JP2017094549A - 印刷ヘッドおよび印刷装置 - Google Patents
印刷ヘッドおよび印刷装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017094549A JP2017094549A JP2015227373A JP2015227373A JP2017094549A JP 2017094549 A JP2017094549 A JP 2017094549A JP 2015227373 A JP2015227373 A JP 2015227373A JP 2015227373 A JP2015227373 A JP 2015227373A JP 2017094549 A JP2017094549 A JP 2017094549A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nozzle
- nozzle row
- print head
- row
- ink
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
- Ink Jet (AREA)
Abstract
【課題】印刷ヘッドの傾きに起因するインクの被覆面積の変動を少なくし、さらにモアレを低減させる。【解決手段】共通の色のインクの吐出に対応する複数のノズル列を有する印刷ヘッドであって、前記複数のノズル列に含まれる第1ノズル列と第2ノズル列は、ノズル列を構成するノズルの間隔が互いに異なる。前記第1ノズル列と第2ノズル列のうち、一方のノズル列はノズルの間隔が等間隔であり、他方のノズル列のノズルの間隔は、前記一方のノズル列のノズルの間隔よりも広い第1間隔と前記一方のノズル列のノズルの間隔よりも狭い第2間隔とを交互に繰り返す。【選択図】図3
Description
本発明は、印刷ヘッドおよび印刷装置に関する。
インクジェットプリンターが備える印刷ヘッドは、複数色のインク、例えば、シアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)、といったそれぞれのインクの吐出に対応した複数のノズル列を有する。この場合、Cインクの吐出に対応したノズル列、Mインクの吐出に対応したノズル列、Yインクの吐出に対応したノズル列、Kインクの吐出に対応したノズル列がそれぞれ複数列存在する。
また、ヘッドの走査方向の一方側から他方側に沿って、Mインクを吐出するノズル列、Cインクを吐出するノズル列、Yインクを吐出するノズル列、Kインクを吐出するノズル列(4列)、Yインクを吐出するノズル列、Cインクを吐出するノズル列、Mインクを吐出するノズル列、を順に並べたインクジェットヘッドが知られている(特許文献1参照)。
通常、印刷ヘッドにおいては、ノズル列を構成するノズルの間隔(ノズル列内で隣り合うノズル同士の中心間距離、以下、ノズルピッチ。)は等間隔である。共通の色のインクの吐出に対応する2つのノズル列に注目したとき、当該2つのノズル列それぞれのノズルピッチは、同じ所定の印刷解像度(dpi)に対応した等間隔であった。
例えば、Cインクの吐出に対応する2つのノズル列は、それぞれが300dpiに対応したノズルピッチ(ノズルピッチ=1インチ/300)であり、当該2つのノズル列が互いにノズルピッチの半分の距離だけノズル列が向く方向(以下、ノズル列方向)にずれて配置されている。この場合、当該2つのノズル列の全体で1つのノズル列のノズルピッチの倍、つまり600dpiの印刷解像度を実現する。印刷ヘッドは、ノズル列方向と直交する主走査方向へ移動しながら各ノズルからインクを吐出する。これにより、印刷媒体上には、主走査方向に直交する方向に沿って、600dpiの印刷解像度でCインクのドットが形成される。
ただし、実際の製品においては、プリンター内の印刷ヘッドの取り付け角度に誤差が生じていることがある。上述したように、ノズル列方向が主走査方向と直交する状態が印刷ヘッドの正しい取り付け角度である場合に、実際の取り付け角度が当該正しい角度に対して傾いている(取り付け角度に誤差が生じている)ことがある。印刷ヘッドの取り付け角度に誤差が有る場合、前記2つのノズル列のうちの一方のノズル列のノズルによって形成されたドット(第1ドット)と、当該2つのノズル列のうちの他方のノズル列のノズルによって形成されたドット(第2ドット)が印刷媒体上で重なることがある。このように第1ドットと第2ドットが重なると、印刷媒体に対するインクの被覆面積が減り、画質が変化してしまう。
また、前記取り付け角度の誤差がかなり大きい場合には、第1ドットと第2ドットがほぼ完全に重なることも有り得る。この場合、前記2つのノズル列の全体で実現する印刷解像度は、設計上の値(前記例で言えば、600dpi)の半分(300dpi)になってしまう。このように印刷媒体上での実際の印刷解像度が設計上の値よりも低下すると、印刷後の印刷媒体を原稿としてスキャナーで読み取った場合、当該読み取りにより生成した画像に周期的な縞状のムラ(いわゆるモアレ)が発生し易い。
本発明は上述の課題に鑑みてなされたものであり、印刷ヘッドの傾きに起因するインクの被覆面積の変動を少なくし、さらにモアレの低減にも貢献する印刷ヘッドおよび印刷装置を提供する。
本発明の態様の1つは、共通の色のインクの吐出に対応する複数のノズル列を有する印刷ヘッドであって、前記複数のノズル列に含まれる第1ノズル列と第2ノズル列は、ノズル列を構成するノズルの間隔が互いに異なる。
当該構成によれば、第1ノズル列のノズルピッチと、第2ノズル列のノズルピッチが異なる。従って、各ノズル列のノズルピッチが等しい従来の印刷ヘッドと比較して、印刷ヘッドの取り付け角度に誤差が有る場合の印刷媒体に対するインクの被覆面積の変動を抑えることができる。また、印刷媒体に対するインクの被覆面積の変動を抑えることで、結果的に、当該印刷媒体をスキャナーで読み取って生成した画像におけるモアレを抑制する。
本発明の態様の1つは、前記第1ノズル列と第2ノズル列の少なくとも一方は、ノズルの間隔が不規則であるとしてもよい。
当該構成によれば、第1ノズル列と第2ノズル列の少なくとも一方についてはノズルピッチを不規則にすることで、前記取り付け角度の誤差に起因するインクの被覆面積の変動を抑制することができる。
当該構成によれば、第1ノズル列と第2ノズル列の少なくとも一方についてはノズルピッチを不規則にすることで、前記取り付け角度の誤差に起因するインクの被覆面積の変動を抑制することができる。
本発明の態様の1つは、前記第1ノズル列と第2ノズル列のうち、一方のノズル列はノズルの間隔が等間隔であり、他方のノズル列のノズルの間隔は、前記一方のノズル列のノズルの間隔よりも広い第1間隔と前記一方のノズル列のノズルの間隔よりも狭い第2間隔とを交互に繰り返す、としてもよい。
当該構成によれば、第1ノズル列と第2ノズル列のうち前記他方のノズル列について、ノズルピッチを規則的に異ならせることにより、前記取り付け角度の誤差に起因するインクの被覆面積の変動を抑制することができる。
当該構成によれば、第1ノズル列と第2ノズル列のうち前記他方のノズル列について、ノズルピッチを規則的に異ならせることにより、前記取り付け角度の誤差に起因するインクの被覆面積の変動を抑制することができる。
本発明の態様の1つは、前記第1ノズル列及び又は前記第2ノズル列は、ノズルが等間隔である場合の各ノズルの位置である基準位置からの各ノズルの位置のずれ量が、前記ノズル列が向く方向に交差する方向における前記第1ノズル列と第2ノズル列との距離に応じて異なる、としてもよい。
当該構成によれば、第1ノズル列と第2ノズル列との距離に応じて、各ノズルの前記ずれ量を最適な値とすることができる。
当該構成によれば、第1ノズル列と第2ノズル列との距離に応じて、各ノズルの前記ずれ量を最適な値とすることができる。
本発明の技術的思想は、印刷ヘッドという物以外によっても実現される。例えば、これまで説明した態様の印刷ヘッドを有する印刷装置も発明として捉えることができる。また本願は、これまで説明した態様の印刷ヘッドや印刷装置を製造する製造方法を提示しているとも言える。
以下では、各図を参照しながら本発明の実施形態を説明する。各図は、実施形態を説明するための例示に過ぎない。
図1は、本実施形態にかかる印刷装置10等の機能をブロック図により例示している。印刷装置10は、例えば、プリンターや、プリンター、スキャナー、ファクシミリ等の複数の機能を含んだ複合機、等といった製品として把握される。印刷装置を、記録装置、液体吐出(噴射)装置、等と呼んでもよい。図1では、印刷装置10を、制御部11、操作入力部12、表示部13、通信インターフェイス(I/F)14、スロット部15、印刷部30、等を含む構成として例示している。
図1は、本実施形態にかかる印刷装置10等の機能をブロック図により例示している。印刷装置10は、例えば、プリンターや、プリンター、スキャナー、ファクシミリ等の複数の機能を含んだ複合機、等といった製品として把握される。印刷装置を、記録装置、液体吐出(噴射)装置、等と呼んでもよい。図1では、印刷装置10を、制御部11、操作入力部12、表示部13、通信インターフェイス(I/F)14、スロット部15、印刷部30、等を含む構成として例示している。
制御部11は、例えば、CPU、ROM、RAM等を有するICや、その他の記憶媒体等により構成される。制御部11では、CPUが、ROM等に保存されたプログラム(ファームウェア)に従った演算処理を、RAM等をワークエリアとして用いて実行することにより、印刷装置10の各構成の挙動を制御する。
操作入力部12は、ユーザーによる操作を受け付けるための各種ボタンやキー等を含む。表示部13は、印刷装置10に関する各種情報を示すための部位であり、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)により構成される。操作入力部12の一部は、表示部13に表示されたタッチパネルとして実現されるとしてもよい。
印刷部30は、制御部11による制御下で、画像を印刷媒体に印刷するための機構である。印刷部30が採用する印刷方式がインクジェット方式である場合、印刷部30は、印刷ヘッド31、印刷ヘッド31を搭載して所定の主走査方向に沿って移動するキャリッジ32、キャリッジ32に移動のための動力を与えるCRモーター33、印刷媒体を主走査方向と交差する搬送方向に沿って搬送する搬送部34、等の構成を有する。
印刷ヘッド31は、不図示のインクカートリッジからインクの供給を受ける。印刷ヘッド31は、複数種類のインク(例えば、Cインク、Mインク、Yインク、Kインク…等)毎のインクカートリッジから各種インクの供給を受ける。インクカートリッジは、キャリッジ32に搭載されていてもよいし、印刷装置10内のキャリッジ32ではない別の所定位置に搭載されていてもよい。印刷ヘッド31は、複数のノズルを有する。印刷ヘッド31においては、ノズル毎に駆動素子(例えば、圧電素子)が設けられており、駆動素子を駆動させることにより、駆動素子が対応するノズルからインクを吐出(噴射)する。印刷ヘッド31は、キャリッジ32の移動に伴い各ノズルからインクを吐出する。吐出されたインクが印刷媒体に着弾することで印刷媒体へドットが形成されて印刷が実現する。印刷ヘッドを、印字ヘッド、記録ヘッド、液体吐出(噴射)ヘッド、等と呼んでもよい。
印刷部30が使用する液体の具体的な種類や数は上述したものに限られず、例えば、ライトシアン、ライトマゼンダ、オレンジ、グリーン、グレー、ライトグレー、ホワイト、メタリック…等、種々のインクや液体を使用可能である。
搬送部34は、印刷媒体を支持して搬送するためのローラーや当該ローラーを回転させるためのモーター(いずれも不図示)等を含んでいる。印刷媒体は、代表的には紙である。ただし、本実施形態は、液体を記録可能であって搬送部34により搬送可能な素材であれば、紙以外の素材も印刷媒体の概念に含める。
搬送部34は、印刷媒体を支持して搬送するためのローラーや当該ローラーを回転させるためのモーター(いずれも不図示)等を含んでいる。印刷媒体は、代表的には紙である。ただし、本実施形態は、液体を記録可能であって搬送部34により搬送可能な素材であれば、紙以外の素材も印刷媒体の概念に含める。
通信I/F14は、印刷装置10を外部機器100と有線あるいは無線にて接続するためのインターフェイスの総称である。外部機器100としては、例えば、スマートフォン、タブレット型端末、デジタルスチルカメラ、パーソナルコンピューター(PC)等、印刷装置10にとって印刷に用いるデータの入力元となる様々な機器が該当する。印刷装置10は、通信I/F14を介して外部機器100と、例えば、USBケーブル、有線ネットワーク、無線LAN、電子メール通信等の様々な手段や通信規格により接続可能である。スロット部15は、メモリーカード等の外部の記憶媒体を挿入するための部位である。つまり印刷装置10は、スロット部15に挿入されたメモリーカード等の外部の記憶媒体から、当該記憶媒体に記憶されているデータを入力することも可能である。
図2は、印刷ヘッド31の構成等を簡易的に例示している。図2には、印刷ヘッド31のノズル面31aにおけるノズル列の配置を印刷ヘッド31の上方からの視点で例示している。ノズル面31aとは、ノズル列を構成するノズルが開口する面であり、搬送部34により搬送方向に沿って搬送される印刷媒体Pと相対する面である。図2において、方向D1は主走査方向に該当し、方向D2は搬送方向に該当する。基本的には、主走査方向D1と搬送方向D2は直交している。
図2の例では、印刷ヘッド31は、インクの色毎のノズル列40C,40M,40Y,40Kを有する。ノズル列40C,40M,40Y,40Kはいずれも、印刷ヘッド31において2列以上存在する。図2では、これらノズル列を破線にて簡易的に示しているが、それぞれのノズル列は、複数のノズル41(図3〜5参照)により構成されている。ノズル列40Cは、Cインクを吐出するためのノズル41が所定のノズル列方向D3へ並ぶノズル列である。同様に、ノズル列40Mは、Mインクを吐出するためのノズル41がノズル列方向D3へ並ぶノズル列であり、ノズル列40Yは、Yインクを吐出するためのノズル41がノズル列方向D3へ並ぶノズル列であり、ノズル列33Kは、Kインクを吐出するためのノズル41がノズル列方向D3へ並ぶノズル列である。
ノズル列が向くノズル列方向D3は、主走査方向D1に交差している。印刷部30の設計にも依るが、ノズル列方向D3は、主走査方向D1に対して直交していたり直交(90度)ではない斜めの角度で交差していたりする。いずれにしても主走査方向D1に対してノズル列方向D3が成す角度(印刷ヘッド31の取り付け角度)には設計上の理想の角度というものがある。以下では、当該理想の角度は90°であるとして説明を続ける。
主走査方向D1を便宜上、左右方向と呼んだ場合、ノズル列40C,40M,40Y,40Kは左右対称な状態で並んでいる。図2の例では、主走査方向D1の左側LSから右側RSに沿って、ノズル列40Y、ノズル列40M、ノズル列40C、ノズル列40K、ノズル列40K、ノズル列40C、ノズル列40M、ノズル列40Y、という順序で8列のノズル列が配置されている。共通の色のインクを吐出するノズル列の組み合わせ(以下、同色ノズル列群とも呼ぶ。)に注目したとき、同色ノズル列群における一方のノズル列を第1ノズル列と呼び、他方のノズル列を第2ノズル列と呼ぶ。以下では便宜上、図2に示した8列のノズル列のうち、左側LSの4列をそれぞれ第1ノズル列と呼び、右側RSの4列をそれぞれ第2ノズル列と呼ぶものとする。ただし第1ノズル列と第2ノズル列との位置関係は逆であってもよい。
Cインクの吐出に対応する同色ノズル列群のうち、第1ノズル列に該当するものをノズル列40C1、第2ノズル列に該当するものをノズル列40C2とも表記する。同様に、Mインクの吐出に対応する同色ノズル列群のうち、第1ノズル列に該当するものをノズル列40M1、第2ノズル列に該当するものをノズル列40M2と表記し、Yインクの吐出に対応する同色ノズル列群のうち、第1ノズル列に該当するものをノズル列40Y1、第2ノズル列に該当するものをノズル列40Y2と表記し、Kインクの吐出に対応する同色ノズル列群のうち、第1ノズル列に該当するものをノズル列40K1、第2ノズル列に該当するものをノズル列40K2と表記する。
本実施形態では、同色ノズル列群に含まれる第1ノズル列と第2ノズル列はノズルピッチが互いに異なる、という特徴を持った印刷ヘッド31を提示する。
このような特徴には、例えば、第1ノズル列のノズルピッチ(第1ノズルピッチ)は一定であり、第2ノズル列のノズルピッチ(第2ノズルピッチ)も一定であるが、第1ノズルピッチと第2ノズルピッチは同一ではない、という構成が含まれる。例えば、第1ノズルピッチは印刷解像度300dpiに対応した値(第1ノズルピッチ=1インチ/300)、第2ノズルピッチは印刷解像度400dpiに対応した値(第2ノズルピッチ=1インチ/400)、といったような構成である。
また前記特徴には、第1ノズルピッチと第2ノズルピッチの少なくとも一方は一定ではないという構成が含まれる。つまり、第1ノズルピッチと第2ノズルピッチの両方が一定でなかったり、第1ノズルピッチと第2ノズルピッチのいずれか一方だけが一定でなかったりする。また、ノズルピッチが一定ではない構成には、ノズル列内で異なるノズルピッチが規則的に存在している構成が含まれる。また、ノズルピッチが一定ではない構成には、ノズル列内でノズルピッチが不規則に変化して存在している構成が含まれる。
このような特徴には、例えば、第1ノズル列のノズルピッチ(第1ノズルピッチ)は一定であり、第2ノズル列のノズルピッチ(第2ノズルピッチ)も一定であるが、第1ノズルピッチと第2ノズルピッチは同一ではない、という構成が含まれる。例えば、第1ノズルピッチは印刷解像度300dpiに対応した値(第1ノズルピッチ=1インチ/300)、第2ノズルピッチは印刷解像度400dpiに対応した値(第2ノズルピッチ=1インチ/400)、といったような構成である。
また前記特徴には、第1ノズルピッチと第2ノズルピッチの少なくとも一方は一定ではないという構成が含まれる。つまり、第1ノズルピッチと第2ノズルピッチの両方が一定でなかったり、第1ノズルピッチと第2ノズルピッチのいずれか一方だけが一定でなかったりする。また、ノズルピッチが一定ではない構成には、ノズル列内で異なるノズルピッチが規則的に存在している構成が含まれる。また、ノズルピッチが一定ではない構成には、ノズル列内でノズルピッチが不規則に変化して存在している構成が含まれる。
図3,4は、このような本実施形態にかかる特徴を持った印刷ヘッド31の具体例を説明するための図である。一方、図6は、従来の印刷ヘッド1を説明するための図である。
図3,4を用いた説明をする前に、図6を用いて従来の印刷ヘッド1に関する説明を簡単に行う。
図3,4を用いた説明をする前に、図6を用いて従来の印刷ヘッド1に関する説明を簡単に行う。
図6では、左側に“ヘッド傾き無しの状態(以下、状態NSS)”における、印刷ヘッド1が有するノズル列NL1,NL2の一部や、印刷媒体Pの一部へのドットの着弾位置を示している。また、右側には“ヘッド傾き有りの状態(以下、状態SS)”における、当該ノズル列NL1,NL2の一部や、印刷媒体Pの一部へのドットの着弾位置を示している。図3,4,6において、ドットDt1は、第1ノズル列のノズルによって形成されたドットを示し、ドットDt2は、第2ノズル列のノズルによって形成されたドットを示している。状態NSSとは、印刷ヘッドが、印刷装置のキャリッジに対して正しい角度で取り付けられた状態(取り付け角度に誤差が無い状態)を指す。つまり、図2の例に照らせば、ノズル列方向D3が主走査方向D1に直交した状態である。一方、状態SSとは、印刷ヘッドが、印刷装置のキャリッジに対して誤った角度で取り付けられた状態(取り付け角度に誤差が有る状態)を指す。つまり、図2の例に照らせば、ノズル列方向D3と主走査方向D1とが直交していない状態である。
ノズル列NL1,NL2は、上述したような同色ノズル列群の一つであり、いずれも共通の色のインクを吐出するノズルNzによって構成されている。ノズル列NL1は第1ノズル列に該当し、ノズル列NL2は第2ノズル列に該当する。ノズル列NL1,NL2は、実際には図6に示すよりも主走査方向D1において離れた位置に存在し得る(例えば、図2のノズル列40Y1とノズル列40Y2のように離れて存在し得る)が、見易さを考慮して、図6では両ノズル列NL1,NL2を近い位置に記載している。
ノズル列NL1,NL2は、いずれもノズルピッチが等間隔(一定)であり、かつ両ノズル列NL1,NL2ともノズルピッチは同じ値NP0である。等間隔とは、厳密な等間隔だけを意味するのではなく、印刷ヘッドのノズルを形成する工程で生じ得る誤差(製造者が意図しない程度の微小な誤差)を含んだ間隔をも含む意味である。ノズルピッチNP0は、例えば、印刷解像度300dpiに対応した値(ノズルピッチNP0=1インチ/300)である。また、ノズル列NL1とノズル列NL2は、互いにノズルピッチNP0の半分の距離だけノズル列方向D3にずれて配置されている。よって、ノズル列NL1,NL2の全体で600dpiの印刷解像度を実現することができる。
図6に示すように状態NSSの場合、印刷媒体P上の主走査方向D1における共通の位置Qにノズル列NL1のノズルNzにより形成されたドットDt1とノズル列NL2のノズルNzにより形成されたドットDt2は、搬送方向D2において重ならずに等間隔で並ぶ。一方、図6に示す状態SSの場合、前記位置Qにノズル列NL1のノズルNzによって形成されたドットDt1とノズル列NL2のノズルNzにより形成されたドットDt2は、搬送方向D2において重なってしまう。図6の状態SSは、ドットDt1とドットDt2がほぼ完全に重なった状態、つまり前記取り付け角度の誤差が最悪である場合を例示している。このように印刷ヘッドの取り付け角度に誤差が有ると、同色ノズル列群の各ノズル列により形成されるドットが互いに重なり、印刷媒体Pに対するインクの被覆面積が減る。特に図6の状態SSによれば、ドットDt1とドットDt2がほぼ完全に重なっているため、ノズル列NL1,NL2の全体で実現する搬送方向D2における印刷解像度は、設計上の600dpiの半分(300dpi)程度まで低下している。
このような従来の構成(図6)に対して、本実施形態は例えば図3に示すような構成を提供する。図3では、左側に状態NSSにおける、印刷ヘッド31が有するノズル列40M1,40M2の一部や、印刷媒体Pの一部へのドットの着弾位置を示している。また、右側には状態SSにおける、当該ノズル列40M1,40M2の一部や、印刷媒体Pの一部へのドットの着弾位置を示している。ノズル列40M1,40M2は、同色ノズル列群に含まれる第1ノズル列および第2ノズル列の一例である。ノズル列40M1とノズル列40M2は、実際には図3に示すよりも主走査方向D1において離れた位置に存在し得るが、見易さを考慮して、図3では両ノズル列40M1,40M2を近い位置に記載している。むろん、図3(および後述する図4,5)に関する説明は、ノズル列40M1,40M2以外の第1、第2ノズル列の組み合わせ(ノズル列40Y1,40Y2の組み合わせ、ノズル列40C1,40C2の組み合わせ、ノズル列40K1,40K2の組み合わせ)にも同様に適用される。
図3の例では、ノズル列40M1のノズルピッチは等間隔(一定)であり、その値はNP0である。一方、ノズル列40M2のノズルピッチは一定ではない。具体的には、ノズル列40M2のノズルピッチは、ノズル列40M1(第1ノズル列)のノズルピッチNP0よりも広いノズルピッチNP1(第1間隔)と、当該ノズルピッチNP0よりも狭いノズルピッチNP2(第2間隔)とを、ノズル列方向D3に沿って交互に繰り返す。つまり図3は、第1ノズルピッチと第2ノズルピッチの少なくとも一方は一定ではない構成の一例を示している。さらに図3は、ノズル列(ノズル列40M2)内で異なるノズルピッチ(ノズルピッチNP1,NP2)が規則的に存在する構成の一例をも示している。
図3の例によれば、状態NSSにおいては、印刷媒体P上の主走査方向D1における共通の位置Qにノズル列40M1,40M2の各ノズル41により形成されたドットDt1,Dt2は、一部に多少の重なりはあるものの、搬送方向D2に沿って概ね適切に分散して印刷媒体Pを被覆している。また図3の例は、状態SSにおいて特に有用な効果を奏すると言える。図3の状態SSにおいても、図6の状態SSと同様の角度でノズル列方向D3は主走査方向D1に対して大きく傾いている。しかし図3の例では、ノズル列40M2のノズルピッチが一定でない。そのため、図6の状態SSと比較して、図3の状態SSでは、ノズル列40M1のノズル41によって形成されたドットDt1とノズル列40M2のノズル41により形成されたドットDt2の重なりが少なく、印刷媒体P上のより多くの範囲がドットDt1,Dt2によって被覆されている。
さらに本実施形態は、例えば図4に示すような構成を提供する。図4に関しては、主に図3との違いを説明する。図4の例でも、ノズル列40M1のノズルピッチは等間隔(一定)であり、その値はNP0である。ノズル列40M2のノズルピッチは一定ではない。具体的には、ノズル列40M2はノズルピッチが不規則である。図4では、このような不規則なノズルピッチを符号NPrで示している。つまり図4は、第1ノズルピッチと第2ノズルピッチの少なくとも一方は一定ではない構成の一例を示している。さらに図4は、ノズル列(ノズル列40M2)内でノズルピッチが不規則に変化して存在する構成の一例をも示している。
ノズルピッチNPrの決定方法について簡単に説明する。図4に例示するようなノズル列40M2を生成する際、まず、ノズル41毎の基準位置というものを仮決定する。基準位置は、例えば図6のノズル列NL2を構成するノズルNzのように一定のノズルピッチNP0で並ぶノズル毎の位置である。次に、ノズル41毎の基準位置に対して、ランダムにずれ量を決定する。ずれ量とは、ノズル列方向D3に沿った距離である。例えば、ノズル41毎の基準位置に対するずれ量を、数値範囲−NP0/2〜+NP0/2に含まれる値の中からランダムに(例えば、乱数を用いて)決定する。ここで言う+、−は、ノズル列方向D3に関する向きであり、ノズル列方向D3の両端のうち一端側を+、他端側を−、というように定義しておく。このようにノズル41毎の基準位置に対してランダムに決定したずれ量を、対応するノズル41毎の基準位置に加える。この結果、ノズル41毎の基準位置がそれぞれのずれ量によって+側あるいは−側に修正され、これら修正後の各位置を、ノズル列40M2を構成する各ノズル41の位置とする。つまり、ノズル列40M2のノズル41毎の位置が前記ずれ量に応じてランダムに決定されたことに伴い、これらノズル41の間隔も不規則なノズルピッチNPrとなる。
図4の例によれば、状態NSSにおいては、印刷媒体P上の主走査方向D1における共通の位置Qにノズル列40M1,40M2の各ノズル41により形成されたドットDt1,Dt2は、多少の重なりはあるものの、搬送方向D2に沿って概ね適切に分散して印刷媒体Pを被覆している。また図4の例も状態SSにおいて特に有用な効果を奏すると言える。図4の状態SSにおいても、図6の状態SSと同様の角度でノズル列方向D3は主走査方向D1に対して大きく傾いている。しかし図4の例では、ノズル列40M2のノズルピッチNPrに規則性が無い。そのため、図6の状態SSと比較して、図4の状態SSでは、ノズル列40M1のノズル41によって形成されたドットDt1とノズル列40M2のノズル41により形成されたドットDt2の重なりが少なく、印刷媒体P上のより多くの範囲がドットDt1,Dt2によって被覆されている。
このような本実施形態によれば、印刷ヘッド31は、同色ノズル列群に含まれる第1ノズル列のノズルピッチと、当該同色ノズル列群に含まれる第2ノズル列のノズルピッチとを異ならせている。そのため、いずれのノズル列も等しいノズルピッチを採用する従来の印刷ヘッド(例えば、図6に示す印刷ヘッド1)と比較して、印刷ヘッドの取り付け角度に誤差が有る場合の印刷媒体に対するインクの被覆面積の変動(減少)を、抑えることができる。
さらに本実施形態によれば、印刷媒体に対するインクの被覆面積の変動(減少)を抑えたことで、以下に述べるようにモアレの抑制という効果も奏する。印刷装置による印刷後の印刷媒体を原稿として、スキャナーにて読み取りを実行する場合を想定する。スキャナーは、例えば、原稿を読み取るためのリニアイメージセンサーを有する。リニアイメージセンサーは、カラー出力を行うために、RGB(レッド、グリーン、ブルー)の3色のカラーフィルータアレイを用いた各色1列の3列構成等のイメージセンサーを有する。リニアイメージセンサーは、受光素子毎の受光量に応じたアナログ信号を、RGBそれぞれ別のタイミングで(時分割方式で)で出力する。
ここで、リニアイメージセンサーによる読み取り解像度は、300dpiであるとする。この場合、リニアイメージセンサーは、RGBそれぞれについて300dpiに対応する頻度で読み取りを行う。リニアイメージセンサーが、原稿を構成するある色のインク(ドット)が当該原稿上に存在する頻度(印刷解像度)と同等の頻度(読み取り解像度)で読み取りを行った場合、当該ドットの色がRGBのうちの1色(例えばR)のカラーフィルターを通じて繰り返し顕著に検出されることがある。このような場合、読み取り結果として得られた画像内に、当該ドットの色味が強調されたモアレが生じることがある。つまり、図6の状態SSに示したように、印刷ヘッドの取り付け角度の誤差に起因して印刷解像度が実質的に半減すると(600dpiから300dpiに低下すると)、印刷後の印刷媒体を上述したようにスキャナーで読み取った際に、読み取り結果としての画像内にモアレが生じ易い。
しかし本実施形態によれば、図3や図4から判るように、印刷ヘッドの取り付け角度の誤差が有ったとしても、ドットDt1,Dt2による被覆面積の減少はかなり抑制される。つまり、上述したような印刷解像度の実質的な半減は生じない。この結果、印刷媒体に形成されたある色のドットは、RGBそれぞれのカラーフィルターを通じて検出されるようになり、読み取り結果としての画像内にモアレが生じることが回避される。
本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば後述するような変形例を採用可能である。
図2から判るように、第1ノズル列と第2ノズル列との距離(以下、ノズル列間距離)は、インクの色によって異なる。図2の例では、Kインクの吐出に対応する同色ノズル列群(ノズル列40K1,40K2)についてのノズル列間距離が最も短く、Yインクの吐出に対応する同色ノズル列群(ノズル列40Y1,40Y2)についてのノズル列間距離が最も長い。印刷ヘッド31の取り付け角度に誤差が有る場合、第1ノズル列のノズルにより形成されたドットDt1と第2ノズル列のノズルにより形成されたドットDt2との相対的なずれは、ノズル列間距離が長いほど大きくなる。ここでいう相対的なずれとは、印刷ヘッド31の取り付け角度に誤差が無い場合のドットDt1とドットDt2との位置関係を基準(相対的なずれ0)とした、搬送方向D2におけるずれである。当該相対的なずれが大きいほど、ドットDt1,Dt2が重なることによる被覆面積の変動が多くみられる。
図2から判るように、第1ノズル列と第2ノズル列との距離(以下、ノズル列間距離)は、インクの色によって異なる。図2の例では、Kインクの吐出に対応する同色ノズル列群(ノズル列40K1,40K2)についてのノズル列間距離が最も短く、Yインクの吐出に対応する同色ノズル列群(ノズル列40Y1,40Y2)についてのノズル列間距離が最も長い。印刷ヘッド31の取り付け角度に誤差が有る場合、第1ノズル列のノズルにより形成されたドットDt1と第2ノズル列のノズルにより形成されたドットDt2との相対的なずれは、ノズル列間距離が長いほど大きくなる。ここでいう相対的なずれとは、印刷ヘッド31の取り付け角度に誤差が無い場合のドットDt1とドットDt2との位置関係を基準(相対的なずれ0)とした、搬送方向D2におけるずれである。当該相対的なずれが大きいほど、ドットDt1,Dt2が重なることによる被覆面積の変動が多くみられる。
このような状況に鑑み、変形例の1つとして、第1ノズル列及び又は第2ノズル列は、ノズルが等間隔である場合の各ノズルの位置である基準位置からの各ノズルの位置のずれ量が、ノズル列方向D3に交差する方向におけるノズル列間距離に応じて異なるとしてもよい。各ノズルの基準位置としては、ノズルピッチNPrに関する説明で述べたように、図6のノズル列NL1,NL2の各々を構成するノズルNzのように一定のノズルピッチNP0で並ぶノズル毎の位置が想定される。ずれ量とは、ノズル列方向D3に沿った距離である。ノズル列方向D3に交差する方向とは、ここでは主走査方向D1とする。
当該変形例を図3と関連させて説明すると、ノズルピッチNP1,NP2は、同色ノズル列群毎に異なる。具体的には、ノズルピッチNP1は、ノズル列間距離が遠いほど、大きい値が採用され、ノズルピッチNP2は、ノズル列間距離が遠いほど、小さい値が採用される。また、当該変形例を図4と関連させて説明をすると、不規則なノズルピッチNPrを実現するためにランダムに決定される前記ずれ量が採り得る数値範囲の幅(上述の例では、−NP0/2〜+NP0/2)は、同色ノズル列群毎に異なる。具体的には、前記数値範囲の幅は、ノズル列間距離が遠いほど大きな幅とする。このような変形例によれば、印刷ヘッド31の取り付け角度に誤差が有る場合に、印刷ヘッド31が吐出する全色のインクについて被覆面積の変動を同じように抑制することができる。
図5は、ある変形例にかかる同色ノズル列群に含まれる第1ノズル列(例えば、ノズル列40M1)と第2ノズル列(例えば、ノズル列40M2)との一部を示している。図5の例では、ノズル列方向D3において、同色ノズル列群に含まれる一方のノズル列(ノズル列40M1)を構成するノズル41とノズル41との間に、他方のノズル列(ノズル列40M2)を構成するノズル41が複数(2個)配置されている。つまり第1ノズル列を構成するノズルと第2ノズル列を構成するノズルは、図3,4に例示したようにノズル列方向D3に沿って1個ずつ交互に存在してもよいし、図5に例示したように交互に存在していなくてもよい。このような図5も、同色ノズル列群に含まれる第1ノズル列と第2ノズル列はノズルピッチが互いに異なるという特徴を例示している。
これまでは同色ノズル列群は共通のインクを吐出する2つのノズル列で構成される例を示したが、同色ノズル列群は、2列よりも多いノズル列で構成されるとしてもよい。この場合でも、同色ノズル列群に含まれる少なくとも一つのノズル列は、ノズルピッチが当該同色ノズル列群に含まれる他のノズル列のノズルピッチとは異なる構成とする。
これまでは、印刷装置10の例として、図2から判るように印刷媒体Pの搬送方向D2に交差する方向(主走査方向D3)へ印刷ヘッド31を走査させて印刷を実行するいわゆるシリアルプリンターを示していた。ただし、印刷装置10は、固定されたラインヘッドを有するいわゆるラインプリンターであってもよい。
印刷装置10がラインプリンターであると想定したときキャリッジ32およびCRモーター33は不要となる。また、ラインヘッドとしての印刷ヘッド31は、搬送方向D2に直交する方向における印刷媒体Pの幅に亘ってノズルを並べた長さのノズル列を複数有し、各ノズル列は、搬送方向D2に沿って離れて配列することになる。ラインヘッドとしての印刷ヘッド31、例えばノズル列方向D3が搬送方向D2に直交する向きである場合に、印刷装置10における取り付け角度が理想的な角度であると言える。このように印刷装置10がラインプリンターであっても、印刷ヘッド31の取り付け角度に誤差が有る場合には、印刷ヘッド31(ラインヘッド)が有する同色ノズル群の第1ノズル列、第2ノズル列それぞれにより形成されるドット間に重なり生じ、上述したような被覆面積の減少が見られる。そのため、このような不都合をできるだけ解消するために印刷ヘッド31(ラインヘッド)が有する同色ノズル群の第1ノズル列のノズルピッチと第2ノズル列のノズルピッチとを異ならせる。
10…印刷装置、11…制御部、30…印刷部、31…印刷ヘッド、32…キャリッジ、33…CRモーター、34…搬送部、40C,40C1,40C2,40M,40M1,40M2,40Y,40Y1,40Y2,40K,40K1,40K2…ノズル列、41…ノズル、D1…主走査方向、D2…搬送方向、D3…ノズル列方向、Dt1,Dt2…ドット、NP0,NP1,NP2,NPr…ノズルピッチ、NSS…ヘッド傾き無しの状態、SS…ヘッド傾き有りの状態、P…印刷媒体、Q…位置
Claims (5)
- 共通の色のインクの吐出に対応する複数のノズル列を有する印刷ヘッドであって、
前記複数のノズル列に含まれる第1ノズル列と第2ノズル列は、ノズル列を構成するノズルの間隔が互いに異なることを特徴とする印刷ヘッド。 - 前記第1ノズル列と第2ノズル列の少なくとも一方は、ノズルの間隔が不規則であることを特徴とする請求項1に記載の印刷ヘッド。
- 前記第1ノズル列と第2ノズル列のうち、一方のノズル列はノズルの間隔が等間隔であり、他方のノズル列のノズルの間隔は、前記一方のノズル列のノズルの間隔よりも広い第1間隔と前記一方のノズル列のノズルの間隔よりも狭い第2間隔とを交互に繰り返す、ことを特徴とする請求項1に記載の印刷ヘッド。
- 前記第1ノズル列及び又は前記第2ノズル列は、ノズルが等間隔である場合の各ノズルの位置である基準位置からの各ノズルの位置のずれ量が、前記ノズル列が向く方向に交差する方向における前記第1ノズル列と第2ノズル列との距離に応じて異なることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の印刷ヘッド。
- 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の印刷ヘッドを有する印刷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015227373A JP2017094549A (ja) | 2015-11-20 | 2015-11-20 | 印刷ヘッドおよび印刷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015227373A JP2017094549A (ja) | 2015-11-20 | 2015-11-20 | 印刷ヘッドおよび印刷装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017094549A true JP2017094549A (ja) | 2017-06-01 |
Family
ID=58803492
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015227373A Pending JP2017094549A (ja) | 2015-11-20 | 2015-11-20 | 印刷ヘッドおよび印刷装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017094549A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190026602A (ko) * | 2017-09-05 | 2019-03-13 | 스미또모 가가꾸 가부시키가이샤 | 결함 기록 시스템 및 필름 제조 시스템, 그리고 필름의 제조 방법 |
WO2019188969A1 (ja) * | 2018-03-30 | 2019-10-03 | 京セラ株式会社 | 液体吐出ヘッド及び記録装置 |
JP2019181765A (ja) * | 2018-04-06 | 2019-10-24 | キヤノン株式会社 | 液体吐出ヘッド及び記録装置 |
-
2015
- 2015-11-20 JP JP2015227373A patent/JP2017094549A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190026602A (ko) * | 2017-09-05 | 2019-03-13 | 스미또모 가가꾸 가부시키가이샤 | 결함 기록 시스템 및 필름 제조 시스템, 그리고 필름의 제조 방법 |
KR102603009B1 (ko) | 2017-09-05 | 2023-11-15 | 스미또모 가가꾸 가부시키가이샤 | 결함 기록 시스템 및 필름 제조 시스템, 그리고 필름의 제조 방법 |
WO2019188969A1 (ja) * | 2018-03-30 | 2019-10-03 | 京セラ株式会社 | 液体吐出ヘッド及び記録装置 |
JPWO2019188969A1 (ja) * | 2018-03-30 | 2021-03-11 | 京セラ株式会社 | 液体吐出ヘッド及び記録装置 |
JP7084983B2 (ja) | 2018-03-30 | 2022-06-15 | 京セラ株式会社 | 液体吐出ヘッド及び記録装置 |
JP2019181765A (ja) * | 2018-04-06 | 2019-10-24 | キヤノン株式会社 | 液体吐出ヘッド及び記録装置 |
JP7051544B2 (ja) | 2018-04-06 | 2022-04-11 | キヤノン株式会社 | 液体吐出ヘッド及び記録装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2021011116A (ja) | インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法 | |
JP2015030181A (ja) | 液体吐出ヘッドおよび液体吐出装置 | |
JP5125666B2 (ja) | 液体吐出装置 | |
JP2009274232A (ja) | 補正値算出方法、及び、液体吐出方法 | |
JP2005178042A (ja) | 印刷装置、コンピュータプログラム、印刷システム、及び、インク滴の吐出方法 | |
US20150085008A1 (en) | Inkjet printing apparatus and inkjet printing method | |
JP5923935B2 (ja) | 液体吐出装置、及び、液体吐出方法 | |
JP5468633B2 (ja) | インクジェット記録装置、画像処理装置及び方法、並びにプログラム | |
JP6455250B2 (ja) | 印刷制御装置および印刷制御方法 | |
JP2017094549A (ja) | 印刷ヘッドおよび印刷装置 | |
JP2009241378A (ja) | 液体吐出装置、液体吐出方法 | |
JP2019005946A (ja) | インクジェット記録装置及び画像記録方法 | |
JP6240438B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP2019171643A (ja) | 記録装置および記録方法 | |
JP2010069640A (ja) | 画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP5031234B2 (ja) | インクジェット記録装置および記録方法 | |
JP2014113708A (ja) | 画像変換装置、画像形成装置、画像形成システム、及び生産方法 | |
US8926040B2 (en) | Printing device and printing method | |
US8888239B2 (en) | Inkjet printer | |
JP2007260934A (ja) | 印刷装置及び印刷方法 | |
JP6025355B2 (ja) | インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 | |
JP6399309B2 (ja) | 印刷制御装置および印刷制御方法 | |
US9056456B2 (en) | Recording apparatus and recording method | |
JP5950650B2 (ja) | 記録装置および記録方法 | |
JP7004173B2 (ja) | 制御装置、印刷装置、および、コンピュータプログラム |