JP2017095556A - 光硬化性樹脂組成物及び高屈折性樹脂硬化体 - Google Patents

光硬化性樹脂組成物及び高屈折性樹脂硬化体 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、溶剤を配合しなくても低粘度で、かつ屈折率が向上した光硬化性樹脂組成物、及び、当該光硬化性樹脂組成物を光硬化して得られる高屈折性樹脂硬化体を提供することを課題とする。
【解決手段】(メタ)アクリレート化合物、金属含有ナノ粒子及び光重合開始剤を含む本発明1又は本発明2であって、前記(メタ)アクリレート化合物が、下記式(1):
【化1】

(式中、Rは水素原子又はメチル基であり、aは0〜4の数である)で表される化合物を含む光硬化性樹脂組成物である。
【選択図】なし

Description

本発明は、光硬化性樹脂組成物及び前記光硬化性樹脂組成物を光硬化してなる高屈折性樹脂硬化体に関する。
光学部品に幅広く用いられている、光硬化性樹脂を光硬化させて得られる光硬化プラスチックは、光学部品の薄肉化、高解像度化の観点から、小さな曲率で光の進路を制御するために、光硬化性樹脂の高屈折率化が重要な課題となる。
光硬化性樹脂の高屈折率化を達成するために、フェニルフェノールエトキシアクリレートを配合する(例えば、特許文献1)、光硬化性樹脂にフルオレン骨格を有する2官能(メタ)アクリレートを配合する(例えば、特許文献2)、これらの光硬化性樹脂に更に無機粒子を配合する(例えば、特許文献3)等の方法が開示されている。
特開2001−124904号公報 特開2003−322706号公報 特開2008−133379号公報
しかし、特許文献1及び2に開示された光硬化性樹脂は、高屈折率化する一方で、粘度が増大するため、光学部品の工業的な大量高速生産性の観点から課題を有する。
また、高屈折化を改善するために、これらの光硬化性樹脂に無機粒子を配合すると、更に高粘度化してしまうため、工業的に取り扱うには溶剤を用いて粘度を下げる必要があり、溶剤の混入を回避しなければならない立体的な光学部品の製造に課題がある。
本発明は、溶剤を配合しなくても低粘度で、かつ屈折率が向上した光硬化性樹脂組成物、及び、
当該光硬化性樹脂組成物を光硬化して得られる高屈折性樹脂硬化体を提供することを課題とする。
本発明は、
〔1〕(メタ)アクリレート化合物、金属含有ナノ粒子及び光重合開始剤を含む光硬化性樹脂組成物であって、
前記(メタ)アクリレート化合物が、下記式(1):
(式中、Rは水素原子又はメチル基であり、aは0〜4の数である)で表される化合物及び/又はベンジルアクリレートを含み、
前記(メタ)アクリレート化合物中、前記式(1)で表される化合物及び/又はベンジルアクリレートの合計含有量が60〜100質量%であり、
前記光硬化性樹脂組成物の屈折率が1.60以上である光硬化性樹脂組成物(以下、本発明1ともいう)、
〔2〕(メタ)アクリレート化合物、金属含有ナノ粒子及び光重合開始剤を含む光硬化性樹脂組成物であって、
前記(メタ)アクリレート化合物が、前項〔1〕記載の式(1)で表される化合物を含む光硬化性樹脂組成物(以下、本発明2ともいう)、及び、
〔3〕前項〔1〕又は〔2〕記載の光硬化性樹脂組成物を成形及び硬化してなる高屈折性樹脂硬化体(以下、本発明3ともいう)である。
本発明によれば、溶剤を配合しなくても低粘度で、かつ屈折率が向上した光硬化性樹脂組成物、及び、当該光硬化性樹脂組成物を成形し光硬化してなる高屈折性樹脂硬化体を提供することができる。
〔本発明1〕
本発明1は、(メタ)アクリレート化合物(以下、化合物Aという)、金属含有ナノ粒子(以下、化合物Bという)及び光重合開始剤(以下、化合物Cという)を含む光硬化性樹脂組成物であって、
化合物Aが、式(1)で表される化合物(以下、化合物A1という)及び/又はベンジルアクリレート(以下、化合物A2という)を含み、
化合物A中、化合物A1及び/又は化合物A2の合計含有量が60〜100質量%であり、
光硬化性樹脂組成物の屈折率が1.60以上である。
(化合物A1)
化合物A1は、下記式(1):
(式中、Rは水素原子又はメチル基であり、aは0〜4の数である)で表される化合物である。
化合物A1は、フェノキシベンジルアルコールと(メタ)アクリル酸のエステル又はそのオキシエチレン付加物であり、例えば、共栄社化学社より市販品(製品名「POB−A」)として入手できる。
化合物1はそれ自体の屈折率が高いだけでなく、本発明1の屈折率を更に向上するために化合物Bを本発明1に配合しても、本発明1の粘度の増大を抑制することができる。
本発明1の硬化速度及び屈折率を向上する観点から、Rが水素及び/又はaが0〜2(好ましくは0〜1、より好ましくは0)である。
(化合物A2)
化合物A2は、ベンジルアクリレートであり、例えば、日立化成社より市販品(製品名「FA-BZA」)として入手できる。
化合物A2は、従前は光硬化性樹脂組成物の粘度抑制のために化合物Aにおける助剤として使用されてきたが、化合物Bと組み合わせて配合する場合は、化合物Aにおける主剤として使用すると、化合物Bを多量に配合しても本発明1の増粘を抑制するため、本発明1の屈折率の従前からは予想できないほど改善効果をもたらす。
(化合物A1及びA2以外の化合物A)
化合物A1及びA2以外の化合物Aとしては、屈折率の高い(メタ)アクリレートとして知られるフルオレン骨格を有する2官能(メタ)アクリレート、フェニルフェノールエトキシアクリレートが好ましく使用できる。例えば、特許文献1及び2にこれらの詳細が記載されている。
本発明1の光硬化体である本発明3を光学部品中の構成材への接着強度を向上する観点から、本発明1には、(メタ)アクリレートモノマーを配合することが好ましい。
そのような(メタ)アクリレートモノマーとしては、速硬性及び低硬化収縮性を両立する観点も考慮すると、官能数の異なる(メタ)アクリレートを含むことが好ましく、単官能の(メタ)アクリレートと多官能の(メタ)アクリレートとを含むことがより好ましい。
単官能(メタ)アクリレートとしては、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−プロピル(メタ)アクリレート、i−プロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、i−ブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレート、2−メチルブチル(メタ)アクリレート、n−ペンチル(メタ)アクリレート、n−ヘキシル(メタ)アクリレート、n−ヘプチル(メタ)アクリレート、2−メチルヘキシル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、2−ブチルヘキシル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、イソペンチル(メタ)アクリレート、イソノニル(メタ)アクリレート、イソデシル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、フェノキシ(メタ)アクリレート、n−ノニル(メタ)アクリレート、n−デシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ヘキサデシル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、モルホリン−4−イル(メタ)アクリレート等、2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、4-ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、2-(メタ)アクリロイロキシエチル-コハク酸が挙げられる。
二官能(メタ)アクリレートとしては、ビスフェノールF―EO変性ジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールA―EO変性ジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、トリシクロデカンジメチロールジ(メタ)アクリレート、ジシクロペンタジエン(メタ)アクリレート等が挙げられる。
三官能(メタ)アクリレートとしては、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンPO変性(メタ)アクリレート、イソシアヌル酸EO変性トリ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
四官能以上の(メタ)アクリレートとしては、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラアクリレート、多官能のポリウレタンを骨格に含む(メタ)アクリレート(以下、多官能ウレタン(メタ)アクリレートともいう)等が挙げられる。
本発明1の光硬化体である本発明3の脆性を向上する観点から、本発明1には、(メタ)アクリレートオリゴマーを配合することが好ましい。
そのような(メタ)アクリレートオリゴマーとしては、速硬性及び低硬化収縮性の観点も考慮すると、好ましくはポリイソプレン、ポリブタジエン及びポリウレタンからなる群から選択される少なくとも1種を骨格に含む(メタ)アクリレートオリゴマーの少なくとも1種を含む。
(メタ)アクリレートオリゴマーは1種単独でも2種以上を組合せて使用できる。
ポリイソプレンを骨格に含む(メタ)アクリレートオリゴマーは、(メタ)アクリル変性ポリイソプレンとも呼ばれる。ポリイソプレンを骨格にもつ(メタ)アクリレートオリゴマーの重量平均分子量は、好ましくは1000〜100000であり、より好ましくは10000〜60000である。
ポリイソプレンを骨格にもつ(メタ)アクリレートオリゴマーの市販品として、例えば、クラレ社製の「UC−1」(重量平均分子量25000)が挙げられる。
ポリブタジエンを骨格に含む(メタ)アクリレートオリゴマーは、(メタ)アクリル変性ポリブタジエンとも呼ばれる。ポリブタジエンを骨格に含む(メタ)アクリレートオリゴマーの重量平均分子量は、好ましくは500〜100000であり、より好ましくは1000〜60000である。
ポリブタジエンを骨格に含む(メタ)アクリレートオリゴマーの市販品として、例えば、日本曹達社製の「TE2000」(重量平均分子量2000)が挙げられる。
ポリウレタンを骨格に含む(メタ)アクリレートオリゴマーは、(メタ)アクリル変性ポリウレタンとも呼ばれる。ポリウレタンを骨格に含む(メタ)アクリレートオリゴマーの重量平均分子量は、好ましくは1000〜100000であり、より好ましくは10000〜60000である。
ポリウレタンを骨格に含む(メタ)アクリレートオリゴマーの市販品として、例えば、根上工業社製の「UN−7700」が挙げられる。
(メタ)アクリレートオリゴマーは、これらの中でも、ポリイソプレン及びポリブタジエンからなる群から選択される少なくとも1種を骨格に含む(メタ)アクリレートオリゴマーが好ましい。
なお、重量平均分子量は、GPCに基づいて測定されたものであり、好ましくは、以下の条件で測定される:
測定装置:島津製作所社製GPCシステム;
カラムの種類:有機溶媒系SECカラム(東ソー社製);
溶剤の種類:テトラヒドロフラン(THF)。
(化合物B)
化合物Bである金属含有ナノ粒子とは、平均粒径が1〜100nmの金属含有粒子である。
平均粒径は、化合物Bを分散できる溶媒で希釈して測定に適節な濃度にし、動的光散乱式粒径分布測定装置LB500(堀場製作所社製)で測定する。
みかけの算術平均粒子径の測定方法により測定して得られた算術平均粒子径を、化合物Bの平均粒径とした。
みかけの算術平均粒子径の算出において、原料であるナノ金属含有粒子の屈折率を入力し、溶媒の屈折率は、測定時の希釈溶媒のものを入力する。
表面修飾物等の影響は無視する。
サンプリング及び測定は、測定液調整後できるだけ速やかに行う。
平均粒径は、例えばレーザー回折/散乱式粒度分布測定装置でも測定でき、具体的には株式会社堀場製作所製LA−920等を用いることができる。
化合物Bの粒度分布は、上記測定方法で測定した場合に、単一のピークを示すものであることが好ましい。
化合物Bの平均粒径は、本発明1の屈折率向上の観点から、
好ましくは3〜50nm、より好ましくは5〜30nm、更に好ましくは5〜15nmである。
化合物Bとしては、金属、半導体または酸化金属等の態様が挙げられる。
化合物Bを構成する金属含有化合物としては、化合物A1及び/又は化合物A2と組み合わせたときの屈折率向上の観点から、好ましくは、
アルミニウム、カドミウム、セリウム、クロミウム、コバルト、銅、ガリウム、ゲルマニウム、金、インジウム、鉄、イリジウム、鉛、水銀、ニッケル、プラチナ、パラジウム、ケイ素、銀、錫、亜鉛、ジルコニウム、ヒ化アルミニウム、窒化アルミニウム、リン化アルミニウム、セレン化カドミウム、硫化カドミウム、テルル化カドミウム、ヒ化ガリウム、窒化ガリウム、リン化ガリウム、セレン化ガリウム、硫化ガリウム、ヒ化インジウム、リン化インジウム、窒化インジウム、セレン化インジウム、硫化インジウム、テルル化インジウム、セレン化鉛、硫化鉛、テルル化鉛、セレン化水銀、硫化水銀、テルル化水銀、セレン化亜鉛、硫化亜鉛、テルル化亜鉛、酸化アルミニウム、酸化カドミウム、酸化セリウム、酸化クロム、酸化コバルト、酸化インジウム、酸化インジウムスズ、酸化鉄、酸化鉛、酸化ニッケル、二酸化ケイ素、酸化スズ、酸化チタン、酸化亜鉛及び酸化ジルコニウムからなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物、より好ましくは、
酸化スズ、酸化チタン、酸化亜鉛及び酸化ジルコニウムからなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物、更に好ましくは、
酸化チタン及び酸化ジルコニウムからなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物、更に好ましくは、酸化ジルコニウムである。
(化合物C)
化合物Cは、光重合開始剤(好ましくは、光ラジカル重合開始剤)であり、使用する光源の波長に対して活性を有するものが配合され、適切な活性種を発生させるものを用いる。また、光重合開始剤は1種類のみでも、2種類以上用いてもよい。
化合物Cは、インプリントを形成する基材や型越しに光照射するため、これらの基材や型が透過する波長に対して適時に選択する必要があるが、硬化速度が速く、樹脂との相溶性に優れ、硬化後の黄変が少ないものが好ましい。
硬化速度の速いものは、低エネルギー量の光線にて硬化出来るため、ロールtoロール方式などでの大量生産という観点で好ましい。
相溶性に優れるものは、結晶化などによる開始剤の析出が起き難く、また黄変が少ないものは、透明性に優れるなどの観点でそれぞれ好ましい。
化合物Cとしては、BASF社の、
Irgacure184、Irgacure819等のIrgacure(登録商標)シリーズ、
Darocur1173等のDarocur(登録商標)シリーズ、
Lucirin TPO等のLucirin(登録商標)シリーズ、
ESACUR日本シイベルヘグナー社のESACURE 1001M(1−[4−ベンゾイルフェニルスルファニル]フェニル]−2−メチル−2−(4−メチルフェニルスルホニル)プロパン−1−オン等が挙げられる。
(その他の化合物)
本発明1は化合物A、B及びC以外にも、本発明1の効果を損なわない範囲で他の化合物を含めることができる。
他の化合物としては、化合物Aと光反応して重合しうる化合物を挙げることができ、例えば、エポキシ系オリゴマー、フェノール系樹脂、オキセタン化合物等が挙げられる。
本発明1は、必要に応じて、各種の添加剤を任意成分として含むことができる。
例えば、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、シランカップリング剤、重合禁止剤、レベリング剤、界面活性剤、着色剤、保存安定剤、可塑剤、滑剤、フィラー、老化防止剤、濡れ性改良剤、離型剤等を含めることができる。
本発明1が溶剤を含む場合、例えば金型を用いたレンズなどを成型する場合や、2枚のガラスを接着する場合に、溶剤がそのまま硬化体中に残り硬化体の脆弱性を招かないように、本発明1は、硬化体の製造過程で揮発してしまう程度の溶剤量に抑えることが好ましく、溶剤を含まないことがより好ましい。
(光硬化性樹脂組成物)
本発明1は、化合物A、化合物B及び化合物Cを含む光硬化性樹脂組成物であって、
化合物Aが、化合物A1及び/又は化合物A2を含み、
化合物A中、化合物A1及び/又は化合物A2の合計含有量が60〜100質量%であり、光硬化性樹脂組成抑制物1の屈折率が1.60以上である。
本発明1は、本発明1の増粘を抑制しつつ屈折率を向上する観点と、光学部品中の構成材への接着強度及び脆性を向上する観点とから、
化合物A中、化合物A1及び/又は化合物A2の合計含有量は、好ましくは60〜90質量%、より好ましくは65〜80質量%、更に好ましくは65〜75質量%であり、
化合物A中、化合物A1及び/又は化合物A2以外の他の化合物Aとしては、好ましくは(メタ)アクリレートモノマー及び/又は(メタ)アクリレートオリゴマーである。
化合物A1と化合物A2を併用する場合は、化合物A1と化合物A2の質量比(A1/A2)は、好ましくは10/90〜90/10、より好ましくは20/80〜80/20、更に好ましくは30/70〜70/30、更に好ましくは40/60〜60/40である。
本発明1の増粘を抑制しつつ屈折率を向上する観点から、
化合物A100質量部に対して、化合物Bは、好ましくは30〜90質量部、より好ましくは40〜80質量部、更に好ましくは50〜70質量部である。
本発明1の硬化体の常態強度、耐久強度及び硬化性の観点から、
化合物A100質量部に対して、化合物Cは、好ましくは0.1〜10質量部、より好ましくは0.5〜7質量部、更に好ましくは0.7〜3質量部である。
本発明1の増粘を抑制しつつ屈折率を向上する観点と、本発明1の硬化体の常態強度、耐久強度及び硬化性の観点とから、
本発明1中、化合物A、化合物B及び化合物Cの合計含有量は、好ましくは70〜100質量%、より好ましくは80〜100質量%、更に好ましくは90〜100質量%、更に好ましくは95〜100質量%である。
本発明1は、化合物A、化合物B及び化合物Cを上述した好適態様を考慮して、
屈折率が1.60以上に調整され、好ましくは1.61以上に調整され、より好ましくは1.62以上に調整される。
本発明1は、化合物A、化合物B及び化合物Cを上述した好適態様を考慮して、
粘度が、好ましくは10〜10000mPa・s、より好ましくは20〜5000mPa・s、更に好ましくは50〜4000mPa・sに調整される。
〔本発明2〕
本発明2は、(メタ)アクリレート化合物(以下、化合物A'という)、金属含有ナノ粒子(以下、化合物B'という)及び光重合開始剤(以下、化合物C'という)を含む光硬化性樹脂組成物(以下、光硬化性樹脂組成物2という)であって、化合物A'が、化合物A1を含む。
本発明2の増粘を抑制しつつ屈折率を向上する観点から、本発明2は、上述した本発明1の態様を含む。
本発明2では、化合物A'が化合物A1以外の(メタ)アクリレート化合物で構成されている場合に、化合物A1を含めることで、本発明2の粘性を低減し屈折率を向上することができる。
本発明2では、化合物A'中の化合物A1以外の(メタ)アクリレート化合物として、化合物A2を含むことが好ましく、化合物A2並びに(メタ)アクリレートモノマー及び/又は(メタ)アクリレートオリゴマーを含むことがより好ましい。
本発明1は化合物A、B及びC以外にも、本発明1の効果を損なわない範囲で他の化合物を含めることができる。
他の化合物としては、本発明1に含めることができる他の化合物を例示することができる。
本発明2では、化合物A'中、化合物A1の含有量は、好ましくは10〜90質量%、より好ましくは20〜85質量%、更に好ましくは40〜80質量%であり、更に好ましくは60〜80質量%であり、更に好ましくは65〜75質量%である。
本発明2では、化合物A'中の化合物A1以外の(メタ)アクリレート化合物として、化合物A2を含むことが好ましく、化合物A2並びに(メタ)アクリレートモノマー及び/又は(メタ)アクリレートオリゴマーを含むことがより好ましい。
本発明2の増粘を抑制しつつ屈折率を向上する観点から、化合物A'100質量部に対して、化合物B'は、好ましくは30〜90質量部、より好ましくは40〜80質量部、更に好ましくは50〜70質量部である。
本発明2の硬化体の常態強度、耐久強度及び硬化性の観点から、化合物A'100質量部に対して、化合物C'は、好ましくは0.1〜10質量部、より好ましくは0.5〜7質量部、更に好ましくは0.7〜3質量部である。
本発明2の増粘を抑制しつつ屈折率を向上する観点と、本発明2の硬化体の常態強度、耐久強度及び硬化性の観点とから、
本発明1中、化合物A'、化合物B'及び化合物C'の合計含有量は、好ましくは70〜100質量%、より好ましくは80〜100質量%、更に好ましくは90〜100質量%、更に好ましくは95〜100質量%である。
本発明1は、化合物A'、化合物B'及び化合物C'を上述した好適態様を考慮して、
屈折率が、好ましくは1.60以上に調整され、より好ましくは1.61以上に調整され、更に好ましくは1.62以上に調整される。
本発明1は、化合物A、化合物B及び化合物Cを上述した好適態様を考慮して、
粘度が、好ましくは10〜10000mPa・s、より好ましくは20〜5000mPa・s、更に好ましくは50〜4000mPa・sに調整される。
〔本発明3〕
本発明3は、本発明1又は本発明2を硬化してなる高屈折性樹脂硬化体である。
本発明3は、本発明1又は本発明2を後述する好適成形及び硬化の条件を考慮して、屈折率が、好ましくは1.64以上、より好ましくは1.65以上に調整されることが好ましい。
本発明3は、本発明1又は本発明2を目的に応じた形状に成形して、その成形体に光を照射して硬化反応により硬化させて製造できる。
本発明3は、例えば、三次元的硬化体、硬化膜、硬化パターンなどの一次元又は二次元的硬化体、点又はドット状硬化体などであってもよい。
本発明1又は本発明2の成形は、例えば、基材上で本発明1又は本発明2の膜状体を形成させたり、用途に応じた型枠に充填して立体成形させたりしてよい。
基材上で本発明1又は本発明2の膜状体を形成させる方法としては、例えば、フローコーティング法、スピンコーティング法、スプレーコーティング法、スクリーン印刷法、キャスト法、バーコーティング法、カーテンコーティング法、ロールコーティング法、グラビアコーティング法、ディッピング法、スリット法などを挙げることができる。
本発明3が膜状又はシート状の場合、本発明3の厚みは、硬化体の用途に応じて、0.01μm〜10mm程度であることが好ましく、例えば、
フォトレジストの場合、0.05〜10μmであることが好ましく、0.1〜5μmであることがより好ましく、
プリント配線基板の場合、10μm〜5mmであることが好ましく、100μm〜1m mであることがより好ましく、
光学薄膜の場合、0.1〜100μmであることが好ましく、0.3〜50μmであることがより好ましい。
レンズ用途の本発明3の場合、本発明3は、両面が凸型の傾斜となる形状もしくは片面が凸型の傾斜でもう片面がガラスなどの基材と密着してなる形態であることが好ましい。
照射又は露光する光は、光重合開始剤によって、例えば、紫外線、可視光線などであってよいが、本発明3の色味を抑制し透明性を向上する、好ましくは無色透明性を向上する観点から、紫外線がより好ましい。
速硬性及び本発明3の色味を抑制し透明性を向上する、好ましくは無色透明性を向上する観点から、光の波長は、150〜450nmであることが好ましく、200〜400nmであることが更に好ましく、300〜400nmであることが更に好ましい。
硬化反応を十分に進行させる観点から、照射光量は、塗膜の厚みにより異なるが、1500〜10000mJ/cmであることが好ましく、2000〜9000mJ/cmであることがより好ましく、3000〜9000mJ/cmであることが更に好ましく、4000〜7000mJ/cmであることが更に好ましい。
光源としては、露光する光線の種類に応じて選択でき、例えば、紫外線の場合は、低圧水銀ランプ、高圧水銀ランプ、超高圧水銀ランプ、重水素ランプ、ハロゲンランプ、レーザー光(ヘリウム−カドミウムレーザー、エキシマレーザーなど)などを用いることができる。
成形された本発明1又は本発明2は、必要に応じて、光照射後、又は光照射とともに加熱が行われるが、光照射後に行われる場合が多い。
加熱温度は、60〜250℃であることが好ましく、100〜200℃であることがより好ましく、
加熱時間は、1分〜2時間であることが好ましく、10分〜1時間であることがより好ましく、20分〜1時間であることが更に好ましく、30分〜1時間であることが更に好ましい。
パターンや画像を形成する場合(例えば、プリント配線基板などを製造する場合)、基材上に形成した塗膜をパターン露光してもよく、このパターン露光は、レーザー光の走査により行ってもよく、フォトマスクを介して光照射することにより行ってもよい。
パターン露光により生成した非照射領域(未露光部)を現像剤で現像(又は溶解)することによりパターン又は画像を形成できる。
露光後に被膜を加熱する場合、現像工程は、加熱工程の前に行ってもよく、加熱工程の後で行ってもよい。
これらの方法は、小さな露光量でも、基材上に、精細で高精度のパターンを形成できるため、精密なパターンを必要とする用途、例えば、電子機器のプリント配線基板などの製造に適している。
光学薄膜を形成する場合には、本発明1又は本発明2を、基材上に複数層形成してもよい。
また、基材上に他の機能層などを形成した後、その機能層の上に、本発明1又は本発明2で形成された層を形成してもよい。
基材の材質は、用途に応じて選択され、例えば、プリント配線基板や光学薄膜の場合には、シリコン、ガリウム砒素、窒化ガリウム、炭化シリコンなどの半導体、アルミニウム、銅などの金属、酸化ジルコニウム、酸化チタン、P Z T などのセラミック、透明無機材料(ガラス、石英、フッ化マグネシウム、フッ化カルシウムなど)、透明樹脂(ポリメチルメタクリレート、ポリメチルアクリレート、ポリスチレンなど) などが用いられる。
本発明3は、屈折率1.6以上の高屈折率を有しうるため、フレネルレンズ、レンチキュラーレンズ、プリズムレンズ、マイクロレンズ等の各種レンズ、液晶ディスプレイなどの反射防止膜の高屈折率層、反射板などの光学薄膜、光ファイバーのコア材、クラッド材、光導波路、ホログラム等の各種光学材料等の光学用途に使用することが好ましく、フレネルレンズ、レンチキュラーレンズ、プリズムレンズ、マイクロレンズ等の各種レンズに使用することがより好ましい。
〔化合物原料〕
(1)化合物A1:式(1)で表される化合物(Rが水素で、a=0)(POB−A、共栄社化学社)
(2)化合物A2:ベンジルアクリレート(FA-BZA、日立化成社)
(3)化合物a1(化合物A1及びA2以外の化合物A又はA'):エトキシo−フェニルフェノールアクリレート(A−LEN−10、共栄社化学社)
(4)化合物a2(化合物A1及びA2以外の化合物A又はA'):フルオレンアクリレート(EA−0200、大阪ガスケミカル社)
(5)化合物a3(化合物A1及びA2以外の化合物A又はA'):フルオレンアクリレート配合品(EA−F5710、大阪ガスケミカル社)
(6)化合物B又はB':酸化ジルコニウムナノ粒子(平均粒径11nm)70wt%MEK分散液(AX−ZP−153−A、日本触媒社)
(7)化合物C又はC':1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン(I−184、BASF社)
〔光硬化性樹脂組成物〕
表1に記載の光硬化性樹脂組成物の組成になるように、化合物A、AX−ZP−153−A及び化合物Cを、合計質量が100〜300gとなるように秤量して、容器(材質SUS316製、容量700ml)に充填し、80℃、大気圧下でスリーワンモーター(新東科学
なお、AX−ZP−153−Aを配合する場合、光硬化性樹脂組成物をエバポレーター(N-N、HVC-2000 EYELA社製)を用い、20Torr、60℃の条件にて1hエバポレーションを行い、メチルエチルケトンを揮発させた。
実施例1、2−1、2−2及び3が本発明1であり本発明2である。
〔高屈折性樹脂硬化体〕
表1記載の実施例及び比較例の光硬化性樹脂組成物(0.3g)を、PETフィルム1(パナック社製、品名ルミラー100T60、厚さ100μm)に塗布し、塗付された光硬化性樹脂組成物の厚みが0.1mmになるように上からPETフィルム2(パナック社製、品名ルミラー100T60、厚さ100μm)で被覆し、メタルハライドランプ(アイグラフィックス社製ECS−301)にて波長365nmの光を6000mJ/cm照射して光硬化体を得た。
これらの光硬化体を、さらに、熱風乾燥器内で120℃、30分の加熱処理を行って光硬化してなる0.1mm厚の硬化体を得た。
実施例1、2−1、2−2及び3の光硬化性樹脂組成物を光硬化してなる高屈折性樹脂硬化体が本発明3である。
〔粘度の測定条件〕
表1記載の実施例及び比較例の光硬化性樹脂組成物について、E型粘度計(東機産業社製RE−105U)を用いて25℃で測定した。
〔屈折率の測定条件〕
実施例及び比較例の光硬化性樹脂組成物並びに実施例及び比較例の光硬化性樹脂組成物を光硬化してなる硬化体の、25℃における波長589nmの光に対する屈折率を、アッベ屈折率計(2T:アタゴ社製)で測定した。
表1に結果を示す。
化合物A1及びA2以外の(メタ)アクリレートでは、化合物Bを含まない場合でも、光硬化性樹脂組成物の粘度が大きい(比較例3及び4)。
化合物Bを一定割合含む場合、
比較例1−1の光硬化性樹脂組成物は屈折率が1.60未満であり、
比較例1−2の光硬化性樹脂組成物は粘度が相対的に大きいのに対して、
実施例1の光硬化性樹脂組成物は屈折率が1.60以上あり、粘度も相対的に低いレベルに抑制されている。
実施例1並びに比較例1−1及び1−2に対して、化合物Bを増量すると、
実施例2−1は、屈折率が大きく増加するが粘度の増加は抑制され、
実施例2−2も、屈折率が1.60以上となるが粘度の増加は抑制されるのに対して、
比較例2は、粘度の増加が抑制されない。

Claims (5)

  1. (メタ)アクリレート化合物、金属含有ナノ粒子及び光重合開始剤を含む光硬化性樹脂組成物であって、
    前記(メタ)アクリレート化合物が、下記式(1):
    (式中、Rは水素原子又はメチル基であり、aは0〜4の数である)で表される化合物及び/又はベンジルアクリレートを含み、
    前記(メタ)アクリレート化合物中、前記式(1)で表される化合物及び/又はベンジルアクリレートの合計含有量が60〜100質量%であり、
    前記光硬化性樹脂組成物の屈折率が1.60以上である光硬化性樹脂組成物。
  2. 前記金属含有ナノ粒子が酸化ジルコニウム含有ナノ粒子である請求項1記載の光硬化性樹脂組成物。
  3. (メタ)アクリレート化合物、金属含有ナノ粒子及び光重合開始剤を含む光硬化性樹脂組成物であって、
    前記(メタ)アクリレート化合物が、請求項1記載の式(1)で表される化合物を含む光硬化性樹脂組成物。
  4. 屈折率が1.60以上である請求項3記載の光硬化性樹脂組成物。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項記載の光硬化性樹脂組成物を光硬化してなる高屈折性樹脂硬化体。
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