JP5031234B2 - インクジェット記録装置および記録方法 - Google Patents

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Description

本発明は、インクを吐出可能な記録ヘッドを用いて画像を記録するためのインクジェット記録装置および記録方法に関するものである。
インクジェット式の記録装置(インクジェット記録装置)は、インクジェット記録ヘッドから被記録媒体にインクを吐出して記録を行うものであり、他の記録方式に比べて高精細化が容易であり、しかも高速で静粛性に優れかつ安価である。インクジェット記録装置においては、記録速度を向上させるために、複数の記録素子が集積配列されたインクジェット記録ヘッドが用いられている。このような記録ヘッドとしては、一般に、インク吐出部としてのインク吐出口、およびインクの流路を複数集積したものが用いられ、さらに多色のカラー画像を記録するために複数の記録ヘッドが用いられる。
図1は、このような記録ヘッドを用いて、記録紙面上に画像を記録するインクジェット記録装置の記録部の構成図である。同図において、101はインクジェットカートリッジである。本例においては4つのインクジェットカートリッジ101が用いられ、それらは、カラーインク、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローが収容されたインクタンクと、同様の構成の記録ヘッド102と、によって構成されている。記録ヘッド102には、複数のインク吐出口が配列されている。図2は、記録ヘッド102に複数配列されたインク吐出口201を矢印Z方向から見た図である。
図1において、103は紙送りローラであり、拍車104と共に記録媒体Pを押さえながら矢印の方向に回転することにより、記録媒体Pを矢印Yの副走査方向に搬送する。105は給紙ローラであり、記録媒体Pの給紙を行うと共に、紙送りローラ103および拍車104と同様に、記録媒体Pを押さえる役割も果たす。106は、4つのインクジェットカートリッジ101を支持して、これらを矢印Xの主走査方向に移動させるキャリッジである。このキャリッジ106は、記録を行っていないとき、あるいは記録ヘッド102の回復作業などを行うときには、図1中点線のホームポジションhの位置にて待機する。
記録開始前にホームポジションhに位置するキャリッジ106は、記録開始命令により主走査方向に移動する。記録ヘッド102は、キャリッジ106と共に移動しつつ、インク吐出口201からインクを吐出することにより画像を記録する。ホームポジションhとは反対側の記録媒体Pの端部にまでの画像の記録動作が終了すると、キャリッジ106は元のホームポジションhに戻ってから、再び主走査方向に移動しつつ画像を記録する動作を繰り返す。このように、記録ヘッド102が+X方向の往路方向に移動するときにのみ画像を記録する方式は、片方向記録方式と称される。一方、高速記録を行うために、記録ヘッド102が+X方向の往路方向に移動するとき、および−X方向の復路方向に移動するときに画像を記録してもよく、このような記録方式は双方向記録方式と称される。
また、吐出口201からのインクの吐出方向にズレが生じた場合には、記録媒体Pに着弾するインクによって形成されるドットの位置がずれるおそれがあり、その対策として、ドットの形成位置を調整(レジ調整)する方法が知られている。ドットの形成位置のズレとしては、例えば、それぞれの記録ヘッド102の相互間におけるドットの形成位置のズレ、双方向記録方式において往路方向と復路方向の移動時に形成されるドットの形成位置のズレがある。さらに、記録ヘッド102の取り付け位置のばらつきによって、記録ヘッド102が回転方向θに傾いたり、記録ヘッド102の製造時のばらつきによって、吐出口201の配列方向が回転方向θに傾くおそれもある。
記録ヘッド102には、例えば図2のように、ノズル番号がn1からn192の192の吐出口201が1/600インチの間隔で形成されて、矢印Yの副走査方向における記録画素密度が600dpiになるように構成されている。また、この記録ヘッド102は、吐出口201から吐出するインクの1滴当たりの吐出量は約5pl(ピコリットル)、このインク滴を安定して吐出するための吐出周波数は30kHz、その吐出速度は約18m/秒となっている。この記録ヘッド102を搭載したキャリッジ105の主走査方向の移動速度は、ドットを主走査方向に1200dpi間隔に形成する場合には約25インチ/秒となる。
このような記録ヘッド102を用いて画像を記録する場合には、記録ヘッド102の回転方向θの傾き、および吐出口列の回転方向θの傾きの影響をなくすように、ドットの記録位置のズレを調整する。記録ヘッド102の回転方向θの傾きは、記録ヘッド102の取り付け位置のばらつきなどによって生じるおそれがあり、また吐出口列の回転方向θの傾きは、記録ヘッド102の製造時のばらつきなどによって生じるおそれがある。
この吐出口列の回転方向θの傾きによるドットの形成位置のズレを調整するための方法としては、特許文献1に記載の方法がある。かかる方法の場合には、吐出口列の回転方向の傾きに応じて、複数の吐出口201を複数のグループに分割し、それぞれのグループの吐出口を時分割駆動することによって、ドットの形成位置のズレを調整する。また特許文献2には、吐出口列の回転方向の傾きに応じて複数の吐出口201に割り当てるデータを選択することによって、ドットの形成位置を調整する。
特開平10−250054号公報 特開2004−009489号公報
これらの特許文献1,2には、吐出口列の回転方向の傾きのためにドットの形成位置が主走査方向にずれた場合の調整については記載されているものの、吐出口列の回転方向の傾きのためにドットの形成位置が副走査方向にずれた場合の調整についての記載はない。
近年の写真専用のインクジェット記録装置においては、記録画像の画質のさらなる向上、および記録動作の高速化が求められている。例えば、画質を向上させるためには吐出インクの小液滴化等が図られ、また記録動作の高速化のためには、記録ヘッドにおける吐出口の数を増やしたり吐出口列を長くして記録ヘッドの長尺化等が図られている。このような記録ヘッドを用いた記録装置は、記録ヘッドの製造上のばらつき、および記録ヘッドを記録装置に取り付けたときの取り付け位置のばらつきなどの影響を受けやすくなる。特に、記録ヘッドの製造時のばらつきや、記録ヘッドの取り付けのばらつきなどによって、吐出口列に回転方向の傾きが生じた場合には、その影響を大きく受けて画像が劣化しやすい。そのため、吐出口列の回転方向の傾きによる主走査方向のドットの形成位置の調整を行っただけでは、副走査方向におけるドットの形成位置のズレの影響が残り、記録走査領域のつなぎ目部分などの領域に濃度むらが発生して画像の劣化を招くおそれがある。
本発明の目的は、記録ヘッドにおける吐出口列の傾きに起因した、記録媒体の搬送方向におけるドット形成位置のズレを抑えることにある。これにより、ドット形成位置のズレによる画像劣化を軽減し、高品位の画像を記録することができるインクジェット記録装置および記録方法を提供するものである。
本発明のインクジェット記録装置は、記録に用いられる吐出口が所定ピッチで複数配列されてなる吐出口列を有する記録ヘッドが取り付けられるキャリッジを備え、前記キャリッジと共に前記記録ヘッドを前記吐出口の配列方向と異なる走査方向に往復移動させながら前記吐出口から記録媒体へインクを吐出する動作と、前記走査方向と交差する搬送方向に前記記録媒体を搬送する搬送動作と、によって、前記記録媒体に画像を記録するインクジェット記録装置において、前記搬送方向に対する前記吐出口列の傾きを入力する入力手段を備え、前記搬送方向における記録領域の長さが前記吐出口列の長さより短い長さAとなるように傾いた状態の前記吐出口列の全体を使用して、前記記録媒体の前記搬送方向に関するある幅の第1の領域に対して、記録ヘッドの往方向の一回の移動により記録を行い、前記搬送方向における記録領域の長さが前記吐出口列の長さより短く、かつ前記長さAと異なる長さBとなるように傾いた状態の前記吐出口列の全体を使用して、前記記録媒体の前記第1の領域に隣接する前記幅の第2の領域に対して、記録ヘッドの復方向の一回の移動により記録を行い、前記記録ヘッドが前記往方向へ移動して前記1の領域に記録を行う直前の前記搬送動作によって、前記記録ヘッドが前記往方向へ移動するときの記録に使用する前記吐出口の数分の前記吐出口列の長さに前記ピッチを加えた長さよりも短く、かつ前記記録領域の長さAに対応する第1の長さ前記記録媒体を搬送し、前記記録ヘッドが前記復方向へ移動して前記第2の領域に記録を行う直前の前記搬送動作によって、前記記録ヘッドが前記復方向へ移動するときの記録に使用する前記吐出口の数分の前記吐出口列の長さに前記ピッチを加えた長さよりも短く前記第1の長さと異なり、かつ前記記録領域の長さBに対応する第2の長さ前記記録媒体を搬送するように、前記入力手段から入力される前記吐出口列の傾きに応じて、前記搬送動作によって搬送する前記記録媒体の長さを設定する設定手段とを備え、前記設定手段は、前記搬送方向に対する前記吐出口列の傾きが大きくなるにしたがって、前記第1および第2の長さを短く設定することを特徴とする。
本発明の記録方法は、記録に用いられる吐出口が所定ピッチで複数配列されてなる吐出口列を有する記録ヘッドが取り付けられるキャリッジを用い、前記キャリッジと共に前記記録ヘッドを前記吐出口の配列方向と異なる走査方向に往復移動させながら前記吐出口から記録媒体へインクを吐出する動作と、前記走査方向と交差する搬送方向に前記記録媒体を搬送する動作と、によって、前記記録媒体に画像を記録する記録方法において、前記搬送方向に対する前記吐出口列の傾きを入力する工程と、前記搬送方向における記録領域の長さが前記吐出口列の長さより短い長さAとなる前記吐出口列の傾きに応じて、前記記録ヘッドが往方向へ移動するときの記録に使用する前記吐出口列中の第1の吐出口数分の前記吐出口列の長さに前記ピッチを加えた長さよりも短く、かつ前記記録領域の長さAに対応する第1の長さ、前記記録媒体を前記搬送方向に搬送する第1の搬送工程と、前記吐出口列中の前記第1の吐出口数分の領域の吐出口を使用して、前記記録ヘッドの前記往方向の一回の移動により前記記録媒体に記録を行う第1の記録工程と、前記搬送方向における記録領域の長さが前記吐出口列の長さより短く、かつ前記長さAと異なる長さBとなる前記吐出口列の傾きに応じて、前記記録ヘッドが往方向へ移動するときの記録に使用する前記吐出口列中の第2の吐出口数分の前記吐出口列の長さに前記ピッチを加えた長さよりも短く前記第1の長さと異なり、かつ前記記録領域の長さBに対応する第2の長さ、前記記録媒体を前記搬送方向に搬送する第2の搬送工程と、前記吐出口列中の前記第2の吐出口数分の領域の吐出口を使用して、前記記録ヘッドの前記復方向の一回の移動により前記記録媒体に記録を行う第2の記録工程と、前記入力工程から入力される前記吐出口列の傾きが大きくなるにしたがって、前記第1および第2の長さを短く設定する工程と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、記録ヘッドにおける吐出口列の傾きに応じて記録媒体の搬送量を設定することにより、吐出口列の傾きに起因した、搬送方向におけるドット形成位置のズレを抑えることができる。この結果、ドットの形成位置のズレによる画像劣化を軽減して、高品位の画像を記録することができる。
また本発明は、記録装置に対する記録ヘッドの取り付け位置のばらつき、または記録ヘッドの製造上のばらつき等、種々の原因によって生じた搬送方向に対する吐出口の傾きに対応することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図3から図9は、本発明の第1の実施形態を説明するための図である。
図3は、本実施形態におけるインクジェット記録装置の制御系のブロック構成図である。本実施形態におけるインクジェット記録装置の機械的構成は、前述した図1の構成と同様である。記録ヘッド102は、インクタンクと共にインクジェットカートリッジ101を構成するものであってもよく、またはインクタンクと別体に構成されたものであってもよい。
図3において、メインバスライン305には、ソフト系処理手段とハード系処理手段とに大別できる処理部が接続されている。ソフト系処理手段としては、画像信号を入力する画像入力部303、その画像信号を処理する画像信号処理部304、および中央制御部319が含まれる。ハード系処理手段としては、操作部306、回復系制御回路307、ヘッド温度制御回路314、記録ヘッド102を駆動制御するヘッド駆動制御回路315、キャリッジ106を主走査方向に駆動制御するキャリッジ駆動制御回路316を含む。さらにハード系処理手段は、記録媒体Pを副走査方向(「搬送方向」ともいう)へ搬送するための紙送り制御回路317を含む。中央制御部319は、CPU300、ROM(読み出し専用メモリ)301、RAM(任意のアドレスにアクセスできるメモリ)302、およびEEPROM(電気的消却プログラム可能型読み取り専用メモリ)318を含む。CPU300は、ROM301に記録されているプログラムなどにしたがって、記録装置の全体的な制御を司る。記録ヘッド102は、入力情報に応じた適正な記録条件にしたがって駆動制御される。
RAM302内には、予め、記録ヘッド102の回復処理を実行するプログラムが格納されており、必要に応じて、回復系制御回路307、記録ヘッド102、保温ヒータ313等に、予備吐出条件等の回復処理を実行するための回復条件を与える。回復処理は、記録ヘッド102の吐出口201から画像の記録に寄与しないインクを排出させて、インクの吐出状態を良好に維持するための処理であり、吸引回復処理、予備吐出、ワイピング、加圧回復処理などを含めることができる。これらの回復処理はホームポジションhにて実施することができ、本例の場合、回復系制御回路307が回復系モータ308を制御して、クリーニングブレード309、キャップ310、および吸引ポンプ311などを駆動する。吸引回復処理をするときには、キャップ31によって記録ヘッド102における吐出口201の形成面(吐出口形成面)をキャッピングしてから、そのキャップ31内を吸引ポンプ311によって吸引することにより、吐出口201からインクを吸引排出させる。予備吐出時にはキャップ31に向かってインクを吐出させ、ワイピング時には、クリーニングブレード309によって吐出口形成面をワイピングする。
ヘッド駆動制御回路315は、記録ヘッド102に備わるインクの吐出エネルギー発生手段を制御することにより、記録動作時および予備吐出時に吐出口201からインクを吐出させる。吐出エネルギー発生手段としては、電気熱変換体(ヒータ)やピエゾ素子などを用いることができる。電気熱変換体を用いた場合には、その電気熱変換体の発熱によりインクを発泡させ、その発泡エネルギーを利用して吐出口201からインクを吐出させることができる。その電気熱変換体が設けられている記録ヘッド102の基板に保温ヒータ313を備えることにより、記録ヘッド内102のインク温度を所望の温度に加熱調整することができる。また、記録ヘッド102の基板にダイオードセンサ312を備えることにより、記録ヘッド102内部の実質的なインク温度を測定することができる。保温ヒータ313およびダイオードセンサ312は、記録ヘッド102の基板ではなく、その基板の外部、あるいは記録ヘッド102の周囲近傍に備えてもよい。
本実施形態における記録方式は、記録ヘッド102が往路方向(図1の+X方向)に移動するときにのみ画像を記録する片方向記録方式であり、かつ所定領域の画像を図2の記録ヘッド102の1回の記録走査によって完成させる1パス記録方式である。
図4(a),(b)は、記録ヘッド102の吐出口列が回転方向θに傾いた場合に、主走査方向におけるドットの形成位置を調整方法の説明図である。本例においては、インク吐出口n1を基準として、インク吐出口n192が(+X方向)に1/600dpiの単位で12ドット分(+12)ずれている。
図4(a)は、ドットの形成位置を調整することなく、記録媒体P上に600dpiの縦罫線を記録した場合の説明図であり、その記録結果の縦罫線がL1である。図4(a),(b)において、四角い格子は、主走査方向の大きさが1/600dpiに相当し、副走査方向の大きさは、吐出口201の8個分の(1/600dpi×8)に相当する。
図4(b)は、ドットの形成位置を調整して、記録媒体P上に600dpiの縦罫線を記録した場合の説明図であり、その記録結果の縦罫線がL2である。本例においては、192個の吐出口201を16ノズル毎に12のブロック(B1〜B12)分割し、ブロックB1(n1〜n16)を基準として、ブロックB2〜B12の主走査方向におけるインクの吐出タイミング(記録タイミング)を順次遅らせる。すなわち、ブロックB2(n17〜n32)に関しては、ブロックB1の吐出タイミングを基準として、主走査方向における吐出タイミングを(1/600dpi×1)に相当する分だけ遅らせる。同様に、ブロックB3(n33〜48)は(1/600dpi×2)、ブロックB4(n49〜n64)は(1/600dpi×3)、ブロックB5(n65〜n80)は(1/600dpi×4)に相当する分だけ遅らせる。同様に、ブロックB6(n81〜n96)は(1/600dpi×5)、ブロックB7(n97〜n112)は(1/600dpi×6)、ブロックB8(n113〜n128)は(1/600dpi×7)に相当する分だけ遅らせる。同様に、ブロックB9(n129〜n144)は(1/600dpi×8)、ブロックB10(n145〜n160)は(1/600dpi×9)、ブロックB11(n161〜n176)は(1/600dpi×10)に相当する分だけ遅らせる。同様に、ブロックB12(n177〜n192)に関しては、(1/600dpi×11)に相当する分だけ遅らせる。
図5は、吐出口列が回転方向に傾いていない記録ヘッドを用いて記録した縦罫線L0と、図4(a)の縦罫線L1と、図4(b)の縦罫線L2と、の関係の説明図である。ΔXは、主走査方向におけるドットの形成位置のズレ量である。ΔYは、副走査方向におけるドットの形成位置のズレ量である。ズレ量ΔXは、1/600dpiで12ドット分の508μmとなる。一方、ズレ量ΔYは、ノズル列の長さが8.128mm(=1/600dpi×192)、かつズレ量ΔXが508μmであることから、15.9μmとなる。
図6は、図4(a)または図4(b)における縦罫線L1,L2の記録方法と同様の方法により、主走査方向に傾いた記録ヘッド102によって画像部A,B,Cを記録した場合の説明図である。本例における記録方式は、前述したように、記録ヘッド102が往路方向(+X方向)に移動するときにのみ画像が記録される片方向記録方式であり、かつ画像部A,B,Cのそれぞれが1回の記録走査によって完成される1パス記録方式である。
まずは、記録ヘッド102の基準となる吐出口201(n1)の位置から、吐出口列の長さ(8.128mm)だけ記録媒体Pを紙送りする。それから、記録ヘッド102を往路方向(+X方向)に移動させつつ、吐出口201からインクを吐出して、1走査目の画像部Aを記録する。前述したように、副走査方向にズレ量ΔY(15.9μm)が生じるため、吐出口201(n192)側には、その15.9μmだけ副走査方向に記録されない空白の領域S1が発生する。
その後、再び、記録ヘッド102の基準となる吐出口201(n1)の位置から、吐出口列の長さ(8.128mm)だけ記録媒体Pを紙送りすると共に、記録ヘッド102を復路方向(−X方向)に戻す。それから、記録ヘッド102を往路方向(+X方向)に移動させつつ、吐出口201からインクを吐出して、2走査目の画像部Bを記録する。1走査目と同様に、吐出口201(n192)側には、15.9μmだけ記録されない空白の領域S2が発生する。その空白領域S2は画像部A,Bの間に位置する。
その後、再び、記録ヘッド102の基準となる吐出口201(n1)の位置から、吐出口列の長さ(8.128mm)だけ記録媒体Pを紙送りすると共に、記録ヘッド102を復路方向(−X方向)に戻す。それから、記録ヘッド102を往路方向(+X方向)に移動させつつ、吐出口201からインクを吐出して、3走査目の画像部Cを記録する。1,2走査目と同様に、吐出口201(n192)側には、15.9μmだけ記録されない空白の領域S3が発生する。その空白領域S3は画像部B,Cの間に位置する。
図7は、このような空白領域S1,S2,S3を発生させないように、画像部A,B,Cを記録する本実施形態における記録方法の説明図である。図7における記録方式も図6と同様に、記録ヘッド102が往路方向(+X方向)に移動するときにのみ画像が記録される片方向記録方式であり、かつ画像部A,B,Cのそれぞれが1回の記録走査によって完成される1パス記録方式である。
まずは、記録ヘッド102の基準となる吐出口201(n1)の位置から、吐出口列の長さ(8.128mm)からズレ量ΔY(15.9μm)を差し引いた量(8.112mm)だけ、記録媒体Pを紙送りする。それから、記録ヘッド102を往路方向(+X方向)に移動させつつ、吐出口201からインクを吐出して、1走査目の画像部Aを記録する。
その後、再び、記録ヘッド102の基準となる吐出口201(n1)の位置から、吐出口列の長さ(8.128mm)からズレ量ΔY(15.9μm)を差し引いた量(8.112mm)だけ、記録媒体Pを紙送りする。また、記録ヘッド102を復路方向(−X方向)に戻す。それから、記録ヘッド102を往路方向(+X方向)に移動させつつ、吐出口201からインクを吐出して、2走査目の画像部Bを記録する。
その後、再び、記録ヘッド102の基準となる吐出口201(n1)の位置から、吐出口列の長さ(8.128mm)からズレ量ΔY(15.9μm)を差し引いた量(8.112mm)だけ、記録媒体Pを紙送りする。また、記録ヘッド102を復路方向(−X方向)に戻す。それから、記録ヘッド102を往路方向(+X方向)に移動させつつ、吐出口201からインクを吐出して、3走査目の画像部Cを記録する。
このように、搬送方向に対する吐出口列の傾きに応じて、記録媒体Pの搬送量を異ならせることにより、それぞれの走査領域のつなぎ目部分に、図6のような空白領域S1,S2,S3が発生することを防止して、高品位の画像を記録することができる。
本実施形態では、回転方向θにおける吐出口列の傾きによって、主走査方向のズレ量ΔXが1/600dpiで12ドット(+12)分の508μmである場合について説明した。ズレ量ΔXがこれに限定されないことは勿論である。
図8は、本例の記録ヘッド102における吐出口列が回転方向θに傾いたときに生じるズレ量ΔXとズレ量ΔYとの関係の説明図である。図8のように、搬送方向に対する吐出口列の傾きに応じて、主走査方向のズレ量ΔXと副走査方向のズレ量ΔYが変化する。前述したように、吐出口列の長さ(8.128mm)からズレ量ΔYを差し引いた長さを記録媒体Pの搬送量とすることにより、走査領域のつなぎ目部分における画像劣化を防止することができる。
また、図8から分かるように、主走査方向のズレ量ΔX=0を基準にして、そのズレ量ΔXが大きくなるにしたがって副走査方向のズレ量ΔYが大きくなる。そのため、吐出口列の回転方向の傾きが大きくなるにしたがって、記録媒体Pの搬送量を少なくすることによって、走査領域のつなぎ目部分における画像劣化を防止できることになる。
また、本実施形態における記録方式は、往路において画像を記録する片方向記録の1パス記録方式として説明した。しかし、復路において画像を記録する片方向記録の1パス記録方式、あるいは、往路と復路の両方向において画像を記録する双方向記録の1パス記録方式を採用してもよい。いずれの場合にも、吐出口列の回転方向の傾きが同じであれば、記録媒体Pの搬送量を同様に調整することにより、画像劣化を防止できることになる。
また、本実施形態では、192個の全吐出口201(N1〜N192)を使用しての1パス記録について説明した。しかし、192個の吐出口201の内の特定の範囲の吐出口201を使用して記録をすることも可能であり、また記録ヘッド102における吐出口201の形成数も限定されない。前述したように、192個の吐出口(192ノズル)201を使用して画像を記録する場合、主走査方向のズレ量ΔXが508μmのときには、副走査方向のズレ量ΔYの15.9μm分だけ記録媒体Pの搬送量を小さくした。使用する吐出口201の数が192個とは異なる場合には、その使用する吐出口201の数によって形成される吐出口列(以下、「実使用吐出口列」ともいう)の長さと、長さ8.128mmと、の比に応じて、記録媒体Pの搬送補正量を決定することができる。8.128mmは、192個の吐出口201によって形成される吐出口列(以下、「基準吐出口列」ともいう)の長さである。つまり、基準吐出口列の長さに対する実使用吐出列の長さの割合に応じて、記録媒体Pの搬送補正量を決定することができる。それらの吐出口列の長さの割合は、標準吐出口列を形成する吐出口数に対する実使用吐出口列を形成する吐出口数の割合にも相当する。
図9は、使用する吐出口(ノズル)の数が192個、160個、および128個の場合(192ノズル使用時、160ノズル使用時、および128ノズル使用時)における記録媒体の搬送補正量の関係の説明図である。
192ノズル使用時には、前述したように、副走査方向のズレ量ΔYを記録媒体Pの搬送補正量として決定し、標準吐出口列の長さ(8.128mm)から、そのズレ量ΔYを差し引いた長さを記録媒体Pの搬送量とする。160ノズル使用時には、標準吐出口列の長さ(8.128mm)に対する実使用吐出口列の長さ6.773mm(=1/600dpi×160)の割合に応じて、記録媒体Pの搬送補正量としての副走査方向のズレ量ΔYを決定することができる。この160ノズル使用時には、実使用吐出口列の長さ6.773mmから、ズレ量ΔYを差し引いた長さが記録媒体Pの搬送量となる。また、128ノズル使用時には、標準吐出口列の長さ(8.128mm)に対する実使用吐出口列の長さ5.419mm(=1/600dpi×128)の割合に応じて、記録媒体Pの搬送補正量としての副走査方向のズレ量ΔYを決定することができる。この128ノズル使用時には、実使用吐出口列の長さ5.419mmから、ズレ量ΔYを差し引いた長さが記録媒体Pの搬送量となる。
このように、記録媒体Pの搬送量を補正することにより、前述した192ノズル使用時と同様に、走査領域のつなぎ目部分における画像劣化を防止することができる。
また、図9から分かるように、主走査方向のズレ量ΔX=0を基準にして、そのズレ量ΔXが大きくなるにしたがって副走査方向のズレ量ΔYが大きくなる。そのため、160ノズル使用時および128ノズル使用時のように192ノズルの全てを使用しない場合にも、前述した192ノズル使用時と同様に記録媒体Pの搬送量を調整することにより、走査領域のつなぎ目部分における画像劣化を防止できることになる。すなわち、吐出口列の回転方向の傾きが大きくなるにしたがって記録媒体Pの搬送量を少なくすることにより、走査領域のつなぎ目部分における画像劣化を防止できることになる。
(第2の実施形態)
図10から図13は、本発明の第2の実施形態を説明するための図である。
本実施形態においては、前述した第1の実施形態における図2の記録ヘッド102を使用し、その記録ヘッド102の吐出列が前述した第1の実施形態と同様に回転方向θに傾いているものとして説明する。また、本実施形態における記録方式は、往路方向(+X方向)においてのみ記録動作する片方向記録方式であり、かつ所定領域の画像を複数の走査によって完成させるマルチパス記録方式である。以下においては、192個の吐出口201によって形成される吐出口列を2つのグループG1,G2(図11参照)に分割し、所定領域の画像を2回の走査によって完成させる2パス記録方式を採用した場合について説明する。
図10(a),(b)は、記録データの間引きパターンP1.P2の説明図であり、それらは相互に補完関係にある。図11は、記録ヘッド102の往路方向(+X方向)の2回の走査によって所定領域の画像を完成させる一般的な2パス記録方式の説明図である。
まずは、記録ヘッド102の基準となる吐出口201(n1)の位置から、記録媒体Pを記録ヘッド102の吐出口列の長さの半分の長さ分だけ紙送りする。すなわち、記録ヘッド102の吐出口列の長さ8.128mm(=1/600dpi×192)の1/2の長さの4.064mmだけ、記録媒体Pを副走査方向に搬送する。
そして1走査目においては、グループG1の96個の吐出口201(n1からn96)を用い、図10(a)の間引きパターンP1によって間引いた画像データに基づいて、画像部Aの間引き画像を記録する。つまり記録ヘッド102を往路方向(+X方向)に移動させつつ、吐出口201(n1からn96)からインクを吐出して、画像部Aの間引き画像を記録する。前述したように、192個の吐出口201によって形成される吐出口列の副走査方向のズレ量ΔYは15.9μmであり、その吐出口列を2分割した長さに対する副走査方向のズレ量ΔYは、15.9μmの半分の7.95μmとなる。そのため、吐出口201(n96)側における7.95μmの領域A1は、画像が記録されない空白の領域となる。領域A2は、画像部Aの間引き画像が記録される領域である。
次に、再び、記録ヘッド102の基準となる吐出口201(n1)の位置から、記録媒体Pを記録ヘッド102の吐出口列の長さの半分の長さ分だけ紙送りする。すなわち、記録ヘッド102の吐出口列の長さ8.128mm(=1/600dpi×192)の1/2の長さの4.064mmだけ、記録媒体Pを副走査方向に搬送する。
そして2走査目においては、記録ヘッド102を復路方向(−X方向)に戻した後、全吐出口201(n1〜n192)を使用して、画像部Aと次の画像部Bの間引き画像を記録する。すなわち、グループG2の96個の吐出口201(n97からn192)を用い、図10(b)の間引きパターンP2によって間引いた画像データに基づいて、画像部Aの間引き画像を領域A2−2,A3に記録する。また、グループG1の96個の吐出口201(n1からn96)を用い、図10(a)の間引きパターンP1によって間引いた画像データに基づいて、画像部Bの間引き画像を領域A4に記録する。領域A2−2には、1走査目および2走査目において、互いに補完される画像部Aの間引き画像が記録されることになる。領域A1は、1走査目および2走査目のいずれにおいても画像が記録されない領域であり、領域A2−1は、1走査目に画像が記録され、かつ2走査目には画像が記録されない領域である。これらの領域A1,A2−1を合わせた領域がズレ量ΔY(15.9μm)の領域となる。
次に、再び、記録ヘッド102の基準となる吐出口201(n1)の位置から、記録媒体Pを記録ヘッド102の吐出口列の長さの半分の長さ分だけ紙送りする。すなわち、記録ヘッド102の吐出口列の長さ8.128mm(=1/600dpi×192)の1/2の長さの4.064mmだけ、記録媒体Pを副走査方向に搬送する。
そして3走査目においては、記録ヘッド102を復路方向(−X方向)に戻した後、全吐出口201(n1〜n192)を使用して、画像部Bと次の画像部Cの間引き画像を記録する。すなわち、グループG2の96個の吐出口201(n97からn192)を用い、図10(b)の間引きパターンP2によって間引いた画像データに基づいて、画像部Bの間引き画像を領域A4−2,A5に記録する。また、グループG1の96個の吐出口201(n1からn96)を用い、図10(a)の間引きパターンP1によって間引いた画像データに基づいて、画像部Cの間引き画像を領域A6に記録する。領域A4−2には、互いに補完される画像部Bの間引き画像が記録されることになる。領域A3は、2走査目に画像部Aの間引き画像が記録され、かつ3走査目に画像が記録されない領域であり、領域A4−1は、2走査目に画像部Bの間引き画像が記録され、かつ3走査目に画像が記録されない領域である。これらの領域A3,A4−1を合わせた領域がズレ量ΔY(15.9μm)の領域となる。
このような記録方法においては、画像部Aの排紙側の領域A1,A2−1、および画像部Bと画像部Bとの間の領域A3,A4−1に、記録濃度の薄い帯状の濃度むらが発生するおそれがある。
本実施形態は、このような濃度むらの発生を防止するために、図12のような記録方法を実施する。本例における記録方式は、図11の場合と同様に、往路方向(+X方向)に2回の走査によって所定領域の画像を完成させる2パス記録方式である。
まずは、記録ヘッド102の基準となる吐出口201(n1)の位置から、記録媒体Pを4.056mmだけ紙送りする。その4.056mmは、記録ヘッド102の吐出口列の長さ8.128mm(=1/600dpi×192)の1/2の長さの4.064mmから、副走査方向のズレ量ΔY(15.9μm)の1/2の長さの7.95μmを差し引いた長さである。そして1走査目においては、グループB1の吐出口201(n1からn96)を用い、図10(a)の間引きパターンによって間引いた画像データに基づいて、画像部Aの間引き画像を領域A11に記録する。すなわち、記録ヘッド102を往路方向(+X方向)に移動させつつ、吐出口201(n1からn96)からインクを吐出することにより、画像部Aの間引き画像を記録する。
次に、再び、記録ヘッド102の基準となる吐出口201(n1)の位置から、記録媒体Pを4.056mmだけ紙送りする。そして2走査目においては、記録ヘッド102を復路方向(−X方向)に戻した後、全吐出口201(n1〜n192)を使用して、画像部Aと次の画像部Bの間引き画像を記録する。すなわち、グループG2の96個の吐出口201(n97からn192)を用い、図10(b)の間引きパターンP2によって間引いた画像データに基づいて、画像部Aの間引き画像を領域A11に記録する。また、グループG1の96個の吐出口201(n1からn96)を用い、図10(a)の間引きパターンP1によって間引いた画像データに基づいて、画像部Bの間引き画像を領域A12に記録する。領域A11には、1走査目および2走査目において、互いに補完される画像部Aの間引き画像が記録されることになる。
次に、再び、記録ヘッド102の基準となる吐出口201(n1)の位置から、記録媒体Pを4.056mmだけ紙送りする。そして3走査目においては、記録ヘッド102を復路方向(−X方向)に戻した後、全吐出口201(n1〜n192)を使用して、画像部Bと次の画像部Cの間引き画像を記録する。すなわち、グループG2の96個の吐出口201(n97からn192)を用い、図10(b)の間引きパターンP2によって間引いた画像データに基づいて、画像部Bの間引き画像を領域A12に記録する。また、グループG1の96個の吐出口201(n1からn96)を用い、図10(a)の間引きパターンP1によって間引いた画像データに基づいて、画像部Cの間引き画像を領域A13に記録する。領域A12には、1走査目および2走査目において、互いに補完される画像部Aの間引き画像が記録されることになる。
以上のように、マルチパス記録方式(多パス記録方式)においても、搬送方向に対する吐出口列の傾きに応じて記録媒体の搬送量を異ならせることにより、記録走査領域のつなぎ目部分における画像劣化を防止することができる。
本実施形態においては、吐出口列の回転方向θの傾きによって、主走査方向のズレ量ΔXが1/600dpiで12ドット分(+12)の508μmとなる場合に、2パス記録方式により画像を記録する例について説明した。本発明は、このような例に限定されるものではない。
図13は、吐出口列の傾きに対応するズレ量ΔX,ΔYと、マルチパス記録時(2パス記録時および4パス記録時)における記録媒体Pの搬送補正量と、の関係の説明図である。2パス記録時には、前述したように、192個の吐出口201によって形成される吐出口列を2分割して記録を行う。4パス記録時には、周知のように、192個の吐出口201によって形成される吐出口列を4分割して記録を行う。主走査方向のズレ量ΔXに応じて記録媒体Pの搬送量を設定することにより、マルチパス記録のパス数に拘わらず、記録走査領域のつなぎ目部分の画像劣化を防止することができる。すなわち、まずは、吐出口列の長さ(8.128mm)をマルチパス記録のパス数(分割数)で割った長さと、記録媒体Pの搬送量補正量に相当する副走査方向のズレ量ΔYをマルチパス記録のパス数(分割数)で割った長さと、を求める。後者の長さは、図13中の2パス記録時の補正量および4パス記録時の補正量である。そして、前者の長さから後者の長さを差し引いた長さを記録媒体Pの搬送量として設定する。
また、図13から分かるように、主走査方向のズレ量ΔX=0を基準にして、主走査方向のズレ量ΔXが大きくなるにしたがって、マルチパス記録における記録媒体Pの搬送補正量が大きくなる。したがって、吐出口列の傾きが大きくなるにしたがって、記録媒体Pの搬送量を少なくすることにより、記録走査領域のつなぎ目部分における画像劣化を防止することができる。
また本実施形態では、往路の片方向記録によるマルチパス記録方式を採用した場合について説明した。しかし本発明は、例えば、復路の片方向記録によるマルチパス記録方式を採用した場合、および往路と復路の双方向記録によるマルチパス記録方式を採用した場合にも適用して、同様の効果を得ることができる。
また本実施形態では、192個の全インク吐出口を使用する2パス記録方式について説明したがこれに限定されることはない。すなわち、前述したように、192個の吐出口によって形成される吐出口列を2分割して記録を行う2パス記録方式、および192個の吐出口によって形成される吐出口列を4分割して記録を行う4パス記録方式に限定されない。例えば、192個とは異なる数の吐出口を使用するマルチパス記録方式を採用することもできる。192個とは異なる数の吐出口を使用する場合には、前述した第1の実施形態の図9にて説明した場合と同様に、基準吐出口列の長さに対する実使用吐出列の長さの割合に応じて、記録媒体Pの搬送補正量を決定することができる。
また、本実施形態では、192個の吐出口によって形成される吐出口列を複数のブロックに均等に分割してマルチパス記録を実施し、そのブロック毎に対応する記録媒体の搬送量を均一に決定した。しかし本発明は、これに限定されることはなく、192個の吐出口によって形成される吐出口列を異なる大きさのブロックに分割してマルチパス記録を実施してもよい。この場合には、192個の吐出口によって形成される吐出口列の長さに対する各ブロック毎における記録媒体の搬送量の割合に応じて、各ブロック毎における副走査方向のズレ量ΔYに対応する記録媒体の搬送補正量を決定することができる。
(第3の実施形態)
図14および図15は、本発明の第3の実施形態を説明するための図である。
本実施形態においては、前述した第1の実施形態における記録ヘッド102を使用し、往路走査と復路走査によって画像を1パス記録する双方向の1パス記録方式(1パス往復記録方式)を採用した。吐出口列の回転方向の傾きは、記録ヘッド102の取り付けのガタ付き等により、往路走査時と復路走査時において変化するおそれがある。
以下の説明において、記録ヘッド102の吐出口列が回転方向に傾いた場合、主走査方向のズレ量ΔXと副走査方向のズレ量ΔYは前述した図8の関係となるものとする。また、往路走査時における吐出口列の傾きは、主走査方向のズレ量ΔXが1/600dpiで12ドット(+12)分となる傾きとする。また、復路走査時における吐出口列の傾きは、主走査方向のズレ量ΔXが1/600dpiで8ドット(+8)分とする傾きとする。以下、このような条件下において、1パス記録方式により画像を記録する場合について説明する。
図14は、このように往路走査時と復路走査時において吐出口列の傾きが異なる場合に、一般的な1パス往復記録方式によって画像を記録したときの説明図である。
まずは、記録ヘッド102の基準となる吐出口201(n1)の位置から、記録媒体Pを吐出口列の長さ(8.128mm)分だけ紙送りする。そして、往路方向(+X方向)の1走査目において画像部Aを記録する。この往路走査時は、主走査方向のズレ量ΔXが1/600dpiで12ドット(+12)であるため、副走査方向のズレ量ΔYは15.9μmとなる(図8参照)。そのため、吐出口201(n192)側には、記録されない空白の領域S11が発生する。その領域S11は、副走査方向において15.9μmの幅の領域である。
次に、再び、記録ヘッド102の基準となる吐出口201(n1)の位置から、記録媒体Pを吐出口列の長さ(8.128mm)分だけ紙送りする。そして、復路方向(−X方向)の2走査目において画像部Bを記録する。この復路操作時は、主走査方向のズレ量ΔXが1/600dpiで8ドット(+8)であるため、副走査方向のズレ量ΔYは7.1μmとなる(図8参照)。そのため、吐出口201(n192)側には、記録されない空白の領域S12が発生する。その領域S12は、副走査方向において7.1μmの幅の領域である。
次に、再び、記録ヘッド102の基準となる吐出口201(n1)の位置から、記録媒体Pを吐出口列の長さ(8.128mm)分だけ紙送りする。そして、往路方向(+X方向)の3走査目において画像Cを記録する。この3走査目においては、画像Bと画像Cの間に、1走査目と同様の空白の領域S11が発生する。
本実施形態は、このような空白の領域S11,S12の発生を防止するために、図15のような記録方法を実施する。本例における記録方式は、図14の場合と同様に、1パス往復記録方式である。
まずは、記録ヘッド102の基準となる吐出口201(n1)の位置から、記録媒体Pを8.112mmだけ紙送りする。その8.112mmは、吐出口列の長さ(8.128mm)から、往路走査時における副走査方向のズレ量ΔY(15.9μm)を差し引いた長さである。そして、往路方向(+X方向)の1走査目において画像Aを記録する。
次に、記録ヘッド102の基準となる吐出口201(n1)の位置から、記録媒体Pを8.121mmだけ紙送りする。その8.121mmは、吐出口列の長さ(8.128mm)から、復路走査時における副走査方向のズレ量ΔY(7.1μm)を差し引いた長さである。そして、復路方向(−X方向)の2走査目において画像Bを記録する。
次に、記録ヘッド102の基準となる吐出口201(n1)の位置から、記録媒体Pを8.112mmだけ紙送りする。その8.112mmは、吐出口列の長さ(8.128mm)から、往路走査時における副走査方向のズレ量ΔY(15.9μm)を差し引いた長さである。そして、往路方向(+X方向)の3走査目において画像Cを記録する。
以上のように、往路走査時における吐出口列の傾き、および復路走査時における吐出口列の傾きのそれぞれに応じて、記録媒体Pの搬送量を異ならせることにより、記録走査領域のつなぎ目部分における画像劣化を防止することができる。
本実施形態においては、記録ヘッドを取り付けたときのガタ等により、吐出口列の回転方向の傾きが往路走査時と復路走査時において異なる場合に、1パス往復記録により画像を記録する。しかし、前述した第2の実施形態のマルチパスの往復記録方式において、本実施形態と同様に、往路走査時における吐出口列の傾きと、復路走査時における吐出口列の傾きと、に応じて、記録媒体Pの搬送量を異ならせてもよい。この場合にも、記録走査領域のつなぎ目部分における画像劣化を防止することができる。
(第4の実施形態)
図16は、本発明の第4の実施形態を説明するための図である。本実施形態では、主走査方向における吐出口列の傾きと、記録媒体の種類と、に応じて記録媒体の搬送量を異ならせる。
図16は、吐出口列が回転方向に傾いた記録ヘッド102の主走査方向のズレ量ΔXおよび副走査方向のズレ量ΔYと、2種類の異なる記録媒体の搬送補正量と、の関係の説明図である。記録媒体Aは摩擦係数が大きくて厚い紙などであり、それを理想の搬送量だけ搬送する紙送りを実施した場合、その実際の搬送量は、理想の搬送量よりも少し大きくなる傾向がある。記録媒体Bは摩擦係数が小さくて薄い紙などであり、それを理想の搬送量だけ搬送する紙送りを実施した場合、その実際の搬送量は、理想の搬送量よりも少し小さくなる傾向がある。
図4および図5のように、吐出口列が主走査方向に1/600dpiで12ノズル分の508.0μm傾いた場合、その吐出口列の長さ(8.128mm)分だけ記録媒体Pを搬送したときには、副走査方向のズレ量ΔYは15.89μmとなる。その場合に、記録媒体Aを吐出口列の長さ(8.128mm)分だけ搬送したときには、その実際の搬送量が大きくなるため、副走査方向のズレ量ΔYは17.21μmとなってしまう。一方、記録媒体Bを吐出口列の長さ(8.128mm)分だけ搬送したときには、その実際の搬送量が小さくなるため、副走査方向のズレ量ΔYは14.57μmとなってしまう。
前述した第1の実施形態において記録媒体Aを使用した場合、図6のように発生する空白の領域S1,S2は、副走査方向の幅が15.9μmではなく17.2μmとなる。この場合には、図7の記録動作において、記録媒体Aの搬送補正量を15.9μmから17.2μmに変更することにより、記録走査領域のつなぎ目部分における画像劣化を防止することができる。同様に、第1の実施形態において記録媒体Bを使用した場合、図6のように発生する空白の領域S1,S2は、副走査方向の幅が15.9μmではなく14.6μmとなる。この場合には、図7の記録動作において、記録媒体Bの搬送補正量を15.9μmから14.6μmに変更することにより、記録走査領域のつなぎ目部分における画像劣化を防止することができる。
以上のように、搬送方向に対する吐出口列の傾きと、記録媒体の種類と、に応じて、記録媒体の搬送量を異ならせることにより、記録走査領域のつなぎ目部分における画像劣化を防止することができる。
本例は、第1の実施形態において異なる記録媒体を使用する場合の適用例である。しかし本発明は、第1の実施形態のような1パス記録方式に対してのみならず、前述した第2の実施形態におけるマルチパス記録方式にも適用可能であり、また第3の実施形態のように、往路走査時と復路走査時に吐出口列の傾きが異なる場合にも適用可能である。いずれの場合にも、記録媒体の種類に応じて、その搬送量を異ならせることにより、記録走査領域のつなぎ目部分における画像劣化を防止することができる。
(他の実施形態)
吐出口列の傾きは、種々の方法によって検出することができる。例えば、吐出口の傾きを検出するためのテストパターンを記録し、その記録結果を光学式の画像読取機構を用いて読み取ったり、その記録結果をユーザが判定したりして、吐出口の傾きを検出することができる。そして、その検出結果に基づいて、記録媒体の搬送量を設定することができる。また、吐出口の傾きに関する情報を入力する手段を備え、その入力情報に基づいて記録媒体の搬送量を設定することもできる。
また、吐出口の傾きの発生原因の如何に拘わらず、副走査方向における吐出口の傾きに応じて記録媒体の搬送量を異ならせることにより、高品位の画像を記録することができる。
また、記録ヘッドを主走査方向に移動させつつ吐出口からインクを吐出させる動作と、記録媒体を副走査方向に副走査方向に搬送する動作と、は必ずしも交互に行なう必要はない。例えば、高濃度の画像を記録する場合には、前者の動作を複数回繰り返してから、後者の動作を行なってもよい。また、記録ヘッドに対して、記録媒体を主走査方向および副走査方向に移動させるようにしてもよい。
また、本発明の記録装置は、パーソナルコンピュータ形態などのホスト装置と共に記録システムを構成することができ、この場合には、記録装置の制御機能の少なくとも一部をホスト装置に備えることもできる。例えば、吐出口列の傾きに応じて記録媒体の搬送量を異ならせる機能、および/または吐出口列の傾きに応じて記録媒体の搬送量を異なる大きさに設定する機能は、記録装置またはホスト装置のいずれに備えてもよい。このような機能は、記録装置またはホスト装置にて実行可能なプログラムによって発揮することができ、また、このようなプログラムは、コンピュータにより読み取り可能な記憶媒体に格納することができる。
本発明の第1の実施形態におけるインクジェット記録装置の要部の概略斜視図である。 図1における記録ヘッドの吐出口列の説明図である。 図1のインクジェット記録装置の制御系のブロック構成図である。 (a)は、吐出列が傾いた記録ヘッドを用いて、インクの吐出タイミングを調整せずに縦罫線を記録した場合の説明図、吐出列が傾いた記録ヘッドを用いて、インクの吐出タイミングを調整して縦罫線を記録した場合の説明図である。 吐出列が傾いた記録ヘッドを用いて縦罫線を記録した場合の記録位置のズレ量の説明図である。 吐出口列が傾いた記録ヘッドを用いて、一般的な1パス片方向記録方式により記録する場合の説明図である。 吐出口列が傾いた記録ヘッドを用いて、本発明の第1の実施形態により記録する場合の説明図である。 図5における主走査方向のズレ量と副走査方向のズレ量との関係の説明図である。 図5における主走査方向のズレ量および副走査方向のズレ量と、使用ノズル数と、の関係の説明図である。 (a),(b)は、本発明の第2の実施形態において用いる間引きパターンの説明図である。 吐出口列が傾いた記録ヘッドを用いて、一般的な2パス片方向記録方式により記録する場合の説明図である。 吐出口列が傾いた記録ヘッドを用いて、本発明の第2の実施形態により記録する場合の説明図である。 本発明の第2の実施形態における主走査方向のズレ量および副走査方向のズレ量と、パス数と、の関係の説明図である。 吐出口列が傾いた記録ヘッドを用いて、一般的な1パス双方向記録方式により記録する場合の説明図である。 吐出口列が傾いた記録ヘッドを用いて、本発明の第3の実施形態により記録する場合の説明図である。 本発明の第4の実施形態における主走査方向のズレ量および副走査方向のズレ量と、記録媒体の種類と、の関係の説明図である。
符号の説明
101 インクカートリッジ
102 記録ヘッド
103 紙送りローラ
104 拍車
105 給紙ローラ
106 キャリッジ
201 吐出口
300 CPU
301 ROM
302 RAM
315 ヘッド駆動制御回路
317 紙送り制御回路
319 中央制御部

Claims (3)

  1. 記録に用いられる吐出口が所定ピッチで複数配列されてなる吐出口列を有する記録ヘッドが取り付けられるキャリッジを備え、前記キャリッジと共に前記記録ヘッドを前記吐出口の配列方向と異なる走査方向に往復移動させながら前記吐出口から記録媒体へインクを吐出する動作と、前記走査方向と交差する搬送方向に前記記録媒体を搬送する搬送動作と、によって、前記記録媒体に画像を記録するインクジェット記録装置において、
    前記搬送方向に対する前記吐出口列の傾きを入力する入力手段を備え、
    前記搬送方向における記録領域の長さが前記吐出口列の長さより短い長さAとなるように傾いた状態の前記吐出口列の全体を使用して、前記記録媒体の前記搬送方向に関するある幅の第1の領域に対して、記録ヘッドの往方向の一回の移動により記録を行い、
    前記搬送方向における記録領域の長さが前記吐出口列の長さより短く、かつ前記長さAと異なる長さBとなるように傾いた状態の前記吐出口列の全体を使用して、前記記録媒体の前記第1の領域に隣接する前記幅の第2の領域に対して、記録ヘッドの復方向の一回の移動により記録を行い、
    前記記録ヘッドが前記往方向へ移動して前記1の領域に記録を行う直前の前記搬送動作によって、前記記録ヘッドが前記往方向へ移動するときの記録に使用する前記吐出口の数分の前記吐出口列の長さに前記ピッチを加えた長さよりも短く、かつ前記記録領域の長さAに対応する第1の長さ前記記録媒体を搬送し、前記記録ヘッドが前記復方向へ移動して前記第2の領域に記録を行う直前の前記搬送動作によって、前記記録ヘッドが前記復方向へ移動するときの記録に使用する前記吐出口の数分の前記吐出口列の長さに前記ピッチを加えた長さよりも短く前記第1の長さと異なり、かつ前記記録領域の長さBに対応する第2の長さ前記記録媒体を搬送するように、前記入力手段から入力される傾きに応じて、前記搬送動作によって搬送する前記記録媒体の長さを設定する設定手段とを備え
    前記設定手段は、前記搬送方向に対する前記吐出口列の傾きが大きくなるにしたがって、前記第1および第2の長さを短く設定する
    ことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記設定手段は、前記記録媒体の種類に関する情報および前記画像の記録に使用可能な吐出口の数に関する情報の少なくとも一方に応じて前記第1および第2の長さを設定することを特徴とする請求項に記載のインクジェット記録装置。
  3. 記録に用いられる吐出口が所定ピッチで複数配列されてなる吐出口列を有する記録ヘッドが取り付けられるキャリッジを用い、前記キャリッジと共に前記記録ヘッドを前記吐出口の配列方向と異なる走査方向に往復移動させながら前記吐出口から記録媒体へインクを吐出する動作と、前記走査方向と交差する搬送方向に前記記録媒体を搬送する動作と、によって、前記記録媒体に画像を記録する記録方法において、
    前記搬送方向に対する前記吐出口列の傾きを入力する入力工程と、
    前記搬送方向における記録領域の長さが前記吐出口列の長さより短い長さAとなる前記吐出口列の傾きに応じて、前記記録ヘッドが往方向へ移動するときの記録に使用する前記吐出口列中の第1の吐出口数分の前記吐出口列の長さに前記ピッチを加えた長さよりも短く、かつ前記記録領域の長さAに対応する第1の長さ、前記記録媒体を前記搬送方向に搬送する第1の搬送工程と、
    前記吐出口列中の前記第1の吐出口数分の領域の吐出口を使用して、前記記録ヘッドの前記往方向の一回の移動により前記記録媒体に記録を行う第1の記録工程と、
    前記搬送方向における記録領域の長さが前記吐出口列の長さより短く、かつ前記長さAと異なる長さBとなる前記吐出口列の傾きに応じて、前記記録ヘッドが往方向へ移動するときの記録に使用する前記吐出口列中の第2の吐出口数分の前記吐出口列の長さに前記ピッチを加えた長さよりも短く前記第1の長さと異なり、かつ前記記録領域の長さBに対応する第2の長さ、前記記録媒体を前記搬送方向に搬送する第2の搬送工程と、
    前記吐出口列中の前記第2の吐出口数分の領域の吐出口を使用して、前記記録ヘッドの前記復方向の一回の移動により前記記録媒体に記録を行う第2の記録工程と、
    前記入力工程から入力される前記吐出口列の傾きが大きくなるにしたがって、前記第1および第2の長さを短く設定する工程と、
    を有することを特徴とする記録方法。
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