JP2017100713A - ヘリコプター積荷用フック - Google Patents
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Abstract
【課題】コンパクトな構成を有しつつも高い機械的安定性を有し、解放機構の磁気スイッチに作用する力やトルクを低減させたヘリコプター積荷用フックを提供する。
【解決手段】解放機構2は、磁気スイッチ20と回転可能なドラム21とを備え、磁気スイッチ20に作用する力やトルクがされている。これは、解放機構2は、ラッチピース回転軸Aを中心として旋回可能な少なくとも1つのラッチピース22と、旋回軸Wを中心としてピンと一体に旋回可能な力受け部23と、を備え、ピンは、ドラム21の係止ラグ210及びフック11のフックフォロアに作動連結可能であり、これにより、フック11とドラム21、又はより具体的には磁気スイッチ20との間接的な連結が実現され得るとともに、フック11と磁気スイッチ20との直接的な接触は排除され、フック11の閉鎖状態において、ピンは、フック11の旋回動作を不可能とする。
【選択図】図2
【解決手段】解放機構2は、磁気スイッチ20と回転可能なドラム21とを備え、磁気スイッチ20に作用する力やトルクがされている。これは、解放機構2は、ラッチピース回転軸Aを中心として旋回可能な少なくとも1つのラッチピース22と、旋回軸Wを中心としてピンと一体に旋回可能な力受け部23と、を備え、ピンは、ドラム21の係止ラグ210及びフック11のフックフォロアに作動連結可能であり、これにより、フック11とドラム21、又はより具体的には磁気スイッチ20との間接的な連結が実現され得るとともに、フック11と磁気スイッチ20との直接的な接触は排除され、フック11の閉鎖状態において、ピンは、フック11の旋回動作を不可能とする。
【選択図】図2
Description
本発明は、制御可能な認定とフック回転軸を中心とするフックの旋回動作の解放を目的としてハウジング内の固定位置に装着可能な解放機構を備えたヘリコプター積荷用フックであって、解放機構は、磁気スイッチと回転可能なドラムと、を備えているヘリコプター積荷用フックに関する。
ヘリコプターを貨物運搬飛行物としても利用できるように、ヘリコプターのキャビン構造物の底面に取付け可能な公知技術によるヘリコプター積荷用フックが知られている。一般的に、このようなヘリコプター積荷用フックは、遠隔制御可能な種々の駆動部を有するようにして得ることができる。
US3575459号は、ハウジングを有するヘリコプター積荷用フックについて記載している。本件では、作動機構によってヘリコプター積荷用フックの旋回可能動作及び自動解放が可能とされており、これによりヘリコプター積荷用フックの開放のための人員は必要ない。旋回可能なフックは、ヘリコプター積荷用フックのハウジングに配設されており、このフックは偏心して配設された解放機構と協働する。
フックを閉鎖状態(位置)に保持可能とするために、フックを閉鎖位置に強制的に位置させるバネ又は釣合錘が設けられる。ハウジングから突出しているフックの先端は、旋回可能な安全ラッチと協働する。フックが意図せず積荷を解放することがないように、安全ラッチもバネを用いてフックに押圧されている。
バネによりクランプされた態様で保持された複数の戻り止めアームが使用されている。これらの戻り止めアームは、フックの開放を実現可能とするように、戻り止めプレートと協働する。別の回転軸を中心として旋回可能なマルチパート・トリガ機構が必要である。トリガ機構はソレノイドとも称される磁気スイッチを備え、この磁気スイッチによりトリガ機構と解放機構は、駆動レバー及びトリガアームの作動によって電磁的にトリガされる。トリガ機構は、戻り止めプレートの対応する手段と協働可能な手段を有している。
全体として、ヘリコプター積荷用フック及び特に解放機構は多数の部品を有している。多くのバネや繊細に構成されたレバー及びアームを使用することにより、解放機構は複雑で且つそれほど頑丈でないという結果となる。解放機構は電気的に作動可能であるが、その設計を理由として動作は安定しない。US3575459号の更なる実施形態において、上述のヘリコプター積荷用フックのうちの2つが、実際にそれぞれ解放機構と組み合わされている。しかしながら、このような構成もまた使用されている部品を理由としてそれほど機械的に頑丈ではないと思われる。したがって、より複雑なメンテナンス作業や制御が必要であり、更に多数の部品のために製造が複雑である。更に、パイロットがコックピットからヘリコプター積荷用フックの現在の状態を認めることを許容する手段が全く設けられていない。
別のヘリコプター積荷用フックが、US2006175851号に記載されている。フックは回転可能にハウジングに装着されている。解放機構によって、フックは閉鎖位置から開放位置に移行可能とされている。本例では、ソレノイド形状の磁気スイッチが解放機構の2つのアームに直接的に作用する。フックから磁気スイッチに直接及ぼされる力は不利であり、深刻な摩耗を招く。したがって、ヘリコプター積荷用フック及び解放機構の広範囲に及ぶ定期的なメンテナス作業が必要である。実際には、US2006175851号のヘリコプター積荷用フックは電子機器を介してLEDを制御するセンサを有している。したがって、地上職員はLEDによりフックがその正しい閉鎖状態にあるか否かを知ることができる。しかしながら、パイロットが、ヘリコプターのコックピットからヘリコプター積荷用フックの閉鎖状態を視認することはできない。
本発明は、解放機構を有するヘリコプター積荷用フックであって、ヘリコプター積荷用フックと解放機構のそれぞれが少ない点数の部品によるコンパクトな構成を有しつつも高い機械的安定性を有するとともに、磁気スイッチに作用する力やトルクを低減させたヘリコプター積荷用フックを設計することを課題とする。摩耗が最小限となることにより、必要なメンテナンス作業の間隔を長くすることができる。
当該課題は、請求項1に記載の特徴を有するヘリコプター積荷用フックの解放機構により達成される。
また、パイロットは、ヘリコプター積荷用フックのフック閉鎖状態及び開放状態を、ヘリコプターのコックピットから容易に理解できる機会を与えられる。
本発明の主題である実施形態の好適な例を、添付図面を参照しつつ以下に述べる。
ヘリコプター積荷用フック1は、ハウジング10を備えている。本実施形態において、ハウジング10は2つの部品から実現されており、少なくとも1つのハウジング・アイ100を有して、ヘリコプターのキャビン構造部に直接的に又は間接的に取付け可能とされている。ハウジング10の端部であってハウジング・アイ100から離間した端部には、固定安全ラッチ12により閉鎖位置に保持されるとともに動作可能に連結される旋回可能なフック11が配置されている。フック11には、吊り下げ積荷用ケーブル3によって積荷が取り付けられる。本図において、キャビン構造部や積荷は示されていない。
ヘリコプター積荷用フック1の中央において、ハウジング10の内部に解放機構2が配置されている。解放機構2は、フック11の位置を決定する。すなわち、解放機構2は、フック11を閉鎖位置に固定するとともに、これを制御された態様で解放することができる。解放機構2により移動可能とされる少なくとも1つの表示フラグ212により、ヘリコプター積荷用フック1のフック11の現在位置(状態)が表示され、これにより、この現在位置を、ヘリコプターのパイロットがコックピットから認めることができる。ハウジング10において、又はより具体的にはハウジングの一部において、表示開口101が切り欠かれており、表示フラグ212は表示開口を通過して可動であるとともに、これを通過して表示フラグはハウジング10から突出する。
ヘリコプター積荷用フック1、すなわち解放機構2は、図示しない制御電子機器によって作動可能とされている。制御電子機器は、少なくとも1つの電気端子13を介して解放機構2に連結されている。しかしながら、開放機構2を作動させる他の手段も選択的に可能である。例えば、開放機構は、機械的に又は油圧的に開放され得る。これらを組み合わせることも想定可能である。しかしながら、以下においては電気手段のみによる作動について説明する。
フック11は、凹部1100を有するフック先端部110を有している。フック11の閉鎖状態において、安全ラッチ12の一部が凹部1100に収容され、これにより、フック11が意図せず開放してしまうことが更に防止されている。
図2はハウジング10を示しているが、ハウジングの半部は除かれている。ハウジングの各半部は以下に記載の部品を収容し、閉鎖ハウジング10を形成するように接続部102によって連結可能とされている。ハウジング10はメンテナンスを目的として開放する必要があるため、ハウジングの半部同士の螺合連結、つまり取り外し可能な連結を選択的に示す。
解放機構2は、破線による円で強調されるように、ハウジング10の中央において、少なくとも1つのハウジング・アイ100と可動フック11との間に配設されている。解放機構2は、少なくとも1つの磁気スイッチ20と、ドラム21と、ラッチピース22と、力受け部23と、を備えている。
磁気スイッチは、内部で磁場が発生され得るソレノイドの形状に設計されて、制御電子機器により制御される。したがって、磁気スイッチ20は、電磁駆動部によって、磁気スイッチの回転軸Dを中心としてドラム21を回転させ得る。係止ラグ210と表示フラグ212が、ドラム21に配設されている、又は形成されている。作動時に、これらはドラム21と共に回転可能である。
力受け部23は旋回軸Wを中心として回転可能であり、ラッチピース22はラッチピース回転軸Aを中心として回転可能であり、フック11はフック回転軸Hを中心として回転可能である。軸W、A及びHは互いに平行に整列しているとともに、フック11が移動する平面に略直交している。
図3に力受け部23を詳細に示す。旋回軸Wを有するシャフト230及びピン234が、2つの連結プレート233によって一体に保持されている。少なくとも1つの緩衝ストッパ231及び少なくとも1つのバネ232が、シャフト230に配設されている。バネ保持部2330が連結プレート233に形成されており、このバネ保持部においてバネ232は力受け部23に予め負荷を加えられた状態で取り付けられ得る。ラッチピース22は、連結プレート233のラッチピース保持部2331に取り付けられ得る。
ピン234は、中央軸を中心として回転可能な複数のニードル軸受235を有している。破線の矢印にて示すように、力受け部23は、旋回軸Wを中心として旋回可能である。ハウジング10の内部において、ピン234の位置を変更することができる。
図4に示すように、力受け部23及びフック11は、動作連結可能である。より良い理解を目的として、力受け部23を見ることができるように、図4から一方の連結プレート233は除いてある。フック先端部110から離間した側に、フック11は、フックフォロア111を有している。フックフォロア111は、ピン234、より具体的には少なくとも1つのニードル軸受235及びラッチピース22と協働するように装着可能とされている。フック11の側面視において、フックフォロア111の反対側には、凹ストッパ112が配設されている。フック回転軸Hを中心とするフック11の旋回は、凹ストッパ112が緩衝ストッパ231に接触するまで一方向において行われる。
ラッチピース22は、力受け部23の連結プレート233同士の間に配設されて、ドラム保持突起220と、その反対側に配設されたフォロア突起221と、を備えている。ラッチピース22は、ラッチピースバネ222によって予め負荷を加えられており、ラッチピース回転軸Aを中心として回転可能であるように装着されている。ここで、ラッチピースバネ222に予め加えられている負荷は、例えば反時計方向のものであり、ラッチピース22は、解放されると図4において反時計方向に回転しようとする。
従来技術に比較して、本発明のヘリコプター積荷用フック1は、機械的により頑丈に構成されている。なぜならば、閉鎖状態において、フック11から解放機構2の磁気スイッチ20に作用する力やトルクが殆どないからである。これは図5から明瞭となる。フック10は閉鎖位置に配置されており、ピン234とこれに配置されたニードル軸受235によって時計方向に回転移動することが阻止されている。したがって、フック11と安全ラッチ12は、積荷用ケーブル3を包囲している。フックフォロア111はピン234を押圧している。ピン234は、ドラム21の係止ラグ210によって所定位置に保持されている。力受け部23は旋回軸Wを中心として旋回することしかできないため、あらゆる移動動作が排除される。力受け部23の直線移動は、ハウジング10及びフック11によって阻止されている。フック11からドラム21に、ひいては磁気スイッチ20に直接作用するトルクは全くない。ピン234が係止ラグ210をヘリコプター積荷用フック1の閉鎖位置に単に押圧するだけで、フック11は係止されている。ドラム21は、その外周にノッチ211を有している。ノッチ211は、ラッチピース22と、又はより具体的にはラッチピース22のドラム突起220と協働する。
力受け部23やラッチピース22及びフック11の関連する配置の特定の構成により、磁気スイッチ20に直接的に導入される力は殆どない。このような設計により、摩耗の少ないヘリコプター積荷用フック1が実現され、これにより、動作の信頼性が増大する。閉鎖状態は、表示フラグ212によって表示される。表示フラグ212は、好適には、視覚的に簡単に把握されるように構成される。例えば、支持フラグ212は信号色を有し、数メータの距離から認められるように十分に大きくされている。
以下に、図6a)乃至6c)を参照してヘリコプター積荷用フック1の開放動作を説明する。図6a)に示す閉鎖状態において、フック11がその回転軸Hを中心として回転することはできない。なぜならば、フックフォロア111がピン234に対抗配置されているからである。力受け部23の全体、したがってピン234は、旋回軸Wを中心として旋回することはできない。これは、係止ラグ210がピン234を押圧しているからである。このため、フック11はその閉鎖位置にあり続け安全ラッチ12に接触し続ける。
磁気スイッチ20に電圧が印加されると、ソレノイドを流れる電流が磁場の構築を促し、これにより磁気スイッチ20の(ここでは反時計方向の)回転が引き起こされる。磁気スイッチ20に伴って、ドラムが係止ラグ210と共に回転する。
ラッチピースバネ222によって予め負荷を加えられていたラッチピース22が(ここでは反時計方向に)回転し、これによりドラム保持突起220がドラム21の切欠211係合してドラム21を所定位置に固定する。ラッチピース22は、ドラム21が逆回転することを阻止する。係止ラグ210は、もはやピン234が(ここでは上方に)移動することを阻止していないため、力受け部23全体が旋回軸Wを中心として(ここでは上方に)旋回することが可能となり、フック11のフック回転軸Hを中心とする旋回動作が可能となる。同時に、フックフォロア111はピン234、又はより具体的にはニードル軸受235を通過して(ここでは時計方向下方に)旋回する。これらの移動は破線の矢印にて示されている。このようにして、フック21は、固定された安全ラッチ12から旋回する。
フック11の凹ストッパ112が緩衝ストッパ231に接触すると、フック11の最大旋回経路が遂行される。こうしてヘリコプター積荷用フック1の開放状態が実現し、積荷用ケーブル3を、フック11と安全ラッチ12との間を通して吊り下げることができる。この開放状態は、磁気スイッチ20に電圧を印加せずに維持される。磁気スイッチ20に力やトルクが伝達されることは全くない。
開放位置から閉鎖位置への経路を図7を参照して説明する。図7において、積荷用ケーブル3は吊り下げられず、フック11は空の状態で閉鎖される。
フック11を、フックフォロア111がピン234に、又はより具体的にはニードル軸受235に接触するまで、フック回転軸Hを中心として反時計方向に手動で旋回させる。同時に、フックフォロア111がピン234をドラム21側へ押圧する。したがって、力受け部23が旋回軸Wを中心としてドラム21側の方向に旋回する。ドラム21の係止ラグ210がピン234を解放しているため、力受け部23はドラム21及びフック11に対してハウジング10内で旋回することができる。
フックフォロアが旋回してピン234を通過するとすぐにピン234はドラム21から離間するように移動する。力受け部23は、旋回軸Wを中心としてドラム21から離間するように旋回する。
図7c)から理解されるように、フックフォロア111が旋回してピン234を通過した後、フックフォロア111はラッチピース22に接触する。より正確に述べると、フックフォロア111は、ラッチピース22のフォロア突起221に接触し、ラッチピースはドラム21の切欠211を脱出するように旋回する。次いで、破線の矢印で示すように、ドラム21はその初期位置へと回転する。フック11はその閉鎖位置へと旋回し、フックフォロア111はピン234により固定され、これによりフックは旋回開放しないように固定される。係止ラグ210は、ピン234の、ひいては力受け部23のあらゆる移動を阻止する。表示フラグ212は、フック11の閉鎖状態を表示する。
他の選択肢として、少なくとも1つのハウジング・アイ100に、吊り下げられている積荷の重量を測定可能な計量システムを取り付けてもよい。
好適な実施形態において、制御電子機器により電気的に操作され得る2つの磁気スイッチ20を、それぞれドラム21とともにハウジング10に組み込む。両磁気スイッチ20は、フック11を、制御された態様で、力受け部23及びラッチピース22によって開放することができる。このような手段により、万一磁気スイッチ20のいずれかが故障した場合でも安全機構が存在することとなる。種々の変形例において、電気端子13をハウジング10内に内蔵させてもよい。解放機構2の、又はより具体的には力受け部23とラッチピース22の構成により、1つ以上の磁気スイッチ20を1つ以上のドラムと共にハウジング10内に装着し、フック11の作動を目的として使用することができる。
当然のことであるが、例えば、機械的又は油圧的トリガ機構を生じさせる、又はより具体的にはドラム21の回転を生じさせる追加の駆動部を使用してもよい。
1 ヘリコプタ積荷用フック
10 (2つの部品からなる)ハウジング
100 ハウジング・アイ
101 表示開口
102 接続手段
11 フック
110 フック先端部
1100 凹部
111 フックフォロア
112 凹ストッパ
H フック回転軸
12 (剛性で固定された)安全ラッチ
13 電気端子
2 解放機構
20 磁気スイッチ
D 磁気スイッチ回転軸
21 ドラム
210 係止ラグ
211 ノッチ
212 表示フラグ
22 ラッチピース
220 ドラム保持突起
221 フォロア突起
222 ラッチピースバネ
A ラッチピース回転軸
23 力受け部
230 シャフト
W 旋回軸
231 緩衝ストッパ
232 (フックを開放位置に押圧する少なくとも1つの)バネ
233 連結プレート
2330 連結プレートのバネ保持部
2331 連結プレートのラッチピース保持部
234 ピン
235 (係止ラグ210を回転可能とする)ニードル軸受
3 積荷ケーブル
10 (2つの部品からなる)ハウジング
100 ハウジング・アイ
101 表示開口
102 接続手段
11 フック
110 フック先端部
1100 凹部
111 フックフォロア
112 凹ストッパ
H フック回転軸
12 (剛性で固定された)安全ラッチ
13 電気端子
2 解放機構
20 磁気スイッチ
D 磁気スイッチ回転軸
21 ドラム
210 係止ラグ
211 ノッチ
212 表示フラグ
22 ラッチピース
220 ドラム保持突起
221 フォロア突起
222 ラッチピースバネ
A ラッチピース回転軸
23 力受け部
230 シャフト
W 旋回軸
231 緩衝ストッパ
232 (フックを開放位置に押圧する少なくとも1つの)バネ
233 連結プレート
2330 連結プレートのバネ保持部
2331 連結プレートのラッチピース保持部
234 ピン
235 (係止ラグ210を回転可能とする)ニードル軸受
3 積荷ケーブル
Claims (12)
- 制御可能な認定とフック回転軸(H)を中心とするフック(11)の旋回動作による解放とを目的としてハウジング(10)内の固定位置に装着可能な解放機構(2)であって、磁気スイッチ(20)と回転可能なドラム(21)とを備えている解放機構(2)を備えたヘリコプター積荷用フック(1)において、
前記解放機構(2)は、ラッチピース回転軸(A)を中心として旋回可能な少なくとも1つのラッチピース(22)と、旋回軸(W)を中心としてピン(234)と一体に旋回可能な力受け部(23)と、を備え、
前記ピン(234)は、前記ドラム(21)の係止ラグ(210)及び前記フック(11)のフックフォロア(111)に作動連結可能であり、これにより、前記フック(11)と前記ドラム(21)、又はより具体的には前記磁気スイッチ(20)との間接的な連結が実現され得るとともに、前記フック(11)と前記磁気スイッチ(20)との直接的な接触は排除され、
前記フック(11)の閉鎖状態において、前記ピン(234)は、前記フック(11)の旋回動作を不可能とする、
ことを特徴とする、ヘリコプター積荷用フック(1)。 - 前記力受け部(23)は、前記旋回軸(W)が貫通するシャフト(230)を備え、
前記シャフト(230)は、前記ピン(234)とともに、少なくとも1つの連結プレート(233)によって保持されている、
請求項1に記載のヘリコプター積荷用フック(1)。 - ラッチピースバネ(222)を有するラッチピース(22)は、予め負荷を加えられた状態で前記力受け部(23)の連結プレート(233)に装着されるとともに、ラッチピース回転軸(A)を中心として旋回するため、前記ドラム(21)に設けられた切欠(211)作動連結可能である、
請求項1及び2の一項に記載のヘリコプター積荷用フック(1)。 - 前記力受け部(23)は、前記フック(11)に対して、前記フック(11)を開放位置に押圧する少なくとも1つのバネ(232)によって予め負荷を加えられている、
請求項1乃至3の一項に記載のヘリコプター積荷用フック(1)。 - 前記力受け部(23)の前記バネ(232)は、少なくとも1つの連結プレート(233)において少なくとも1つのバネ保持部(2330)に、予め負荷を加えた状態で保持されている、
請求項2及び4に記載のヘリコプター積荷用フック(1)。 - 凹ストッパ(112)が前記フック(11)に設けられ、
前記ストッパ(112)は、前記フック(11)の開放状態において、前記シャフト(230)の緩衝ストッパ(231)に当接する、
請求項2乃至5の一項に記載のヘリコプター積荷用フック(1)。 - 前記フックフォロア(111)の前記ピン(234)に対する回動摩擦を低減させることを目的として、少なくとも1つのニードル軸受(235)が前記ピン(234)に配設されている、
請求項1乃至6の一項に記載のヘリコプター積荷用フック(1)。 - 少なくとも1つの表示フラグ(212)が前記ドラム(21)に形成されている、又は取り付けられており、
前記表示フラグは、前記ハウジング(10)の表示開口(101)を通過可能であるとともに、前記ハウジングから突出して視認可能である、
請求項1乃至7の一項に記載のヘリコプター積荷用フック(1)。 - 前記少なくとも1つの磁気スイッチ(20)は電磁的に操作可能であり、
制御信号が、少なくとも1つの電気端子(13)を介して前記少なくとも1つの磁気スイッチ(20)に伝達可能である、
請求項1乃至8の一項に記載のヘリコプター積荷用フック(1)。 - 第2磁気スイッチ(20’)と第2ドラム(21’)とが前記ハウジング(10)に配設されて、前記力受け部(23)及び前記ラッチピース(22)と協働する、
請求項1乃至9の一項に記載のヘリコプター積荷用フック(1)。 - フック先端部(110)が、前記ハウジング(10)の固定位置に配設された安全ラッチ(12)と作動連結可能であり、
前記フック先端部(110)は、前記フックフォロア(111)の反対側において前記フック(11)に配設されている、
請求項1乃至10の一項に記載のヘリコプター積荷用フック(1)。 - 前記表示フラグ(212)は、前記ハウジング(10)から突出し、且つ信号の色によってパイロットが前記表示フラグ(212)をコックピットから認め得るように寸法及び色が設計されている、
請求項8乃至11の一項に記載のヘリコプター積荷用フック(1)。
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