JP2017101599A - 過給機用の軸受装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】生産コストの上昇を抑制しつつ、フローティングメタルと回転軸との間に形成される油膜の均一度を向上させる。
【解決手段】過給機のコンプレッサに連結された回転軸を円筒状のフローティングメタル20によって回転自在に支持する軸受装置であって、フローティングメタル20には、外周面から内周面にわたって貫通する給油孔21が周方向に偶数個形成されており、偶数個の給油孔21のうち半分が外周面から内周面に向かって軸方向の一方側に傾斜し、残り半分が外周面から内周面に向かって軸方向の他方側に傾斜するように構成する。
【選択図】図3
【解決手段】過給機のコンプレッサに連結された回転軸を円筒状のフローティングメタル20によって回転自在に支持する軸受装置であって、フローティングメタル20には、外周面から内周面にわたって貫通する給油孔21が周方向に偶数個形成されており、偶数個の給油孔21のうち半分が外周面から内周面に向かって軸方向の一方側に傾斜し、残り半分が外周面から内周面に向かって軸方向の他方側に傾斜するように構成する。
【選択図】図3
Description
本発明は、過給機のコンプレッサに連結された回転軸を円筒状のフローティングメタルによって回転自在に支持する軸受装置に関する。
例えば特許文献1には、ターボチャージャの回転軸を回転自在に支持する軸受装置として、軸受ハウジングに収容された円筒状のフローティングメタルによって回転軸を支持する構成が開示されている。フローティングメタルには、外周面から内周面へと貫通する給油孔が、周方向に複数形成されている。そして、軸受ハウジングに形成された給油路からオイルが供給されると、給油孔を経由してフローティングメタルの内周面と回転軸の外周面との間にオイルが行き渡り、油膜が形成されることによって流体軸受として機能する。
特許文献1の軸受装置では、各給油孔が、フローティングメタルの軸方向における中心位置に形成されており、軸方向に直交する面に沿って真っ直ぐ延びている。つまり、軸方向における中心位置に関して、各給油孔は左右対称な形状となっている。このため、各給油孔から供給されたオイルが、軸方向において左右均等に広がり、フローティングメタルと回転軸との間に均一な油膜が形成可能となっている。
しかしながら、上述のように、給油孔が軸方向に直交する面(以下、「直交面」と称する)に沿って真っ直ぐ延びる設計とした場合、複数の給油孔のうち1つでも直交面から傾いていると、その傾いた給油孔の影響が相対的に大きくなり、軸方向における給油バランスが崩れやすい。その結果、油膜の均一度が低下することで油膜性能が悪化し、潤滑性や冷却性が低下したり、異音が発生するといった問題が生じるおそれがある。もちろん、給油孔の加工時における誤差管理を厳格化することでこのような問題は回避し得るが、そうすると、より精密な加工が可能な高価な工作機を用いる必要が生じたり、規格外となる製品が増えたりすることによって、生産コストの上昇を招来することとなる。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、生産コストの上昇を抑制しつつ、フローティングメタルと回転軸との間に形成される油膜の均一度を向上させることを目的とする。
本発明は、過給機のコンプレッサに連結された回転軸を円筒状のフローティングメタルによって回転自在に支持する軸受装置であって、前記フローティングメタルには、外周面から内周面にわたって貫通する給油孔が周方向に偶数個形成されており、前記偶数個の給油孔のうち半分が前記外周面から前記内周面に向かって軸方向の一方側に傾斜する第1給油孔であり、残り半分が前記外周面から前記内周面に向かって軸方向の他方側に傾斜する第2給油孔であることを特徴とする。
本発明では、円筒状のフローティングメタルの外周面から内周面に向かって軸方向の一方側に傾斜する第1給油孔と、外周面から内周面に向かって軸方向の他方側に傾斜する第2給油孔とが同数形成されるので、軸方向における給油バランスを左右均等にすることができ、油膜の均一度を向上させることができる。また、もともとすべての給油孔が軸方向に直交する面(直交面)に対して傾斜するように構成されているため、その傾斜角度に誤差が生じたとしても、その誤差の影響度合いは、直交面に沿って真っ直ぐに給油孔を形成すべき場合と比べて低くなる。つまり、給油孔を直交面に対して傾斜させる構成を採用することによって、製造時に許容できる誤差を緩和することができ、生産コストの上昇を抑制することができる。以上のように、本発明によれば、生産コストの上昇を抑制しつつ、フローティングメタルと回転軸との間に形成される油膜の均一度を向上させることが可能となる。
以下、本発明にかかる軸受装置をターボチャージャに適用した場合の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、本発明にかかる軸受装置はターボチャージャに限らず、エンジンからの出力によってコンプレッサが回転するスーパーチャージャや、電力によりコンプレッサが回転する電動スーパーチャージャ等の過給機に適用することも可能である。また、コンプレッサが遠心式あるいは軸流式のいずれの場合においても、本発明にかかる軸受装置は適用可能である。
図1は、本実施形態にかかるターボチャージャの構成を示す横断面図である。ターボチャージャ1は、エンジン(図示省略)からの排気で回転駆動するタービン11と、吸気を圧縮するコンプレッサ12と、タービン11とコンプレッサ12とを連結する回転軸13と、回転軸13を回転自在にラジアル方向において支持する軸受装置14と、これらの機械要素11〜14を収容するハウジング15とを有する。なお、図示は省略しているが、回転軸13をスラスト方向において支持するスラスト軸受やシール部材等も適宜設けられている。
ハウジング15は、タービン11を収容するタービンハウジング16と、コンプレッサ12を収容するコンプレッサハウジング17と、軸受装置14を収容する概ね円筒状の軸受ハウジング18とからなる。軸受ハウジング18は、ターボチャージャ1の中央部分に位置しており、その両側にタービンハウジング16およびコンプレッサハウジング17がそれぞれ取り付けられている。
軸受ハウジング18の上部には、軸受装置14にオイルを供給する給油路18aが形成されている。給油路18aの吐出口は、後述するフローティングメタル20に対向する位置、より詳細にはフローティングメタル20の軸方向における中央部に対向する位置に配置されている。また、軸受ハウジング18の下部には、軸受装置14に供給されたオイルを自重によって下方に排出するための排油路18bが形成されている。
タービンハウジング16には、タービン11の径方向外側に、エンジンからの排気をタービン11に供給するための環状の供給部16aが形成されるとともに、タービン11の軸方向外側に、タービン11の駆動に供した排気を排出するための円筒状の排出部16bが形成されている。また、コンプレッサハウジング17には、コンプレッサ12の軸方向外側に、吸気をコンプレッサ12に供給するための円筒状の供給部17aが形成されるとともに、コンプレッサ12の径方向外側に、コンプレッサ12により圧縮された吸気を排出するための環状の排出部17bが形成されている。
以上のように構成されたターボチャージャ1では、供給部16aから供給されるエンジンからの排気によってタービン11が回転させられると、この回転動作が回転軸13を介してコンプレッサ12に伝達され、コンプレッサ12が回転する。その結果、供給部17aからコンプレッサ12に吸気が取り込まれ、コンプレッサ12の回転によって吸気が圧縮される。コンプレッサ12で圧縮された吸気は、排出部17bに吐き出され、最終的にエンジンに供給される。
軸受装置14について説明する。軸受装置14は、回転軸13の両端部に配置された2つの円筒状のフローティングメタル20によって構成されており、フローティングメタル20の内部空間に挿入された回転軸13をラジアル方向において支持するラジアル軸受である。なお、2つのフローティングメタル20の構成は略同じであり、両方とも不図示の規制部材によって軸方向への移動が規制されている。
フローティングメタル20には、外周面から内周面にわたって貫通する給油孔21が周方向に複数形成されている。給油路18aから供給されたオイルは、軸受ハウジング18の内周面とフローティングメタル20の外周面との間の隙間に広がって油膜を形成するとともに、給油孔21を回転軸13に向かって流れ、フローティングメタル20の内周面と回転軸13の外周面との間の隙間に広がって油膜を形成する。
軸受ハウジング18の内周面とフローティングメタル20の外周面との間に油膜が形成されるとともに、フローティングメタル20の内周面と回転軸13の外周面との間に油膜が形成されることによって、回転軸13の回転中にフローティングメタル20が回転軸13と軸受ハウジング18との間でオイル中に浮いた状態となる。このため、軸受装置14によって回転軸13の振動が吸収されるとともに、軸受装置14の潤滑および冷却が効率よく行われる。
図2は、フローティングメタル20を軸方向から見たときの図であり、図3は、図2のIII−IIIにおける断面図であり、図4は、フローティングメタル20の外周面の展開図である。図2に示すように、複数の給油孔21(21a〜21f)は、周方向において60度の等間隔で配置されており、全部で6個設けられている。給油孔21の個数は6個に限定されないが、偶数個とする。
図3に示すように、給油孔21aは外周面から内周面に向かって軸方向の一方側に傾斜しており、給油孔21dは外周面から内周面に向かって軸方向の他方側に傾斜している。さらに、給油孔21c、21eも給油孔21aと同様に、外周面から内周面に向かって軸方向の一方側に傾斜しており、給油孔21b、21fも給油孔21dと同様に、外周面から内周面に向かって軸方向の他方側に傾斜している。
つまり、6個の給油孔21a〜21fのうち、半分の3個の給油孔21a、21c、21eが、外周面から内周面に向かって軸方向の一方側に傾斜するものとなっており、本発明の「第1給油孔」に相当する。一方、残り半分の3個の給油孔21b、21d、21fが、外周面から内周面に向かって軸方向の他方側に傾斜するものとなっており、本発明の「第2給油孔」に相当する。
本実施形態では、第1給油孔21a、21c、21eと第2給油孔21b、21d、21fとが、周方向において交互に形成されている。また、第1給油孔21a、21c、21eが軸方向に直交する面(直交面)に対して傾斜している傾斜角度と、第2給油孔21b、21d、21fが直交面に対して傾斜している傾斜角度とは、略同じとされている。
図4に示すように、第1給油孔21a、21c、21eの外周面側の開口22(以下、「外側開口22」と称する)は、フローティングメタル20の軸方向における中心位置Cから距離d1だけ一方側にずらして配置されている(外側開口22の中心が、中心位置Cから距離d1だけ一方側にずれている)。また、第2給油孔21b、21d、21fの外側開口22は、中心位置Cから距離d1だけ他方側にずらして配置されている(外側開口22の中心が、中心位置Cから距離d1だけ他方側にずれている)。
上述のように配置されることで、給油孔21a〜21fの外側開口22は、周方向に沿った千鳥配置となる。また、外側開口22が千鳥配置されていることに伴って、第1給油孔21a、21c、21eの内周面側の開口23(以下、「内側開口23」と称する)は、中心位置Cから距離d1よりも大きい距離d2だけ一方側にずれた位置となる(内側開口23の中心が、中心位置Cから距離d2だけ一方側にずれている)。また、第2給油孔21b、21d、21fの内側開口23は、中心位置Cから距離d2だけ他方側にずれた位置となる(内側開口23の中心が、中心位置Cから距離d2だけ他方側にずれている)。
なお、距離d1は、外側開口22の半径よりも小さい距離とされており、これによって、外側開口22は、フローティングメタル20の中心位置Cと重複する範囲に形成されていることになる。また、距離d2は、内側開口23の半径よりも大きい距離とされており、これによって、内側開口23は、フローティングメタル20の中心位置Cと重複しない範囲に形成されていることになる。
(効果)
本実施形態の軸受装置14では、円筒状のフローティングメタル20の外周面から内周面に向かって軸方向の一方側に傾斜する第1給油孔21a、21c、21eと、外周面から内周面に向かって軸方向の他方側に傾斜する第2給油孔21b、21d、21fとが同数形成されるので、軸方向における給油バランスを左右均等にすることができ、油膜の均一度を向上させることができる。また、もともとすべての給油孔21a〜21fが軸方向に直交する面(直交面)に対して傾斜するように構成されているため、その傾斜角度に誤差が生じたとしても、その誤差の影響度合いは、直交面に沿って真っ直ぐに給油孔21a〜21fを形成すべき場合と比べて低くなる。つまり、給油孔21a〜21fを直交面に対して傾斜させる構成を採用することによって、製造時に許容できる誤差を緩和することができ、生産コストの上昇を抑制することができる。以上のように、本実施形態の軸受装置14によれば、生産コストの上昇を抑制しつつ、フローティングメタル20と回転軸13との間に形成される油膜の均一度を向上させることが可能となる。
本実施形態の軸受装置14では、円筒状のフローティングメタル20の外周面から内周面に向かって軸方向の一方側に傾斜する第1給油孔21a、21c、21eと、外周面から内周面に向かって軸方向の他方側に傾斜する第2給油孔21b、21d、21fとが同数形成されるので、軸方向における給油バランスを左右均等にすることができ、油膜の均一度を向上させることができる。また、もともとすべての給油孔21a〜21fが軸方向に直交する面(直交面)に対して傾斜するように構成されているため、その傾斜角度に誤差が生じたとしても、その誤差の影響度合いは、直交面に沿って真っ直ぐに給油孔21a〜21fを形成すべき場合と比べて低くなる。つまり、給油孔21a〜21fを直交面に対して傾斜させる構成を採用することによって、製造時に許容できる誤差を緩和することができ、生産コストの上昇を抑制することができる。以上のように、本実施形態の軸受装置14によれば、生産コストの上昇を抑制しつつ、フローティングメタル20と回転軸13との間に形成される油膜の均一度を向上させることが可能となる。
また、本実施形態の軸受装置14では、第1給油孔21a、21c、21eと第2給油孔21b、21d、21fとが周方向において交互に形成されている。このため、軸方向における給油バランスだけでなく、周方向における給油バランスも向上させることができ、油膜の均一度をより向上させることが可能となる。
ところで、本実施形態のように、軸受ハウジング18に形成された給油路18aの吐出口が、フローティングメタル20の軸方向における中央部に対向している場合、給油孔21a〜21fの外側開口22を中心位置Cに配置すれば(外側開口22の中心が中心位置Cに一致するように配置すれば)、給油路18aからのオイルが給油孔21a〜21fに最も流入しやすくなる。しかしながら、外側開口22を中心位置Cに配置する場合には、製造時の誤差により外側開口22が中心位置Cからずれてしまった際に、その影響度合いが大きく、軸方向における給油バランスの崩れが大きくなりやすい。
そこで、本実施形態のように、給油孔21a〜21fの外側開口22が、周方向に沿って千鳥配置となるように、フローティングメタル20の軸方向における中心位置Cから交互にずらして配置することにより、外側開口22の位置に誤差が生じたとしても、その影響度合いを、外側開口22を中心位置Cに配置すべき場合よりも小さくすることができる。したがって、外側開口22の位置に関しても、製造時に許容できる誤差を緩和することが可能となる。
とは言え、給油孔21a〜21fを千鳥配置した結果、外側開口22が中心位置Cから大きく外れてしまい、給油路18aの吐出口と外側開口22とが対向しなくなると、給油孔21a〜21fにオイルが流入しにくくなるおそれがある。そこで、本実施形態のように、外側開口22を中心位置Cと重複する範囲に形成することによって、外側開口22の少なくとも一部を給油路18aの吐出口に確実に対向させることができ、許容誤差の緩和とオイルの供給性能とのバランスを好適に両立させることができる。
さらに、本実施形態では、外周面から内周面に向かって軸方向の一方側に傾斜する第1給油孔21a、21c、21eの外側開口22が中心位置Cよりも一方側に配置され、外周面から内周面に向かって軸方向の他方側に傾斜する第2給油孔21b、21d、21fの外側開口22が中心位置Cよりも他方側に配置されている。このため、第1給油孔21a、21c、21eの内側開口23は外側開口22よりもさらに一方側に配置され、第2給油孔21b、21d、21fの内側開口23は外側開口22よりもさらに他方側に配置されることになる。したがって、内側開口23の位置に関しても、製造時に許容できる誤差を緩和することが可能となる。
[他の実施形態]
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上記実施形態の要素を適宜組み合わせまたは種々の変更を加えることが可能である。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上記実施形態の要素を適宜組み合わせまたは種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、第1給油孔21a、21c、21eと第2給油孔21b、21d、21fとを周方向において交互に形成するものとしたが、必ずしもこのように構成しなくともよい。例えば、給油孔21a〜21cを外周面から内周面に向かって軸方向の一方側に傾斜する第1給油孔とし、給油孔21d〜21fを外周面から内周面に向かって軸方向の他方側に傾斜する第2給油孔とすることも可能である。
また、上記実施形態では、給油孔21a〜21fの外側開口22を周方向に沿って千鳥配置するものとしたが、千鳥配置することは必須ではない。例えば、すべての給油孔21a〜21fの外側開口22を中心位置Cに配置するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、給油孔21a〜21fの外側開口22が中心位置Cと重複する範囲に形成されているものとしたが、外側開口22を中心位置Cから完全に外れた範囲に形成することも可能である。
また、上記実施形態では、外周面から内周面に向かって軸方向の一方側に傾斜する第1給油孔21a、21c、21eの外側開口22が中心位置Cよりも一方側に配置され、外周面から内周面に向かって軸方向の他方側に傾斜する第2給油孔21b、21d、21fの外側開口22が中心位置Cよりも他方側に配置されているものとした。しかしながら、第1給油孔21a、21c、21eの外側開口22を中心位置Cよりも他方側に配置し、第2給油孔21b、21d、21fの外側開口22を中心位置Cよりも一方側に配置することも可能である。
1:ターボチャージャ(過給機)
12:コンプレッサ
13:回転軸
14:軸受装置
20:フローティングメタル
21:給油孔
21a、21c、21e:第1給油孔
21b、21d、21f:第2給油孔
22:外側開口(外周面側の開口)
23:内側開口(内周面側の開口)
C:中心位置
12:コンプレッサ
13:回転軸
14:軸受装置
20:フローティングメタル
21:給油孔
21a、21c、21e:第1給油孔
21b、21d、21f:第2給油孔
22:外側開口(外周面側の開口)
23:内側開口(内周面側の開口)
C:中心位置
Claims (5)
- 過給機のコンプレッサに連結された回転軸を円筒状のフローティングメタルによって回転自在に支持する軸受装置であって、
前記フローティングメタルには、外周面から内周面にわたって貫通する給油孔が周方向に偶数個形成されており、
前記偶数個の給油孔のうち半分が前記外周面から前記内周面に向かって軸方向の一方側に傾斜する第1給油孔であり、残り半分が前記外周面から前記内周面に向かって軸方向の他方側に傾斜する第2給油孔であることを特徴とする過給機用の軸受装置。 - 前記第1給油孔と前記第2給油孔とが周方向において交互に形成されている請求項1に記載の過給機用の軸受装置。
- 前記偶数個の給油孔の前記外周面側の開口が、周方向に沿って千鳥配置となるように、前記フローティングメタルの軸方向における中心位置から交互にずらして配置されている請求項2に記載の過給機用の軸受装置。
- 前記開口が、前記中心位置と重複する範囲に形成されている請求項3に記載の過給機用の軸受装置。
- 前記第1給油孔の前記開口が前記中心位置よりも前記一方側に配置され、前記第2給油孔の前記開口が前記中心位置よりも前記他方側に配置されている請求項3または4に記載の過給機用の軸受装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015235522A JP2017101599A (ja) | 2015-12-02 | 2015-12-02 | 過給機用の軸受装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publication Number | Publication Date |
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JP (1) | JP2017101599A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110608232A (zh) * | 2018-06-15 | 2019-12-24 | Sgo股份有限公司 | 制造具有嵌入式固体润滑剂插塞的无油轴承的方法 |
-
2015
- 2015-12-02 JP JP2015235522A patent/JP2017101599A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110608232A (zh) * | 2018-06-15 | 2019-12-24 | Sgo股份有限公司 | 制造具有嵌入式固体润滑剂插塞的无油轴承的方法 |
CN110608232B (zh) * | 2018-06-15 | 2020-12-18 | Sgo股份有限公司 | 制造具有嵌入式固体润滑剂插塞的无油轴承的方法 |
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