JP2017102788A - 渋滞予測方法 - Google Patents

渋滞予測方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017102788A
JP2017102788A JP2015236762A JP2015236762A JP2017102788A JP 2017102788 A JP2017102788 A JP 2017102788A JP 2015236762 A JP2015236762 A JP 2015236762A JP 2015236762 A JP2015236762 A JP 2015236762A JP 2017102788 A JP2017102788 A JP 2017102788A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
probe
link
missing
time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015236762A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6528660B2 (ja
Inventor
功一 鈴木
Koichi Suzuki
功一 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2015236762A priority Critical patent/JP6528660B2/ja
Publication of JP2017102788A publication Critical patent/JP2017102788A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6528660B2 publication Critical patent/JP6528660B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Instructional Devices (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

【課題】プローブ履歴情報に基づいた渋滞予測の精度が劣化するおそれを抑制することができる渋滞予測方法を提供する。
【解決手段】データベースに蓄積された時系列のプローブ履歴情報26を参照し、情報が欠落した時間帯が存在するプローブ履歴情報を持つリンクを対象リンクとして検出する。この対象リンクについて、情報が欠落した時間帯前の旅行時間の変化曲線と類似する第1曲線および情報が欠落した時間帯後の旅行時間の変化曲線と類似する第2曲線から予測される、情報が欠落した時間帯の旅行時間の変化を表す直線または曲線を求める。この求めた直線または曲線に基づいて、対象リンクの情報が欠落した時間帯の情報を推定し、プローブ履歴情報を補完する。欠落した時間帯の情報が補完されたプローブ履歴情報に基づいて、対象リンクにおける渋滞を予測する。
【選択図】図1

Description

本発明は、プローブ情報を用いて交通ネットワークにおける渋滞を予測する渋滞推定方法に関する。
複数の車両(プローブカー)から走行に関する情報であるプローブ情報(車両位置、走行道路など)をプローブセンタが受信して、その受信したプローブ情報からプローブセンタが交通情報を推定する、プローブ情報システムが実用化されている。例えば、特許文献1には、プローブ情報に基づいて渋滞を予測する技術が開示されている。
このプローブ情報システムでは、プローブセンタが、様々な道路(以下「リンク」という)を走行する複数の車両からプローブ情報を逐次受信し、リンクごとに時系列に構成されたプローブ情報の履歴としてデータベースに蓄積する。そして、このプローブ情報履歴に基づいて、渋滞の予測などの交通情報の推定が行われる。
特開2013−200809号公報
車両がどのリンクをどの時刻に走行するかは、自由であり規則性はない。よって、例えば任意のリンクに関して、ある時刻は車両が走行しているが、その次の時刻には車両が走行していないこともある。
上記プローブ情報システムでは、車両が走行しているリンクに関してはプローブ情報が収集されるが、車両が走行していないリンクに関してはプローブ情報が収集されない。このため、例えば上述のような任意のリンクなどでは、プローブ情報が収集されない時間帯が生じることとなる。よって、データベースに蓄積されたプローブ情報の履歴には、時系列に見て情報の欠損が生じる。このプローブ情報の欠損は、渋滞予測の精度を劣化させるおそれがある。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、リンクごとに時系列に構成されたプローブ履歴情報に欠損が生じていても、プローブ履歴情報に基づいた渋滞予測の精度が劣化するおそれを抑制することができる渋滞予測方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の渋滞予測方法は、道路区分であるリンクの旅行時間を少なくとも含むプローブ情報を、リンクを走行する車両から受信してデータベースに蓄積し、データベースに蓄積されたリンクごとにプローブ情報が時系列に構成されたプローブ履歴情報に基づいて渋滞予測装置が実行する渋滞予測方法であって、データベースのプローブ履歴情報に基づいて、情報が欠落した時間帯が存在するプローブ履歴情報を持つリンクを対象リンクとして検出するステップと、検出された対象リンクについて、情報が欠落した時間帯前の旅行時間の変化曲線と類似する第1曲線および情報が欠落した時間帯後の旅行時間の変化曲線と類似する第2曲線から予測される、情報が欠落した時間帯の旅行時間の変化を表す直線または曲線を求めるステップと、求めた直線または曲線に基づいて、対象リンクの情報が欠落した時間帯の情報を推定し、プローブ履歴情報を補完するステップと、欠落した時間帯の情報が補完されたプローブ履歴情報に基づいて、対象リンクにおける渋滞を予測するステップと、を備えている。
この本発明の渋滞予測方法では、リンクごとにそれぞれ時系列に構成されたプローブ履歴情報の中から、情報が欠落した時間帯が存在するプローブ履歴情報を持つ対象リンクを検出する。そして、対象リンクが検出されれば、この対象リンクの情報が欠落した時間帯の旅行時間を、当該時間帯前後の旅行時間の変化に基づいて推定して補完する。具体的には、情報が欠落した時間帯より前の時間帯の情報の変化および当該時間帯より後の時間帯の情報の変化から予測される、情報が欠落した時間帯の旅行時間の変化を表す予測直線または予測曲線を求める。
この処理により、本発明の渋滞予測方法では、対象リンクと同じ旅行時間の変化傾向を持った予測直線または予測曲線に基づいて、対象リンクにおける情報が欠落した時間帯の情報を推測することができる。よって、この推測できる情報によって、対象リンクにおけるプローブ履歴情報を補完することができる。
以上述べたように、本発明の渋滞予測方法によれば、リンクごとに時系列に構成されたプローブ履歴情報に欠損が生じていても、欠落した時間帯の情報を補完することができる。よって、プローブ履歴情報に基づいた渋滞予測の精度が劣化するおそれを抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る渋滞予測方法が実行される渋滞予測システムの概略構成を示す図 渋滞予測装置のプローブ予測処理部が実行するプローブ予測処理の手順を説明するフローチャート 渋滞予測装置のプローブ統計処理部が実行するプローブ統計処理の手順を説明するフローチャート
[概要]
本発明は、車両から送信されるプローブ情報を用いて交通ネットワークにおける渋滞を予測する渋滞推定方法である。本渋滞推定方法では、道路区分であるリンクごとに時系列に構成されたプローブ履歴情報の中に情報が欠落した時間帯が存在するリンク(対象リンク)を検出し、欠落した時間帯の情報を当該時間帯前後の情報変化に基づいて補完する。よって、プローブ履歴情報に基づいた渋滞予測を行う際、渋滞予測の精度が劣化するおそれを抑制することができる。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
[渋滞予測システムの全体構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る渋滞予測方法が実行される渋滞予測システム1の概略構成を示す図である。本渋滞予測システム1は、プローブ情報Pbを送信する複数の車両(以下「プローブカー」という)10と、プローブカー10から送信されるプローブ情報Pbを収集して渋滞予測を行う渋滞予測装置20と、によって構成される。
プローブ情報Pbは、プローブカー10の走行に関する情報であり、例えば情報送信元のプローブカー10を特定する識別子や、プローブカー10の走行に関する情報などを含む。このプローブ情報Pbは、例えばプローブカー10が搭載するGPS(Global Positioning System)受信装置や各種センサ(図示せず)から得られるデータに基づいて生成される。プローブカー10は、生成したプローブ情報Pbを、無線通信手段(図示せず)を介して、渋滞予測装置20に向けて送信する。
渋滞予測装置20は、プローブ情報受信部21と、プローブ走行情報データベース22と、プローブ予測処理部24と、プローブ統計処理部25と、プローブ履歴データベース26と、プローブ予測データベース27と、を備えている。
プローブ情報受信部21は、複数のプローブカー10がそれぞれ送信するプローブ情報Pbを、無線通信手段を介して逐次受信する。そして、プローブ情報受信部21は、逐次受信したプローブ情報Pbをプローブ走行情報データベース22に蓄積する。プローブ走行情報データベース22には、プローブ情報受信部21が受信する複数のプローブ情報Pbが、リンクごとに時系列に構成されて蓄積される。このプローブ走行情報は、リンクID、リンク距離、路線番号、始端/終端座標、およびリンク進入/退出時間などを含む。
プローブ予測処理部24は、プローブ走行情報データベース22に蓄積された複数のプローブ情報Pbに基づいて、各リンクの旅行時間(リンク全体を車両が走行するのに要する時間)を求め、この旅行時間から各リンクの渋滞度を算出する(プローブ予測機能)。この算出された各リンクの渋滞度は、プローブ予測データベース27に格納され、渋滞の予測に利用される。プローブ予測データベース27に渋滞度が格納されるリンクは、例えばJISで規定された10km×10kmの矩形領域で区画された2次メッシュエリアのリンクとすることができる。
プローブ統計処理部25は、プローブ履歴データベース26に蓄積された情報において、各リンクの時系列に並んだ情報のうち欠落した時間帯の情報を生成して、情報が欠落した時間帯を有するプローブ統計情報作成する(プローブ統計機能)。
[渋滞予測装置が実行する処理]
以下、渋滞予測装置20が実現するプローブ予測機能およびプローブ統計機能を、図2および図3をさらに参照して説明する。図2は、渋滞予測装置20のプローブ予測処理部24が実行するプローブ予測処理の手順を説明するフローチャートである。図3は、渋滞予測装置20のプローブ統計処理部25が実行するプローブ統計処理の手順を説明するフローチャートである。
(1)プローブ予測機能
このプローブ予測機能は、プローブ走行情報データベース22に蓄積された過去のプローブ情報Pbの履歴から得られる渋滞度と、現況のプローブ情報Pbから得られる渋滞度とに基づいて、将来の渋滞度を予測する機能である。このプローブ予測機能は、例えば所定のタイミングでプローブ予測処理部24が以下に示す処理を実行することで実現される。
図2を参照する。処理を開始すると、プローブ予測処理部24は、まず処理開始の時点から直近数分間(例えば5分間)の全ての走行リンク列に関するプローブ情報Pbを、プローブ走行情報データベース22から取得する(ステップS201)。
プローブ走行情報データベース22からプローブ情報Pbを取得すると、プローブ予測処理部24は、プローブ情報Pbから得られる車速情報に基づいて、プローブカー10(ユーザ)が走行した経路上にある走行リンク列において異常な車速を示すリンクが存在するか否かを判断する(ステップS202)。具体的には、プローブ予測処理部24は、所定の上限車速を超えた車速情報を持つリンクまたは所定の下限車速を下回る車速情報を持つリンクが存在するか否かを判断する(ステップS202)。そして、プローブ予測処理部24は、異常な車速を示すリンクが存在する場合、そのリンクをプローブ予測処理の対象から除外する(ステップS203)。この処理は、ノイズ除去処理とも呼ばれ、プローブカー10(ユーザ)ごとに行われる。
なお、プローブカー10が走行した経路上にある走行リンク列において上限車速を超えた車速情報を持つリンク、および下限車速を下回る車速情報を持つリンクが存在する場合には、当該リンクのみではなく、当該リンクを含んだ走行リンク列を構成する全リンクをまとめて、プローブ予測処理の対象から除外してもよい。
各プローブカー10(ユーザ)についてノイズ除去処理が終了すると、プローブ予測処理部24は、ノイズ除去後の走行リンク列の中に、事前に保持している処理対象に該当する出発地点(Origin)から目的地点(Destination)までODルートが存在するか否かを判断する(ステップS204)。この判断において、ODルートが存在すると判断された場合、プローブ予測処理部24は、そのODルートにおいてプローブ情報Pbを有さないリンク区間(空間的な欠落リンク)が存在するか否かを、さらに判断する(ステップS205)。このステップS205の判断は、例えば次のようにして行われる。
ODルート内において、プローブカー10が走行した順序に従って空間的に連続している前リンクの終端座標と後リンクの始端座標との距離差が、所定の距離よりも大きければ、この前リンクと後リンクとの間のリンクが欠落していると判断される。または、ODルート内において、プローブカー10が走行した順序に従って空間的に連続している前リンクからの退出時刻と後リンクへの進入時刻との時間差が、所定の時間よりも長ければ、この前リンクと後リンクとの間のリンクが欠落していると判断される。
前リンクと後リンクとの間のリンクが欠落していると判断した場合、プローブ予測処理部24は、前リンクのプローブ情報Pbと後リンクのプローブ情報Pbとに基づいて、欠落リンクの車速および旅行時間を算出する(ステップS206)。欠落リンクの車速は、前リンクの車速と後リンクの車速との平均を求めることで算出可能である。また、欠落リンクの旅行時間は、座標から求まる欠落リンクの長さと欠落リンクの車速から求めることができる。ODルートに複数の欠落リンクがあれば、それぞれの欠落リンクについて車速および旅行時間が算出される。この処理により、一部のリンクが欠落していたODルートが補完される。この処理は、面補完処理とも呼ばれ、プローブカー10(ユーザ)ごとに行われる。
各プローブカー10(ユーザ)について面補完処理が終了すると、プローブ予測処理部24は、全てのリンクの各々について全てのプローブカー10(ユーザ)による同じリンクの旅行時間に対して加重移動平均処理または調和平均処理を実行して、リンク単位で各リンクの旅行時間をそれぞれ平滑化する(ステップS207)。これにより、リンク単位(またはメッシュ単位)の統計化された旅行時間が求まる。
そして、リンク単位の平滑化された旅行時間が求まると、プローブ予測処理部24は、平滑化されたリンク単位の旅行時間からリンク単位の渋滞度をそれぞれ算出する(ステップS208)。これにより、リンク単位の統計化された渋滞度が求まる。渋滞度とは、渋滞の程度を評価するための指標であり、例えば渋滞の度合いを段階的に示す(「渋滞」、「混雑」、「空き」など)情報である。この平滑化されたリンク単位の旅行時間および算出されたリンク単位の渋滞度は、該当する日時帯の渋滞度としてプローブ履歴データベース26に格納される。
最後に、プローブ予測処理部24は、所定の該当日時帯における全リンクの旅行時間および渋滞度をプローブ履歴データベース26から取得する(ステップS209)。そして、プローブ予測処理部24は、リンク単位でサンプル数に応じた重み付けを行いつつ、渋滞度の誤差平均を算出する(ステップS210)。そして、プローブ予測処理部24は、算出した渋滞度の誤差平均において最小誤差の順位付けを行い、順位が上位である数件の情報について旅行時間の平均を求め、当該求めた旅行時間の平均から予測される渋滞度を算出する(ステップS210)。この算出結果は、プローブ予測データベース27に格納される。
上記プローブ予測データベース27に格納された渋滞度は、次のように利用される。ある走行リンク列の将来の渋滞度を予測する場合には、例えば2次メッシュエリアにおける当該走行リンク列の時刻tの渋滞度と、当該時刻tの渋滞度状況に最も近い時刻t前後の所定時間x(例えば30分)以内の当該走行リンク列の渋滞度が抽出され、時刻tから時刻t+xまたは時刻t−xまでの渋滞度の変化が、将来(時刻t+x以降)の渋滞度を予測する情報として利用される。
(2)プローブ統計機能
プローブ統計機能は、上述したプローブ予測機能とは独立して行われる。このプローブ統計機能は、プローブ履歴データベース26に蓄積された情報(リンク単位の旅行時間および渋滞度)において、各リンクの時系列に並んだ情報のうち欠落した時間帯の情報を生成して補完する機能である。このプローブ統計機能は、例えば所定の時間間隔で定期的に実行される。
図3を参照する。処理を開始すると、プローブ統計処理部25は、例えば前日分の全てのリンクの旅行時間および渋滞度の情報を、プローブ履歴データベース26から取得する(ステップS301)。
プローブ履歴データベース26から情報を取得すると、プローブ統計処理部25は、リンク単位で、時系列に並んだ情報において情報を有さないリンク時間帯(時間的な欠落リンク)が存在するか否かを判断する(ステップS302)。その際、プローブ統計処理部25は、情報(リンク単位の旅行時間および渋滞度)が上述したプローブ予測機能によってすでに面補完が行われた情報である場合には、当該情報を有した時間帯も情報が欠落したリンク時間帯として判断する。このステップS302の判断は、例えば次のようにして行われる。
あるリンクにおいて、時間的に連続している前プローブ情報の情報取得日時と後プローブ情報の情報取得日時との時間差が、所定の時間よりも長ければ、この前プローブ情報と後プローブ情報との間の時間帯のプローブ情報が欠落していると判断される。
任意のリンクにおいて所定の時間帯の情報が欠落していると判断した場合、プローブ統計処理部25は、当該任意のリンクを処理対象リンクとして、情報欠落した時間帯の情報を算出するために十分となる所定数以上のサンプルが収集されているか否かを判断する(ステップS303)。ここで言うサンプル数とは、情報が欠落している時間帯前後の時間帯における情報の数をいう。プローブ統計処理部25は、サンプルが所定数以上あると判断した場合、所定の時間帯前後の情報に基づいて、情報欠落した時間帯の車速を算出する(ステップS304)。情報欠落した時間帯の車速の算出は、次のようにして行われる。
プローブ統計処理部25は、情報が欠落した時間帯より前の時間帯(例えば15分間)の旅行時間変化に基づく曲線(前曲線)、および情報欠落した時間帯より後の時間帯(例えば15分間)の旅行時間変化に基づく曲線(後曲線)を、それぞれ求める。次に、プローブ統計処理部25は、この前曲線と後曲線とに基づいて、情報が欠落した時間帯において予測される旅行時間変化の直線または曲線(1次直線、2次曲線、3次曲線、または対数曲線)を描く。そして、プローブ統計処理部25は、描いた直線または曲線上の任意の点の旅行時間を、情報が欠落した時間帯の旅行時間として推定する。
上記推定された情報欠落した時間帯の車速から旅行時間を平均し、平均した旅行時間から渋滞度を算出することで、プローブ統計情報を作成する(ステップS305)。なお、この処理において、すでにプローブ統計情報が存在する場合には、下記式を用いて更新する新たな統計値tsを決定する。なお、t0はプローブ履歴データベース26に保存されている統計旅行時間であり、n0はプローブ履歴データベース26に保存されている統計サンプル数であり、t1はプローブ履歴データベース26に存在する要因に該当する全ての旅行時間であり、n1はプローブ履歴データベース26に存在するサンプル数であり、nsは更新する新たな統計サンプル数である。
ts=(t0×n0+Σt1)/(n0+n1)
ns=n0+n1
この作成されたプローブ統計情報は、プローブ予測データベース27に格納される(ステップS306)。この処理により、一部の時間帯の情報が欠落していた対象リンクに関する時系列のプローブ統計情報が補完される。この処理は、時系列補完処理とも呼ばれる。欠落した情報が補完されたプローブ統計情報は、以後の渋滞予測に利用される。
[実施形態による作用および効果]
本発明の一実施形態に係る渋滞予測方法は、リンクごとにプローブ情報Pbが時系列に構成されたプローブ履歴情報の中から、情報が欠落した時間帯が存在するプローブ履歴情報を持つ対象リンクを検出する。そして、対象リンクが検出されれば、この対象リンクの欠落した時間帯の情報を、当該時間帯より前の時間帯の情報の変化および当該時間帯より後の時間帯の情報の変化に基づいて補完する。
この処理により、本発明の渋滞予測方法では、対象リンクと同じ情報の変化傾向を持つリンクに基づいて、対象リンクにおける情報が欠落した時間帯の情報変化を推測することができる。よって、この推測できる情報によって、対象リンクにおける欠落した時間帯の情報を補完することができる。
本発明の渋滞予測方法は、リンクごとに時系列に構成されたプローブ情報に欠損が生じていても、プローブ履歴情報に基づいた渋滞予測の精度が劣化するおそれを抑制したい場合に有用である。
1 渋滞予測システム
10 プローブカー(車両)
20 渋滞予測装置
21 プローブ情報受信部
22 プローブ走行情報データベース
24 プローブ予測処理部
25 プローブ統計処理部
26 プローブ履歴データベース
27 プローブ予測データベース
Pb プローブ情報

Claims (1)

  1. 道路区分であるリンクの旅行時間を少なくとも含むプローブ情報を、リンクを走行する車両から受信してデータベースに蓄積し、当該データベースに蓄積されたリンクごとにプローブ情報が時系列に構成されたプローブ履歴情報に基づいて渋滞予測装置が実行する渋滞予測方法であって、
    前記データベースの前記プローブ履歴情報に基づいて、情報が欠落した時間帯が存在する前記プローブ履歴情報を持つリンクを対象リンクとして検出するステップと、
    前記検出された対象リンクについて、前記情報が欠落した時間帯前の旅行時間の変化曲線と類似する第1曲線および前記情報が欠落した時間帯後の旅行時間の変化曲線と類似する第2曲線から予測される、前記情報が欠落した時間帯の旅行時間の変化を表す直線または曲線を求めるステップと、
    前記求めた直線または曲線に基づいて、前記対象リンクの前記情報が欠落した時間帯の情報を推定し、前記プローブ履歴情報を補完するステップと、
    前記欠落した時間帯の情報が補完された前記プローブ履歴情報に基づいて、前記対象リンクにおける渋滞を予測するステップと、
    を備える、渋滞予測方法。
JP2015236762A 2015-12-03 2015-12-03 渋滞予測方法 Active JP6528660B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015236762A JP6528660B2 (ja) 2015-12-03 2015-12-03 渋滞予測方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015236762A JP6528660B2 (ja) 2015-12-03 2015-12-03 渋滞予測方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017102788A true JP2017102788A (ja) 2017-06-08
JP6528660B2 JP6528660B2 (ja) 2019-06-12

Family

ID=59016629

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015236762A Active JP6528660B2 (ja) 2015-12-03 2015-12-03 渋滞予測方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6528660B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018206158A (ja) * 2017-06-06 2018-12-27 富士通株式会社 移動経路検索プログラム、移動経路検索装置、及び移動経路検索方法
CN113360486A (zh) * 2021-05-28 2021-09-07 北京百度网讯科技有限公司 数据预测方法、装置、电子设备和介质
CN114639233A (zh) * 2020-12-15 2022-06-17 腾讯科技(深圳)有限公司 一种拥堵状态预测方法、装置、电子设备及存储介质
CN114926988A (zh) * 2022-07-22 2022-08-19 山东高速信息集团有限公司 一种路段拥堵疏导方法及设备

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003281685A (ja) * 2002-03-20 2003-10-03 Natl Inst For Land & Infrastructure Management Mlit 交通情報処理方法及び交通情報処理システム
JP2008250450A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Nomura Research Institute Ltd 迂回ルート抽出装置及び方法
JP2009087097A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Panasonic Corp 交通情報生成装置及び交通情報提供システム
JP2015046186A (ja) * 2014-11-06 2015-03-12 住友電工システムソリューション株式会社 交通情報処理装置、交通情報処理システム、プログラム、及び交通情報処理方法
WO2015059877A1 (ja) * 2013-10-24 2015-04-30 三菱電機株式会社 情報処理装置及び情報処理方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003281685A (ja) * 2002-03-20 2003-10-03 Natl Inst For Land & Infrastructure Management Mlit 交通情報処理方法及び交通情報処理システム
JP2008250450A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Nomura Research Institute Ltd 迂回ルート抽出装置及び方法
JP2009087097A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Panasonic Corp 交通情報生成装置及び交通情報提供システム
WO2015059877A1 (ja) * 2013-10-24 2015-04-30 三菱電機株式会社 情報処理装置及び情報処理方法
JP2015046186A (ja) * 2014-11-06 2015-03-12 住友電工システムソリューション株式会社 交通情報処理装置、交通情報処理システム、プログラム、及び交通情報処理方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018206158A (ja) * 2017-06-06 2018-12-27 富士通株式会社 移動経路検索プログラム、移動経路検索装置、及び移動経路検索方法
CN114639233A (zh) * 2020-12-15 2022-06-17 腾讯科技(深圳)有限公司 一种拥堵状态预测方法、装置、电子设备及存储介质
CN114639233B (zh) * 2020-12-15 2024-02-02 腾讯科技(深圳)有限公司 一种拥堵状态预测方法、装置、电子设备及存储介质
CN113360486A (zh) * 2021-05-28 2021-09-07 北京百度网讯科技有限公司 数据预测方法、装置、电子设备和介质
CN113360486B (zh) * 2021-05-28 2023-11-21 北京百度网讯科技有限公司 数据预测方法、装置、电子设备和介质
CN114926988A (zh) * 2022-07-22 2022-08-19 山东高速信息集团有限公司 一种路段拥堵疏导方法及设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP6528660B2 (ja) 2019-06-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4730165B2 (ja) 交通情報管理システム
AU2014208234B2 (en) Dynamic eta and sta transportation system
JP5374067B2 (ja) 交通状態シミュレーション装置及びプログラム
JP6528660B2 (ja) 渋滞予測方法
JP5424754B2 (ja) リンク旅行時間算出装置及びプログラム
JP5350703B2 (ja) 交通情報生成装置、コンピュータプログラム、及び交通情報の生成方法
EP1959414B1 (en) Method and apparatus for estimating a travel time of a travel route
CN102903233B (zh) 用于更新行驶时间估计的方法和设备
JP4506988B2 (ja) 自動更新システム、自動更新方法、及びプログラム
JP2007011558A (ja) 渋滞予測装置および方法
JP2014233989A5 (ja)
JP2014115877A (ja) 渋滞予測装置、渋滞予測システム、渋滞予測方法、及び、プログラム
JP6600823B2 (ja) 路側装置、サーバ装置、車載装置、隊列走行判定方法及び交通情報予測システム
JP2010020462A (ja) 渋滞判定装置、渋滞判定方法及びコンピュータプログラム
KR20160086784A (ko) 교통수단의 도착시간 예측 방법 및 장치
US9122987B2 (en) Method for predicting future travel time using geospatial inference
WO2013190916A1 (ja) 道路交通情報サーバおよび道路交通情報システム
JP6597132B2 (ja) 通知システム、方法およびプログラム
JP6056523B2 (ja) 旅行時間予測装置及び経路探索システム
JP2009181454A (ja) 交通情報処理装置、コンピュータプログラム及び交通情報処理方法
Caceres et al. Estimating freeway route travel time distributions with consideration to time‐of‐day, inclement weather, and traffic incidents
JP2010049391A (ja) 交通情報管理装置及び交通情報管理処理方法
JP7225303B2 (ja) 事故予報システム、および、事故予報方法
WO2017130428A1 (ja) 経路分析装置、経路分析方法、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2010044543A (ja) プローブデータ収集システム、プローブデータ収集方法、プログラムおよびプログラム記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181018

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181030

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190219

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190322

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190416

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190429

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6528660

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151