JP2017100061A - エアフィルタユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】エアフィルタをケーシングに対して安定して押し付けまたは押し付けの解除を行いつつ、ケーシングに収納されたエアフィルタを容易に交換する。【解決手段】エアフィルタユニットは、エアフィルタと、ケーシングとを備える。ケーシングは、さらに、エアフィルタが開口部を覆うようにエアフィルタをケーシングの内壁に押し付ける押付機構を有している。押付機構は、気流の方向と直交する方向を移動方向として移動するよう操作される被操作部材であって、気流の方向への動きが拘束された被操作部材と、被操作部材が操作されることでエアフィルタを気流の方向に押し付ける押付部材と、被操作部材および押付部材のそれぞれと接続され、被操作部材と押付部材とを連結する連結機構と、を有している。連結機構は、被操作部材の移動方向への移動に伴って押付部材をエアフィルタに対し接近または離反させる。【選択図】図3

Description

本発明は、エアフィルタユニットに関する。
気体中の微粒子を捕集するエアフィルタを気流の風圧から保護して、エアフィルタの捕集性能、圧力損失等のフィルタ性能を維持させるために、エアフィルタをケーシング内に収納してなるエアフィルタユニットが知られている。ケーシングは、気流が通る開口部を有している。このようなエアフィルタユニットでは、エアフィルタとケーシングとの間には気密性が求められる。このため、エアフィルタは、ケーシングを通る気流がリークすることなくエアフィルタを通過するようケーシング内で保持されることが求められる。
従来のエアフィルタユニットとして、エアフィルタを板バネによりケーシングの内壁に押し付けたものが知られている。しかし、このエアフィルタユニットでは、エアフィルタをケーシングから取り出し、ケーシング内に収納する際にも、板バネの押圧力がエアフィルタに作用し続けるために、エアフィルタの交換に労力を要するとともに、エアフィルタの枠体に傷がついたり、エアフィルタの枠体に貼り付けられたガスケットがめくれたりする。
一方、従来、エアフィルタを、所定の取付位置に配置した後で、取付位置のフレームに対して押し付けることができるエアフィルタ取付部材が知られている(特許文献1参照)。このエアフィルタ取付部材は、エアフィルタに押し付けられるフィルタ押付け部材を備えており、フィルタ押付け部材は、フレーム側の部材(ベース材)に係止されるボルトと、フィルタ押付け部材本体に固定されるナットと、を有するネジ機構を備えている。特許文献1のエアフィルタ取付部材では、ボルトをナットにねじ込むと、フィルタ押付け部材が、ボルトに近づくように移動しながらフィルタ押え方向に移動して、エアフィルタに当接し、エアフィルタをフレームに押し付ける。特許文献1のエアフィルタ取付部材では、ボルトをナットに対して緩めることにより、エアフィルタのフレームに対する押し付けを解除できると考えられる。
実公平3−12333号公報
特許文献1のエアフィルタ取付部材では、ネジ機構のボルトは、フィルタ押え方向に延びるようベース材に形成されたボルトセット穴を貫通するよう配置されており、ボルトは、ナットにねじ込まれるときに、ボルトセット穴内をフィルタ押え方向に移動する。このように、特許文献1のエアフィルタ取付部材では、ボルトは、ナットにねじ込まれる際に、ボルトの軸方向と直交するフィルタ押え方向(気流の方向)にも移動するため、ボルトをねじ込む操作の仕方によっては、ボルトが軸方向に対して傾斜し、安定して操作できない場合がある。また、特許文献1のエアフィルタ取付部材では、ボルトがフィルタ押え方向に移動するのを許容するスペースを確保する必要があるため、エアフィルタの取付位置を含む部分のコンパクト化には限界がある。
本発明は、エアフィルタをケーシングに対して安定して押し付けまたは押し付けの解除を行いつつ、ケーシングに収納されたエアフィルタを容易に交換できるエアフィルタユニットを提供することを目的とする。
本発明の一態様は、気体中の微粒子を捕集するエアフィルタと、前記エアフィルタを収納し、気流が通る開口部を有するケーシングと、を備えるエアフィルタユニットであって、
前記ケーシングは、さらに、前記エアフィルタが前記開口部を覆うように前記エアフィルタを前記ケーシングの内壁に押し付ける押付機構を有し、
前記押付機構は、気流の方向と直交する方向を移動方向として移動するよう操作される被操作部材であって、気流の方向への動きが拘束された被操作部材と、
前記被操作部材が操作されることで前記エアフィルタを気流の方向に押し付ける押付部材と、
前記被操作部材および前記押付部材のそれぞれと接続され、前記被操作部材と前記押付部材とを連結する連結機構と、を有し、
前記連結機構は、前記被操作部材の前記移動方向への移動に伴って前記押付部材を前記エアフィルタに対し接近または離反させることを特徴とする。
前記押付部材は、前記移動方向に延びる形状を有しており、前記移動方向に対して気流の方向に傾斜して延びる傾斜孔を有し、
前記ケーシングは、さらに、前記傾斜孔に係止される係止突起を有しており、
前記押付部材は、前記被操作部材の前記移動方向への移動に伴って前記連結機構に追随して動くとき、前記係止突起が前記傾斜孔に対して相対的に移動することで、前記移動方向および気流の方向に移動することが好ましい。
前記ケーシングは、さらに、前記エアフィルタを気流の方向と直交する方向にスライドさせて取り出すための取出開口部を有し、
前記押付部材は、前記被操作部材が、前記移動方向のうち前記取出開口部から遠ざかる方向に移動することで前記エアフィルタに接近するものであってもよい。
押付機構は、さらに、前記被操作部材を前記移動方向に移動させる移動機構を備え、
前記移動機構は、外力を受けることにより、前記ケーシングに対して、前記移動方向を含む面内で回転可能な操作部材を有し、
前記操作部材は、前記ケーシングと連結され回転可能に軸支される支点と、
前記支点から離間した位置で前記被操作部材に対して回転可能に軸支される作用点と、
前記作用点よりも前記支点から離間した位置で前記外力を受ける力点と、を有し、
前記力点が外力を受けたときに前記支点に対して回転することで、前記外力よりも大きな力で前記作用点を前記移動方向に移動させることが好ましい。
前記エアフィルタを第1のエアフィルタというとき、前記エアフィルタユニットは、さらに、前記ケーシングに収納される1または複数の第2のエアフィルタを備え、
前記第1のエアフィルタおよび前記第2のエアフィルタは、前記移動方向に沿って並ぶよう配置され、
前記押付部材は、前記被操作部材が操作されることで、前記第1のエアフィルタおよび前記第2のエアフィルタを気流の方向に押し付けるものであってもよい。
本発明によれば、エアフィルタをケーシングに対して安定して押し付けまたは押し付けの解除を行いつつ、ケーシングに収納されたエアフィルタを容易に交換できる。
本実施形態のエアフィルタユニットの外観斜視図である。 エアフィルタユニットを、フィルタを取り出した状態で示す分解斜視図である。 (a)〜(c)は、図2の押付機構30を示す平面図である。 押付機構30の分解斜視図である。 押付機構30の断面を示す図である。
以下、本発明のエアフィルタユニットについて詳細に説明する。
(エアフィルタユニット)
図1は、本発明の一実施形態によるエアフィルタユニット1の外観斜視図である。図2は、エアフィルタユニット1を、後述するフィルタ11を取り出した状態で示す分解斜視図である。
エアフィルタユニット1は、フィルタ11と、ケーシング7とを備える。
(a)フィルタ
フィルタ11は、気体中の塵埃等の微粒子を捕集するためのものであり、例えば中性能フィルタまたは高性能フィルタとして好ましく用いられる。
中性能フィルタは、粒径1μm以上、濃度0.1〜6mg/mの粉塵の除去に用いられるフィルタである。中性能フィルタには、捕集効率が、質量法で90〜96%、比色法(光散乱積算法)で50〜90%、計数法で5〜50%のいずれかであり、圧力損失が79〜247Pa、粉塵保持容量が300〜800g/mのものが用いられる。捕集効率の測定には、質量法では、JIS Z8901に規定される15種の粉体、又は、米国暖房冷凍空調学会(ASHRAE)に規定される粉塵が用いられる。比色法では、JIS Z8901に規定される11種の粉体が用いられる。計数法では、粒径0.3μmの、大気塵、ポリアルファオレフィン(PAO)、シリカのいずれかの粒子が用いられる。粉塵保持容量は、フィルタが所定の最終圧力損失に達するまでに捕集した粉塵量である。
高性能フィルタは、粒径1μm以下、濃度0.3mg/m以下の粉塵の除去に用いられるフィルタである。高性能フィルタには、計数法による捕集効率が80%以上、圧力損失が79〜493Pa、粉塵保持容量が200〜800g/mのものが用いられる。
フィルタ11は、図2に示されるように、フィルタパック12と、フィルタパック12を保持する枠体14と、ガスケット15とを有している。
フィルタパック12には、例えば、ガラス繊維または合成繊維を繊維材料とする、不織布、マット、フェルト状の濾材にプリーツ加工を施した加工済み濾材が用いられる。プリーツ加工された濾材は、複数の帯状のホットメルトリボン、セパレータ、あるいは、濾材の表面に施されたエンボス突起によってプリーツ間隔が保持される。セパレータは、例えば、アルミ箔、ステンレス箔、または、樹脂シートをラミネートした不織布、をジグザグ状に折ったものであり、プリーツ加工された濾材の谷部ごとに挿入される。濾材は、エレクトレット処理が施されたものであってもよい。これにより、濾材本来の捕集性能に対し、濾材の繊維が帯電することによる捕集性能が付与される。また、濾材は、抗菌剤を付着させる抗菌処理を施して、抗菌性能を付与したものであってもよい。これらエレクトレット処理および抗菌処理は、組み合わせて行なわれてもよい。
なお、フィルタ11の濾材には、捕集性能の異なる複数の種類の濾材を組み合わせたものが用いられてもよい。そのような複数の種類の濾材としては、例えば、中性能フィルタとプレフィルタが挙げられる。プレフィルタは、中性能フィルタよりも大きいサイズの塵埃を捕集するフィルタであり、中性能フィルタのY2側(上流側)に配される。プレフィルタは粒径5μm以上、濃度0.4〜7mg/mの粉塵の除去に用いられるフィルタである。プレフィルタの捕集効率は、重量法で70〜90%、比色法で15〜40%、計数法で5〜10%のいずれかであり、圧力損失は30〜296Pa、粉塵保持容量は500〜2000g/mである。捕集効率の測定において、重量法では、JIS Z8901に規定される15種の粉体、又は、米国暖房冷凍空調学会(ASHRAE)に規定される粉塵が用いられる。比色法では、JIS Z8901に規定される11種の粉体が用いられる。計数法では、粒径0.3mmの、大気塵、ポリアルファオレフィン(PAO)、シリカのいずれかの粒子が用いられる。粉塵保持容量は、フィルタが所定の最終圧力損失に達するまでに捕集した粉塵量である。プレフィルタには、例えば、合成樹脂等の繊維からなる不織布、マット、フェルト状の濾材が用いられる。不織布は、例えばPET等の合成樹脂繊維を、例えばスチレン・ブタジエンゴム(SBR)等のバインダにより接着するケミカルボンド法により製造することができる。
さらに、枠体14には、濾材の少なくとも片面に補強材を積層したものが保持されてもよい。補強材には、例えば不織布が用いられる。
フィルタ11は、フィルタパック12の代わりに、平板状の複数の濾材を厚さ方向(Y1、Y2方向)に互いに間隔をあけて積層した複層濾材等、他の種類の濾材を有していてもよい。
枠体14は、図2において、フィルタパック12を外周側から取り囲むように全周にわたって形成されている。気流の方向は、図2においてY2方向が上流側、Y1方向が下流側である。枠体14は、例えば、亜鉛鉄板、ステンレス板等の枠材を組み合わせて作られる。フィルタパック12の縦方向(図2においてZ1、Z2方向)の両端(ジグザグ形状が現れている両端)は、枠体14にウレタン樹脂シール剤により固定されている。フィルタパック12の横方向(図2においてX1、X2方向)の両端(ジグザグ形状に折り畳まれる方向の両端)は、枠体14に接着剤により線接着されることで固定されている。線接着は、縦方向に延びる線に沿った接着である。
ガスケット15は、枠体14の下流側の面の全周にわたって設けられている。フィルタ11は、ケーシング7の後述する開口部7bを塞ぐようにケーシング7の内壁に対して押し付けられる。ガスケット15は、枠体14と、後述する当接壁部17b(ケーシング7の内壁)とに挟持されることで、フィルタ11と当接壁部17bとの間のリークを防止する。ガスケット15の材質は、例えば発泡ポリウレタン、ゴムである。なお、図2の例では、フィルタ11は当接壁部17bに対して下流側に押し付けるよう構成されていることから、ガスケット15は枠体14の下流側の面に設けられているが、これとは逆に、フィルタ11がケーシング7に対して上流側に押し付けられるよう構成されている場合は、ガスケットは枠体14の上流側の面に設けられる。また、ガスケットは、枠体14に設けられる代わりに、ケーシングの内壁に設けられていてもよく、枠体14およびケーシング7の内壁の両方に設けられていてもよい。ケーシング7の内壁に設けられる場合、ガスケットは、ケーシング7の開口部7bまたは開口部7a(後述)を取り囲むように設けられる。
エアフィルタユニット1は、ケーシング内に、フィルタ11(第1のエアフィルタ)と同じ種類または異なる種類の他のフィルタ(第2のエアフィルタ)を収納するものであってもよい。収納される他のフィルタの数は、1つであってもよく、複数であってもよい。フィルタ11と同じ種類の他のフィルタが収納される場合、フィルタ11および他のフィルタは、例えば、気流に対して並列に、1つの濾過面をなすよう並べて配される。開口部7bは、フィルタ11および他のフィルタによって塞がれる。
(b)ケーシング
ケーシング7は、フィルタ11を収納する筐体であり、上流側の部分に形成された上流側開口部7aと、下流側の部分に形成された下流側開口部7bと、取出開口部7cと、を有している。取出開口部7cは、フィルタ11をケーシング7に対しX2方向にスライドさせてフィルタ11をケーシング7内に収納し又はフィルタ11をX1方向にスライドさせてケーシング7から取り出せるよう、ケーシング7のX1方向の側面に形成されている。ケーシング7は、さらに、取出開口部7cを開閉するための扉8を有している。扉8は、例えば蝶番によってケーシング7の側面に回動自在に取り付けられている。ケーシング7の側面には、さらに、図1に示されるように、扉8を閉めた状態を維持するためのレバー9と、レバー9を係止させる係止部10が設けられている。なお、図2において、説明の便宜のため、レバー9および係止部10は省略されている。
ケーシング7の内壁のうちの上下方向に対向する上側(Z1方向)の内壁には、上ガイド部16Bが設けられており、下側(Z2方向)の内壁には、下ガイド部16Aが設けられている。ガイド部16A、16Bは、X1、X2方向に延びており、フィルタ11をX1、X2方向に案内する。
下ガイド部16Aは、図2に示すように、気流の下流側(Y1方向)から上流側(Y2方向)に向かって順に、当接部材17A、フィルタ台18A、押付機構保持材19Aを備える。図2に示されないが、下ガイド部16Aは、さらに、支持台20A(図3〜図5参照)を備える。また、上ガイド部16Bは、下流側(Y1方向)から上流側(Y2方向)に向かって順に、当接部材17B、フィルタ台18B、押付機構保持材19Bを備える。上ガイド部16Bは、さらに、上下対称である点を除いて支持台20Aと同様である、図示されない支持台を備える。なお、以下の説明では下ガイド部16Aについて説明し、上ガイド部16Bについては、下ガイド部16Aと上下対称であるため説明を割愛する。
当接部材17AのX1、X2方向と垂直な断面は、図2に示される例ではL字形状であり、取付部17aと、当接壁部17bとを有する。
取付部17aはケーシング7の下側の内壁に固定される。当接壁部17bは取付部17aと垂直に設けられ、Y2側の面にフィルタ台18Aが固定される。当接壁部17bのZ1、Z2方向の高さはフィルタ台18Aよりも高く、当接壁部17bのフィルタ台18Aよりも高い部分にフィルタ11が当接する。
フィルタ台18AのX1、X2方向と垂直な断面は、図2に示される例ではコ字形状(溝形)であり、溝が形成された方向を下側(Z2方向)に向けて配置されている。フィルタ台18Aは当接部材17および押付機構保持材19に挟まれた状態で固定されている。下ガイド部16Aのフィルタ台18Aの上面と、上ガイド部16Bのフィルタ台18Bの下面との間にはフィルタ11が配置される。フィルタ台18Aの上面には、後述する押付機構30を支持する支持台20Aが配置されている。支持台20Aは、X1,X2方向に延びるとともに、X1,X2方向と垂直な断面において下方を向いて開くコ字形状の部材であり(図5参照)、フィルタ台18Aに例えば溶接によって固定されている。フィルタ11は、下ガイド部16A側において、当接壁部17bと支持台20AとのY1、Y2方向の間に配置され、上ガイド部16B側において、当接部材17Bの当接壁部17bと支持台とのY1,Y2方向の間に配置される。支持台20Aには、ネジ部材21が取り付けられるネジ孔22が、X1,X2方向の複数の位置に設けられている。このネジ部材21は、押付機構30の後述するスライドバー51に係止される係止突起として用いられる。ネジ部材21は、ネジ孔22に対して、例えばポップナット25を介して取り付けられる。なお、図4において、ポップナット25の図示は省略されている。
フィルタ台18AのY1、Y2方向の幅は、フィルタ11のY1、Y2方向の幅、および、後述する解除状態にある押付機構30のY1、Y2方向の幅の合計の幅よりも長くなっている。また、当接壁部17bと支持台20AとのY1,Y2方向の幅は、フィルタ11のY1,Y2方向の幅よりも長くなっている。このため、フィルタ11をケーシング7に収納し、またはケーシング7から取り出す際に、フィルタ11に余分な負荷(ガスケット15と当接壁部17bとの摩擦や枠体14と上下のガイド部16A,16Bとの摩擦)がかからず、収納および取出しを楽に行える。
押付機構保持材19AのX1、X2方向と垂直な断面は、図2に示される例では、コ字形状であり、取付部19aと、立ち上がり部19bと、支持部19cとを備える。
取付部19aはケーシング7の下側の内壁に固定される。立ち上がり部19bは取付部19aと垂直に設けられ、Y1側の面にフィルタ台18Aおよび支持台20Aが固定される(図5参照)。
立ち上がり部19bのZ1、Z2方向の高さはフィルタ台18Aよりも高く、上端が、支持台20Aの上面と略同じ高さ位置まで延びている。
支持部19cは立ち上がり部19bの上端からY2方向へ突出するように、フィルタ台18Aの上面と平行な方向に延びるように設けられる。
押付機構保持材19Aは、さらに、スライドバー51のZ1,Z2方向への移動をより確実に規制するための押さえ部(図示せず)を有していてもよい。押さえ部は、立ち上がり部19bの上端からY1方向へ突出するように、フィルタ台18Aの上面と平行に設けられる。この場合、係止突起として用いられるネジ部材21は、軸部より径の大きい頭部を有していなくてもよい。また、押さえ部の数は、1つであってもよく、複数であってもよい。押さえ部は、例えば、スライドバー51の傾斜孔21a(後述)と対応して設けられる。
なお、ケーシング7は、亜鉛鉄板、ステンレス板、アルミニウム合金板等から作製され、上記開口部7a、7bおよび取出開口部7cを除いて、内側に気密な空間が形成される。取出開口部7cまたは扉8には、取出開口部7cと扉8との間のリークを防ぐためのガスケットが配置されている。
(c)押付機構
ケーシング7は、さらに、押付機構30を有している。なお、図2では、説明の便宜のため、押付機構30を、特に後述するトグルクランプ60に注目して示す。
押付機構30は、フィルタ11を当接壁部17bに押し付けるための機構であり、上下のガイド部16A,16Bに、支持台に沿って1つずつ、合計2つ配されている。
上下の支持台の下流側(Y1方向)を向く壁面と当接壁部17bとの間の幅は、上述したように、フィルタ11の交換を容易に行える幅になっているために、単にフィルタ11をケーシング7内に収納させただけでは、当接壁部17bとフィルタ11との間でリークが生じるおそれがある。このため、押付機構30によってフィルタ11を当接壁部17bに対してY1方向に押し付けることで、フィルタ11と当接壁部17bとの間のリークを防止することができる。
ここで、図3から図5を参照して、押付機構30をより具体的に説明する。上下の各ガイド部16A、16Bに設けられた2つの押付機構30は、同様に構成されており、ここでは、下方のガイド部16Aに設けられた押付機構30を例に説明する。図3(a)〜(c)は、図2の上方から見た押付機構30の平面図である。図4は、図3の押付機構30の分解斜視図である。
押付機構30は、図3(a)〜(c)に示されるように、押付部材としてスライドバー51と、被操作部材としてロッド52と、連結機構40と、トグルクランプ60(移動機構)と、を含んでいる。
スライドバー51は、ロッド52がX1,X2方向(以降、移動方向ともいう)に移動することで、フィルタ11を気流の方向の下流側(Y1方向)に押圧する部材である。スライドバー51は、図3および図4に示される例では、下ガイド部16Aが延びる方向と平行な方向(X1、X2方向)に延びる形状を有する板状の部材からなる。スライドバー51は、図5に示されるように、フィルタ台18Aの上面と、ネジ部材21の頭部との間に配置され、Z1,Z2方向への移動が規制される。図5(aa)は、図3(a)のVa−Va線に沿って、スライドバー51および支持台20Aを示す断面図である。図5(b)は、図3(c)のVb−Vb線に沿って、スライドバー51および支持台20Aを示す断面図である。ネジ部材21には、スライドバー51の上面側および下面側のそれぞれに配置されるワッシャ23が挿通されており、スライドバー51は、下面側において、支持台20Aの上面との間に隙間を介して支持台20Aに支持されている。このため、スライドバー51が支持台20Aの上面に沿ってスライドする際の、スライドバー51と支持台20Aとの間の摩擦の発生が抑えられる。また、ネジ部材21の軸部には、スライドバー51との間、および、ネジ部材21との間の摩擦を小さくする筒状部材24が挿通されており、スライドバー51とネジ部材21との間の摩擦が小さくなっている。なお、図4において、ワッシャ23、筒状部材24の図示は省略されている。
スライドバー51は、ロッド52の移動方向への移動に伴って、ロッド52と接続された連結機構40に追随して動くことで、フィルタ11を当接壁部17bに押し付ける押付状態(図3(c)に示す状態)、および、フィルタ11への押し付けを解除する解除状態(図3(a)および図3(b)に示す状態)、のいずれかの状態にされる。このような動作が可能となるよう、スライドバー51は、X1,X2方向に対してY1方向に傾斜して延びる傾斜孔51aを有している。傾斜孔51aには、係止突起として用いられるネジ部材21が貫通して配置されることで係止される。ネジ部材21が傾斜孔51aに対して相対的に移動することで、スライドバー51は傾斜孔51aが延びる方向に沿って移動する。すなわち、スライドバー51は、X1,X2に対してY1,Y2方向に傾斜した方向に移動する。
傾斜孔51aのX1方向に対する傾斜角は、0°を超え90°未満の範囲内で特に制限なく定められ、スライドバー51の移動方向への移動量および気流の方向への移動量(突出量)を考慮して、例えば10°〜70°に定められる。傾斜孔51aの傾斜角は、スライドバー51の移動方向への移動のしやすさを特に考慮する場合は、10°〜45°とすることが好ましい。また、傾斜孔51aの長さ(最大長さ)は、傾斜孔の傾斜角をθ、スライドバー51のY1,Y2方向への移動量をXとしたとき、X/sinθ以上の長さとなるよう定められる。
傾斜孔51aは、図3および図4に示す例では、X1,X2方向の2箇所に設けられているが、この数は特に制限されず、1つまたは3つ以上であってもよい。傾斜孔51aの数が2つ以上ある場合、傾斜孔51aの傾斜角度および最大長さは互いに等しいことが好ましい。このように複数の傾斜孔51aが互いに同じ形態を有していることによって、スライドバー51は、X1,X2方向と平行な方向に姿勢を保ちつつY1、Y2方向に移動でき、フィルタ11をX1,X2方向にわたって均等な力で押し付けることができる。また、傾斜孔51aの数が3つ以上ある場合、押付状態でフィルタ11に対してX1,X2方向にわたって均等な押付力を付与する観点から、傾斜孔51aは、X1,X2方向に互いに等間隔離れていることが好ましい。傾斜孔51aの数は、フィルタの横方向(X1、X2方向)長さや、X1,X2方向に並べて配置されるフィルタの数に応じて定めることができる。
なお、傾斜孔51aは、図3に示される例において、Y2側に開放され、Y1側で閉塞する形状を有しているが、これとは逆に、Y1側に開放され、Y2側で閉塞する形状を有していていもよく、あるいは、Y1およびY2の両側において閉塞する形状を有していていもよい。また、傾斜孔は、貫通孔でなくてもよく、スライドバー51の板厚方向の途中で閉塞する溝であってもよい。この場合、係止突起のZ1,Z2方向の高さは、この溝に嵌り込む高さに調節される。
スライドバーは、ケーシング7内に複数のフィルタがX1,X2方向に沿って収納される場合に、フィルタが配置される方向に沿って延び、並べられた複数のフィルタの全体と対応する長さを有していることが好ましい。これにより、1本のスライドバーを用いて一度の動作で複数のフィルタを同時にY1側に押し付け、または、押し付けを解除することができる。
なお、上記説明したスライドバー51は、押付状態で、X1,X2方向の全ての領域にわたってフィルタ11と当接するが、押付部材は、押付状態でX1,X2方向の一部の領域でフィルタ11と当接するものであってもよい。この場合、フィルタ11を、X1,X2方向にわたって均等な力で押し付けられるよう、フィルタ11と当接する押付部材の部分は複数あることが好ましく、フィルタ11と当接する当該部分はX1,X2方向に互いに等間隔離れていることがより好ましい。また、スライドバー51は、剛性が高く、重量が大きいものであるほど、大きい押付力を得ることができる点で有利である。
ロッド52は、X1,X2方向に沿って配置される棒状の部材である。ロッド52のX1側の端は、トグルクランプ60の操作部材63と接続される。ロッド52のX2側の端には、連結機構40の後述するデンデンボルト43が接続されており、ロッド52は、連結機構40を介してスライドバー51と連結されている。
ロッド52は、トグルクランプ60の固定部61(後述)をX1,X2方向に貫通する孔61aに挿通され、X1,X2方向(移動方向)へ移動可能であるとともに、移動方向と直交する方向への移動が拘束されている。すなわち、ロッド52は、Y1,Y2方向およびZ1,Z2方向の位置が固定されている。このため、ロッド52を操作したときに、ロッド52はY1,Y2方向やZ1,Z2方向に移動せず、これにより、X1,X2方向に対して傾斜することがなく安定して操作することができる。ここで、ロッド52が、移動方向と直交する方向への移動が拘束されていない場合は、固定部61に、ロッド52のどのような動きを許容するための孔を設ける必要がある。特に、そのような孔としてY1,Y2方向に延びる孔を設けた場合は、ケーシング7内にロッド52の移動代となるスペースを新たに確保する必要がある。本実施形態のエアフィルタユニット1では、そのようなスペースをケーシング7内に確保する必要がなく、ケーシング7内のY1,Y2方向のスペースを小さくでき、ケーシング7をコンパクト化できる。
なお、ロッド52の形状は、棒状に限定されず、X1,X2方向に移動することのできる形状であれば、特に制限されない。
連結機構40は、図4に示されるように、2つのリンク板41と、2つのネジ部材42と、デンデンボルト43と、を備えている。
リンク板41は、図3および図4に示される例では、スライドバー51およびデンデンボルト43をZ1,Z2方向から挟むように配置されている。リンク板41は、2つのネジ部材42のそれぞれに挿通される2つの孔を有しており、X2側の孔に挿通されるネジ部材42によってスライドバー51と接続され、X1側の孔に挿通されるネジ部材42によってデンデンボルト43と接続される。なお、リンク板41の各孔、スライドバー51の孔51b、デンデンボルト43の孔43aは、ネジ部材42の軸部の径よりも大きい径を有していることが好ましい。これにより、連結機構40は、スライドバー51およびロッド52に対してスムーズに回動することができる。ネジ部材42の軸部は、ナット44にねじ込まれて、Z2側のリンク板41に対し抜け留めされている。
デンデンボルト43は、X2側の頭部と、頭部からX1側に延びる軸部と、を有している。頭部の形状は、図4に示される例では、環状であるが、例えば、周方向の一部が切り欠かれた環状をなすC字形状のものであってもよい。軸部には、図示されないネジ山が形成されており、ロッド52のX2側の端に形成された図示されないネジ溝にねじ込まれることで、ロッド52に接続される。なお、デンデンボルト43は、他の接続態様によってロッド52と接続されてもよい。例えば、デンデンボルト43のX1側の端と、ロッド52のX2側の端とを、例えば、互いにZ1,Z2方向に動かすことで嵌め合わせることが可能な形状に、デンデンボルト43およびロッド52を構成し、互いに嵌め合わせることで接続されてもよい。
このような連結機構40は、X1側の端において、ロッド52に対して回動することができるとともに、X2側の端において、スライドバー51に対して回動することができる。これにより、図3(a)〜図3(c)に示されるように、連結機構40の長手方向が、X1,X2方向に傾斜することができ、ロッド52が移動方向と直交する方向への移動が拘束されているにも関わらず、ロッド52と連結されたスライドバー51をY1,Y2方向に移動させることができる。
なお、連結機構40は、リンク板41に代えて、他の部材を備えていてもよい。他の部材として、例えば、ネジ部材42がそれぞれ挿通される、環状、または、周方向の一部が切り欠かれた環状をなすC字形状の2つの部材と、これら2つの部材同士を接続する棒状部材と、を有する部材であってもよい。
ここで、押付状態から解除状態となる場合に、トグルクランプ60の固定部61がケーシング7に取り付けられた態様によっては、トグルクランプ60がスライドバー51によってX2方向にロッド52を介して引っ張られることで固定部61が支持台20Aに接近するようにX2方向に移動し、このため、トグルクランプ60の操作部材63が図3(a)に示す状態にされても、リンク板41の長手方向が、図3(a)に示すようにX1,X2方向と平行に戻らず、スライドバー51とロッド52との間のX1,X2方向の間隔が狭くなる場合が起こりうる。このような事態を回避するために、連結機構40は、さらに、下記(i)または(ii)のように構成されていてもよい。
(i)リンク板41の2つの孔の距離が長くなっている。具体的には、リンク板41の長手方向がX1,X2方向と平行に戻らない場合におけるリンク板41のX1,X2方向に対する傾斜角が小さくなるよう、リンク板41の2つの孔の距離が長くなっている。このようにリンク板41の2つの孔の距離を比較的長くすることで、連結機構40の長手方向がX1,X2方向と平行にならない事態をより確実に回避できることが本発明者の実験により確かめられている。
(ii)連結機構40のX2側に配置されるネジ部材42には、ねじりバネが挿通されており、ねじりバネの一端はスライドバー51に係止され、他端はリンク板41に係止されている。具体的に、リンク板41の長手方向がX1,X2方向と平行である場合は、スライドバー51およびリンク板41に付勢力を作用させないが、図3(b)および図3(c)に示されるようにリンク板41の長手方向がX1,X2方向に対して傾斜している場合は、リンク板41の長手方向がX1,X2方向と平行となるようにスライドバー51およびリンク板41に付勢力を作用させるよう、ねじりバネの両端はそれぞれ、スライドバー51およびリンク板41に係止されている。ねじりバネには、例えばJIS B2709−2:2009に準拠するねじりコイルばねが用いられる。
以上の押付機構30において、図3(a)に示す解除状態で、ロッド52をX1側に移動させると、スライドバー51は連結機構40を介してX1側に引っ張られる。このとき、スライドバー51は、係止突起が傾斜孔に対して相対的に移動することでX1方向に対してY1方向に傾斜した方向に移動するとともに、連結機構40は、スライドバー51に対して回動し、図3(b)に示されるようにX2方向に対しY1側に傾斜する。この状態から、さらに、ロッド52をX1側に移動させると、連結機構40およびスライドバー51はさらにX1側に引っ張られ、スライドバー51は連結機構40を介してさらにX1側に引っ張られ、スライドバー51はX1方向に対してY1方向に傾斜した方向にさらに移動するとともに、連結機構40はスライドバー51に対してさらに回動し、図3(c)に示されるようにX2方向に対してさらにY1側に傾斜する。
このようにロッド52を操作することで、スライドバー51は、支持台20AのY1側の端よりもY1側に突出してフィルタ11の枠体14に当接し、フィルタ11を当接壁部17bに押し付ける。これにより、ガスケット15が、フィルタ11と当接壁部17bとの間に挟持されてY1,Y2方向に圧縮され、フィルタ11とケーシング7との間の気密性が確保される。なお、図3(a)に示す状態から図3(c)に示す状態に至る間のスライドバー51のY1方向へ移動量(突出量)は、特に制限されないが、例えば4mm〜15mmである。
次に、トグルクランプ60について説明する。
トグルクランプ60は、図3(a)〜(c)に示されるように、固定部61と、リンク62と、操作部材63とを備える。なお、図3(c)は押付機構30によってY1方向への押し付けを行っている状態(押付状態)、図3(a)および図3(b)は押付機構30によるY1方向への押し付けが解除されている状態(解除状態)、を示す平面図である。図3(b)は図3(a)と図3(c)の中間の状態を示している。
固定部61は、立ち上がり部19bに対して固定されている。固定部61には、ロッド52が挿通される孔61aが設けられており、スライドバー51は固定部61に対してX1方向又はX2方向に移動可能である。固定部61は、図3に示される例では、立ち上がり部19bから延びる板状部分と、板状部分のX1,X2方向の両側に配置された支持部材(例えばナット)とからなる。
固定部61のX1側の支持部材には、リンク62のX2方向の端部が、回転軸71によって取り付けられている。リンク62のX1方向の端部は、回転軸72によって操作部材63に取り付けられている。回転軸71および回転軸72は上下方向(Z1、Z2方向)に設けられており、リンク62は回転軸71によって固定部61に対して水平方向に回転可能であるとともに、回転軸72によって操作部材63に対して水平方向に回転可能である。
操作部材63は長腕63aと短腕63bとを有し、長腕63aと短腕63bとが直交するように長腕63aの一端と短腕63bの一端とが接続されることで、操作部材63はL字型の形状を有している。長腕63aと短腕63bとが接続される角部63cには、回転軸72によってリンク62が取り付けられている。短腕63bの角部63cと反対側の端部は、回転軸73によってロッド52のX1方向の端部に取り付けられている。回転軸73は上下方向(Z1、Z2方向)に設けられており、操作部材63は回転軸72を中心としてリンク62に対して水平方向に回転可能であるとともに、回転軸73を中心としてロッド52に対して水平方向に回転可能である。ここで、長腕63aの角部63cと反対側の端部(力点)から回転軸72(支点)までの長さが、回転軸72(支点)から回転軸73(作用点)までの長さよりも長いため、長腕63aが受けた外力を梃子の原理により増幅し、回転軸72を支点として回転軸73(作用点)を外力よりも大きな力で動かすことができる。
なお、図3(a)〜(c)においては、長腕63aが回転軸72の位置で短腕63bと接続されているが、長腕63aは短腕63bの任意の位置から延在していてもよく、例えば回転軸73の位置から長腕63aが延在していてもよい。
図3(a)に示すように、解除状態においては、短腕63bが角部63cからX2方向に延びるように配置されるとともに、長腕63aが角部63cからY2方向に延びるように配置されている。この時、X1方向からX2方向に向かって回転軸72、回転軸73、回転軸71がこの順に配置され、スライドバー51が最もX2方向に移動した状態にある。このときスライドバー51はY1方向への突出量が最も小さい状態である。
次に、図3(b)に示すように、回転軸73を中心として操作部材63を図3(a)の状態から右方向に90°回転させると、短腕63bが回転軸72を中心として右方向に90°回転し、回転軸72の位置が回転軸73に対してY1方向の位置に移動する。これに伴い、リンク62が回転軸71を中心として右方向に回転する。これにより、回転軸73およびロッド52がX1方向に移動する。
さらに、図3(c)に示すように、回転軸73を中心として操作部材63を図3(b)の状態からさらに右方向に90°回転させると、短腕63bが回転軸72を中心としてさらに右方向に90°回転し、回転軸73の位置が回転軸72に対してX1方向の位置に移動する。これに伴い、リンク62が回転軸71を中心として左方向に回転し、図3(a)と同じ位置に戻る。
トグルクランプ60が図3(a)に示す状態から図3(c)に示す状態となるとき、回転軸73およびロッド52の位置は、回転軸72と回転軸73との間の距離の2倍、X1方向に移動する。このとき、スライドバー51は、上述したように、ロッド52とともにX1方向に移動する連結機構40によってX1方向に引っ張られながらY1方向にも移動し、これにより、スライドバー51はY1方向に突出する。このような動作に伴って、スライドバー51のY1方向への突出量が大きくなり、スライドバー51のY1側の端がフィルタ11の枠体14に当接してY1方向に押圧する。これによって、図3(c)に示すように、スライドバー51は押付状態となる。押付状態では、スライドバー51の押圧力はフィルタ11を介してガスケット15に伝達され、ガスケット15はY1方向に圧縮される。このため、図3(c)に示す状態では、図3(b)に示す状態と比べ、スライドバー51とフィルタ11とのY1,Y2方向の距離は長くなっている。
このように、ケーシング7の当接壁部17bと押付機構30との間にフィルタ11が収容された状態で図3(a)または図3(b)に示す解除状態から図3(c)に示す押付状態とすることで、フィルタ11がスライドバー51によってY1方向に押圧される。これにより、ガスケット15が当接壁部17bに押し付けられ、フィルタ11と当接壁部17bとの間のリークが防止される。
ケーシング7からフィルタ11を取り出すときには、図3(c)に示す押付状態から操作部材63を左方向に回転させて図3(b)、さらには図3(a)に示す解除状態とすることで、スライドバー51のY1方向への突出量を小さくする(Y2方向へ移動させる)。これによりスライドバー51によるフィルタ11に対するY1方向の押圧力が解除され、フィルタ11を容易にX1方向に移動させてケーシング7から取り出すことができる。
ここで、図3(c)に示す押付状態では、ロッド52、リンク62および短腕63bがX1、X2方向に向き、回転軸71、72、73が同じY1、Y2方向位置に配置され死点となるため、フィルタ11からY2方向に反力を受けることでスライドバー51にX2方向への力が作用してロッド52がX2方向に引っ張られても、短腕63bが回転軸73に対して回転しない。このため、長腕63aを操作しない限りロッド52はX2方向に移動せず、フィルタ11と当接壁部17bとの隙間を封止した状態を維持することができる。したがって、被操作部材とケーシングの内壁との摩擦によって押付状態を維持する場合と比べ、使用中に押付状態が解除されてしまうのをより確実に抑えられる。
同様に、図3(a)に示す解除状態では、ロッド52、リンク62および短腕63bがX1、X2方向に向き、回転軸71、72、73が同じY1、Y2方向位置に配置され死点となるため、長腕63aを操作しない限りスライドバー51がX1方向に移動することはない。このため、ケーシング7の当接壁部17bと押付機構30との間にフィルタ11を挿入する際にスライドバー51がフィルタ11をY1方向に押圧するようなことがない。
また、図3(a)に示す解除状態では、長腕63aがスライドバー51に対してY2側に配置される。このため、ケーシング7の当接壁部17bと押付機構30との間にフィルタ11を挿入する際に長腕63aが妨げとなることがない。なお、図3(c)に示す押付状態では、長腕63aがスライドバー51に対してY1側に配置されるが、長腕63aはフィルタ11と扉8との間に配置されるため、フィルタ11をケーシング7内に収容する妨げとなることがない。なお、操作部材63およびリンク62が動く領域は、X1,X2方向およびY1,Y2方向を含む面内(図3の紙面内)に制限されず、例えば、Z1,Z2方向およびY1,Y2方向を含む面内(X1,X2方向と直交する面内)であってもよい。
本実施形態のエアフィルタユニット1において、フィルタ11の交換は、例えば次のようにして行うことができる。まず、ケーシング7の扉8を開き、トグルクランプ60を回転操作して、押付状態にあるスライドバー51をY2方向に退避させ、Y1方向への突出量を小さくすることで解除状態とし、スライドバー51をフィルタ11の枠体14から離間させる。スライドバー51がフィルタ11から離間した状態では、押付機構30とフィルタ11との気流の方向の間に隙間が生じているため、フィルタ11をX1方向にスライドさせて、取出開口部7cから容易に取り出すことができる。
次いで、未使用の新たなフィルタ11を、取出開口部7cの外側から、当接壁部17bと押付機構30との間の空間にX2方向にスライドさせて押し込んだ後、トグルクランプ60を、フィルタ11を取り外したときとは逆方向に回転操作して、解除状態にあるスライドバー51をY1方向に移動させ、Y1方向への突出量を大きくする。これにより、フィルタ11はスライドバー51によって下流側に押圧され、ガスケット15を介して当接壁部17bに押し付けられる。このようにして押付状態とする。
上記した交換方法は一例であり、他の方法によってフィルタ11の交換を行ってもよい。また、上記したエアフィルタユニット1は一例であり、種々の態様をとりうる。
被操作部材は、トグルクランプ60を用いずに、他の手段を用いて、あるいは、手動で、X1,X2方向に移動するよう構成されていてもよい。これらの場合に、例えば、ロッド52を、X1,X2方向に移動させた後、ロッド52の軸方向の回りに回転させて、ケーシング7に係止できるよう構成されてもよい。具体的には、図示されないが、ロッド52の周面に、外径側に突出する突起を設け、ロッド52のX1側の部分の周面の近傍に、ケーシング7の一部として、この突起を受け入れるスペースを有する受け部を設けることができる。受け部は、ロッド52の回転による突起の移動を許容しつつ、突起のX1,X2方向への移動を制限するような形状(例えばコ字形状)を有しており、ロッド52の回転によって受け部内に入りこんだ突起のX1,X2方向への移動を制限することで、ロッド52のX1,X2方向への移動を制限する。これにより、押付機構は、押付状態を維持することができる。また、被操作部材がX2方向に移動することでスライドバー51が押付状態となる場合は、扉8を閉めるときに、被操作部材が扉に押されることでX2方向に移動するよう構成されていてもよい。
被操作部材を移動させる方向は、上記説明したX1方向に制限されず、X2方向であってもよい。この場合、例えばスライドバー51がX2方向に移動することで押付状態となるよう、スライドバー51の傾斜孔51aは、X2方向に対してY1方向に0°を超え90°未満の範囲で傾斜して延びるよう形成される。この場合、スライドバー51は、X2方向およびY1方向に移動するため、押付状態では、フィルタ11に対してX2方向に成分を有する押圧力を作用させる。これにより、フィルタ11がケーシング7の奥側(X2方向)に押し込まれた状態をより確実に維持することができる。
押付部材は、押付状態でフィルタ11に対し線接触する上記のスライドバー51に代えて、押付状態でフィルタ11の枠体14に面接触するものであってもよい。そのような押付部材として、例えば、X1,X2方向と直交する方向の断面において、Y1側の端がZ1,Z2方向に延びる第1の板状部と、この板状部からY2方向に延びる1つまたは複数の第2の板状部と、を有する、T字、L字、コ字等の各形状の押付部材が挙げられる。また、押付部材には、スライドバー51に代わりに、例えばケーシング7から分離されフィルタ台18Aに対して動くことができる支持台が用いられてもよい。この場合、この支持台に傾斜孔が形成され、また、スライドバー51はケーシング7に対して固定されるとともに、スライドバー51には係止突起となるネジ部材21が設けられる。また、連結機構は、ロッド52とこの支持台とを連結する。
以上、押付機構30を用いて、フィルタ11を下流側に押し付ける場合を例に説明したが、押付機構30によってフィルタ11を押し付ける方向は、気流の方向の上流側(Y2方向)であってもよい。気流の方向の上流側に押し付ける場合は、例えば、ガイド部16A、16Bおよび2つの押付機構30を、Y1方向とY2方向を反転させた形状とすればよい。
本実施形態のエアフィルタユニット1のフィルタ11には、下記仕様、性能のものを例示できる。
外形寸法:縦(図2のZ1,Z2方向長さ)1200mm×横(図2のX1,X2方向長さ)800mm×高さ(図2のY1,Y2方向長さ)500mm
濾材:平均繊維径約2.5μmのポリプロピレン樹脂製メルトブローン不織布にエレクトレット処理を施したものを主濾材とし、平均繊維径約32μmのポリエステル樹脂製サーマルボンド不織布を補強材として、主濾材の片側に補強材を熱ラミネートにより接合したもの。厚さ0.5mm、目付105g/m、濾材面積8m
捕集効率(比色法(光散乱積算法)):90%
初期圧力損失(処理風量2900m/時間):40Pa
粉塵保持量:約360g/m
上記仕様、性能はそれぞれ、例えば下記の測定法により測定される。
(厚さ)
試験サンプルに10mmφで2.5Nの荷重をかけたときの厚さを、ダイヤルシックネスゲージを用いて測定する。
(目付)
試験サンプルから採取した100mm×100mmの試験片の重さを測定し、1m当たりの重さに換算して求める。
(平均繊維径)
試験サンプルの表面を走査型電子顕微鏡(SEM)で撮影した画像上で直交した2本の線を引き、これらの線と交わった繊維の像の太さを繊維径として、500本測定し、これらの算術平均を平均繊維径とする。
(捕集効率)
JIS B9908 形式2に準拠し、JIS Z8901に規定するJIS11種の粉塵含有空気を試験風速2.5cm/秒で通過させ、JIS Z8813に準拠する光散乱光量積算方式により、通過前および通過後の粉塵濃度を同時に連続的に測定し、次式により捕集効率を求める。
捕集効率(%)=(通過後の粉塵濃度(個数/L)−通過前の粉塵濃度(個数/L))/(通過前の粉塵濃度(個数/L))×100
(初期圧力損失)
JIS B9908 形式2、形式3に準拠し、610mm×610mmの寸法のダクトを用いて、風速2.5/秒での圧力損失を測定する。
(粉塵保持量)
JIS B9908 形式2、形式3に準拠して、JIS Z8901に規定するJIS11種の粉体による、粉塵濃度70±30mg/m、試験風速2.5m/秒での圧力損失が最終圧力損失(294Pa)に達するまでの粉塵供給量を測定する。
本実施形態のエアフィルタユニット1において、押付機構30を用いてケーシング7の当接壁部17bに対し気流の方向にフィルタ11を押し付けることができる。このため、フィルタ11と当接壁部17bとの間でのリークを抑え、ケーシング7内に取り込んだ空気を確実にフィルタ11に通すことができ、気密性を高めることができる。例えば、フィルタ11として上記高性能フィルタを用い、原子力関連施設において発生した放射性同位元素を含んだ汚染ガスを通過させる場合のように、高い気密性が要求される場合にも好適に用いられる。
他方、押付機構30のロッド52は、移動方向と直交する方向への移動が拘束されているため、被操作部材を移動方向に移動させるための操作を安定して行うことができる。また、ケーシング7内にロッド52の移動方向と直交する方向への移動代を確保する必要がなく、ケーシング7をコンパクトにすることができる。このような効果は、トグルクランプ60を用いることで特に有効に発揮される。
トグルクランプ60を用いて被操作部材を操作するよう構成した場合は、上記説明したように、簡単な操作で押付状態と解除状態とを切り替えることができ、フィルタ11を交換する際の作業性に優れるとともに、フィルタ11とケーシング7との間でリークが発生するのを確実に抑えることができる。特許文献1の技術では、フィルタ押付け部材をエアフィルタに押し付けるために、ネジ機構のボルトを所定回数回転させる必要があり、適切な大きさの押付力を得るために必要なボルトの回転量がわかりにくい。例えば、ボルトを7回回転させてフィルタ押付け部材をエアフィルタに押し付けることができる場合、8回回転させても押し付けることができることが考えられ、エアフィルタを押し付ける力の大きさが、交換作業のたびに異なることが起こりうる。トグルクランプ60を用いた場合は、被操作部材の移動量が一定であることで、押付力の大きさが一定になるため、交換作業に伴って押付力の大きさが一定とならないことを回避できる。特に、交換後も、同じ高さ(気流の方向の長さ)のフィルタを使用する場合は、一定の大きさの押付力が得られる、トグルクランプ60を用いた操作態様は有効である。
また、本実施形態のエアフィルタユニット1は、押付機構を構成する部品の数が比較的少なく、安価に作製することができる。押付部材として、例えば、スライドバー51の代わりに、気流の方向と直交する方向に互いに間隔をあけて配置した複数の部材を用いた場合は、エアフィルタの大きさや、必要とする押付力の大きさ等によって、その数が多くなるとともに、そのような複数の部材を互いに同じ寸法となるよう作製する必要がある。これに対し、押付部材としてスライドバー51を用いた場合は、押付部材の数は1つでよく、また、傾斜孔を形成するといった比較的簡単な作業によって押付部材を作製することができる。
なお、本実施形態のエアフィルタユニット1は、原子力関連施設で用いられる場合に限られず、ビル、工場等の建物において、外気処理装置(外調機)の内部や、ダクトの途中に設けられた取付位置に取り付けられて用いられてもよい。本実施形態のエアフィルタユニット1は、その上流側または下流側に、他のエアフィルタまたはエアフィルタユニットが配置されてもよい。例えば、他のエアフィルタとして、公知のロールフィルタをエアフィルタユニット1の上流側に配置してもよい。ロールフィルタは、互いに離間して平行に配された1対のローラと、1対のローラに巻き回された長尺状の濾材とを有しており、濾材の使用済み領域が一方のローラに巻き取られると同時に他方のローラから未使用領域が引き出されるようになっている。ロールフィルタの濾材は、例えば、粒径5μm以上、濃度0.4〜7mg/mの粉塵の除去に用いられる。この場合、エアフィルタユニット1は、ロールフィルタから下流側に離間して配されていてもよく、1対のローラの間の空間に埋め込まれるように配置されてもよい。
以上、エアフィルタユニットについて詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更をしてもよいのはもちろんである。
1 エアフィルタユニット
7 ケーシング
11 フィルタ
20A 支持台
21 係止突起
30 押付機構
40 連結機構
41 リンク版
42 ネジ部材
43 デンデンボルト
51 スライドバー
51a 傾斜孔
60 トグルクランプ
61 固定部
62 リンク
63 操作部材
63a 長腕
63b 短腕
63c 角部
71、72、73 回転軸

Claims (5)

  1. 気体中の微粒子を捕集するエアフィルタと、前記エアフィルタを収納し、気流が通る開口部を有するケーシングと、を備えるエアフィルタユニットであって、
    前記ケーシングは、さらに、前記エアフィルタが前記開口部を覆うように前記エアフィルタを前記ケーシングの内壁に押し付ける押付機構を有し、
    前記押付機構は、気流の方向と直交する方向を移動方向として移動するよう操作される被操作部材であって、気流の方向への動きが拘束された被操作部材と、
    前記被操作部材が操作されることで前記エアフィルタを気流の方向に押し付ける押付部材と、
    前記被操作部材および前記押付部材のそれぞれと接続され、前記被操作部材と前記押付部材とを連結する連結機構と、を有し、
    前記連結機構は、前記被操作部材の前記移動方向への移動に伴って前記押付部材を前記エアフィルタに対し接近または離反させることを特徴とするエアフィルタユニット。
  2. 前記押付部材は、前記移動方向に延びる形状を有しており、前記移動方向に対して気流の方向に傾斜して延びる傾斜孔を有し、
    前記ケーシングは、さらに、前記傾斜孔に係止される係止突起を有しており、
    前記押付部材は、前記被操作部材の前記移動方向への移動に伴って前記連結機構に追随して動くとき、前記係止突起が前記傾斜孔に対して相対的に移動することで、前記移動方向および気流の方向に移動する、請求項1に記載のエアフィルタユニット。
  3. 前記ケーシングは、さらに、前記エアフィルタを気流の方向と直交する方向にスライドさせて取り出すための取出開口部を有し、
    前記押付部材は、前記被操作部材が、前記移動方向のうち前記取出開口部から遠ざかる方向に移動することで前記エアフィルタに接近する、請求項1または2に記載のエアフィルタユニット。
  4. 押付機構は、さらに、前記被操作部材を前記移動方向に移動させる移動機構を備え、
    前記移動機構は、外力を受けることにより、前記ケーシングに対して、前記移動方向を含む面内で回転可能な操作部材を有し、
    前記操作部材は、前記ケーシングと連結され回転可能に軸支される支点と、
    前記支点から離間した位置で前記被操作部材に対して回転可能に軸支される作用点と、
    前記作用点よりも前記支点から離間した位置で前記外力を受ける力点と、を有し、
    前記力点が外力を受けたときに前記支点に対して回転することで、前記外力よりも大きな力で前記作用点を前記移動方向に移動させる、請求項1から3のいずれか1項に記載のエアフィルタユニット。
  5. 前記エアフィルタを第1のエアフィルタというとき、前記エアフィルタユニットは、さらに、前記ケーシングに収納される1または複数の第2のエアフィルタを備え、
    前記第1のエアフィルタおよび前記第2のエアフィルタは、前記移動方向に沿って並ぶよう配置され、
    前記押付部材は、前記被操作部材が操作されることで、前記第1のエアフィルタおよび前記第2のエアフィルタを気流の方向に押し付ける、請求項1から4のいずれか1項に記載のエアフィルタユニット。
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