JP2017125581A - 車両の動力伝達装置 - Google Patents

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丸山 智之
Tomoyuki Maruyama
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Abstract

【課題】電動モータと、電動モータを収容するケースとを備える車両の動力伝達装置において、ケースの径方向の振動による騒音を抑制できる構造を提供する。【解決手段】電動機14の軸線Cを中心とする径方向に見て、着座面30およびボルト穴形成部33と重なる位置に、長手状のリブ34が周方向に渡って形成されているため、ステータ22の径方向の振動が抑制される。これに関連して、ケース12の径方向の振動についても抑制されるため、ケース12の径方向の振動によって生じる騒音を抑制できる。【選択図】図3

Description

本発明は、車両の動力伝達装置に係り、特に、電動機を内部に備えて構成される動力伝達装置の構造に関するものである。
ステータおよびロータを有する電動モータと、その電動モータを収容するケースとを、備える車両の動力伝達装置がよく知られている。例えば、特許文献1のハイブリッド車両用駆動装置がそれである。特許文献1には、モータ15(電動モータ)のステータ16がケース40の内壁に固定される構造が記載されている。
特開2010−105451号公報 特開2008−267465号公報 特開2012−241841号公報 特開2006−188230号公報
ところで、電動モータの矩形波制御を実施する際、ステータが径方向に振動し、このステータの径方向の振動が、ケースとの締結部を介してケースに伝達され、ケースが径方向に振動することが見出された。従って、このケースの径方向の振動によって騒音が発生する可能性がある。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、ステータおよびロータを有する電動モータと、その電動モータを収容するケースとを、備える車両の動力伝達装置において、ケースの径方向の振動による騒音を抑制できる構造を提供することにある。
第1発明の要旨とするところは、(a)ステータおよびロータを有する電動モータと、その電動機モータを収容しそのステータを固定する締結部を有するケースとを、備えた車両の動力伝達装置であって、(b)前記ケースの外周面または内周面の少なくとも一方には、そのケースの周方向に渡って長手状のリブが形成され、(c)前記リブは、前記電動モータの回転軸線を中心とする径方向に見て、前記締結部と重なる位置に形成されていることを特徴とする。
第1発明の車両の動力伝達装置によれば、前記電動モータの回転軸線を中心とする径方向に見て、前記締結部と重なる位置に、長手状のリブが周方向に渡って形成されているため、ステータの径方向の振動が抑制される。これに関連して、ケースの径方向の振動についても抑制されるため、ケースの径方向の振動によって生じる騒音を抑制できる。
本発明が好適に適用された車両に備えられる動力伝達装置の断面図である。 図1のケースを矢印A方向から見た図である。 図2のケースを矢印B方向から見たケースの側面視図である。 図2のケースを矢印D方向から見たケースの下面視図である。 電動機の矩形波制御中において周波数毎の音圧を測定した実験結果である。
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の実施例において図は適宜簡略化或いは変形されており、各部の寸法比および形状等は必ずしも正確に描かれていない。
図1は、本発明が好適に適用された車両に備えられる動力伝達装置10の断面図である。動力伝達装置10は、非回転部材であるケース12内に、電動機14を備えて構成されている。なお、電動機14が、本発明の電動モータに対応している。
ケース12は、円筒状に形成されており、内部に電動機14を収容している。また、ケース12には、円盤形状のケースカバー18がボルトによって締結されている。
電動機14は、ケース12にボルト20によって接続されている円環状のステータ22と、ステータ22の内周側に配置されているロータ24と、ロータ24の内周側に配置されているロータ軸26と、ステータ22の軸線C方向の両側に配置されているコイルエンド28とを、有して構成されている。なお、軸線Cは、電動機14の回転軸線に対応する。
ステータ22は、複数枚の円板状の鋼板が積層されることで構成され、ケース12に複数本のボルト20によって締結されて固定されている。ロータ24は、複数枚の円板状の鋼板が積層されることで構成され、軸線Cを基準としてステータ22の内周側に配置されている。また、ステータ22とロータ24との間には、径方向の間隙が形成されている。
ロータ軸26は、軸線Cを基準としてロータ24の内周側に配置されており、軸受29および軸受31によって軸線Cまわりに回転可能に支持されている。また、ロータ軸26の外周部と、ロータ24の内周部とが、互いに接続されている。従って、ロータ軸26およびロータ24は、軸線Cまわりに一体的に回転する。
図2は、図1のケース12を矢印A方向(軸線Cと平行な方向)から見た図である。図2の斜線で示す3箇所の部位は、ステータ22をケース12にボルト20で固定する際、ステータ22の軸線C方向の一端が当接する着座面30a〜30c(特に区別しない場合は着座面30と記載)を示している。着座面30a〜30cは、周方向で略等角度間隔で配置されており、何れも軸線Cに対して垂直な面に形成されている。また、着座面30a〜30cには、それぞれボルト20が挿し通されるボルト穴32が形成されている。
図3は、図2のケース12を矢印B方向から見たケース12の側面視図である。図3の斜線が施されている部位は、図2の着座面30、およびステータ22を固定するためのボルト20のボルト穴32が形成されているボルト穴形成部33に対応している。なお、着座面30およびボルト穴形成部33は、何れもケース12の内周側に配置されているが、図3にあっては、それらの位置がわかるように便宜的に記載されている。
図3において、着座面30に電動機14のステータ22が当接した状態で、ステータ22がボルト20によって固定される。ところで、電動機14の矩形波制御実行中にステータ22が径方向に振動(変動)することが見出された。これに関連して、その振動が着座面30およびボルト穴形成部33を介してケース12に伝達されることで、ケース12が径方向に振動して騒音が発生する可能性がある。
この騒音を抑制するため、ケース12には、その外周面において破線で示す位置にリブ34が形成されている。リブ34は、ケース12の外周面から軸線Cを中心とする径方向外側に突き出し、周方向に渡って長手状に形成されている。また、リブ34は、ケース12を軸線Cを中心とする径方向に見て、着座面30およびボルト穴形成部33の少なくとも一部と重なる位置に形成されている。なお、着座面30およびボルト穴形成部33が、本発明のステータを固定する締結部に対応している。
図4は、図2のケース12を矢印D方向(鉛直下方)から見たケース下面視図である。図4に示すように、ケース12の外周面の破線で示す部位には、周方向に渡って長手状のリブ34が形成されている。また、リブ34は、軸線Cを中心とする径方向に見て、着座面30およびボルト穴形成部33の少なくとも一部が重なる位置に形成されている。また、図示はしないが、リブ34は、ケース12の外周面の鉛直上方側および側面の他方側にも周方向に渡って長手状に形成されている。すなわち、リブ34は、ケース12の外周面の全周に渡って長手状に形成されている。
以下、ケース12の外周面にリブ34が周方向に渡って形成されることによる効果を説明する。図5は、電動機14の矩形波制御中における、周波数(Hz)毎の音圧(dB)を測定した実験結果を示している。横軸が周波数を示し、縦軸が周波数毎の音圧を示している。なお、音圧は、マイクロホンによって検出される実測値である。
図5の実線が、本実施例のケース12にリブ34が形成されているときの周波数毎の音圧を示し、破線は、比較対象としてリブ34が形成されない場合の音圧を示している。図5に示すように、周波数が低い領域では、リブ34がある場合とリブ34がない場合とで大きな差は生じないが、周波数が高くなるに従って、リブ34がある場合とリブ34がない場合とで、音圧の差が大きくなる。具体的には、リブ34がない場合の方が、リブ34がある場合に比べて音圧が高くなっている。すなわち、リブ34がある場合に発生する騒音(ノイズ)が、リブ34がない場合の音圧に比べて小さくなる。このように、ケース12にリブ34が形成されることで、ステータ22の径方向の振動(変動)が抑制され、ケース12の径方向の振動が抑制されることが確認された。
上述のように、本実施例によれば、電動機14の軸線Cを中心とする径方向に見て、着座面30およびボルト穴形成部33と重なる位置に、長手状のリブ34が周方向に渡って形成されているため、ステータ22の径方向の振動が抑制される。これに関連して、ケース12の径方向の振動についても抑制されるため、ケース12の径方向の振動によって生じる騒音を抑制できる。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はその他の態様においても適用される。
例えば、前述の実施例では、リブ34は、ケース12の外周面に形成されていたが、必ずしもケース12の外周面に限定されず、リブ34がケース12の内周面に形成されていても構わない。さらには、リブ34が、ケース12の内周面および外周面の両方に形成されていても構わない。
また、前述の実施例では、リブ34は、ケース12の周方向で一部途切れて形成されているが、全周方向に渡って連続して形成されていても構わない。
なお、上述したのはあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
10:動力伝達装置
12:ケース
14:電動機(電動モータ)
22:ステータ
24:ロータ
30:着座面(締結部)
33:ボルト穴形成部(締結部)
34:リブ

Claims (1)

  1. ステータおよびロータを有する電動モータと、該電動機モータを収容し該ステータを固定する締結部を有するケースとを、備えた車両の動力伝達装置であって、
    前記ケースの外周面または内周面の少なくとも一方には、該ケースの周方向に渡って長手状のリブが形成され、
    前記リブは、前記電動モータの回転軸線を中心とする径方向に見て、前記締結部と重なる位置に形成されている
    ことを特徴とする車両の動力伝達装置。
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