JP2017094663A - 平版印刷機用インキローラー洗浄剤、及びブランケットローラー洗浄剤 - Google Patents
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Abstract
Description
以上のことから作業環境上,安全衛生上の問題がなく、UVインキローラー、ブランケットローラーの洗浄性に優れ、短時間で洗浄可能な洗浄剤が求められている。
本発明は作業環境上,安全衛生上に優れ、且つ、従来型UVオフセットインキや省電力型UVオフセットインキでもインキローラー、ブランケットローラーの洗浄性が良好なローラー洗浄剤を提供することである。
下記一般式(I)を含有することを特徴とする平版印刷機用インキローラー洗浄剤、及びブランケットローラー洗浄剤を提供するものである。
但し、R1は水素原子又はメチル基、R2は水素原子又は炭素原子1〜4のアルキル基を表し、mは1〜3の整数を表す。
但し、R3は水素原子又はメチル基、R4は水素原子又は炭素原子1〜4のアルキル基を表し、nは1〜3の整数を表す。
有機酸として、例えばコハク酸、クエン酸、アスコルビン酸、リンゴ酸、酒石酸、乳酸、グリコール酸、グルコン酸、シュウ酸、マロン酸、レブリン酸、フイチン酸、有機ホスホン酸、及びそれらの塩類等が挙げられる。
無機酸として、例えばリン酸、ピロリン酸及びポリリン酸に代表される縮合リン酸の他、硝酸、硫酸、及びそれらの塩類等が挙げられる。
これら化合物の平版印刷機用ローラー洗浄剤中の含有量は0.1〜5%が好ましく、より好ましくは0.2〜3%である。
表1、2の実施例、表3、4の比較例の組成に従って水を加えて全量で100gとし、ディゾルバー攪拌機にて常温(25℃)にて混合することによって、平版印刷機用ローラー洗浄剤を作成し、実施例1〜12、及び比較例1〜8について、以下の条件で、印刷試験機を用いてインキローラー、及びブランケットローラーの洗浄性評価を行った。使用インキは従来型UVインキタイプ、省電力型UVインキタイプの2種類を用いた。
印刷機:ローランド−704(ディック・マンローランド社製)オフセット印刷機、
印刷速度:10,000枚/1時間、
印刷用紙:OKトップコートプラス 57.5kg/A判、
温湿度:23〜24℃,50〜60%RH、
インキ:従来型UVインキタイプ アビリオ プロセス 紅−Sタイプ(DICグラフィックス株式会社製)、
省電力型UVインキタイプ ダイキュア HR K 紅−Sタイプ(DICグラフィックス株式会社製)
湿し水:水道水にPresarto−SH100 2.0%を添加、
印刷版:TP−W(CTP版、コダック株式会社製)。
従来型UVインキを使用して印刷機の給水量の目盛り(目盛り1〜99、給水ローラーの回転数の目盛りでもある)で印刷用紙の汚れが発生せず安定して印刷できる水目盛りを標準値として、500枚印刷した。その後、各種洗浄剤50mlをローラー上に塗布し、1分間ローラーを回転させ、ドクターローラーを用いて溶解させたインキと洗浄剤を除去した。
インキローラーに付着したインキ成分、紙成分等の洗浄性について評価した。評価基準は次の通りである。
◎・・・インキ成分や紙粉を完全に消去できる。
○・・・インキ成分や紙粉をほぼ消去できる。
△・・・インキ成分や紙粉が残る。
×・・・インキ成分や紙粉がしっかり残ってしまう。
従来型UVインキの要領と同様に、省電力型UVインキを使用して印刷機の給水量の目盛り(目盛り1〜99、給水ローラーの回転数の目盛りでもある)で印刷用紙の汚れが発生せず安定して印刷できる水目盛りを標準値として、500枚印刷した。その後、洗浄剤50mlをローラー上に塗布し、1分間インキローラーを回転させ、ドクターローラーを用いて溶解させたインキと洗浄剤を除去した。インキローラーに付着したインキ成分、紙成分等の洗浄性について評価した。評価基準は次の通りである。
◎・・・インキ成分や紙粉を完全に消去できる。
○・・・インキ成分や紙粉をほぼ消去できる。
△・・・インキ成分や紙粉が残る。
×・・・インキ成分や紙粉がしっかり残ってしまう。
上記(b)と同様の条件で500枚印刷後、各種ローラー洗浄剤を50mlウエスに含ませ、ブランケットローラーを手拭きによりインキ成分や紙成分を除去した。洗浄した後に再印刷した時、印刷物の汚れが解消するまでの枚数について評価した。評価基準は次の通りである。
○・・・30枚以内に汚れが回復する。
△・・・30〜50枚以内に汚れが回復する。
×・・・50枚以上汚れが回復しない。
インキローラー、及びブランケットローラーの材質であるニトリルゴム(NBR)、ウレタンゴム、エチレンプロピレンゴム(EPDM)、ブランケットローラーの洗浄用途として用いる不織布をブランケットローラーに押し当てる素材であるフッ素ゴムの膨潤性について、下記試験片を平版印刷機用ローラー洗浄剤にて浸漬テストを行い、その膨潤性を評価した。浸漬条件を下記に記す。
浸漬条件:NBR,ウレタンゴム、EPDM、フッ素ゴム試験片(大きさは縦1cm×横1cm×厚さ1mm)
試験サンプル:実施例、比較例に示すローラー洗浄剤100ml
浸漬時間:室温25℃にて7日間、試験片の膨潤率を下記に示す式で算出した。
膨潤率=(浸漬後の重量−浸漬前の重量)/浸漬前の重量
評価基準は次の通りである。
○・・・5%未満。
△・・・5%以上15%未満。
×・・・15%以上。
・プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート:KHネオケム株式会社製
・エチレングリコールモノターシャリーブチルエーテル:丸善石油化学株式会社製
・プロピレングリコールモノエチルエーテル:KHネオケム株式会社製
・AFソルベント4号:JX日鉱日石エネルギー株式会社製(パラフィン分約22%、ナフテン分約78%)
・0号ソルベント:JX日鉱日石エネルギー株式会社製(パラフィン分99%以上)
・ジアルキルスルホコハク酸ナトリウム:日本乳化剤株式会社製。
・リン酸(70%水溶液):日本化学工業株式会社製。
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JP2015231712A JP2017094663A (ja) | 2015-11-27 | 2015-11-27 | 平版印刷機用インキローラー洗浄剤、及びブランケットローラー洗浄剤 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020044736A (ja) * | 2018-09-19 | 2020-03-26 | ニッカ株式会社 | 印刷紙の帯電防止方法 |
WO2020162224A1 (ja) | 2019-02-04 | 2020-08-13 | 東レ株式会社 | 印刷機用洗浄剤 |
JP2021533011A (ja) * | 2018-08-15 | 2021-12-02 | ボールドウィン ジメック アーベー | クリーニング布のロール並びに関連する装置及び方法 |
JP7220325B1 (ja) | 2022-10-28 | 2023-02-09 | 東京インキ株式会社 | オフセット印刷用洗浄液組成物および洗浄方法 |
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2015
- 2015-11-27 JP JP2015231712A patent/JP2017094663A/ja active Pending
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