JP2017100478A - 車両用取付部品 - Google Patents
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Abstract
【課題】衝撃吸収機能を有する車両用取付部品において、要求される反力特性を容易に実現可能とする。
【解決手段】衝撃吸収部5は、少なくとも一部分領域が車両用取付部品のベース部に対して空間Kを空けて配設されるブラケット5aと、空間Kに配設されると共に、ブラケット5aが空間Kを潰すように変形する場合の変形量に対する反力特性の調整を行うリブ5bとを備える。
【選択図】図3
【解決手段】衝撃吸収部5は、少なくとも一部分領域が車両用取付部品のベース部に対して空間Kを空けて配設されるブラケット5aと、空間Kに配設されると共に、ブラケット5aが空間Kを潰すように変形する場合の変形量に対する反力特性の調整を行うリブ5bとを備える。
【選択図】図3
Description
本発明は、車両用取付部品に関するものである。
車両に対しては、グリル等の多くの車両用取付部品が設置されている。このような車両用取付部品には、万が一の事故の際に歩行者等を保護するため、衝撃吸収機能が要求される場合がある。例えば、近年のグリルはデザイン面等から大型化しており、車両前面の多くを占めている。特許文献1では、このようなグリルに対して衝撃吸収機能を付与するため、フロントグリルと共に後退する荷重伝達部材を備える構造が開示されている。
ところで、車両用取付部品は、グリルだけを考慮しても、多種多様なものが用いられている。このため、車両用取付部品の形状や設置箇所に応じて、要求される衝撃時の特性が異なる。この衝撃時の特性は、予め実験やシミュレーションによって求められる。しかしながら、従来の衝撃吸収部は、単一の部品からなる荷重伝達部材のみで構成されており、求められた衝撃時の特性が実現されるように、衝撃吸収部の形状等が定める作業には困難が伴う。
例えば、衝撃時の特性の1つとして、衝突時に歩行者等に対して車両用取付部品から作用する反力を示す反力特性が挙げられる。ところが、例えば特許文献1に示すように、単一部材からなる荷重伝達部材を衝撃吸収部とした場合は、荷重伝達部材の形状を、荷重の伝達機能を維持しつつ、反力特性の要求に合わせることが難しい場合がある。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、衝撃吸収機能を有する車両用取付部品において、要求される反力特性を容易に実現可能とすることを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するための手段として、以下の構成を採用する。
第1の発明は、車体フレームを有する車両の外側面に露出して設置されると共に上記車体フレームに対向配置される衝撃吸収部を有する車両用取付部品であって、上記衝撃吸収部は、少なくとも一部分領域が車両用取付部品のベース部に対して空間を空けて配設されるブラケットと、上記空間に配設されると共に、上記ブラケットが上記空間を潰すように変形する場合の変形量に対する反力特性の調整を行う反力調整部とを備えるという構成を採用する。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記反力調整部が、上記ブラケットの上記一部分領域と上記ベース部との離間方向に延在するリブであるという構成を採用する。
第3の発明は、上記第2の発明において、上記リブが、上記ブラケットの上記一部分領域に対して離間して配置されているという構成を採用する。
第4の発明は、上記第2または第3の発明において、上記ブラケットの上記一部分領域に向けられた上記リブの先端部の表面が曲面形状とされているという構成を採用する。
第5の発明は、上記第2〜第4いずれかの発明において、上記リブが、上記ブラケットの上記一部分領域と上記ベース部との離間方向にて、厚みが変化しているという構成を採用する。
第6の発明は、上記第1〜第5いずれかの発明において、上記反力調整部が、ハニカム構造体であるという構成を採用する。
本発明によれば、衝撃吸収部が、衝突時にベース部との間の空間を潰すように変形するブラケットと、ブラケットとベース部との間の空間に配置される反力調整部とを備えている。つまり、本発明によれば、衝撃吸収部が、ブラケットと別体の反力調整部を備えている。このため、反力調整部の形状等を調整することにより、ブラケットの形状に影響を与えることなく、衝撃吸収部の反力特性を変更することができる。したがって、本発明によれば、衝撃吸収機能を有する車両用取付部品において、要求される反力特性を容易に実現することができる。
以下、図面を参照して、本発明に係る車両用取付部品の一実施形態について説明する。なお、本実施形態においては、本発明の車両用取付部品をフロントグリルに適用した例について説明する。また、以下の図面においては、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態のフロントグリル1の概略構成を正面側から見た状態を示す斜視図である。また、図2は、本実施形態のフロントグリル1の概略構成を背面側から見た状態を示す斜視図である。本実施形態のフロントグリル1は、車両の前面側(外面側)に露出するように設置される樹脂製の外装部品であり、図1に示すように、フレーム2(ベース部)と、網状部3とを備える。また、図2に示すように、本実施形態のフロントグリル1は、車体取付部4と、衝撃吸収部5とを備えている。
図1は、本実施形態のフロントグリル1の概略構成を正面側から見た状態を示す斜視図である。また、図2は、本実施形態のフロントグリル1の概略構成を背面側から見た状態を示す斜視図である。本実施形態のフロントグリル1は、車両の前面側(外面側)に露出するように設置される樹脂製の外装部品であり、図1に示すように、フレーム2(ベース部)と、網状部3とを備える。また、図2に示すように、本実施形態のフロントグリル1は、車体取付部4と、衝撃吸収部5とを備えている。
フレーム2は、網状部3を囲うように設けられた略矩形状の環状部であり、網状部3、車体取付部4及び衝撃吸収部5を支持するベース部として機能する。このようなフレーム2は、車体取付部4を介して車体フレームの一部に固定され、内周部に網状部3が固定されている。
網状部3は、フレーム2に囲まれた領域に形成されており、フロントグリル1よりも車両の内側に異物が侵入することを抑止しつつ外気を取り込み可能としている。なお、網状部3の形状はあくまでも一例である。網状部3は、車両の外観印象への寄与が大きな部分であり、車両の種類ごとに様々な形状が採用される。また、網状以外の形状の部材をフレーム2の内側に配置する場合もある。
車体取付部4は、フレーム2の背面側に設けられており、車体フレーム等に対して嵌合される。なお、フロントグリル1の車体フレームへの取付機構は特に限定されるものではない。
衝撃吸収部5は、図2に示すように、フレーム2の背面側に複数設けられている。本実施形態においては、フレーム2の上部に3つ、フレーム2の下部に3つで、合計6つの衝撃吸収部5が設置されている。なお、衝撃吸収部5の数及び配置は、任意に変更可能である。図3は、衝撃吸収部5の平面図である。この図に示すように、各々の衝撃吸収部5は、ブラケット5aと、リブ5bとを有している。
ブラケット5aは、途中部位が湾曲された帯状の部位である。このブラケット5aは、不図示のネジ等によりフレーム2に締結される2つの端部領域5a1と、これらの端部領域5a1の間に配置される中央領域5a2(一部分領域)とを有している。図3に示すように、ブラケット5aの中央領域5a2は、フレーム2の背面に対して一定距離隙間を空けて配置されている。
このように途中部位が湾曲され、端部領域5a1がフレーム2の背面に固定され、中央領域5a2がフレーム2の背面から離間したブラケット5aがフレーム2に取り付けられることにより、ブラケット5aとフレーム2とによって囲まれた空間Kが形成される。つまり、ブラケット5aは、一部分領域である中央領域5a2がベース部として機能するフレーム2に対して空間Kを空けて配設されている。
このように配設されたブラケット5aは、フロントグリル1が車体に取り付けられた場合には、中央領域5a2のフレーム2と反対側を向く面の少なくとも一部が車体フレームFに対して当接される。なお、ブラケット5aは、フロントグリル1が車体に取り付けられた場合に、必ずしも中央領域5a2が車体フレームFに当接されなくても良い。例えば、なお、ブラケット5aは、歩行者等が衝突したときに車体フレームFに当接されるように、車体フレームFと隙間を空けて対向配置されるようにしても良い。
このようなブラケット5aは、フロントグリル1に歩行者等が衝突した場合には、フロントグリル1の正面側から背面側に向けてかかる荷重により、空間Kを減少させるように潰れる。つまり、ブラケット5aの中央領域5a2がフレーム2に近づく。このようにブラケット5aが前方から受ける荷重をフレーム2に伝達しつつ潰れるように変形することによって、歩行者等が衝突したことによる衝撃が吸収される。
リブ5bは、平面視において前後方向(フレーム2とブラケット5aの中央領域5a2との離間方向)に延在する板状の部位であり、表裏面が水平方向に向けられている。このリブ5bは、一端5b1側がブラケット5aの中央領域5a2に一体的に接続されることによりブラケット5aに支持されている。また、リブ5bの平面視における長さは、空間Kの同方向の長さと同一に設定されている。つまり、リブ5bの平面視における長さは、フレーム2からブラケット5aの中央領域5a2までの距離と一致されている。このようなリブ5bは、ブラケット5aとフレーム2に囲まれた空間Kに配設され、他端5b2がフレーム2に当接されている。
このようなリブ5bの厚さは、ブラケット5aが潰れるように変形するときに、衝撃吸収部5から衝突した歩行者等に伝える反力に基づいて設定されている。フロントグリル1に衝突した歩行者等へのダメージを低減させるためには、衝突した歩行者等をフロントグリル1で一定の力で支える必要がある。このため、フロントグリル1側から適した反力を歩行者等側へ伝える必要がある。このような反力は、予め実験やシミュレーションで求められる。
図4は、本実施形態の衝撃吸収部5に求められる反力特性を示すグラフである。なお、ここで言う反力特性とは、歩行者等がフロントグリル1に衝突した場合におけるブラケット5aの変形量(中央領域5a2とフレーム2との離間方向における潰れ量)に対する反力の強さを示す特性である。図4においては、横軸がブラケット5aの変形量を示し、縦軸が反力の大きさを示している。
図4に示すように、本実施形態におけるリブ5bは、歩行者等が衝突した場合に、ブラケット5aの変形量に対して反力が正比例する反力特性が求められている。このため、リブ5bは、ブラケット5aよりも厚くかつフレーム2と中央領域5a2との離間方向における厚みが均一とされている。
このような衝撃吸収部5によれば、歩行者等の衝突時にブラケット5aが潰れかつ衝撃力が車体フレームFに伝達されることにより衝撃が吸収される。さらに、リブ5bがブラケット5aの変形に対する抵抗となり、衝撃吸収部5から歩行者等に向かう反力を生じさせる。またリブ5bが、ブラケット5aよりも厚くかつフレーム2と中央領域5a2との離間方向における厚みが均一とされているため、リブ5bが延在方向に圧縮されることによりリブ5bの復元力が高まる。したがって、衝撃吸収部5(すなわちフロントグリル1)から歩行者等に伝わる反力は、ブラケット5aの変形量が大きくなるに連れて、大きくなる。
このような本実施形態のフロントグリル1によれば、リブ5bにより、歩行者等の衝突時に衝撃吸収部5から歩行者等に伝達される反力が規定される。このような反力は、リブ5bの形状等により変化する。したがって、リブ5bの形状等により衝撃吸収部5の反力特性を調整することができる。
以上のように本実施形態のフロントグリル1によれば、衝撃吸収部5が、衝突時にフレーム2との間の空間Kを潰すように変形するブラケット5aと、ブラケット5aとフレーム2との間の空間Kに配置される反力調整部としてのリブ5bとを備えている。つまり、本実施形態のフロントグリル1によれば、衝撃吸収部5が、ブラケット5aと別体の反力調整用のリブ5bを備えている。このため、リブ5bの形状等を調整することにより、ブラケット5aの形状に影響を与えることなく、衝撃吸収部5の反力特性を変更することができる。したがって、本実施形態のフロントグリル1によれば、衝撃吸収機能を有するフロントグリル1において、要求される反力特性を容易に実現することができる。
また、上記実施形態においては、反力調整部として機能する部位としてリブ5bを備えている。リブ5bは簡素な形状であることから、衝撃吸収部5の形状を複雑化することなく、衝撃吸収部5の反力特性を調整することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について、図5及び図6を参照して説明する。なお、本実施形態の説明において、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
次に、本発明の第2実施形態について、図5及び図6を参照して説明する。なお、本実施形態の説明において、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
図5は、本実施形態の衝撃吸収部5Aに求められる反力特性を示すグラフである。この図に示すように、本実施形態の衝撃吸収部5Aには、ブラケット5aの変形開始時に一旦増加した反力が減少後に再びブラケット5aの変形量に正比例して増加する反力特性が求められている。
図6は、上記反力特性を実現するための衝撃吸収部5Aの平面図である。この図に示すように、衝撃吸収部5Aは、ブラケット5aの中央領域5a2から先端部5c1が離間されたリブ5cを有している。また、このようなリブ5cの先端部5c1は、図6に示すように表面が曲面形状とされている。
また、衝撃吸収部5Aは、リブ5cをブラケット5aに接続するための支持部5dを備えている。この支持部5dは、歩行者等の衝突時における衝撃吸収部5Aの衝撃吸収特性や反力特性に対して無視できるよう、薄肉化されかつリブ5cから側方(衝突時のブラケット5aが潰れる方向と直交する方向)に突出して設けられている。
このようなリブ5cを備える衝撃吸収部5Aによれば、衝突開始時は、リブ5cの先端部5c1とブラケット5aの中央領域5a2とが離間しているため、ブラケット5aの変形量に対する反力の増加が小さく、さらにブラケット5aが変形を開始するとブラケット5aが側方に膨らむ形状変化を起こす等により反力が一旦減少する。その後、リブ5cがブラケット5aの中央領域5a2と当接すると、上記第1実施形態と同様に、ブラケット5aの変形量の増加に対して反力が正比例して増加する。
このような本実施形態のフロントグリルにおいても、リブ5cにより、歩行者等の衝突時に衝撃吸収部5Aから歩行者等に伝達される反力が規定される。したがって、リブ5cの形状等により衝撃吸収部5Aの反力特性を調整することができる。
また、本実施形態においては、リブ5cの先端部5c1がブラケット5aの中央領域5a2から離間されている。このため、歩行者等が衝突してから一定時間経過してから、衝撃吸収部5Aの反力を大きく増加させることが可能となる。
また、本実施形態においては、リブ5cの先端部5c1の表面が曲面形状とされている。このため、リブ5cがブラケット5aの中央領域5a2に当たった際に、ブラケット5aの中央領域5a2に亀裂が生じることを防止することができる。したがって、本実施形態のフロントグリルによれば、歩行者等の衝突時にブラケット5aが破損することを抑制し、所定の衝撃吸収特性を得ることが可能となる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について、図7及び図8を参照して説明する。なお、本実施形態の説明においても、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
次に、本発明の第3実施形態について、図7及び図8を参照して説明する。なお、本実施形態の説明においても、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
図7は、本実施形態の衝撃吸収部5Bに求められる反力特性を示すグラフである。この図に示すように、本実施形態の衝撃吸収部5Bには、ブラケット5aの変形量に対して指数関数的に反力が増加する反力特性が求められている。
図8は、上記反力特性を実現するための衝撃吸収部5Bの平面図である。この図に示すように、衝撃吸収部5Bは、一端5e1から他端5e2に向けて厚みが増加する(変化する)リブ5eを有している。このリブ5eは、一端5e1側がブラケット5aの中央領域5a2に一体的に接続されることによりブラケット5aに支持されている。また、このようなリブ5eの平面視における長さは、フレーム2からブラケット5aの中央領域5a2までの距離と一致されている。このようなリブ5bは、ブラケット5aとフレーム2に囲まれた空間Kに配設され、他端5e2がフレーム2に当接されている。
このような本実施形態のフロントグリルにおいても、リブ5eにより、歩行者等の衝突時に衝撃吸収部5Bから歩行者等に伝達される反力が規定される。したがって、リブ5eの形状等により衝撃吸収部5Bの反力特性を調整することができる。
また、本実施形態においては、一端5e1から他端5e2に向けて厚みが増加する(変化する)リブ5eを有している。このため、本実施形態においては、リブ5eの圧縮量が増すに従って衝撃吸収部5Bからの反力が増し、ブラケット5aの変形量に対して指数関数的に反力が増加する反力特性を得ることができる。
なお、本実施形態においては、リブ5eが一端5e1から他端5e2に向けて厚みが増加する構成を採用している。本願発明はこれに限定されるものではなく、他端5e2から一端5e1に向けて厚みが増加する構成を採用することも可能である。
以上、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の趣旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態においては、本願発明の反力調整部がリブ(リブ5b、リブ5cあるいはリブ5e)である構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、リブ形状でない反力調整部を採用することも可能である。
図9は、格子状に配設された複数のリブ5f1と、リブ5f1同士の交点に配置される環状部5f2とを有するハニカム構造体からなる反力調整部5fを備える衝撃吸収部5Cの平面図である。このような反力調整部5fを備える衝撃吸収部5Cでは、環状部5f2を備えることにより、ブラケット5aの変形量に対する反力が非線形に変化する。
また、上記実施形態においては、1つのブラケット5aに対して1つのリブ5bが設置された構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、図10に示すように、ブラケット5aに対して複数(図10においては3つ)のリブ5bを設置するようにしても良い。また、このように1つのブラケット5aに複数のリブ5bを設置する場合には、全てのリブを同一の形状にする必要はなく、いずれかあるいは全てのリブの形状を異ならせることも可能である。
また、上記実施形態においては、本発明の車両用取付部品をフロントグリルに適用した例について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。ドアパネルに対して取り付けられる装飾用の車両用取付部品等に本発明を適用することも可能である。
また、上記実施形態においては、リブ(リブ5b、リブ5c及びリブ5e)が、フレーム2の表面に対して垂直な方向に延在する構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、フレーム2の表面の垂線に対して傾斜する方向にリブが延在する構成を採用することも可能である。また、リブ(リブ5b、リブ5cあるいはリブ5e)の先端部を複数に分岐させる構成を採用することも可能である。
1……フロントグリル(車両用取付部品)、2……フレーム(ベース部)、5……衝撃吸収部、5A〜5C……衝撃吸収部、5a……ブラケット、5a2……中央領域(一部分領域)、5b……リブ(反力調整部)、5c……リブ(反力調整部)、5e……リブ(反力調整部)、5f……反力調整部、F……車体フレーム、K……空間
Claims (6)
- 車体フレームを有する車両の外側面に露出して設置されると共に前記車体フレームに対向配置される衝撃吸収部を有する車両用取付部品であって、
前記衝撃吸収部は、
少なくとも一部分領域が車両用取付部品のベース部に対して空間を空けて配設されるブラケットと、
前記空間に配設されると共に、前記ブラケットが前記空間を潰すように変形する場合の変形量に対する反力特性の調整を行う反力調整部と
を備えることを特徴とする車両用取付部品。 - 前記反力調整部は、前記ブラケットの前記一部分領域と前記ベース部との離間方向に延在するリブであることを特徴とする請求項1記載の車両用取付部品。
- 前記リブは、前記ブラケットの前記一部分領域に対して離間して配置されていることを特徴とする請求項2記載の車両用取付部品。
- 前記ブラケットの前記一部分領域に向けられた前記リブの先端部の表面が曲面形状とされていることを特徴とする請求項2または3記載の車両用取付部品。
- 前記リブは、前記ブラケットの前記一部分領域と前記ベース部との離間方向にて、厚みが変化していることを特徴とする請求項2〜4いずれか一項に記載の車両用取付部品。
- 前記反力調整部は、ハニカム構造体であることを特徴とする請求項1〜5いずれか一項に記載の車両用取付部品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015232896A JP2017100478A (ja) | 2015-11-30 | 2015-11-30 | 車両用取付部品 |
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