、
    前記表示手段の表示を切り替えるための操作を受け付ける操作手段と、
    前記操作手段の操作に基づいて前記表示手段の表示を制御する表示制御手段と、を更に備えることを特徴とする請求項2に記載の放射線撮像装置。
  4. 前記判定手段は、前記放射線画像が判定基準を満たしている場合、撮像成功と判定し、前記放射線画像が判定基準を満たしていない場合、撮像失敗と判定し、
    前記表示制御手段は、前記判定手段の判定結果を識別可能な表示形式で前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項3に記載の放射線撮像装置。
  5. 前記表示制御手段は、撮像失敗を示す前記判定手段の判定結果および当該判定結果と対応付けられている撮像情報の表示の色を変化させて前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項4に記載の放射線撮像装置。
  6. 前記表示制御手段は、撮像失敗を示す前記判定手段の判定結果および当該判定結果と対応付けられている撮像情報の表示フォントを変化させて前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項4に記載の放射線撮像装置。
  7. 前記表示制御手段は、撮像失敗を示す前記判定手段の判定結果および当該判定結果と対応付けられている撮像情報を、撮像失敗を報知する識別マークと組み合わせて前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項4に記載の放射線撮像装置。
  8. 前記表示制御手段は、撮像成功を示す前記判定手段の判定結果および当該判定結果と対応付けられている撮像情報を、前記放射線画像のサムネール画像と組み合わせて前記表示手段に表示させる
    ことを特徴とする請求項4に記載の放射線撮像装置。
  9. 前記表示制御手段は、撮像失敗の画像については、前記放射線画像のサムネール画像の表示を組み合わせず、撮像失敗を示す前記判定手段の判定結果および当該判定結果と対応付けられている撮像情報を前記表示手段に表示させる
    ことを特徴とする請求項4または8に記載の放射線撮像装置。
  10. 前記記憶手段は、前記放射線検出手段により複数の放射線画像が取得された場合、前記複数の放射線画像と、前記複数の放射線画像のそれぞれに対する前記判定の結果とを対応付けて記憶する
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の放射線撮像装置。
  11. 前記記憶手段は、前記複数の放射線画像と、前記複数の放射線画像のそれぞれに対する前記判定手段の判定結果と、前記複数の放射線画像のそれぞれに対する撮像情報とを対応付けて記憶する
    ことを特徴とする請求項10に記載の放射線撮像装置。
  12. 前記放射線検出手段は、照射された放射線の検知に基づいて前記放射線画像の取得を開始することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の放射線撮像装置。
  13. 前記取得された放射線画像に関する撮像情報を保持する撮像情報手段を更に備え、
    前記撮像情報には、前記放射線画像の識別情報、被写体の撮像部位、撮像枚数、撮像時刻、撮像操作を行う技師の識別情報、撮像線量、被写体の識別情報のうち少なくともいずれか1つが含まれることを特徴とする請求項3に記載の放射線撮像装置。
  14. 前記判定手段の判定結果と、前記撮像情報に含まれる技師の識別情報に基づいて、撮像の成功率を算出し、前記算出の結果を前記記憶手段に記憶する撮像処理手段を更に備えることを特徴とする請求項13に記載の放射線撮像装置。
  15. 前記記憶手段は、前記撮像処理手段の算出結果に基づいて、前記撮像の成功率を記憶し、
    前記表示制御手段は、前記記憶手段に記憶された前記撮像の成功率を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項14に記載の放射線撮像装置。
  16. エラーが生じているエラー発生部分を検知し、前記エラー発生部分を特定する特定情報を前記表示制御手段に入力するエラー検知手段を更に備え、
    前記表示制御手段は、前記エラー検知手段から入力された前記特定情報を表示するように前記表示手段を制御することを特徴とする請求項3に記載の放射線撮像装置。
  17. 有線通信または無線通信により、外部の情報処理装置と通信可能な通信手段と、
    複数の撮像モードで撮像を制御可能な撮像制御手段と、を更に備え、
    前記撮像制御手段は、前記通信手段を介して前記外部の情報処理装置と通信可能な状態で撮像し、且つ撮像毎に前記放射線画像を前記表示手段に表示させる第一の撮像モード、または、前記通信手段を介して前記外部の情報処理装置と通信不能な状態で撮像し、且つ前記記憶手段に前記放射線画像を記憶する第二の撮像モードにより撮像の制御を行うことが可能であり、
    前記記憶手段は、前記第一の撮像モードで撮像を行う場合には、前記放射線画像と前記判定結果とを対応付けて記憶せず、前記第二の撮像モードで撮像を行う場合には、前記放射線画像と前記判定結果とを対応付けて記憶することを特徴とする請求項3乃至9のいずれか1項に記載の放射線撮像装置。
  18. 放射線画像を取得する放射線検出手段を有する放射線撮像装置の制御方法であって、
    前記放射線画像が、撮像成否を判定するための判定基準を満たしているか否かを判定する判定工程と、
    前記放射線画像と前記判定の結果とを対応付けて記憶手段に記憶する記憶工程と、
    を有することを特徴とする放射線撮像装置の制御方法。
  19. コンピュータを、請求項1乃至17のいずれか1項に記載の放射線撮像装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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