JP2009268324A - 電源回路、電子機器および画像形成装置 - Google Patents
電源回路、電子機器および画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009268324A JP2009268324A JP2008117981A JP2008117981A JP2009268324A JP 2009268324 A JP2009268324 A JP 2009268324A JP 2008117981 A JP2008117981 A JP 2008117981A JP 2008117981 A JP2008117981 A JP 2008117981A JP 2009268324 A JP2009268324 A JP 2009268324A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power supply
- unit
- overvoltage
- image forming
- circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Rectifiers (AREA)
- Dc-Dc Converters (AREA)
Abstract
【課題】商用交流電源の過電圧を検出した場合でも、電源回路の一定の機能を維持しつつ平滑コンデンサを保護することを可能とする電源回路を提供する。
【解決手段】本発明の電源回路500は、全波整流回路220、平滑コンデンサ271,272、比較器230およびリレー261,262を備える。全波整流回路220は、商用電源210からの供給電流を整流する。平滑コンデンサ271,272は、並列接続されており、全波整流回路220からの出力電流を平滑化する。比較器230は、商用電源210からの供給電圧が所定値を超える過電圧であるか否かを判定する。リレー261,262は、比較器230により過電圧と判定された場合、平滑コンデンサ271,272の接続を直列接続に切り替える。
【選択図】図2
【解決手段】本発明の電源回路500は、全波整流回路220、平滑コンデンサ271,272、比較器230およびリレー261,262を備える。全波整流回路220は、商用電源210からの供給電流を整流する。平滑コンデンサ271,272は、並列接続されており、全波整流回路220からの出力電流を平滑化する。比較器230は、商用電源210からの供給電圧が所定値を超える過電圧であるか否かを判定する。リレー261,262は、比較器230により過電圧と判定された場合、平滑コンデンサ271,272の接続を直列接続に切り替える。
【選択図】図2
Description
本発明は、商用交流電源を直流電圧に変換する電源回路、この電源回路を備える電子機器およびこの電子機器を備える画像形成装置に関する。
電源回路は、一般に、商用交流電源を変圧器で降圧し、ダイオードで整流し、さらにコンデンサ等で平滑し、安定した直流電圧を得て、制御部やモータ等の駆動部に供給する。
ところで、商用交流電源には、入力電圧が100V系や200V系の種類があったり、入力電圧が不安定な電源が存在していたりする。そのため、電源回路内に過電圧が発生する場合がある。この過電圧に対する電源回路の耐力は、電源回路において使用されている部品の耐圧等で決定されることが大半である。多くの場合、異常過電圧実力値としては、定格交流電源電圧の約150%程度の耐力であり、これを超えた場合、電源回路内の各部品、特に、平滑コンデンサが性能劣化、破壊または破裂するといった事象が見られていた。
そこで、商用交流電源の過電圧に対応する技術として、商用交流電源の過電圧を検出した場合、平滑コンデンサに過電圧が印加されることによる平滑コンデンサの破壊を防止するよう、過電圧源から平滑コンデンサを切り離して保護する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−187391号公報
特許文献1では、商用交流電源の過電圧を検出した場合、過電圧源から平滑コンデンサを切り離す手法をとっているため、電源回路で駆動されている電子機器全体を停止させることになり、動作中の処理については全て途中で中断されることになるという問題があった。
そこで本願は、上記課題に鑑み、商用交流電源の過電圧を検出した場合でも、電源回路の一定の機能を維持しつつ平滑コンデンサを保護することを可能とする電源回路を提供することにある。
本発明の電源回路は、整流回路、平滑コンデンサ、判定部および切替部を備える。整流回路は、商用電源からの供給電流を整流する。平滑コンデンサは、並列接続されており、整流回路からの出力電流を平滑化する。判定部は、商用電源からの供給電圧が所定値を超える過電圧であるか否かを判定する。切替部は、判定部により過電圧と判定された場合、平滑コンデンサの接続を直列接続に切り替える。
この構成では、商用電源からの供給電圧が過電圧であっても、平滑コンデンサの接続を直列接続に切り替えることにより平滑コンデンサの耐圧が増すため、平滑コンデンサを過電圧から保護することができる。また、平滑コンデンサを切り離すわけではないので、過電圧がかかったときでも電源回路の一定の機能を維持できる。
この構成において、切替部は、判定部が過電圧から正常電圧に戻ったことを判定したとき、平滑コンデンサの接続を直列接続から並列接続に切り替えると好ましい。
この構成では、平滑コンデンサの合計容量を元に戻すことができるため、十分な電力供給が可能となる。
また、判定部は、ヒステリシス特性を有しており、電源のオフ−オン操作により元の状態(平滑コンデンサの並列接続状態)に復帰することも可能であり、また、自動的に元の状態に復帰させることも可能である。
この構成では、不安定な電源電圧は、一旦過電圧になると、元に戻った場合でも再び過電圧になる傾向がある。このとき、平滑コンデンサの接続を直列接続から並列接続に自動的に戻るように構成しておくと平滑コンデンサの接続状態が不安定になってしまう。そこで、この発明のように、判定部にヒステリシス特性を持たせることにより、電源電圧が過電圧方向に度々変動するような場合に、平滑コンデンサの接続状態が頻繁に変動しないようにする。
本発明の電子機器は、電源回路および制御部を備える。電源回路は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の本発明の電源回路である。制御部は、電源回路における判定部により過電圧と判定された場合、電子機器本体内の特定の回路への電力供給を遮断するよう制御する。
この構成では、本発明の電源回路を電子機器に適用することにより、商用電源の過電圧による電子機器の機能停止を防止することができる。また、判定部により過電圧と判定された場合に複数の平滑コンデンサの接続を直列接続に切り替えるが、その際に平滑コンデンサの合計容量が減少する。そこで、電子機器本体内の特定の回路への電力供給を遮断することにより、平滑コンデンサの容量不足を解消することができる。
この構成において、特定の回路は、駆動回路であると好ましい。
この構成では、制御系とは別の駆動回路への電力供給を遮断することにより、過電圧による動作上の不具合を最小限に収めることができる。
本発明の画像形成装置は、電子機器、画像形成部、原稿読取部、データ受信部およびデータ送信部を備える。電子機器は、請求項4または5に記載の電子機器である。画像形成部は、記録媒体に画像を形成する。原稿読取部は、原稿の画像を読み取る。データ受信部は、外部機器からデータを受信する。データ送信部は、外部機器へデータを送信する。
この構成では、本発明の電源回路を備えた電子機器を画像形成装置に適用することにより、商用電源の過電圧による画像形成装置の機能停止を防止することができる。
この構成において、本発明の画像形成装置は、判定部により過電圧と判定されたときに画像形成部において画像形成動作または原稿読取部において原稿読取動作がなされている場合、記録媒体または原稿の搬送を停止させると好ましい。
この構成では、画像形成部や原稿読取部を駆動する駆動回路への電力供給を遮断させることにより、平滑コンデンサの容量不足を解消することができる。
また、本発明の画像形成装置は、判定部により過電圧と判定されたときにデータ受信部においてデータ受信動作またはデータ送信部においてデータ送信動作がなされている場合、その動作を継続させると好ましい。
この構成では、制御系に関連するデータ受信部やデータ送信部の電力供給を維持することにより、過電圧による動作上の不具合を最小限に収めることができる。
本発明における画像形成装置は、商用交流電源の過電圧を検出した場合でも、電源回路の一定の機能を維持しつつ平滑コンデンサを保護することを可能とする。
以下、本発明の最良の実施形態に係る電源回路、この電源回路を備える電子機器およびこの電子機器を備える画像形成装置を、図面を参照にしつつ詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す図である。
画像形成装置100は、画像読取ユニット(原稿読取部)200、画像記録ユニット300、給紙ユニット400および制御部50を備えている。
画像読取ユニット200は、自動原稿搬送装置(ADF:AutomaticDocument Feeder)201、第1原稿台202、第2原稿台203、第1ミラーベース204、第2ミラーベース205、レンズ206及び固体撮像素子(CCD:Charge Coupled Device)207を備えている。
ADF201には、原稿トレイ211から第2原稿台203を経由して排出トレイ212に至る原稿搬送路213が形成されている。ADF201は、原稿搬送路213内に原稿を1枚ずつ搬送する。ADF201は、第1原稿台202の上面を開閉自在に被覆するように、背面側を支点に回動自在にされている。前面側が上方に移動するようにADF201を回動させて第1原稿台202の上面を露出させることにより、手動操作によって第1原稿台202に原稿を載置することができる。
第1原稿台202及び第2原稿台203は、ともに硬質ガラス板によって構成されている。
第1ミラーベース204及び第2ミラーベース205は、第1原稿台202及び第2原稿台203の下方において水平方向に移動自在にされている。第2ミラーベース205の移動速度は、第1ミラーベース204の移動速度の1/2にされている。第1ミラーベース204は、光源及び第1ミラーを搭載している。第2ミラーベース205は、第2ミラー及び第3ミラーを搭載している。
ADF201によって搬送される原稿の画像を読み取る際に、第1ミラーベース204は、第2原稿台203の下方に停止している。光源の光は、第2原稿台203上を通過する原稿の画像面に向けて照射され、原稿の画像面における反射光が第1ミラーによって第2ミラーベース205に向けて反射される。
第1原稿台202に載置された原稿の画像を読み取る際には、第1ミラーベース204及び第2ミラーベース205は、第1原稿台202の下方を水平方向に移動する。光源の光は、第1原稿台202上に載置された原稿の画像面に向けて照射され、原稿の画像面における反射光が第1ミラーによって第2ミラーベース205に向けて反射される。
ADF201を用いるか否かに拘らず、原稿の画像面における反射光は、光路長を一定にして、第2ミラー及び第3ミラーによってレンズ206を経由してCCD207に入射する。
CCD207は、原稿の画像面における反射光の光量に応じた電気信号を出力する。この電気信号は、制御部50を介して画像記録ユニット300に画像データとして入力される。
画像記録ユニット300は、感光体ドラム31、帯電装置32、露光装置33、現像装置34、転写装置35、クリーニングユニット36及び定着装置37を備えている。感光体ドラム31、帯電装置32、露光装置33、現像装置34、転写装置35、クリーニングユニット36及び定着装置37は、画像形成部30を構成する。
感光体ドラム31は、周面に感光層を備え、矢印方向に回転する。帯電装置32は、感光体ドラム31の周面を所定の均一な電位に帯電させる。帯電装置32として、チャージャによる非接触方式、又は、ローラ若しくはブラシによる接触方式の何れを用いてもよい。
露光装置33は、例えばLSU(Laser ScanningUnit)であって、画像データに基づいて変調されたレーザ光を、ポリゴンミラーを介して感光体ドラム31の周面に軸方向に走査する。これによって、感光体ドラム31の周面には、感光層における光導電作用によって静電潜像が形成される。LSUに代えて、ELやLED等の発光素子がアレイ状に配置された露光装置を用いることもできる。
現像装置34は、感光体ドラム31の周面にトナー(現像剤)を供給し、静電潜像をトナー像(現像剤像)に可視像化する。
転写装置35は、転写ローラ35A及び転写ベルト35Bを備えている。転写ベルト35Bは、感光体ドラム31の下方において複数のローラ間にループ状に張架されており、1×109〜1×1013Ω・cm程度の抵抗値を有する。転写ベルト35Bのループ状の移動経路の内側には、転写ベルト35Bを挟んで感光体ドラム31に圧接する転写ローラ35Aが備えられている。転写ローラ35Aには、所定の転写電圧が印加され、転写ベルト35Bと感光体ドラム31との間を通過する用紙に、感光体ドラム31が担持するトナー像が転写される。用紙は、記録媒体の一例である。
クリーニングユニット36は、トナー像が用紙に転写された後に、感光体ドラム31の周面に残留しているトナーを、感光体ドラム31の周面から回収する。
定着装置37は、加熱ローラ37A及び加圧ローラ37Bを備えている。加熱ローラ37Aは、トナーを溶融可能な温度に内部の熱源によって加熱される。加圧ローラ37Bは、加熱ローラ37Aに所定の圧力で圧接する。定着装置37は、加熱ローラ37Aと加圧ローラ37Bとの間を通過する用紙を加熱及び加圧することにより、トナー像を用紙に堅牢に定着させる。定着装置37を通過した用紙は、画像形成装置100の一方の側面に装着された排紙トレイ38へ排出される。
給紙ユニット400は、給紙カセット401,402,403,404及び手差しトレイ405を備えている。給紙カセット401,402,403,404のそれぞれには、同一サイズの複数枚の用紙が収納される。手差しトレイ405には、使用頻度の低いサイズや紙質の用紙が載置される。
用紙搬送方向においてレジスト前ローラ39Aの下流側に、レジストローラ39Bが配置されている。レジスト前ローラ39Aによって搬送された用紙は、停止しているレジストローラ39Bに前端を突き当てられる。レジストローラ39Bの回転軸は、用紙搬送方向に直交する方向に配置されている。用紙の前端が、停止しているレジストローラ39Bに突き当てられることで、用紙が斜行している場合は斜行が補正される。
レジストローラ39Bは、用紙の前端が、感光体ドラム31の周面に形成されたトナー像の前端に合致するタイミングで回転を開始し、感光体ドラム31と転写ベルト35との間に用紙を搬送する。用紙には上述のようにトナー像が転写及び定着され、用紙は排紙トレイ38に排出される。
画像形成装置100の側面であって手差しトレイ405の下方に、大容量給紙カセット(LCC:Large Capacity Cassette)406を配置することができる。LCC406には、多量の用紙が収容される。LCC406から給紙された用紙は、給紙搬送路45及び主搬送路41を経由して、画像形成部30へ搬送される。
制御部50は、画像形成装置100の中枢部であり、後述するように各部を総括的に制御し、画像形成動作に関する指令を各部に伝達する。
画像形成装置100は、様々な種類の電子機器を備える。この電子機器には、後述の電源回路が備えられている。
図2は、本発明の実施形態に係る電源回路の構成を示す図である。
電源回路500は、商用電源210、全波整流回路220、比較器(判定部)230、三端子レギュレータ240、フォトカプラ250,280、リレー(切替部)261,262、平滑コンデンサ271,272、シャントレギュレータ290、DC出力301,302、制御IC310、パワーMOSFET320、ツェナーダイオード330を備える。
商用電源210は、交流電力を電源回路500に供給する。全波整流回路220は、交流電力を直流電力に変換する電力変換装置である。比較器230は、二つの電流または電圧を比較し、どちらが大きいかで出力が切り替わる素子である。三端子レギュレータ240は、直流電圧安定化回路を収めた電源用ICである。フォトカプラ250,280は、電気信号を伝達する素子の一種で、その内部には発光素子と受光素子が収められ、外部からの光を遮断するパッケージに封じ込められている。リレー261,262は、回路の電流の断続に伴い、別の回路の接点を開閉する装置である。平滑コンデンサ271,272は、電圧波形の余計な振動を除去し、波形を滑らかにする用途に用いられるコンデンサである。シャントレギュレータ290は、シリーズに抵抗を入れて負荷と並列に流す電流値を変化させ、抵抗の電圧降下値を変化させることによって出力電圧を安定化させるものである。DC出力301は、モータ等の駆動回路52を駆動するための直流出力であり、出力は例えば24V、50Wである。DC出力302は、CPU、メモリ、LCD等の制御系を駆動するための直流出力であり、出力は例えば5V、10Wである。制御IC310は、パワーMOSFET320を直接駆動できるスイッチング電源制御用ICである。パワーMOSFET320は、大電力を取り扱うように設計されたMOSFETのことである。パワーMOSFET320は、他のパワーデバイスと比較するとスイッチング速度が速く、低電圧領域での変換効率が高いため、200V以下の領域で、スイッチング電源やDC−DCコンバータ等に用いられる。ツェナーダイオード330は、ダイオードの一種で、通常のダイオードのように順方向に電流を流すだけでなく、逆電圧がツェナー電圧と呼ばれる定格の降伏電圧より大きければ逆方向にも電流を流せる素子である。
DC出力302をシャントレギュレータ290で監視し、フォトカプラ280を介してフィードバックし、制御IC310によるパワーMOSFET320のスイッチング駆動を制御してDC出力電圧を一定に維持している。制御IC310は、例えば富士電機(株)FA5510/11/14/15を用いる。
平滑コンデンサ271,272は、耐圧電圧のピーク値が400Vであり、通常は並列接続されるようリレー261,262が実線の位置で接続されている。
監視電圧は、全波整流回路220の出力から取得する。この電圧が所定値(ピーク値395V)を超えたとき、過電圧と判定するよう、比較器230が設けられている。監視電圧の電圧をツェナーダイオード330で390V降圧し、抵抗で分圧して電圧V1を出力する。比較器230は、三端子レギュレータ240の出力する基準電圧から抵抗で分圧して形成される電圧V2と比較する。監視電圧が395Vを超えたときにコンパレータ出力はL→Hに遷移し、トランジスタをONにしてリレー261,262を点線の位置に接続するよう駆動し、平滑コンデンサ271,272を直列に接続する。このことにより、平滑コンデンサ271,272の耐圧が2倍となるので過電圧に耐えることができる。一方、直列接続に切り替えたことで、平滑コンデンサ271,272の合計容量が並列接続時の1/4になるので、商用電源210から取得できるDC電力の合計は単純計算で1/4以下にする必要がある。
フォトカプラ250は、過電圧時に点灯する。制御部50は、フォトカプラ250を介して平滑コンデンサ271,272が直列となったことを受信した場合、駆動回路52の駆動を停止するよう制御することで、DC出力301からの電力供給を不要とする。これにより、供給電力はDC出力302の10Wのみとなり、商用電源210は、電力供給の継続が可能となる。DC出力302は、制御系への電力供給が継続できるので、過電圧による動作上の不具合を最低限に収める。
図3は、本発明の実施形態における電子機器の制御系を示すブロック図である。
制御部50は、駆動回路52、操作表示部54、FAX通信部(データ受信部、データ送信部)56、NIC(データ受信部)58および画像処理部60を総括的に制御する。
駆動回路52は、モータ等の駆動部品を駆動する回路である。操作表示部54は、画像形成装置100の状態等を表示する。FAX通信部56は、FAX送受信をするための部位である。NIC58は、PCからの印字データの受信等を行うために使用されるハードウェアである。画像処理部60は、印字データの画像を処理する。
制御部50は、過電圧の検知結果をフォトカプラ250を介して受信すると、駆動回路52を停止し、駆動回路52への電力供給を不要とする。一方、操作表示部54のLCD表示、FAX通信部56によるFAX送受信、NIC58によるPCからの印字データ受信および画像処理部60による画像処理を継続させる。
図4は、本発明の実施形態における画像形成装置の過電圧検出時の処理を示すフローチャートである。
図4は、画像形成装置100の複写動作時、スキャン動作時およびプリント動作時におけるフローである。
制御部50は、フォトカプラ250を介して平滑コンデンサ271,272が直列となったことを受信すると、駆動回路52の駆動を停止する(S1)。駆動回路52の停止により搬送中の用紙または原稿が搬送路の途中で停止してしまうので、これを取り除くように操作表示部54に表示する(S2)。用紙または原稿が搬送路から取り除かれると(S3)、制御部50は、電源スイッチをオフ−オンするように操作表示部54に表示する(S4)。
図5は、本発明の実施形態における画像形成装置の過電圧検出時の処理を示すフローチャートである。
図5は、画像形成装置100のFAX送受信時、印字データ受信時および非動作時におけるフローである。
制御部50は、フォトカプラ250を介して平滑コンデンサ271,272が直列となったことを受信し、操作表示部54にエラーメッセージを表示する(S11)。その後、制御部50は、電源スイッチをオフ−オンするように操作表示部54に表示する(S12)。
なお、本発明の比較器230は、入力特性にヒステリシス特性を有しており、監視電圧が過電圧である395Vを一旦超えた後に395Vを下回り、さらに通常電位(商用電力の標準電位220V×1.4=308V)を下回っても、リレー261,262が切り替わらないように設定されている。これは、一旦過電圧になったときは反復継続する可能性が高いためで、過電圧状態から電圧が低下しても再び過電圧状態となることがあり、自動的に平滑コンデンサ271,272を並列接続に戻るような回路とすると、利用者が混乱する虞があるためである。したがって、画像形成装置100を元の状態に復帰させるためには利用者により一旦電源スイッチをオフして全ての電位を一旦0Vにするように構成している。
最後に、上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
30−画像形成部
50−制御部
52−駆動回路
56−FAX通信部
58−NIC
100−画像形成装置
200−画像読取ユニット
210−商用電源
220−全波整流回路
230−比較器
261,262−リレー
271,272−平滑コンデンサ
500−電源回路
50−制御部
52−駆動回路
56−FAX通信部
58−NIC
100−画像形成装置
200−画像読取ユニット
210−商用電源
220−全波整流回路
230−比較器
261,262−リレー
271,272−平滑コンデンサ
500−電源回路
Claims (8)
- 商用電源からの供給電流を整流する整流回路と、
前記整流回路からの出力電流を平滑化する、並列接続された複数の平滑コンデンサと、
前記商用電源からの供給電圧が所定値を超える過電圧であるか否かを判定する判定部と、
前記判定部により過電圧と判定された場合、前記平滑コンデンサの接続を直列接続に切り替える切替部と、
を備える電源回路。 - 前記切替部は、前記判定部が過電圧から正常電圧に戻ったことを判定したとき、前記平滑コンデンサの接続を直列接続から並列接続に切り替える請求項1に記載の電源回路。
- 前記判定部は、その判定動作がヒステリシス特性を有している請求項2に記載の電源回路。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載の電源回路と、
前記電源回路における判定部により過電圧と判定された場合、電子機器本体内の特定の回路への電力供給を遮断するよう制御する制御部と、
を備える電子機器。 - 前記特定の回路は、モータ等の駆動部品を駆動する駆動回路である請求項4に記載の電子機器。
- 請求項4または5に記載の電子機器と、
記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
原稿の画像を読み取る原稿読取部と、
外部機器からデータを受信するデータ受信部と、
外部機器へデータを送信するデータ送信部と、
を備える画像形成装置。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の電源回路における判定部により過電圧と判定されたときに前記画像形成部において画像形成動作または前記原稿読取部において原稿読取動作がなされている場合、記録媒体または原稿の搬送を停止させる請求項6に記載の画像形成装置。
- 前記判定部により過電圧と判定されたときに前記データ受信部においてデータ受信動作または前記データ送信部においてデータ送信動作がなされている場合、その動作を継続させる請求項6または7に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008117981A JP2009268324A (ja) | 2008-04-30 | 2008-04-30 | 電源回路、電子機器および画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008117981A JP2009268324A (ja) | 2008-04-30 | 2008-04-30 | 電源回路、電子機器および画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009268324A true JP2009268324A (ja) | 2009-11-12 |
Family
ID=41393438
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008117981A Pending JP2009268324A (ja) | 2008-04-30 | 2008-04-30 | 電源回路、電子機器および画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009268324A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9137855B2 (en) | 2012-02-17 | 2015-09-15 | Seiko Epson Corporation | AC voltage detection circuit, heater control device and image forming device |
CN108667320A (zh) * | 2018-06-22 | 2018-10-16 | 江苏理工学院 | 带过流保护自复位的开关电源 |
JP2020054119A (ja) * | 2018-09-27 | 2020-04-02 | 株式会社デンソー | ラインフィルタ |
JP7401385B2 (ja) | 2019-04-09 | 2023-12-19 | ルネサス エレクトロニクス アメリカ インコーポレイテッド | スイッチモード電源装置における入力フィルタコンデンサ制御回路および制御方法ならびにそれを用いた電源装置 |
-
2008
- 2008-04-30 JP JP2008117981A patent/JP2009268324A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9137855B2 (en) | 2012-02-17 | 2015-09-15 | Seiko Epson Corporation | AC voltage detection circuit, heater control device and image forming device |
CN108667320A (zh) * | 2018-06-22 | 2018-10-16 | 江苏理工学院 | 带过流保护自复位的开关电源 |
CN108667320B (zh) * | 2018-06-22 | 2024-02-20 | 江苏理工学院 | 带过流保护自复位的开关电源 |
JP2020054119A (ja) * | 2018-09-27 | 2020-04-02 | 株式会社デンソー | ラインフィルタ |
JP7091975B2 (ja) | 2018-09-27 | 2022-06-28 | 株式会社デンソー | ラインフィルタ |
JP7401385B2 (ja) | 2019-04-09 | 2023-12-19 | ルネサス エレクトロニクス アメリカ インコーポレイテッド | スイッチモード電源装置における入力フィルタコンデンサ制御回路および制御方法ならびにそれを用いた電源装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6987936B2 (en) | Image forming apparatus, image forming method, and fixing unit | |
US8265512B2 (en) | Power supply unit for image forming apparatus and image forming apparatus | |
US7122767B2 (en) | Method for controlling power supply to fixing roller in image forming apparatus | |
US8457505B2 (en) | Image forming apparatus with heater control and error detection, and control method for the same | |
US9122224B2 (en) | Image forming apparatus and power supply device | |
US8864125B2 (en) | Sheet feed device and image forming apparatus | |
US7884587B2 (en) | Power supply device and image forming apparatus | |
JP2009268324A (ja) | 電源回路、電子機器および画像形成装置 | |
US9164452B2 (en) | Image forming apparatus | |
US10082818B2 (en) | Electronic circuit, protective device, and image forming apparatus | |
US8867935B2 (en) | Power control device, electronic apparatus, and image forming apparatus | |
JP2014117129A (ja) | 電源装置およびそれを備えた電子機器 | |
JP2005003710A (ja) | 画像形成装置 | |
US20130156459A1 (en) | Power supply and image forming apparatus equipped with power supply | |
JP2008278680A (ja) | 電源装置 | |
JP2017091085A (ja) | 電源制御装置、およびそれを備えた画像形成装置 | |
JP4451150B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2004286881A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2017058847A (ja) | 電源制御回路及び画像形成装置 | |
JP6737248B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2004287007A (ja) | 画像形成装置 | |
JP6245447B2 (ja) | 電源回路、及び画像形成装置 | |
JP4376080B2 (ja) | 発熱装置、定着装置、及び画像形成装置 | |
JP2005223984A (ja) | 発熱装置、定着装置、及び画像形成装置 | |
JP5686713B2 (ja) | 電子機器 |