JP2017105613A - 吊り具 - Google Patents

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【課題】吊り下げ荷重に対する耐久性を備え、固着の切り替えが作業の手間を軽減でき、コスト的に優れた吊り具を提供する【解決手段】吊り具1は、その先端部側から吊上対象物の係合孔に挿通され、その内部の中心軸上に位置するように形成され周壁に開口する収容室8を有する本体部2と、中間位置に設けられた前記本体部2への枢着部4と、前記枢着部4の両端側に吊上対象物の係合孔に係止する鈎状部9及び前記吊上装置に連結される連結部7とを有し、前記鈎状部9が前記本体内に格納される格納位置と前記本体部2の側方に突出する突出位置との間で回動自在に前記本体部2の収容室8内に軸支されるフック部材3と、前記フック部材3を前記格納位置及び突出位置でそれぞれ固定する固定機構5,12,13,14とを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、クレーン等の吊上装置に取り付けて用いられ、吊上対象物を吊り上げるために吊上対象物に脱着自在に係合する吊り具に関し、特に、吊上対象物の係合孔に挿入して係合する吊り具に関する。
一般に、土木工事や、建築物の基礎工事などにおいて、地盤に穴を掘削した場合に、掘削された穴の壁が崩れ、土砂が穴を埋めることを防止するために、壁に沿って土止め用土留め支保工の施工、いわゆる、土留材を設置することが行われる。この土留め支保工としては、穴の壁に沿って地盤の中に、例えば、H型鋼を主材とする棚杭を水平方向に間隔を置いて地盤に打ち込み、隣接する棚杭同士を跨ぐように、水平材で連結するものが使用される。
この場合に、使用されるH型鋼を主材とする棚杭や水平材が、一般的に、土留材と呼ばれているが、その形状、長さ、断面寸法などが、規格により規定されている。この土留材は、例えば、図12に示すような形状を有する重量物であり、この土留材70を工事現場などにおいて所要の箇所へ運搬するためには、これをクレーンなどにより、吊り上げて行う必要がある。
この土留材70の側壁には、図12に示すように、多数のボルト穴71が規則正しく開けられており、これらのボルト穴71は、同一の内径を有するように規格化されている。
このような土留材70を吊り上げる装置として、クレーンなどに取り付ける吊り具装置が例えば、特許文献1〜7などに開示されている。この土留材70の吊り具装置としては、吊り具を土留材70のボルト穴71の中に差し込んだあと、側壁の裏面側でフックを当該ボルト孔よりも拡径させることによって、当該フックにより土留材70の側壁の裏面側を係止させることにより、クレーンと土留材70とを脱着自在に連結するものである。
特許文献1〜5の吊り具は、クレーンに連結されボルト孔に挿通させる本体部の内側に収容室を設け、本体部の収容室内に枢着され回動して収容室内外に進退可能に構成されたフック部材を備える。そして、本体部をボルト孔71に挿入した後、フック部材を収容室外に張り出させることによって、当該フック部材を側壁の裏面側に係止させ、脱落を防止するものである。
実用新案登録第3098256号公報 特開2004−352388号公報 特開2004−10214号公報 特開2007−126255号公報 特開平6−100288号公報 特開2001−240367号公報 特開2003−312978号公報
しかし、上記特許文献1から5に記載の吊り具は、いずれも土留材70に係合するフック部材と、クレーンに接続される本体部とが別部材で構成され、両者が枢着ピンで枢着された構成となっている。そのため、枢着ピンに土留材70の全荷重が負荷されることになる。このため、枢着ピンの破損を招くおそれがあり、フック部材だけではなく本体部の強度も大きくする必要があり、吊り具全体の製造コストに跳ね返ってくる。
また、フック部材を進退させるための機構が複雑で部品点数が多く、1つの部品が小さいため,吊り具にかかる荷重によりこれらの小部品が破損しやすいという問題もある。さらに、フック部材の複雑な進退機構が、製造コスト高の原因となる問題があった。
一方、特許文献6,7の吊り具は、クレーンとの接続部位と土留材70の係止部位が1つの部材で構成されているため、本体部とフック部材をピンで支える構造にはなっておらず、荷重に対する枢着ピンの破損に対する問題は生じないものの、ボルト孔71への挿通後の係脱作業が煩雑であり、使用時の手間が大きいという問題があった。
したがって、本発明が解決しようとする技術的課題は、吊り下げ荷重に対する耐久性を備え、脱着作業の手間を軽減でき、コスト的に優れた吊り具を提供することである。
本発明は、上記技術的課題を解決するために、以下の構成の吊り具を提供する。
本発明は、吊上装置に取り付けて用いられ、吊上対象物を吊り上げるために前記吊上対象物に脱着自在に係合する吊り具であって、
その先端部側から前記吊上対象物の係合孔に挿通され、その内部の中心軸上に位置するように形成され周壁に開口する収容室を有する本体部と、
中間位置に設けられた前記本体部への枢着部と、前記枢着部の両端側に吊上対象物の係合孔に係止する鈎状部及び前記吊上装置に連結される連結部とを有し、前記鈎状部が前記本体内に格納される格納位置と前記本体部の側方に突出する突出位置との間で回動自在に前記本体部の収容室内に軸支されるフック部材と、
前記フック部材を前記格納位置及び突出位置でそれぞれ固定する固定機構とを備えることを特徴とする。
また、前記固定機構は、前記フック部材の枢着部上側に設けられた回動規制部と、前記本体部に揺動可能に設けられ前記回動規制部に係脱可能なストッパとを備え、
前記フック部材が突出位置及び格納位置において、前記回動規制部に係合してフック部材の回動を規制するように構成されていることが好ましい。
上記構成において、前記フック部材は、前記回動規制部として突出位置用突起と格納位置用突起と、前記突出位置用突起及び格納位置用突起間の外形が略円弧状に構成されたストッパ案内部を有し、
前記ストッパは、前記ストッパ案内部の円弧中心近傍に設けられた支持軸周りに回動可能に前記本体部に設けられ、先端が前記案内部に沿って案内されて前記回動規制部に係止するように構成することができる。
さらに、前記固定機構は、前記支持軸とは別位置に設けられた取り付け軸と前記ストッパの中間部に連結された付勢部材により、前記突出位置用突起と格納位置用突起の近傍位置に前記ストッパ先端が位置するように付勢することが好ましい。
本発明によれば吊上対象物の係合孔に挿入される本体部に対して進退可能に取り付けられたフック部材を備えるため、係合孔に本体部を挿通後、本体部からフック部材の鈎状部を突出させることによって、鈎状部が吊上対象物に係合する一方、本体部が係合孔に充填されているため、フック部材が係合孔の径方向にずれて鈎状部の係合が外れることがない。よって、この状態で、クレーンなどの吊上装置により、吊上対象物を吊り上げることができる。
また、フック部材は、吊上装置に連結される連結部と吊上対象物に係合する鈎状部が同じフック部材に設けられているため、吊上対象物の重量が主にフック部材に負荷され本体部とフック部材を軸支する枢着部に直接的な荷重は加わらない。このため、枢着部の破損などの問題が生じず、本体部との接続構成を大掛かりにする必要がないことから、製造コストを抑えることができる。
さらに、フック部材は、本体部に対して中間部分に設けられた枢着部で軸支されているため、鈎状部の収容室からの進退が容易であり、また、固定機構によりフック部材を格納位置及び突出位置で確実に固定することができるため、吊上対象物への取り付け作業及び係止作業の手間を軽減することができる。
本発明の第1実施形態にかかる吊り具の外観構成を示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図を示す。 図1(b)のII-II線における断面図である。 図1(a)のIII-IIIにおける断面図である。 フック部材が格納位置にあるときの図1の吊り具の各部材の位置関係を示す断面図である。 フック部材が中間位置にあるときの図1の吊り具の各部材の位置関係を示す断面図である。 図1の吊り具の使用状態を説明する図であり、ボルト孔に挿入した状態を示す図である。 図1の吊り具の使用状態を説明する図であり、本体部からフック部材を突出させた状態を示す図である。 図1の吊り具の使用状態を説明する図である、吊上装置により土留材を吊り上げた状態を示す図である。 本発明の第2実施形態にかかる吊り具の各部材の位置関係を示す断面図である。 図9の吊り具のフック部材が格納位置にあるときの各部材の位置関係を示す断面図である。 図1の吊り具をクレーンに接続した状態を示す図である。 土留材の構成例を模式的に示す図である。
以下、本発明の各実施形態に係る吊り具について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1実施形態にかかる吊り具の外観構成を示す図である。本実施形態にかかる吊り具1は、図11に示すように、吊上装置の一例としてのクレーン100に接続されて使用され、吊上対象物の一例としての土留材70の吊り上げ時に使用される。具体的には、図11に示すように、クレーン100の先端から繰り出されたワイヤー101の先端に設けられた接続金具102を介して吊り具1とワイヤー101が接続される。
吊り具1は、吊上対象物の一例としての土留材70に形成された係合孔71に通される本体部2を有している。本体部2には、フック部材3が固定ピン4により軸支されており、固定ピン4周りに回動自在に連結されている。また、本体部2には、フック部材3の回動を固定するストッパ5が支持軸6により取り付けられている。さらに、フック部材3はその上端部に吊り下げ用の吊り孔7を有している。吊り孔7は、本発明の連結部の一例に相当する。吊り孔7には接続金具102が挿通されてクレーン100と吊り具1とを接続させているが、クレーン100のワイヤーを直接吊り孔7に挿通させるように構成してもよい。
本体部2の先端部2aは、ボルト孔71に嵌入可能な円柱状に構成されており、中心軸上に位置するように形成された収容室8が形成されている。この収容室8内にフック部材3が配置されている。収容室8は、径方向に貫通するようなスリット状に構成されており、収容室8内にフック部材3が配置される。フック部材3は、収納室8を挟む先端部2aの側壁2bの間に固定ピン4を挿通させて本体部2とフック部材3とを回動自在に取り付け、当該収容室8から、フック部材3の先端を出し入れすることができるようになっている。
フック部材3は、図2,3に示すように、屈曲した板状の部材で構成されており、中央部分に固定ピン4を挿通する連結孔(図示無し)を有し、固定ピン4の上端側に吊り下げ用の吊り孔7を有している。なお、固定ピン4と連結孔は、本発明の枢着部の一例に相当する。
フック部材3の下端側は、鈎状部9が形成されており、固定ピン4の両端側に、鈎状部9と吊り孔7が位置するようになっている。鈎状部9は、図3に示すように、吊上対象物に係止するために鈎状に構成され、フック部材3に対して、固定ピン4の軸方向に対して直交する一側方に突出して構成される。鈎状部9は、後述するフック部材3の格納位置において、本体部2の収容室8内に収納できるように設計されている(図4参照)。
フック部材3はこの鈎状部9が本体部2の収容室8内に格納される格納位置と本体部2の収容室から突出する突出位置との間で回動するようになっている。本体部2の収容室8内には、フック部材3の先端側が、格納位置に対して突出位置と反対側に回動するのを防止する規制ピン10及び過剰な突出量となることを防止し本体部2の変形防止のための規制ピン11が設けられている。
また、フック部材3の固定ピン4の屈曲部分の上縁は、略円弧状の案内部12となっており、案内部12の両端側に回動規制部13,14が設けられている。ストッパ5は、支持軸6周りに回動し、先端5aが当該案内部12に沿うようにフック部材3を案内する。フック部材が突出位置と格納位置にあるときに、それぞれ突出位置用の回動規制部13と格納位置用の回動規制部14に係合して、フック部材3を当該位置に固定する。すなわち、回動規制部13,14、案内部12,ストッパ5は、本発明の固定機構の一例に相当する。
ストッパ5の支持軸6は、案内部12の円弧の中心近傍に設けられている。上記のようにフック部材3は固定ピン4を中心に回動するように本体部2に取り付けられており、ストッパ5の回動に伴い、ストッパ5先端5aがフック部材3の案内部12を案内する。これに伴い、ストッパ5と案内部12との接触位置が変動し、フック部材3の傾斜角度を変更させる。また、回動規制部13,14によって、フック部材3の傾斜角度は規制されている。
また、本体部2の支持軸6の上方位置に設けられたバネ取り付けピン15とストッパ5の支持軸6下方位置の中空部5c内に設けられたバネ取り付けピン16の間には、バネ17が設けられており、ストッパ5を可動範囲の両端位置に静止するように付勢する。
ストッパ5の上端には、ストッパ操作用の操作レバー5bが上方に伸びており、本体部2の収容室8の上方に突出している。操作レバー5bを操作して、ストッパ5の傾斜角度を異ならせることにより、フック部材3の回動位置を変更することができる。
なお、図1(b)に示すように、操作レバー5bの可動範囲と着・脱(ロック・アンロック)を示すマーク5dを本体部2に表示することで、格納位置/突出位置の状態の視認性を向上して安全性を高めることができ、使い勝手を向上させることができる。
次に、本実施形態に係る吊り具の作用について説明する。吊り具1を土留材70等の吊上対象物に取り付ける際には次のような手順で作業を行う。なお、吊り具1の取り付けは吊上対象物70に形成されている係合孔71を利用して行われるが、吊上対象物70に形成されている既存の係合孔71を利用して、あるいは吊上対象物70に所定の係合孔71を形成して行われる。
図4に示されるように、この実施の形態の吊り具が何も操作されていない通常状態、すなわち、フック部材3が格納位置にある状態では、ストッパ5は、バネ17により付勢されて、格納位置における回動規制部14に接触した状態となっている。また、フック部材3が格納位置にあるときは、フック部材3の先端の鈎状部9が収容室8内に収納されているため、本体部先端2aが図6に示すように係合孔71に挿通するようになっている。
本体部2先端を係合孔71に挿通した状態で、図5の矢印90に示すように操作レバー5bを操作してストッパ5を操作し、フック部材3を回動させる。なお、本実施形態では、図5に示すように、バネ17と操作レバーとがほぼ並行になった状態では、バネ17は最も伸びた状態となるため、当該位置においてストッパ5は安定せず、当該位置でフック部材3が中間位置に静止することがない。
そして、さらに操作レバー5bの操作を押し進めると、フック部材3がストッパ5の先端5aに押されて、突出位置に回動する。この状態では、フック部材3の鈎状部9が本体部の収容室8から突出しており、図7に示すように、鈎状部9が係合孔71裏面側外周部に係合する。これにより吊り具の吊上対象物への取り付けが完了する。
この状態で、クレーン100のワイヤー101を巻き上げることで、図8の矢印91に示すように、吊り具1に連結された状態で係合孔71を介して吊上対象物70が吊り下げられる。このとき、鈎状部9に加わる吊上対象物70の荷重は、ワイヤー101に接続されているフック部材3が受けることとなる。すなわち、吊上対象物70の荷重が加わる鈎状部9とワイヤー101が接続されている連結部とで引っ張り合うため、吊上げ対象物70の荷重はフック部材3のみで支持することになる。このため、本体部2や、フック部材3と本体部2とを接続する固定ピン4などの他部材に負荷が直接かからない。したがって、固定ピン4の破損などの問題を起こすことがない。
また、固定機構により本体部2に対するフック部材3の回動位置が突出位置に固定された状態で、本体部2が係合穴71に嵌入されているため、係合穴71の径方向への位置ズレが防止され、鈎状部9と係合孔71裏面側外周部の係合が位置ズレして外れてしまうことなく、吊り具1と係合孔の連結状態を維持できる。
一方、吊り具1を吊上対象物70から取り外す場合、取り付けの場合と同様に、操作レバー5bを取り付け時と反対側に押すことにより、ストッパ5によってフック部材3が案内されてフック部材3が格納位置に移動する。その状態で本体部2の先端2aを吊上対象物70の係合孔71から引き抜くことにより吊り具1が吊上対象物から取り外される。
図9は、本発明の第2実施形態にかかる吊り具の構成を示す断面図である。図10は、第2実施形態にかかる吊り具のフック部材が格納位置にあるときの各部材の位置関係を示す断面図である。第2実施形態にかかる吊り具は、主として本体部の構成が異なっているため、当該相違点について主に説明する。
本実施形態では、本体部2の先端2aに設けられる収容室8は、部材の変形を防止するために径方向に貫通せず、一方の周面にのみ開口するように構成され、連続部2cを備えている。連続部2cの上端は、フック部材3が回動するのに干渉しないように、上端が面取部20となっている。また、面取部20は、図9に示すように、フック部材3の回動幅を規制するための規制部として機能する。
また、本体部2の上端も本体部2の部材変形防止のために、上部連続部2dが設けられている。これに伴い、当該上部連続部2dとの干渉を防止するために、ストッパ5は屈曲して構成されている。
本実施形態にかかる吊り具は、本体部2の先端2aに設けられる収容室8を径方向に貫通させることなく設けることで、収容室8を挟んで位置する側壁2bとの間を連続部2c及び上部連続部2dで接続しているため、本体部2の機械的強度を向上させることができる。
以上のように、この発明の吊り具は、吊上対象物に形成された係合孔を利用し、操作レバー5bの操作により鈎状部9を移動させて吊上対象物への取り付け及び取り外しが完了するため、吊上対象物への吊り具の取り付け/取り外しを容易に行うことができる。
また、吊上対象物70を吊り上げた場合、吊上対象物の荷重は、鈎状部9に負荷されるが、当該鈎状部とワイヤー101との連結は同一部材で構成されているため、本体部2などとの他部材との連結部(例えば固定ピン4)に負荷が直接かからない。このため、装置の構成を簡易にすることができる。
またストッパ5の付勢力により、フック部材3は格納位置及び突出位置に拘束されるため、取り付け時に係合孔への挿入作業の手間が簡易であり、また、本体部2の側方に突出している鈎状部9の部分に何らかの外力が働いても、鈎状部9が本体部2内に格納されて吊り具が吊上対象物の係合孔から外れてしまうことがなく、その結果、吊り下げを確実に行うことができる。
さらに、ストッパ5を操作することで、ストッパ5の先端5aに案内されて、フック部材3が回動するので、吊上対象物への吊り具の取り付け/取り外しをより容易に行うことができる。
なお、この発明の吊り具は土留材70だけでなく、所定の係合孔が予めあるいは別途形成された各種吊上対象物の吊り上げにも利用することができる。
1 吊り具
2 本体部
2a 先端部
3 フック部材
4 固定ピン
5 ストッパ
5a ストッパ先端
5b 操作レバー
5c 中空部
6 支持軸
7 吊り孔
8 収容室
9 鈎状部
10,11 規制ピン
12 案内部
13,14 回動規制部
15,16 バネ取り付けピン
17 バネ
20 面取部
70 土留材
71 係合孔
100 クレーン
101 ワイヤー
102 接続金具

Claims (4)

  1. 吊上装置に取り付けて用いられ、吊上対象物を吊り上げるために前記吊上対象物に脱着自在に係合する吊り具であって、
    その先端部側から前記吊上対象物の係合孔に挿通され、その内部の中心軸上に位置するように形成され周壁に開口する収容室を有する本体部と、
    中間位置に設けられた前記本体部への枢着部と、前記枢着部の両端側に吊上対象物の係合孔に係止する鈎状部及び前記吊上装置に連結される連結部とを有し、前記鈎状部が前記本体内に格納される格納位置と前記本体部の側方に突出する突出位置との間で回動自在に前記本体部の収容室内に軸支されるフック部材と、
    前記フック部材を前記格納位置及び突出位置でそれぞれ固定する固定機構とを備えることを特徴とする、吊り具。
  2. 前記固定機構は、前記フック部材の枢着部上側に設けられた回動規制部と、前記本体部に揺動可能に設けられ前記回動規制部に係脱可能なストッパとを備え、
    前記フック部材が突出位置及び格納位置において、前記回動規制部に係合してフック部材の回動を規制することを特徴とする、請求項1に記載の吊り具。
  3. 前記フック部材は、前記回動規制部として突出位置用突起と格納位置用突起と、前記突出位置用突起及び格納位置用突起間の外形が略円弧状に構成されたストッパ案内部を有し、
    前記ストッパは、前記ストッパ案内部の円弧中心近傍に設けられた支持軸周りに回動可能に前記本体部に設けられ、先端が前記案内部に沿って案内されて前記回動規制部に係止することを特徴とする、請求項2に記載の吊り具。
  4. 前記固定機構は、前記支持軸とは別位置に設けられた取り付け軸と前記ストッパの中間部に連結された付勢部材により、前記突出位置用突起と格納位置用突起の近傍位置に前記ストッパ先端が位置するように付勢されていることを特徴とする請求項3に記載の吊り具。
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