JP2017103757A - 薄型テレビのガラス板への取付構造及びそれを使用した収納棚 - Google Patents
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Abstract
【課題】 薄型テレビのガラス板への好適な取付構造を提示すると共に、ガラス板に固定した薄型テレビをテレビ用ブラケットに簡単に取り付け可能な薄型テレビのガラス板への取付構造を提供する。
【解決手段】 長方形のガラス板1の裏面1bに長方形木枠2を固定し、長方形木枠2の内側に薄型テレビ3をその画面が接するように宛がい、2本の横支持杆4を薄型テレビ3の背面3bの上下2か所に水平方向に接触させ、各横支持杆4の左右の各延長端部4a,4bを各々対応する長方形木枠2の左右の垂直辺部2a,2bに接触させ、固定手段5を以って各延長端部4a,4bを左右の各垂直辺部2a,2bに固定することにより薄型テレビ3をガラス板裏面1bに固定し、2本の横支持杆4に直交する垂直方向のフック金具6を両横支持杆4に架設固定し、該フック金具6は薄型テレビ3の背面方向に向いたフック6aを有している構造とする。
【選択図】 図3
【解決手段】 長方形のガラス板1の裏面1bに長方形木枠2を固定し、長方形木枠2の内側に薄型テレビ3をその画面が接するように宛がい、2本の横支持杆4を薄型テレビ3の背面3bの上下2か所に水平方向に接触させ、各横支持杆4の左右の各延長端部4a,4bを各々対応する長方形木枠2の左右の垂直辺部2a,2bに接触させ、固定手段5を以って各延長端部4a,4bを左右の各垂直辺部2a,2bに固定することにより薄型テレビ3をガラス板裏面1bに固定し、2本の横支持杆4に直交する垂直方向のフック金具6を両横支持杆4に架設固定し、該フック金具6は薄型テレビ3の背面方向に向いたフック6aを有している構造とする。
【選択図】 図3
Description
本発明は、例えば液晶テレビ等の薄型テレビのガラス板への取付構造及びそれを使用した薄型テレビ付の収納棚に関するものである。
従来、装飾用に額縁の内部に薄型テレビジョン受像機(以下、薄型テレビという)を固定し、該額縁を壁に掛け、テレビ画面に静止画像を写すことにより、薄型テレビを装飾用に用いられるものが提案されている(特許文献1)。
また、薄型テレビを強化ガラスの裏面側に固定して、浴室用のテレビとすることが提案されている(特許文献2)。
ところで、特許文献1では、薄型テレビの額縁への固定構造については、何ら触れておらず、どのような構造で薄型テレビを額縁に固定するのかが明らかでない。
また、特許文献2では、外枠内部に固定された押え枠を介して強化ガラスとテレビ受像機をネジ棒とナットで上記外枠の内側に取り付ける構造が開示されているが、テレビ受像機は、強化ガラスと共に外枠の内側に固定される構造であり、テレビ受像機をガラス板そのものに取り付ける構造でない。また、テレビ受像機は、外枠内部に完全に固定されてしまい位置変化等は一切できない構造である。
本発明は上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、薄型テレビのガラス板への取付構造を提示すると共に、ガラス板の取り付けられた薄型テレビをガラス板毎、位置変更可能とした薄型テレビのガラス板への取付構造を提供することを目的とする。
また、本発明は、上述のようなガラス板に取り付けられた薄型テレビを具備する薄型テレビ付の収納棚を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため本発明は、
第1に、長方形のガラス板の裏面に、該ガラス板と外周が一致する大きさ又は上記ガラス板より若干小さい大きさの長方形木枠を固定し、上記長方形木枠内のエリアにおける上記ガラス板の裏面に、薄型テレビの画面を宛がい、2本の横支持杆を上記薄型テレビの背面の上下2か所に、水平方向に接触させると共に、上記各横支持杆の左右の各延長端部が、各々対応する上記長方形木枠の左右の垂直辺部に接触するように構成し、上記薄型テレビは固定手段を以って上記各延長端部を左右の上記各垂直辺部に固定することにより上記ガラス板に固定されており、上記2本の横支持杆に直交する垂直方向のフック金具を上記両横支持杆に架設固定し、該フック金具は上記薄型テレビの上記背面の方向に向いたフックを有しているものであることを特徴とする薄型テレビのガラス板への取付構造により構成される。
第1に、長方形のガラス板の裏面に、該ガラス板と外周が一致する大きさ又は上記ガラス板より若干小さい大きさの長方形木枠を固定し、上記長方形木枠内のエリアにおける上記ガラス板の裏面に、薄型テレビの画面を宛がい、2本の横支持杆を上記薄型テレビの背面の上下2か所に、水平方向に接触させると共に、上記各横支持杆の左右の各延長端部が、各々対応する上記長方形木枠の左右の垂直辺部に接触するように構成し、上記薄型テレビは固定手段を以って上記各延長端部を左右の上記各垂直辺部に固定することにより上記ガラス板に固定されており、上記2本の横支持杆に直交する垂直方向のフック金具を上記両横支持杆に架設固定し、該フック金具は上記薄型テレビの上記背面の方向に向いたフックを有しているものであることを特徴とする薄型テレビのガラス板への取付構造により構成される。
このように構成すると、各種のメーカのテレビであってもガラス板への取り付けを円滑に行うことができ、また、上記フック金具のフックを例えば前後方向伸縮可能なテレビ用ブラケットに装着することで、前後方向に位置変更可能な薄型テレビのガラス板への取付構造を実現できる。
第2に、前後方向伸縮機構の前面部に水平支持軸を設け、上記前後方向伸縮機構の裏面側の固定部を垂直固定板に接続固定したテレビ用ブラケットを設け、上記テレビ用ブラケットの上記水平支持軸に、上記薄型テレビの上記背面の上記フック金具の上記フックを掛止したものであることを特徴とする上記第1記載の薄型テレビのガラス板への取付構造により構成される。
このように構成すると、薄型テレビをガラス板共々、前後方向に移動可能とすることができ、例えば薄型テレビのメンテナンス性を高めることができる。
第3に、上記薄型テレビの上記背面に穴が設けられており、上記フック金具と上記横支持杆とを貫通する螺子が上記背面の上記穴に螺着されているものである上記第1又は2記載の薄型テレビのガラス板への取付構造により構成される。
このように構成すると、フック金具と横支持杆を薄型テレビに確実に固定することができる。
第4に、上記横支持杆の上記薄型テレビの上記背面に対応する部分の形状は、固定する上記薄型テレビの上記背面左右のコーナ部の凸形状に沿った凹形状部分を左右に有しており、上記薄型テレビの固定状態において、上記横支持杆の左右の上記凹形状部分が上記薄型テレビの上記背面の左右の上記凸形状に密着しているものであることを特徴とする上記第1〜3の何れかに記載の薄型テレビのガラス板への取付構造により構成される。
このように構成すると、横支持杆の形状を薄型テレビのコーナ部の凸形状に沿った形状にすることにより、各種メーカの薄型テレビであっても単一の取り付け構造にてガラス板に取り付けることが可能となる。
第5に、上記ガラス板は背面側から前面側にのみ光を透過する半透過ガラスとし、通常は、上記ガラス板前面には何らテレビ画面は表示されておらず、上記薄型テレビをオン状態としたときのみ、上記ガラス板の前面にテレビ画面が浮き上がるように構成したものである上記第1〜4の何れかに記載の薄型テレビのガラス板への取付構造により構成される。
このように構成すると、薄型テレビをオン状態としたときのみテレビ画面をガラス板の前面に表示することができ、装飾効果の高いテレビとして好適に用いることができる。
第6に、上記第2に記載の薄型テレビのガラス板への取付構造を使用した収納棚であり、上記垂直固定板を背面板として収納棚の中央部に上記薄型テレビの前面側の上記ガラス板を配置し、かつ上記薄型テレビの上記ガラス板の上下辺に沿って上部収納棚及び下部収納棚を設けると共に、上記ガラス板の左右辺に沿って左部収納棚及び右部収納棚を設け、上記上下部収納棚及び左右部収納棚の前面側に各々収納扉を設け、上記各収納扉の前面と上記薄型テレビの上記ガラス板の前面が面一となるように構成したものである薄型テレビのガラス板への取付構造を使用した収納棚により構成される。
第7に、上記ガラス板は背面側から前面側に光を透過する半透過ガラスとし、通常は、上記ガラス板前面には何らテレビ画面は表示されておらず、上記薄型テレビをオン状態としたときのみ、上記ガラス板の前面にテレビ画面が浮き上がるように構成したものである上記第6に記載の薄型テレビのガラス板への取付構造を使用した収納棚により構成される。
第8に、上記収納棚の上記収納扉の前面に、上記薄型テレビの上記ガラス板と同様の半透過ガラスを取着したものである上記第6又は7記載の薄型テレビのガラス板への取付構造を使用した収納棚により構成される。
第9に、上記第2に記載の薄型テレビのガラス板への取付構造を使用した収納棚であり、上記垂直固定板を背面板として収納棚に上記薄型テレビの前面側の上記ガラス板を配置し、かつ上記薄型テレビの上記ガラス板の上辺又は下辺に沿って上部収納棚又は下部収納棚を設けると共に、上記ガラス板の左辺又は右辺に沿って左部収納棚又は右部収納棚を設け、上記上下部収納棚又は左右部収納棚の前面側に各々収納扉を設け、上記各収納扉の前面と上記薄型テレビの上記ガラス板の前面が面一となるように構成したものである薄型テレビのガラス板への取付構造を使用した収納棚により構成される。
本発明によれば、上下一対の横支持杆によって、薄型テレビをガラス板に確実に固定し得るので、例えば、薄型テレビのメーカ等が異なっても薄型テレビを確実にガラス板に固定することができるし、背面側のフックにより、例えば既存の壁掛テレビ用ブラケットの水平支持軸に掛止することができる。
また、薄型テレビのコーナ部の形状に応じて横支持杆の形状を変更することで、どのメーカの薄型テレビであっても同一取付構造にて対応することができる。
また、ガラス板を半透過ガラスとすることで、通常はガラス面とし、薄型テレビをオン状態としたときのみテレビ画面をガラス板の前面に表示することができ、装飾用テレビとしても好適に用いることができる。
また、上記薄型テレビが固定されたガラス板を中央等に配置した収納棚とすることで、薄型テレビ付のファッショナブルな収納棚を実現することができる。
以下、本発明に係る薄型テレビのガラス板への取付構造及びそれを使用した収納棚について詳細に説明する。尚、本発明においては、薄型テレビジョン受像機を略して薄型テレビという。
薄型テレビのガラス板への取付構造は次のような構造である。
長方形のガラス板1の裏面1bに、該ガラス板1と外周が一致する大きさ又は上記ガラス板1より若干小さい大きさの長方形木枠2を接着により固定し、上記長方形木枠2内のエリアにおける上記ガラス板1の裏面1bに、薄型テレビ3をその画面3aが接するように宛がう。尚、上記長方形木枠2は、本件発明では全体として木枠と称するが、木製のみならず、樹脂製、金属製(アルミ、鉄等)を含む概念である。また、上記薄型テレビ3の画面の表面側の周囲に、上記画面と同じ大きさの厚さの薄い(数ミリ)の長方形枠状弾性板を貼着した上で、上記薄型テレビ3の画面を上記ガラス板1の裏面に接するように宛がう構成でも良い。この場合、薄型テレビ3の画面とガラス板1の裏面との間に数ミリの均一な空間が形成されるため、テレビ画面とガラス板との部分的な接触を避けることができる。このように、ガラス板1の裏面に薄型テレビ3の画面を宛がう。
長方形のガラス板1の裏面1bに、該ガラス板1と外周が一致する大きさ又は上記ガラス板1より若干小さい大きさの長方形木枠2を接着により固定し、上記長方形木枠2内のエリアにおける上記ガラス板1の裏面1bに、薄型テレビ3をその画面3aが接するように宛がう。尚、上記長方形木枠2は、本件発明では全体として木枠と称するが、木製のみならず、樹脂製、金属製(アルミ、鉄等)を含む概念である。また、上記薄型テレビ3の画面の表面側の周囲に、上記画面と同じ大きさの厚さの薄い(数ミリ)の長方形枠状弾性板を貼着した上で、上記薄型テレビ3の画面を上記ガラス板1の裏面に接するように宛がう構成でも良い。この場合、薄型テレビ3の画面とガラス板1の裏面との間に数ミリの均一な空間が形成されるため、テレビ画面とガラス板との部分的な接触を避けることができる。このように、ガラス板1の裏面に薄型テレビ3の画面を宛がう。
そして、2本の横支持杆4,4を、上記薄型テレビ3の背面3bの上下2か所A,Bに、水平方向に各々接触させると共に、上記各横支持杆4,4の左右の各延長端部4a,4bを、各々対応する上記長方形木枠2の左右の垂直辺部2a,2bに接触するように構成し、木ネジ5等の固定手段を以って上記各延長端部4a,4bを左右の上記各垂直辺部2a,2bに固定することにより、上記薄型テレビ3を上記ガラス板1に固定する。これにより、上記薄型テレビ3の前面側は上記ガラス板1の裏面1bに圧着固定された状態になる。
そして、上記2本の横支持杆4,4に直交する垂直方向のフック金具6,6を、上記両横支持杆4,4にビス(螺子)7にて架設固定する(図3参照)。このフック金具6,6には、上記薄型テレビ3の上記背面方向に向いたフック6a,6aを具備している。上記フック金具6,6を固定するためのビス7は、各々上下の上記横支持杆4,4に螺子込まれ、上記フック金具6,6と上記各横支持杆4,4が固定される。また、図10に示すように、上記薄型テレビ3の背面3bにおける上記ビス7の螺着位置の対応位置にビス穴3dが設けられており、上記ビス7を上記フック金具6,6、上記各横支持杆4,4を貫通して上記背面3bのビス穴(穴)3dにねじ込むように構成しても良い。このようにすると、上記横支持杆4,4と上記フック金具6,6と上記薄型テレビ3をより強固に固定することができる。
また、薄型テレビ3の背面3bのビス穴3dの位置はメーカによって異なる場合があるので、上記フック金具6,6の上記ビス7の螺着位置に、上下方向に複数の貫通穴6b或いは長穴6cを設け、上記薄型テレビ3の背面3bの上記ビス穴に対応する位置の貫通穴6b、或いは長穴6cから上記ビス7を螺合して、上記フック金具6,6、各横支持杆4,4を薄型テレビ3の背面3bに固定しても良い。この場合、上記横支持杆4,4は上記背面3bのビス穴の対応位置に配置される。このように構成すると、各種のメーカの薄型テレビに対応した薄型テレビのガラス板への取り付け構造を提供することができる。尚、上記ビス7は木ネジその他の螺子或いはボルトでも良いし、上記ビス穴3dは雌螺子が形成された螺子穴でも良いし、雌螺子の形成されていない貫通穴であっても良い。
次に、テレビ用ブラケット8について説明する(図4,5参照)。
このテレビ用ブラケット8は、前後方向伸縮機構8’の前面部9に水平支持軸10,10を設け、上記前後方向伸縮機構8’の裏面側の固定部11を垂直固定板12に接続固定されており、上記テレビ用ブラケット8の上記水平支持軸10,10に、上記薄型テレビの上記背面側の上記フック金具のフック6a,6aを掛止し得るように構成されている。
このテレビ用ブラケット8は、前後方向伸縮機構8’の前面部9に水平支持軸10,10を設け、上記前後方向伸縮機構8’の裏面側の固定部11を垂直固定板12に接続固定されており、上記テレビ用ブラケット8の上記水平支持軸10,10に、上記薄型テレビの上記背面側の上記フック金具のフック6a,6aを掛止し得るように構成されている。
上記前後方向伸縮機構8’は、上記固定部11を以って上記垂直固定板12に固定された垂直軸12a,12aに軸支されたリンク13,13と、該リンク13,13の前端に軸支された垂直軸14,14と、該垂直軸14,14と上記前面部9に設けられた垂直軸15,15間に軸支されたリンク16,16から構成されており、上記水平支持軸10,10を前後方向に移動し得るように構成されている。
従って、上記薄型テレビ3の上記フック金具6,6を上記水平支持軸10,10に掛止した状態においては、上記薄型テレビ3を上記ガラス板1と共に、上記垂直固定板12に対して前後方向に移動し得るように構成されている(図6(a)(b)参照)。即ち、垂直支持軸(垂直軸12a,14,15)の周りに回転方向に回動自在に取り付けられた水平支持軸10,10と、上記垂直支持軸を前後方向に移動可能に支持する前後方向伸縮機構8’とを具備し、上記前後方向伸縮機構8’の裏面側の固定部11を垂直固定板12に接続固定し得るテレビ用ブラケット8を設け、上記テレビ用ブラケット8の上記水平支持軸10,10に、上記薄型テレビ3の上記フック6a,6aを掛止し得るように構成している。
上記横支持杆4,4の上記薄型テレビ3の上記背面3bに対応する部分の形状は、固定する上記薄型テレビ3の上記背面左右のコーナ部3c,3cの凸形状に沿った左右の凹形状部分4c,4cを有しており(図3参照)、上記薄型テレビ3の固定状態において、上記横支持杆4,4の左右の上記凹形状部分4c,4cが、上記薄型テレビ3の背面3bの左右の上記凸形状に密着するように構成されている。これにより、上下2本の横支持杆4,4を以って上記薄型テレビ3は、上記ガラス板1の裏面側に固定される。
また、上記ガラス板1は、前面1a側から背面1bには光は透過し難いが、背面1b側から前面1a側には光を透過し易い半透過ガラス(例えばハーフミラーガラス)とし、通常は、上記ガラス板1前面1aには何らテレビ画面は表示されておらず、上記薄型テレビ3をオン状態としたときのみ、ガラス板1前面1aにテレビ画面13aが浮き上がるように構成されている(図8参照)。上記半透過ガラスは、例えば前面1a側に鏡面加工を施すことにより、ハーフミラーガラスとしても良い。
次に、上記薄型テレビのガラス板への取付構造を使用した収納棚17について説明する。
上記収納棚17は以下のように構成されている(図8参照)。
上記収納棚17は以下のように構成されている(図8参照)。
上記垂直固定板12を背面板として固定し、収納棚17の例えば中央部に上記薄型テレビ3の前面3a側の上記ガラス板1を配置し(例えば収納棚17のガラス板1の右側にのみ右部収納棚が設けられる場合は、ガラス板1は収納棚17の中央部とはいえない)、かつ上記薄型テレビ3の上記ガラス板の上下辺に沿って上部収納棚18及び下部収納棚19を設けると共に、上記ガラス板1の左右辺に沿って左部収納棚20,21,22及び右部収納棚23,24,25を設け、上記上下部収納棚18,19及び左右部収納棚20〜25の前面に各々収納扉18’,19’,20’,21’,22’,23’,24’,25’を設け、上記各収納扉18’〜25’の前面と上記薄型テレビ3の上記ガラス板1の前面が面一となるように構成されている。
尚、18a,19a,20a,21a,22a,23a,24a,25aは、上記各収納扉18’〜25’の開閉用の取手であり、各収納扉18’〜25’を閉鎖したときは、各取手が縦横に一直線状に配置され、各収納棚を碁盤の目状に分割する区画線の役割を果たしている。これらの取手は、上記各収納扉の前面より、前方側に突出して位置しており、各収納扉18’〜25’の前面は、これらの取手によって分断されているが、各収納扉の前面の位置は同一であるので、このように取手18a〜25aが介在している場合においても、各収納扉の前面は面一であるという。従って、上記ガラス板1の前面1aと上記各収納扉の前面も面一となっている。
また、上記収納棚の収納扉18’〜25’の前面側に、上記薄型テレビ3の上記ガラス板1と同様の半透過ガラス(例えばハーフミラーガラス)を取着しても良い。
従って、本発明に係る収納棚17においては、薄型テレビ3は、図5(b)、図6(a)に示す収納状態から、ガラス板1を以って手前に引き出すことにより、図5(a)、図6(b)に示すように、薄型テレビ3を手前に若干引き出すことができる。これにより、ガラス板1の背面1bと上記収納棚17内との間に空間が生ずるため、このようにガラス板1を引き出すことにより、例えば薄型テレビ3に内臓のスピーカの音声を明瞭に聞き取ることができるようになる。尚、上記ガラス板1を引き出した状態において、当該ガラス板1を左右方向に角度変化することもできる。
上記実施形態の収納棚(図8参照)は、上記ガラス板1の上下及び左右に収納棚を設けたものであるが、上記収納棚は、ガラス板1の上辺側のみ又は下辺側のみに設けても良いし、上記ガラス板1の左辺側のみ又は右辺側のみに設けても良い。即ち、上記垂直固定板12を背面板として収納棚に上記薄型テレビ3の前面側の上記ガラス板1を配置し、かつ上記薄型テレビ3の上記ガラス板1の上辺又は下辺に沿って上部収納棚18又は下部収納棚19を設けると共に、上記ガラス板1の左辺又は右辺に沿って左部収納棚20〜22又は右部収納棚23〜25を設け、上記上下部収納棚又は左右部収納棚の前面側に各々収納扉18’〜25’を設け、上記各収納扉の前面と上記薄型テレビ3の上記ガラス板1の前面が面一となるように構成しても良い。
以上のように、本発明によれば、上下一対の横支持杆4によって、薄型テレビ3をガラス板1に確実に固定し得るので、例えば、薄型テレビのメーカ等が異なっても薄型テレビ3を確実にガラス板1に固定することができるし、背面側のフック6aにより、例えば既存の壁掛テレビ用ブラケット8の水平支持軸10に掛止することができる。
また、薄型テレビ3のコーナ部3cの形状に応じて横支持杆4の形状を変更することで、どのメーカの薄型テレビであっても同一取付構造にて対応することができる。
また、ガラス板1を半透過ガラス(ハーフミラーガラス等)とすることで、通常はガラス面とし、薄型テレビ3をオン状態としたときのみテレビ画面をガラス板1の前面に表示することができ、装飾用テレビとしても好適に用いることができる。
また、上記薄型テレビ3が固定されたガラス板1を中央に配置した収納棚17とすることで、薄型テレビ付のファッショナブルな収納棚を実現することができる。
本発明に係る薄型テレビのガラス板への取付構造及びそれを使用した収納棚によると、例えば大型薄型テレビ付のファッショナブルな収納棚を実現することができ、例えば富裕層向けの付加価値の高い家具として期待されるものである。
1 ガラス板
2 長方形木枠
3 薄型テレビ
3b 背面
3c コーナ部
4 横支持杆
4a,4b 延長端部
4c 凹形状部分
5 木ネジ(固定手段)
6 フック金具
6a フック
8 テレビ用ブラケット
8’ 前後方向伸縮機構
10 水平支持軸
11 固定部
12 垂直固定板
17 収納棚
18 上部収納棚
19 下部収納棚
20〜22 左部収納棚
23〜25 右部収納棚
18’〜25’ 収納扉
2 長方形木枠
3 薄型テレビ
3b 背面
3c コーナ部
4 横支持杆
4a,4b 延長端部
4c 凹形状部分
5 木ネジ(固定手段)
6 フック金具
6a フック
8 テレビ用ブラケット
8’ 前後方向伸縮機構
10 水平支持軸
11 固定部
12 垂直固定板
17 収納棚
18 上部収納棚
19 下部収納棚
20〜22 左部収納棚
23〜25 右部収納棚
18’〜25’ 収納扉
Claims (9)
- 長方形のガラス板の裏面に、該ガラス板と外周が一致する大きさ又は上記ガラス板より若干小さい大きさの長方形木枠を固定し、
上記長方形木枠内のエリアにおける上記ガラス板の裏面に、薄型テレビの画面を宛がい、
2本の横支持杆を上記薄型テレビの背面の上下2か所に、水平方向に接触させると共に、上記各横支持杆の左右の各延長端部が、各々対応する上記長方形木枠の左右の垂直辺部に接触するように構成し、
上記薄型テレビは固定手段を以って上記各延長端部を左右の上記各垂直辺部に固定することにより上記ガラス板に固定されており、
上記2本の横支持杆に直交する垂直方向のフック金具が上記両横支持杆に架設固定されており、
該フック金具は上記薄型テレビの上記背面の方向に向いたフックを有しているものであることを特徴とする薄型テレビのガラス板への取付構造。 - 前後方向伸縮機構の前面部に水平支持軸を設け、上記前後方向伸縮機構の裏面側の固定部を垂直固定板に接続固定したテレビ用ブラケットを設け、
上記テレビ用ブラケットの上記水平支持軸に、上記薄型テレビの上記背面の上記フック金具の上記フックを掛止したものであることを特徴とする請求項1記載の薄型テレビのガラス板への取付構造。 - 上記薄型テレビの上記背面に穴が設けられており、
上記フック金具と上記横支持杆とを貫通する螺子が上記背面の上記穴に螺着されているものである請求項1又は2記載の薄型テレビのガラス板への取付構造。 - 上記横支持杆の上記薄型テレビの上記背面に対応する部分の形状は、固定する上記薄型テレビの上記背面の左右のコーナ部の凸形状に沿った凹形状部分を左右に有しており、
上記薄型テレビの固定状態において、上記横支持杆の左右の上記凹形状部分が上記薄型テレビの上記背面の左右の上記凸形状に密着しているものであることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の薄型テレビのガラス板への取付構造。 - 上記ガラス板は背面側から前面側に光を透過する半透過ガラスとし、
通常は、上記ガラス板の前面には何らテレビ画面は表示されておらず、
上記薄型テレビをオン状態としたときのみ、上記ガラス板の前面にテレビ画面が浮き上がるように構成したものである請求項1〜4の何れかに記載の薄型テレビのガラス板への取付構造。 - 請求項2に記載の薄型テレビのガラス板への取付構造を使用した収納棚であり、
上記垂直固定板を背面板として収納棚の中央部に上記薄型テレビの前面側の上記ガラス板を配置し、
かつ上記薄型テレビの上記ガラス板の上下辺に沿って上部収納棚及び下部収納棚を各々設けると共に、上記ガラス板の左右辺に沿って左部収納棚及び右部収納棚を各々設け、
上記上下部収納棚及び左右部収納棚の各前面側に各々収納扉を設け、
上記各収納扉の前面と上記薄型テレビの上記ガラス板の前面が面一となるように構成したものである薄型テレビのガラス板への取付構造を使用した収納棚。 - 上記ガラス板は背面側から前面側に光を透過する半透過ガラスとし、
通常は、上記ガラス板の前面には何らテレビ画面は表示されておらず、
上記薄型テレビをオン状態としたときのみ、上記ガラス板の前面にテレビ画面が浮き上がるように構成したものである請求項6に記載の薄型テレビのガラス板への取付構造を使用した収納棚。 - 上記収納棚の上記各収納扉の前面に、上記薄型テレビの上記ガラス板と同様の半透過ガラスを取着したものである請求項6又は7記載の薄型テレビのガラス板への取付構造を使用した収納棚。
- 請求項2に記載の薄型テレビのガラス板への取付構造を使用した収納棚であり、
上記垂直固定板を背面板として収納棚に上記薄型テレビの前面側の上記ガラス板を配置し、
かつ上記薄型テレビの上記ガラス板の上辺又は下辺に沿って上部収納棚又は下部収納棚を設けると共に、
上記ガラス板の左辺又は右辺に沿って左部収納棚又は右部収納棚を設け、
上記上下部収納棚又は左右部収納棚の前面側に各々収納扉を設け、
上記各収納扉の前面と上記薄型テレビの上記ガラス板の前面が面一となるように構成したものである薄型テレビのガラス板への取付構造を使用した収納棚。
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JP (1) | JP2017103757A (ja) |
Cited By (4)
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2016
- 2016-10-28 JP JP2016211275A patent/JP2017103757A/ja active Pending
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