JP2017094878A - 乗物用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】 乗物用シートにおいて、シートクッションの側部に取り付けられるスイッチユニットの操作性及び意匠性を向上させる。
【解決手段】 乗物用シートSは、シートクッションS1の側部に設けられ、略上下に延びる側壁2A及び略水平に延びる上壁2Bを有するカバー部材2と、カバー部材に設けられた、電装品を操作するためのスイッチユニット40とを有し、上壁には、上下に貫通する開口57が形成され、スイッチユニットは、スイッチ接点を内部に収容したスイッチ本体51と、スイッチ本体の上面に設けられ、乗員の操作に応じてスイッチ接点の接続を切り替える操作体43、44、45と、スイッチ本体に設けられ、カバー部材に結合される結合部52とを有し、スイッチ本体は、操作体が開口と整合するように、側壁及び上壁の内面側に配置され、結合部が側壁及び上壁に結合される。
【選択図】 図5

Description

本発明は、車両等に搭載される乗物用シートに関する。
電動モータの動力によって、シートクッションの前後位置や上下位置、シートバックの傾斜角度を変化させる電動シートが公知である(例えば、特許文献1)。特許文献1に係るシートでは、シートクッションの前後位置等を操作するためのスイッチユニットをシートクッションの側部に設けられたシールド部材に取り付けている。具体的には、シールド部材の外側面に横方向に凹む凹部を形成し、この凹部にスイッチユニットを嵌合させる方法や、スイッチユニットを包むようにシールド部材をインサート成形する手法によって、スイッチユニットをシールド部材に結合している。
特開平11−198702号公報
しかしながら、スイッチユニットの操作体(ノブ)がシールド部材の側面に配置されているため、シートに着座した乗員から視認し難く、操作性が悪いという問題がある。また、シールド部材の外側面にスイッチユニットを嵌め込む構成とすると、スイッチユニットの露出面積が大きくなり、美観が損なわれるという問題がある。また、シールド部材に凹部を形成する場合やスイッチユニットを包むようにシールド部材をインサート成形する場合には、シールド部材の成形型が複雑になり、製造効率の低下やコスト増が生じる虞がある。
本発明は、以上の背景を鑑み、乗物用シートにおいて、シートクッションの側部に取り付けられるスイッチユニットの操作性及び意匠性を向上させることを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る乗物用シート(S)は、シートクッション(S1)の側部に設けられ、略上下に延びる側壁(2A)及び略水平に延びる上壁(2B)を有するカバー部材(2)と、前記カバー部材に設けられた、電装品を操作するためのスイッチユニット(40)とを有し、前記上壁には、上下に貫通する開口(57)が形成され、前記スイッチユニットは、スイッチ接点を内部に収容したスイッチ本体(51)と、前記スイッチ本体の上面に設けられ、乗員の操作に応じて前記スイッチ接点の接続を切り替える操作体(43、44、45)と、前記スイッチ本体に設けられ、前記カバー部材に結合される結合部(52)とを有し、前記スイッチ本体は、前記操作体が前記開口と整合するように、前記側壁及び前記上壁の内面側に配置され、前記結合部が前記側壁に結合されることを特徴とする。
この構成によれば、スイッチユニットの操作体が、カバー部材の上方を向く上壁に配置されているため、乗物用シートに着座した乗員が操作体を操作し易くなる。また、スイッチユニットがカバー部材の内側に配置されているため、スイッチユニットの外部への露出面積を小さくすることができ、乗物用シートの意匠性を向上させることができる。
また、上記の発明において、前記上壁の内面には、下方に向けて突出する係止爪(58)が設けられ、前記結合部は、前記上壁と対向する上板(52A)と、前記側壁と対向する側板(52B)とを有し、前記上板には、前記係止爪を係止する係止孔(52G)が形成され、前記側板は、締結部材(59)によって前記側壁に締結されるとよい。
この構成によれば、スイッチユニットをカバー部材に安定性良く取り付けることができると共に、取り付け作業を容易にすることができる。締結部材による結合作業が、側壁と側板との結合に限られるため、締結作業の作業方向が一定し、作業性が向上する。また、スイッチユニットは、互いに略直交する側壁及び上壁のそれぞれに結合されるため、安定性良くカバー部材に支持されると共に、カバー部材の剛性を高めることができる。
また、上記の発明において、前記開口内に配置される加飾部材(55)を更に有し、前記加飾部材は、前記上壁と前記上板との間に挟持される部分(55D)を有するとよい。
この構成によれば、簡単な構成で加飾部材を取り付けることができる。
また、上記の発明において、前記加飾部材は、下方に突出する凸部(55B、55C)を有し、前記上板は、前記凸部を受容する受容孔(52F)を有するとよい。
この構成によれば、上板の上面に沿った方向への加飾部材の位置ずれが防止される。
また、上記の発明において、前記加飾部材は、前記開口の縁に沿って延びる枠部(55A)を有し、前記枠部の上端縁は、前記開口の上端縁よりも上方に突出するとよい。
この構成によれば、加飾部材によって開口の縁部に装飾が施され、意匠性が向上する。
また、上記の発明において、前記枠部の上端縁は、前記開口の上端縁から、前記開口の開口方向と直交する外方に延出するとよい。
この構成によれば、開口の上端縁が確実に隠され、意匠性が向上する。
また、上記の発明において、前記結合部は、前記スイッチ本体と別体の結合部材によって形成され、前記上板は、前記操作体と対向する部分に上下に貫通する窓(52D)を有し、前記スイッチ本体は、締結部材によって前記上板の下面に締結されているとよい。
この構成によれば、スイッチ本体の外形をカバー部材に適合させる必要がないため、様々な形状のスイッチ本体を使用することができる。
また、上記の発明において、前記スイッチ本体は、その上面が上方かつ前記シートクッションと相反する側を向くように、前記結合部によって前記側壁に対して傾斜して配置されているとよい。
この構成によれば、乗物用シートに着座した乗員がスイッチユニットを操作し易くなる。
また、上記の発明において、前記上壁は、前記シートクッション側から離れるに従って下るように、前記側壁に対して傾斜しているとよい。
この構成によれば、カバー部材の意匠性が向上する。また、上壁とスイッチ本体の上面とが同じ方向を向くことによって意匠性が更に向上する。
以上の構成によれば、乗物用シートにおいて、シートクッションの側部に取り付けられるスイッチユニットの操作性及び意匠性を向上させることができる。
車両用シートを左前方から見た斜視図 車両用シートを右後方から見た斜視図 車両用シートのフレームを右前方から見た斜視図 車両用シートのシステムの構成図 右側シールド及び第1スイッチの分解斜視図 第1スイッチの分解斜視図 第1スイッチの断面図(図6のVII−VII断面図) 第1スイッチの断面図(図6のVIII−VIII断面図) バックカバーの上部の断面図 第1スイッチを省略して後バックカバーの上部を前方から見た斜視図 後バックカバーの上部を前方から見た斜視図 図11のXII−XII断面図 後バックカバーを省略してシートバックの上部を後方から見た斜視図
以下、図面を参照して、本発明に係る乗物用シートを自動車の後部座席(2列目及び3列目を含む)に適用した一実施形態を説明する。以下の説明では、シートSに着座した乗員を基準にして左右を定める。左右一対設けられる同一構成については、共通の番号を付し、説明を省略する。
(全体構成)
図1及び図2に示すように、シートSは、シートクッションS1と、シートバックS2と、ヘッドレストS3と、オットマンS4と、スライダS5とを有する。スライダS5は、前後に延びるレールを介して自動車のフロアに前後にスライド移動可能に設けられている。シートクッションS1は、左右に延びるレール(不図示)を介してスライダS5に左右にスライド移動可能に設けられている。
シートバックS2は、シートクッションS1に対して回動(傾倒)可能に設けられた下部シートバックS2Aと、下部シートバックS2Aに対して回動(傾倒)可能に設けられた上部シートバックS2Bとを有する。ヘッドレストS3は上部シートバックS2Bの上部に設けられている。下部シートバックS2Aの後側面は、板状のバックカバーCによって覆われている。バックカバーCは、下部シートバックS2Aの上縁よりも上方に延出し、上部シートバックS2Bの後側面と対向している。上部シートバックS2Bは、バックカバーCの前側面に沿った位置と、バックカバーCの前側面から前方に離れた位置との間で、下部シートバックS2Aに対して傾倒することができる。
シートクッションS1の右側部には右側シールド2が装着され、左側部には左側シールド3が装着され、後側部には後側シールド4が装着されている。各シールド2、3、4は、例えば樹脂材から形成されている。右側シールド2は、前後に延び、シートクッションS1の右側部の下部を覆っている。左側シールド3は、前後に延びてシートクッションS1の左側部を覆うと共に、シートクッションS1の座面よりも上方に延出して壁部3Aを形成している。壁部3Aの上端部は、左右に拡幅されて上方を向く上端面を形成し、乗員の左腕を支持するアームレストや小物を置くための台として機能する。後側シールド4は、左右に延び、シートクッションS1の後側部を覆っている。後側シールド4の左端部は左側シールド3の後端部まで延び、後側シールド4の右端部は右側シールド2の後端部まで延びている。本実施形態では、後側シールド4の左端部は左側シールド3の後端部と結合されている。
シートクッションS1は、シートクッションフレームF1と、シートクッションフレームF1に被せられたパッド及び表皮とを有する。図3に示すように、シートクッションフレームF1は、前後に延びる左右一対のクッションサイドフレーム10と、各クッションサイドフレーム10の前部間に掛け渡された前フレーム11と、各クッションサイドフレーム10の後部間に掛け渡された後フレーム12とを有し、枠形に形成されている。また、各クッションサイドフレーム10の前部間であって、前フレーム11の上方には板状のパンフレーム13が掛け渡されている。各クッションサイドフレーム10は、左右に延びるレールを介してスライダS5に左右にスライド移動可能に結合されている。
図3に示すように、シートバックS2は、シートバックフレームF2と、可動フレームF3とを有する。シートバックフレームF2は、左バックサイドフレーム14と、右バックサイドフレーム15と、各バックサイドフレーム14、15間に掛け渡されたバックアッパフレーム16及びバックロアフレーム17とを有する。各バックサイドフレーム14、15は、略上下に延び、それぞれの下端部において、クッションサイドフレーム10の後端部に回動(傾倒)可能に結合されている。各バックサイドフレーム14、15及びクッションサイドフレーム10の結合部には、クッションサイドフレーム10に対する各バックサイドフレーム14、15の傾倒角度を任意の角度に選択的に保持する第1〜第3リクライニング機構R1、R2、R3が設けられている。バックアッパフレーム16は、各バックサイドフレーム14、15の上端部間に掛け渡され、左右に延びている。バックロアフレーム17は、各バックサイドフレーム14、15の下部間に掛け渡され、左右に延びている。
可動フレームF3は、左右一対の可動サイドフレーム21と、各可動サイドフレーム21間に掛け渡された可動アッパフレーム22とを有する。各可動サイドフレーム21は、左右において対応するバックサイドフレーム15の長手方向における中間部に回動(傾倒)可能に結合された下端部を有し、略上下に延びている。可動サイドフレーム21及び左バックサイドフレーム14の結合部には、バックサイドフレーム15に対する可動サイドフレーム21の傾倒角度を任意の角度に選択的に保持する第4リクライニング機構R4が設けられている。可動アッパフレーム22は、各可動サイドフレーム21の上端間に掛け渡され、左右に延びている。
各バックサイドフレーム14、15の下半部(可動サイドフレーム21との結合部より下側部分)にパッド及び表皮が被せられることによって、下部シートバックS2Aが形成される。可動フレームF3に、パッド及び表皮が被せられることによって上部シートバックS2Bが形成される。
図2、図9及び図13に示すように、バックカバーCは、後バックカバー25と前バックカバー26とを有する。後バックカバー25は、各バックサイドフレーム14、15及びバックアッパフレーム16の後方を覆う後側壁25Aと、左バックサイドフレーム14の左方を覆う左側壁25Bと、右バックサイドフレーム15の右方を覆う右側壁25Cと、バックアッパフレーム16の上方を覆う上壁25Dとを有する。前バックカバー26は、板状をなし、各バックサイドフレーム14、15の上半部(可動サイドフレーム21との結合部より上側部分)及びバックアッパフレーム16の前方を覆うように配置されている。前バックカバー26の縁部は、後バックカバー25の上部の縁部と結合され、前バックカバー26及び後バックカバー25の間に空間が形成されている。各バックサイドフレーム14、15の上半部及びバックアッパフレーム16は、前バックカバー26及び後バックカバー25の間に配置され、それらに覆われている。
シートクッションフレームF1、シートバックフレームF2、及び可動フレームF3は、金属板や金属パイプ等の金属部材を折曲加工及び溶接等することによって形成されている。左右のクッションサイドフレーム10間、左右のバックサイドフレーム15間、及び左右の可動サイドフレーム21間には、剛性を高めるために、左右に延びる板部材やパイプ、金属棒等が適宜掛け渡されてもよい。
図3に示すように、右側のバックサイドフレーム15の上端部には、ベルトガイドブラケット28を介してベルトガイド29が結合されている。ベルトガイド29は、板金部材から形成され、前後に貫通するガイド孔を有する。ベルトガイド29及びベルトガイドブラケット28は、後バックカバー25の上面部に結合された箱形のベルトガイドカバー31によって覆われている。ベルトガイドカバー31の内側の空間は、バックカバーCの内部空間と繋がっている。シートベルト(不図示)は、シートクッションS1の下側に配置されたリトラクタ(不図示)から、シートクッションS1の下方を後方に延び、バックカバーCの内部空間を通過して順に上方に延び、ベルトガイド29を後方から前方に通過して引き出されている。
第1〜第3リクライニング機構R1〜R3は、公知の電動式のリクライニング機構であり、シートクッションS1側に結合される第1部材と、シートバックS2側に結合される第2部材と、中央に設けられた操作軸とを有する。第1部材は内歯車を有し、第2部材は第1部材の内歯車に噛み合う外歯車を有し、操作軸が回転することによって外歯車が内歯車との噛み合いを維持しながら回転する。内歯車は外歯車よりも歯数が1又は2多く設定されており、外歯車が内歯車上を進むことによって、第1部材に対する第2部材の角度が変化する。
図3に示すように、第1〜第3リクライニング機構R1〜R3の操作軸は、共通の連結軸33によって互いに連結されている。左バックサイドフレーム14の内側には、連結軸33を回転させるための第1駆動装置35が設けられている。第1駆動装置35は、電動モータと、電動モータの回転力を減速して連結軸33に伝達する減速機構とを有する。第1〜第3リクライニング機構R1〜R3は、連結軸33を介して第1駆動装置35によって同時に駆動される。
図4に示すように、シートSは、フロアに対してスライダS5を前後に変位させるための第2駆動装置36を有する。第2駆動装置36は、前後に延在し、フロアに対してスライダS5を支持するレール装置と、レール装置を駆動する電動モータとを有する。第2駆動装置36のレール装置は、例えば、フロアに結合された下側レールと、下側レールに前後動可能に支持され、スライダS5に結合された上側レールと、下側レールに設けられたラックと、上側レールに回転可能に設けられたピニオンとを有するとよい。ピニオンは、減速機構を介して電動モータに連結され、電動モータの動力を受けて回転し、下側レールに対して上側レールを移動させる。
また、シートSは、スライダS5に対してシートクッションS1を左右に変位させるための第3駆動装置37を有する。第3駆動装置37は、左右に延在し、スライダS5に対してシートクッションS1を支持するレール装置と、レール装置を駆動する電動モータとを有する。第3駆動装置37のレール装置は、例えば、スライダS5に結合された下側レールと、下側レールに左右動可能に支持され、シートクッションS1に結合された上側レールと、下側レールに設けられたラックと、上側レールに回転可能に設けられたピニオンとを有するとよい。ピニオンは、減速機構を介して電動モータに連結され、電動モータの動力を受けて回転し、下側レールに対して上側レールを移動させる。
以上のように、シートクッションS1は、フロアに対して前後及び左右に移動可能であり、可動部といえる。また、シートバックS2は、シートクッションS1に対して傾動可能であり、可動部といえる。
第1〜第3駆動装置35〜37は、ECU38(電子制御装置)によって駆動制御されている。ECU38には、第1スイッチユニット40及び第2スイッチユニット41が接続されている。第1スイッチユニット40は、揺動型のスイッチボタン(操作体)である前後スイッチボタン43、左右スイッチボタン44、及び傾動スイッチボタン45を有する。前後スイッチボタン43は前移動及び後移動に応じた信号をECU38に出力し、左右スイッチボタン44は左移動及び右移動に応じた信号をECU38に出力し、傾動スイッチボタン45は前傾動及び後傾動に応じた信号をECU38に出力する。第2スイッチユニット41は押しボタンスイッチであり、操作されたときに信号をECU38に出力する。
ECU38は、前後スイッチボタン43からの信号に応じて第2駆動装置36を制御し、左右スイッチボタン44からの信号に応じて第3駆動装置37を制御し、傾動スイッチボタン45からの信号に応じて第1駆動装置35を制御する。また、ECU38は、第2スイッチユニット41からの信号に応じて、第1駆動装置35、第2駆動装置36、及び第3駆動装置37の少なくとも1つを制御し、シートSを退避状態にする。退避状態は、当該シートSの後方に配置されたシートから自動車の乗降口に到る通路を広くするために、シートSが通路から離れた状態をいう。例えば、シートSが車両の右側に配置されている場合、退避状態においては、シートSは右側に移動されると共に、シートバックS2が前側に倒される。
図2及び図5に示すように、第1スイッチユニット40は、右側シールド2に設けられている。右側シールド2は、略上下に延びる側壁2Aと、側壁2Aの上縁からシートクッションS1側(左方)に突出した上壁2Bと、側壁2Aの前縁からシートクッションS1側に突出した前壁2Cと、側壁2Aの後縁からシートクッションS1側に突出した後壁2Dとを有する。側壁2Aの後部上縁は上方に半円状に突出し、上壁2Bは側壁2Aの上縁に沿って後部が上方に突出している。上壁2Bの前部及び中間部は、突出方向(左右方向)において、先端側が基端側に対して高くなるように若干傾斜している。なお、他の実施形態では、上壁2Bの前部及び中間部は、突出方向において水平に延びていてもよい。
図5に示すように、右側シールド2の後壁2Dの先端縁には、右側のクッションサイドフレーム10の後縁に係止される後側係止片2Eが設けられている。また、側壁2Aの裏面には、左方に向けて筒状のスペーサ2Fが突設されている。スペーサ2Fは、その前端において右側のクッションサイドフレーム10の右側面に当接し、右側のクッションサイドフレーム10に対して右側シールド2を位置決めする。右側シールド2の前壁2Cの先端縁には、右側のクッションサイドフレーム10の内側に配置される内側カバー8(図1参照)の前縁に係止される前側係止片2Jが設けられている。
第1スイッチユニット40は、略直方体に形成されたスイッチ本体51と、スイッチ本体51に設けられた前後スイッチボタン43、左右スイッチボタン44、及び傾動スイッチボタン45と、スイッチ本体51を右側シールド2に結合する結合部材52とを有する。スイッチ本体51は、外殻をなすケースと、ケース内に収容されたスイッチ接点とを有する。スイッチ本体51の上面には、前後スイッチボタン43、左右スイッチボタン44、及び傾動スイッチボタン45が揺動可能に支持されている。前後スイッチボタン43、左右スイッチボタン44、及び傾動スイッチボタン45は、前後に間隔をおいて一列に配置されている。前後スイッチボタン43、左右スイッチボタン44、及び傾動スイッチボタン45の操作に応じて、スイッチ本体51内のスイッチ接点がON及びOFFの間で切り替えられる。
図6及び図7に示すように、スイッチ本体51の前側面及び後側面には前方又は後方に突出した締結部51Aがそれぞれ設けられている。各締結部51Aは、面が上下を向く板状に形成され、厚み方向(上下)に貫通する締結孔51Bが形成されている。各締結部51Aの下面には、スイッチ本体51の前側面に延びるリブ51Cが形成されている。
結合部材52は、面が上下を向き、前後に延びる上板52Aと、上板52Aの前後端から下方に延び、面が左右を向く一対の側板52Bとを有する。各側板52Bには、厚み方向(左右方向)に貫通する締結孔52Cが形成されている。
上板52Aには、厚み方向(上下)に貫通する3つの窓52Dが形成されている。各窓52Dは、略四角形に形成され、前後に間隔をおいて一列に配置されている。上板52Aの下面の前後端部には、下方に向けて突出する円筒形のボス52Eが形成されている。ボス52Eの外周面には、上板52Aの下面に延びるリブが形成されている。上板52Aは、スイッチ本体51の上面と対向するように設けられ、前後スイッチボタン43、左右スイッチボタン44、及び傾動スイッチボタン45は、対応する窓52Dを通過して上板52Aの上方に突出する。上板52Aの前後のボス52Eは、各締結部51Aの締結孔52Cと整合するように配置される。各締結部51Aは、締結孔51Bを通過してボス52Eの内孔に結合する締結部材53によってボス52Eに締結される。締結部材53は、例えば樹脂製のファスナであり、軸部と、軸部の基端に設けられた頭部と、軸部の先端に設けられた弾性爪とを有する。軸部が締結孔51Bを通過してボス52Eの内孔に突入し、弾性爪がボス52Eの内孔に係合し、頭部とボス52Eの端面との間に締結部51Aが挟まれる。このように、締結部材53はボス52Eと締結部51Aとを締結する。
上板52Aの上面には、加飾部材55(装飾部材)が設けられている。加飾部材55は、上板52Aの上面を装飾する部材であり、3つの窓52Dを囲む枠形に形成された枠部55Aと、枠部55Aの下部から下方に向けて突出した複数の第1脚部55B及び第2脚部55Cとを有する。枠部55Aは、上板52Aの上面に載置される板状かつ枠形の基部55Dと、基部55Dの内縁に沿って突設され、枠形に形成された壁部55Eとを有する。図8に示すように、壁部55Eの上端部は、壁部55Eの外方、すなわち枠部55Aが形成する内孔と相反する方向に膨出した膨出部55Fを有する。壁部55Eの上端部及び膨出部55Fは、面取りがなされ、滑らかな表面形状を有することが好ましい。
図6〜図8に示すように、第1脚部55B及び第2脚部55Cは、枠部55Aの基部55Dの下面に突設されている。本実施形態では、第1脚部55Bは板片状に形成され、第2脚部55Cは第1脚部55Bよりも短く、かつ幅が広く形成されている。上板52Aの上面には、加飾部材55の各第1脚部55B及び各第2脚部55Cを受容する第1受容孔51F及び第2受容孔(不図示)が形成されている。本実施形態では、第1脚部55Bを受容する第1受容孔51Fは上板52Aを貫通する貫通孔として形成され、第2脚部55Cを受容する第2受容孔は上板52Aの上面に凹設された有底孔として形成されている。第1脚部55Bが第1受容孔51Fに突入し、第2脚部55Cが第2受容孔に突入することによって、結合部材52に対して加飾部材55の上板52Aの面に沿った方向への位置決めがなされる。
加飾部材55は、例えば樹脂材から形成され、コーティングが施されているとよい。例えば、加飾部材55の枠部55Aは、金属光沢を有するコーティングが施されているとよい。また、加飾部材55は可撓性を有してもよい。
右側シールド2の上壁2Bには、厚み方向に貫通する開口57が形成されている。第1スイッチユニット40は、右側シールド2の内側、すなわち上壁2Bの下方かつ側壁2Aの左方に配置され、3つのスイッチボタン43〜45が開口57内に配置される。加飾部材55の枠部55Aは、開口57の縁に沿って配置され、壁部55Eの上端部が開口57よりも上方に突出する。また、壁部55Eの上端部の膨出部55Fは、開口57の縁部の上方に配置され、開口57の縁部を覆い隠す。枠部55Aの基部55Dは、上壁2Bの下面と結合部材52の上板52Aの上面との間で挟持される。
図5に示すように、上壁2Bの下面における開口57の左側部分には、下方に向けて突出する係止爪58が形成されている。係止爪58は、上壁2Bの下面から突出した可撓性を有する板片部と、板片部の先端に形成された爪部とを有する。図6に示すように、結合部材52の上板52Aには係止爪58を係止する係止孔52Gが形成されている。係止孔52Gは、上板52Aを厚み方向に貫通する貫通孔である。係止爪58は、板片部が係止孔52Gを貫通し、爪部において係止孔52Gの縁に係止される。
図5に示すように、右側シールド2の側壁2Aの内面には、円筒形の一対のボス2Gが突設されている。ボス2Gの外周面には、側壁2Aの内面に延びるリブ2Hが形成されている。リブ2Hは、ボス2Gを中心として放射状に延びるように配置されているとよい。各ボス2Gは、それぞれの内孔が側板52Bに形成された締結孔52Cと整合する位置に形成されている。ボス2G及び側板52Bは、締結孔52Cを通過してボス2Gの内孔に結合する締結部材59によってボス2Gに締結される。締結部材59は、上述した締結部材53と同様の構成であってよい。
図11及び図12に示すように、第2スイッチユニット41は、略直方体に形成されたスイッチ本体61と、スイッチ本体61に変位可能に設けられたスイッチボタン62と、スイッチ本体61を後バックカバー25の内面に結合する結合部材63とを有する。スイッチ本体61は、外殻をなすケースと、ケース内に収容されたスイッチ接点とを有する。スイッチ本体61の外面には、スイッチボタン62が外面に対して変位可能に支持されている。スイッチボタン62は、押しボタンであり、スイッチ本体61の軸線(中心線)に沿って往復動する。スイッチボタン62の押し操作に応じて、スイッチ本体61内のスイッチ接点がON及びOFFの間で切り替えられる。
結合部材63は、スイッチ本体61を受容する筒形の受容部63Aと、受容部63Aの軸線(筒形の中心線)の方向における一端側から軸線と直交する方向に張り出した鍔部63Bとを有する。受容部63Aは、略直方体のスイッチ本体61を受容可能なように両端が開口した四角筒に形成されている。鍔部63Bは、受容部63Aの軸線を中心として受容部63Aを囲むように略四角形の枠形に形成されている。スイッチ本体61の軸線と受容部63Aの軸線とが一致し、スイッチ本体61のスイッチボタン62側の端部が受容部63Aの鍔部63Bが設けられた側の端部から突出するように、スイッチ本体61が受容部63Aに受容され、結合されている。また、スイッチ本体61のスイッチボタン62側と相反する側の端部も、受容部63Aの鍔部63Bが設けられた側と相反する側の端部から外方に突出している。スイッチ本体61と結合部材63とは、例えば爪及び孔等による係止構造によって結合されている。
結合部材63は、受容部63Aに設けられた一対の締結部63Cと、1つの位置決め部63Dとを有している。一対の締結部63Cは、それぞれ板状に形成され、受容部63Aの互いに相反する側部から互いに相反する方向に延びている。すなわち、一対の締結部63Cの間に、受容部63Aが配置されている。各締結部63Cには、厚み方向に貫通する締結孔63Eが形成されている。位置決め部63Dは、板状に形成され、鍔部63Bの一対の締結部63Cが設けられた側部と相違する側部から外方に延びている。位置決め部63Dには、厚み方向に貫通する位置決め孔63Fが形成されている。位置決め孔63Fは、略四角形に形成されている。各締結部63Cの面、及び位置決め部63Dの面の向きは、受容部63A及びスイッチ本体61の軸線に対して傾斜している。
後バックカバー25及び前バックカバー26は、締結部材65、66によってバックアッパフレーム16に結合されている。図9、図11及び図12に示すように、後バックカバー25の内面(前面)及び前バックカバー26の内面(後面)には、締結部材65、66の一端が結合する結合座67、68が形成されている。結合座67、68は、後バックカバー25の内面から前方に突出し、左右一方に開口するスリットを有する。締結部材65、66は、例えば樹脂製のファスナであり、右方からスリットに挿入され、結合座67、68に対して前後に移動不能に結合される基端部と、結合座67、68に結合される基部から前方に突出する係止爪部とを有し、係止爪部においてバックアッパフレーム16の後側面に形成された孔に結合する。
図10に示すように、後バックカバー25の後側壁25Aの上部右側には、厚み方向に貫通する開口71が形成されている。開口71は、第2スイッチユニット41のスイッチボタン62と対応する形状に形成されている。開口71の前縁部71Aは、後側壁25Aの内面(前面)から前方に突出し、その突出端には前方を向く端面が形成されている。開口71の後端縁は、開口71の内面と後側壁25Aの外面(後面)が滑らかに連続するように面取りがなされている。開口71は、前縁部71Aによって後側壁25Aの厚みよりも大きい長さを有する。
後側壁25Aの内面における開口71の左右側方には円筒形のボス72がそれぞれ突設されている。各ボス72の外周面には、後側壁25Aの内面に延びる複数のリブ73が形成されている。各リブ73の後側壁25Aの内面からの突出長さは、ボス72の突出長さよりも小さく設定されている。各リブ73の突出端面73Aは、共通の仮想平面上に配置されている。各リブ73は、ボス72の上側及び下側と、ボス72の開口71側と相反する側に設けられ、それぞれボス72の径方向に延びている。
後側壁25Aの内面における開口71の下方には位置決め凸部74が突設されている。位置決め凸部74は、横断面が十字形に形成されている。後側壁25Aの内面における開口71の上方には、上下に延びる複数の位置決めリブ75が形成されている。位置決めリブ75は、後バックカバー25の上壁25Dの内面に延びている。
図11及び図12に示すように、第2スイッチユニット41は、後バックカバー25の内面側に配置されている。詳細には、第2スイッチユニット41は、後側壁25Aの前面の上部右側に配置されている。第2スイッチユニット41は、結合部材63の受容部63Aの鍔部63Bが、開口71の前縁部71Aの端面に突き当たるように後バックカバー25に取り付けられ、スイッチボタン62が開口71内に配置される。結合部材63の位置決め孔63Fに位置決め凸部74が嵌合することによって、後バックカバー25に対するスイッチユニットの位置決めがなされる。詳細には、十字形の位置決め凸部の各側端部が、四角形の位置決め孔の各辺に当接することによって、位置決め孔63Fに位置決め凸部74が回転不能に結合する。また、結合部材63の鍔部63Bの上縁が複数の位置決めリブ75に当接することによって、位置決め孔63Fを中心とした第2スイッチユニット41の後バックカバー25に対する回転が抑制され、位置決めが一層精度良く行われる。各締結部63Cの締結孔63Eには、各ボス72が突入し、締結部63Cの後方を向く面には、複数のリブ73の突出端面73Aが当接する。締結部63Cは、ボス72の内孔に結合する締結部材77によってボス72に締結される。締結部材77は、例えば樹脂製のファスナであり、上述した締結部材53と同様の構成であってよい。締結部材77は、ボス72の内孔に結合し、リブ73の突出端面73Aとの間に締結部63Cを挟持する。
図13に示すように、第2スイッチユニット41のスイッチ本体61の前端部には、ECU38に延びるワイヤーハーネス80の一端が接続されている。図9及び図13に示すように、ワイヤーハーネス80は、前バックカバー26の内面(後面)に設けられた少なくとも1つのハーネス保持部81に支持されている。ハーネス保持部81は、前バックカバー26の内面に突設され、上方に向けて開口したフック形状に形成されている。ハーネス保持部81は可撓性を有し、弾性変形することによってワイヤーハーネス80の装着及び取り外しを可能にする。
本実施形態では、ハーネス保持部81の内の3つは、前バックカバー26における同じ高さに配置されている。同じ高さに配置された3つのハーネス保持部81は、バックアッパフレーム16の下方に配置されている。詳細には、前バックカバー26及び後バックカバー25の間にバックアッパフレーム16を配置したことによって、バックアッパフレーム16の下方に形成された前バックカバー26及び後バックカバー25の間のデッドスペースにハーネス保持部81が配置されている。3つのハーネス保持部81は、前バックカバー26の左右方向における中央部、左部、及び右部に、互いに等しい間隔をおいて配置されている。左右のハーネス保持部81は、左右のバックサイドフレーム14、15の左右方向における内方(中央側)に配置されている。ワイヤーハーネス80は、第2スイッチユニット41から、右側のハーネス保持部81、中央のハーネス保持部81、左側のハーネス保持部81に順に保持されて左方に延び、その後、左バックサイドフレーム14の内方を下方に延びている。
以上のように構成したシートSの効果について説明する。第1スイッチユニット40は、前後スイッチボタン43、左右スイッチボタン44、及び傾動スイッチボタン45が、右側シールド2の上方を向く上壁2Bに配置されているため、シートSに着座した乗員が各スイッチボタンを操作し易い。また、第1スイッチユニット40が右側シールド2の内側に配置されているため、第1スイッチユニット40の外部への露出面積を小さくすることができ、シートSの意匠性を向上させることができる。また、第1スイッチユニット40は、互いに略直交する側壁2A及び上壁2Bのそれぞれに結合されるため、安定性良く右側シールド2の内側に支持されると共に、右側シールド2の剛性が高められる。
第1スイッチユニット40の結合部材52は、上板52Aと上壁2Bとを係止孔52G及び係止爪58による係止構造としたため、締結部材59による結合作業が、側壁2Aと側板52B部との結合に限られるため、締結作業の作業方向が一定し、作業性が向上する。
加飾部材55は、結合部材52の上板52Aと上壁2Bとの間で挟持されることによって、第1スイッチユニット40及び右側シールド2に対して固定される。また、加飾部材55は、上板52Aに形成された第1及び第2受容孔51Fに嵌合する第1及び第2脚部55B、55Cを有するため、上板52Aに対して上板52Aの面に沿った方向への移動が規制される。
加飾部材55は、開口57の縁に沿って延びる枠部55Aを有し、枠部55Aの上端縁が開口57の上端縁よりも上方に突出するため、開口57の縁部に装飾が施され、意匠性が向上する。また、枠部55Aの上端縁に設けられた膨出部55Fによって開口57の縁部が覆い隠されるため、意匠性が向上する。
第1スイッチユニット40では、スイッチ本体51が結合部材52を介して右側シールド2に結合されるため、スイッチ本体51の外形を右側シールド2に適合させる必要がなく、様々な形状のスイッチ本体51を使用することができる。
第1スイッチユニット40のスイッチ本体51は、その上面が上方かつ右方を向くように配置されている。そのため、シートSに着座した乗員がスイッチユニットを操作し易くなる。
また、上壁2Bは、シートクッションS1側から離れるに従って下るように、側壁2Aに対して傾斜しているため、右側シールド2の意匠性が向上する。また、上壁2Bとスイッチ本体51の上面とが同じ方向を向くことによって意匠性が更に向上する。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。例えば、他の実施形態では加飾部材55は、省略してもよい。また、加飾部材55を設ける場合でも、第1及び第2脚部55B、55Cは適宜省略してもよい。また、結合部材52は、スイッチ本体51の外殻を形成するケースに一体的に形成されてもよい。
上記実施形態では、本発明を車両用シートSに適用した例を説明したが、本発明に係るシートSは航空機用や鉄道用等の様々なシートSに適用することもできる。また、上記実施形態に示したシートSSの各構成要素は必ずしも全てが必須ではなく、適宜選択することができる。
2 :右側シールド
2A :側壁
2B :上壁
2G :ボス
10 :クッションサイドフレーム
14、15 :バックサイドフレーム
21 :可動サイドフレーム
25 :後バックカバー
26 :前バックカバー
40 :第1スイッチユニット
41 :第2スイッチユニット
43 :前後スイッチボタン
44 :左右スイッチボタン
45 :傾動スイッチボタン
51 :スイッチ本体
52 :結合部材
52A :上板
52B :側板
52D :窓
52F :第1受容孔
52G :係止孔
55 :加飾部材
55A :枠部
55D :基部
57 :開口
58 :係止爪
61 :スイッチ本体
62 :スイッチボタン
63A :受容部
63C :締結部
63D :位置決め部
71 :開口
72 :ボス
73 :リブ
73A :突出端面
74 :位置決め凸部
80 :ワイヤーハーネス
81 :ハーネス保持部
C :バックカバー
F1 :シートクッションフレーム
F2 :シートバックフレーム
F3 :可動フレーム
S :車両用シート
S1 :シートクッション
S2 :シートバック

Claims (9)

  1. 乗物用シートであって、
    シートクッションの側部に設けられ、略上下に延びる側壁及び略水平に延びる上壁を有するカバー部材と、
    前記カバー部材に設けられた、電装品を操作するためのスイッチユニットとを有し、
    前記上壁には、上下に貫通する開口が形成され、
    前記スイッチユニットは、スイッチ接点を内部に収容したスイッチ本体と、前記スイッチ本体の上面に設けられ、乗員の操作に応じて前記スイッチ接点の接続を切り替える操作体と、前記スイッチ本体に設けられ、前記カバー部材に結合される結合部とを有し、
    前記スイッチ本体は、前記操作体が前記開口と整合するように、前記側壁及び前記上壁の内面側に配置され、前記結合部が前記側壁に結合されることを特徴とする乗物用シート。
  2. 前記上壁の内面には、下方に向けて突出する係止爪が設けられ、
    前記結合部は、前記上壁と対向する上板と、前記側壁と対向する側板とを有し、
    前記上板には、前記係止爪を係止する係止孔が形成され、
    前記側板は、締結部材によって前記側壁に締結されることを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。
  3. 前記開口内に配置される加飾部材を更に有し、
    前記加飾部材は、前記上壁と前記上板との間に挟持される部分を有することを特徴とする請求項2に記載の乗物用シート。
  4. 前記加飾部材は、下方に突出する凸部を有し、
    前記上板は、前記凸部を受容する受容孔を有することを特徴とする請求項3に記載の乗物用シート。
  5. 前記加飾部材は、前記開口の縁に沿って延びる枠部を有し、
    前記枠部の上端縁は、前記開口の上端縁よりも上方に突出することを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の乗物用シート。
  6. 前記枠部の上端縁は、前記開口の上端縁から、前記開口の開口方向と直交する外方に延出することを特徴とする請求項5に記載の乗物用シート。
  7. 前記結合部は、前記スイッチ本体と別体の結合部材によって形成され、
    前記上板は、前記操作体と対向する部分に上下に貫通する窓を有し、
    前記スイッチ本体は、締結部材によって前記上板の下面に締結されていることを特徴とする請求項2〜請求項6のいずれか1つの項に記載の乗物用シート。
  8. 前記スイッチ本体は、その上面が上方かつ前記シートクッションと相反する側を向くように、前記結合部によって前記側壁に対して傾斜して配置されていることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1つの項に記載の乗物用シート。
  9. 前記上壁は、前記シートクッション側から離れるに従って下るように、前記側壁に対して傾斜していることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか1つの項に記載の乗物用シート。
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