JP2017104807A - 駆動装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】駆動装置1は、遠心分離機10であり、ステータ(図示せず)を含むモータ本体21からモータ軸線L方向の一方側L1に回転軸22が突出したモータ2と、回転軸22に連結された被駆動部材7(ロータカップ70)とを有している。モータ2はモータ支持部材8を介して支持されている。モータ本体21を含む振動発生部3に対してモータ支持部材8がモータ軸線L方向の一方側L1で対向する部分には、振動発生部3とモータ支持部材8との間に第1ダンパ部材61が配置されている。また、振動発生部3に対してモータ支持部材8がモータ軸線L方向の他方側L2で対向する部分には、振動発生部3とモータ支持部材8との間に第2ダンパ部材62が配置されている。
【選択図】図1
Description
タ本体に対してモータ軸線方向の一方側に設けられていることが好ましい。かかる構成によれば、第1ダンパ部材および第2ダンパ部材を配置するスペースが狭く済むという利点がある。
1ダンパ部材と前記第2ダンパ部材とは、前記回転軸から等しい距離の位置に設けられている態様を採用することができる。かかる構成によれば、モータが回転した際、モータが傾くような動きが発生しにくい。
(基本構成)
図1は、本発明の実施の形態1に係る駆動装置の構成を模式的に示す説明図である。図1に示す駆動装置1は、ステータ(図示せず)を含むモータ本体21からモータ軸線L方向の一方側L1に回転軸22が突出したモータ2と、回転軸22に連結された被駆動部材7と、モータ本体21を支持するモータ支持部材8とを有している。本形態において、被駆動部材7は、遠心分離用のロータカップ70であり、駆動装置1は、遠心分離機10として構成されている。
図2は、本発明の実施の形態1に係る駆動装置1の斜視図であり、図2(a)、(b)は、駆動装置1の外観を示す斜視図、およびロータカップ70等を外した状態の分解斜視図である。図3は、図2に示す駆動装置1の断面図である。
図4は、図2に示す駆動装置1に用いたダンパ部材6の説明図である。図4に示すよう
に、ダンパ部材6(第1ダンパ部材61および第2ダンパ部材62)はいずれも、円柱状のゴム部材65と、ゴム部材65において相対向する2つ面の一方の面651に接合された第1金具66と、2つ面の他方の面652に接合された第2金具67とを備えている。第1金具66は、ゴム部材65の一方の面651に接合された円板部661と、円板部661の中心からゴム部材65とは反対側に突出した軸部662とを備えている。第2金具67は、ゴム部材65の他方の面652に接合された円板部671と、円板部671の中心からゴム部材65とは反対側に突出した軸部672とを備えている。
図5は、図2に示す駆動装置1において第2部分32を外した状態の斜視図である。図6は、図2に示す駆動装置1においてさらに第2ダンパ部材62を外した状態の斜視図である。図7は、図2に示す駆動装置1においてさらに第1ダンパ部材61を外した状態の斜視図である。図8は、図2に示す駆動装置1においてさらに板状支持部82を外した状態の斜視図である。図9は、図2に示す駆動装置1においてダンパ部材6(第1ダンパ部材61および第2ダンパ部材62)をモータ軸線L方向からみた説明図である。
側L1の端部(円板部661)およびゴム部材65のモータ軸線L方向の一方側L1の端部は、切り欠き861、871からなる第1凹部821に収容された状態となる。
以上説明したように、駆動装置1では、振動発生部3に対してモータ支持部材8がモータ軸線L方向の一方側L1で対向する部分には第1ダンパ部材61が配置されている。また、振動発生部3に対してモータ支持部材8がモータ軸線L方向の他方側L2で対向する部分には第2ダンパ部材62が配置されている。このため、モータ本体21がモータ軸線L方向に振れた際、第1ダンパ部材61と第2ダンパ部材62とでは、逆向きに変形する。すなわち、モータ本体21がモータ軸線L方向の一方側L1に振れた際、第1ダンパ部材61が伸長する一方、第2ダンパ部材62は圧縮される。また、モータ本体21がモータ軸線L方向の他方側L2に振れた際、第2ダンパ部材62が伸長する一方、第1ダンパ部材61は圧縮される。このように、第1ダンパ部材61と第2ダンパ部材62とは異なる位相で変形するので、振動を効率よく吸収することができる。それ故、共振の発生を抑制することができる。
してモータ軸線L方向の一方側L1に設けられており、モータ2は、モータ軸線L方向の一方側L1で第1ダンパ部材61および第2ダンパ部材62のみを介してモータ支持部材8に支持されている。このため、モータ2が傾こうとする振動が発生した際、その揺動中心の近傍で第1ダンパ部材61および第2ダンパ部材62が振動を吸収する。それ故、モータ2が振動した際、モータ2が傾くような動きが発生しにくい。
図10は、本発明の実施の形態2に係る駆動装置1の構成を模式的に示す説明図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付して図示し、詳細な説明を省略する。実施の形態1では、第1ダンパ部材61および第2ダンパ部材62の双方が、モータ本体21に対してモータ軸線L方向の一方側L1に設けられていたが、本形態では、図10に示すように、第1ダンパ部材61はモータ本体21に対してモータ軸線L方向の一方側L1に設けられ、第2ダンパ部材62はモータ本体21に対してモータ軸線L方向の他方側L2に設けている。また、本形態では、振動発生部3はモータ本体21のみからなる。このため、第1ダンパ部材61は、モータ本体21に対してモータ支持部材8がモータ軸線L方向の一方側L1で対向する部分として、モータ本体21の端部210とモータ支持部材8の板状支持部82との間に配置されている。第2ダンパ部材62は、モータ本体21に対してモータ支持部材8がモータ軸線L方向の他方側L2で対向する部分として、モータ本体21とモータ支持部材8のベース部83との間に配置されている。
図11は、本発明の実施の形態3に係る駆動装置1の構成を模式的に示す説明図である
。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付して図示し、詳細な説明を省略する。図11において、本形態では、振動発生部3が、モータ本体21の側面から径方向外側に張り出したフランジ部35を有している。また、モータ本体21に対してモータ支持部材8がモータ軸線L方向の一方側L1で対向する部分として、モータ本体21のフランジ部35とモータ支持部材8の板状支持部82との間に第1ダンパ部材61が配置されている。また、モータ本体21に対してモータ支持部材8がモータ軸線L方向の他方側L2で対向する部分として、モータ本体21とモータ支持部材8のベース部83との間に第1ダンパ部材61が配置されている。
上記実施の形態では、第1ダンパ部材61および第2ダンパ部材62が各々、回転軸22の周りの3個所に設けられていたが、第1ダンパ部材61および第2ダンパ部材62が各々、2個所あるいは4箇所以上に設けられていてもよい。
Claims (15)
- ステータを含むモータ本体からモータ軸線方向の一方側に回転軸が突出したモータと、
前記回転軸に連結された被駆動部材と、
前記モータ本体を支持するモータ支持部材と、
前記モータ側において前記モータ本体を含む振動発生部に対し、前記モータ支持部材がモータ軸線方向の一方側で対向する部分で前記振動発生部と前記モータ支持部材との間に設けられた第1ダンパ部材と、
前記振動発生部に対して前記モータ支持部材がモータ軸線方向の他方側で対向する部分で前記振動発生部と前記モータ支持部材との間に設けられた第2ダンパ部材と、
を有することを特徴とする駆動装置。 - 前記第1ダンパ部材および前記第2ダンパ部材はいずれも、前記モータ本体に対してモータ軸線方向の一方側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
- 前記振動発生部は、前記モータ本体からモータ軸線方向の一方側に向けて突出した第1部分と、前記モータ本体のモータ軸線方向の一方側の端部と対向するように前記第1部分から屈曲した第2部分と、を備え、
前記第1ダンパ部材は、前記モータ本体と前記第2部分との間で、前記モータ本体と前記モータ支持部材との間に設けられ、
前記第2ダンパ部材は、前記モータ本体と前記第2部分との間で前記第2部分と前記モータ支持部材との間に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の駆動装置。 - 前記モータ支持部材は、前記モータ本体と前記第2部分との間で前記モータ本体および前記第2部分と対向する板状支持部を備え、
前記第1ダンパ部材は、前記モータ本体と前記板状支持部との間に設けられ、
前記第2ダンパ部材は、前記第2部分と前記板状支持部との間に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の駆動装置。 - 前記板状支持部の前記モータ本体側の面には、前記第1ダンパ部材のモータ軸線方向の一方側の端部を収容する第1凹部が設けられ、
前記板状支持部の前記第2部分側の面には、前記第2ダンパ部材のモータ軸線方向の他方側の端部を収容する第2凹部が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の駆動装置。 - 前記回転軸に対して直交する方向からみたとき、
前記第1ダンパ部材のモータ軸線方向の一方側の端部が前記第2ダンパ部材と重なっていることを特徴とする請求項5に記載の駆動装置。 - 前記第1ダンパ部材および前記第2ダンパ部材は各々、前記回転軸の周りの複数個所に設けられていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の駆動装置。
- 前記第1ダンパ部材および前記第2ダンパ部材は各々、等角度間隔の複数個所に設けられていることを特徴とする請求項7に記載の駆動装置。
- 前記第1ダンパ部材および前記第2ダンパ部材は各々、等角度間隔の3個所に設けられていることを特徴とする請求項8に記載の駆動装置。
- 前記第1ダンパ部材と前記第2ダンパ部材とは、互いに異なる角度位置に設けられていることを特徴とする請求項8または9に記載の駆動装置。
- 前記第1ダンパ部材と前記第2ダンパ部材とは同数設けられ、
前記第1ダンパ部材は、前記第2ダンパ部材のうち、周方向で隣り合う2つの第2ダンパ部材の中央の角度位置に設けられていることを特徴とする請求項10に記載の駆動装置。 - 前記第1ダンパ部材は各々、前記回転軸から等しい距離の位置に設けられ、
前記第2ダンパ部材は各々、前記回転軸から等しい距離の位置に設けられ、
前記第1ダンパ部材と前記第2ダンパ部材とは、前記回転軸から等しい距離の位置に設けられていることを特徴とする請求項7乃至11の何れか一項に記載の駆動装置。 - 前記モータは、前記第1ダンパ部材および前記第2ダンパ部材のみを介して前記モータ支持部材に支持されていることを特徴とする請求項1乃至12の何れか一項に記載の駆動装置。
- 前記第1ダンパ部材および前記第2ダンパ部材は各々、円柱状のゴム部材と、前記ゴム部材において相対向する2つ面の一方に接合された第1金具と、前記2つ面の他方に接合された第2金具と、を備えていることを特徴とする請求項1乃至13の何れか一項に記載の駆動装置。
- 前記被駆動部材は、遠心分離用のロータカップであることを特徴とする請求項1乃至14の何れか一項に記載の駆動装置。
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