JP2017096787A - 電気的接触子及び電気的接続装置 - Google Patents

電気的接触子及び電気的接続装置 Download PDF

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Abstract

【課題】低コストで、電極に対する電気的接触性を改善すると共に、電気的な接触不良を回避できるようにする。【解決手段】本発明の電気的接触子は、本発明の電気的接触子は、一方の部材に対して接触するものであって、複数の山形状の先端部を有する第1プランジャーと、他方の部材に対して接触するものであって、第1プランジャーの一部と重なり合った状態で第1プランジャーと接触し、第1プランジャーと協働して一方の部材と他方の部材との間を電気的に導通する第2プランジャーと、第1プランジャーの先端部と第2プランジャーの先端部とを互いに反対向きの状態で結合するものであって、第1プランジャーと第2プランジャーとの結合部の外周を覆い、第1プランジャー及び第2プランジャーのそれぞれの受け部に当接して、第1プランジャー及び第2プランジャーを相対的にスライド可能に支持するスプリング部とを備えること特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、電気的接触子及び電気的接続装置に関し、例えば、配線基板や半導体集積回路等に備えられた電極に接触する電気的接触子や、複数の電気的接触子を有する電気的接続装置に適用し得るものである。
対向して配設された配線基板の電気回路等を互いに電気的に接続する電気的接触子は良く知られている。このような電気的接触子として、例えば、特許文献1に記載のものがある。
図23(A)は、従来の電気的接続装置の電気的接触子90の装着部分を示す拡大正面断面図であり、図23(B)は、図23(A)の電気的接触子90の装着部分を示す拡大側面断面図である。
図23(A)及び図23(B)では、電気的接続装置のハウジング17に電気的接触子90が設けられており、その電気的接触子90が、被検査体の電極13及び配線基板15のコンタクトパッド22に電気的に接続している状態を示している。
電気的接触子90は、例えば、2個の第1プランジャー91、第2プランジャー92、圧縮コイルスプリング93を有する。2個の第1プランジャー91はそれぞれ、被検査体の電極13に接触する板状のプランジャーである。第2プランジャー92は、配線基板15の上面に設けられているコンタクトパッド22に接触する板状のプランジャーである。
各第1プランジャー91、圧縮コイルスプリング93内に挿入されている。圧縮コイルスプリング93内に各第1プランジャーが挿入された逆方向から、第2プランジャー92が圧縮コイルスプリング93内に挿入されている。
2個の第1プランジャー91は、第2プランジャー92を挟んで重ね合わされている。つまり、2個の第1プランジャー91が第2プランジャー92を挟んだ状態で、2個の第1プランジャー91及び第2プランジャー92の重ね合わされている結合部分が、圧縮コイルスプリング93内に挿入されている。各第1プランジャー91のバネ受け部911及び第2プランジャー92のバネ受け部921は、圧縮コイルスプリング93と接している。
電気的接続装置のハウジング17に電気的接触子90が組み込まれて、電気的接続装置が使用される際、圧縮コイルスプリング93が外力を受けて、圧縮コイルスプリング93が上下方向に弾性力を発揮することにより、各第1プランジャー91の先端部91Aが、電極13に電気的に接続し、第2プランジャー92の端部がコンタクトパッド22に電気的に接続する。
特開2015−40734号公報
しかしながら、上述した電気的接触子をハウジングした電気的接続装置を使用する際、以下のような課題が生じ得る。
例えば2個の第1プランジャー91が電極13に接触する際、図24のように、それぞれの第1プランジャー91は2点で電極13に電気的に接続する。しかし、第1プランジャー91は板状であるため、2個の第1プランジャー91を電極13に接触させる際に、例えば、図25のように、一方の第1プランジャー91がズレてしまうことがある。そうすると、電極13に接触している第1プランジャーの先端部91Aにのみ負荷がかかり、電極13との間の摩耗等により、先端部91Aの先端形状が、変形したり、破損等したりする。この影響により、先端部91Aが正しく電極13と接触できず、接触抵抗が悪化するという問題が生じ得る。第1プランジャー91は板状であるため、第1プランジャー91の強度を確保できず、電極13及び電気的接触子90のサイズ縮小化により、2個の第1プランジャー91間が狭ピッチとなるため、第1プランジャー91のズレを正すことは困難である。
また、例えば2個の第1プランジャー91の先端部91Aがボール形状の電極13に接触する際、第1プランジャー91のいずれか一方又は双方の先端部91Aがボール形状の電極13の表面に沿って滑ってしまい、図26に示すように、第1プランジャー91が外側に広がってしまうことがある。そうすると、第1プランジャー91は、図27(A)の接触前の状態から図27(B)の接触後の状態となり、板状の第1プランジャー91の角部がハウジング17に干渉し、第1プランジャー91の角部Eが削れ、その削れカスが接触不良を引き起こす可能性が生じ得る。図28(A)及び図28(B)に示すように、電気的接触子90を装着するハウジング17の穴形状を長穴にすることで解決できる。しかし、穴形状を長穴とするためにコストがかかるという問題がある。
さらに、電気的接続装置が低温環境下で使用される場合、結露が発生することもあり、接触不良対策が必要となる。例えば、図27(A)のように、ハウジング17と第1プランジャー91との間には隙間Opができてしまい、これが、前記隙間Opを結露で発生した水滴の流路となってしまい、不良を起こす場合も生じ得る。
図28(A)及び図28(B)に示すように、電気的接触子90を装着するハウジング17の穴形状を長穴形状にすることで、第1プランジャー91の角部Eのハウジング17に対する干渉を抑制でき、ハウジング17と第1プランジャー91との間には隙間Opも遮断できる。しかし、上述したように長穴形状とするためコストがかかるという問題もある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、低コストで、電極に対して物理的な接触性を改善すると共に、電気的な接触不良を回避できる電気的接触子及び電気的接続装置を提供しようとするものである。
かかる課題を解決するために、第1の本発明の電気的接触子は、(1)一方の部材に対して接触するものであって、複数の山形状の先端部を有する第1プランジャーと、(2)他方の部材に対して接触するものであって、第1プランジャーの一部と重なり合った状態で第1プランジャーと接触し、第1プランジャーと協働して一方の部材と他方の部材との間を電気的に導通する第2プランジャーと、(3)第1プランジャーの先端部と第2プランジャーの先端部とを互いに反対向きの状態で結合するものであって、第1プランジャーと第2プランジャーとの結合部の外周を覆い、第1プランジャー及び第2プランジャーのそれぞれの受け部に当接して、第1プランジャー及び第2プランジャーを相対的にスライド可能に支持するスプリング部とを備えること特徴とする。
第2の本発明の電気的接続装置は、被検査体の電極に接触して試験を行う電気的接続装置において、被検査体の各電極に対応する位置に配設され当該各電極に接触して通電する複数の電気的接触子を備え、電気的接触子として請求項1〜8のいずれかに記載の電気的接触子を用いたことを特徴とする。
本発明によれば、低コストで、電極に対して物理的な接触性を改善すると共に、電気的な接触不良を回避できる。
第1の実施形態に係る電気的接続装置の平面図である。 第1の実施形態に係る電気的接続装置の断面図であり、図1のA−A線矢視断面図である。 第1の実施形態に係る電気的接続装置の断面図であり、図1のB−B線矢視断面図である。 第1の実施形態に係る上側ハウジング及び下側ハウジングに支持されている電気的接触子の構成を示す正面図である。 第1の実施形態に係る上側ハウジング及び下側ハウジングに支持されている電気的接触子の構成を示す側面図である。 第1の実施形態に係る第1プランジャーの構成を示す正面図である。 第1の実施形態に係る第1プランジャーの構成を示す側面図である。 第1の実施形態に係る第1プランジャーの先端形状を示す平面図である。 第1の実施形態に係る第1プランジャーの先端部と第2支持穴との関係を説明する説明図である。 第1の実施形態に係る第2プランジャーの構成を示す正面図である。 第1の実施形態に係る第2プランジャーの構成を示す側面図である。 第1の実施形態に係るスプリング部の構成を示す構成図である。 第1の実施形態の変形実施形態の電気的接触子の構成を示す図である。 第1の実施形態の変形実施形態の第2プランジャーの側面図である。 第2の実施形態に係る電気的接触子の構成を示す図である。 第2の実施形態に係る第1プランジャーの構成を示す正面図である。 第2の実施形態の変形実施形態の電気的接触子の構成を示す図である。 第2の実施形態の変形実施形態に係る電気的接触子の構成を示す正面図である。 第3の実施形態に係る電気的接触子の構成を示す図である。 第3の実施形態に係る第1プランジャーの構成を示す図である。 第3の実施形態に係る第2プランジャーの構成を示す図である。 第3の実施形態の変形実施形態の電気的接触子の構成を示す図である。 従来の電気的接続装置の電気的接触子の装着部分を示す図である。 従来の電気的接触子の電極への電気的接触を示す図である。 従来の電気的接触子のプランジャーがズレたときの電極への電気的接触を示す図である。 従来の電極に接触する際にプランジャーのズレを説明する説明図である。 従来のハウジングされる支持穴とプランジャーとの関係を説明する説明図である(その1)。 従来のハウジングされる支持穴とプランジャーとの関係を説明する説明図である(その2)。
(A)第1の実施形態
以下、本発明に係る電気的接触子及び電気的接続装置の第1の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
(A−1)電気的接続装置の詳細な構成
図1は、第1の実施形態に係る電気的接続装置11の平面図である。
図2は、第1の実施形態に係る電気的接続装置11の断面図であり、図1のA−A線矢視断面図である。
図3は、第1の実施形態に係る電気的接続装置11の断面図であり、図1のB−B線矢視断面図である。
まず、第1の実施形態の電気的接触子を用いる電気的接続装置11を含む検査装置の詳細な構成を、図1〜図3を参照しながら説明する。
検査装置は、被検査体12(図2参照)の通電試験等を行なう電気的接続装置を備えるものであり、検査装置はプローバとも呼ばれる。
被検査体12は、例えば、集積回路等の半導体デバイスであり、被検査体12の下側面に複数の電極13(図2参照)が設けられている。電極13の表面は、例えば球面状である場合を例示している。電極13は、被検査体12の下側面に、一列、複数列、マトリックス状等のように配列されている。
図3において、電気的接続装置11は、主に、配線基板15、下側ハウジング16、上側ハウジング17、フレーム18、ガイド板19を備える。
配線基板15は、電気的接触子20に繋がる信号線等の配線を配設すると共に、下側ハウジング16、上側ハウジング17等を支持する。配線基板15は、検査装置側の電極を構成する部材であり、配線基板15の配線は、検査装置による試験等を行なうため、検査装置の配線に接続されている。配線基板15の上面には、コンタクトパッド22(図4参照)が配設されており、電気的接触子20の下端部がコンタクトパッド22に接触し、電気的接触子20を介して被検査体12との間で電気的に導通される。
下側ハウジング16及び上側ハウジング17は、多数の電気的接触子20を支持する電気的接触子支持部材である。
下側ハウジング16は、後述するように、多数の電気的接触子20の下端部を挿入する多数の第1支持穴16A(図4参照)が設けられている。各電気的接触子20が第1支持穴16Aに挿入されることにより、下側ハウジング16は多数の電気的接触子20を支持する。
第1支持穴16Aの数は、被検査体12に設けられた電極13の数に応じて設定される。また、各第1支持穴16Aの形状は、例えば、円形形状に設定されている。
下側ハウジング16は配線基板15の上側に重ねられて配置され、多数の第1支持穴16Aの下に、配線基板15の上側面のコンタクトパッド22がある。そのため、各第1支持穴16Aに挿入されている各電気的接触子20が下向きに押圧されることにより、各電気的接触子20がコンタクトパッド22に電気的に接触する。
また、下側ハウジング16は、ガイドピン37の頭部39と嵌合するピン頭部嵌合穴23を有する。ピン頭部嵌合穴23の内径は、ガイドピン37の頭部39が遊ばないようにするため、ガイドピン37の頭部39の外径とほぼ同じ寸法である(図2参照)。
上側ハウジング17は、下側ハウジング16の上側に位置し、上側ハウジング17は、後述するように、多数の電気的接触子20の上部を挿入する多数の第2支持穴17A(図4参照)が設けられている。
多数の第2支持穴17Aは、下側ハウジング16の多数の第1支持穴16Aのそれぞれに対応する位置に設けられている。つまり、第1支持穴16A及び第2支持穴17Aに電気的接触子20が挿入されることで、電気的接触子20は支持される。また、第2支持穴17Aは、第1支持穴16Aの上側開口と同じ内径に形成されている。
上側ハウジング17及び下側ハウジング16との間で、電気的接触子20を上下方向に伸縮可能である。換言すると、第1支持穴16A及び第2支持穴17Aに挿入されている電気的接触子20は、上下方向にスライドできる。
また、上側ハウジング17には、ピン軸部嵌合穴28(図2参照)が設けられている。このピン軸部嵌合穴28は、ガイドピン37の軸部40を嵌合するための穴である。ピン軸部嵌合穴28の内径は、ガイドピン37の軸部40が遊ばないようにするため、ガイドピン37の軸部40の外径とほぼ同じ寸法である。
フレーム18は、配線基板15、下側ハウジング16及び上側ハウジング17を一体的に固定し、これらを支持すると共に、上下方向に可動するガイド板19を支持する。
図1〜図3に示すように、フレーム18は、外枠部31と、固定用フランジ部32と、上下動支持用フランジ部33とを有する。
外枠部31は、下側ハウジング16、上側ハウジング17及びガイド板19の周縁部を囲うように、四角形の枠体状に形成されている。外枠部31の下側面には、位置決め用ピン又は位置決め用穴(いずれも図示せず)が設けられ、配線基板15の上側面には、外枠部31側の位置決め用ピン又は位置決め用穴に対応して、位置決め用穴又は位置決め用ピン(いずれも図示せず)が設けられている。これにより、外枠部31の下側面の位置決め用ピン又は位置決め用穴が、配線基板15の上側面の位置決め用穴又は位置決め用ピンに嵌り合って、外枠部31と配線基板15とが正確に位置決めされて支持されるようになっている。
図1に示すように、外枠部31の四隅には、固定ネジ35が取り付けられている。この固定ネジ35は、外枠部31の四隅の貫通穴(図示せず)を介して配線基板15のネジ穴(図示せず)にねじ込まれて、これら外枠部31と配線基板15とを固定している。
図1及び図2に示すように、固定用フランジ部32は、四角形の外枠部31の開口部の対向する辺(枠)の内側面に、互いに対向して2つ設けられている。各固定用フランジ部32は、互いに内側へ水平に伸びた、ほぼ半円板状に形成されている。各固定用フランジ部32の下面の高さ(配線基板15からの高さ)は、下側ハウジング16及び上側ハウジング17を重ねた高さとほぼ同じ値に設定されている。これにより、配線基板15上に重ねられた下側ハウジング16及び上側ハウジング17を、各固定用フランジ部32と配線基板15とで挟んで支持するようになっている。具体的には、固定用フランジ部32の下に上側ハウジング17と下側ハウジング16を入れた時に、下側ハウジング16の下面が外枠部31の下面と同じになる。
2つの固定用フランジ部32の中央には、ガイドピン37が嵌合するピン穴38が形成されている。ピン穴38の内径は、ガイドピン37の軸部40の外径とほぼ同じ寸法に設定されている。
ここで、ガイドピン37(図2参照)は、頭部39と、軸部40とから構成されている。頭部39は、下側ハウジング16のピン頭部嵌合穴23の内径とほぼ同じ外径の円盤状に形成されている。軸部40は、上側ハウジング17のピン軸部嵌合穴28および固定用フランジ部32のピン穴38の内径とほぼ同じ外径の円形棒状に形成されている。
下側ハウジング16のピン頭部嵌合穴23と、上側ハウジング17のピン軸部嵌合穴28と、各固定用フランジ部32のピン穴38とは、これらにガイドピン37が通れることで、同一軸心上に設けられている。
これにより、ガイドピン37の頭部39が下側ハウジング16のピン頭部嵌合穴23に嵌合し、軸部40が上側ハウジング17のピン軸部嵌合穴28及び固定用フランジ部32のピン穴38に嵌合して、これら下側ハウジング16、上側ハウジング17及びフレーム18の位置決めを行っている。さらに、下側ハウジング16及び上側ハウジング17を、フレーム18の各固定用フランジ部32の下面と配線基板15とで上下から挟んでフレーム18の開口内に支持することで、これら配線基板15、下側ハウジング16、上側ハウジング17及びフレーム18が、互いに正確に位置決めされて一体的に固定されるようになっている。
上下動支持用フランジ部33(図3参照)は、ガイド板19を上下動可能にフレーム18の開口内に支持するための部分である。上下動支持用フランジ部33は、四角形の枠体状のフレーム18の開口部の四隅にそれぞれ形成されている。
図1及び図3に示すように、各上下動支持用フランジ部33は、板部42と、ガイドネジ穴43と、スプリング穴44とを有する。
図3において、板部42は、フレーム18の外枠部31の四隅に斜めに架け渡された板材である。板部42の下側面の高さは、固定用フランジ部32の下側面と同じ高さになるように設定されている。板部42の上側面の高さは、この板部42の上側面とガイド板19のフランジ部54の下側面とが互いに当接することで、被検査体12の電極13と電気的接触子20の上端部とが最適に接触するように設定されている。具体的には、被検査体12の電極13と電気的接触子20の上端部とが接触して、電気的接触子20が押し縮められる状態になるように、板部42の上側面の高さが設定されている。
板部42(図3参照)には、ガイドネジ穴43とスプリング穴44とが設けられている。ガイドネジ穴43は、ガイドネジ46をねじ込むためのネジ穴である。このガイドネジ穴43は、各板部42の中央(図3参照)に1つ設けられている。スプリング穴44は、スプリング47を支持するための穴である。このスプリング穴44は、各ガイドネジ穴43の両側に2つずつ設けられている。
ガイドネジ46は、ガイド板19のフレーム18の開口内における位置決めをして、かつガイド板19の上下動を許容するためのネジである。
図3に示すように、ガイドネジ46は、頭部48と、ガイド部49と、ネジ棒部50とを有する。
頭部48は、ガイド板19を抑えて抜け落ちを防止する部分である。頭部48の上側面には、マイナスドライバーが嵌合するマイナス溝51が形成されている。
ガイド部49は、ガイド板19の上下動を案内する部分である。ガイド部49は、頭部48とネジ棒部50との間に設けられ、ガイド板19のガイド穴59に嵌合して、ガイド板19の上下動を案内する。ガイド部49の長さ(高さ)は、前記頭部48の下面がガイド板19と接触して支持された状態(ガイド板19が、スプリング47で押し上げられた状態)で、電気的接触子20の上端部が、ガイド板19の縮小部57に受け入れられるように、設定されている。
ネジ棒部50は、板部42にガイドネジ46を固定するための部分である。ネジ棒部50は、板部42のガイドネジ穴43にねじ込まれて、ガイドネジ46を板部42に固定している。
スプリング47は、ガイド板19を弾性的に支持するための部材である。スプリング47は、板部42のスプリング穴44に装着されて、ガイド板19のフランジ部54の裏面に当接されている。これにより、合計8本のスプリング47が、4本のガイドネジ46のガイド部49に上下動可能に支持されたガイド板19を下側から付勢している。従って、ガイド板19のフランジ部54がガイドネジ46の頭部48の下面に接触するまで上方へ押し上げられて、コンタクト前の待機状態になっている。
ガイド板19は、被検査体12を電気的接続装置11に装着する際に、この被検査体12を位置決めして支持すると共に、被検査体12の各電極13と各電気的接触子20とを整合させるための部材である。ガイド板19は、受入凹部53と、フランジ部54とから構成されている。
図3に示すように、受入凹部53は、被検査体12を受け入れて支持する部分である。受入凹部53は、ほぼ四角形の皿状に形成されている。受入凹部53の内側底部は、四角形に形成され、その寸法は被検査体12よりも僅かに大きく設定されている。なお、ここでは、被検査体12が四角形のために、受入凹部53の内側底部も四角形に形成されているが、被検査体12が他の形状の場合は、受入凹部53の内側底部も被検査体12に合わせた形状になる。これにより、被検査体12が受入凹部53の内側底部に装着された状態で、被検査体12の位置決めがなされるようになっている。
図3において、受入凹部53の底板部55には、多数のガイド穴(図示しない)が設けられている。各ガイド穴は、被検査体12の各電極13を案内して受け入れるための開口である。各ガイド穴は、電極13よりも僅かに大きく形成され、電極13を容易に受け入れられるようになっている。即ち、被検査体12が受入凹部53に受け入れられることで、被検査体12の各電極13が、各ガイド穴の上側から容易に嵌り込むことができるようになっている。
なお、ガイド穴の下端部には、電極13を通さず、電気的接触子20の上端部を受け入れる縮小部57が形成されている。この縮小部57は、電気的接触子20の上端部を受け入れると共に貫通する事を許して、電気的接触子20が電極13と接触する事を可能にする。
図3に示すように、受入凹部53の上側開口53Aの下側には、傾斜面53Bが形成されている。この傾斜面53Bは、被検査体12を案内して受入凹部53の底部に導くための面である。
フランジ部54は、受入凹部53の4角の、フレーム18の上下動支持用フランジ部33に対応する位置に形成されている。各フランジ部54には、ガイドネジ46の頭部48が当接するザグリ部58が設けられている。このザグリ部58には、ガイドネジ46のガイド部49に上下動可能に嵌合するガイド穴59が設けられている。これにより、フランジ部54のガイド穴59がガイドネジ46のガイド部49に嵌合して上下動可能にされ、スプリング47でガイド板19が上方へ付勢されている。この状態で、被検査体12を受入凹部53に装着して下方へ押すことで、ガイド板19が押し下げられ、被検査体12の電極13と、電気的接触子20の上端部が接触して検査が行われるようになっている。
(A−2)電気的接触子の詳細な説明
図4は、第1の実施形態に係る上側ハウジング17及び下側ハウジング16に支持されている電気的接触子20の構成を示す正面図である。
図5は、第1の実施形態に係る上側ハウジング17及び下側ハウジング16に支持されている電気的接触子20の構成を示す側面図である。
電気的接触子20は、2個の第1プランジャー210、第2プランジャー220、スプリング部230を有する。2個の第1プランジャー210、第2プランジャー220及びスプリング部230は、いずれも導電性の材質で形成されている。
図4及び図5において、電気的接触子20の上端が被検査体12の電極13に電気的に接触し、電気的接触子20の下端が配線基板15のコンタクトパッド22に電気的に接触する。
電気的接触子20は、2個の第1プランジャー210の下部がスプリング部230に挿入され、各第1プランジャー210が挿入された側と反対側から、第2プランジャー220の上部がスプリング部230に挿入される。
電気的接触子20は、2個の第1プランジャー210の下部が、第2プランジャー220の上部を挟んで重さねられた状態となっている。2個の第1プランジャー210が第2プランジャー220と重なっているため、電気的な導通が可能となる。
スプリング部230は、各第1プランジャー210及び第2プランジャー220の結合部分の外周を覆い、各第1プランジャー210及び第2プランジャー220を弾性的に支持するために、スプリング部230が、各第1プランジャー210及び第2プランジャー220と電気的に接触している。そのため、スプリング部230は、各第1プランジャー210及び第2プランジャー220の間を電気的に導通する。
電気的接触子20の外径は、上側ハウジング17の第2支持穴17A及び下側ハウジング16の第1支持穴16Aの内径よりも小さい。そのため、電気的接触子20が被検査体12の電極13に電気的に接触する際、電気的接触子20は、上下方向にスライドできる。
図6は、第1の実施形態に係る第1プランジャー210の構成を示す正面図である。
図7は、第1の実施形態に係る第1プランジャー210の構成を示す側面図である。
図8は、第1の実施形態に係る第1プランジャー210の先端形状を示す平面図である。
以下の第1プランジャー210の構成の詳細な説明については、必要に応じて、図4及び図5も参照しながら行なう。
図6において、各第1プランジャー210は、概ね半円柱形状を有する。各第1プランジャー210は、例えば、略円柱形状のプランジャーを中心軸に沿って切断することで形成できる。そのため、略半円柱形状の各第1プランジャー210の平面部分が対向するようにして、2個の第1プランジャーが設けられる。
略半円柱形状の2個の第1プランジャー210のそれぞれが電極13の表面を両サイドから接触することになるため、第1プランジャー210は電極13に対する電気的接触を確実に行なうことができる。
また、第1プランジャー210の形状を略半円形状とすることにより、第1プランジャー210の強度を確保できるため、第1プランジャー210の電極13への接触を安定して行なうことができる。また、電極13及び電気的接触子20のサイズの縮小化にも対応でき、第1プランジャー210間の狭ピッチ化にも対応できる。
さらに、第1プランジャー210が電極13に対する電気的接触を確実に行なうことができるため、コストを抑えた材質(金属)で、第1プランジャー210を作製できる。例えば、導電性を良くするために、従来の第1プランジャーは高価な金属によるメッキ加工を行なっているが、前記メッキ加工が不要となる。勿論、導電性をより良くするために、第1プランジャー210に高価な金属によるメッキ加工を施しても良い。
図6及び図7に示すように、第1プランジャー210は、先端部211、上部212、凸部213、結合部214、抜け止め部215を有する。
先端部211は、被検査体12の電極13(図4参照)と接触する部分である。上部212から先端に向けて、先端部211は外径が小さくなるようにテーパ状となっており、その先端が複数の山形状となっている。
先端部211は、図7に示すように、第1プランジャー210の側面から見た場合、複数の山形状が連続して形成されていると共に、図8に示すように、先端部211を上から見た場合、2個の第1プランジャー210が合わせられたときの中心から山形状の頂点に向けてテーパ状に形成されている。すなわち、先端部211の複数の山形状のそれぞれは、略三角柱を有しており、先端部211は、各略三角柱が隣接する略三角柱と連なった形状となっている。
上部212は略半円柱形状である。そのため、2個の第1プランジャー210の平面部分が対向して設けられると、電気的接触子20が電極13(図4参照)に電気的接触を行なう際、ハウジングされている電気的接触子20は、第1支持穴16A及び第2支持穴17A(図4参照)において安定した状態となる。つまり、第1プランジャー210の先端部211が電極に接触する際、電極13の表面に沿って先端部211が滑ることを防止でき、第1プランジャー210のズレを防止できる。仮に、一方の第1プランジャー210のズレが生じても、当該一方の第1プランジャー210の姿勢を正しく補正できる。
先端部211が複数の山形状となっているため、電極13(図4参照)に対する接触点を多くできる。第1プランジャー210が電極13に接触する際に、仮に、一方の第1プランジャー210のズレが生じた場合でも、他方の第1プランジャー210の先端部211の複数の山形状が電極13に電気的に接触するので、電気的な導通ができる。つまり、接触不良を回避できる。
また、2個の第1プランジャー210の先端部211が電極13(図4参照)を包み込むように電気的に接触し、各先端部211の複数の山形状が電極13に確実に接触する。そのため、電極13に接触する先端部211の複数の接触点(山形状の接触点)のそれぞれにかかる負荷を分散できる。そのため、先端部211が電極13に接触するときに生じ得る、先端部211の山形状の変形や破損等を減少できる。
さらに、第1プランジャー210が略半円柱形状とすることにより、先端部211の山の数を増やすことができる。先端部211の山の数を増やすことにより、電極13との接触点を増やすことができる。従って、第1プランジャー210の電極13への電気的接触をより確実にでき、安定した電気的な導通ができる。
図9は、第1の実施形態に係る第1プランジャー210の先端部211と第2支持穴17Aとの関係を説明する説明図である。
図9(A)は、第1プランジャー210の先端部211の平面図である。図9(B)は、第1プランジャー210の先端部211の斜視図である。
図9(A)及び図9(B)に示すように、第1プランジャー210の上部212が上側ハウジング17の第2支持穴17Aから突出している。
上部212は略半円柱形状であるため、第1プランジャー210と第2支持穴17Aとの間の周縁の隙間を塞ぐことができる。そのため、電気的接続装置11が低温環境で使用されるときに、結露により発生した水滴がしたたり落ちる水滴流路(隙間)を遮断できる。
また、第1プランジャー210の上部212は略半円柱形状であるため、従来の板状のプランジャーのように角部と第2支持穴との干渉を抑制できる。そのため、角部と第2支持穴との間の干渉により生じ得る削れカスの発生が無くなり、接触不良を回避できる。また、上側ハウジング17の第2支持穴17A及び下側ハウジング16の第1支持穴16Aの形状を長穴形状とする必要がなくなるため、コストを削減できる。
図6において、凸部213は、略半円柱形状を有する。凸部213の外径は、上部212の外径よりも大きい。凸部213は、当該凸部213の下に連なる結合部214との間に、受け部216を有する。
受け部216は、スプリング部230(図4参照)の端部を受けるものである。受け部216は、結合部214から凸部213に向けて、外径を大きくするようテーパ状となっている。なお、この実施形態では、受け部216がテーパ状になっている場合を例示したが、受け部216はスプリング部230の端部を受けることができれば、段差等であっても良い。
結合部214は、略半円柱形状を有する。結合部214は、略半円柱形状の平面部分で第2プランジャー220の上部に有する結合部222(図10参照)と接触する。結合部214の外径は、上部212の外径よりも小さい。これは、第2プランジャー220と電気的に接触する結合部214がスプリング部230(図4参照)に内挿されたときに、スプリング部230の弾性力を受けて、第1プランジャー210及び第2プランジャー220が上下方向にスライドできるようにするためである。
抜け止め部215は、スプリング部230に内挿されている第1プランジャー210の抜け落ちを防止する。抜け止め部215は、結合部214の外径よりも大きい略半円柱状の凸形状である。また、抜け止め部215は、結合部214がスプリング部230(図4参照)に内挿されるときに、結合部214の挿入を案内するために、抜け止め部215の表面は湾曲した傾斜面となっている。
図10は、第1の実施形態に係る第2プランジャー220の構成を示す正面図である。
図11は、第1の実施形態に係るプランジャー220の構成を示す側面図である。
以下の第2プランジャー220の構成の詳細な説明は、必要に応じて、図4〜図7も参照しながら行なう。
第2プランジャー220は、当該第2プランジャー220の下端部が配線基板15上のコンタクトパッド22(図4参照)に電気的に接触し、当該第2プランジャー220の上部が、2個の第1プランジャー210(図4参照)に挟まれた状態で、各第1プランジャー210と電気的に接続して、電気的な導通を行なう。
第2プランジャー220は、導電性材料を切削加工、プレス加工、フォトリソ技術を用いたメッキ加工等を施して作製される。
図10及び図11において、第2プランジャー220は、先端部221、結合部222、下部223、下端部224を有する。
結合部222及び先端部221は、板状で形成されている。結合部222及び先端部221は、2個の第1プランジャー210の結合部214の平面部分と重なり合い、結合部214と電気的接触する。
先端部221は、結合部222がスプリング部230(図4参照)に内挿されるときに、結合部222の挿入を案内する部分である。先端部221は、結合部222がスプリング部230に挿入されるときに挿入の障害とならないように、湾曲した傾斜面となっている。
結合部222の幅長(寸法)は、第1プランジャー210の結合部214(図7参照)の平面部分の幅長と同じ程度であっても良いし、結合部214の平面部分の幅長よりもわずかに短くしても良い。これにより、第2プランジャー220の結合部222と、第1プランジャー210の結合部214との電気的な接触面積を広くでき、電気的な導通が良好となる。
下部223は、略円柱形状を有する。下部223の外径は、第1プランジャー210の凸部213(図6、図7参照)の外径と略同じとすることができる。下部223は、結合部222との間にスプリング部230(図4参照)の端部を受ける受け部225を有する。
受け部225は、スプリング部230を受けることができれば、受け部225の中心軸を通る直径が結合部222の幅長よりも大きい。
下部223の下端部224は、配線基板15のコンタクトパッド22(図4参照)と電気的に接触する。下端部224の外径は、下部223の外径と略同じ大きさであっても良いし、又は下部223の外径よりも小さい。
図12は、第1の実施形態に係るスプリング部230の構成を示す構成図である。以下のスプリング部230の構成の詳細な説明は、必要に応じて、図4〜図7、図10、図11も参照しながら行なう。
スプリング部230は、導電性材料で形成された圧縮コイルスプリングである。スプリング部230は、2個の第1プランジャー210の結合部214(図4、図6参照)が、第2プランジャー220の結合部222(図4、図10参照)を挟んだ状態で、結合部214及び結合部222の外周を覆い、2個の第1プランジャー210の受け部216及び第2プランジャー220の受け部225に接触して各第1プランジャー210及び第2プランジャー220を弾性的に支持する。
スプリング部230は、各第1プランジャー210及び第2プランジャーと接触しているため、スプリング部230自体も電気的導通が行なされる。また、スプリング部230は、各第1プランジャー210の結合部214と第2プランジャーの結合部222とが重なるように結合している部分を覆いながら、各第1プランジャー210及び第2プランジャー220が上下方向に相対移動(スライド)できるように弾性支持する。
スプリング部230は、数ミクロン程度の線径の線材で、上下方向の弾性力を機能させるために、例えば10〜20程度の巻数としたコイルスプリングである。
スプリング部230の上端部231及び下端部232は、各第1プランジャー210の受け部216及び第2プランジャー220の受け部225に接触(当接)する部分である。
スプリング部230の中間部233の外径は、第1プランジャー210及び第2プランジャー220の最大幅寸法とほぼ同程度又は僅かに大きく設定されている。換言すれば、中間部233の外径は、第1プランジャー210の凸部213の外径、第2プランジャー220の下部223の外径と同程度又は僅かに大きく設定されている。これは、第1プランジャー210、第2プランジャー220の上下方向のスライドを可能とするためである。
これに対して、スプリング部230の上端部231及び下端部232の内径は、各第1プランジャー210の結合部214及び第2プランジャー220の結合部222との重なり部分を支持するため、例えば2〜3巻程度の線材が密着して形成されており、中間部233の内径よりも小さく形成されている。
つまり、上端部231及び下端部232の内径が、第2プランジャー220の結合部222を挟み込んでいる2個の第1プランジャー210の結合部214の断面形状に外接する外接円の径よりも僅かに小さく設定されている。換言すれば、スプリング部230の上端部231及び下端部232は、密着小径部として機能している。
(A−3)第1の実施形態の変形実施形態
(A−3−1)第2プランジャーの変形実施形態
図13(A)は、第1の実施形態の変形実施形態の電気的接触子20Aの正面図であり、図13(B)は、第1の実施形態の変形実施形態の電気的接触子20Aの側面図である。
図14は、第1の実施形態の変形実施形態の第2プランジャー220Aの側面図である。
上述した第1の実施形態では、電気的接触子20の第2プランジャー220が、図10及び図11に示すように、下部223及び下端部224が略円柱形状であり、結合部222が板状であるプランジャーを例示した。
しかし、電気的接触子20は、第2プランジャー220に代えて、板状で形成された第2プランジャーを有しても良い。
図13(A)、図13(B)及び図14に示すように、第2プランジャー220Aは、板状のプランジャーである。第2プランジャー220Aは、1枚の板状の導電性材料をプレス加工、切削加工、メッキ加工等を施して作製できる。
第1の実施形態の第2プランジャー220に代えて、板状の第2プランジャー220Aとすることで、より低コストの電気的接触子を提供できる。
また、変形実施形態の電気的接触子20Aは、第1の実施形態の2個の第1プランジャー210を有するものである。そのため、第1の実施形態と同様に、電気的接触子20Aは被検査体12の電極13(図4参照)に対してより確実に電気的な接触を行なうことができ、電気的接触子20Aがハウジングである第2支持穴17A(図4参照)に対する干渉を抑制でき、さらに、電気的接触子20Aは第2支持穴17Aとの間の水滴流路を遮断できる。
図14に示すように、第2プランジャー220Aは、先端部221、結合部222、下部223A、下端部224Aを有する。
先端部221及び結合部222は、第1の実施形態の第2プランジャー220と同一又は対応する構成である。
下部223Aは、板状の略矩形形状を有する。下部223Aは、結合部222の基端側(下側)に続いて一体的に設けられている。下部223Aの幅長(幅寸法)は、下側ハウジング16の第1支持穴16A及び上側ハウジング17の第2支持穴17A(図4参照)の内径よりも小さい。また、下部223Aは、結合部222との境界に、スプリング部230の端部を受ける受け部225が形成されている。
下端部224Aは、配線基板15のコンタクトパッド22(図4参照)に電気的に接触する。下端部224Aは下部223Aに続いて一体的に設けられている。下端部224Aの幅長(幅寸法)は、略矩形形状の下部223Aの幅長(幅寸法)よりも小さい。また、コンタクトパッド22に対して安定かつ確実に電気的接触するため、下端部224Aの下端は湾曲して形成されている。
下部223Aと下端部224Aとの境界には下側支持肩部226が形成されている。これは、下側ハウジング16に引っかかって、下部223Aが第1支持穴16A(図4参照)から抜け落ちないようにするためである。
上記のように、第1の実施形態の第2プランジャー220に代えて、図14の第2プランジャー220Aを用いて、電気的接触子20Aを作製するようにしても良い。
(A−3−2)上述した第1の実施形態において、図6〜図8の第1プランジャー210の先端部211には、複数の山形状が形成されている場合を例示した。
先端部211に形成する山形状の数は、特に限定されるものではないが、先端部211の山形状が、被検査体12の電極13に対して多点接触して電気的な接触を確実にするためには、山形状が多い方が望ましい。第1の実施形態では、先端部211の山形状の数が5個の場合を例示した。しかし、先端部211の山形状の数は、例えば、3個、4個であっても良いし、6個以上であっても良い。
先端部211の山形状の数に応じて、先端部211の外周面における山形状の頂点角度は変わるが、山形状の頂点角度は数度〜数十度であることが望ましい。さらに、山形状が電極13に電気的に接触する際に、山形状に生じる負荷により、山形状が変形したり摩耗したりすることを考慮して、山形状の頂点角度は、45度〜50度程度であることが好ましい。
また、先端山の径(一方の第1プランジャー210の山形状と、これに対向する他方の第1プランジャー210の山形状との間隔)は、電極13の寸法にもよるが、例えば、数百μm〜数mm程度であることが望ましい。さらに、先端部211の山形状の高さ方向の長さは数十μm程度とすることが望ましい。これは、第1プランジャー210がボール状の電極13を確実に電気的に接触できるようにするためである。
(A−4)第1の実施形態の効果
以上のように、第1の実施形態によれば、略半円柱形状の2個第1プランジャーのそれぞれが電極の表面を両サイドから電気的に接触するため、電気的接触子の製造コストを抑えながら、第1プランジャー210は電極13に対する電気的接触を確実に行なうことができる。
また、第1プランジャーの形状を略半円形状とすることにより、電極に接触する第1プランジャーの強度を確保できる。そのため、電気的接触子のサイズの縮小化にも対応でき、第1プランジャー間の狭ピッチ化にも対応できる。
さらに、第1プランジャーの先端部が複数の山形状を有するため、1個の第1プランジャーが電極に対して多点接触するため、第1プランジャーがズレた場合でも電極に対して安定して電気的に接触できる。
また、第1プランジャーが略半円柱形状であるため、電気的接触子をハウジングする第1支持穴に対する第1プランジャーの干渉を抑制でき、干渉で生じ得る削れカスの発生を抑えることができる。さらに、第1プランジャーが略半円柱形状であるため、電気的接触子と第1支持穴との間の水滴流路を遮断できる。その結果、接触不良を回避できる。
(B)第2の実施形態
次に、本発明に係る電気的接触子及び電気的接続装置の第2の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
第2の実施形態は、電気的接触子の構成が第1の実施形態で説明した電気的接触子と異なる。第2の実施形態に係る電気的接続装置は、第1の実施形態に係る図1〜3の電気的接続装置11と同一又は対応するものを適用できる。
従って、第2の実施形態では、電気的接触子の詳細な構成を中心に説明し、電気的接続装置の詳細な説明を省略する。
(B−1)電気的接触子の詳細な説明
第2の実施形態に係る電気的接触子20Bの構成の詳細な説明を、図15及び図16を参照しながら行なう。
図15(A)は、第2の実施形態に係る電気的接触子20Bの構成を示す正面図である。図15(B)は、第2の実施形態に係る電気的接触子20Bの構成を示す側面図である。
図16は、第2の実施形態に係る第1プランジャー210Bの構成を示す正面図である。
なお、第1の実施形態の電気的接触子20(又は20A)は、被検査体12の電極13に接触する第1プランジャーが2個であり、配線基板15のコンタクトパッド22に接触する第2プランジャーが1個である場合を例示した。
これに対して、第2の実施形態の電気的接触子20Bは、電極13に接触する第1プランジャーが1個であり、配線基板15のコンタクトパッド22に接触する第2プランジャーが1個である場合を例示する。
電気的接触子20Bは、第1プランジャー210B、第2プランジャー220、スプリング部230を有する。
第2プランジャー220及びスプリング部230は、第1の実施形態で説明したものを適用できる。また、第1プランジャー210Bは、導電性の材質で形成されている。
電気的接触子20Bは、1個の第1プランジャー210Bの下部がスリットを有している。電気的接触子20Bは、第1プランジャー210Bの下部がスプリング部230に挿入されて、第1プランジャー210Bが挿入された反対側から、第2プランジャー220の上部がスプリング部230に挿入される。第2プランジャー220の上部が、第1プランジャー210Bの下部のスリット内に収まっており、第2プランジャー220の上部が第1プランジャー210Bの下部と電気的に接触するため、電気的な導通が可能となる。
電気的接触子20Bの外径は、上側ハウジング17の第2支持穴17A及び下側ハウジング16の第2支持穴17Aの内径よりも小さい。そのため、電気的接触子20が被検査体12の電極13に電気的に接触する際、電気的接触子20は、上下方向にスライドできる。
図16において、第1プランジャー210Bは、先端部211B、上部212B、凸部213B、下部214B、下端部215B、スプリング止め部216B、スリット部217を有する。
第1プランジャー210Bは、概ね円柱形状を有する。また、第1プランジャー210Bの形状が円柱形状となっているため、第1プランジャー210Bの強度を確保できるため、第1プランジャー210Bの電極13(図15参照)への接触を安定して行なうことができる。また、電極13及び電気的接触子20Bのサイズの縮小化にも対応できる。
さらに、第1プランジャー210Bが電極13(図15参照)に対する電気的接触を確実に行なうことができるため、コストを抑えた材質(金属)で、第1プランジャー210Bを作製できる。例えば、導電性を良くするために、従来の第1プランジャーは高価な金属によるメッキ加工を行なっている。しかし、第1プランジャー210Bの先端部211Bが山形状となっており、先端部211Bが確実に電極13と電気的接触を行なうため、第1プランジャー210Bの作製の際のメッキ加工が不要となる。勿論、導電性をより良くするために、第1プランジャー210Bに高価な金属によるメッキ加工を施しても良い。
先端部211Bは、中央が窪んでおり、先端部211Bの中心から山形状の頂点に向けてテーパ状に形成されている。すなわち、先端部211Bの複数の山形状のそれぞれは、略三角柱を有しており、先端部211Bは、各略三角柱が隣接する略三角柱と連なった形状となっている。
先端部211Bは、中央が窪んでおり、先端部211Bの外周が頂点となる複数の山形状(三角柱形状の山形状)となっているため、第1プランジャー210Bが電極13(図15参照)と包み込むように電気的に接触を確実でき、狭ピッチ化にも対応できる。
また、先端部211Bが複数の山形状となっているため、複数の山形状が電極13(図15参照)対して接触するため、先端部211Bの電極13に対する接触点を多くできる。つまり、第1プランジャーのズレを防止でき、電極13に対して多点接触できるので、電気的な導通ができる。つまり、接触不良を回避できる。
また、先端部211Bの複数の山形状が電極13(図15参照)に確実に接触するため、電極13に接触する先端部211Bの複数の接触点(山形状の接触点)のそれぞれにかかる負荷を分散できる。そのため、先端部211Bが電極13に接触するときに生じ得る、先端部211Bの山形状の変形や破損等を減少できる。
上部212Bは円柱形状を有している。従って、第2支持穴17A及び第1支持穴16A(図15参照)に、電気的接触子20Bがハウジングされると、ハウジングされている電気的接触子20Bは、第1支持穴16A及び第2支持穴17Aにおいて安定した状態となる。
また、上部212Bが円柱形状であるため、第1プランジャー210と第2支持穴17Aとの間の周縁の隙間を塞ぐことができる。つまり、電気的接続装置11が低温環境で使用されるときに、結露により発生した水滴がしたたり落ちる水滴流路(隙間)を遮断できる。
さらに、上部212Bは円柱形状であるため、従来の板状のプランジャーのように角部と第2支持穴との干渉を抑制できる。そのため、角部と第2支持穴との間の干渉により生じ得る削れカスの発生が無くなり、接触不良を回避できる。また、上側ハウジング17の第2支持穴17A及び下側ハウジング16の第1支持穴16Aの形状を長穴形状とする必要がなくなるため、コストを削減できる。
スリット部217は、第1プランジャー210Bの中心軸に沿って、下端部215Bから、上方向に向けて上部212Bの途中位置まで設けられている。スリット部217は、第2プランジャー220の上部(先端部221及び結合部222;図10参照)と電気的に接触する部分であると共に、第2プランジャー220の上部がスライド可能とする部分である。つまり、スリット部217に第2プランジャー220の結合部222(図10、図15参照)が挿入されると、スリット部217の内面が、第2プランジャー220の結合部222の表面と電気的に接触して電気的な導通が行なわれる。また、第2プランジャー220の結合部222はスリット部217の内側を上下方向にスライドできる。従って、スリット部217は、第2プランジャー220との間の接点接触部として機能する。
スリット部217は、円柱形状のプランジャーに対して、下端部215Bから上方向に向けて、例えば切削加工により形成できる。スリット部217の上下方向の長さは、第2プランジャー220の結合部222(図10参照)の長手方向の長さに応じて設定でき、例えば、数mm程度とすることが望ましい。
また、スリット部217の厚さについて、第2プランジャー220の結合部222(図10参照)が上下方向のスライドと、スリット部217の内面と結合部222とが電気的な接触とを考慮する必要があり、スリット部217の厚さは、第2プランジャー220の結合部222の厚さより僅かに大きくすることが望ましい。
スプリング止め部216Bは、凸部213Bと下部214Bとの間に設けられており、スプリング部230の上端部231である密着小径部(図12参照)を受ける部分である。スプリング止め部216Bの外径は、下部214Bの外径よりも小さく形成されており、スプリング部230の上端部231である密着小径部を受けて、スプリング部230の抜けを防止できる。
下端部215Bは、第1の実施形態と同様に、第1プランジャー210Bのスプリング部230への内挿を容易にするために、テーパ状に形成されている。
(B−2)第2の実施形態の変形実施形態
(B−2−1)第2プランジャーの変形実施形態
図17(A)は、第2の実施形態の変形実施形態の電気的接触子20Cの構成を示す正面図であり、図17(B)は、第2の実施形態の変形実施形態の電気的接触子20Cの構成を示す側面図である。
上述した第2の実施形態では、電気的接触子20Bの第2プランジャー220が、第1の実施形態の図10及び図11で説明したものである場合を例示した。
しかし、電気的接触子20Bは、第2プランジャー220に代えて、図14に例示する板状の第2プランジャー220Aを用いても良い。
図17(A)、図17(B)及び図14に示すように、第2プランジャー220に代えて、板状の第2プランジャー220Aとすることで、より低コストの電気的接触子を提供できる。
(B−2−2)第2プランジャーがスリット部を有する変形実施形態
図18(A)は、第2の実施形態の変形実施形態に係る電気的接触子20Dの構成を示す正面図である。図18(B)は、第2の実施形態の変形実施形態に係る電気的接触子20Dの構成を示す側面図である。
上述した第2の実施形態では、電極13に電気的に接触する第1プランジャー210Bがスリット部217を有する場合を例示した。
しかし、図18に例示するように、配線基板15上のコンタクトパッド22に接触する第2プランジャー220Dがスリット部を有するようにしても良い。
図18(A)及び図18(B)に示すように、電気的接触子20Dは、第1プランジャー210E、第2プランジャー220D、スプリング部230を有する。
第2プランジャー220Dは、略円柱形状であり、中心軸に沿って、上部から下部の途中までスリット部を有しており、このスリット部が、第1プランジャー210Eとの間の接点接触部として機能する。
また、第1プランジャー210Eは、後述する第3の実施形態の図20に例示する構成である。第1プランジャー210Eは、複数の山形状を有する先端部と、これに連続する円柱形状の上部と、板状の結合部を有している。
この第1プランジャー210Eの結合部が、第2プランジャー220Dのスリット部に挿入されて、スリット部の内面が前記結合部の表面と電気的に接触して電気的な導通が行なわれる。また、第1プランジャー210Eの結合部はスリット部の内側を上下方向にスライドできる。図18(A)及び図18(B)に例示する電気的接触子20Dも、第2の実施形態の電気的接触子20Bと同様の効果を奏する。
(B−3)第2の実施形態の効果
以上のように、第2の実施形態によれば、第1の実施形態の効果と同様の効果を奏する。
また、第2の実施形態によれば、被検査体の電極に電気的に接触する第1プランジャーを1個とすることにより、第1プランジャーが電極に電気的に接触する際に、第1プランジャーのズレを抑制することができるため、第1プランジャーは確実に電極に対して電気的な接触を行なうことができる。
(C)第3の実施形態
次に、本発明に係る電気的接触子及び電気的接続装置の第3の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
第3の実施形態は、電気的接触子の構成が第1の実施形態で説明した電気的接触子と異なる。第3の実施形態に係る電気的接続装置は、第1の実施形態に係る図1〜3の電気的接続装置11と同一又は対応するものを適用できる。
従って、第3の実施形態では、電気的接触子の詳細な構成を中心に説明し、電気的接続装置の詳細な説明を省略する。
(C−1)電気的接触子の詳細な説明
第3の実施形態に係る電気的接触子20Eの構成を、図19〜図21を参照しながら詳細に説明する。
図19(A)は、第3の実施形態に係る電気的接触子20Eの構成を示す正面図である。図19(B)は、第3の実施形態に係る電気的接触子20Eの構成を示す側面図である。
図20(A)は、第3の実施形態に係る第1プランジャー210Eの構成を示す正面図であり、図20(B)は、第3の実施形態に係る第1プランジャー210Eの構成を示す側面図である。
図21は、第3の実施形態に係る第2プランジャー220Eの構成を示す正面図である。
第1の実施形態の電気的接触子20(又は20A)は、被検査体12の電極13に接触する第1プランジャーが2個であり、配線基板15のコンタクトパッド22に接触する第2プランジャーが1個である場合を例示した。
これに対して、第3の実施形態の電気的接触子20Eは、電極13に接触する第1プランジャーが1個であり、配線基板15のコンタクトパッド22に接触する第2プランジャーが2個である場合を例示する。
図19に示すように、電気的接触子20Eは、第1プランジャー210E、第2プランジャー220E、スプリング部230を有する。
電気的接触子20Eは、1個の第1プランジャー210Eの下部が、2個の第2プランジャー220Eの上部により挟まれて重ねられた状態になっており、その結合部分がスプリング部230により覆われている。
電気的接触子20Eの外径は、上側ハウジング17の第2支持穴17A及び下側ハウジング16の第1支持穴16Aの内径よりも小さい。そのため、電気的接触子20Eが被検査体12の電極13に電気的に接触する際、電気的接触子20Eは、上下方向にスライドできる。
図20(A)は、第3の実施形態に係る第1プランジャー210Eの構成を示す正面図であり、図20(B)は、第3の実施形態に係る第1プランジャー210Eの構成を示す側面図である。
図20(A)及び図20(B)において、第1プランジャー210Eは、先端部211E、上部212E、凸部213E、結合部218、下端部219を有する。
先端部211Eは、第2の実施形態の第1プランジャー210Bの先端部211B(図16参照)と同様に、概ね円柱形状を有しており、中央が窪んでおり、先端部211Eの中心から山形状の頂点に向けてテーパ状に形成されている。すなわち、先端部211Eの複数の山形状のそれぞれは、略三角柱を有しており、先端部211Eは、各略三角柱が隣接する略三角柱と連なった形状となっている。
上部212Eは、第2の実施形態の第1プランジャー210Bの先端部211B(図16参照)と同様に、円柱形状を有している。そのため、第2支持穴17A及び第1支持穴16A(図19参照)に、電気的接触子20Eがハウジングされると、ハウジングされている電気的接触子20Eは、第1支持穴16A及び第2支持穴17Aにおいて安定した状態となる。また、上部212Eが略円柱形状であるため、第1プランジャー210Eと第2支持穴17Aとの間の周縁の隙間を塞ぐことができ、結露により発生した水滴がしたたり落ちる水滴流路(隙間)を遮断できる。さらに、上部212Eは円柱形状であるため、第2支持穴との間の干渉により生じ得る削れカスの発生が無くなり、接触不良を回避できる。
結合部218及び下端部219は、板状で形成されている。結合部218及び下端部219は、図21に例示する2個の第2プランジャー220Eの平面部分と重なり合い、結合部218及び下端部219が、2個の第2プランジャー220Eの上部222Eと電気的接触する。
下端部219は、結合部218がスプリング部230に内挿されるときに、結合部218の挿入を案内する部分であり、湾曲した傾斜面となっている。
結合部218の幅長(寸法)は、図21の各第2プランジャー220Eの平面部分の幅長と同じ程度であっても良いし、第2プランジャー220Eの平面部分の幅長よりもわずかに短くしても良い。これにより、第1プランジャー210Eの下端部219及び結合部218と、第2プランジャー220Eの平面部分との電気的な接触面積を広くでき、電気的な導通が良好となる。
図21に示すように、2個の第2プランジャー220Eはそれぞれ、概ね半円柱形状を有する。各第2プランジャー220Eは、例えば、略円柱形状のプランジャーを中心軸に沿って切断することで形成できる。そのため、略半円柱形状の各第2プランジャー220Eの平面部分が対向するようにして設けられる。
各第2プランジャー220Eの形状が、半円柱形状であるため、第2プランジャー220Eの下端はコンタクトパッド22(図19参照)に対して安定して電気的な接触を行なうことができる。また、第2プランジャー220Eがコンタクトパッド22に対して確実に電気的接触ができるため、コストを抑えた材質(金属)で、第1プランジャー210を作製できる。
第2プランジャー220Eは、先端部221E、上部222E、下部223E、下端部224E、スプリング止め部227を有する。
上部222Eは、略半円柱形状を有している。2個の第2プランジャー220Eの平面部分が対向して設けられ、第1プランジャー210Eの結合部218(図20参照)を挟んで重ねられることにより、第1プランジャー210Eと第2プランジャー220Eとが電気的な接触を行ない、電気的な導通が可能となる。なお、上部222Eの外径は、スプリング部230(図19参照)により外周が覆われるようにするため、下部223Eの外径よりも小さい。
スプリング止め部227は、上部222Eと下部223Eとの間に設けられており、スプリング部230の下端部232である密着小径部を受ける部分である。スプリング止め部227の外径は、上部222Eの外径よりも小さく形成されており、スプリング部230の下端部232である密着小径部(図12参照)を受けて、スプリング部230の抜けを防止できる。
下部223Eは、略半円柱形状である。また、下端部224Eは、略半円柱形状であり、下部223Eの外径よりも小さく形成されている。
(C−2)第3の実施形態の変形実施形態
図22(A)は、第3の実施形態の変形実施形態の電気的接触子20Fの構成を示す正面図であり、図22(B)は、第3の実施形態の変形実施形態の電気的接触子20Fの構成を示す側面図である。
上述した第3の実施形態では、電気的接触子20Eの2個の第2プランジャー220Eのそれぞれが、略半円柱形状のものである場合を例示した。
しかし、電気的接触子20Fは、第2プランジャー220Eに代えて、板状の2個の第2プランジャー220Fを用いても良い。
図22(A)、図22(B)に示すように、略半円柱形状の第2プランジャー220Eに代えて、板状の第2プランジャー220Fとすることで、より低コストの電気的接触子を提供できる。
(C−3)第3の実施形態の効果
以上のように、第3の実施形態によれば、第1の実施形態の効果と同様の効果を奏する。
また、第3の実施形態によれば、被検査体の電極に電気的に接触する第1プランジャーを1個とし、コンタクトバッドに電気的に接触する第2プランジャーを2個とすることにより、第1プランジャーのズレを抑制することができるため、第1プランジャーは確実に電極に対して電気的な接触を行なうことができ、コンタクトパッドへの電気的接触を確実できる。
(D)他の実施形態
上述した第1〜第3の実施形態において、第1プランジャーの先端部には、複数の山形状が形成されている場合を例示した。
先端部に形成する山形状の数は、特に限定されるものではないが、先端部の山形状が、被検査体の電極に対して多点接触して電気的な接触を確実にするためには、山形状が多い方が望ましい。第1〜第3の実施形態では、先端部の山形状の数が5個の場合を例示した。しかし、先端部の山形状の数は、例えば、3個、4個であっても良いし、6個以上であっても良い。
先端部の山形状の数に応じて、先端部の外周面における山形状の頂点角度は変わるが、山形状の頂点角度は数度〜数十度であることが望ましい。さらに、山形状が電極に電気的に接触する際に、山形状に生じる負荷により、山形状が変形したり摩耗したりすることを考慮して、山形状の頂点角度は、45度〜50度程度であることが好ましい。
また、先端山の径(ある山の頂点から、これに対向する山の頂点までの長さ)は、電極の寸法にもよるが、例えば、数百μm〜数mm程度であることが望ましい。さらに、先端部211の山形状の高さ方向の長さは数十μm程度とすることが望ましい。これは、第1プランジャー210がボール状の電極を確実に電気的に接触できるようにするためである。
本発明の電気的接触子は、配線基板や半導体集積回路等に備えられた電極に接触される装置全般に用いることができる。
また、本発明の電気的接続装置は、本発明の電気的接触子を用いることができるすべての装置に適用することができる。
11…電気的接続装置、12…被検査体、13…電極、15…配線基板、16…下側ハウジング、16A…第1支持穴、16B…下側受け部、17…上側ハウジング、17A…第2支持穴、17B…上側受け部、18…フレーム、19…ガイド板、22…コンタクトパッド、
20、20A、20B、20C、20D、20E、20F…電気的接触子、210、210A、210B、210C、210D、210E、210F…第1プランジャー、211…先端部、220、220A、220B、220C、220D、220E、220F…第2プランジャー、230…スプリング部。

Claims (8)

  1. 一方の部材に対して接触するものであって、複数の山形状の先端部を有する第1プランジャーと、
    他方の部材に対して接触するものであって、前記第1プランジャーの一部と重なり合った状態で前記第1プランジャーと接触し、前記第1プランジャーと協働して前記一方の部材と前記他方の部材との間を電気的に導通する第2プランジャーと、
    前記第1プランジャーの先端部と前記第2プランジャーの先端部とを互いに反対向きの状態で結合するものであって、前記第1プランジャーと前記第2プランジャーとの結合部の外周を覆い、前記第1プランジャー及び前記第2プランジャーのそれぞれの受け部に当接して、前記第1プランジャー及び前記第2プランジャーを相対的にスライド可能に支持するスプリング部と
    を備えること特徴とする電気的接触子。
  2. 前記第1プランジャーが、略半円柱形状の2個のプランジャーで形成されており、
    一方の前記第1プランジャーの平面部分と、他方の前記第1プランジャーの平面部分とが対向して設けられ、
    一方の前記第1プランジャーの先端部と、他方の前記第1プランジャーの先端部とが、前記一方の部材の表面に対して多点接触する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電気的接触子。
  3. 前記第1プランジャーが、略半円柱形状の2個のプランジャーで形成されており、
    前記第2プランジャーが、少なくとも、前記第1プランジャーと重なり合う板状の結合部を有し、
    一方の前記第1プランジャーと他方の前記第1プランジャーの平面部分が、前記第2プランジャーの前記結合部を挟んだ状態で前記結合部に接触する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電気的接触子。
  4. 前記第1プランジャーが、略円柱形状であって、下端から先端部にかけてスリット部を有し、
    前記第2プランジャーが、少なくとも、前記第1プランジャーとの重なり合う板状の結合部を有し、
    前記第2プランジャーの結合部が、前記第1プランジャーのスリット部に挿入され、当該スリット部の内面と接触する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電気的接触子。
  5. 前記第1プランジャーが、少なくとも、前記第2プランジャーとの重なり合う板状の結合部を有し、
    前記第2プランジャーが、略円柱形状であって、上端から下端にかけてスリット部を有し、
    前記第1プランジャーの結合部が、前記第2プランジャーのスリット部に挿入され、当該スリット部の内面と接触する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電気的接触子。
  6. 前記第1プランジャーが、少なくとも、前記第2プランジャーとの重なり合う板状の結合部を有し、
    前記第2プランジャーが、2個のプランジャーで形成されており、
    一方の前記第2プランジャーと他方の前記第2プランジャーの平面部分が、前記第1プランジャーの前記結合部を挟んだ状態で前記結合部と接触する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電気的接触子。
  7. 前記第1プランジャーの先端部が、当該先端部の外周に頂点を持つ複数の三角柱が連続して形成されており、当該先端部の略円柱形状の中央部が窪んでいることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の電気的接触子。
  8. 被検査体の電極に接触して試験を行う電気的接続装置において、
    前記被検査体の各電極に対応する位置に配設され当該各電極に接触して通電する複数の電気的接触子を備え、
    前記電気的接触子として請求項1〜7のいずれかに記載の電気的接触子を用いたことを特徴とする電気的接続装置。
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