JP2017108608A - 電子回路、保護装置および画像形成装置 - Google Patents

電子回路、保護装置および画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】簡易な構成で電流を流して電力を消費することができる。【解決手段】異常動作時において第1電圧を超える電圧を発生する対象装置と、対象装置を保護する保護回路とを備え、保護回路は、対象装置から第1電圧を超える電圧が発生した場合に、対象装置から出力される電流を流して電力を消費する第1消費部と、第1消費部と並列に設けられ、対象装置から出力される電流を流して電力を消費する第2消費部と、第1消費部に流れる電流に応じた電流を、第2消費部に流すカレントミラー回路と、を有する保護装置を提供する。【選択図】図4

Description

本発明は、電子回路、保護装置および画像形成装置に関する。
過電圧に対する保護回路として、ツェナーダイオードを用いた回路が知られている。
特許文献1には、ツェナーダイオードとFET(電界効果トランジスタ)とを備える保護回路が記載されている。特許文献1に記載の保護回路は、ツェナーダイオードが降伏した場合に、FETにも電流が流れる。
ところで、保護対象の装置から大電流が出力される場合、保護回路は、許容損失が大きいツェナーダイオードを備えなければならなかった。しかし、許容損失の大きいツェナーダイオードは、コストが高かった。
また、複数のツェナーダイオードを並列に接続しても、降伏電圧(ツェナー電圧)のばらつきにより、何れか1つのツェナーダイオードしか降伏しない。従って、複数のツェナーダイオードを並列に接続しても、許容損失は大きくならず、大きな電流を流すことはできなかった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、簡易な構成で電流を流して電力を消費することができる電子回路、保護装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る電子回路は、第1電圧を超える電圧が印加された場合に、電流を流して電力を消費する第1消費部と、前記第1消費部と並列に設けられ、電流を流して電力を消費する第2消費部と、前記第1消費部に流れる電流に応じた電流を、前記第2消費部に流すカレントミラー回路と、を備える。
本発明によれば、簡易な構成で電流を流して電力を消費することができる。
図1は、実施形態に係る画像形成装置の構成を示す図である。 図2は、装置本体部から引出ユニットを引き出した状態の画像形成装置の斜視図である。 図3は、実施形態に係るモータ駆動システムの構成を示す図である。 図4は、保護回路の構成を示す図である。 図5は、保護回路の状態の遷移を模式的に示した状態遷移図である。 図6は、駆動回路に電源電圧が印加されていない場合の電圧変化およびトランジスタのスイッチング状態を示す図である。 図7は、駆動回路に電源電圧が印加されている場合の電圧変化およびトランジスタのスイッチング状態を示す図である。 図8は、画像形成装置に搭載されたモータ駆動システムの構成の一例を示す図である。 図9は、装置本体部から引出ユニットを引き出した状態のモータ駆動システムの構成の一例を示す図である。 図10は、第1変形例に係る保護回路の構成を示す図である。 図11は、第2変形例に係る保護回路の構成を示す図である。 図12は、第3変形例に係る保護回路の構成を示す図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置100の構成を示す図である。画像形成装置100は、用紙(記録媒体)に画像を形成する。画像形成装置100は、自動原稿搬送部112と、画像読取部114と、カセット給紙部116と、手差給紙部118と、排紙トレイ120と、装置本体部122とを備える。
自動原稿搬送部112は、画像読取部114の上部に設けられる。自動原稿搬送部112は、原稿トレイに載置された原稿束から1枚ずつ原稿を取り出して、画像読取部114へと送り出す。
画像読取部114は、装置本体部122の上部に設けられる。画像読取部114は、コンタクトガラス142と、走査光学ユニット144とを有する。コンタクトガラス142は、筐体の上面部を構成する。コンタクトガラス142は、自動原稿搬送部112またはユーザによる手動で原稿が載置される。走査光学ユニット144は、コンタクトガラス142に載置された原稿の表面の画像を読み取り、画像データを生成する。
カセット給紙部116は、装置本体部122の下部に設けられる。カセット給紙部116は、少なくとも1つのカセット152と、給紙機構154とを有する。カセット152は、画像が形成される前の状態の用紙を収容する。給紙機構154は、カセット152に収納された用紙を装置本体部122へと搬送する。
手差給紙部118は、装置本体部122の側面に設けられる。手差給紙部118は、装置本体部122に対して開閉可能に取り付けられている。手差給紙部118は、装置本体部122に対して開いた状態において、画像が形成される前の状態の用紙がユーザにより載置される。手差給紙部118は、ユーザにより載置された用紙を、装置本体部122へと搬送する。
排紙トレイ120は、装置本体部122の側面に設けられる。排紙トレイ120は、装置本体部122から排出された、画像が形成された後の状態の用紙を載置する。
装置本体部122は、カセット給紙部116または手差給紙部118から用紙を受け取る。装置本体部122は、受け取った用紙に、画像読取部114により読み取られた画像データに応じた画像を形成する。そして、装置本体部122は、画像を形成した後の用紙を排紙トレイ120へと排出する。
装置本体部122は、中間転写ベルト162と、第1ローラ164と、第2ローラ166と、第3ローラ168と、タンデム画像形成部170と、露光ユニット172と、主搬送路174と、二次転写部176と、中間搬送路178と、定着部180と、排紙路182と、反転搬送路184とを有する。
中間転写ベルト162は、第1ローラ164、第2ローラ166および第3ローラ168に架け渡される。第1ローラ164は、モータ等により駆動され、中間転写ベルト162を所定の方向(図1中の矢印方向)に走行させる。第2ローラ166および第3ローラ168は、中間転写ベルト162の走行に従って回転する。
タンデム画像形成部170は、4つの感光体ユニット192を含む。4つの感光体ユニット192は、それぞれイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、黒(K)の4色に対応する。それぞれの感光体ユニット192は、ドラム状の感光体ドラム194、帯電装置、現像装置、感光体クリーニング装置および除電装置等を含む。
露光ユニット172は、それぞれの色に対応する感光体ユニット192に含まれる感光体ドラム194を、画像読取部114により読み取られた画像データにおける対応する色データに応じて露光させる。それぞれの感光体ドラム194は、露光ユニット172により露光されることにより、側面にトナー画像が形成される。
それぞれの感光体ドラム194は、中間転写ベルト162の走行方向に沿って配置されている。中間転写ベルト162は、それぞれの感光体ドラム194の側面と接触しながら走行する。従って、中間転写ベルト162の走行に従って、それぞれの感光体ドラム194に形成されたトナー画像は、中間転写ベルト162の一方の面に転写される。
また、それぞれの感光体ドラム194には、同一の画像データに基づく各色のトナー画像が、中間転写ベルト162の同一の位置に転写されるように、トナー画像の露光タイミングが調整される。従って、中間転写ベルト162には、同一の画像データに基づく各色のトナー画像が同一の位置に転写される。これにより、4つの感光体ドラム194を通過した後、中間転写ベルト162には、画像データに応じたフルカラーのトナー画像が形成される。
主搬送路174は、カセット給紙部116から送り出された用紙を取り込む。また、主搬送路174は、手差給紙部118から送り出された用紙を取り込む。主搬送路174は、取り込んだ用紙を、所定のタイミングで二次転写部176に送り出す。
二次転写部176は、二次転写ローラ202を有する。二次転写ローラ202は、第3ローラ168に対して、中間転写ベルト162を挟んで側面が突き当てられた状態で配置される。そして、二次転写ローラ202は、第3ローラ168とは逆方向に回転する。これにより、第3ローラ168と二次転写ローラ202とは、突き当てられた隙間の領域(ニップ)に、中間転写ベルト162を挟み込むことができる。
また、主搬送路174により取り込まれた用紙は、第3ローラ168と二次転写ローラ202との間に形成されたニップへと送り出される。用紙は、先端側からニップに突入する。第3ローラ168および二次転写ローラ202は、ニップに、中間転写ベルト162および用紙を挟み込みながら回転する。これにより、用紙は、中間転写ベルト162と接触しながら、ニップを通過する。
ここで、中間転写ベルト162における用紙が接触する側の面には、ニップの突入前において、トナー画像が付着している。用紙は、中間転写ベルト162に付着しているトナー画像がニップに突入するタイミングに同期して、ニップへと先端から突入する。従って、中間転写ベルト162に付着しているトナー画像は、用紙の表面に接触しながら、ニップを通過する。用紙およびトナー画像は、ニップの通過時において、第3ローラ168と二次転写ローラ202とにより所定の圧力が加えられる。これにより、ニップ通過時に、中間転写ベルト162の表面に付着しているトナー画像は、用紙へと転写される。
二次転写部176から排出された、トナー画像が転写された用紙は、中間搬送路178へと送り出される。中間搬送路178は、二次転写部176から排出された、トナー画像が転写された用紙を、定着部180へと送り出す。
定着部180は、無端ベルトである定着ベルト212と、加圧ローラ214とを含む。加圧ローラ214は、定着ベルト212に対して押し当てられており、トナー画像が転写された用紙を定着ベルト212との間で所定の圧力で挟み込みながら回転する。また、加圧ローラ214は、挟み込んだ用紙に対して熱を加える。このような定着部180は、用紙に熱と圧力を加えることにより、用紙に転写されたトナー画像のトナーを溶融して、用紙にカラー画像を定着させる。
定着部180によりカラー画像が定着された用紙は、排紙路182に送り出される。排紙路182は、定着部180から排出された用紙を、排紙トレイ120に載置させる。
カラー画像が定着された用紙の裏面に、再度、他のカラー画像を定着させる場合、定着部180によりカラー画像が定着された用紙は、反転搬送路184に送り出される。反転搬送路184は、定着部180から排出された用紙の表裏を反転させて、再度、主搬送路174へ送り出す。
このような装置本体部122は、用紙、ベルト、ローラまたはドラム等を駆動するための多数のモータを有する。例えば、主搬送路174、中間搬送路178および反転搬送路184等は、用紙を搬送させるためのモータを有する。装置本体部122は、搬送途中において用紙が詰まったことを検知するためのセンサも有する。
なお、画像形成装置100は、タンデム型のカラー複写機に限定されるものではなく、モノクロの画像を形成してもよいい。また、画像形成装置100は、電子写真方式の印刷装置または複合機(MFP:Multifunction Peripheral)等であってもよい。なお、複合機とは、印刷機能、複写機能、スキャナ機能、及びファクシミリ機能のうち少なくとも2つの機能を有する装置である。
図2は、装置本体部122から引出ユニット230を引き出した状態の画像形成装置100の斜視図である。画像形成装置100は、引出ユニット230を備える。引出ユニット230は、主搬送路174、二次転写部176、中間搬送路178、定着部180、排紙路182および反転搬送路184等を保持する。
また、引出ユニット230は、キャリア232と、前カバー234とを含む。装置本体部122には、レール236が設けられている。キャリア232は、主搬送路174、二次転写部176、中間搬送路178、定着部180、排紙路182および反転搬送路184等を保持する。キャリア232は、レール236により移動可能に支持されている。レール236は、引出ユニット230を装置本体部122に対して引き出し可能に支持する。引出ユニット230は、図2中のRとFの方向に移動する。引出ユニット230は、R方向に移動した場合に、装置本体部122に収納された状態となる。また、引出ユニット230は、F方向に移動した場合、装置本体部122から引き出された状態となる。
前カバー234は、引出ユニット230が装置本体部122に収納された状態において、装置本体部122の側壁として機能する。また、前カバー234には、取手部238が形成されている。ユーザは、取手部238を握って引き出す方向に力を加えることにより、引出ユニット230を装置本体部122から引き出すことができる。
引出ユニット230は、装置本体部122から引き出された状態において、内部に取り付けられた主搬送路174、二次転写部176、中間搬送路178、定着部180、排紙路182および反転搬送路184等を露出させることができる。
これにより、ユーザは、主搬送路174、二次転写部176、中間搬送路178、定着部180、排紙路182および反転搬送路184等のメンテナンスをすることができる。例えば、主搬送路174、二次転写部176、中間搬送路178、定着部180、排紙路182および反転搬送路184等の何れかの箇所において、用紙詰まりが発生した場合、ユーザは、詰まっている用紙を取り出すことができる。
また、引出ユニット230は、装置本体部122から供給される電力を受け取って、主搬送路174、二次転写部176、中間搬送路178、定着部180、排紙路182および反転搬送路184等に供給する。例えば、引出ユニット230は、装置本体部122から供給される電力を、用紙を搬送させるためのモータに供給する。また、装置本体部122からモータに電力を供給するための電源線は、装置本体部122と引出ユニット230との間において、コネクタにより接続されている。このコネクタは、引出ユニット230が装置本体部122に収納された状態において接続し、引出ユニット230が装置本体部122から引き出された状態において、切断する。従って、引出ユニット230に設けられたモータ等は、引出ユニット230が装置本体部122に収納されている状態において、電力供給を受け、引出ユニット230が装置本体部122から引き出されている状態において、電力供給が停止される。
図3は、実施形態に係るモータ駆動システム10の構成を示す図である。モータ駆動システム10は、例えば、図1および図2に示した画像形成装置100に搭載される。モータ駆動システム10は、例えば、画像形成装置100における用紙の搬送用のモータシステムに適用される。モータ駆動システム10は、モータ12と、駆動回路14と、直流電源16と、スイッチ18と、デカップリングコンデンサ20と、保護回路40(保護装置)とを備える。
モータ12は、例えば直流モータである。駆動回路14は、モータ12を駆動する。直流電源16は、駆動回路14に対して、モータ12を駆動するための電源電圧を発生する。スイッチ18は、直流電源16から発生された電源電圧を駆動回路14に与えるか、与えないかを切り替える。
駆動回路14は、直流電源16からプラス側の電源電圧が印加されるプラス電源端32と、直流電源16からマイナス側の電源電圧が印加されるマイナス電源端34とを有する。プラス側の電源電圧は、例えば、+30ボルト等の電圧である。また、マイナス側の電源電圧は、例えばグランド電位である。
デカップリングコンデンサ20は、キャパシタであって、プラス電源端32とマイナス電源端34との間に設けられる。デカップリングコンデンサ20は、例えば直流電源16から発生される電源雑音等を抑制する。
保護回路40は、プラス電圧端42とマイナス電圧端44との間に、第1電圧を超える電圧が印加された場合に、電流を流して電力を消費する電子回路である。なお、保護回路40は、プラス電圧端42とマイナス電圧端44との間に、第1電圧以下の電圧が印加されている場合には、電流を流さず、電力を消費しない。プラス電圧端42には、マイナス電圧端44よりプラス側の電圧が印加される。
本実施形態においては、保護回路40は、保護の対象装置である駆動回路14を過電圧から保護する。保護回路40は、プラス電圧端42が駆動回路14のプラス電源端32に接続され、マイナス電圧端44が駆動回路14のマイナス電源端34に接続される。駆動回路14は、通常動作時において、第1電圧以下の電圧を発生し、異常動作時において第1電圧を超える電圧を発生する。そして、保護回路40は、駆動回路14のプラス電源端32とマイナス電源端34との間に、第1電圧を超える電圧が発生した場合に、電流を流して電力を消費する。これにより、保護回路40は、駆動回路14を過電圧から保護することができる。
このようなモータ駆動システム10は、例えば、複合機等の画像形成装置100の紙送り用に適用される。画像形成装置100の紙送り用に適用された場合、例えば、電源オフ時においては、モータ12が空回りすることにより起電力が発生する。保護回路40は、モータ12の空回りによって駆動回路14が第1電圧を超える電圧を発生した場合、駆動回路14から出力された電流を流して、電力を消費する。これにより、保護回路40は、モータ12の空回り等を原因にする過電圧から駆動回路14を保護することができる。
また、例えば、電源オン時において、電源ライン(プラス電源端32とマイナス電源端34との間)にノイズが発生する場合がある。保護回路40は、電源ラインのノイズにより駆動回路14が第1電圧を超える電圧を発生した場合、駆動回路14から出力される電流を流して電力を消費する。これにより、保護回路40は、電源ラインのノイズ等を原因とする過電圧から駆動回路14を保護することができる。
図4は、保護回路40の構成を示す図である。保護回路40は、第1消費部51と、第2消費部52と、カレントミラー回路53とを有する。
第1消費部51は、プラス電圧端42とマイナス電圧端44との間に、第1電圧を超える電圧が印加された場合に、電流を流して電力を消費する。本実施形態においては、第1消費部51は、駆動回路14から第1電圧を超える電圧が発生した場合に、駆動回路14から出力される電流を流して電力を消費する。
例えば、第1消費部51は、第1ツェナーダイオード61を含む。第1ツェナーダイオード61は、逆方向バイアスの電圧が印加される。すなわち、第1ツェナーダイオード61は、カソードがプラス電圧端42側、アノードがマイナス電圧端44側となるように配置される。そして、第1ツェナーダイオード61は、プラス電圧端42とマイナス電圧端44との間に印加された電圧が、第1電圧を超えた場合に降伏する。これにより、第1ツェナーダイオード61は、プラス電圧端42とマイナス電圧端44との間に、第1電圧を超える電圧が印加された場合に、電流を流して電力を消費することができる。
第2消費部52は、プラス電圧端42とマイナス電圧端44との間に、第1消費部51と並列に設けられ、電流を流して電力を消費する。本実施形態においては、第2消費部52は、駆動回路14から出力される電流を流して電力を消費する。
例えば、第2消費部52は、第2ツェナーダイオード62を含む。第2ツェナーダイオード62は、逆方向バイアスの電圧が印加される。すなわち、第2ツェナーダイオード62は、カソードがプラス電圧端42側、アノードがマイナス電圧端44側となるように配置される。そして、第2ツェナーダイオード62は、プラス電圧端42とマイナス電圧端44との間に印加された電圧が、第1電圧以下の第2電圧を超えた場合に降伏する。これにより、第2ツェナーダイオード62は、プラス電圧端42とマイナス電圧端44との間に、第2電圧を超える電圧が印加された場合に、電流を流して電力を消費することが可能な状態となる。
もっとも、第2ツェナーダイオード62は、降伏したとしても、カレントミラー回路53に電流が流れなければ、電流を流さない。すなわち、第2ツェナーダイオード62は、プラス電圧端42とマイナス電圧端44との間に、第2電圧を超える電圧が印加されていても、カレントミラー回路53が電流を流さなければ、電流を流さない。つまり、第2ツェナーダイオード62は、第2電圧を超える電圧が印加されたことにより降伏し、且つ、カレントミラー回路53に電流が流れることを条件として、電流を流す。
カレントミラー回路53は、第1消費部51に流れる電流に応じた電流を、第2消費部52に流す。第1消費部51は、第1電圧を超える電圧が印加された場合、例えば、駆動回路14から第1電圧を超える電圧が発生した場合、電流を流す。従って、カレントミラー回路53は、プラス電圧端42とマイナス電圧端44との間に第1電圧を超える電圧が印加された場合、例えば、駆動回路14から第1電圧を超える電圧が発生した場合、第2消費部52に電流を流す。
例えば、カレントミラー回路53は、バイポーラトランジスタを用いた回路である。本実施形態においては、カレントミラー回路53は、参照トランジスタ65と、参照側エミッタ抵抗66と、出力トランジスタ67と、出力側エミッタ抵抗68とを含む。
参照トランジスタ65は、npn型のバイポーラトランジスタである。参照トランジスタ65は、コレクタおよびベースが第1ツェナーダイオード61のアノードに接続される。なお、第1ツェナーダイオード61は、カソードがプラス電圧端42に接続される。
参照側エミッタ抵抗66は、一方の端が参照トランジスタ65のエミッタに接続される。参照側エミッタ抵抗66は、他方の端がマイナス電圧端44に接続される。
出力トランジスタ67は、npn型のバイポーラトランジスタである。出力トランジスタ67は、コレクタが第2ツェナーダイオード62のアノードに接続され、ベースが参照トランジスタ65のベースに接続される。なお、第2ツェナーダイオード62は、カソードがプラス電圧端42に接続される。
出力側エミッタ抵抗68は、一方の端が出力トランジスタ67のエミッタに接続される。出力側エミッタ抵抗68は、他方の端がマイナス電圧端44に接続される。
このようなカレントミラー回路53は、プラス電圧端42とマイナス電圧端44との間に第1電圧を超えた電圧が印加された場合、第1ツェナーダイオード61が降伏して、電流が流れる。第1ツェナーダイオード61に電流が流れた場合、カレントミラー回路53は、参照トランジスタ65のコレクタ−エミッタ間に電流を流す。そして、カレントミラー回路53は、参照トランジスタ65のコレクタ−エミッタ間に電流が流れると、その電流量に応じた電流(例えば、同一の電流または所定倍された電流)を、出力トランジスタ67のコレクタ−エミッタ間に流す。
ここで、第2ツェナーダイオード62は、第2電圧を超えた場合に降伏する。第2電圧は、第1電圧以下である。第1ツェナーダイオード61は、プラス電圧端42とマイナス電圧端44との間に第1電圧を超えた電圧が印加された場合に降伏する。つまり、第2ツェナーダイオード62は、第1ツェナーダイオード61が降伏する電圧が印加された場合には、既に降伏しており、電流を流すことが可能な状態となっている。従って、カレントミラー回路53は、参照トランジスタ65のコレクタ−エミッタ間に電流が流れたと同時に、出力トランジスタ67のコレクタ−エミッタ間に電流を流すことができる。
このことから、保護回路40は、プラス電圧端42とマイナス電圧端44との間に第1電圧を超える電圧が印加された場合、第1消費部51および第2消費部52の両者に、同時に、電流を流して電力を消費させることができる。例えば、保護回路40は、駆動回路14から第1電圧を超える電圧が発生した場合、第1消費部51および第2消費部52の両者に、同時に、駆動回路14から出力された電流を流して電力を消費させることができる。これにより、保護回路40は、簡単な構成により、何れか1つの電流消費部(例えばツェナーダイオード)に電流が流れるが、他の電流消費部(例えばツェナーダイオード)には電流が流れないような状態を無くすことができる。よって、保護回路40によれば、簡易な構成で大きな電流を流して電力を消費することができる。
なお、ツェナーダイオードは、単位体積当たりの電力消費量が大きい。従って、第1ツェナーダイオード61および第2ツェナーダイオード62は、比較的に小さいサイズで大きな電力を消費することができる。
また、参照トランジスタ65および出力トランジスタ67は、ベース−エミッタ間電圧が略同一であることが好ましい。これにより、参照トランジスタ65および出力トランジスタ67は、一方がオン、他方がオフとなるような状態を無くすことができる。
また、例えば、参照トランジスタ65のベース−エミッタ間電圧と、出力トランジスタ67のベース−エミッタ間電圧との差の仕様上の最大値をVerrとする。また、第1ツェナーダイオード61に流れる電流をIとし、参照側エミッタ抵抗66の抵抗値をRとした場合、下記の式(1)の関係を満たすように、抵抗値Rを設定してもよい。
Verr<I×R…(1)
これにより、カレントミラー回路53は、ベース−エミッタ間に、参照側エミッタ抵抗66による負帰還をかけることができるので、ベース−エミッタ間電圧のばらつきを吸収して、一方がオン、他方がオフとなるような状態を無くすことができる。
また、カレントミラー回路53は、バイポーラトランジスタを用いた回路ではなく、電界効果トランジスタ(FET)を用いた回路であってもよい。これにより、カレントミラー回路53は、バイポーラトランジスタと比較して第1消費部51および第2消費部52に大きな電流を流すことができる。また、カレントミラー回路53は、演算増幅器(OPアンプ)等の他のデバイスを用いた回路であってもよい。また、保護回路40が過電圧を保護する対象装置は、モータ12の駆動回路14に限らず他の装置であってもよい。
図5は、保護回路40の状態の遷移を模式的に示した状態遷移図である。保護回路40は、図5に示すような遷移をすることにより、駆動回路14を過電圧から保護する。まず、駆動回路14が通常状態であり、駆動回路14から第1電圧以下の電圧が発生されている。
この場合、第1ツェナーダイオード61は、降伏していない。従って、第1ツェナーダイオード61には、電流が流れない(S11)。第1ツェナーダイオード61に電流が流れないので、参照トランジスタ65には、電流が流れない(S12)。参照トランジスタ65に電流が流れないので、出力トランジスタ67には、電流が流れない(S13)。そして、出力トランジスタ67に電流が流れないので、第2ツェナーダイオード62には、電流が流れない(S14)。
従って、駆動回路14から第1電圧以下の電圧が発生されている場合、保護回路40は、駆動回路14から出力された電流を流さず、電力を消費しない。保護回路40は、駆動回路14から第1電圧を超えた電圧が発生されるまで、S11からS14までの状態を維持する(S15のNo)。
一方、ノイズが発生したりモータ12が空回りしたりしたことにより、駆動回路14が異常状態となり、駆動回路14から第1電圧を超えた過電圧が発生される(S15のYes)。
この場合、第1ツェナーダイオード61が降伏する(S16)。なお、第2ツェナーダイオード62は、降伏電圧が第1ツェナーダイオード61よりも低い。従って、第1ツェナーダイオード61が降伏した場合には、第2ツェナーダイオード62も既に降伏している。
第1ツェナーダイオード61が降伏すると、第1ツェナーダイオード61に、電流が流れる(S17)。第1ツェナーダイオード61に電流が流れると、参照トランジスタ65のベースエミッタ間に電流が流れ、参照トランジスタ65がオンする(S18)。また、出力トランジスタ67のベースエミッタ間に電流が流れ、出力トランジスタ67がオンする(S19)。第2ツェナーダイオード62の降伏電圧よりも高い電圧が第2ツェナーダイオード62に印加された状態で、出力トランジスタ67がオンするので、第2ツェナーダイオード62に電流が流れる(S20)。
従って、駆動回路14から第1電圧を超えた電圧が発生されている場合、保護回路40は、駆動回路14から出力された電流を流して電力を消費することができる。この場合において、保護回路40は、2つのツェナーダイオードにより並列に電流を流すので、大きな電力を消費することができる。
保護回路40は、駆動回路14から発生される電圧が第1電圧以下となるまで、S16からS20までの状態を維持する(S21のNo)。そして、保護回路40は、駆動回路14から発生される電圧が第1電圧以下となった場合(S21のYes)、第1ツェナーダイオード61の降伏が終了し(S22)、第1ツェナーダイオード61に電流が流れない状態(S11)に戻る。
図6は、駆動回路14に電源電圧が印加されていない場合であって、モータの空回りが起きた場合の電圧変化およびトランジスタのスイッチング状態を示す図である。駆動回路14に、直流電源16から発生される電源電圧VDDが印加されていない場合、デカップリングコンデンサ20には、電荷が蓄積されていない。従って、図6の時刻tに示すように、電源ラインの電圧(プラス電源端32とマイナス電源端34との間の電圧)は、0である。
時刻tにおいて、モータ12が空回りを開始すると、駆動回路14から起電力が発生し、デカップリングコンデンサ20に電荷が蓄積される。従って、時刻t以後、電源ラインの電圧(デカップリングコンデンサ20の電圧)は、上昇する。
電源ラインの電圧が上昇を続け、ある時刻tにおいて、第2電圧Vを超える。電源ラインの電圧が第2電圧Vを超えた場合、第2ツェナーダイオード62は、降伏する。しかし、第2電圧Vを超えても第1電圧Vを超えるまでは、カレントミラー回路53はオフである。従って、第2ツェナーダイオード62には電流が流れない。よって、時刻t以後も、電源ラインの電圧は、上昇を続ける。
続いて、電源ラインの電圧が上昇を続け、ある時刻tにおいて、第1電圧Vを超える。電源ラインの電圧が第1電圧Vを超えた場合、第1ツェナーダイオード61は、降伏する。第1ツェナーダイオード61が降伏すると、第1ツェナーダイオード61に電流が流れる。第1ツェナーダイオード61に電流が流れたことにより、参照トランジスタ65および出力トランジスタ67のベースに電圧が印加される。時刻tにおいて、ベース−エミッタ間の電圧がオン電圧を越えてベース−エミッタ間に電流が流れると、カレントミラー回路53(参照トランジスタ65および出力トランジスタ67)がオンとなる。そして、カレントミラー回路53がオンとなると、第2ツェナーダイオード62にも電流が流れる。従って、時刻t以後、参照側エミッタ抵抗66および出力側エミッタ抵抗68が負荷となり電力を消費するので、電源ラインの電圧は、上昇しない。なお、第1ツェナーダイオード61が降伏する時刻tから電源ラインの電圧の上昇が停止する時刻tまでの期間は、非常に短いが図6では模式的に一定の時間幅を示している。
時刻tにおいて、モータ12の空回りが停止すると、デカップリングコンデンサ20は、自然放電を開始する。自然放電を開始すると、参照トランジスタ65と出力トランジス67タのベース−エミッタ間の電流が小さくなるため、カレントミラー回路53がオフとなる。その後、自然放電が続き、時刻tにおいて、電源ラインの電圧が第1電圧V以下となると、第1ツェナーダイオード61の降伏状態が終了し、第1ツェナーダイオード61および第2ツェナーダイオード62は電流を流さなくなる。従って、時刻t以後、電源ラインの電圧は、デカップリングコンデンサ20の自然放電に伴って、徐々に低下して0に近づく。
図7は、駆動回路14に電源電圧が印加されている場合であって、ノイズ等が発生した場合の電圧変化およびトランジスタのスイッチング状態を示す図である。直流電源16から発生される電源電圧VDDが印加されている場合、デカップリングコンデンサ20には、電荷が蓄積されている。従って、図7の時刻t11に示すように、電源ラインの電圧(プラス電源端32とマイナス電源端34との間の電圧)は、VDDである。
時刻t11において、ノイズが発生すると、デカップリングコンデンサ20に電荷が蓄積される。従って、時刻t11以後、電源ラインの電圧(デカップリングコンデンサ20の電圧)は、上昇する。
電源ラインの電圧が上昇を続け、ある時刻t12において、第2電圧Vを超えて、第2ツェナーダイオード62は、降伏する。しかし、第2ツェナーダイオード62には電流が流れないので、時刻t12以後も、電源ラインの電圧は、上昇を続ける。
続いて、電源ラインの電圧が上昇を続け、ある時刻t13において、第1電圧Vを超える。電源ラインの電圧が第1電圧Vを超えた場合、第1ツェナーダイオード61は、降伏する。第1ツェナーダイオード61が降伏すると、第1ツェナーダイオード61に電流が流れる。第1ツェナーダイオード61に電流が流れたことにより、参照トランジスタ65および出力トランジスタ67のベースに電圧が印加される。時刻tにおいて、ベース−エミッタ間の電圧がオン電圧を越えてベース−エミッタ間に電流が流れると、カレントミラー回路53(参照トランジスタ65および出力トランジスタ67)がオンとなる。そして、カレントミラー回路53がオンとなると、第2ツェナーダイオード62にも電流が流れる。従って、時刻t14以後、参照側エミッタ抵抗66および出力側エミッタ抵抗68が負荷となり電力を消費するので、電源ラインの電圧は、上昇しない。なお、第1ツェナーダイオード61が降伏する時刻t13から電源ラインの電圧の上昇が停止する時刻t14までの期間は、非常に短いが図7では模式的に一定の時間幅を示している。
時刻t15において、ノイズが停止すると、デカップリングコンデンサ20は、自然放電を開始する。自然放電を開始すると、参照トランジスタ65と出力トランジス67タのベース−エミッタ間の電流が小さくなるため、カレントミラー回路53がオフとなる。その後、自然放電が続き、時刻t16において、電源ラインの電圧が第1電圧V以下となると、第1ツェナーダイオード61の降伏状態が終了し、第1ツェナーダイオード61および第2ツェナーダイオード62は電流を流さなくなる。従って、時刻t16以後、電源ラインの電圧は、デカップリングコンデンサ20の自然放電に伴って、徐々に低下する。そして、時刻t17において、電源ラインの電圧は、VDDに達すると、低下を停止する。
以上のように、保護回路40は、電源ラインの電圧が第1電圧を超える場合にも、並列に設けられた第1ツェナーダイオード61および第2ツェナーダイオード62の両者に、同時に、駆動回路14から出力される電流を流すことができる。従って、保護回路40によれば、簡易な構成で大きな電流を流して電力を消費することができる。
図8は、画像形成装置100に搭載されたモータ駆動システム10の一例を示す図である。モータ駆動システム10が画像形成装置100の用紙の搬送用に搭載された場合、例えば、直流電源16およびスイッチ18は、装置本体部122に搭載される。また、この場合、モータ12、駆動回路14、デカップリングコンデンサ20および保護回路40は、引出ユニット230に搭載される。
図9は、装置本体部122から引出ユニット230を引き出した状態のモータ駆動システム10の構成の一例を示す図である。引出ユニット230が装置本体部122から引き出された場合、コネクタが切断される。このため、装置本体部122から駆動回路14に電力を供給するための電源線は、装置本体部122と引出ユニット230との間において切断され、駆動回路14への電力の供給は停止される。
ここで、ユーザは、引出ユニット230を装置本体部122から引き出した状態において、搬送路に詰まっている用紙を取り除くと、用紙の取り除きに伴い、用紙の搬送用のモータ12が空回りする可能性がある。電力が供給されていない状態でモータ12が空回りすると、起電力が発生して駆動回路14に異常電圧が印加されてしまう。
しかし、保護回路40は、駆動回路14のプラス電源端32とマイナス電源端34との間に、第1電圧を超える電圧が発生した場合、電流を流して消費することができる。従って、このような画像形成装置100は、引出ユニット230を装置本体部122から引き出した状態において、モータ12が空回りしても、駆動回路14を保護することができる。
図10は、第1変形例に係る保護回路40の構成を示す図である。第1変形例に係る第1消費部51は、直列に接続された複数の第1ツェナーダイオード61を含む。これにより、保護回路40は、第1電圧を容易に調整することができる。また、保護回路40は、第1消費部51の全体の許容損失を大きくすることができる。
また、第1変形例に係る第2消費部52は、直列に接続された複数の第2ツェナーダイオード62を含む。これにより、保護回路40は、第2消費部52の全体の許容損失を大きくすることができる。なお、第2消費部52は、第1消費部51と異なる数の第2ツェナーダイオード62を含んでもよい。これにより、第2消費部52は、第2電圧を確実に第1電圧以下に設定することができる。
図11は、第2変形例に係る保護回路40の構成を示す図である。第2変形例に係る第2消費部52は、第2ツェナーダイオード62に代えて、抵抗72を含んでもよい。抵抗72は、一例として、一端がプラス電圧端42に接続され、他方の端が出力トランジスタ67のコレクタに接続される。なお、この場合、抵抗72は、第1電圧を印加した場合にも電流を流すことが可能な定格を有する。このような保護回路40は、抵抗72により流れる電流を熱に変換することができるので、駆動回路14から出力された電流を流して電力を消費することができる。
図12は、第3変形例に係る保護回路40の構成を示す図である。第3変形例に係る保護回路40は、複数の第2消費部52を有する。例えば、図12に示す例であれば、保護回路40は、第2消費部52−1および第2消費部52−2を有する。
この場合、カレントミラー回路53は、第1消費部51に流れる電流に応じた電流を、複数の第2消費部52のそれぞれに流す。また、カレントミラー回路53は、第1消費部51に電流が流れると同時に、それぞれの第2消費部52に電流を流す。
例えば、カレントミラー回路53は、複数の第2消費部52のそれぞれに対応した、複数の出力トランジスタ67および複数の出力側エミッタ抵抗68を有する。それぞれの出力トランジスタ67は、コレクタが、対応する第2消費部52が含む第2ツェナーダイオード62のアノードに接続される。
それぞれの出力側エミッタ抵抗68は、一方の端が、対応する出力トランジスタ67のエミッタに接続される。また、それぞれの出力側エミッタ抵抗68は、他方の端が、マイナス電圧端44に接続される。
このような第3変形例に係る保護回路40は、駆動回路14から出力される電流量を大きくすることができる。従って、第3変形例に係る保護回路40は、駆動回路14が第1電圧を超えた電圧を発生した場合に高速に電圧を低下させることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能である。
10 モータ駆動システム
12 モータ
14 駆動回路
16 直流電源
18 スイッチ
20 デカップリングコンデンサ
32 プラス電源端
34 マイナス電源端
40 保護回路
42 プラス電圧端
44 マイナス電圧端
51 第1消費部
52 第2消費部
53 カレントミラー回路
61 第1ツェナーダイオード
62 第2ツェナーダイオード
65 参照トランジスタ
66 参照側エミッタ抵抗
67 出力トランジスタ
68 出力側エミッタ抵抗
72 抵抗
100 画像形成装置
112 自動原稿搬送部
114 画像読取部
116 カセット給紙部
118 手差給紙部
120 排紙トレイ
122 装置本体部
142 コンタクトガラス
144 走査光学ユニット
152 カセット
154 給紙機構
162 中間転写ベルト
164 第1ローラ
166 第2ローラ
168 第3ローラ
170 タンデム画像形成部
172 露光ユニット
174 主搬送路
176 二次転写部
178 中間搬送路
180 定着部
182 排紙路
184 反転搬送路
192 感光体ユニット
194 感光体ドラム
202 二次転写ローラ
212 定着ベルト
214 加圧ローラ
230 引出ユニット
232 キャリア
234 前カバー
236 レール
238 取手部
特開2009−177865号公報

Claims (15)

  1. 第1電圧を超える電圧が印加された場合に、電流を流して電力を消費する第1消費部と、
    前記第1消費部と並列に設けられ、電流を流して電力を消費する第2消費部と、
    前記第1消費部に流れる電流に応じた電流を、前記第2消費部に流すカレントミラー回路と、
    を備える電子回路。
  2. 複数の前記第2消費部を備える請求項1に記載の電子回路。
  3. 前記第1消費部は、第1ツェナーダイオードを含み、
    前記第1ツェナーダイオードは、逆方向バイアスの電圧が印加され、印加された電圧が前記第1電圧を超えた場合に降伏する
    請求項1または2に記載の電子回路。
  4. 前記第2消費部は、第2ツェナーダイオードを含み、
    前記第2ツェナーダイオードは、逆方向バイアスの電圧が印加され、印加された電圧が前記第1電圧以下の第2電圧を超えた場合に降伏する
    請求項3に記載の電子回路。
  5. 前記カレントミラー回路は、バイポーラトランジスタを用いた回路である
    請求項4に記載の電子回路。
  6. 前記カレントミラー回路は、
    参照トランジスタと、
    参照側エミッタ抵抗と、
    出力トランジスタと、
    出力側エミッタ抵抗と、
    を含み、
    前記第1ツェナーダイオードは、カソードがプラス電圧端側、アノードがマイナス電圧端側となるように配置され、
    前記第2ツェナーダイオードは、カソードがプラス電圧端側、アノードがマイナス電圧端側となるように配置され、
    前記参照トランジスタは、npn型であり、コレクタおよびベースが前記第1ツェナーダイオードのアノードに接続され、
    前記参照側エミッタ抵抗は、一方の端が前記参照トランジスタのエミッタに接続され、他方の端がマイナス電圧端に接続され、
    前記出力トランジスタは、npn型であり、コレクタが前記第2ツェナーダイオードのアノードに接続され、ベースが前記参照トランジスタのベースに接続され、
    前記出力側エミッタ抵抗は、一方の端が前記出力トランジスタのエミッタに接続され、他方の端がマイナス電圧端に接続される
    請求項5に記載の電子回路。
  7. 前記参照トランジスタのベース−エミッタ間電圧と、前記出力トランジスタのベース−エミッタ間電圧との差の仕様上の最大値をVerrとし、
    前記第1ツェナーダイオードに流れる電流をIとし、
    前記参照側エミッタ抵抗の抵抗値をRとした場合、下記の式(1)の関係を満たす
    Verr<I×R…(1)
    請求項6に記載の電子回路。
  8. 前記第2消費部は、抵抗を含む
    請求項1から3の何れか1項に記載の電子回路。
  9. 前記カレントミラー回路は、電界効果トランジスタを用いた回路である
    請求項3から5の何れか1項に記載の電子回路。
  10. 異常動作時において第1電圧を超える電圧を発生する対象装置と、
    前記対象装置を保護する保護回路とを備え、
    前記保護回路は、
    前記対象装置から第1電圧を超える電圧が発生した場合に、前記対象装置から出力される電流を流して電力を消費する第1消費部と、
    前記第1消費部と並列に設けられ、前記対象装置から出力される電流を流して電力を消費する第2消費部と、
    前記第1消費部に流れる電流に応じた電流を、前記第2消費部に流すカレントミラー回路と、
    を有する保護装置。
  11. 前記対象装置は、モータを駆動する駆動回路である
    請求項10に記載の保護装置。
  12. 前記モータは、画像形成装置の紙送り用に適用され、前記画像形成装置が電源オフ時において前記第1電圧を超える電圧を発生する
    請求項11に記載の保護装置。
  13. 記録媒体に画像を形成する画像形成装置であって、
    異常動作時において第1電圧を超える電圧を発生する対象装置と、
    前記対象装置を保護する保護回路とを備え、
    前記保護回路は、
    前記対象装置から第1電圧を超える電圧が発生した場合に、前記対象装置から出力される電流を流して電力を消費する第1消費部と、
    前記第1消費部と並列に設けられ、前記対象装置から出力される電流を流して電力を消費する第2消費部と、
    前記第1消費部に流れる電流に応じた電流を、前記第2消費部に流すカレントミラー回路と、
    を有する画像形成装置。
  14. 装置本体部と、
    前記装置本体部に対して引き出し可能に設けられる引出ユニットと、
    を備え、
    前記対象装置は、
    前記引出ユニットに設けられ、
    前記引出ユニットが前記装置本体部に収納されている場合に、前記装置本体部から電力供給を受け、
    前記引出ユニットが前記装置本体部から引き出された状態で異常動作をした場合に、前記第1電圧を超える電圧を発生する
    請求項13に記載の画像形成装置。
  15. 前記対象装置は、前記記録媒体を搬送するモータであり、前記引出ユニットが前記装置本体部から引き出された状態において空回りすることにより前記第1電圧を超える電圧を発生する
    請求項14に記載の画像形成装置。
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