JP7301457B2 - 回転電機 - Google Patents

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Description

本発明は回転電機に関する。
回転電機には、ロータとステータを収容するフレームとは別に、ロータを支持するシャフトを回転可能に保持する軸受が収容されたハウジングを備えるものがある。
例えば、特許文献1には、円筒状のフレームと、そのフレームの底部に配置されフレームよりも外径が小さい円筒状のハウジングと、を備える回転電機が開示されている。
特開2008-312272号公報
特許文献1に記載の回転電機では、ハウジングがフレームの底部に嵌め込まれている。そして、シャフトをハウジングに収容された軸受だけで保持している。このため、ハウジングとフレームの底部の強度が十分でない場合、シャフトの回転中心がずれて、シャフトの回転にぶれが発生することがある。
本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、シャフトの回転のぶれが小さい回転電機を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明に係る回転電機は、第1筒部及び底部を有し、第1筒部の内側にステータが固定されたフレームと、ステータと対向するロータを有し、フレームの底部からフレームの外側へ延在するシャフトと、フレームの外側で、シャフトを回転可能に保持し、シャフトの延在方向に離れて配置された2つの軸受と、フレームの第1筒部よりも径が小さく、内部に2つの軸受を収容すると共に、底部と隣接する第2筒部を有するハウジングとを備える。ハウジングは、さらに、第2筒部と底部を接続し、第2筒部を支持する支持部を有する。支持部は、第2筒部と底部との間に設けられ、第2筒部から底部へ向かうに従い外径および内径が大きくなる筒の形状を有して第2筒部の全周を支持し、かつ、第2筒部の底部の側の付け根部分に接続されており、第2筒部に収容された2つの軸受のうち、底部の側に位置し、付け根部分に収容された一方の軸受を支持する。また、第2筒部に収容された2つの軸受のうち、底部の側と反対側に位置する他方の軸受が有する底部の側と反対側にある端面は、第2筒部が有する延在方向の底部の側と反対側にある端面部分の内面に接している。
本発明の構成によれば、ハウジングが第2筒部と底部を接続し、第2筒部を支持する支持部を有するので、第2筒部が底部に対して変形しにくい。このため、第2筒部に収容された軸受の位置がずれにくい。その結果、回転電機では、シャフトの回転のぶれが小さい。
本発明の実施の形態1に係る回転電機の断面図 本発明の実施の形態1に係る回転電機の底面図 本発明の実施の形態1に係る回転電機が備えるシャフトにファンが装着されたときの回転電機の断面図 本発明の実施の形態2に係る回転電機の断面図 本発明の実施の形態2に係る回転電機の底面図 本発明の実施の形態3に係る回転電機の断面図 本発明の実施の形態3に係る回転電機の底面図 本発明の実施の形態4に係る回転電機の断面図 本発明の実施の形態4に係る回転電機の底面図 本発明の実施の形態3に係る回転電機が備える支持部の変形例の断面図 本発明の実施の形態4に係る回転電機が備える支持部の変形例の断面図 本発明の実施の形態1に係る回転電機が備えるフレームの変形例の断面図 本発明の実施の形態4に係る回転電機にファンを装着したときの、回転電機の断面図
以下、本発明の実施の形態に係る回転電機について図面を参照して詳細に説明する。なお、図中、同一又は同等の部分には同一の符号を付す。図に示す直交座標系XYZにおいて、回転電機のシャフトの動力出力側を下に向けたときの、左右方向がX軸、上下方向がZ軸、X軸とZ軸とに直交する方向がY軸である。以下、適宜、この座標系を引用して説明する。
(実施の形態1)
実施の形態1に係る回転電機は、ステータ及びロータを収容するフレームのほかに、軸受を収容するハウジングを備える回転電機である。この回転電機は、ハウジングの変形を防止するため、ハウジングのフレーム側の付け根部分に設けられた板状の支持部を備えている。図1及び図2を参照して、回転電機の構成について説明する。続いて、図3を参照して、回転電機の支持部の作用について説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る回転電機1Aの断面図である。図2は、回転電機1Aの底面図である。
図1に示すように、回転電機1Aは、フレーム40と、フレーム40の-Z側に設けられたハウジング60と、フレーム40とハウジング60を接続し、ハウジング60を支持する支持部70Aと、を備えている。そして、フレーム40とハウジング60に各部品が収容されている。
フレーム40は、図1及び図2に示すように、円筒部41を有する。フレーム40の内側には、図1に示すように、円筒部41に固定された複数のステータ10と、複数のステータ10に対向する複数のロータ20と、複数のロータ20が固定されたシャフト30と、が収容されている。なお、円筒部41は、本明細書では、第1筒部ともいう。
ステータ10は、円筒部41の内壁に固定され、+Z方向に積層された積層鉄心11を有している。そして、積層鉄心11には、導線12が巻回されている。これにより、コイル13が形成されている。ステータ10には、積層鉄心11からコイル13を絶縁するため、樹脂材料で形成された絶縁部材14が設けられている。ステータ10は、図示しない外部電源から電力の供給を受ける。これにより、コイル13に電流が流れる。その結果、ステータ10とロータ20の間に電磁気力が作用する。
ロータ20は、図示しないが、着磁された鉄心が+Z方向に積層されることにより、形成されている。ロータ20は、複数個、シャフト30の外周部に沿って配置されている。そして、一部のロータ20には、シャフト30の重量バランスを保つため、鉄心の一部を切削することにより形成された切削痕21が設けられている。これにより、ロータ20では、シャフト30が偏心しにくい。そして、ロータ20は、ステータ10の電磁気力によって、シャフト30を回転させる。
シャフト30は、円柱状に形成されている。そして、シャフト30は、円筒部41の円筒軸と同軸に配置され、Z方向に延在している。ここで、フレーム40には、+X側が開放され、-X側には開口を有する底部42が設けられている。シャフト30は、フレーム40に挿通され、さらに底部42の開口を通ってフレーム40よりも-Z側にあるハウジング60に挿通されている。シャフト30は、外部に動力を出力するため、さらにハウジング60よりも-Z側まで達している。
ハウジング60は、小型化するため、図1及び図2に示すように、フレーム40よりも外径が小さい円筒部61を有している。そして、上述したシャフト30が挿通されている。ハウジング60の+Z側内壁と-Z側内壁には、図示しない段差が形成されている。それらの段差には、軸受50、51が嵌め込まれている。なお、円筒部61は、本明細書では、第2筒部ともいう。
軸受50、51は、それぞれ転がり軸受によって構成されている。軸受50、51は、図示しないが、外輪と内輪とを備えている。軸受50、51の外輪は、ハウジング60の上述した段差に押し当てられ、それらの位置でハウジング60に圧入又は接着により固定されている。一方、軸受50、51の内輪には、シャフト30が挿通され、さらにそのシャフト30が固定されている。これにより、軸受50、51は、シャフト30を回転可能に保持する。
ハウジング60は、軸受50、51を介して、シャフト30を支持している。ハウジング60の強度が十分でない場合、高速回転時のシャフト30の遠心力を十分に支えることができず、シャフト30の回転ぶれが大きくなることがある。そこで、ハウジング60には、シャフト30が高速で回転したときの、シャフト30の回転ぶれを小さくするために、支持部70Aが設けられている。ここで、シャフト30の回転ぶれとは、シャフト30の-Z端側、すなわち出力側が、図1に示す方向Dに振動することをいう。
支持部70Aは、図1及び図2に示すように、板状に形成されている。そして、支持部70Aは、図2に示すように、ハウジング60の回りに4つ設けられている。詳細には、支持部70Aは、ハウジング60の円筒軸を中心にして90°毎に設けられている。支持部70Aそれぞれは、+X、+Y、-X、-Y方向に板面を向けた状態で配置されている。
また、支持部70Aそれぞれの板面は、図1に示すように、直角三角形状に形成されている。そして、支持部70Aそれぞれは、その直角三角形の直角を形成する2つの辺を、ハウジング60の円筒部61と、フレーム40の底部42と、に向けている。これにより、支持部70Aそれぞれでは、円筒部61が底部42に対して傾斜しにくい。また、フレーム40及びハウジング60は、アルミニウム又は鉄で形成されている。支持部70Aは、フレーム40及びハウジング60と同じ材料で形成されている。支持部70Aは、剛性を高めるため、フレーム40及びハウジング60と一体成型されている。これにより、支持部70Aは、ハウジング60を支持して、ハウジング60の円筒軸がZ方向へ傾斜することを防いでいる。その結果、支持部70Aは、シャフト30の回転ぶれを小さくしている。
次に、シャフト30にファン80が装着された回転電機1Aを例に、支持部70Aの作用について説明する。
図3は、回転電機1Aが備えるシャフト30にファン80が装着されたときの回転電機1Aの断面図である。
図3に示すように、シャフト30の-Z端には、ファン80が固定されている。ファン80には、重量バランスをとるため、切削により切削痕81が形成されている。以下の説明では、回転電機1Aに、このファン80が装着されたことを前提とする。
まず、回転電機1Aに、図示しない外部電源から電力を供給する。これにより、ステータ10のコイル13に電流が流れ、ロータ20との間に、電磁気力が作用する。その結果、シャフト30が回転して、ファン80が回転する。
回転電機1Aでは、重量バランスをとるため、ファン80に切削痕81が形成されている。また、ロータ20に切削痕21が形成されている。このため、ファン80の回転が低速である場合、遠心力が小さいため、ファン80とロータ20の重量バランスが崩れにくい。その結果、ファン80とシャフト30は、ぶれないで回転する。
一方、ファン80の回転が高速である場合、遠心力が大きく、シャフト30の-Z端側の部分には、径方向に向かって大きな力が加わる。その結果、シャフト30を保持する軸受50、51を介して、ハウジング60にも、径方向に大きな力が加わる。これに対して、ハウジング60は、円筒部61の回りに90°毎に支持部70Aが設けられている。そして、支持部70Aは、円筒部61の径方向に延在して、径方向に円筒部61が傾斜することを防止している。このため、径方向に大きな力が加わっても、ハウジング60内にある軸受50、51は、径方向に位置ずれしにくい。その結果、ファン80とシャフト30は、回転のぶれが小さく、ほとんど振動しない状態で回転する。
ファン80が回転すると、軸受50、51との間に摩擦が発生する。ファン80の回転が高速である場合、その摩擦も大きくなり、その結果、摩擦熱も大きくなる。軸受50、51は、フレーム40内ではなく、ハウジング60内だけに設けられているため、摩擦熱は、ハウジング60にこもりやすくなる。一方、ファン80が回転すると、ハウジング60の円筒部61の回りの空気は、+Z又は-Z方向に流れる。そして、支持部70Aの回りの空気も+Z又は-Z方向に流れる。これにより、ハウジング60にこもった熱は、支持部70Aから周辺の空気に放熱される。その結果、軸受50、51は、焼き付かないで、シャフト30を保持する。その結果、回転電機1Aでは、回転効率が低下しにくい。
以上のように、本発明の実施の形態1に係る回転電機1Aは、ハウジング60が有する円筒部61と、フレーム40の底部42と、を接続し、円筒部61を支持する支持部70Aを備えている。このため、円筒部61が変形して、円筒部61が底部42に対して倒れにくい。その結果、円筒部61に設けられた軸受50、51の位置がシャフト30の遠心力によってずれにくい。これにより、回転電機1Aでは、シャフト30の回転のぶれが小さい。
支持部70Aそれぞれは、ハウジング60の円筒部61の回りに90°毎に設けられている。換言すると、円筒部61の周方向に等角度で設けられている。このため、円筒部61は、いずれの径方向にも倒れにくい。このため、シャフト30の回転が特定の方向へぶれにくい。
(実施の形態2)
実施の形態1に係る回転電機1Aは、支持部70Aとフレーム40及びハウジング60と、が一体成型されている。これに対して、実施の形態2に係る回転電機1Bは、支持部70Bと、フレーム40及びハウジング60が別々に成型されている。以下、図4及び図5を参照して、実施の形態2に係る回転電機1Bを説明する。実施の形態2では、実施の形態1と異なる構成について説明する。
図4は、本発明の実施の形態2に係る回転電機1Bの断面図である。図5は、回転電機1Bの底面図である。
図4及び図5に示すように、回転電機1Bは、一体成型されたフレーム40及びハウジング60とは別に成型され、ハウジング60に取り付けられた支持部70Bを備えている。
支持部70Bは、フレーム40の底部42に接する円環部71Bと、円環部71Bに支持された支え部72Bと、を有している。
円環部71Bは、円環かつ板状に形成されている。円環部71Bの外径は、フレーム40の底部42よりもわずかに小さく、円環部71Bの内径は、ハウジング60の円筒部61の外径と同径又はわずかに大きい。円環部71Bには、図4に示すように、ハウジング60の円筒部61が通されている。そして、円環部71Bは、フレーム40の底部42に当接した状態で、ボルト73によって固定されている。
これに対して、支え部72Bは、XZ断面視又はYZ断面視で-Z側の辺が+Z側の辺よりも小さい、すなわち下底が上底よりも小さい台形状の板で形成されている。そして、支え部72Bの台形は、下底と上底とをつなぐ2つの辺のうち、一方の辺が、下底と上底に対して垂直である。支え部72Bは、その一方の辺を、ハウジング60の円筒部61に向けると共に円筒部61に当接させている。
支え部72Bは、実施の形態1の支持部70Aと同様に、ハウジング60の円筒部61の回りに90°毎に設けられている。これにより、支え部72Bは、ハウジング60の円筒部61が特定の方向に傾斜することを防いでいる。
なお、実施の形態2に係る回転電機1Bの支持部70Bの作用は、実施の形態1の支持部70Aと同様である。
以上のように、実施の形態2に係る回転電機1Bは、フレーム40及びハウジング60と、支持部70Bと、が別々に形成されている。このため、フレーム40及びハウジング60と、支持部70Bと、が複雑な形状でなく、成型が容易である。
フレーム40及びハウジング60と、支持部70Bと、を別々の材料で形成することができるため、例えば、フレーム40及びハウジング60を鉄で形成し、支持部70Bをアルミニウムで形成することにより、回転電機1Bの剛性を高めると共に、放熱性を高めることができる。
支持部70Bがフレーム40の底部42に当接する円環部71Bを備えているので、フレーム40の剛性を高めることができる。
(実施の形態3)
実施の形態1と2では、支持部70A又は支持部70Bの支え部72Bがハウジング60の円筒部61をX側又はY側から支持している。これに対して、実施の形態3に係る回転電機1Cでは、支持部70Cが、ハウジング60の円筒部61付け根部分を、すなわち、円筒部61の+Z端を支持している。以下、図6及び図7を参照して、実施の形態3に係る回転電機1Cを説明する。実施の形態3では、実施の形態1及び2と異なる構成について説明する。
図6は、本発明の実施の形態3に係る回転電機1Cの断面図である。図7は、回転電機1Cの底面図である。
図6及び図7に示すように、回転電機1Cは、ハウジング60の円筒部61よりも+Z側で、円筒部61を支持する支持部70Cを備えている。
支持部70Cは、+Z面部と-Z面部がない、すなわち上底、下底がない円錐台を逆さにした形状に形成されている。そして、支持部70Cは、フレーム40の円筒部41と、ハウジング60の円筒部61との間に設けられている。支持部70Cの厚みは、フレーム40及びハウジング60との一体成型を容易にするため、フレーム40及びハウジング60の厚みと同じである。
また、支持部70Cの+Z側の外径は、フレーム40の円筒部41よりも小さく、支持部70Cの-Z側の外径は、ハウジング60の円筒部61の外径と同径である。これにより、支持部70Cは、ハウジング60の円筒部61のフレーム40側、すなわち、+Z側の付け根部分を支持している。そして、フレーム40とハウジング60全体の剛性を高めている。その結果、支持部70Cでは、ハウジング60の円筒部61が傾斜しにくい。
次に、支持部70Cの作用について説明する。実施の形態1と同様に、図示しない外部電源から電力が供給されると、電磁気力により、シャフト30が回転する。一方、回転電機1Cでは、ハウジング60の円筒部61が全周にわたって支持部70Cによって支持されている。そして、フレーム40とハウジング60全体は、支持部70Cが設けられることで、剛性が高められている。このため、回転電機1Cでは、シャフト30の高速回転によって遠心力が働いたとしても、ハウジング60の円筒部61が、円筒軸の回りに向かって倒れにくい。その結果、シャフト30の回転のぶれが小さい。そして、シャフト30が振動しにくい。
以上のように、実施の形態3に係る回転電機1Cは、フレーム40の円筒部41と、ハウジング60の円筒部61と、が円錐台を逆さにした形状の支持部70Cによって接続されている。このため、フレーム40とハウジング60全体の剛性が高い。その結果、回転電機1Cでは、シャフト30の回転がぶれにくい。
(実施の形態4)
実施の形態3では、支持部70Cの厚みが、フレーム40及びハウジング60の厚みと同じである。これに対して、実施の形態4に係る回転電機1Dでは、剛性を高めるため、支持部70Dの厚みが、フレーム40及びハウジング60の厚みよりも大きい。以下、図8及び図9を参照して、実施の形態4に係る回転電機1Dを説明する。実施の形態4では、実施の形態1-3と異なる構成について説明する。
図8は、本発明の実施の形態4に係る回転電機1Dの断面図である。図9は、回転電機1Dの底面図である。
図8及び図9に示すように、回転電機1Dは、外形が円錐台を逆さにした形状を有し、内側に円筒状空洞が設けられた支持部70Dを備えている。
支持部70Dの円筒状空洞は、ハウジング60の円筒部61の内径と同径である。一方、支持部70Dの外形は、ハウジング60の外径と同径の形状から、+Z側に向かうに従って、径が大きくなっている。このため、支持部70Dの厚みは、ハウジング60の円筒部61の厚みよりも大きい。すなわち、支持部70Dは、円筒部61よりも肉厚が大きい。また、支持部70Dは、フレーム40の底部42よりも肉厚が大きい。これにより、支持部70Dは、フレーム40とハウジング60全体の剛性を高めている。
なお、実施の形態4に係る回転電機1Dの支持部70Dの作用は、実施の形態3の支持部70Cと、剛性が高められた点を除いて同様である。このため、その説明を省略する。
以上のように、実施の形態4に係る回転電機1Dは、フレーム40及びハウジング60よりも厚い支持部70Dを備えているので、フレーム40とハウジング60全体の剛性が高く、シャフト30の回転がぶれにくい。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。例えば、実施の形態3及び4では、支持部70C、70Dが円錐台を逆さにした形状を有している。しかし、本発明は、これに限定されない。本発明では、ハウジング60が、円筒部61とフレーム40の底部42とを接続し、円筒部61を支持する支持部70A-70Dを有していればよい。また、円筒部61は、筒状であればよい。この場合、支持部70A-70Dは、円筒部61と底部42との間に設けられ、底部42の側に向かうに従い外径が大きくなる筒の形状を有することが望ましい。
図10は、実施の形態3に係る回転電機1Cが備える支持部70Cの変形例の断面図である。図11は、実施の形態4に係る回転電機1Dが備える支持部70Dの変形例の断面図である。
図10に示すように、支持部70Fは、円筒部61から底部42へ向かうに従い外径が大きくなる円筒の形状に形成されると共に、その外径の大きさの変化が、円筒部61の側で小さく、底部42の側で大きくてもよい。これにより、円筒部61の径方向の断面視で円弧の形状に形成されてもよい。この場合、支持部70Fの内径も、円筒部61から底部42へ向かうに従い大きくなり、その結果、支持部70Fの厚みが一定になるとよい。このような形態であれば、回転電機1Fの剛性をより高めることができる。
図11に示すように、支持部70Gは、円筒部61から底部42へ向かうに従い外径が大きくなる円筒の形状に形成されると共に、ハウジング60の円筒部61と同径の内径を有してもよい。これにより、支持部70Gは、円筒部61から底部42へ向かうに従い支持部70Fの厚みが大きくなってもよい。このような形態であれば、回転電機1Gの剛性をより高めることができる。
実施の形態1-4では、フレーム40の円筒部41と底部42が同じ肉厚である。しかし、本発明では、フレーム40が円筒部41と底部42を有し、円筒部41の内側にステータ10が固定され、さらに円筒部41が筒状である限りにおいて、その形状は任意であり、円筒部41と底部42の肉厚も任意である。
図12は、実施の形態1に係る回転電機1Aが備えるフレーム40の変形例の断面図である。図12に示すように、フレーム40の底部42は、円筒部41よりも厚くてもよい。このような形状であれば、回転電機1Eの剛性を高めることができる。その結果、シャフト30の回転のぶれが小さい。
実施の形態2では、支持部70Bが、フレーム40の底部42にボルト73によって固定されている。しかし、本発明はこれに限定されない。支持部70Bのフレーム40への固定方法は、任意である。例えば、支持部70Bは、溶接、接着等の方法によってフレーム40の底部42に固定されてもよい。
実施の形態1-4では、ステータ10が積層鉄心11を備えているが、ステータ10は、フレーム40の円筒部41の内側に固定されている限り、その構造、製法は任意である。例えば、ステータ10は、積層鉄心11に換えてマグネットを備えていてもよい。また、ステータ10は、積層鉄心11を積層した後、別工程で製造した絶縁部材14を取り付けてもよい。
また、ロータ20は、ステータ10と対向し、シャフト30に設けられている限りにおいて、その形式は任意である。例えば、ロータ20は、永久磁石型、巻線型等の形式であってもよい。
軸受50、51は、フレーム40の外側で、換言すると、ハウジング60の内部で、シャフト30を回転可能に保持する限りにおいて、その形式は任意である。例えば、軸受50、51は、すべり軸受であってもよいし、転がり軸受であれば、玉軸受、ころ軸受のいずれであってもよい。また、シャフト30の一方の側を保持する、いわゆる片持ち、シャフト30の両端を保持する、いわゆる両持ちのいずれの形式であってもよい。さらに、軸受50、51の数も1つ以上であればよい。
また、フレーム40、ハウジング60及び支持部70A-70D、70F、70Gの材料は任意である。しかし、シャフト30の回転のぶれをより小さくするには、支持部70A-70D、70F、70Gは、フレーム40よりも剛性率が高い材料で形成されることが望ましい。例えば、フレーム40、ハウジング60及び支持部70A-70D、70F、70Gは、剛性を高めるためには鉄鋼で、軽量化するためには、アルミニウム又は樹脂材料で形成されてもよい。シャフト30の回転のぶれをより小さくするには、支持部70A-70D、70F、70Gが鉄鋼で形成され、フレーム40がアルミニウム合金で形成されることが望ましい。
実施の形態1及び2では、支持部70Aと、支持部70Bの支え部72Bとが4つ設けられているが、支持部70Aと支え部72Bの数は任意である。支持部70Aと支え部72Bの数は、予め実験を行い、必要な剛性を満たす数にするとよい。例えば、支持部70A又は支え部72Bは、ハウジング60の円筒部61の回りに、120°毎に、合計3つ設けられてもよい。また、円筒部61の回りに、60°毎に、合計6つ設けられてもよい。
また、実施の形態1及び2では、支持部70Aと支え部72Bが板状であるが、支持部70Aと支え部72Bは、円筒部61の径方向に延在する柱であってもよい。また、ハウジング60の円筒部61からフレーム40の底部42側に向かうに従い、円筒部61の径方向に延在する形状であってもよい。支持部70Aと支え部72Bは、このような形状を満たす柱であってもよい。また、リブと呼ばれる骨組みであってもよい。
実施の形態1では、プロペラ形の羽根が小さいファン80が装着されている。しかし、ファン80は、シャフト30に固定できる限りにおいて、その形状、形式は任意である。
図13は、実施の形態4に係る回転電機1Dにファン85を装着したときの、回転電機1Dの断面図である。図13に示すように、回転電機1Dには、羽根がハウジング60に沿って、+Z側に延在するファン85が装着されてもよい。この場合、回転電機1Dは、支持部70Dの厚みが大きく、剛性が高いため、シャフト30の回転のぶれを小さくすることができる。
また、実施の形態1では、回転電機1Aがファン80を装着している。しかし、本発明の用途は、ファン80を使用する送風機の分野に限定されない。例えば、回転電機1A-1Gは、発電機に使用されもよい。本発明は、フレーム40とハウジング60を備える回転電機全般に適用可能である。
1A-1G 回転電機、10 ステータ、11 積層鉄心、12 導線、13 コイル、14 絶縁部材、20 ロータ、21 切削痕、30 シャフト、40 フレーム、41 円筒部、42 底部、50、51 軸受、60 ハウジング、61 円筒部、70A-70D,70F,70G 支持部、71B 円環部、72B 支え部、73 ボルト、80、85 ファン、81 切削痕、D 方向

Claims (5)

  1. 第1筒部及び底部を有し、前記第1筒部の内側にステータが固定されたフレームと、
    前記ステータと対向するロータを有し、前記フレームの前記底部から前記フレームの外側へ延在するシャフトと、
    前記フレームの外側で、前記シャフトを回転可能に保持し、前記シャフトの延在方向に離れて配置された2つの軸受と、
    前記フレームの前記第1筒部よりも径が小さく、内部に前記2つの軸受を収容すると共に、前記底部と隣接する第2筒部及び、前記第2筒部と前記底部を接続し、前記第2筒部を支持する支持部を有するハウジングと、
    を備え、
    前記支持部は、前記第2筒部と前記底部との間に設けられ、前記第2筒部から前記底部へ向かうに従い外径および内径が大きくなる筒の形状を有して前記第2筒部の全周を支持し、かつ、前記第2筒部の前記底部の側の付け根部分に接続されており、前記第2筒部に収容された前記2つの軸受のうち、前記底部の側に位置し、前記付け根部分に収容された一方の軸受を支持し、
    前記第2筒部に収容された前記2つの軸受のうち、前記底部の側と反対側に位置する他方の軸受が有する前記底部の側と反対側にある端面は、前記第2筒部が有する前記延在方向の前記底部の側と反対側にある端面部分の内面に接している、
    回転電機。
  2. 前記支持部は、前記第2筒部の径方向に延在する板の形状を有する、
    請求項1に記載の回転電機。
  3. 前記支持部は、前記第1筒部よりも肉厚が大きい、
    請求項1または2に記載の回転電機。
  4. 前記底部は、前記第1筒部よりも肉厚が大きい、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の回転電機。
  5. 前記支持部は、前記フレームよりも剛性率が高い材料で形成されている、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の回転電機。
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