JP3160654U - エアフィルタの取付構造 - Google Patents
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Abstract
Description
図12において、エアフィルタ81の濾材82の外周を気密に保持する枠体83をチャンバー84に設けた取付枠85に気密性を確保しながらシール材86を介して固定するために、枠体83の下端部を受ける受部87と、該受部87の上方に位置する固定部88を備え、受部87と固定部88とを間隔調整部材89を介して連結するようにしている。
前記受部87は上板92と、この上板92より長めの下板93と、これらを連結する連結板94とから断面略コ字状に一体に形成され、前記上板92に前記ボルト90の側面を支持するための半円形状の切欠95を備え、前記下板93の先端側で前記枠体83の下端部を受けるようにしている。
また、従来、エアフィルタの取付構造として、図13に示すものも知られている(例えば、特許文献2参照)。
エアフィルタユニット104が収納される空間の前面側には、上下側面の左右両端部に支持具107が取付けられ、これらの左右の支持具107に、レバー108で回動されるエアフィルタ支持軸109が、エアフィルタユニット4の上下辺縁にそれぞれ近接させて差し渡されている。
前記開閉扉106はヒンジ113で横側面103に取り付けられ、閉じられた開閉扉106は回動式の錠114で横側面103に固定され、開閉扉106の裏面周縁には、ここからの空気の漏れを防止するために、シール部材115が取付けられており、前記下側面には2本のレール116が取付けられ、挿入口105から挿入されるエアフィルタユニット104は、このレール116の上に沿って押し込まれる。
前記フィルタ押付部110は、エアフィルタ支持軸109と直交する方向に延びる2本のアーム部120と、これらのアーム部120の先端を繋ぐエアフィルタ支持軸109と平行な平行部121より成り、平行部121に回転自在なリング部材122が嵌め込まれている。
また、従来のエアフィルタの取付構造は、受部87や間隔調整部材89の構造が複雑で大きな設置スペースが必要であるという課題もあった。
また、特許文献2に記載された従来のエアフィルタの取付構造は、前記支持具107の水平溝に設けられたコイルばねが必須であるとともに、フィルタ押付部110を、エアフィルタ支持軸109と直交する方向に延びる2本のアーム部120と、これらのアーム部120の先端を繋ぐエアフィルタ支持軸109と平行な平行部121により形成し、平行部121に回転自在なリング部材122を、エアフィルタユニット104の前面に押し当てて転動させるようにして、エアフィルタユニット104を前記後面側のエアフィルタ支持枠111に押し付けるようにしているため、構造が複雑であるという課題があった。
前記ケーシングの空気出口側に設けた取付枠に、パッキングを介して前記エアフィルタの枠体を当接させ、
円柱状又は円筒状の第一部材を、前記ケーシングの空気入口側における対向する各入口面に固定した取付部材により、前記エアフィルタの空気入口側の枠体の幅方向全長に亘って前記枠体と平行に所定間隔あけて設け、
前記エアフィルタの枠体の両端部と対応する位置における前記第一部材に、円柱状又は円筒状で前記所定間隔よりも所定寸法大きな外径で所定幅の第二部材を第一部材の軸心と平行にして固定し、
前記取付部材は、金属製の板状部材により形成し、前記第一部材から反エアフィルタ側に延びる前記入口面への固定片と、固定片から前記エアフィルタの枠体と平行に入口面から所定値立上りUターンして立下がる逆U字状片とを備え、逆U字状片により前記第一部材を前記エアフィルタの枠体からの前記所定間隔を保持しながら、回動可能で前記入口面から離間可能にするとともに、該取付部材の前記入口面への固定位置を前記第二部材の近傍とし、
前記第一部材の一端部には、該第一部材を所定角度回動及び移動する回動移動手段を備え、
前記回動移動手段により前記第一部材を回動移動することにより、前記第一部材が前記入口面に位置し前記第二部材が前記入口面から離れて前記エアフィルタの枠体を押圧しないロック解除位置と、前記第一部材が前記入口面から離れて位置し前記第二部材が前記入口面に位置するとともに前記第一部材の軸心が前記第二部材の軸心よりも前記入口面から離れて前記第二部材が前記エアフィルタの枠体を押圧するロック位置とに切替可能としたエアフィルタロック手段を形成し、
前記エアフィルタロック手段を前記ケーシングの空気入口側における対向する各入口面に設けることにより前記エアフィルタの対向する枠体を押圧可能にしたものである。
前記エアフィルタの横幅方向に沿って前記第一部材を設けるとともに、前記第二部材を前記エアフィルタの枠体の両端部及び中間部に対応する位置における前記第一部材に固定し、
前記取付部材を前記各第二部材の近傍における前記入口面に固定したものである。
また、金属製の板状の取付部材の弾性力を利用して、第一部材を回動移動することにより第二部材がエアフィルタの枠体を押圧するロック位置と、押圧しないロック解除位置とに容易に切替えることができるのである。
できるのである。
本考案の第一の実施の形態に係るエアフィルタの取付構造を図1〜図7に基づき説明する。
エアフィルタ1aは、ガラス長繊維製の濾材11を空気流と平行方向に折込み、波形アルミ製セパレータにより保持し、濾材11の外周に設けられた溶融亜鉛メッキ鋼板(亜鉛鉄板)製の枠体12に密封成形しており、外形が610mm×610mm×150mmの中性能のものである。
ケーシング2の空気出口側25に取付枠26を設けており、この取付枠26に前記エアフィルタ1aの枠体12を厚み5mmのパッキング13を介して当接させるようにしている。
前記ケーシング2の空気入口側21における対向する各入口面21a(図3参照)に取付部材3(図1参照)を固定し、この取付部材3により、ステンレススチール製で外径が10mmの円柱状の第一部材4を前記エアフィルタ1aの空気入口側21の枠体12の幅方向全長に亘って前記枠体12と平行に所定間隔あけて設けている。
また、前記エアフィルタ1aの枠体12の両端部14と対応する位置における前記第一部材4に、ステンレススチール製で外径が前記所定間隔12.5mmよりも所定寸法2.5mm大きな外径15mmで所定幅30mmの第二部材5を第一部材4の軸心と平行に溶接により固定している。
そして、固定片31を2個のビス33により前記入口面21aに固定して、前記逆U字状片32により前記第一部材4を前記エアフィルタ1aの枠体12からの前記所定間隔を保持しながら、回動可能で前記入口面21aから離間可能にしている。
前記取付部材3の前記逆U字状片32の他端32aは前記入口面21aから3mm離して自由端としている。
そして、前記固定片31の他部には、図5〜図7に示すように、立上り片34のみを設けており、以下に説明するように、立上り片34の立上り端部34aを第二部材5のストッパーとしている。
前記回動移動手段(ハンドル)41はステンレススチール製で長さが110mmで10mm×10mmの四角柱である。
図4(a)及び図5に示すように、回動移動手段41を前記エアフィルタ1aの枠体12と平行に前記入口面21aから直角に位置させたときに、前記第一部材4が前記入口面21aに位置しており、前記第二部材5が前記入口面21aから離れて前記エアフィルタ1aの枠体12を押圧しないロック解除位置となるように、前記第一部材4と前記第二部材5と前記回動移動手段41との位置関係を定めてそれぞれを固定している。
また、このロック解除位置では、第二部材5は取付部材3の立上り端部34aに当たって、立ち上がり端部34aが第二部材5のストッパーとなり、前記回動移動手段41の回動移動を規制している。
さらに、図4(c)及び図7に示すように、回動移動手段41を入口面21aと平行となる位置まで回動移動させると、第一部材4は前記取付部材3の逆U字状片32により図4(c)において左右方向の移動を規制されながら、入口面21aから離れる方向(図4(c)の上方向)に移動するのである。
この図4(c)及び図7の位置関係では、第一部材4が入口面21aから離れて位置し第二部材5が入口面21aに位置するとともに第一部材4の軸心が第二部材5の軸心よりも入口面21aから離れて第二部材5がエアフィルタ1aの枠体12を押圧するロック位置となるのである。
特に、空気入口側21が下方で空気出口側25が上方に位置し、エアフィルタ1aの重量が第二部材5に作用する場合には、図4(c)及び図7の状態から図4(b)及び図6の状態に振動などで切替ることを確実に防止できるのである。
そして、エアフィルタロック手段6は、図3に示すように、前記ケーシング2の空気入口側21における対向する各入口面21aにそれぞれ設けるのである。
そして、点検扉7の開閉は、2個の蝶番71と2個のグリップボルト72により行うようにしている。
なお、74はマノスターゲージ73のビニールホース、75はビニール管継手、76は点検扉用パッキング、27はプレフィルタ22のフィルタレール、28は吊り金具である。
また、以上の第一の実施の形態では、エアフィルタ1aを中性能タイプとしたが、高性能タイプとしてもよい。
また、以上の第一の実施の形態では、第一部材4の外径よりも第二部材5の外径を大きくしたが、両部材の外径を同じにしてもよく、第一部材の外径を第二部材の外径よりも大きくしてもよい。
以上の第一の実施の形態では、エアフィルタユニット1の用途について説明していないが、用途は、例えば外気取入口に設けて外気をエアフィルタにより清浄にして室内に供給するようにしたり、室内空気を空気調和装置で温湿度調節して循環させる際に室内空気の吸込口又は室内への吹出口に設けたり、外気取入用の場合、ダクトの途中に設けることもできるし、別の換気扇により室内空気を排気し室内を負圧にし室内外を仕切る壁面に設けて外気を取入れるようにしてもよく、用途は特に限定されない。
以上の第一の実施の形態では、エアフィルタ1aの枠体12を溶融亜鉛メッキ鋼板製としたが、市販のエアフィルタの各種枠体、例えば、合板製、アルミニウム合金製としてもよい。
第二の実施の形態は、エアフィルタユニットの濾過風量を大きくするために、2基のエアフィルタモジュールを連結してエアフィルタを形成し、このエアフィルタを2基用いるとともに、エアフィルタモジュールの空気流通方向の寸法を大きくしてエアフィルタユニットを構成するようにした点が第一の実施の形態と異なる。
図8〜図11において、エアフィルタユニット1は、2基のエアフィルタモジュール15を連結して横幅の大きいエアフィルタ1bを形成し、2基のエアフィルタ1bをケーシング2内に取付けている。
そして、2基のエアフィルタモジュール15の連結構造は図11に示すように、2基のエアフィルタモジュール15の対向する枠体12にそれぞれ2列の平行な連結部16を設けている。
係合部16b同士の連結は、図11(a)に示すように一方のエアフィルタモジュール15を他方のエアフィルタモジュール15とは図面上で空気流通方向にずらして係合部16bを対向するエアフィルタモジュール15の枠体12に当接させた後、図11(b)に示すように両エアフィルタモジュール15を面一にすることにより行うのである。
2基のエアフィルタ1bと、2基のプレフィルタ22aとは、点検口及び点検扉7aからそれぞれ脱着できるように平行に2列に配設している。
そして、この取付枠26に前記エアフィルタ1bの枠体12を厚み5mmのパッキング13を介して当接させるようにしている。
前記ケーシング2の空気入口側21における対向する各入口面21a(図10参照)に取付部材3、3aを固定し(図8参照)、この取付部材3、3aにより、第一部材4をエアフィルタ1bの空気入口側21の枠体12の幅方向全長に亘って前記枠体12と平行に所定間隔あけて設けている。
前記中間第二部材5aの所定幅は60mmとしており、他の第二部材5の所定幅30mmの2倍としている。
前記回動移動手段(ハンドル)41の構成及び前記回動移動手段41により前記第一部材4を回動移動することにより、エアフィルタ1bの枠体12を押圧しないロック解除位置と、押圧するロック位置とに切替可能としたエアフィルタロック手段6についても、図4〜図7の説明図と同様であり、説明を省略する。
また、点検扉7aの横幅が大きいために、点検口からの空気洩れを防止できるように蝶番及びグリップボルトを3個ずつ設けている(図示せず)。
2 ケーシング
3、3a 取付部材
4 第一部材
5、5a 第二部材
6 エアフィルタロック手段
7、7a 点検扉
11 濾材
12 枠体
13 パッキング
14 両端部
15 エアフィルタモジュール
21 空気入口側
21a 入口面
25 空気出口側
26 取付枠
31 固定片
32 逆U字状片
41 回動移動手段(ハンドル)
Claims (4)
- 濾材と、濾材の外周に設けられた枠体とからなるエアフィルタを四角筒状のケーシング内に取付けるエアフィルタの取付構造であって、
前記ケーシングの空気出口側に設けた取付枠に、パッキングを介して前記エアフィルタの枠体を当接させ、
円柱状又は円筒状の第一部材を、前記ケーシングの空気入口側における対向する各入口面に固定した取付部材により、前記エアフィルタの空気入口側の枠体の幅方向全長に亘って前記枠体と平行に所定間隔あけて設け、
前記エアフィルタの枠体の両端部と対応する位置における前記第一部材に、円柱状又は円筒状で前記所定間隔よりも所定寸法大きな外径で所定幅の第二部材を第一部材の軸心と平行にして固定し、
前記取付部材は、金属製の板状部材により形成し、前記第一部材から反エアフィルタ側に延びる前記入口面への固定片と、固定片から前記エアフィルタの枠体と平行に入口面から所定値立上りUターンして立下がる逆U字状片とを備え、逆U字状片により前記第一部材を前記エアフィルタの枠体からの前記所定間隔を保持しながら、回動可能で前記入口面から離間可能にするとともに、該取付部材の前記入口面への固定位置を前記第二部材の近傍とし、
前記第一部材の一端部には、該第一部材を所定角度回動及び移動する回動移動手段を備え、
前記回動移動手段により前記第一部材を回動移動することにより、前記第一部材が前記入口面に位置し前記第二部材が前記入口面から離れて前記エアフィルタの枠体を押圧しないロック解除位置と、前記第一部材が前記入口面から離れて位置し前記第二部材が前記入口面に位置するとともに前記第一部材の軸心が前記第二部材の軸心よりも前記入口面から離れて前記第二部材が前記エアフィルタの枠体を押圧するロック位置とに切替可能としたエアフィルタロック手段を形成し、
前記エアフィルタロック手段を前記ケーシングの空気入口側における対向する各入口面に設けることにより前記エアフィルタの対向する枠体を押圧可能にしたことを特徴とするエアフィルタの取付構造。 - 2基のエアフィルタモジュールを連結して横幅の大きいエアフィルタを形成し、
前記エアフィルタの横幅方向に沿って前記第一部材を設けるとともに、前記第二部材を前記エアフィルタの枠体の両端部及び中間部に対応する位置における前記第一部材に固定し、
前記取付部材を前記各第二部材の近傍における前記入口面に固定したことを特徴とする請求項1に記載のエアフィルタの取付構造。 - 前記回動移動手段は、前記第一部材の一端に直角に所定長のハンドルを固定したことを特徴とする請求項1又は2に記載のエアフィルタの取付構造。
- 前記エアフィルタの空気流通方向に直交する前記ケーシングの側面に、前記エアフィルタを脱着可能な点検口及び点検口を開閉する点検扉を設けるとともに、前記回動移動手段を点検口から操作可能に点検口の近傍に設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のエアフィルタの取付構造。
Priority Applications (1)
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JP2010002627U JP3160654U (ja) | 2010-04-20 | 2010-04-20 | エアフィルタの取付構造 |
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JP3160654U true JP3160654U (ja) | 2010-07-01 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2018054195A (ja) * | 2016-09-28 | 2018-04-05 | 大成建設株式会社 | フィルタ装置 |
CN108392877A (zh) * | 2017-02-08 | 2018-08-14 | 珠海格力电器股份有限公司 | 滤芯安装结构和净水机 |
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2010
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