JP2017107118A - シート判定装置、及び画像形成装置 - Google Patents

シート判定装置、及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】排出されるシートのカール状態を適正に判定することが可能なシート判定装置を提供する。【解決手段】排出ローラ51、57は、画像形成されたシートを排出する。満載検知センサ54は、排出ローラ51、57により排出途中のシートの高さを検知する。制御部は、排出ローラ51、57により排出されたシートのカール状態を満載検知センサ54の検知結果に基づいて判定する。制御部は、満載検知センサ54により、アーム部58が排出途中のシートの高さが所定の高さ以上であることを検知して、挟持部N2に挟持されたシートのカールを判別する。【選択図】図3

Description

本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置に搭載可能なシート判定装置に関する。
トナー像が転写されたシートを定着装置で加熱処理することにより、画像をシートに定着させる画像形成装置が広く用いられている。定着装置において加熱回転体と回転体のニップで加熱処理されたシートは、通常、一対の回転体で挟持して積載部に排出される。しかし、加熱回転体と回転体のニップで加熱処理された際にシートがカールしていることがあり、これが一対の回転体により積載部に排出されると、後続のシートに押し出されて積載部からシートが落下することがある。
このため、用紙排出部に2つ以上の排紙積載量検知センサを設け、このセンサからの信号を基に積載量増加率を求めている。そして、積載量の増加率が所定値よりも大きい場合に、定着温度、印字速度、定着加圧力等の画像形成条件を変更して、カールの低減と、用紙積載量の改善を実現する技術が用いられている(特許文献1)。
特開2007−240721号公報
しかしながら、従来の方法では、カールを検知するのに一定量のシートが排出されなければならず、画像形成条件を切り替えるまでに時間がかかっていた。その結果、カールしたシートが積載部から落下する問題が解消できない場合があった。
本発明は、排出されるシートのカール状態を適正に判定できるシート判定装置を提供することを目的としている。
本発明のシート判定装置は、画像形成されたシートを排出する排出手段と、前記排出手段により排出途中のシートの高さを検知する検知手段と、前記排出手段により排出されたシートのカール状態を前記検知手段の検知結果に基づいて判定する判定手段と、を備えるものである。
本発明によれば、排出されるシートのカール状態を適正に判定することが可能である。
画像形成装置の構成の説明図である。 定着装置の構成の説明図である。 排紙部の構成の説明図である。 排紙部をシートの排出方向から見た模式図である。 シートの吸湿状態の違いによるカール発生状況の説明図である。 レバー部材の斜視図である。 レバー部材の遮光フラグの説明図である。 満載検知センサとレバー部材の位置関係の説明図である。 満載検知センサの出力の説明図である。 実施の形態1における制御のブロック図である。 実施の形態1の制御のフローチャートである。 実施の形態2における制御のブロック図である。 実施の形態2の制御のフローチャートである。
以下、図面を参照して次の順序で本発明の実施の形態を詳細に説明する。
1.実施の形態1
1−1.画像形成装置:図1を参照して画像形成装置の構成を説明する。
1−2.定着装置:図2を参照して定着装置の構成を説明する。
1−3.排出部:図3、図4を参照してシートの排出部の構成を説明する。
1−4.比較例:図5を参照して実施の形態1における課題を説明する。
1−5.レバー部材:図6〜図9を参照してシートの満載を検知する構成を説明する。
1−6.カール検知:図6〜図9を参照してシートのカールを検知する構成を説明する。
1−7.実施の形態1の制御:図10、図11を参照してシートの満載とカールとを判別する制御を説明する。
1−8.実施の形態1の効果:実施の形態1における構成と効果の関係を説明する。
2.実施の形態2
2−1.実施の形態2の制御:図12、図13を参照してシートの満載とカールとを判別する制御を説明する。
2−2.実施の形態2の効果:実施の形態1における構成と効果の関係を説明する。
3.その他の実施の形態:実施の形態1、2の変形例を説明する。
<実施の形態1>
(画像形成装置)
図1は画像形成装置の構成の説明図である。画像形成装置1は、装置本体1Aの上部に画像読取装置6を配置した電子写真方式のモノクロ複写機である。画像読取装置6は、ガラス板61の上に載置された原稿の下面の画像を、ガラス板61に沿って移動する読取ヘッド62によって読み取って画像データを生成する。
画像形成部3は、トナー像を形成してシートに転写し、トナー像が転写されたシートを定着装置4のニップN1に給送する。画像形成部3は、感光ドラム31の周りに、帯電ローラ32、露光装置33、現像装置34、転写ローラ35、及びドラムクリーニング装置36を配置している。感光ドラム31は、金属円筒の周面に感光層を有する。
帯電ローラ32は、直流電圧に交流電圧を重畳した振動電圧を印加されて、感光ドラム31を一様な電位に帯電させる。露光装置33は、画像データを展開した走査線信号をON−OFF変調した画像信号で半導体レーザーを駆動してレーザービームを発生し、レーザービームを回転ミラーで走査して、感光ドラム31に画像の静電潜像を形成する。
現像装置34は、現像スリーブ34sに現像剤(磁性トナー)を担持して感光ドラム31の静電潜像をトナー像に現像する。転写ローラ35は、直流電圧を印加されて、転写部Tを通過するシートへ感光ドラム31のトナー像を転写する。
装置本体1Aの下部に配置された給紙部2は、カセット21にシートPを収容してシートPを感光ドラム31の転写部Tへ給送する。ピックアップローラ22は、カセット21からシートPを繰り出して分離ローラ23へ給送する。分離ローラ23は、重送シートを分離して最上位のシートPのみを、搬送ローラ10を経てレジストローラ11へ給送する。レジストローラ11は、シートPの斜行を修正し、感光ドラム31のトナー像にタイミングを合わせて転写部TへシートPを給送する。
転写部Tでトナー像を転写されたシートPは、定着装置4のニップN1で加熱処理されて表面に画像を定着される。ニップN1で加熱処理されたシートPは、一対の排出ローラ51、57の挟持部N2で挟持して排出トレイ52へ排出し、積載される。
(両面印刷)
両面印刷の場合、第1面にトナー像が転写されてニップN1で加熱処理されたシートPは、搬送ローラ77を経て一対の排出ローラ75、76のニップN3へ給送される。シートPは、ニップN3で挟持して矢印C方向へ搬送された後に矢印D方向へ搬送方向を反転され、先頭と後端とを入れ替えた状態で反転パス71へ送り込まれる。シートPは、搬送ローラ72、73、74を経て、表裏反転状態でレジストローラ11へ給送され、レジストローラ11によって再び転写部Tへ送り込まれる。
転写部Tで第2面にもトナー像が転写されたシートPは、定着装置4のニップN1で加熱処理されて第2面の画像を定着される。その後、シートPは、一対の排出ローラ51、57で挟持して排出トレイ52へ排出し、積載される。
(定着装置)
図2は定着装置の構成の説明図である。図2に示すように、定着装置4は、定着ベルトユニット40の加熱ヒータ44から供給される熱エネルギーと、加圧ローラ45による押圧力とによってシート上のトナー像を溶解して画像をシートに定着させる。
加熱手段の一例である定着ベルトユニット40は、シートに画像を定着させる。加圧ローラ45は、定着ベルトユニット40との間にシートを加熱処理するニップN1を形成する。定着装置4は、ベルトガイド43によって内周面を支持された定着ベルト41に加圧ローラ45を圧接してニップN1を形成している。
定着ベルト41は、厚さ80μm、幅350mm、直径40mmのポリイミド樹脂の無端ベルトである。ベルトガイド43は、耐熱性樹脂で形成され、定着ベルト41の内周面を支持する。ベルトガイド43の下面に、定着ベルト41のガイド面が形成されている。フレーム42は、軟鋼で形成され、定着ベルト41を梁状に貫通して配置され、加圧ローラ45の加圧力に抗してベルトガイド43を支持する。
加熱ヒータ44は、ベルトガイド43に形成された凹所に嵌め込まれている。加熱ヒータ44は、耐熱性基板の表面にヒータパターンを印刷により形成し、ヒータパターンの表面をガラス層で覆って形成される。耐熱性基板の裏面には、加熱ヒータ44の温度調整用のサーミスタ46が取り付けられている。
加圧ローラ45は、回転軸と一体の芯金部45aの周囲に厚さ5mmのシリコンゴムの弾性層45bを形成している。弾性層45bは、ベルトガイド43及び加熱ヒータ44の表面形状に沿って変形して、定着ベルト41をベルトガイド43及び加熱ヒータ44に密着させる。
サーミスタ46は、加熱ヒータ44と接触して加熱ヒータ44の温度を検知する。温度調整回路48は、サーミスタ46の出力に基づいて加熱ヒータ44の温度を目標温度に調整する温度制御を行っている。
(排出部)
図3は排紙部の構成の説明図である。図4は排出部をシートの排出方向から見た模式図である。図3に示すように、排出手段の一例である排出ローラ51、57は、排出部5に配置されて画像形成されたシートを排出する。排出ローラ51、57は、挟持部N2を形成し、シートを挟持部N2で挟持して破線L1方向に搬送し、排出トレイ52の上空へ排出して落下させることにより積載させる。
図4に示すように、排出ローラ51は、回転軸51aと一体に回転する。排出ローラ57は、回転軸57aと一体に回転する。排出ローラ51、57は、回転軸51aに設けた複数の回転体と回転軸57aに設けた複数の回転体とを、回転軸方向に位置をずらせて半径方向に進入させるように配置している。排出ローラ51と排出ローラ57とは、回転軸線方向に距離を置いて互い違いに配置され、半径方向に互いに食い込むように配置されている。
排出ローラ51と排出ローラ57とは、非接触の挟持部N2を形成し、破線で示すようにシートPを軸方向に波打たせて剛性を高めた状態で排出トレイ52の上空へ突き出して、積載されたシートP上に落下させる。
レバー部材55は、回動軸55aを中心にして上下方向に回動自在である。レバー部材55は、排出トレイ52へ積載されたシートPの上面に当接して、排出トレイ52におけるシート満載を検知する。
(比較例)
図5はシートの吸湿状態の違いによるカール発生状況の説明図である。図5中、(a)は非吸湿状態、(b)は吸湿状態である。
図5の(b)に示すように、吸湿したシートPを定着装置4に通過させると、加熱によってシートPの表面から水分が奪われ、画像を定着した面と反対側の面との間で組織中の水分量差が発生じてシートPにカールや歪みが生じる。カールや歪みが生じたシートPが排出トレイ52に積載されると、積載されているシートのカール部と、排出される後続のシートPが接触して積載不良が発生する。シートPのカール部により挟持部N2が塞がれてシートPのジャムが発生することもある。
そのため、比較例では、特許文献1に示されるように、排出トレイ52に距離を検知する検知部材を設けて、シートのカールの状態を検知し、カールが著しくなると、定着装置の温度調整の目標温度を変化させてカールを低減させる。
しかし、比較例では、積載部に積載されたシートのカール状態を監視しているため、カールを検知するタイミングが遅く、定着温度等の画像形成条件の変更が遅れて、カールが効率よく低減できなかった。比較例では、排出ローラ51と排出ローラ57とにより排出されている段階ではシートのカール状態を適正に判定できなかった。
そこで、実施の形態1では、レバー部材55と満載検知センサ54とを用いて、排出ローラ51と排出ローラ57とによる排出途中のシートの高さを検知して、シートのカール発生状況を判別している。
(レバー部材)
図6はレバー部材の斜視図である。図7はレバー部材の遮光フラグの説明図である。図8は満載検知センサとレバー部材の位置関係の説明図である。図9は満載検知センサの出力の説明図である。
図6に示すように、レバー部材55は、回動軸55aの周りでアーム部58を重力により回動させて、排出トレイ52に積載されたシートPにアーム部58の回動端を接触させる。アーム部58の先端が排出トレイ52上のシートPに接触する。
遮光部55fは、回動軸55aによってアーム部58に連結され、アーム部58と一体に回動してフォトインタラプタの満載検知センサ54を作動させる。アーム部58の回動位置に応じて、扇部55bの先端の遮光部55fが回動軸55aの周りで回動して、満載検知センサ54を作動させる。
満載検知センサ54は、対向配置された赤外光LEDとフォトトランジスタとを有し、遮光部55fによって受光/遮光が切り替わる。満載検知センサ54は、遮光部55fにより受光または遮光となる状態を検知する。
図7に示すように、レバー部材55の遮光部55fは、第1受光領域、遮光領域、第2受光領域を有する。満載検知センサ54は、アーム部58が第1位置と第2位置との中間位置にあるときは第2出力の一例である遮光の信号を出力する。そして、満載検知センサ54は、アーム部58が第1位置及び第2位置にあるときは第1出力の一例である受光の信号を出力する。
満載検知センサ54は、遮光部55fが第1受光領域にあることを検知して排出トレイ52に積載されたシートの積載量を判別する。そして、満載検知センサ54は、遮光部55fが遮光領域に達したことを検知して排出トレイ52に積載されたシートの満載を判別する。
図8に示すように、排出トレイ52が満載になっていなくてシートPが挟持部N2を通過していない状態F1では、遮光部55fの第1受光領域が満載検知センサ54に位置しているため、満載検知センサ54は、受光状態である。
排出トレイ52が満載になった状態F2では、満載検知位置の一例である遮光部55fの遮光領域が満載検知センサ54に位置しているため、満載検知センサ54は、遮光状態である。その結果、図9の(a)に示すように、満載時は、シートPの間隔でも遮光部55fによって載検知センサ54が遮光され、満載検知センサ54が連続した遮光状態となる。
満載検知センサ54は、シートPが挟持部N2を通過していないときかつ排出トレイ52にシートPが積載されていない状態では第1受光領域を使用する。そして、シートPが挟持部N2を通過していないときかつ排出トレイ52にシートPが積載されて過積載を防ぐときは遮光領域を使用する。
(カール検知)
満載検知センサ54は、シートPにカールが発生していないときは遮光部を使用し、カールしているときは第2受光領域を使用する。吸湿した紙を定着装置4に通したとき、画像形成面と反対側の面の水分量の違いによりカールや歪みを生じることが知られている。高温に加熱されたシートPが挟持部N2を抜けて外部の空気に接触することで、水分量が変化してカールや歪みが大きくなる。図5に示すように、非吸湿状態の紙と吸湿状態の紙とではカール状態が大きく異なり、吸湿状態の紙はカールによってレバー部材55を大きく持ち上げる。このため、レバー部材55が大きく動いたことを検知することによってカールを検知することができる。
すなわち、検知手段の一例である満載検知センサ54は、排出ローラ51、57により排出途中のシートの高さを検知する。判定手段の一例である制御部110は、排出ローラ51、57により排出されたシートのカール状態を満載検知センサ54の検知結果に基づいて判定する。制御部110は、排出途中のシートの高さが所定の高さ以上であることを満載検知センサ54が検知すると、排出されたシートが所定のカール状態であると判定する。満載検知センサ54において、遮光部55fが第1受光領域よりも高い第2受光領域にあることを検知して挟持部N2に挟持されたシートのカールを判別する。
排出トレイ52が満載になっていなくてシートPにカールが発生していない場合、シートPが挟持部N2を通過している期間は遮光部55fの遮光領域が満載検知センサ54に位置して、満載検知センサ54は、遮光状態である。このため、遮光部55fが遮光領域にあることを検知して、シートに問題となるレベルのカールが発生していないことを判別することができる。排出途中のシートの高さが所定の高さより低い第2の所定の高さ以上である場合、排出されたシートの積載量が満載であると判定する。
しかし、シートPが挟持部N2を通過していない期間は、遮光部55fの第1受光領域が満載検知センサ54に位置して、満載検知センサ54は、受光状態である。シートPが挟持部N2を通過しているとき、シートPがカールしていなければ、遮光部55fの遮光領域が満載検知センサ54に検知される。その結果、シートPにカールが発生していない場合、図9の(b)に示すように、満載検知センサ54は、シートPの搬送周期で遮光状態と透過状態(受光状態)とを繰り返す。
これに対して、カールの発生したシートPが挟持部N2を通過している状態F3では、遮光部55fの第2受光領域が満載検知センサ54に位置しているため、満載検知センサ54は、受光状態である。シートPがカールしていると、遮光部55fの第2受光領域が満載検知センサ54に検知される。その結果、図9の(c)に示すように、シートPにカールが発生している場合、満載検知センサ54は、シートPが挟持部N2を通過している間に一時的に受光状態になってしまう。
(実施の形態1の制御)
図10は実施の形態1における制御のブロック図である。図11は実施の形態1の制御のフローチャートである。
図5の(b)に示すように、吸湿したシートを定着装置で加熱処理すると、画像形成面と反対側の面の水分量の違いにより反対側の面が反り上がるカールや歪みが生じる。挟持部N2を抜けて外部の空気に接触することでカールや歪みが大きくなる。このとき、カール低減モードへ移行させて、定着装置4の温度調整の目標温度を下げるとともに画像形成速度を低下させることで、生産性は若干低下するものの、図5の(a)に示すように、カールや歪みは解消することが確認されている。
カールや歪みが解消する理由は、定着装置4におけるシートの滞在時間が増えることで、画像形成面と反対側の面の水分量の違いが緩和されるからと考えられている。
そこで、実施の形態1では、図9に示すように、満載検知センサ54の出力を判別して、カールが大きい場合には、カール低減モードへ移行させる。図10に示すように、制御部110は、排出されたシートが所定のカール状態であると判定した場合、シートのカールを軽減させる制御の一例であるカール低減モードを実行する。画像形成手段の一例である画像形成部3及び定着装置4は、シートに画像を形成する際の画像形成条件を、シート判定装置の一例であるレバー部材55及び満載検知センサ54により判定されたシートのカール状態に基づいて変更する。カール低減モードでは、画像形成部3及び定着装置4における画像形成条件の一例である定着ベルトユニット40の加熱温度を変更する。具体的には加熱ヒータ44による定着ベルトユニット40の温度調整の目標温度を低下させる。
図10に示すように、制御部110は、満載検知センサ54の出力に基づいて定着装置4を制御する。温度調整回路48を制御して温度調整の目標温度を変更し、定着装置4におけるシート搬送速度を変更する。図11に示すように、制御部110は、満載検知センサ54の遮光が発生している場合(S11のY)、満載検知センサ54の遮光がシート2枚の排出時間を超えて継続しているか否かを判断する(S12)。
制御部110は、図9の(a)に示すように、満載検知センサ54の遮光が継続している場合(S12のY)、排出トレイ52が満載と判断して満載処理を実行する(S15)。制御部110は、画像形成を中止して、ユーザーに満載を通知する。
制御部110は、満載検知センサ54の遮光が間欠的で継続していない場合(S12のN)、満載検知センサ54の遮光がシート1/2枚の排出時間未満か否かを判断する(S13)。
制御部110は、図9の(c)に示すように、満載検知センサ54の間欠的な遮光が短い場合(S13のY)、シートにカールが発生していると判断してカール低減モードを実行する(S14)。定着装置4における温度調整の目標温度を下げ、シート搬送速度も下げる。
制御部110は、図9の(b)に示すように、満載検知センサ54の間欠的な遮光が長い場合(S13のN)、シートのカールが許容範囲内と判断してカール低減モードを実行しない。
(実施の形態1の効果)
実施の形態1では、アーム部58が大きく動いたことを検知することによってカールの発生を検知することができる。このため、排出トレイ52の過積載を防止するためのアーム部58及び満載検知センサ54を用いてカールを検知可能である。
実施の形態1では、排出トレイ52の過積載を防止するための満載を検知するレバー部材55を用いてシートのカールを検知する。このため、シートのカールを検知するための部材を追加することなくカールを検知することが可能になる。 積載部の過積載を防止するための積載部の紙面高さを検知する手段を用いてカールを検知するため部材追加をすることなくカールを検知することが可能になる。
実施の形態1では、満載検知位置は、挟持部N2よりも低く設定されている。このため、満載になるまで挟持部N2によるシートの排出が妨げられない。
実施の形態1では、カール検知位置は、挟持部N2よりも高く設定されている。このため、挟持部N2に挟持されて突き出したシートのカールを確実に検知できる。
実施の形態1では、遮光部47は、レバー部材55の回動中心を挟んだアーム部58の反対側でアーム部58と一体に回動する。このため、遮光部47によってアーム部58の回動端の高さ位置を正確に追跡できる。
実施の形態1では、満載検知センサ54は、遮光部47に遮光されるフォトインタラプタを有する。
<実施の形態2>
図3に示すように、実施の形態1では、満載検知センサ54の遮光時間を検知して排出トレイ52の満載とカール発生と正常な排出状態とを判別した。これに対して、実施の形態2では、排出センサ53がシートを検知しているときの満載検知センサ54の遮光状態を検知して排出トレイ52の満載とカール発生と正常な排出状態とを判別する。これ以外の構成及び制御は実施の形態1と同一であるため、重複する説明を省略する。
(実施の形態2の制御)
図12は実施の形態2における制御のブロック図である。図13は実施の形態2の制御のフローチャートである。
図12に示すように、制御部110は、排出センサ53及び満載検知センサ54の出力に基づいて定着装置4を制御する。図3に示すように、排出センサ53は、回動軸53aを中心にして回動し、挟持部N2を通過するシートに押し下げられてONするので、挟持部N2にシートが挟持されていることを検知可能である。
図13に示すように、制御部110は、排出センサ53がシートを検知していないときに(S21のN)、満載検知センサ54が遮光しているか否かを検知する(S25)。
制御部110は、図9の(a)に示すように、排出センサ53がシートを検知していないときでも満載検知センサ54が遮光状態である場合(S25のY)、排出トレイ52が満載と判断して満載処理を実行する(S26)。
制御部110は、排出センサ53がシートを検知しているときに(S21のY)、満載検知センサ54が遮光しているか否かを検知する(S22)。
制御部110は、満載検知センサ54が遮光している場合(S22のY)、満載検知センサ54の遮光に中断があるか否かを判断する(S23)。
制御部110は、図9の(c)に示すように、挟持部N2をシートが搬送されている間に満載検知センサ54の遮光が中断される場合(S23のY)、シートにカールが発生していると判断してカール低減モードを実行する(S24)。挟持部N2をシートPが通過中に遮光から受光を検知した場合は、カール低減モードに入る動作をする。
制御部110は、図9の(b)に示すように、挟持部N2をシートが搬送されている間に満載検知センサ54の遮光が続く場合(S23のN)、シートのカールが許容範囲内と判断してカール低減モードを実行しない。挟持部N2からシートPがすべて通過したあとに遮光を検知した時は排出トレイ52の満載と判断する。
(実施の形態2の効果)
実施の形態2では、挟持部N2に挟持されているシートが排出センサ53に検知されているときのアーム部58の検知結果に基づいてシートのカールを判別する。このため、シートPの先端位置を正確に判別して速やかにカールの有無及び大きさを判断できる。図7に示すように、満載検知センサ54の出力における第1受光領域による受光と第2受光領域による受光とを正確に区別できる。このため、排出トレイ52の過積載を防止するためのアーム部58及び満載検知センサ54を用いてカールを正確かつ速やかに検知できる。
<その他の実施の形態>
以上、本発明者によってなされた発明の実施形態を具体的に説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。
実施の形態1では、複写機としての実施の形態を説明したが、プリンタ、ファクシミリ、複合機等の他の電子写真方式の画像形成装置や、電子写真方式以外の加熱処理を伴う多種多様な画像形成装置でも実施可能である。画像形成を伴わないシート加熱装置としても実施可能である。
実施の形態1では、カールの有無を判断したが、挟持部N2から排出されたシートPがアーム部58に接触して遮光部55fが満載検知センサ54を遮光している時間を評価して、カールの大きさを判断してもよい。
実施の形態1では、画像形成条件として、定着温度を変更したが、印字速度、定着加圧力等、他の画像形成条件を変更してもよい。
実施の形態1では、シートにカールが発生していると判断された場合にカール低減モードを実行するようにしている。しかし、シートにカールが発生していると判断された場合に実行する制御は、カール低減モードには限らない。例えば、満載検知センサが満載を検知するシートの積載量を切り替えて、満載を検知する積載量を減らすように設定を変更してもよい。このような制御によっても、カールの発生しているシートが排出トレイ52から落下すること等を回避できるからである。
1 画像形成装置、1A 装置本体
3 画像形成部、4 定着装置、5 排出部
40 定着ベルトユニット、45 加圧ローラ
51、57 排出ローラ、52 排出トレイ
53 排出センサ、54 満載検知センサ
55 レバー部材、55f 遮光部
56 後端落とし、58 アーム部、110 制御部
N1 ニップ、N2 挟持部

Claims (6)

  1. 画像形成されたシートを排出する排出手段と、
    前記排出手段により排出途中のシートの高さを検知する検知手段と、
    前記排出手段により排出されたシートのカール状態を前記検知手段の検知結果に基づいて判定する判定手段と、を備えることを特徴とするシート判定装置。
  2. 前記判定手段は、前記排出途中のシートの高さが所定の高さ以上であることを前記検知手段が検知することで、前記排出されたシートが所定のカール状態であると判定することを特徴とする請求項1に記載のシート判定装置。
  3. 前記判定手段は、前記排出途中のシートの高さが前記所定の高さより低い第2の所定の高さ以上であることを前記検知手段が検知することで、前記排出されたシートの積載量が満載であると判定することを特徴とする請求項2に記載のシート判定装置。
  4. 前記判定手段は、前記排出されたシートが前記所定のカール状態であると判定した場合、シートのカールを軽減させる制御を行うことを特徴とする請求項2又は3に記載のシート判定装置。
  5. シートに画像を定着させる加熱手段を備え、
    前記判定手段は、前記制御として前記加熱手段の加熱温度を低下させることを特徴とする請求項4に記載のシート判定装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシート判定装置と、
    シートに画像を形成する際の画像形成条件を、前記シート判定装置により判定された前記排出されたシートのカール状態に基づいて変更する画像形成手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
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