JP2017096781A - 曲がりゴムホースの形状検査装置及び曲がりゴムホースに対する後処理装置 - Google Patents

曲がりゴムホースの形状検査装置及び曲がりゴムホースに対する後処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】曲がりゴムホースに応じた検査型を用いることなく、曲がりゴムホースの形状検査ができる装置を提供する。【解決手段】曲がりゴムホースWの形状検査装置(100)は、ゴムホース(W)の第一曲がり部(W1)の一端を支持する第一基体(32)と、第一曲がり部(W1)の他端を支持し、第一曲がり部(W1)の曲がり角度に応じた位置に第一基体(32)に対して旋回可能に設けられる第一旋回体(33,333)とを備える。第一基体(32)は、第一曲がり部(W1)の一端における屈曲内面及び屈曲外面の少なくとも一方を支持し、第一旋回体(33,233,333)は、第一曲がり部(W1)の他端における屈曲内面及び屈曲外面の少なくとも一方を支持する。【選択図】図2

Description

本発明は、曲がりゴムホースの形状検査装置及び曲がりゴムホースに対する後処理装置に関するものである。
特許文献1〜3には、検査型を用いて、曲がりゴムホースの形状検査を行うことが記載されている。検査型は、曲がりゴムホースの形状に対応する形状に形成されている。作業者は、検査型にゴムホースを配置することで、ゴムホースの二次元又は三次元形状の検査を行うことができる。さらに、ゴムホースが検査型に配置された状態で、作業者は、ゴムホースの曲がり部から端部までの距離を認識することにより、ゴムホースの形状を検査できる。
形状検査がなされたゴムホースに対して、マーキングやクリップの取付などの後処理を行うことがある。つまり、ゴムホースが検査型に位置決めされた状態で、作業者の手作業により、ゴムホースの端部の所定位相の位置にマークが付される。また、クリップがゴムホースに対して所定の位相の状態となるように、ゴムホースの端部にクリップが取り付けられる。また、特許文献4,5には、マンドレルに装着された状態の加硫後のゴムホースにマーキングを行う装置が記載されている。
特許第5302510号公報 特開昭61−11204号公報 特開平1−250001号公報 特許第3491454号公報 特開平9−254359号公報
しかし、検査型は、ゴムホースの種類に応じて異なるため、作業者は、ゴムホースの種類毎に検査型を用意する必要がある。多品種生産を行う場合には、作業者は、段取り替えとして検査型の交換を行う必要があり、検査型の交換中に生産を停止しなければならない場合が生じる。つまり、生産性が低下する。また、多数の検査型を保管するためのスペースが必要となる。さらに、多数の検査型を作成するためのコストも必要となる。
また、特許文献4,5に記載のマーキング装置は、マンドレルに装着された状態の加硫後のゴムホース、すなわち、形状検査前のゴムホースに対してマーキングが行われる。しかし、マーキングなどの後処理は、形状検査にて良品と判定されたゴムホースのみに行うことが望まれる。つまり、マンドレルから取り外したゴムホースに対して、形状検査後に後処理を行うことが望まれる。
本発明は、曲がりゴムホースに応じた検査型を用いることなく、曲がりゴムホースの形状検査ができる装置を提供することを目的とする。また、もう一つの本発明は、曲がりゴムホースに応じた検査型を用いることなく、且つ、マンドレルから取り外した状態のゴムホースに対して後処理を行うことができる装置を提供することを目的とする。
(1.曲がりゴムホースの形状検査装置)
曲がりゴムホースの形状検査装置は、第一曲がり部を有するゴムホースの形状を検査する装置であって、前記第一曲がり部の一端を支持する第一基体と、前記第一曲がり部の他端を支持し、前記第一曲がり部の曲がり角度に応じた位置に前記第一基体に対して旋回可能に設けられる第一旋回体とを備える。
前記第一基体は、前記第一曲がり部の一端における屈曲内面及び屈曲外面の少なくとも一方を支持し、前記第一旋回体は、前記第一曲がり部の他端における屈曲内面及び屈曲外面の少なくとも一方を支持する。
第一基体と第一旋回体が、第一曲がり部の両端を支持する。第一基体及び第一旋回体による支持位置は、(1)第一曲がり部の一端の屈曲内面と第一曲がり部の他端の屈曲内面、(2)第一曲がり部の一端の屈曲内面と第一曲がり部の他端の屈曲外面、(3)第一曲がり部の一端の屈曲外面と第一曲がり部の他端の屈曲内面、(4)第一曲がり部の一端の屈曲外面と第一曲がり部の他端の屈曲外面の何れかである。
ここで、第一基体と第一旋回体は、第一曲がり部の曲がり角度に応じた位置に相対的に旋回する。従って、ゴムホースの種類が異なる場合に、当該ゴムホースに応じて、第一基体と第一旋回体の相対位置を変化できる。対象となるゴムホースの第一曲がり部の曲がり角度に応じて、第一基体と第一旋回体の相対位置を適宜変えることで、確実にゴムホースの形状検査を行うことができる。
さらに、多品種のゴムホースを生産するラインにおいて形状検査を行う場合に、形状検査装置は、第一旋回体を第一基体に対して旋回角度を変化させることで足りる。つまり、従来のように、検査型の交換に比べると、段取り替えに要する時間は短時間でできる。また、従来の検査型はゴムホースの種類に数分だけ用意する必要があったが、上記形状検査装置は、その必要がない。従って、検査型の配置スペースを必要とすることもなく、多数の検査型に要する場合に比べてコスト低減が可能となる。
(2.曲がりゴムホースの後処理装置)
曲がりゴムホースの後処理装置は、第一曲がり部を有するゴムホースの所定位置に所定の後処理を行う装置であって、前記第一曲がり部の一端を支持する第一基体と、前記第一曲がり部の他端を支持し、前記第一曲がり部の曲がり角度に応じた位置に前記第一基体に対して旋回可能に設けられる第一旋回体と、前記ゴムホースが前記第一基体及び前記第一旋回体に支持された状態で、前記ゴムホースの前記所定位置に前記所定の後処理を行う処理装置とを備える。
前記第一基体は、前記第一曲がり部の一端における屈曲内面及び屈曲外面の少なくとも一方を支持し、前記第一旋回体は、前記第一曲がり部の他端における屈曲内面及び屈曲外面の少なくとも一方を支持する。
曲がりゴムホースの後処理装置は、上述した形状検査装置と同様に、検査型を用いることなく、曲がりゴムホースに対する後処理を行うことができる。さらに、当該後処理装置は、マンドレルから取り外されたゴムホースに対して後処理を行うことができる。従って、当該後処理装置は、形状検査にて良品と判定されたゴムホースに対して、後処理を行うことができる。
曲がりゴムホースの製造設備の構成図である。 第一実施形態:形状検査マーキング装置の平面図であって、ゴムホースの三次元形状及び一端形状の検査及び一端へのマーキングを行っている状態の図である。 形状検査マーキング装置の平面図であって、ゴムホースの他端形状の検査及び他端へのマーキングを行っている状態の図である。 形状検査マーキング装置において、第一、第二ロボットに取り付けられる先端ユニットの平面図である。 図4の先端ユニットのF5矢視図である。 図4の先端ユニットのF6矢視図である。 姿勢を変化させた状態の先端ユニットの平面図である。 形状検査マーキング装置の制御装置による処理を示すフローチャートである。 第二実施形態:先端ユニットの平面図である。 図9の先端ユニットのF10矢視図である。 図9の先端ユニットのF11矢視図である。 第三実施形態:先端ユニットの平面図である。
(1.曲がりゴムホースの製造設備)
曲がりゴムホースWの製造設備について、図1を参照して説明する。当該製造設備は、直管状の未加硫ゴムホースから加硫後の曲がり形状のゴムホースWを成形し、形状検査及びマーキングを施す。
製造設備は、直管状の未加硫ゴムホース(図示せず)を曲がり形状のマンドレル(図示せず)に装着する装置1、マンドレルに装着されたゴムホースに対して加硫処理を行う装置2、加硫後のゴムホースWをマンドレルから取り外す装置3、加硫後のゴムホースWを洗浄して離型剤などを除去する装置4、並びに、加硫後のゴムホースWの形状検査及びマーキングを行う装置100を備える。
加硫装置2による加硫方法として、加硫缶に未加硫ゴムホースを装着した複数のマンドレルを所定時間配置して複数の未加硫ゴムホースを一度に加硫するバッチ方式と、加硫炉内にて未加硫ゴムホースを装着したマンドレルを搬送しながらゴムホースを加硫する連続方式とが知られている。本実施形態の加硫方法は、上記の何れを適用してもよい。
形状検査マーキング装置100が、本発明における形状検査装置及び後処理装置に相当する。形状検査マーキング装置100は、加硫後のゴムホースWの形状を検査すると共に、検査にて良品と判定されたゴムホースWに対してマークを付す。本実施形態においては、作業者が、洗浄されたゴムホースWを形状検査マーキング装置100に搬送して、形状検査マーキング装置100が、形状検査及びマーキングを行う。
なお、以下においては、本発明の後処理として、マーキングを例にあげるが、マーキングの他に、クリップの取付などを行うようにしてもよい。
(2.曲がりゴムホースWの形状)
加硫後の曲がりゴムホースWは、1つ又は2以上の曲がり部を備える。本実施形態におけるゴムホースWは、図2に示すように、2以上の曲がり部を備えるものを例にあげる。ゴムホースWは、一端に最も近い所定位置に第一曲がり部W1と、他端に最も近い所定位置に第二曲がり部W2とを少なくとも備える。また、ゴムホースWは、第一曲がり部W1と第二曲がり部W2との間に、他の曲がり部を備える場合もある。なお、形状検査マーキング装置100は、第一曲がり部W1のみを有するゴムホースWにも適用できる。
ここで、第一,第二曲がり部W1,W2とは、湾曲している範囲と、湾曲している範囲の両端に接続される僅かな直線状の範囲とを含む。第一,第二曲がり部W1,W2の一端又は他端は、直線状の範囲である。また、第一,第二曲がり部W1,W2の中心線方向の中央部は、湾曲している範囲である。
(3.第一実施形態の形状検査マーキング装置100の構成)
第一実施形態の形状検査マーキング装置100は、第一として、加硫後のゴムホースWの二次元形状又は三次元形状を検査する。本実施形態の形状検査マーキング装置100の検査対象としてのゴムホースWの二次元形状及び三次元形状とは、ゴムホースWの全長に亘る全ての位置の関係を意味するのではなく、主として、第一曲がり部W1の曲がり角度、第二曲がり部W2の曲がり角度、並びに、第一曲がり部W1と第二曲がり部W2の相対的な位置及び姿勢を意味する。
さらに、形状検査マーキング装置100は、第二として、第一曲がり部W1から一端までの距離、第二曲がり部W2から他端までの距離を検査する。つまり、上述したゴムホースWの二次元形状又は三次元形状を検査することに加えて、当該端部距離検査を行うことにより、ゴムホースWが所望形状に形成されたか否かの検査が可能となる。
さらに、形状検査マーキング装置100は、第三として、形状検査で良品と判定されたゴムホースWに対して端部にマークを付す。付されたマークは、例えば後に行う組付工程にて、ゴムホースWを他部材に取り付けるための位相を示す。マークは、ゴムホースWの両端に付される場合と、ゴムホースWの片端のみに付される場合とがある。なお、本実施形態においては、ゴムホースWの両端にマークを付す場合を例にあげる。
形状検査マーキング装置100は、図2に示すように、第一ロボット11(駆動装置に相当)、第二ロボット12、第一先端ユニット13、第二先端ユニット14、認識マーキング装置15(認識装置及び後処理装置に相当)、制御装置16、良品用容器17及び不良品用容器18を備える。
第一ロボット11及び第二ロボット12は、マニピュレータであり、例えば、複数の関節を有するシリアル型マニピュレータである。もちろん、第一ロボット11及び第二ロボット12は、パラレル型マニピュレータを適用することもできる。図2に示す第一ロボット11及び第二ロボット12は、3つの関節を有するマニピュレータである。第一ロボット11及び第二ロボット12の各関節は、旋回可能であり、且つ、屈曲可能であり、先端部の位置及び姿勢を自由に変化させることができる。第一ロボット11及び第二ロボット12は、作業者が操作する正面(図2の下方)から見て、横に並んで配置される。
第一先端ユニット13は、第一ロボット11の先端に設けられる。第二先端ユニット14は、第二ロボット12の先端に設けられる。つまり、第一,第二ロボット11,12の姿勢の変化に応じて、第一先端ユニット13及び第二先端ユニット14の相対的な位置及び姿勢は、任意に変化可能である。
第一先端ユニット13は、ゴムホースWの第一曲がり部W1を支持し、第二先端ユニット14は、第二曲がり部W2を支持する。つまり、図2及び図3に示すように、ゴムホースWの曲がり形状に応じて、第一,第二先端ユニット13,14は、位置及び姿勢を変化できる。さらに、第一,第二先端ユニット13,14は、第一,第二曲がり部W1,W2の曲がり角度に対応するように、支持形状を変化できる。この詳細は、後述する。
認識マーキング装置15は、ゴムホースWの一端及び他端の形状検査を行う。詳細には、図2に示すように、認識マーキング装置15は、第一曲がり部W1からゴムホースWの一端までの距離を認識する。さらに、図3に示すように、認識マーキング装置15は、第一曲がり部W1からゴムホースWの他端までの距離を認識する。すなわち、認識マーキング装置15は、ゴムホースWが第一先端ユニット13に支持された状態において、第一先端ユニット13からゴムホースWの一端及び他端までの距離を認識する。
さらに、図2及び図3に示すように、認識マーキング装置15は、ゴムホースWが第一先端ユニット13に支持された状態において、ゴムホースWの一端及び他端にマークを付す処理を行う。なお、認識マーキング装置15は、ゴムホースWの一端の形状検査にて良品と判定された場合にゴムホースWの一端にマークを付し、ゴムホースWの他端の形状検査にて良品と判定された場合にゴムホースWの他端にマークを付す。
制御装置16は、第一,第二ロボット11,12を制御することにより、第一,第二先端ユニット13,14の相対位置及び姿勢を制御する。さらに、制御装置16は、第一,第二先端ユニット13,14における後述する各駆動装置34,44,35,45(図4−図7に示す)を制御する。さらに、制御装置16は、認識マーキング装置15による端部距離検査及びマーキングの制御を行う。
良品用容器17は、第一,第二ロボット11,12の奥側に配置され、形状検査にて良品と判定され、且つ、マークが付されたゴムホースWを収容する。一方、不良品用容器18は、第一,第二ロボット11,12の奥側であって、良品用容器17の隣に配置され、形状検査にて不良品と判定されたゴムホースWを収容する。良品用容器17又は不良品用容器18へのゴムホースWの投入は、第一ロボット11が主として行う。
(4.先端ユニットの詳細構成)
第一,第二先端ユニット13,14(以下、先端ユニット13,14と称す)の詳細構成について、図4−図7を参照して説明する。第一先端ユニット13と第二先端ユニット14は、同一構成である。そこで、以下においては、各構成部材は、共通の名称を用いて説明する。ただし、図4−図7において、第一先端ユニット13を構成する部材には、30番台の符号を付し、第二先端ユニット14を構成する部材には、40番台の符号を付す。
図4−図7に示すように、第一先端ユニット13は、第一ベース板31、第一基体32、第一旋回体33、第一回転駆動装置34、及び、第一直動装置35を備える。第二先端ユニット14は、第二ベース板41、第二基体42、第二旋回体43、第二回転駆動装置44、及び、第二直動装置45を備える。
ベース板31,41は、第一,第二ロボット11,12の先端に、旋回可能且つ屈曲可能に設けられる。図4におけるベース板31,41の裏面側が、第一,第二ロボット11,12に取り付けられる。
基体32,42は、ベース板31,41の上面(図4の手前面)に設けられ、第一,第二曲がり部W1,W2(図2に示す)の一端を支持する。つまり、第一基体32は、第一曲がり部W1における直線状の範囲を支持する。第二基体42は、第二曲がり部W2における直線状の範囲を支持する。基体32,42は、U字状に形成される。基体32,42は、第一,第二曲がり部W1,W2の一端における屈曲内面を支持する壁部位32a,42a、屈曲外面を支持する壁部位32b,42b、及び、当該両部位32a,42a,32b,42bを連結して屈曲側面を支持する連結部位32c,42cを有する。
壁部位32a,42a及び連結部位32c,42cは、ベース板31,41に一体に固定される。壁部位32b,42bは、連結部位32c,42cに対して移動可能に設けられる。壁部位32b,42bは、壁部位32a,42aに対して接近離間方向に移動可能に設けられる。また、壁部位32a,42a、壁部位32b,42b、及び、連結部位32c,42cは、平板状に形成される。
旋回体33,43は、ベース板31,41の上面に設けられ、第一,第二曲がり部W1,W2の他端、及び、第一,第二曲がり部W1,W2の中心線方向の中央部における屈曲内側を支持する。つまり、第一旋回体33は、第一曲がり部W1における直線状の範囲を支持すると共に、第一曲がり部W1の湾曲している範囲を支持する。第二旋回体43は、第二曲がり部W2における直線状の範囲を支持すると共に、第二曲がり部W2の湾曲している範囲を支持する。
旋回体33,43は、ベース板31,41及び基体32,42に対して、ベース板31,41の上面の法線軸線まわりに旋回可能に設けられている。すなわち、旋回体33,43は、第一,第二曲がり部W1,W2の曲がり角度に応じた位置に、基体32,42に対して旋回可能に設けられている。
旋回体33,43は、第一,第二曲がり部W1,W2の他端を支持するU字状に形成される部位33a〜33c,43a〜43cと、第一,第二曲がり部W1,W2の中央部における屈曲内側を支持する旋回中心部33d,43dとを備える。つまり、旋回体33,43は、第一,第二曲がり部W1,W2の他端における屈曲内面を支持する壁部位33a,43a、屈曲外面を支持する壁部位33b,43b、当該両部位33a,43a,33b,43bを連結して屈曲側面を支持する連結部位33c,43c、及び、壁部位33a,43aに一体的に設けられ円筒外周面を有する旋回中心部33d,43dを有する。
ここで、旋回体33,43を構成する部位33a〜33d,43a〜43dは、一体的に形成されており、基体32,42のように一部が相対移動するものではない。壁部位33a,33bの離間距離(壁部位43a,43bの離間距離)は、対象のゴムホースWの外径より僅かに大きくされている。
また、壁部位33a,43a、壁部位33b,43b、及び、連結部位33c,43cは、平板状に形成される。なお、旋回中心部33d,43dは、円筒状に形成したが、凸状に湾曲した外周面を有すればよく、外周位置に応じて異なる曲率としてもよい。
また、旋回体33,43のU字状に形成される部位33a〜33c,43a〜43cは、基体32,42のU字状に対して、同列に位置する状態から角度を有する状態まで、相対的な姿勢を変化する。図4には、旋回体33,43のU字状に形成される部位33a〜33c,43a〜43cと基体32,42とが、ほぼ直角な角度を有する状態を示す。図7には、旋回体33,43のU字状に形成される部位33a〜33c,43a〜43cと基体32,42とが、約135°の角度を有する状態を示す。なお、両者が同列に位置する状態は、両者が180°の角度を有する状態に相当する。
回転駆動装置34,44は、旋回体33,43の旋回中心部33d,43dの内部に設けられる。回転駆動装置34,44は、例えばモータを備えており、基体32,42に対して旋回体33,43を旋回駆動する。回転駆動装置34,44は、ゴムホースWの第一,第二曲がり部W1,W2の曲がり角度に応じて、制御装置16(図2に示す)により制御される。
直動装置35,45は、基体32,42の壁部位32b,42bを、連結部位32c,42cに対して移動する。直動装置35,45は、例えばシリンダを備えており、シリンダロッドの先端に壁部位32b,42bが固定される。直動装置35,45は、ゴムホースWの把持及び解放を行う際に、制御装置16(図2に示す)により制御される。
(5.制御処理)
次に、形状検査マーキング装置100の制御装置16による処理について、図8を参照して説明する。制御装置16は、図2に示すように、第一,第二ロボット11,12及び第一,第二先端ユニット13,14を準備姿勢に位置決めする(S1)。ここで、準備姿勢とは、対応するゴムホースWの第一曲がり部W1及び第二曲がり部W2を、第一,第二先端ユニット13,14が支持できる姿勢である。
詳細には、第一,第二ロボット11,12が駆動されることで、第一,第二先端ユニット13,14の相対的な位置及び姿勢が決定される。さらに、第一,第二先端ユニット13,14の回転駆動装置34,44が駆動されることで、第一先端ユニット13において、第一基体32のU字状の部位32a〜32cと第一旋回体33のU字状の部位33a〜33cとの相対的な位置が決定される。
ここで、第一先端ユニット13と第二先端ユニット14の相対的な位置及び姿勢に関する情報、並びに、基体32,42と旋回体33,43との相対的な位置に関する情報は、対象のゴムホースWに応じて、制御装置16に予め記憶されている。つまり、制御装置16は、予め記憶されている情報に基づいて、第一,第二ロボット11,12及び第一,第二先端ユニット13,14を準備姿勢に位置決めする。
この状態において、作業者は、マンドレルから取り外されたゴムホースWを、形状検査マーキング装置100に搬送する。そして、図2に示すように、作業者は、位置決めされている第一,第二先端ユニット13,14の基体32,42及び旋回体33,43の上に、ゴムホースWを配置する。つまり、位置決めされている基体32,42及び旋回体33,43にゴムホースWが配置されることで、作業者は、第一曲がり部W1と第二曲がり部W2との間において、ゴムホースWの二次元形状又は三次元形状が所望形状であると判断できる。
仮に、ゴムホースWを基体32,42及び旋回体33,43に配置することができないのであれば、ゴムホースWは、第一曲がり部W1と第二曲がり部W2との相対的な距離、第一曲がり部W1の曲がり角度、若しくは、第二曲がり部W2の曲がり角度が、所望値ではないこととなる。つまり、このゴムホースWは、不良品として処理される。
ゴムホースWが基体32,42及び旋回体33,43に配置された状態において、第一基体32は、ゴムホースWの第一曲がり部W1の一端を支持し、第一旋回体33は、第一曲がり部W1の他端及び中央部を支持する。さらに、第二基体42は、ゴムホースWの第二曲がり部W2の一端を支持し、第二旋回体43は、第二曲がり部W2の他端及び中央部を支持する。
続いて、ゴムホースWが基体32,42及び旋回体33,43に配置されれば、作業者は、制御装置16のスタートスイッチをONにする(S2)。制御装置16は、スタートスイッチがONにされなければ(S2:No)、待機し続ける。制御装置16は、スタートスイッチがONにされれば(S2:Yes)、次の処理に進む。
まずは、制御装置16は、第一先端ユニット13の第一直動装置35を駆動して、第一基体32によりゴムホースWの第一曲がり部W1の一端を把持させる(S3)。つまり、第一基体32の壁部位32bが壁部位32aに接近するように移動し、第一基体32が、第一曲がり部W1の屈曲内側と屈曲外側とを挟み込む。
続いて、制御装置16は、認識マーキング装置15を駆動して、ゴムホースWの一端の位置を認識して、ゴムホースWの一端の形状検査を行う(S4)。詳細には、図2に示すように、認識マーキング装置15が移動し、位置決めされているゴムホースWの一端(図2の右端)の位置を認識する。つまり、認識マーキング装置15は、第一先端ユニット13の第一基体32の位置情報と、認識マーキング装置15により認識されるゴムホースWの一端の位置情報とに基づいて、ゴムホースWの第一曲がり部W1からゴムホースWの一端までの距離を認識する。
そして、認識マーキング装置15に予め記憶されている基準情報と得られた距離と比較して、適合するか否かの検査を行う。適合すればゴムホースWは良品と判断され、不適合であればゴムホースWは不良品と判断される。
続いて、ゴムホースWが不良品であれば(S5:No)、制御装置16は、第一ロボット11を駆動することにより、ゴムホースWを不良品用容器18へ搬送する(S13)。一方、ゴムホースWが良品であれば、(S5:Yes)、制御装置16は、認識マーキング装置15により、ゴムホースWの一端へのマーキングを行う(S6)。
続いて、制御装置16は、図3に示すように、第二ロボット12をゴムホースWから離脱させる(S7)。つまり、ゴムホースWは、第一先端ユニット13のみにより支持される状態となる。
続いて、制御装置16は、第一ロボット11を駆動して、ゴムホースWの姿勢を変化させて、ゴムホースWを他端検査姿勢に位置決めする(S8)。このとき、ゴムホースWは、第一曲がり部W1のみを支持された状態で、旋回動作を行う。そのため、ゴムホースWの他端側は揺れる。しかし、第一基体32のU字状の部位32a〜32c及び第一旋回体33のU字状の部位33a〜33cが、ゴムホースWの両端における屈曲内側及び屈曲外側を支持するため、ゴムホースWの旋回動作において、ゴムホースWの他端側の揺れはそれほど大きくならず、短時間で揺れが収束する。
続いて、制御装置16は、認識マーキング装置15を駆動して、ゴムホースWの他端の位置を認識して、ゴムホースWの他端の形状検査を行う(S9)。詳細には、図3に示すように、認識マーキング装置15が移動し、位置決めされているゴムホースWの他端(図3の右端)の位置を認識する。つまり、認識マーキング装置15は、第一先端ユニット13の第一基体32の位置情報と、認識マーキング装置15により認識されるゴムホースWの他端の位置情報とに基づいて、ゴムホースWの第一曲がり部W1からゴムホースWの他端までの距離を認識する。
そして、認識マーキング装置15に予め記憶されている基準情報と得られた距離と比較して、適合するか否かの検査を行う(S10)。適合すればゴムホースWは良品と判断され、不適合であればゴムホースWは不良品と判断される。
続いて、ゴムホースWが不良品であれば(S10:No)、制御装置16は、第一ロボット11を駆動することにより、ゴムホースWを不良品用容器18へ搬送する(S13)。一方、ゴムホースWが良品であれば、(S10:Yes)、制御装置16は、認識マーキング装置15により、ゴムホースWの他端へのマーキングを行う(S11)。続いて、制御装置16は、第一ロボット11を駆動することにより、ゴムホースWを良品用容器17へ搬送する(S12)。
続いて、制御装置16は、予め記憶されている生産情報に基づいて、対象となる次製品があるか否かを判断する(S14)。次製品がなければ(S14:No)、制御装置16の処理は終了する。次製品があれば(S14:Yes)、S1に進み、再び、第一,第二ロボット11,12及び第一,第二先端ユニット13,14が準備姿勢に位置決めされる(S1)。
ここで、次製品は、前製品と同種である場合と異種である場合とが存在する。次製品が前製品と同種の場合には、S1における準備姿勢は、前製品と同一となる。次製品が前製品と異種の場合には、S1における準備姿勢は、次製品の形状に応じた姿勢となる。準備姿勢の情報は、生産計画情報に含まれており、生産計画に応じて、適宜準備姿勢が変更される。
(6.第二実施形態の先端ユニットの詳細構成)
次に、第二実施形態の先端ユニット213,214について、図9−図11を参照して説明する。先端ユニット213,214は、第一実施形態の先端ユニット13,14における旋回中心部33d,43dの高さのみ相違する。なお、第二実施形態の先端ユニット213,214について、第一実施形態と同一構成については、同一符号を付す。
先端ユニット213,214は、ベース板31,41、基体32,42、旋回体233,243、回転駆動装置34,44、及び、直動装置35,45を備える。旋回体233,243は、第一,第二曲がり部W1,W2の他端を支持するU字状に形成される部位33a〜33c,43a〜43cと、第一,第二曲がり部W1,W2の中央部における屈曲内側に位置する旋回中心部233d,243dとを備える。ただし、旋回中心部233d,243dは、第一,第二曲がり部W1,W2の中央部における屈曲内側を支持するものではない。つまり、先端ユニット213,214は、ゴムホースWの第一,第二曲がり部W1,W2の一端及び他端を支持する。
第一実施形態の先端ユニット13,14に代えて、第二実施形態の先端ユニット213,214を適用した場合にも、形状検査マーキング装置100は、第一実施形態と同様の処理を行うことができる。
(7.第三実施形態の先端ユニットの詳細構成)
次に、第三実施形態の先端ユニット313,314について、図12を参照して説明する。第三実施形態の先端ユニット313,314の旋回体333,343は、第一実施形態の先端ユニット13,14の旋回体33,43に対して、壁部位333b,343bを連結部位33c,43cに対して移動可能に設けると共に、先端ユニット313,314は、もう1つ直動装置336,346を有する。
つまり、基体32,42のU字状の間隔のみならず、旋回体333,343のU字状の間隔が、変化できる。従って、形状検査マーキング装置100は、外径が異なる種類のゴムホースWを対象とできる。
(8.その他)
なお、上記実施形態においては、基体32,42及び旋回体33,43,233,243,333,343は、何れもU字状の部位を有する場合とした。この他に、基体32,42は、第一,第二曲がり部W1,W2の一端の屈曲内側のみを支持するようにしてもよいし、一端の屈曲外側のみを支持するようにしてもよい。位置決め精度は低下するが、ゴムホースWの二次元形状又は三次元形状の判断は可能である。
(9.効果)
上述したように、形状検査マーキング装置は、曲がり部を有するゴムホースWの形状を検査する装置及びゴムホースWの端部にマーキングを行う装置として用いることとしたが、前者のみの装置として用いることもできるし、後者のみの装置として用いることもできる。
ここで、形状検査マーキング装置100は、ゴムホースWの第一曲がり部W1の一端を支持する第一基体32と、第一曲がり部W1の他端を支持し、第一曲がり部W1の曲がり角度に応じた位置に第一基体32に対して旋回可能に設けられる第一旋回体33,333とを備える。そして、第一基体32は、第一曲がり部W1の一端における屈曲内面及び屈曲外面の少なくとも一方を支持し、第一旋回体33,233,333は、第一曲がり部W1の他端における屈曲内面及び屈曲外面の少なくとも一方を支持する。
つまり、第一基体32と第一旋回体33,233,333が、第一曲がり部W1の両端を支持する。第一基体32及び第一旋回体33,233,333による支持位置は、(1)第一曲がり部W1の一端の屈曲内面と第一曲がり部W1の他端の屈曲内面、(2)第一曲がり部W1の一端の屈曲内面と第一曲がり部W1の他端の屈曲外面、(3)第一曲がり部W1の一端の屈曲外面と第一曲がり部W1の他端の屈曲内面、(4)第一曲がり部W1の一端の屈曲外面と第一曲がり部W1の他端の屈曲外面の何れかである。
ここで、第一基体32と第一旋回体33,233,333は、第一曲がり部W1の曲がり角度に応じた位置に相対的に旋回する。従って、ゴムホースWの種類が異なる場合に、当該ゴムホースWに応じて、第一基体32と第一旋回体33,233,333の相対位置を変化できる。対象となるゴムホースWの第一曲がり部W1の曲がり角度に応じて、第一基体32と第一旋回体33,233,333の相対位置を適宜変えることで、確実にゴムホースWの形状検査を行うことができる。
さらに、多品種のゴムホースWを生産するラインにおいて形状検査を行う場合に、形状検査マーキング装置100は、第一旋回体33,233,333を第一基体32に対して旋回角度を変化させることで足りる。つまり、従来のように、検査型の交換に比べると、段取り替えに要する時間は短時間でできる。また、従来の検査型はゴムホースWの種類に数分だけ用意する必要があったが、上記形状検査マーキング装置100は、その必要がない。従って、検査型の配置スペースを必要とすることもなく、多数の検査型に要する場合に比べてコスト低減が可能となる。
また、形状検査マーキング装置100は、第一基体32を移動して、第一基体32及び第一旋回体33,233,333に支持されたゴムホースWの姿勢を変化させる第一ロボット11(駆動装置に相当)と、ゴムホースWが第一基体32及び第一旋回体33,233,333に支持された状態で、第一基体32又は第一旋回体33,233,333からゴムホースWの端部までの距離を認識する認識マーキング装置15(認識装置に相当)とを備える。
認識マーキング装置15は、第一ロボット11によりゴムホースWが所定姿勢に位置決めされた状態において、第一基体32又は第一旋回体33,233,333からゴムホースWの一端までの距離を認識する。さらに、認識マーキング装置15は、第一ロボット11によりゴムホースWが所定姿勢とは異なる姿勢に位置決めされた状態において、第一基体32又は第一旋回体33,233,333からゴムホースWの他端までの距離を認識する。
第一ロボット11により第一基体32を移動することで、ゴムホースWの姿勢を変化させることができるため、ゴムホースWの姿勢を、認識マーキング装置15によりゴムホースWの両端部のそれぞれを認識できる姿勢とすることができる。
また、第一基体32は、第一曲がり部W1の一端における屈曲内面を支持する部位32a、屈曲外面を支持する部位32b、及び、当該両部位32a,32bを連結して屈曲側面を支持する連結部位32cを有するU字状に形成される。第一旋回体33,233,333は、第一曲がり部W1の他端における屈曲内面を支持する部位33a、屈曲外面を支持する部位33b,333b、及び、当該両部位33a,33b,333bを連結して屈曲側面を支持する連結部位33cを有するU字状に形成される。
第一基体32及び第一旋回体33,233,333は、U字状の部位を有することで、ゴムホースWの姿勢を安定して支持できる。特に、第一ロボット11により第一基体32を移動させることで、ゴムホースWが姿勢を変化させる際に、ゴムホースWの振動を早期に抑制できる。
また、第一実施形態及び第二実施形態においては、第一基体32において、屈曲外面を支持する部位32bは、屈曲内面を支持する部位32aに対して接近離間方向に移動可能に設けられる。また、第三実施形態においては、さらに、第一旋回体333において、屈曲外面を支持する部位333bは、屈曲内面を支持する部位33aに対して接近離間方向に移動可能に設けられる。これにより、確実に、ゴムホースWが把持されるため、ゴムホースWを移動することが可能となる。
また、第一旋回体33,233,333は、さらに、第一曲がり部W1の中心線方向の中央部における屈曲内側を支持する。なお、第一基体32が、第一曲がり部W1の中心線方向の中央部における屈曲内側を支持するようにしてもよい。これにより、ゴムホースWの姿勢を規制することができるため、ゴムホースWの形状検査を高精度に行うことができる。さらに、ゴムホースWを安定した姿勢で、ゴムホースWを移動することができる。
また、ゴムホースWは、第一曲がり部W1及び第二曲がり部W2を備える。そして、形状検査マーキング装置100は、第二曲がり部W2の一端を支持する第二基体42と、第二曲がり部W2の他端を支持し、第二曲がり部W2の曲がり角度に応じた位置に第二基体42に対して旋回可能に設けられる第二旋回体43とを備える。第二基体42は、第二曲がり部W2の一端における屈曲内面及び屈曲外面の少なくとも一方を支持し、第二旋回体43は、第二曲がり部W2の他端における屈曲内面及び屈曲外面の少なくとも一方を支持する。
このように、ゴムホースWが2か所以上の曲がり部W1,W2を有する場合に、少なくとも2か所の曲がり部W1,W2を支持することにより、ゴムホースWの形状を高精度に認識することができる。また、第一曲がり部W1及び第二曲がり部W2の曲がり角度に応じて、形状検査マーキング装置100は、支持形状を自由に変化するので、作業者は、ゴムホースWの形状を確実に認識できる。
また、認識マーキング装置15は、ゴムホースWが第一基体32及び第一旋回体33,233,333に支持された状態で、ゴムホースWの所定位置に所定の後処理としてマーキングを行う。従って、形状検査と同時に後処理としてのマーキングを行うことができるため、作業時間の短縮を図ることができる。さらに、少なくとも、ゴムホースWが形状検査マーキング装置100に配置される状態にならなければ、ゴムホースWに対して後処理が行われることはない。従って、良品となる可能性が高いゴムホースWに対して、後処理を行うことができる。なお、後処理としては、マーキングの他に、クリップの取付などとしてもよい。
また、上記においては、形状検査マーキング装置100は、形状検査とマーキングを行う装置として説明した。形状検査マーキング装置100は、形状検査のみを行う装置として適用することもでき、マーキングなどの後処理を行う装置として適用することもできる。後者の場合は、以下のようになる。
すなわち、後処理装置(100)は、第一曲がり部W1を有するゴムホースWの所定位置に所定の後処理を行う装置であって、第一曲がり部W1の一端を支持する第一基体32と、第一曲がり部W1の他端を支持し、第一曲がりW1部の曲がり角度に応じた位置に第一基体32に対して旋回可能に設けられる第一旋回体33,233,333と、ゴムホースWが第一基体32及び第一旋回体33,233,333に支持された状態で、ゴムホースWの所定位置に所定の後処理を行う処理装置(15)とを備える。
第一基体32は、第一曲がり部W1の一端における屈曲内面及び屈曲外面の少なくとも一方を支持し、第一旋回体33,233,333は、第一曲がり部W1の他端における屈曲内面及び屈曲外面の少なくとも一方を支持する。
後処理装置(100)は、上述した形状検査マーキング装置100と同様に、検査型を用いることなく、曲がりゴムホースWに対する後処理を行うことができる。さらに、当該後処理装置(100)は、マンドレルから取り外されたゴムホースWに対して後処理を行うことができる。従って、当該後処理装置(100)は、形状検査にて良品と判定されたゴムホースWに対して、後処理を行うことができる。なお、後処理装置(100)は、上述した形状検査マーキング装置100としての他の構成を同様に適用できる。この場合には、同様の効果を奏する。
100:形状検査マーキング装置(形状検査装置、後処理装置)、 11:第一ロボット(駆動装置)、 12:第二ロボット(駆動装置)、 13,213,313:第一先端ユニット、 14,214,314:第二先端ユニット、 15:認識マーキング装置(認識装置、処理装置)、 16:制御装置、 17:良品用容器、 18:不良品用容器、 32:第一基体、 32a,32b:壁部位、 32c:連結部位、 33,233,333:第一旋回体、 33a,33b,333b:壁部位、 33c:連結部位、 33d,233d:旋回中心部、 42:第二基体、 42a,42b:壁部位、 42c:連結部位、 43,243,343:第二旋回体、 43a,43b,343b:壁部位、 43c:連結部位、 43d,243d:旋回中心部、 34,44:回転駆動装置、 35,45,336,346:直動装置、 W:ゴムホース、 W1:第一曲がり部、 W2:第二曲がり部

Claims (8)

  1. 第一曲がり部を有するゴムホースの形状を検査する装置であって、
    前記第一曲がり部の一端を支持する第一基体と、
    前記第一曲がり部の他端を支持し、前記第一曲がり部の曲がり角度に応じた位置に前記第一基体に対して旋回可能に設けられる第一旋回体と、
    を備え、
    前記第一基体は、前記第一曲がり部の一端における屈曲内面及び屈曲外面の少なくとも一方を支持し、
    前記第一旋回体は、前記第一曲がり部の他端における屈曲内面及び屈曲外面の少なくとも一方を支持する、曲がりゴムホースの形状検査装置。
  2. 前記形状検査装置は、
    前記第一基体を移動して、前記第一基体及び前記第一旋回体に支持された前記ゴムホースの姿勢を変化させる駆動装置と、
    前記ゴムホースが前記第一基体及び前記第一旋回体に支持された状態で、前記第一基体又は前記第一旋回体から前記ゴムホースの端部までの距離を認識する認識装置と、
    を備え、
    前記認識装置は、
    前記駆動装置により前記ゴムホースが所定姿勢に位置決めされた状態において、前記第一基体又は前記第一旋回体から前記ゴムホースの一端までの距離を認識し、
    前記駆動装置により前記ゴムホースが前記所定姿勢とは異なる姿勢に位置決めされた状態において、前記第一基体又は前記第一旋回体から前記ゴムホースの他端までの距離を認識する、請求項1に記載の曲がりゴムホースの形状検査装置。
  3. 前記第一基体は、前記第一曲がり部の一端における屈曲内面を支持する部位、屈曲外面を支持する部位、及び、当該両部位を連結して屈曲側面を支持する連結部位を有するU字状に形成され、
    前記第一旋回体は、前記第一曲がり部の他端における屈曲内面を支持する部位、屈曲外面を支持する部位、及び、当該両部位を連結して屈曲側面を支持する連結部位を有するU字状に形成される、請求項1又は2に記載の曲がりゴムホースの形状検査装置。
  4. 前記第一基体及び前記第一旋回体の少なくとも一方において、前記屈曲外面を支持する部位は、前記屈曲内面を支持する部位に対して接近離間方向に移動可能に設けられる、請求項3に記載の曲がりゴムホースの形状検査装置。
  5. 前記第一基体及び前記第一旋回体の一方は、さらに、前記第一曲がり部の中心線方向の中央部における屈曲内側を支持する、請求項1−4の何れか一項に記載の曲がりゴムホースの形状検査装置。
  6. 前記ゴムホースは、前記第一曲がり部及び第二曲がり部を備え、
    前記形状検査装置は、
    前記第二曲がり部の一端を支持する第二基体と、
    前記第二曲がり部の他端を支持し、前記第二曲がり部の曲がり角度に応じた位置に前記第二基体に対して旋回可能に設けられる第二旋回体と、
    を備え、
    前記第二基体は、前記第二曲がり部の一端における屈曲内面及び屈曲外面の少なくとも一方を支持し、
    前記第二旋回体は、前記第二曲がり部の他端における屈曲内面及び屈曲外面の少なくとも一方を支持する、請求項1−5の何れか一項に記載の曲がりゴムホースの形状検査装置。
  7. 前記形状検査装置は、前記ゴムホースが前記第一基体及び前記第一旋回体に支持された状態で、前記ゴムホースの所定位置に所定の後処理を行う処理装置を備える、請求項1−6の何れか一項に記載の曲がりゴムホースの形状検査装置。
  8. 第一曲がり部を有するゴムホースの所定位置に所定の後処理を行う装置であって、
    前記第一曲がり部の一端を支持する第一基体と、
    前記第一曲がり部の他端を支持し、前記第一曲がり部の曲がり角度に応じた位置に前記第一基体に対して旋回可能に設けられる第一旋回体と、
    前記ゴムホースが前記第一基体及び前記第一旋回体に支持された状態で、前記ゴムホースの前記所定位置に前記所定の後処理を行う処理装置と、
    を備え、
    前記第一基体は、前記第一曲がり部の一端における屈曲内面及び屈曲外面の少なくとも一方を支持し、
    前記第一旋回体は、前記第一曲がり部の他端における屈曲内面及び屈曲外面の少なくとも一方を支持する、曲がりゴムホースに対する後処理装置。
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